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03月07日-04号

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  1. 能代市議会 2007-03-07
    03月07日-04号


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    平成19年  3月 定例会          平成19年3月能代市議会定例会会議録平成19年3月7日(水曜日)----------------------------------◯議事日程第6号                        平成19年3月7日(水曜日)                        午前10時 開議 日程第1 一般質問 日程第2 議案第2号地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備について 日程第3 議案第3号能代市副市長の定数を定める条例の制定について 日程第4 議案第4号能代市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について 日程第5 議案第5号能代市特別職報酬等審議会条例の一部改正について 日程第6 議案第6号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 日程第7 議案第7号能代市消防団条例の一部改正について 日程第8 議案第8号能代市職員の給与に関する条例の一部改正について 日程第9 議案第9号能代市史(旧能代市)の編さんに関する条例の制定について 日程第10 議案第10号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について 日程第11 議案第11号能代市犯罪被害者等支援条例の制定について 日程第12 議案第12号辺地に係る総合整備計画について 日程第13 議案第13号辺地に係る総合整備計画について 日程第14 議案第14号能代市在宅障害者支援施設条例の一部改正について 日程第15 議案第15号能代市養護老人ホーム条例の一部改正について 日程第16 議案第16号能代市立学校条例の一部改正について 日程第17 議案第17号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正について 日程第18 議案第18号北秋田市周辺衛生施設組合規約の一部変更について 日程第19 議案第19号能代市商工業振興促進条例の一部改正について 日程第20 議案第20号能代市公設小売市場条例の廃止について 日程第21 議案第21号財産の無償譲渡について 日程第22 議案第22号能代市公共下水道長崎中継ポンプ場建設工事委託契約の変更について 日程第23 議案第23号能代市簡易水道事業特別会計への繰入れについて 日程第24 議案第24号能代市下水道事業特別会計への繰入れについて 日程第25 議案第25号能代市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて 日程第26 議案第26号能代市浄化槽整備事業特別会計への繰入れについて 日程第27 議案第27号平成18年度能代市一般会計補正予算 日程第28 議案第28号平成18年度能代市簡易水道事業特別会計補正予算 日程第29 議案第29号平成18年度能代市下水道事業特別会計補正予算 日程第30 議案第30号平成18年度能代市浄化槽整備事業特別会計補正予算 日程第31 議案第31号平成18年度能代市市場事業特別会計補正予算 日程第32 議案第32号平成18年度能代市土地区画整理事業換地清算特別会計補正予算 日程第33 議案第33号平成18年度能代市浅内財産区特別会計補正予算 日程第34 議案第34号平成18年度能代市常盤財産区特別会計補正予算 日程第35 議案第35号平成18年度能代市鶴形財産区特別会計補正予算 日程第36 議案第36号平成18年度能代市檜山財産区特別会計補正予算 日程第37 議案第37号平成18年度能代市国民健康保険特別会計補正予算 日程第38 議案第38号平成18年度能代市老人保健医療特別会計補正予算 日程第39 議案第39号平成18年度能代市介護保険特別会計補正予算 日程第40 議案第40号平成18年度能代市水道事業会計補正予算----------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程第6号のとおり----------------------------------◯出席議員(28名)     1番  菅原隆文        2番  伊藤洋文     3番  針金勝彦        4番  藤原良範     5番  庄司絋八        6番  信太和子     7番  菊地時子        8番  飯坂誠悦     9番  穴山和雄       10番  山谷公一    11番  渡辺優子       12番  後藤 健    13番  藤田克美       14番  安岡明雄    15番  畠 貞一郎      16番  中田 満    17番  小林秀彦       18番  武田正廣    19番  原田悦子       20番  田中翼郎    21番  薩摩 博       22番  高橋孝夫    23番  竹内 宏       24番  今野清孝    25番  渡辺芳勝       26番  柳谷 渉    27番  畠山一男       28番  松谷福三----------------------------------◯欠席議員(なし)----------------------------------◯説明のため出席した者  市長      齊藤滋宣    助役      武田哲也  監査委員    布川隆治    総務部長    鈴木一真  企画市民部長  小野正博    福祉保健部長  佐藤喜美  環境部長    平川賢悦    産業振興部長  児玉孝四郎  建設部長    大塚徳夫    上下水道部長  佐々木 充  国体室長    永井幹雄    二ツ井地域局長 藤田 定  総務部次長   三杉祐造    総務課参事   佐藤秋夫  財政課長    小松 敬    教育長     神馬郁朗  教育次長    佐々木俊治----------------------------------◯事務局職員出席者  事務局長    三澤弘文    事務次長    佐藤英則  局長補佐    佐原 繁    主査      吉岡孝行  主査      畠山 徹    主査      平川健一----------------------------------              午前10時00分 開議 ○議長(藤原良範君) おはようございます。 ただいまより平成19年3月能代市議会定例会継続会議を開きます。 本日の出席議員は28名であります。 本日の議事日程は日程表第6号のとおり定めました。---------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(藤原良範君) 日程第1、一般質問を行います。1番菅原隆文君の発言を許します。1番菅原隆文君。     (1番 菅原隆文君 登壇)(拍手) ◆1番(菅原隆文君) よねしろ会の菅原隆文でございます。事前に提出した通告書に従って質問をさせていただきます。一般質問の11人目ともなると、同じ趣旨の質問もあろうかと思いますが、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 御覧になった方もいらっしゃると思いますが、日曜日の昼のテレビ番組「サンデープロジェクト」で、ときどき自治体再生の特集をしております。ちょっと前になりますが、12月17日、「コンパクトシティで地域再生、暮らしやすいまち・暮らしにくいまち」と題しまして放送がありました。悪い例で秋田県湯沢市、よい例で北海道伊達市を取り上げておりました。湯沢市については、総合病院が郊外に移転し、中心部が空洞化し、毎日の3,000人の患者や見舞い客が商店街に流れなくなり、閑古鳥が鳴いている様子でした。この後、大型ショッピングセンターも湯沢市郊外に進出する予定だそうであります。湯沢市中心部がさらに空洞化し、暮らしにくいまちになるのではと危惧されていると解説されておりました。その対極にある住みよいまちと紹介されているのが、北海道は室蘭の近くにある人口3万8,000人の伊達市であります。もともと北の湘南と言われるぐらい北海道においては気候が温暖な地域だそうでありますが、市長が徹底的に市民と話し合い、住民にとって住みよいまちとは何かと考えて施策をしたら、首都圏を初めとするよそから人が集まってきて人口も減らなくなったそうであります。半径2キロメートル以内の歩いていける中心部に、役所や病院や図書館や商店街など都市機能が集約されたコンパクトなまちであります。老後を過ごすための快適なマンションや、そして市営住宅がまちの中心に建てられております。郊外型の大型ショッピングセンター進出は断ったそうであります。さて、我が能代市も伊達市のようなまちづくりをと思うわけでありますが、いかがでしょうか。そんな思いを込めまして質問に移らせていただきます。 最初に、総合計画策定への市民参加のあり方についてお尋ねをいたします。能代市総合計画策定のための市民ワークショップが、11月12日から12月2日まで3回開催されました。言うまでもなくこのワークショップは、総合計画策定に当たり市民と職員が一緒になって、市民意識調査など各種アンケートの結果などをもとにビジョンを考えるものであります。広報でも経過が何回か取り上げられており、「みんなが生きがいを持てるまち」「産業が盛んでにぎわいのあるまち」「安全で安心して暮らせるまち」「子供が伸び伸びと育つまち」「自然と共生し環境にやさしいまち」の5つのテーマの報告書が発表されております。また、5つのテーマのまとめが発表された3回目のワークショップのビデオが貸し出しされておりますので、それを見させていただきました。発表の後で、中心市街地活性化のにぎわいについてなど市長の感想も述べられておりましたが、中身が濃く、熱心なワークショップとの思いで拝見をさせていただきました。参加されました46名の委員の皆様の御苦労に感謝と敬意を表するとともに、熱心に討論され発表されました「賑わいのある能代独自のコンパクトシティ案」、商店街を集約すること、公共交通の充実を図ること、大型店と商店街が協力すること、空き店舗の活用等、検討された中心市街地活性化案を総合計画にしっかりと取り上げてほしいと思うところであります。この貴重なワークショップの成果がどのような形で総合計画に生かされるのか、また、19年度の事業に取り上げられたものがあるのか、それをお尋ねいたします。 また、市長が直接市民と対話して、市民の市政への参加意識向上のため創設された事業で、これまで合計33回開催されている「ランチで対話」の現状と成果についてもお尋ねをいたします。どんなジャンルでの対話や提案が多かったのか、すぐに実行されたものがあるのか、総合計画に生かそうとする具体案はあったのかをお尋ねいたします。 次に、イオン出店に係る中心市街地活性化策についてお尋ねいたします。イオン出店問題は、12月議会、臨時議会、そして本3月議会でも再三取り上げられておりますが、今後の能代市の方向性を決める大変大事なことと考えますので、他議員の質問と重複するところもあろうかと思いますが、できるだけ視点を変えて質問させていただきます。膨大な売り場面積のイオン出店計画によって、これまでの能代市の商業政策と中心市街地活性化策の抜本的な見直しが必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。まず、市の中心市街地活性化の基本的な考え方についてお尋ねを申し上げます。市長も御存じのように、私は二ツ井に帰れば一介の小売業の店主であります。商店の仲間とイオンの話をするのですが、60歳から70歳以上の年配で店を継ぐ後継者のいない商店主は、これを機会に店をやめようかと言っております。どんな立派な商店でも優秀な企業でも時代に適応できなければ閉店せざるを得ません。イオンの出店はそれに拍車をかけることになります。市のシミュレーションでは、盛岡ショッピングセンターとの比較で、売り上げに対する影響度は平均で5%から10%程度と見ているようであります。人口30万人、小売業の売り上げが4000億円の盛岡市の商圏での200億円の売り上げと、能代市山本郡、人口9万5,000人、小売業の売り上げ910億円の商圏での170億円の売り上げを比べるのは、どだい無理ではないでしょうか。格段に能代市のイオン出店が商圏地域の小売業への影響度が高いと推測されます。この年代の商店主が廃業を言い出すことは無理のないことだと思います。ただ、年金だけでは生活できないし、何かちょっとした仕事があればなと店を閉めた後の不安を口にいたします。都会に出ている息子や娘のところに夫婦で身を寄せることも考えていると言っております。こういう人方が何とかこの地で生活できるような支援策はないものでしょうか。倒産・夜逃げといったもっと悲惨な結果になりかねない、そんなことも考えられます。十分な対策をお願いするものであります。 もちろん自店の改革に取り組み、地域の商店街を残そうと頑張る仲間もおります。すみ分けは可能だと言う市は、そのような施策を応援するのが役目だと思いますので、現在市が確認している市街地商業地域と二ツ井地域の活性化の具体策をお知らせいただきたいと思います。 続きまして、少子化対策についてお尋ねいたします。これまで少子化対策といえば子育て支援事業が多かったわけではありますが、12月定例会の市長説明において、子育て支援や若者の出会いの場の創設を、政策課題検討のための庁内の組織「チームDO」の検討結果を踏まえて実施するとしております。19年度事業化したもの、アイデアとして検討しているものがありましたらお知らせください。また、出会いの場の創出の具体策がありましたらお知らせください。なお、参考事例として申し上げますが、二ツ井町商工会青年部を中心とした実行委員会主催で、昨年度と本年度の2回、ねるとん型イベントパーティー「仲良くなりまっしょいin二ツ井町」と題しまして、40~50人規模で開催され、それぞれ12組と7組のカップルが誕生したそうであります。結婚までいったカップルがあったかどうかは追跡調査していないそうでありますが、にぎわいの場の創出といった意味からも有意義と思われます。 最後に、巡回バス事業の現状と課題につきましてお尋ねをいたします。高齢者など交通手段を持たない交通弱者にとって、能代地区の市街地巡回バスはまなす号や二ツ井地区のマイタウンバス、通称もっくんバスは、それぞれ地区の中心地を巡回する大切な足としての役割を果たしており、高齢化が進む能代市にとってますます重要な役割を果たすものだと考えております。はまなす号につきましては、昨年の8月にアンケート調査を行っているようではありますが、利用状況や運営の違いを含むそれぞれのバス事業の現状と課題につきましてお尋ねをいたします。以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(藤原良範君) 市長。     (市長 齊藤滋宣君 登壇) ◎市長(齊藤滋宣君) おはようございます。菅原議員の御質問にお答えいたします。質問の中身によりまして答弁がちょっと前後するところもあるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。 初めに、総合計画への市民参加のあり方についてのうち、市民ワークショップが計画にどのように生かされるかについてお答えいたします。総合計画は、市の最上位計画として長期的展望に基づき、まちづくりの方向性を示すものであり、市を取り巻く状況を十分踏まえた上で、さらにこうありたい、こうなりたいという姿を明確にし、それに向けた取り組みの方向性を明らかにする必要があると考えております。また、市民の皆様と行政が目標を共有し合うためには、計画の策定過程からより多くの市民の皆様から参画いただきながら、まちづくりに対して理解を得ていくことが大切であり、そうした流れが実行段階における協働の働きにつながっていくものと考えております。 こうした市民参画の手法の一つとして開催いたしました市民ワークショップには、各分野で活動されている市民の皆様に加え、在京能代会や秋田大学の学生の皆様、さらに市の若手職員も参加し、将来の能代市のために本当に真剣に話し合いをしていただき、感謝しているところであります。最終回には先ほどお話のありましたとおり私も出席させていただきまして、皆様から検討していただいた結果の発表をしっかりと受けとめさせていただきました。今回の市民ワークショップでは、さきに実施しております各種アンケートの結果から幅広い市民の皆様の意向を読み取るとともに、御参加いただいた皆様の日ごろの活動や生活をもとに、具体的な取り組みやアイデアをまとめ上げていただいております。具体的には5つの班に分かれ、検討テーマとして、「みんなが生きがいを持てるまち」「産業が盛んでにぎわいのあるまち」「安全で安心して暮らせるまち」「子供が伸び伸びと育つまち」「自然と共生し環境にやさしいまち」につきまして、それぞれ検討を行っていただき、その結果として主要課題や計画の方向性、今後の目標設定など、基本的な考え方を共有できたものと認識いたしております。 このワークショップの検討結果で平成19年度事業に前倒しして取り上げられたものはあるかという御質問でありますが、具体的な事業計画を提案していただくといった趣旨ではありませんでしたので、19年度予算と直接的に結びつけてとらえてはおりませんけれども、例えばこれまで取り組んできております民俗芸能等振興事業、ふれあい安心電話事業、企画開発事業、食の自立支援事業、放課後児童会事業放課後子供教室推進事業市民まちづくり支援事業市街地巡回バス運行事業ボランティア養成等事業、地産地消推進事業、心の教室相談員設置事業、また、19年度から新規に取り組みを予定しております旧渟城第二小学校施設管理事業空き店舗流動化支援事業補助金ファミリーサポートセンター・つどいの広場事業、起業家育成事業、住吉町住宅建てかえ基本計画及び民活調査事業など、多岐にわたる事業の考え方がワークショップの検討結果と合致していると考えております。 次に、ランチで対話の現状と効果についてでありますが、市民の皆さんとランチで対話は、市民の皆様の声を直接お聞かせいただくとともに、まちづくりなどについて気軽に対話できる場として昨年5月にスタートいたしました。先ほどのお話のとおり、これまで33回開催し、参加いただいた方は延べ271人となっております。対話した団体の内訳でありますが、福祉・ボランティア関係が8団体、まちづくり関係が7団体、産業振興関係が7団体、自治会関係が4団体、その他が7団体となっております。 対話のテーマにつきましては多岐にわたっておりますが、主なものといたしましては、企業誘致や観光振興などの産業振興に関するものが25件、子育て・高齢者介護などの福祉に関するものが22件、まちづくりに関するものが20件、交通対策などの生活環境に関するものが10件、その他17件となっております。 現在の申し込み状況についてでありますが、これまでに申し込みのありました団体につきましては本定例会開会前に実施できるよう努めてまいりましたので、現時点ではお待ちいただいている団体はございません。 次に、イオン出店に係る中心市街地の活性化策についての、中心市街地活性化の基本的な考え方ということでありますが、能代地域の中心市街地である畠町通りや能代駅前等の様相は、時代・社会の流れに伴い、大きく変化しております。また、二ツ井地域の中心部でも公共施設や大型店の移転等によりまちなかの空洞化が目に見えて進んでおります。そうした中で、能代地域、二ツ井地域の中心市街地ともに活性化を目指すことは、市の重要課題であり、郊外型大型店の進出の有無にかかわらず取り組んでまいります。現在、市のまちづくりの根幹をなす総合計画が策定中でありますが、新年度においてまちづくりを進めるための地権者や地域住民、民間事業者、関係団体等の多様な主体の参画による勉強会などを立ち上げ、議論を深めてまいりたいと考えております。 中心市街地につきましては、子供や高齢者を含めた多くの人にとって、暮らしやすい、歩いて暮らせる魅力あるまちづくりを目指す必要があります。そのため、商店街や市民、地域団体が連携したイベントの実施や自主的なまちづくり活動を行うことで、人の流れを呼び込み、にぎわいの創出に取り組まれなければならないと考えております。市といたしましては、各種情報提供や人的協力、地域活動等への参加を通して、中心市街地の活性化の役割を担っていきたいと考えております。また、出店に伴う既存商店への対策につきましては、今後のまちづくりの中で検討していきたいと考えております。 次に、市街地商業地域と二ツ井地域の活性化の具体策についてでありますが、能代地域の中心市街地におきましては、新年度では交流人口の増加など、複数の効果が期待できるような取り組みを行ってまいります。その一つといたしまして、ジャスコ能代店へ市民サービスセンターの開設を予定しております。住民票、印鑑証明などの発行や市税等の収納、市役所の総合案内の業務を行います。夜7時までの開設を予定しており、また、会員組織により保育サービスの提供を行うファミリーサポートセンター事業と親子が気軽に集えるつどいの広場事業を新たに実施したいと考えております。閉校後の渟城第二小学校につきましては、暫定活用の中で施設の有効利用と中心市街地活性化の一助とすることを基本に検討を進めております。市街地巡回バスにつきましては、交通弱者の交流促進を図るため運行しておりますけれども、6月からは朝夕の増便を試行したいと考えております。このほか、畠町商店街振興組合では、各種補助制度を活用して街路灯の設置を計画しておりますので、市でも支援をしっかりとしていきたいと考えております。 二ツ井地域における中心市街地におきまして、商店街の中心部に核となる集客力のあるコミュニティー施設を設置することを計画していると伺っております。現在、二ツ井地区中心部コミュニティー施設研究委員会では、多くの地域住民の意見や各種団体の意見を伺いながら、6月中を目途にコミュニティー施設の計画概要を取りまとめ、能代市総合計画に組み込むことができるよう作業を進めております。また、二ツ井町商業協同組合が行っているポイントカード「もっくんカード」につきましては、設備機器の更新、次世代カードの導入を検討していることから、市といたしましても支援を検討してまいりたいと考えております。 さらに、両地域の空き店舗対策として県の制度と併用した支援を行っておりますが、新年度では新たに市独自で、空き店舗を取得し開業する人に対しまして、店舗部分に係る固定資産税や登録免許税相当額の助成、空き店舗を貸した人に対する固定資産税相当額の助成をいたします。また、空き店舗を取得、賃借して営業する人に対して、改装費を補助し、空き店舗の流動化を促し、中心市街地の活性化を図ってまいります。 少子化対策についてでありますが、少子化が進む深刻な状況は、本市においても重要な課題であり、全庁体制で検討していく必要があることから、チームDOでは三つの仕組みについて検討を進め、できる事業から順次取り組むことといたしております。 まず、一つ目は、働く母親や核家族が増加しておりますので、それぞれの子育て家庭の実情に応じた細やかな支援サービスを提供するため、保育等の援助を受けたい人と行いたい人との会員組織により保育サービスを行うファミリーサポートセンター事業と、親子が気軽に集える場を提供するつどいの広場事業を新規事業として実施することといたしております。また、それを支える子育てボランティア認定事業もあわせて実施いたしますので、子育てに喜びを感じて地域交流の輪が広がっていくことを目指したいと考えております。 二つ目は、子育て家庭への協賛企業による優待サービスの支援提供であります。商品や利用料金の割引、子供へのプレゼントなど、協賛企業独自のアイデアが多数提案され、子育て家庭と協賛企業の交流が深まることにより、地域の活性化にもつながることを願うものであります。 三つ目は、交際のきっかけをさりげなく応援するため、民間企業の企画力をお借りしながら取り組んでまいりたいと考えております。一例を挙げさせていただきますと、音楽会、講演会等で同一の箇所に若者同士の席を設けるなど、御協力をお願いしていきたいものだと思っております。 出会いの場創出につきまして、議員から御紹介いただきました二ツ井地区の商工会青年部による「仲良くなりまっしょいin二ツ井町」のイベントは、大変すばらしい企画だと思っております。このような組織や企業等と連携しながら、さまざまな出会い、応援メニューのイベント情報を市の広報でPRするなど、出会いの場創出に努めてまいりたいと考えております。 次に、市街地巡回バス運行事業についてでありますが、昨年度の利用者数は4万198人となっており、1日平均では110.4人、1便平均では14.3人となっております。ここ数年の傾向といたしましては、1便平均の利用者数を年度別で比べてみますと、本運行を開始した15年度は11.7人、16年度は13.0人となっており、年々増加傾向にあります。なお、18年度の1便平均は19年2月末現在で14.0人となっており、例年ですと冬期間に利用者がふえる傾向にありますが、ことしの冬は暖かいこともあり、利用者は昨年度を若干下回っております。また、乗車人数の多いバス停といたしましては、柳町プラザ都前、大瀬団地前、彩霞長根下車では柳町プラザ都前、大瀬団地前、能代バスステーションとなっており、利用者アンケートでは、利用目的として通院、買い物、公共施設利用という結果が出ております。このように市街地巡回バスは、中心市街地の活性化や交通弱者の交流促進を図るため運行しておりますが、6月からは昨年行った市民アンケート結果などをもとに朝夕の増便を試行したいと考えており、今後も一層市民生活に根差した巡回バスの運行に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、二ツ井地区のマイタウンバス運行事業についてでありますが、休止した秋北バス路線を基本に平成14年度から第一観光バス株式会社が運行しているものであります。昨年9月までの1年間の利用状況は、種梅線が1万9,229人で、1便平均では7.2人。同様に外面線は2,675人で、1便平均では4.3人、天神線では7,445人で、1便平均では4.3人、田代線は2万1,368人で、1便平均では8.7人、合計では利用状況5万717人で、1便平均が6.8人となっており、南北を走る種梅線、田代線に比べ、東西を走る外面線、天神線の利用が低くなっております。ここ数年の傾向としては、路線ごとに増減はあるものの、利用者は少しずつ減少している状況にあります。 また、シルバーパスは、二ツ井地区町内を走るバスすべてについて、満70歳以上でパスの交付を受けた者の乗車賃を100円とするもので、18年度は70歳以上の対象者3,164人のうち1,024人の方がパスの交付を受けております。 二ツ井地区のマイタウンバスについては、地域住民の貴重な交通手段となっておりますので、今後とも運行を支援してまいりたいと考えております。以上であります。 失礼しました。申しわけございません、答弁漏れで。ランチで対話の現状と効果について、答弁漏れがあったようですので、答弁させていただきます。失礼いたしました。ランチで対話で出された意見、提案の中で、すぐに実施したものや総合計画に生かすものの具体的事例についてでありますが、すぐに実施したものとしては、公衆トイレのドアや便器の取りかえといった環境改善や、鶴形地区米代川河川敷整備にかかわる国土交通省との協議、働く婦人の家の新講座開設、能代公園内通学路の手すりの補強、文化財の実態調査などがあります。また、きみまち阪公園や県道、踏切に関するものなど市が直接対応できないものにつきましては、関係機関へ対応をお願いいたしております。 このほか市が実施を検討しておりました総合計画策定に向けたワークショップや第二小学校の閉校後の利活用、ジャスコ能代店への行政サービス窓口開設、市街地巡回バスのあり方などについても御意見をいただいております。また、歴史民俗資料館の建設、中心市街地の活性化対策、企業誘致などによる雇用の場の確保、民間活力を活用した子育て支援、風の松原やきみまち阪公園などの地域資源を生かした観光振興対策などのまちづくりに関する御意見、御提案につきましては、総合計画策定の中で検討を進めております。大変失礼いたしました。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 1番菅原隆文君。 ◆1番(菅原隆文君) 御答弁ありがとうございます。それぞれ再質問をさせていただきます。まず、総合計画策定への市民参加のあり方のワークショップの計画であります。ビデオを見させていただきまして、非常に本当に熱心に御討議なされたということがありました。特に御討議の後で市長のあいさつというか総評というか、そういった中で、これだけみんなまちづくり、特に私は商業関係の中心市街地の部分についての市長の言葉が非常に印象的なわけでありますけれども、やっぱり中心市街地は活性化していかなければならないと、そういうようなお話が出ておりました。その後であのイオンの農振除外ということになりましたので、市長はもともとどちらもというようなことでしたので、その流れの中でのことかなと思ったわけですけれども、そのワークショップの3回目のときの市長の言葉、あのことについて、どういう思いで御発言なされたのかなということを、まずお尋ねいたします。 それから、ランチで対話の現状と成果でありますけれども、その辺のところよくわかりました。33回、お昼の時間はあいているとはいっても公務が非常に多忙なのはわかっておりますので、この後、方向づけ、このような形で進めていくのかどうか。今のところそんなに立て込んでないということですから、申し込みがあれば19年度も同じような形でやるのか、形を変えてやるのか、それともやらないのか、その辺のランチで対話のところ、御答弁をいただきたいなと思っております。 イオン出店の部分であります。活性化の基本的な考え方は、まさに今回一般質問で質問された方に対するものと全く同じような形であります。これが能代市として、齊藤市長としての基本的な考え方だろうなというふうに思いながら聞いておりましたが、質問の前段のところで伊達市の紹介をさせていただきました。市長の生まれ故郷であります勇払郡厚真町からも1時間半か2時間ぐらいなのかなと思いながらおりましたが、まちづくりのこれからの、これは本当にコンパクトシティという概念の中でのまちづくり実証例であります。能代もそういうような形で中心市街地の活性化というのは市長もいつでも申し述べておりますで、その概念の中でできることがあれば参考にしながら進めていくいい例かなと思いながらお話をさせていただきましたので、その伊達市について、もし市長が情報をお持ちでしたら、そのことについてもお答えいただきたいというふうに思っております。 あと、市街地商業地域の具体策ということであります。能代市の市街地域、それから二ツ井の市街地域ということで、具体的には街路灯のお話とか、二ツ井の場合には温泉つきのコミュニティー施設ということで御答弁をいただいております。実際商工会を中心にした地域局へのお願いが今実を結びながら事業が進んでいるということだというふうに思います。このことについて、6月ごろまでに一定の方向づけということでしたが、これはぜひ進めていただきたいということであります。 少子化対策について、チームDOそのものが18年度の事業ということだったと思いますので、いろいろ検討結果ということで成果のお話しされましたが、この出会いの場の創出、私の方でも事例として出しましたが、こういうようなことを市主催ということではなさる予定はないのか、もしくは今言ったそういうことを主催する団体があれば何らかの形で応援していくのか、そういったところをお答えいただきたいというふうに思っております。 あと、巡回バスであります。二ツ井町の活性化の具体策の中のコミュニティー施設、二ツ井町の巡回バスも市街地の巡回バスについても、中心地の病院とか行政の部分とか商店街とか回るというような形であります。二ツ井町の場合には乗客数も実数で見れば決して多いわけではないので、非常に今後の対応に心配しているわけでありますが、統合小学校ということで、その行き帰り、もちろんスクールバス等考えていらっしゃるでしょうけれども、こういったバスの運行の中で、その学校の行き帰りの部分も考えてもらえるような形もあるのかなと思いながら、実効ある継続ということについてお願いを申し上げるわけであります。 私個人の意見なり感想を述べた部分もありますが、質問としてお答えいただく部分についてはお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 市長。 ◎市長(齊藤滋宣君) 菅原議員の再質問にお答えいたします。市民ワークショップでの最後の感想のときの思いということでありますけれども、何回も説明しているとおり、今お話がありましたとおり市街地活性化につきましては大型店の出店があろうとなかろうと私は大事な能代市の施策の一つだと思っております。ですから、あのワークショップのときにいろいろな方たちが市街地の活性化策についていろいろな御意見を述べていただきましたから、その御意見を生かしながら、同じ思いで市街地の活性化並びに商店街の活性化の努力をしていきたいと、そういう思いで皆さんの御意見を参考にさせていただきたいというお話をさせていただきました。 それから、ランチで対話の今後につきましては、いろいろ御意見を承っている中で大変貴重な御意見、それから直接お話をいただく中で市として反省させられる点、いろいろな勉強になりました。今後ともこのランチで対話を続けていきたいというふうに思っておりますし、ただ、それだけではなくして、先日の答弁の中でもお話ししましたけれども、今後は職員の皆さん方との対話の機会もこういう中で見つけていきたい。それから、市役所に来ていただくだけではなくして、1年過ぎましたので、今度は私の方から現場に出ていって皆さん方の中に入っていきながら現場ミーティングのようなものをやりながら、市民の皆様方の意見を聞く機会を多くしていきたいと思っております。 それから、2番目の中心市街地活性化の基本的な考え方の中で、伊達市の例が参考になるのではないかということでありますが、そのとおりだと思っております。参考にできるところは参考にしていきたいと考えております。たしか伊達市では、ちょっと名前は忘れてしまったのですけれども、乗り合いタクシーですとか、マンションでも高齢者向けのマンション、非常に人気を博しているということも勉強させていただいております。そういう中で我が能代市で取り入れることができるものがあれば取り入れさせていただきながら、参考にさせていただきたいと思っております。 それから、市街地、商業地域と二ツ井地域の活性化の中で街路灯とコミュニティー施設の話がありました。街路灯につきましては、今商店街の方で計画を検討していただいておりますので、その計画ができ次第、市としてもしっかりと支援していきたいと思っておりますし、今多くの皆さん方から畠町通りが暗くて大変不安で危険だという御意見もあります。早急にこの問題の解決に当たりたいと思っております。 それから、二ツ井町のコミュニティー施設につきましては、先ほど申し上げたとおり6月をめどに今計画案をつくっているようであります。この計画案の中身も精査した上で、議会の皆様方のお知恵を拝借しながら、このコミュニティー施設についてはしっかりと検討させていただきたいと思います。 それから、チームDOにつきましては、ちょっと私の聞き違いかもしれませんけれども、18年度事業云々という話ありましたけれども、御承知のとおりでありますけれども、チームDOはずっと参事たちの組織として、それぞれのそのときの課題を検討してもらうための組織としてずっと続けておりますので、今も続いております。 今、そういう中で出会いの場の創出について市が主催しないのかということでありますけれども、今のところ市が主催というところまでは考えておりません。ただ、そういうことを企画したところに対する支援はしっかりしていきたいと思っておりますし、大変余計なことかもしれませんけれども、できることであれば企業だけではなくして、地域にも、大変言葉は悪いかもしれませんが、昔はそういう世話を焼いていただいたおじいちゃん、おばあちゃんがたくさんいたと思うのですけれども、そういうような地域でも縁結びにつながるような活動をしていただけるような人たちが生まれてくるといいなというふうにも考えております。 それから、マイタウンバス運行事業につきましては、確かに二ツ井では、先ほどの説明のとおり利用客が減っているのも事実であります。これは事実でありますけれども、このバスが大変二ツ井町の中で貴重な、お年寄りやそれから交通弱者の皆さん方の非常に利便性に寄与していることも確かだと思っております。その採算性の問題からいえば大変難しい面もあるかもしれませんが、今御指摘のありましたとおり今度小学校が統合になりますから、そういう中でスクールバスとの兼ね合いで今のそういうマイタウンバスを利用することも検討させていただきながら、採算ベースに乗れるように、今後とも継続できるように努力していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 1番菅原隆文君。 ◆1番(菅原隆文君) ありがとうございました。再々質問、1点だけお聞きしたいところがあります。中心市街地の活性化策でありますが、二ツ井地域については、具体的に何をしようということで動いている部分がありまして、目の見えるような形になってまいりました。本当の意味の中心市街地、能代市の部分でありますが、中心市街地というのは商業施設、商業者だけのものではないという、活性化というのはよく存じておりますけれども、その市街地の商業地域、今畠町通りの街路灯ということが出ておりますが、まさに全体地域の中で、街路灯だけということではないということになるかと思うのですが、そういった商業者、そういった団体との今後の活性化についての話し合い等について、どういうふうな形でもっていくのかということを私ども非常に危惧したり、重要なことだと考えておりますので、そういった市側からのアプローチなり考え方というのはどういうふうになっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 市長。 ◎市長(齊藤滋宣君) 再々質問にお答えいたします。市といたしましても、先ほど来申し上げているとおり中心市街地の活性化並びに商店街の活性化というのは大変大事な事業だと思っております。今街路のお話がありましたけれども、ハード面だけ考えましても先日も質問に出ておったとおり融雪歩道の問題等もございますから、そういう問題につきましては積極的に協力し、一緒になって商店街の利便性を高めていくために努力していきたいと思っております。 それから、答弁の中にも今までずっと言ってきましたとおり、やはり一つには商店街の皆様方にも自主努力を求めながら、そしてまた我々もその中で行政でなければならないものも、行政でなければ支援できないものもありますから、市民の皆さんの力をお借りしながら、商店街と、それから行政、市民の皆さん方が三位一体となってその活性化に取り組んでいきたいと思っておりますし、私ども行政サイドでは中心市街地の勉強会を庁内でも今やろうとしております。そういうものの中でいろいろな具体策を練りながら、商店街の皆さん方に私どもも積極的に働きかけしながら、お互いの信頼関係を築くように努力していきたいと思っております。以上であります。 ○議長(藤原良範君) この際、10分間休憩いたします。              午前10時48分 休憩----------------------------------              午前11時00分 開議 △日程第2 議案第2号地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備について ○議長(藤原良範君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第2、議案第2号地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第2号地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備について御説明いたします。本案は、地方自治法の一部改正が昨年6月に公布されたことに伴い、関係条例を整備しようとするものであります。 第1条は、地域自治区の設置に関する条例の一部改正で、第5条第2項中「事務吏員」を「職員」に改めるものであります。 第2条は、能代市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正で、第1条第2号中と第3条第2号中の「助役」を「副市長」に改め、それぞれの3号を削り、第4号を第3号とするものであります。 第3条は、能代市教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部改正で、第5条第2項中「助役」を「副市長」に改めるものであります。 第4条は、能代市職員等の旅費に関する条例の一部改正で、第10条第1項第3号中と第10条の2第1項第1号ア第2号ア及び第5号中、さらに別表第1及び別表第2中の「助役」を「副市長」にそれぞれ改めるものであります。 第5条は、能代市市税条例の一部改正で、第2条第1号中の「市吏員」を「市職員」に改めるものであります。 第6条は、能代市固定資産評価委員の定数等に関する条例の一部改正で、第4条の見出し中「助役等」を「副市長等」に改めるとともに、同条第1項中「助役その他の吏員」を「副市長その他の職員」に改めるものであります。 第7条は、能代市国民健康保険診療所条例の一部改正で、第8条中「技術吏員」を「職員」に改めるものであります。 第8条は、能代市行政財産使用料徴収条例の一部改正で、第1条中の「第238条の4第4項」を「第238条の4第7項」に引用条項を改めております。 第9条は、能代市監査委員に関する条例の一部改正で、第2条は定数についてでありますが、定数が法定化されたため削除するものであります。 第10条は、能代市功労者等の待遇に関する条例の一部改正で、第2条第2号中「助役」を「副市長」に、附則第5項中「合併前の能代市の収入役」を「合併前の能代市及び二ツ井町の助役並びに合併前の能代市の収入役」にそれぞれ改めるものであります。 第11条は、能代市収入役の事務の兼掌に関する条例を廃止しようとするもので、附則において、この条例は平成19年4月1日から施行するとしているほか、経過措置を規定しております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。15番畠 貞一郎君。
    ◆15番(畠貞一郎君) 1点だけちょっとお伺いします。各条例の中で「助役」という名前がついているのはこれだけになるのでしょうか。というのがまず、私ちょっと条例としてあるのかわかりませんけれども、入札審査会とかといいますと助役がトップになったりしているわけなのですけれども、そちらの方は条例があるのかどうか、その辺はいかがなものなのでしょうか、御確認します。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 条例の中で「助役」となっているものについては、この条例の中ですべて「副市長」と読みかえることにしております。 今お話しの審査会等については、要綱や規則等で設置されているものがありますので、これに伴って読みかえることになります。以上です。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって、議案第2号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第3 議案第3号能代市副市長の定数を定める条例の制定について ○議長(藤原良範君) 日程第3、議案第3号能代市副市長の定数を定める条例の制定についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第3号能代市副市長の定数を定める条例の制定について御説明いたします。本案は、地方自治法の規定により副市長の定数を1人とするものであります。以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第3号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第4 議案第4号能代市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第4、議案第4号能代市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第4号能代市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について御説明いたします。条例の第7条は休息時間についての規定でありますが、この条を削除しようとするもので、附則において、この条例は平成19年4月1日から施行することとしております。 この休息時間については、一定時間の勤務を続けたことによる軽い疲労を回復し、職務能率を増進する効果をねらいに短時間の勤務休止時間として設けられ、本市でも午前10時から15分、午後3時から15分としておりましたが、国では民間企業の勤務実態等を考慮し、これを平成18年7月1日から廃止しており、秋田県でもこの1月1日から廃止しておりますので、これに準じて廃止しようとするものであります。以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第4号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第5 議案第5号能代市特別職報酬等審議会条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第5、議案第5号能代市特別職報酬等審議会条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第5号能代市特別職報酬等審議会条例の一部改正について御説明いたします。本案は、特別職等審議会の所掌事項及び委員の任期を改めようとするもので、第2条で、これまでは報酬等の額に関する条例の提出がある場合のみ開催されておりましたが、これを条例提出の有無にかかわらず毎年度審議会の意見を聞くものとするほか、「助役」を「副市長」に改めております。 第3条では、委員の任期を2年とし、補欠委員の任期は残任期間としております。 附則において、この条例は平成19年4月1日から施行することとしております。以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。22番高橋孝夫君。 ◆22番(高橋孝夫君) 今、この議案の説明の中で、さきに渡った説明書を見てたりしておるわけですが、ちょっと私理解できない点は、所掌事務を改めるというふうに書かれております。所掌事務の事務は、この条例でいくと議員の報酬と市長と副市長の額の変更だと、それを審議するというのが建前になっておるようですが、そう書かれておりますが、前と変わった所掌事務は何かあるものですか、それをお知らせしていただきたいわけですが。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 所掌事務の中で変わったのは、先ほども申し上げましたが、これまでは、いわゆる特別職の方々の報酬及び給料等の額に変更があって議案を提出しようとするときのみ開催するとしておりました。これを改正、いわゆる見直し等がなくても、毎年常設委員会にして、仮にその諮問が、引き下げ・見直し等がなくてもその委員会の御意見を伺うということになりますので、これまでは条例改正が必要なときだけお願いしておったものを、定期的に開催していただくという所掌事務を変更するという内容であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 22番高橋孝夫君。 ◆22番(高橋孝夫君) 今度、任期を2年にして毎年開くと、こういうような答弁でありました。その点はわかりましたが、前に、12月ですか、報酬等の審議会かけたその結果について私たちにコピーが渡されたわけですが、あの中で審査委員会が審議の過程で、議員のいわゆるそれに見合うだけの仕事をしておるとか、例えば市民から妥当な額だとか、こういうような議員に対する意見があったということであったので、そういうことも踏まえたこれからの審議の内容になっていくのかどうか。それから、今までですと必要な場合だけ開いてきたのを2年に毎年開くということは、何となく私は行革の方からいくと理解できない点があるなと、こう思うわけですが、その点をひとつ質問いたします。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 昨年の8月に、市長、助役並びに議会の議員の方々の報酬等について、特別職の報酬審議会を開催をお願いして諮問を行い、答申をいただきましたが、その際に今高橋議員がおっしゃられたような内容の御意見があって、答申にもその内容が多少盛られておるわけでありますけれども、このことと今回このいわゆる定期的に毎年開くということとの関連はないものと思っております。その答申の中にいろいろ妥当であるということで答申をいただいておりますが、その最後に、なお書きとして「改定の有無にかかわらず定例的に開催されるよう御検討願いたい」という一文があります。これまで旧能代市でもこの報酬審の中では改定の有無にかかわらずやはり定例的に御意見を伺ったらどうかというようなお話もあって、こういうふうな答申に盛られたものと思っておりますが、決して行財政改革の観点から定例的にやるというふうなものになったものではありませんので、上がる場合もあるでしょうし下がる場合もあるでしょうし、あるいはまた据え置きということもあると思いますが、いずれ他市でもこれを常設委員会のような形で運営しているところもありますので、そうした状況等を見ながら、この後この報酬審については対応してまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって、議案第5号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第6 議案第6号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第6、議案第6号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第6号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について御説明いたします。本案は、議会の議員及び消防団員を除く非常勤特別職の報酬の額を別表のとおり改めようとするものであります。この見直しに当たっては、秋田市と本市を除く県内11市の平均額を目安に、格差が150%以上のものは3カ年、125%から150%未満は2カ年、125%未満は1年で、それぞれ見直しをしたいと考えております。 附則において、この条例は平成19年4月1日から施行するとしているほか、格差の大きいものの経過措置について定めております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第6号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第7 議案第7号能代市消防団条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第7、議案第7号能代市消防団条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第7号能代市消防団条例の一部改正について御説明いたします。本案は、消防団員の報酬及び費用弁償額を別表第1と別表第2のとおり改めようとするものであります。これにつきましても、秋田市と本市を除く県内11市の平均額を目安に、能代市消防団の団長等は2カ年、能代市消防団の副団長等は19年度でそれぞれ見直すこととしておりますが、各消防団の部長、班長、団員及び能代市消防団の機関員加給と二ツ井消防団の団長以下、副分団長までは据え置きとなっております。 附則において、この条例は平成19年4月1日から施行するとしているほか、格差の大きいものにつきまして経過措置を定めております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第7号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第8 議案第8号能代市職員の給与に関する条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第8、議案第8号能代市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第8号能代市職員の給与に関する条例の一部改正について御説明いたします。本案は、国家公務員の給与改定に準じ、職員の給与を改定しようとするもので、条例の第6条は、扶養手当についての定めでありますが、現在配偶者以外の扶養親族2人までは6,000円、3人目以降は5,000円となっているものを、3人目以降も6,000円にしようとするものであります。これに伴う所要額は120万円と見込んでおります。 第9条は、管理職手当の規定で、現在は給料月額の100分の12以内となっているものを職務ごとに定額化しようとするもので、この額は規則で定めることとなっておりますが、現在の試算では約300万円の減額を見込んでおります。 附則において、この条例は平成19年4月1日から施行するとしているほか、18年4月1日、給与改定に伴う経過措置について削除しております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第8号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第9 議案第9号能代市史(旧能代市)の編さんに関する条例の制定について ○議長(藤原良範君) 日程第9、議案第9号能代市史(旧能代市)の編さんに関する条例の制定についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第9号能代市史(旧能代市)の編さんに関する条例の制定について御説明いたします。旧能代市史の刊行計画は、平成2年から22年までに20刊を発行することとなっておりましたが、平成15年6月に、いまだ刊行が3分の1に達していないことや財政事情を理由に凍結を検討いたしました。しかし、編さん委員会における協議等を経て、16年度には特別編「民俗」を発刊しております。その後の対応は財政事情等から合併協議にゆだねられていたものでありますが、二ツ井町との合併協議会において、市町史にかかわる史料収集、研究及び保管については新市に引き継ぎ、新市において必要な調整を行うとして了承されております。このため新市においてこの方向づけをする必要があると考え、元編さん委員の方々からいろいろ参考意見をいただいてきたところであります。また、この事業は旧能代市の50周年事業として取り組まれ、既に16年余りを経過して、さまざまな史料もそろっていることから、一定の形で終結したいと考え、通史編の発行を主体に計画の抜本的な見直しについて検討してまいりました。その結果、平成24年度までに通史編2刊と史料編1刊の発刊を目指したいと考えております。 それでは、条文について御説明いたします。第1条は目的で、旧能代市の市史編さんを遂行するため必要な事項を定めるとしております。 第2条は市史編さん委員会の設置についてで、第3条では委員会の所掌事項を定めております。 第4条で、委員は10人以内とし、任期は2年としております。 第6条で委員会に会長及び副会長を置くとし、第7条でその職務を定めております。 第8条で、委員会は会長が招集し、半数以上の出席を会議開催の要件としております。 第9条は規則への委任で、附則において、この条例は平成19年4月1日から施行するとしているほか、委員の日額報酬を定めております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。25番渡辺芳勝君。 ◆25番(渡辺芳勝君) ちょっとお尋ねいたします。今、部長の説明では、いわゆる合併協議の中で新市においてのこの後の取り扱いをするというふうなことでございましたけれども、旧能代市において計画された内容が平成22年までというふうなことであったわけですけれども、途中いろいろな状況があったというふうなことで凍結をされた経過もあるわけですけれども、この事業を進めていく旧市の状況においては、言ってみますと、当初の計画どおりに進まなかったいろいろな課題があったと思うわけです。特に編集といいますか、そういう事業にかかわった皆さんの言ってみますと、いろいろな史料の収集などは十分進んだのでしょうけれども、実際の事業を進めるに当たって健康状態やら含めてなかなか進まなかった点などがあったというふうに思っているわけですけれども、新しくこの事業を進めるに当たって、いわゆるこの構成される会長以下のメンバーというのは、どういう視点でこの後選任をされていくのか。あわせて、これまでの経過といいますか旧市のいろいろな状況等を考えた場合、この事業の進行がスムーズにいかないような場合、当局の方でそういうふうな指導性を発揮して計画どおりに進めていくというふうな対応にしていくのか、その点についてこの条例とのかかわりの中で、いわゆる会議の持ち方など含めて現在考えられているものがあるのかどうか、それをひとつお知らせ願いたいと思います。 もし、限られた平成24年までですか、この中で計画どおりに進んでいかないような状況等が想定された場合、どういうふうな対応をとろうとされるのかですね、私非常にスタートを切る時点で大切なことだというふうに思いますので、その辺の考え方をお知らせ願いたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 先ほども申し上げましたが、いずれにしても22刊の発行ということを平成8年のときに計画をされて、その後見直しをしないまま進んできているわけですけれども、その間、御存じのとおり非常に財政的にも厳しい状況になりましたので、この見直しというものが検討されておったと思っておりますが、そういう中で平成15年の6月定例議会前に凍結してはどうかということで編さん委員の方々からお話を聞きましたが、その際に、「確かに非常に財政的に厳しいということは理解できるので、全体の計画を見直した中で進めてほしい」と、委員の総意といいますか全体の多かった意見としては「やはりしり切れトンボにならないような形で考えてほしい」と、「特に市民が期待しているのは通史の発刊であると思われるので、通史を主体に考えていただきたい」という御意見がありました。そうしたことなども含めてその後いろいろ合併協議の中でも、二ツ井町では昭和52年ですか、この年に町史を一度発刊されておるわけですけれども、必ずしも全体のまとめ方という点ではこの後の課題も残っているようでありますので、そうした旧能代市史と旧二ツ井町史とのあり方についてはこの後十分検討しましょうということになっておりました。ただ、先ほども申し上げましたが、能代市の場合はいろいろな史料もそろっておりますし、また、お借りしている史料もあります。それと執筆原稿もかなりの部分がそろっておりますので、まずは通史の発刊を目指すべきではないかという考え方から今回もいろいろ、元の編さん委員の方々に4回、5回ですか、お集まりをいただいて御意見を伺ってまいりました。そういう中で議会の理解が得られるものであれば、通史編2刊とその補完する形の史料編の発刊を総合計画の前期計画の期間内で目指してはどうかということになりましたので、その方向でできれば進みたいものだと思っております。 それと、委員の選任については、まだ具体的な人選等を行っておりませんが、多分に専門的な知識、経験等を必要とする分野と考えております。とはいっても、そういう方々だけということにはならないと思いますので、いろいろな、10人となっておりますけれども、この後、前の委員会の構成等も考えながら、当然財政的なことも視野に入れて考えていかなければならないことは当然でありますので、そうしたことも含めてこの後議会の理解が得られるものであれば、設置に向けて進めてまいりたいと考えております。計画どおりに、24年度までに3刊の発刊ということで考えておりますけれども、非常に何といいますか、これまでの経緯を考えれば大丈夫だと、本当は言い切りたいところですけれども、往々にこれまでの経緯は延び延びになっておりました。やはりこれ行政の仕事としてとらえていった場合は、やはり個人の健康状態とかいろいろなこともあろうかと思いますが、そういうことも含めて行政の事務であるという視点でこれから対応する必要があるのだろうなと思っておりますので、編さん委員の中でもそうしたことも含めて十分意見交換をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(藤原良範君) 25番渡辺芳勝君。 ◆25番(渡辺芳勝君) 基本的な考え方は今お話しされたとおりだと思うのですが、前のこの旧市の実態に、言ってみますと凍結になった経過等含めてその前の状況などを見ますと、私は編集委員の皆さん、時間も長かったせいもあるのでしょうけれども、さまざま健康的な状況が継続されなかったという、そしてまた編集委員会に十分皆さんが一堂に会してといいますか、そういうふうなことなど含めてなかなかできなかったことが多かったのではないかという、そういう心配も一つしているわけです。ですから、確かにこの後3年間という短いといいますか、短くはないのでしょうけれども、その中で今ある史料等を含めて全部整理をしていく過程の中で、これまでかかわった皆さんの健康状態も含めて心配するわけですけれども、改めてこの編集委員会を構成する場合に、健康的な面を含めて十分耐えられるという、そういう人選というのは私は必要ではないかというふうに思うわけです。しかも計画どおりいかなかった場合、それをサポートする体制が事務方といいますか当局側でそういう対応まで考えているのかどうかということがなければ、私は前の反省を踏まえた状況には事業としてはなっていかないのではないかという、そういう心配を一番しているわけです。歴史的な価値のあるこういった事業ですから、私は継続してしっかり指名をしていただきたいということがありますので、途中でそういうふうなことでまた期限、計画どおり進まないというふうなことになったとすれば、私は何度も同じような失敗を繰り返すような状況ではいかがなものかなと、こういうふうなことを考えていますので、そういうふうな面で対応できる編集委員会の体制というものが私はぜひとも必要ではないかというふうに思います。 あわせて、これまで全部、いろいろな面で収集された史料のいろいろな面での管理、そしてまたこの後の活用の仕方、もちろんその中には著作権の問題等もあると思うのですが、その辺を含めて市の方の対応をきっちりとしていかなければならない課題があると思いますので、その点改めてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 先ほども申し上げましたが、この事業そのものは極めて専門性の高い部分、分野であるということはそのとおりでありますし、また、どうしても個人の方に負うところの大きい分野も多いことはそのとおりでありますが、行政の事務として行う以上は、やはり5年間で3刊ということについては、健康状態ということについて今ここでどうかということのコメントはなかなか難しいのですけれども、いろいろな場合にあっても計画どおり推進できるように、行政の事務部門においても、あるいはまた編集委員の方々に対しましても、そういう点については十分留意していく必要があると思っておりますので、この後、編さん委員会あるいは編集委員の構成等については十分配慮してまいりたいと考えております。 これまでに収集された史料あるいはいろいろ原稿等の保管については十分やっておるつもりでありますし、ただ、借りている史料等をいつまでも借りておくということもできませんので、そうした拝借しているものについても十分管理しながらできるだけ早目に返していくということも考えていかなければならないと思っておりますので、その点については、実はボランティア的にいろいろ頑張っておられる部分もありますので、そういう点については十分対応しているものというふうに考えております。以上です。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 市史編さん事業は、実は私9月議会のときに一般質問いたしましたけれども、私の試算では職員人件費を含め、それから市史編さん室の運営費も含めると、凍結した時点まででおよそ6億7000万円の税が投入されております。なぜ市史編さん事業が中止、凍結されなければならなかったのか、十分に分析し、その結果、解決策、あるいは5年間で無事終えるためのセーフティーネットみたいな、そういうものを考えていると思いますけれども、お知らせいただけないでしょうか。 そもそも出版したものの4割が在庫になっております。平成7年に出版した考古編に関しては2,000部出版されていますけれども、半分、937部が在庫という惨たんたるありさまです。そのことが解決されないまま安易に今の委員に委任していいのかどうか非常に疑問に思います。 この事業が凍結されたり中止になった主な原因は、能代市が編さん室に対して十分なリーダーシップを発揮してこなかったということです。逆の言い方をすると、市史編さん委員の中心メンバーの個性、専門性に非常に寄りかかってきて、ずるずると長くなったことが挙げられるのではないでしょうか。そもそも市制50周年記念のときに、ほんの数年でシンプルでだれもが読める読本として編集するという趣旨であったものです。それがどんどんこのような形になってきたのです。原点に戻るというのはどうなのでしょうか。ここは人事を一新して、「読まれる、愛される市史」を目指すべきではないでしょうか。よもやこれまで停滞させた委員を再任するということは、今後の投入される税金を考えた場合は許されるようなことではないような気がいたします。いかがでしょうか。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 今議員御指摘のとおり、在庫が全体で40%を超えているということはそのとおりであります。市がもっとリーダーシップを発揮すべきであったのではないかということでありますが、確かに3回の見直しのたびに発刊数がふえていったということはそのとおりでありますが、当時の財政状況等を見ると、それが許される状況にあったのかなというふうには考えられますけれども、その後、いろいろなこのとおりの厳しい状況になりまして、抜本的な見直しが必要になっているということはそのとおりでありますので、5年間で3刊、今議員の試算もそのとおりだと思いますが、平均の人件費で計算するとおよそ1億4000万円を超えるぐらいになろうかと思います。ただ、人件費の場合はそのときの配置される職員の年齢等にもよりますので、必ずしもその額がそのままということではありませんが、経常的な費用あるいは発刊の費用等を考えますと、1億4000~5000万円ぐらいになるのかなというふうな感じはしております。 そういう点で原点に戻ってというお話でありますので、先ほども申し上げましたが、やはり市民が今、この前の懇談会でもそういう御意見が多かったわけですが、一番期待されているのは通史の発刊であろうということで、これまで通史には手がかかっておりませんでしたので、まず通史の発刊をもって一たんこの事業というものに一定のめどをつけたらどうかというお話が大半でございましたので、そうしたことから史料編等の計画もたくさんあります、あったわけでありますけれども、これを通史を主体とした発刊計画に見直したらどうかというふうに現在考えております。 それで、委員の構成について前の方々をと、まだそこまで、実は人選の方まで市長と話し合っておりませんので何とも言えませんけれども、先ほども言いましたけれども、極めて専門性の高い分野でもありますので、そうしたことも含めて、いろいろな角度から編さん委員の構成ということについては考えてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(藤原良範君) 6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 今後5年間に支出されるであろう予想額が1億4000~5000万円ということです。そうすると、市史編さんに係る総費用というのは8億を超えることになります。十分に今後の編集には注意することが必要なのではないでしょうか。先ほど非常に専門性の高いということを言いました。専門性の高い編集を、史料を十分集めました。ですからこれから私たちが期待している、私も期待しているのですけれども、通史というものは、普通の住民が、小学生、中学生、高校生も読めるような内容であるべきなのです。専門性のある人が専門性のある編集をする必要はありません。既に編集した専門性のあるものは十分に小学生、中学生、高校生でも読めるような編集メンバーにかえてやるべきではないでしょうか。8億もの税金を投入して、一体全体この議場の中に全部読んだ方がいらっしゃいますか。市長も全部読んでいらっしゃらないのではないかと思っております。私も見ておりません。総務部長にお尋ねしたところ「読んでいない」という発言でした。読めるような市史に、通史にするのはどうなのでしょうか。今のメンバーではそれは期待できません。8億もの税金を投入していながら、結局だれも読まない、終末処理場で臭いにおいがするまま保存されるという市史であっていいでしょうか。2,000部発刊して半分余ったので、次1,500部発刊しています。やはり4割余っております。そこで1,000部に減らしました。やはり4割余っております。何か今度は500部くらいになるかもしれないということなのですけれども、このままではやはり4割が余ります。編集の仕方、編集のメンバーを一新して、8億もかけた税金の最後の仕上げをすることが必要ではないでしょうか。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 先ほど在庫のことがありましたので、除湿器はつけておりますが、においがするかと言われますと、場所が場所ですのでそういう懸念はあろうかと思いますが、いずれにしても2,000部発行しても1,000部発行してもおよそ40%ぐらい残っている。どうしてこうなのかなということもちょっと考えられるわけですけれども、いずれ、今度出される通史というのは、前の史料編に基づいて通史になってくるわけですので、前に史料編を買っておられる、あるいはお持ちの方というのは通史を恐らくお求めいただけるのではないかなということもありますので、まだ発行部数をどうするかということについてまでは詰めてはおりませんが、いずれ通史編の1刊と考えている部分はかなりそろっておりますので、できれば発刊に向けた部分については少しでも早目に対応したいと考えておりますので、債務負担ということもこれから考えていきたいとは思っていますが、その際には、発刊に当たっては、やはり前に求められた方、あるいは寄贈されて活用されている方等の状況も十分考えながら、何部を印刷するかということについて詰めてまいりたいと思っております。 それと、ほとんどできているのだったら、専門性に余りこだわらないで一般の方を入れたらどうかという御意見ですが、いろいろな御意見があろうかと思いますので、これからこの議案をお認めいただければ、編さん委員についても10人以内でありますので、どういう形で、当然財政担当も入って、そのときどきの状況を申し上げながら具体的な計画を積み上げていく必要があると思っていますので、この後、今信太議員の御意見も参考にしながら人選については考えてまいりたいと思っております。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) かつての旧市史編さんの中心メンバーが、とても市史を自分のとりでのようにして大切にして、それは大変ありがたいのですけれども、だれをもはじき出すような、かつてのメンバーもどんどん抜けていくような、そういう体制になっております。この構成はまず変えていただきたい。 そして、ごく普通の住民がこういうものを読みたい、こういう市史でありたいという、そういうふうな意見が出せるような、ボランティアとして市史編さんをバックアップするような、そういう体制を整えるのはいかがでしょうか。もちろん私も喜んでボランティアで参加させていただきます、もしそうであれば。 それから、除湿器がありますけれども、においは残念ながら除湿器では取れていません。そこで、炭のようなものを設置してにおいを取って、その処理する場合、あるいは購入する場合に、製品として瑕疵がないようにしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(藤原良範君) 6番信太和子さんにお願い申し上げます。最初の御発言は要望としてとらえてよろしいでしょうか。 ◆6番(信太和子君) 質問です。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 編集委員、編さん委員会含めてだと思いますが、体制を一新してという、もっとなじみやすいといいますかわかりやすいといいますか、そういうものにしたらどうかということでありますが、一連の中で行われてきているということもありますので、果たして一新ということについてはなかなか難しい面もあろうとは思います。編さん委員の体制については、先ほど議員からも御意見がありましたので、そういうことも十分含めながらこの後対応してまいります。 それから、においの関係でありますが、御意見のとおり炭はそういう吸着力が強いということは聞いておりますので、この後実態を調べて、そういう状況にあるということであれば、今議員の御意見を十分参考に前向きに対応してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。28番松谷福三君。 ◆28番(松谷福三君) この市史編さんについて何が問題だったのか、今まで。というのは、恐らく当初目指した予算がずるずると大きくなっていったということが一番の問題だったなというふうに私は思っているわけです。ですから今回の1億4000~5000万という設定されましたけれども、これも結果的に、じゃあそれでおさまるのというふうなことになってしまうような疑いをかけられているわけですよ。なら性質上、債務負担は恐らくなじまないと思うので、継続費を設定してやるとか、何らかの形で枠をはめるというふうなことは必要なのではないかなと私は思うのだけれども、継続費もまたなじまないと言われればそれまでなのですけれども、そういった方法はないものでしょうか。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 今、初めての御提案なので、ちょっと後ろとも相談しましたが、継続費ということになると契約の相手方とかがおる必要があるのかなと思ったりしておりますが、いずれ、実はちょっと本題から外れるかもしれませんが、この事業は全部一般財源ということで、非常に厳しい財政状況の中でいろいろ検討してまいりましたが、ただ必要な事業であるという認識のもとで、何かその財源の手当があるものはないかということで、市長からいろいろミニ公募債とか合併補助の対象にならないかということで、1カ月半ほど国とかにもいろいろ問い合わせをして、いろいろな財源の手当ということで検討はしましたが、やはり印刷して売るという形をとるものですから、なかなか起債の対象にもなりにくい。それと合併補助事業にも旧能代市という冠がついておりますのでなかなかなじまないということで、検討はいたしましたが、やはり一般財源で対応するしか今のところは方法がなかったわけですが、ただ、今おっしゃられるような継続費ということについては想定しておりませんでしたので、今即答はしかねますけれども、議員がおっしゃられるように一定の枠といいますか、その中で刊行面を決めて経常経費分を、あるいは発刊分の縛りといいますか、一定のめどをつけておくということは必要だと思いますので、どういう方法がいいのか、ただ、ちょっと考えられることは、必ずしも経常分が、例えば人件費一つとりましても必ずその正規職員が二人いなければならないのかどうか、前の平成16年、17年ですか、この場合は嘱託の室長と職員一人という体制でやっていたこともありますので、そういう点での総額の縛りというのはなかなか難しい部分もあるのかなと今ちょっと感じておりますが、いずれそういう一定のめどの中で年度を区切るということで市民の理解を求めていくということは必要だと思いますので、検討はさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって、議案第9号は、総務企画委員会に付託いたします。 この際、休憩いたします。午後1時、会議を再開いたします。              午前11時59分 休憩----------------------------------              午後1時00分 開議 △日程第10 議案第10号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について ○議長(藤原良範君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第10、議案第10号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第10号秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について御説明いたします。本案は、秋田県後期高齢者医療広域連合が新たに秋田県市町村総合事務組合へ加入することと、地方自治法の一部改正により収入役が会計管理者になることについて議会の議決を求めるものであります。 別紙の第2条は構成団体において広域連合を加えるもので、第11条では会計管理者の設置を定めております。 附則において、この規約は知事の認可を受け、平成19年4月1日から施行することとしております。 これにより当該組合を組織する地方公共団体の数は25市町村、18の一部事務組合と1広域連合の44団体となります。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第10号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第11 議案第11号能代市犯罪被害者等支援条例の制定について ○議長(藤原良範君) 日程第11、議案第11号能代市犯罪被害者等支援条例の制定についてを議題といたします。当局の説明を求めます。企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 議案第11号能代市犯罪被害者等支援条例の制定について御説明申し上げます。本案は、犯罪被害者等に対する市の支援と見舞金の支給について、その内容を定めようとするものであります。 条文について御説明いたします。第1条は目的で、犯罪被害者等の権利、利益の保護及び被害の軽減を図ることを目的としております。 第2条は定義で、第1号では市民等について、第2号では関係機関等について、また第3号では犯罪行為について、それぞれ用語の意義を規定しております。 第3条では市民等の責務として、犯罪被害者等への配慮とともに、市及び関係機関の施策を理解し、協力に努めなければならないと定めております。 第4条は市が実施する支援についての規定で、第1号は情報の提供等を行う窓口の設置について、第2号は施設への入所による保護と安全の確保について、第3号では援助を行う団体への支援について定めております。 第5条から第12条までは被害者に対する市の見舞金に関する規定で、第5条では見舞金の支給について、また第6条では見舞金の種類を遺族見舞金と障害見舞金と定めております。第7条では見舞金の額を遺族見舞金30万円、障害見舞金は10万円としております。また、第8条は遺族の範囲及び順位について、第9条は見舞金の支給制限について規定しております。第10条は見舞金の支給申請の規定で、見舞金の支給を受けようとする者は市長に申請しなければならないとしております。第11条は見舞金の支給等の決定について、第12条は見舞金の返還について、また第13条ではこの条例の施行に関し必要な事項は規則で定めることとしております。 なお、附則におきまして、この条例は平成19年4月1日から施行することとしているほか、見舞金の支給に関する経過措置を定めております。以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。28番松谷福三君。 ◆28番(松谷福三君) この条例を定める理由といいますか、各市の状況、あるいは国・県の対応、そういったものがもしあったとしたなら、どういうふうなものなのか、その辺のところをちょっとお知らせください。 それから、交通災害に対しても適応になるものなのかどうか。 それから、もう一つは、大体市としては年間どれぐらいの予算を、予算書を見ればわかるのかもしれませんけれども、見ておるのか、その辺お知らせください。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 松谷議員の御質問にお答えいたします。まず、定める理由でありますが、従来交通事故等々の犯罪はあったわけでありますが、その後、近年はDVの災害、そして一方で、本当に残念なことでありますが、この凶悪犯罪というものがもう出てくるような状況にあります。そうした中で、国ではこうした災害に対する対応についての法律が整備されてきておりませんでした。そういう中で、平成17年4月1日から犯罪被害者等の基本法という法律が定められました。その中に、市町村の、県も含めて地方公共団体の役割といいますか責務というのも規定されております。その責務でもって条例を定めなければならないという規定にはなっておりません。なっておりませんが、この際、市としてもこういう犯罪被害者等に対してはきちんと対応していくという姿勢を明らかにしていきたいという形で今回条例を定めさせていただいたと、こういう形であります。 それから、こうした法律の定めとともに、県内でも大部分の、大部分とまでもいきませんが、ほとんどの市町村がこういう条例を定めてきております。ただ、災害見舞金、いわゆる被害に遭った方に対する見舞金でありますが、これは県内で、私どもの今確認しているところでは2、3の市町ではやっておりますが、ほとんどのところでは定めておりません。ただ、能代市としては、この凶悪犯罪に対して被害に遭った場合、非常に法的にその被害者を救う社会保障的な制度がないわけであります。したがってやっぱりそういう、あってはならないことでありますけれども、仮にそういう被害者があった場合は、市としてもお見舞いの意を表したいということで、今回見舞金の支給を定めさせていただきたいと思っております。 それから、交通災害に対して適用あるかということでありますが、この見舞金のこの規定は過失によるものは除くということであります。ですから通常の交通事故の場合は基本的に過失であります。したがってこの方々はこの見舞金の対象にはならないという形となりますが、ただ、交通事故の場合であってもいわゆる凶悪犯罪という場合があります。いわゆる自賠責の適用にもならない、あるいは保険の適用にもならない、本当の凶悪な交通事故、この場合は見舞金の対象になると思っております。 この年間の予算的なことでありますけれども、今、統計上見ますと、能代市管内では1年に1~2件平均してあるのかなとも思ってはとらえております。ただ、私どもとしては、そういう犯罪はこの能代山本管内であってほしくはないという願いでありますし、そういう事故防止にも努めていかなければならないわけでありまして、今回は予算的にはそういう考えから予算の計上はしておりません。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。15番畠 貞一郎君。 ◆15番(畠貞一郎君) 今、松谷議員の質問とちょっと似たような部分ありますけれども、「犯罪及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす行為により害をこうむった市民」とあるわけですけれども、この「準ずる心身に有害な影響を及ぼす行為」というのはどういうことをあらわしているのでしょうか。 また、先ほど交通事故のお話をいただきましたけれども、例えば飲酒を伴った運転による事故だとか、そういった部分も含まれていくのかどうか、また、火事なんかでも放火だとかそういった部分も含まれていくのかどうか、その辺ちょっとお伺いいたしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 畠議員の1点目の犯罪に準ずる行為ということでありますが、この我々が市役所の方で対応する見舞金と市が対応する相談等々の支援とはまず切り離して考えていただきたいと思います。市がいろいろな犯罪被害者等に対して支援していく範囲は広くとらえております。そういうことの中で、例えば先ほども申し上げましたが、今いろいろな問題になっているDVの問題なんかというのは、本当に法律に違反している場合とそれに近い場合と両方あります。ですから例えばじゃあDVの場合でもつきまとうような場合とか、あるいは言葉で犯罪とはいかないかもしれないけれども本人にしては犯罪だと思っている場合、いろいろあるわけであります。それから例えば自分の子供に対して食事を余り与えていないのではないか等々の、そういうその犯罪に近いのではないかと本人が思っている場合、これについては準ずる行為として市の方で相談あるいはその人に対する必要な支援はしていきたいという考え方でありますので、そういう法律の犯罪とのぎりぎりの行為みたいなところを対象にしていくという考え方であります。 それから、酔っぱらい等々のお話でありますが、先ほども松谷議員のお話にもありましたが、それが要するに凶悪犯罪だと認められる場合であれば、この見舞金の対象にもなっていくだろうというふうに思っております。当然放火についてもそういう判断になるわけでありますが、基本的に市の方でそういう判断はできません。できませんので、これについては国の方にこの犯罪被害者に対して、法律的には犯罪被害者等給付金の支給に関する法律という、これは昭和56年に三菱重工の爆破事件があった際につくられた法律でありますが、その法律の中でそういう凶悪犯罪等として認められた場合、市もそれに沿って対象にしていくという考え方でありますので、御理解いただきたいと思います。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって、議案第11号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第12 議案第12号辺地に係る総合整備計画について外1件 ○議長(藤原良範君) 日程第12、議案第12号辺地に係る総合整備計画について、日程第13、議案第13号辺地に係る総合整備計画について、以上の2案を一括議題といたします。当局の説明を求めます。企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 初めに、議案第12号辺地に係る総合整備計画について御説明申し上げます。本案は、辺地に係る公共施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により、山谷辺地に係る総合整備計画を別紙のとおり定めることについて議会の議決を求めるものであります。 初めに、辺地に関して若干御説明申し上げます。辺地の要件でありますが、交通条件などの不便な度合いが一定の基準以上で、かつ人口50人以上の地域が該当になります。能代市では山谷辺地、国見辺地、下中沢辺地と、二ツ井地域の田代辺地、馬子岱辺地の合わせて5カ所が対象となっております。また、辺地計画に係る総合整備計画を策定し国に提出した場合、充当率が100%、元利償還金の80%が交付税算入されます。現行制度においては最も有利な辺地対策事業債を活用することができるとされております。 別紙をごらんいただきたいと思います。1の山谷辺地の概況でありますが、辺地の構成は、常盤字亀台外31の字で、中心の位置は常盤字山谷であります。辺地の点数は100点以上が指定条件とされておりますが、山谷辺地は130点となっております。 2の公共的施設の整備を必要とする事情でありますが、地域間格差を是正するため、生産基盤として林道網の整備を進めることとしております。 3の公共的施設の整備計画でありますが、期間を平成19年度から平成23年度までの5年間とし、林道米代線開設負担金と林道常盤線局部改良を位置づけております。林道米代線開設負担金は事業主体が秋田県で、5年間の事業費は県に対する負担金1億6030万円で、全額辺地対策事業債を見込んでおります。林道常盤線局部改良は、実施主体が能代市、事業費は1500万円で、全額辺地対策事業債を見込んでおります。 続きまして、議案第13号辺地に係る総合整備計画について御説明いたします。本案は馬子岱辺地に係る総合整備計画を別紙のとおり定めることについて議会の議決を求めるものであります。 別紙をごらんいただきたいと思います。1の馬子岱辺地の概況でありますが、辺地の構成は二ツ井町梅内字馬子岱外19の字で、中心の位置は馬子岱であります。辺地の点数は176点となっております。 2の公共的施設の整備を必要とする事情でありますが、地域間格差を是正するため、生産基盤として林道網の整備を進めることとしております。 3の公共的施設の整備計画でありますが、期間を平成19年度から平成23年度までの5年間とし、林道西野沢小滝線開設を位置づけております。林道西野沢小滝線開設は、実施主体が能代市で、5年間の事業費は2億7985万円としております。特定財源は流域公益保全林整備事業を活用することにより、国庫補助金が50%、県補助金が10%、合わせて60%の1億6791万円を見込んでおります。残額は1億1194万円でありますが、年度ごとの事業費の端数の関係で辺地対策事業債は1億1160万円を見込んでおります。 なお、この辺地計画につきましては、事前に県との協議が必要とされておりますので、その協議を進めてまいりましたが、2月15日付で県から同意をいただいております。以上であります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第12号、第13号は総務企画委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第14 議案第14号能代市在宅障害者支援施設条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第14、議案第14号能代市在宅障害者支援施設条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(佐藤喜美君) 議案第14号能代市在宅障害者支援施設条例の一部改正について御説明いたします。本案は、障害者自立支援法の施行に伴い、在宅障害者支援施設トライアングルで実施する事業を変更するため、所要の改正をするものであります。 改正の内容について御説明いたします。第4条第1項第1号及び第2号を次のように改めることとしております。第4条第1項第1号は、福祉サービスの利用援助、社会資源を活用するための助言等を行う「障害者支援事業」を障害者自立支援法第77条第1項第1号の事業を行う「障害者相談施設事業」に改め、在宅の障害者への生活を支援する事業から施設入所者を含む障害者への相談、指導や地域における関係機関との連絡調整等を行う相談支援事業とするものであります。 第4条第1項第2号は、身体障害者福祉法第4条の2第7項に規定する「身体障害者デイサービス事業」を障害者自立支援法第77条第1項第4号に規定する「地域活動支援センター事業」に改め、在宅の身体障害者への訓練等サービスを行うデイサービス事業から在宅の身体障害者を含む障害者への創作的活動や生産活動の機会の提供及び社会との交流の促進を行う事業とするものであります。 なお、附則において、この条例は平成19年4月1日から施行することとしております。以上でございます。よろしくお願いいたします。
    ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第14号は文教民生委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第15 議案第15号能代市養護老人ホーム条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第15、議案第15号能代市養護老人ホーム条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(佐藤喜美君) 議案第15号能代市養護老人ホーム条例の一部改正について御説明いたします。本案は、養護老人ホーム松籟荘の管理を指定管理者に行わせることができるよう所要の改正をするものであります。 改正の内容について御説明いたします。第6条を第9条とし、第5条中「(昭和22年法律第67号)」を削り、同条を第8条とし、第4条の次に次の3条を加えることとしております。 第5条は指定管理者による管理で、養護老人ホームの管理を地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項の規定により、法人その他の団体であって市長が指定するもの(以下「指定管理者」という。)に行わせることができることとしております。 第6条は管理の基準で、指定管理者は関係法令及びこの条例に定めるもののほか規則で定める管理の基準に従って養護老人ホームの管理を行わなければならないとしております。 第7条は指定管理者が行う業務で、指定管理者が行う業務は入所者の養護に関する業務、養護老人ホームの施設及び設備の維持管理に関する業務、このほか養護老人ホームの管理に関し市長が必要と認める業務としております。 なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとしております。以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第15号は文教民生委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第16 議案第16号能代市立学校条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第16、議案第16号能代市立学校条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。教育次長。 ◎教育次長(佐々木俊治君) 議案第16号能代市立学校条例の一部改正について御説明申し上げます。本案は、日影小学校を廃止し向能代小学校に統合するとともに、二ツ井小学校、富根小学校、仁鮒小学校及び切石小学校を廃止し、新たに二ツ井小学校を設置しようとするものであります。 別表第1の改正の内容について御説明いたします。初めに、日影小学校についてでありますが、今年度の児童数が全校で7人となり、今後も大幅な増加が見込めないことから日影小学校を廃止し、向能代小学校に統合しようとするものであります。 次に、二ツ井小学校、富根小学校、仁鮒小学校及び切石小学校についてでありますが、複式学級の解消を図り、1学年2学級以上の適正規模の学校とするため、旧二ツ井町小学校再編計画に基づき、一たん四つの小学校すべてを廃止し、新たに一つの小学校を設置しようとするものであります。新設する小学校の校名については、地域住民を対象としたアンケートや二ツ井地域小学校統合準備会の意見を参考に「二ツ井小学校」としております。 附則において、この条例は平成20年4月1日から施行することとしております。以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第16号は文教民生委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第17 議案第17号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第17、議案第17号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。環境部長。 ◎環境部長(平川賢悦君) 議案第17号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。本案は、二ツ井大沢ごみ処理場へのごみの搬入を停止することに伴い、二ツ井町地域の粗大ごみに係る一般廃棄物処理手数料の額及び徴収方法について定めようとするものであります。 改正の内容について、条文を御説明いたします。附則第2項は、二ツ井町の区域におけるごみ処理及びし尿処理に係る適用除外を定めておりますが、本年4月1日から二ツ井町の区域においても粗大ごみの分別収集を開始し、処理手数料を証紙により徴収するため、「第39条第3項、」を削るとともに、所要の整備をしたものであります。 別表第1は、し尿を除く一般廃棄物の処理手数料を定めておりますが、本年度をもって二ツ井大沢ごみ処理場へのごみの搬入を停止するため、表中の2合併前の二ツ井町の区域にかかわる手数料の規定を削るとともに、所要の整理をしたものであります。 なお、附則において、この条例は平成19年4月1日から施行することとしております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第17号は環境産業委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第18 議案第18号北秋田市周辺衛生施設組合規約の一部変更について ○議長(藤原良範君) 日程第18、議案第18号北秋田市周辺衛生施設組合規約の一部変更についてを議題といたします。当局の説明を求めます。環境部長。 ◎環境部長(平川賢悦君) 議案第18号北秋田市周辺衛生施設組合規約の一部変更について御説明申し上げます。本案は、地方自治法の一部改正に伴う北秋田市周辺衛生施設組合規約の一部変更に関する関係地方公共団体との協議について、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。 別紙をごらんいただきたいと思います。北秋田市周辺衛生施設組合規約の一部を変更する規約の変更内容について御説明いたします。第8条は管理者等の設置及び選任の方法を定めておりますが、同条第1項中「収入役」を「会計管理者」に改め、「(以下、「管理者等」という。)」を削り、同条第3項を「会計管理者は、職員の中から管理者が命ずる。」と改めるものであります。 第9条は管理者等の任期を定めておりますが、同条見出し中「管理者等」を「管理者及び副管理者」に改め、同条中「管理者等」を「管理者及び副管理者」に改め、「及び収入役の事務を兼務する助役」を削るものであります。 第10条は、職員について定めておりますが、同条中「吏員及びその他の」を削るものであります。 なお、附則において、この規約は知事の許可を受け、平成19年4月1日から施行することとしております。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第18号は環境産業委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第19 議案第19号能代市商工業振興促進条例の一部改正について ○議長(藤原良範君) 日程第19、議案第19号能代市商工業振興促進条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) 議案第19号能代市商工業振興促進条例の一部改正について御説明いたします。本案は、企業等の進出しやすい環境を整備するため、工場等の新設等に対する奨励措置の対象を拡大しようとするものであります。 第2条は用語の定義でありますが、第4号は奨励措置の対象となる製造関連サービス事業所の定義で、これまでは日本標準産業分類に掲げる運輸業やサービス業を特定しておりましたが、分類されていない業種にも対応できるよう、その他市長が製造業の振興に資すると認める事業で規則で定めるものを追加しようとするものであります。第8号は雇用奨励金の対象となる新規常勤雇用者の定義で、これまで臨時及びパートタイマーは除いておりましたが、企業の多様な雇用形態に対応するため、雇用期間が1年以上で更新の定めがあること、雇用保険法の被保険者であることの条件を満たす短時間労働者等については、新規常勤雇用者として雇用奨励金の対象にしようとするものであります。 第6条は雇用奨励金の規定で、短時間労働者等の雇用奨励金を10万円にしようとするものであります。 附則において、この条例は平成19年4月1日から施行することとしておりますが、経過措置として、この条例による改正後の規定は、この条例の施行の日以後に認定の申請があったものについて適用し、同日前に申請があったものについては、なお従前の例によることとしております。以上であります。よろしくお願いします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。19番原田悦子さん。 ◆19番(原田悦子君) ちょっと何点かお尋ねしたいと思います。この今回の追加分というのですか、「その他市長が製造業の振興に資すると認める事業で規則で定めるもの」という文言がここに追加されるわけなのですけれども、この追加分を入れる目的というのは何なのか。入れることによってどういうふうに変わるのかということが一つ。 こういうふうに改めて市長が認めるということのものであれば、市長の独断で決まったりとかいろいろなさじかげんで決めるような、そういう裁量権というものを市長に与えるということで、そういう認識でいいのかどうか。 そしてもう一つは、この改正後に新たにじゃあその規則で定める製造業、事業所というのは、どういう業種を想定していらっしゃるのか、その3点教えていただきたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) ただいまの質問にお答えします。現在の能代市商工業振興促進条例では、製造関連サービス事業所として、例えば機械修理業あるいは産業設備洗浄事業等々いろいろな業種を指定してございます。こうした中でこのたび工業団地に入ることになりました、例えば東北シーアイシー研究所でございますけれども、これは無塵衣、無菌衣の精密洗浄業ということで、現在の条例では適用の対象になっておりません。想定外の業種ということで、今度市長が規則でそういう業種を定めて柔軟な対応をしていきたいと、そのように考えております。 したがって市長がすべて認めていくということではなくて、製造業に関連したサービス事業所として、例えば今回計画している事業所とか、あるいは廃棄物処理業のうちの資源リサイクル関連の事業、あるいは製品を販売するコールセンター、そういうものも想定しながら規則の方で改正していきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 19番原田悦子さん。 ◆19番(原田悦子君) そうすると、すべてが市長の裁量権で決まるわけではないというお話ですけれども、例えばこういうふうなことがあったことに対してのチェックする体制というのはどういうふうになっていくのかな。余り市長に仕事をふやしていただきたくないという、そういうところでございますけれども。やはり市長に余りにもこういうふうな裁量権を与えていくということは私はどうかなという思いもありますので、それをチェックしていく必要は十分にあると思うのですね。そのチェックというのはどういう方法でできるのかなということと、また、もう一つは、こうした場合の情報の公開というのですか、周知の方法というのですか、それについてはどういうふうに考えていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) いずれ、先ほども申し上げましたけれども、最終的には規則で明示することにしておりますので、規則は当然告示といいますか公告することになっておりますので、そういう形で市民を含めまして情報開示されることになると思っております。 また、優遇措置につきましては、この後、雇用奨励金の場合は1年間経過した後にいろいろな予算措置等もございますので、そういう面では議会の方からいろいろ見ていただくと、そういう形になろうかと思います。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。7番菊地時子さん。 ◆7番(菊地時子君) 雇用奨励金の交付対象者の拡大のところで、適用範囲の拡大をしておりますけれども、短時間労働者ということで、御存じのように今非正規の労働者が非常にふえておりますけれども、国の方の予算の関係でいきますと、やはりそういう状態から、なるべく企業でも正社員に頑張る人たちは近づけて、なるべくそういう就職体系にもっていけるようにという、そういうのも出てきておりますけれども、企業が進出しやすいようにするための雇用奨励金の拡大ではございますけれども、企業進出に対して、こういった点で例えば正社員に雇用していくというような条件つきといいますか、そういった部分についての考え方というものは、こういったものを拡大していく上でなかったかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) お答えします。先ほども申し上げましたように、今企業は多様な雇用形態ということでなってございます。そういう意味で短時間労働者ということで、この場合は週20時間から30時間未満の方々、被保険雇用の対象になる方でございますけれども、こういう方々にも新増設の場合は奨励金の対象にしようということです。 いずれ最近のいろいろな雇用形態からパートタイマーが正社員になっていくと、そういう形も今移行しつつございますので、これらに関しても企業の方にはいろいろ要望していきたいと、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって、議案第19号は環境産業委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第20 議案第20号能代市公設小売市場条例の廃止について ○議長(藤原良範君) 日程第20、議案第20号能代市公設小売市場条例の廃止についてを議題といたします。当局の説明を求めます。産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) 議案第20号能代市公設小売市場条例の廃止について御説明申し上げます。本案は、公設小売市場を能代市公設小売市場協同組合に移管するため、能代市公設小売市場条例を廃止しようとするものであります。 本市の公設小売市場は、昭和51年に、生鮮食料品を中心として市民の消費生活の安定を図るため、小売業者に使用させる施設として設置し、開設から約31年を経ております。このたび、公設小売市場協同組合と協議が調い、本年4月1日から移管しようとするものであります。 条例の内容について御説明いたします。まず、本則において、能代市公設小売市場条例を廃止することを定めております。 附則第1項においては、廃止条例の施行日を平成19年4月1日としております。また、附則第2項及び附則第3項では、特別会計条例の一部改正として、第5号の「能代市市場事業特別会計」を削ること、及び同会計の廃止に伴う経過措置を規定しております。以上であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第20号は環境産業委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第21 議案第21号財産の無償譲渡について ○議長(藤原良範君) 日程第21、議案第21号財産の無償譲渡についてを議題といたします。当局の説明を求めます。産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) 議案第21号財産の無償譲渡について御説明申し上げます。本案は、公設小売市場の建物を能代市公設小売市場協同組合に無償譲渡するため、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を求めるものであります。 議案の内容についてでありますが、譲渡する財産の所在地は、能代市元町10番9号であります。譲渡する財産の種類及び構造等についてでありますが、市場建物は鉄骨一部鉄筋コンクリート造2階建てで、床面積は1,085.78平方メートルであります。附属建物の物置は木造一部コンクリート造平屋建てで、床面積は19.44平方メートルであります。 譲渡の相手方は、能代市元町10番9号の能代市公設小売市場協同組合理事長笠井 環であります。 譲渡する日は、平成19年4月1日とし、譲渡の条件は小売市場の用途に供することとしおります。以上であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。14番安岡明雄君。 ◆14番(安岡明雄君) 旧市で保育所とか、たしか無償譲渡、土地は無償貸与とかのときに、税金、特に固定資産税についての質疑があったように思いますけれども、この本案件につきましてのそういった固定資産税等の関係はどのようになっているのでしょうか、お願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) 今回の無償譲渡に伴いまして、建物所有が協同組合に移ることになります。したがいまして新たに建物の固定資産税が市の収入になります。それから、土地を貸し付けすることになりますので、その貸付収入も市の収入ということになります。 なお、参考までに申し上げますけれども、これまで協同組合の方では使用料ということで店舗の使用料、年間約850万円ほど市の方に納入してございますが、これが全般的には全体の経費では約500万円ぐらいの経費節減になります。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 14番安岡明雄君。 ◆14番(安岡明雄君) 大変市場も、私も近くによく行きますので、大変お客さんでにぎわっておると思います。そうした中で経費が削減されるのも大変結構なことで、自立したというか、そういったことであればいいかなというふうに思いますが、イオンの関係はどうなるかわかりませんが、今後また十分厳しい経営環境下に置かれたときの大変不安な面もあるのではないかというふうに思うわけでありまして、そういったときの何らかの支援とか、そういった想定の中でお考えがあるのであれば、ちょっとお聞かせしていただきたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) お答えします。今、安岡議員の方からもお話ありましたように、いずれ公設小売市場につきましては、約31年間ということで、これまでも固定客もございました。あるいは地域コミュニティーのそういう形成の場として皆さん頑張ってきております。今後民間になったからといって市が関係がなくなるということではございませんので、いろいろな場面場面で十分相談に乗っていきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって、議案第21号は環境産業委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第22 議案第22号能代市公共下水道長崎中継ポンプ場建設工事委託契約の変更について ○議長(藤原良範君) 日程第22、議案第22号能代市公共下水道長崎中継ポンプ場建設工事委託契約の変更についてを議題といたします。当局の説明を求めます。上下水道部長。 ◎上下水道部長(佐々木充君) 議案第22号能代市公共下水道長崎中継ポンプ場建設工事委託契約の変更について御説明申し上げます。本案は、さきの平成16年6月定例会で議決を経て、日本下水道事業団との建設工事委託契約を締結し、その後、同年12月定例会及び平成17年12月定例会において変更の議決を経ておりますが、平成18年度発注しました工事の入札差金等により契約の変更を要することから、平成19年2月16日に仮協定を締結いたしましたので、地方自治法及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により、議会の議決を求めるものであります。 契約相手方の日本下水道事業団では、去る9月に3カ年の最終年度となる平成18年度の外構整備工事を一般競争入札により実施した結果、株式会社マックスが2467万5000円で契約をいたしました。今回の変更は、当該工事の入札差金等の精算による減額分120万円となっております。現在の委託契約金額は3億8300万円であり、変更による委託契約金額は3億8120万円となります。 また、同事業団の本社が移転に伴い、所在地が「東京都港区赤坂6丁目1番20号」から「東京都新宿区四谷3丁目3番1号」に変更しております。以上、よろしくお願い申し上げます。 申しわけございません。変更による委託契約金額は3億8180万円となります。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第22号は建設委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第23 議案第23号能代市簡易水道事業特別会計への繰入れについて外3件 ○議長(藤原良範君) 日程第23、議案第23号能代市簡易水道事業特別会計への繰入れについて、日程第24、議案第24号能代市下水道事業特別会計への繰入れについて、日程第25、議案第25号能代市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて、日程第26、議案第26号能代市浄化槽整備事業特別会計への繰入れについて、以上の4案を一括議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案の説明の前に、4特別会計への繰出金を単行議案としたことについてでありますが、公営企業への繰り出しについては、地方財政法第6条ただし書きにおいて、災害その他特別の事由がある場合において議会の議決を経たときは、一般会計または他の特別会計からの繰り入れによる収入をもってこれに充てることができるとされており、市ではこれまで一般会計と特別会計予算にそれぞれ繰出金と繰入金を計上し、議決を得ることで対応してまいりましたが、旧二ツ井町ではこのほかに予算と同額の繰出額を明示した単行議案を提出しておりました。これについて合併協議では特に申し合わせてはおりませんでしたが、異なる扱いとなっておりましたので、他市の事例や県との協議の結果、19年度から本市も予算のほか単行議案を提出することとしたものであります。 それでは、議案第23号から26号まで一括して御説明いたします。議案第23号能代市簡易水道事業特別会計への繰入れについてでありますが、本案は、簡易水道事業の推進のため、平成19年度能代市一般会計から172万8000円を簡易水道事業特別会計へ繰り入れようとするものであります。 次に、議案第24号能代市下水道事業特別会計への繰入れについてでありますが、本案は、下水道事業の推進のため、平成19年度能代市一般会計から5億5256万3000円を下水道事業特別会計へ繰り入れようとするものであります。 次に、議案第25号能代市農業集落排水事業特別会計への繰入れについてでありますが、本案は、農業集落排水事業の推進のため、平成19年度能代市一般会計から1430万2000円を農業集落排水事業特別会計へ繰り入れしようとするものであります。 次に、議案第26号能代市浄化槽整備事業特別会計への繰入れについてでありますが、本案は、合併浄化槽整備事業の推進のため、平成19年度能代市一般会計から6419万7000円を浄化槽整備事業特別会計へ繰り入れようとするものであります。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。よって、議案第23号、第24号、第25号、第26号は、建設委員会に付託いたします。---------------------------------- △日程第27 議案第27号平成18年度能代市一般会計補正予算 ○議長(藤原良範君) 日程第27、議案第27号平成18年度能代市一般会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 議案第27号平成18年度能代市一般会計補正予算(第7号)について御説明いたします。まず、条文の第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1530万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ243億3134万2000円と定めております。 第2条では繰越明許費の追加を第2表のとおりとし、第3条では債務負担行為の追加及び変更を第3表のとおり定め、第4条では地方債の追加及び変更を第4表のとおり定めようとするものであります。 予算の内訳は事項別明細書で御説明いたします。まず、歳入でありますが、4款配当割交付金は500万円の追加、1項配当割交付金も同額であります。 7款ゴルフ場利用税交付金は14万円の追加、1項ゴルフ場利用税交付金も同額であります。 10款地方交付税は3173万7000円の追加、1項地方交付税も同額で、調整率の見直しによる増であります。 12款分担金及び負担金は608万5000円の追加、2項負担金も同額で、保育所入所負担金が主なるものであります。 13款使用料及び手数料は879万7000円の減額、1項使用料707万4000円の減額の主なるものは、商業高校授業料の減額230万6000円、二ツ井総合体育館使用料488万6000円であります。2項手数料172万3000円の減額の主なるものは、住民基本基本台帳手数料が177万円の減であります。 14款国庫支出金は3億308万3000円の追加で、1項国庫負担金2462万7000円の追加は、身体障害者施設訓練等支援費負担金4585万7000円の減額、知的障害者施設訓練等支援費負担金1億8304万7000円の減額、身体障害者保護費等負担金463万5000円の追加、介護給付費負担金2億540万1000円の追加、訓練等給付費負担金720万3000円の追加、特定障害者特別給付費負担金1240万5000円の追加、保育所運営費負担金は370万1000円の減額、保護費等負担金は3374万5000円の追加、公共土木施設災害復旧費負担金は768万6000円の減額が主なるものであります。2項国庫補助金は2億7898万7000円の追加で、このうち国の18年度補正予算に対応した合併補助金分は2億4786万1000円で、全額繰越明許としております。総務管理費補助金は4630万8000円、徴税費補助金は661万5000円、戸籍住民基本台帳費補助金は655万2000円、社会福祉費補助金は145万3000円で、そのうち身体障害者等ホームヘルプサービス支援費補助金は371万円の減額。障害児(者)短期入所支援費補助金227万1000円の減額、知的障害者地域生活援助支援費補助金870万円の減額、進行性筋萎縮症者措置費補助金438万8000円の減額、障害者自立支援対策臨時特例交付金251万6000円の追加。保健衛生費補助金は857万5000円の追加、環境衛生費補助金は1101万2000円の追加、清掃費補助金は2440万2000円の追加、道路橋りょう費補助金は3605万円の追加、消防費補助金は2860万3000円の追加、小学校費補助金は4031万7000円の追加、中学校費補助金は2530万3000円の追加、幼稚園費補助金は60万円の減額、保健体育費補助金は1993万5000円の追加となっておりますが、これらの中には先ほど申し上げました合併補助金の債務負担となる分が多く含まれております。3項国庫委託金は53万1000円の減額であります。 15款県支出金は3355万9000円の追加で、1項県負担金6451万9000円の追加の主なるものは、介護給付費負担金5005万9000円の追加、訓練等給付費負担金は360万1000円の追加、特定障害者特別給付費負担金は283万8000円の追加、保護費負担金は生活保護費で530万円の追加となっております。2項県補助金は2549万5000円の減額で、主なるものは国民体育大会リハーサル大会運営費補助金373万9000円の減額のほか、社会福祉費補助金は233万2000円の減額、児童福祉費補助金は918万6000円の減額、農業費補助金は207万8000円の減額、林業費補助金は300万8000円の減額、幼稚園費補助金は、すこやか子育て支援事業費補助金668万3000円の減額となっております。3項県委託金は546万5000円の減額で、主なるものは、松くい虫防除対策事業業務委託金341万1000円の減額、能代工業団地管理業務委託金274万3000円の減額であります。 16款財産収入は319万5000円の追加で、1項財産運用収入245万7000円の追加は、貸地料と建物貸付料のほか、各種基金利子等の計上であります。2項財産売払収入は73万8000円の追加であります。 17款寄附金は10万9000円の追加、1項寄附金も同額であります。 18款繰入金は3億2176万9000円の減額で、1項特別会計繰入金138万2000円の追加は、介護保険特別会計からの繰入金であります。2項基金繰入金3億2315万1000円の減額は、財政調整基金の繰入金分が3億2224万7000円と奨学基金貸付金の90万4000円の減額であります。 20款諸収入は1124万2000円の減額で、2項市預金利子は42万6000円の追加、3項貸付金元利収入は885万2000円の減額で、高額療養費等資金貸付金返還金(元金分)1000万円が主なるものであります。4項受託事業収入は80万4000円の減額、5項雑入は201万2000円の減額で、主なるものは二ツ井町総合体育館トレーニングルーム講習会受講料213万2000円の減額が主なるものであります。 21款市債は2580万円の減額、1項市債も同額で、保育所施設整備事業(補助金)債1290万円、県営ほ場整備事業(負担金)債が450万円、市有林整備事業債90万円の減額、林道米代線開設事業(負担金)債は50万円の減額、高能率生産団地路網整備事業(負担金)債は70万円の追加、中川原地区整備事業債は440万円の減額、向能代地区整備事業債は1100万円の減額、桧山川運河改修事業債は300万円の減額、能代港改修事業(負担金)債は270万円の追加、消防施設整備事業債は290万円の減額、浅内小学校外構等整備事業債は1390万円の減額、二ツ井公民館アスベスト対策事業債は600万円の減額、能代球場駐車場整備事業債は20万円の減額、公共土木施設災害復旧債は380万円の減額となっております。 次に、歳出でありますが、このたびの補正は年度末における事業費等の整理と合併補助金の各種事業費の計上が主なる内容となっております。 1款議会費は242万6000円の減額で、議会活動に要する旅費等の精算が主なるものであります。 2款総務費は3801万2000円の追加で、1項総務管理費4272万5000円の追加の主なるものは、人件費のほかIP電話設置事業費3200万3000円、情報化推進費はネットワーク保守料等の精算で287万3000円の減額、税外収入収納システム開発費は757万3000円の追加、総合計画策定事業費は411万9000円であります。一般管理費はコピー、ファクスの契約差金で200万1000円の減額となっております。2項徴税費は130万4000円の追加で、市税賦課費は531万1000円の減額、滞納・欠損分析システム導入費は661万5000円であります。3項戸籍住民基本台帳費は574万6000円の追加で、柳町ジャスコ3階へ市民サービスセンターを開設するための費用として655万2000円の計上が主なるものであります。5項統計調査費は13万円の減額で、6項監査委員費も21万5000円の減額となっております。7項国民体育大会費は1141万8000円の減額で、リハーサル大会の精算によるものであります。 3款民生費は6384万1000円の追加で、1項社会福祉費2839万1000円の減額の主なるものは、身体障害者ホームヘルプサービス支援費357万6000円、知的障害者施設訓練等支援費3770万9000円の減額、身体障害者等保護費313万1000円の追加、高額療養費等資金貸付金は1000万円の減額、障害者福祉システム導入費は848万円の追加、老人福祉施設委託費は383万9000円の減額、福祉医療費は1291万4000円の追加、老人保健医療特別会計への繰出金は1296万2000円であります。国民健康保険特別会計への繰出金1300万8000円の追加、国民健康保険電算システム変更事業費は749万7000円で、介護保険特別会計への繰出金は2692万9000円の減額となっております。2項児童福祉費4451万円の追加は、保育所施設整備費補助金4871万9000円の追加、法人保育所等運営費負担金は実績により481万8000円の減額で、これらが主なるものであります。3項生活保護費は4811万8000円の追加で、医療扶助費の追加が主なるものとなっております。4項国民年金費は44万6000円の減額、5項災害救助費は5万円の追加であります。 4款衛生費は1944万2000円の追加で、1項保健衛生費254万8000円の追加の主なるものは、実績による予防接種費419万7000円の減額、国民健康保険特別会計への繰出金253万9000円と、常盤診療所移転事業費857万5000円であります。2項環境衛生費1048万7000円の追加は、環境基本計画策定事業費259万円、斎場改修事業費644万7000円が主なるものであります。3項清掃費1332万1000円の追加の主なるものは、清掃費192万5000円と、ごみ収集処理体制整備事業費2371万9000円、塵芥処理にかかわる広域市町村圏組合負担金401万5000円の減額が主なるものであります。4項簡易水道費は691万4000円の減額で、簡易水道事業特別会計への繰出金633万5000円の減額であります。 5款労働費は60万円の減額、2項労働諸費も同額であります。 6款農林水産業費は2799万9000円の減額で、1項農業費1624万円の減額の主なるものは、17年度の豪雪災害による農業施設復旧等支援事業費補助金の精算による645万6000円の減額、がんばる農業者総合支援対策事業費補助金209万5000円のほか、県営ほ場整備事業費負担金等の整理であります。2項林業費は1175万9000円の減額で、流域森林総合整備事業費311万8000円の減額のほか、松くい虫対策事業費675万円の減額が主なるものであります。 7款商工費は81万4000円の減額、1項商工費も同額で、主なるものは能代工業団地管理業務委託費274万3000円、地方バス路線等維持費補助金789万3000円の追加、中小企業融資斡旋等事業費384万円の追加、観光宣伝費は246万6000円の減額であります。 8款土木費は4344万5000円の減額で、1項土木管理費351万6000円の減額は職員人件費が主なるものであります。2項道路橋りょう費1192万6000円の減額は、人件費のほか道路橋りょう事務費は契約差金であります。そのほか谷地鳥屋場線道路維持費は一部工事を19年度とし、600万円を減額しております。除排雪対策費は契約差金により255万1000円の減額、除雪車購入費は3605万円の追加のほか、舗装事業費、改良事業費、排水対策事業費、中川原地区整備事業費、向能代地区整備事業費は、いずれも契約差金等の整理による減額であります。橋りょう架替事業費の減も契約差金の整理であります。3項河川費は46万2000円の減額、4項港湾費は300万円の追加で、事業費の追加によるものであります。5項都市計画費は3054万1000円の減額で、下水道事業特別会計への繰出金2769万8000円の減額が主なるものであります。 9款消防費は2250万円の追加、1項消防費も同額で、消防団員費は費用弁償等で259万7000円の減額のほか、消防団員活動服等統一事業費として、合併補助事業で1195万4000円の追加であります。そのほか消防用ホース更新事業費270万9000円、上水道消火栓新設事業費910万1000円、ホース乾燥柱新設事業費483万9000円となっております。 10款教育費は3091万3000円の減額で、1項教育総務費672万3000円の減額は、奨学基金への積立金126万8000円と学校体育連盟等補助金390万6000円の減額が主なるものであります。2項小学校費3024万円の減額は、小学校管理費が設備保守等の差金で552万6000円の減額、要保護及び準要保護児童生徒援助費は268万2000円の追加、二ツ井統合小学校用地測量委託費等は215万6000円の減額、浅内小学校外構等整備事業費等は4108万3000円の減額、二ツ井統合小学校基本設計委託費は1784万8000円の追加が主なるものであります。3項中学校費は2276万9000円の追加で、主なるものは設備の保守委託等の契約差金で235万8000円の減額、教育用コンピュータ整備事業費は1300万円の追加、常盤中学校グラウンド整備実施設計委託費は500万円の追加、二ツ井中学校耐震診断事業費は735万4000円の追加であります。4項高等学校費は229万4000円の減額で、主なるものは高等学校統合準備費の精算による137万6000円であります。5項幼稚園費1252万8000円の減額は、幼稚園就園奨励費239万9000円の減額、すこやか子育て支援事業費も1012万9000円の減額となっております。6項社会教育費1405万3000円の減額は、公民館管理運営費172万円、二ツ井公民館アスベスト対策事業費1034万5000円の減額が主なるものとなっております。7項保健体育費1215万6000円の追加の主なるものは、各施設の光熱水費、委託料等の整理のほか、陸上競技場整備事業費として1717万1000円、市民プール安全確保対策費140万1000円が主なるものであります。 11款災害復旧費は1215万8000円の減額、2項公共土木施設災害復旧費も同額で、補助道路河川災害復旧事業費等の契約差金の整理であります。 12款公債費は1010万7000円の減額、1項公債費も同額で、長期債元金で210万7000円、長期債利子で800万円の減となっております。 13款諸支出金は3万3000円の減額で、1項公営企業債も同額であります。 予算書にお戻りをいただきます。第2表は繰越明許費の補正で、40件の追加となっておりますが、このうち合併補助事業分が30件、総額2億4786万1000円で、これに12月議会で補正いたしました第四小学校の基本設計分2223万6000円を加えますと、総額2億7009万4000円となります。 第3表は債務負担行為の補正で、1の追加は農業経営基盤強化資金利子補給費補助金(18年度)、期間は19年度から32年度までで、限度額は312万1000円であります。2の変更は、平成18年度浄化槽設置資金利子補給費補助金(旧能代市分)で、期間は19年度から22年度まで、限度額は年利4.0%以内の利子補給となっておりますが、これを年利3.83%以内の利子補給に変更するものであります。 第4表地方債補正は、1の追加が1件、保育所施設整備事業(補助金)債として1290万円であります。起債の方法は、証書借り入れまたは証券発行、利率は5%以内、償還の方法は記載のとおりであります。2の変更は13件で、先ほど歳入の市債のところで御説明申し上げましたとおり、事業費の決定等により限度額を改めるものであります。以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(藤原良範君) この際、10分間休憩いたします。              午後2時20分 休憩----------------------------------              午後2時33分 開議 ○議長(藤原良範君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第27号について、休憩前の議事を継続いたします。 これより逐条質疑を行います。まず、条文及び歳入全部について質疑を行います。24番今野清孝君。 ◆24番(今野清孝君) 2点ほどお尋ねいたします。一つは、先ほど御説明のありました18年度国の補正予算による19年度事業を前倒しする形で合併補助事業費が計上され、繰越明許されているわけでありますが、先ほどの説明で12月補正分を合わせると約2億7000万円となるという説明でありました。当初私どもは1億2000万円が3年間にわたって補助されるという合併補助金という認識でありましたので、その残額についての今後の見通しについてお聞きしたいと思います。 もう一つは、合併補助事業の繰越明許は理解できるのでありますが、合併補助事業以外の繰越明許が10件、5億6440万7000円と突出しています。年度内に事業が完了できなかった特別の理由があるものがありましたら教えていただきたいと思います。お願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) このたびの合併補助金、当初は3億6000万円の3カ年ということで1億2000万円の3カ年を予定していいという判断でありましたが、昨年の初めごろにどうも10年分割になるというふうな情報もありましたので、その推移を見てきたわけであります。それで、当初予算に計上することについて県の方に問い合わせをいたしましたところ、国では補正予算で対応するので当初には計上しないようにというふうな指導がありました。その後、昨年の遅くになりましてから、国の交付税収入の増ということがありまして、補正予算が組まれると、その際に合併補助分についても対応されるということでありましたので、その状況を見ておったわけですが、ことしに入りましてから、まず市として予定している事業を早急に提出するようにという指導がありまして、特に今前倒し等で急ぐもの、あるいは合併特例債の対象にならないもの、それから高率補助の対象にならない事業で市として合併のこの補助の件に該当するであろうと思われる事業を精査して、国・県に要望しておったわけであります。その結果、総額で2億7000万円ほど認めていただけるということで今回計上したわけですが、3億6000万円の残り、約9000万円でありますけれども、これについては特にいつの時点で今後何年間でということは伝えられておりません。ただ、これは合併当初の私どもとしては約束事だと思っておりますので、ぜひ残りの9000万円についても、できれば3年、当初3年でありましたから、3年以内に手当をしていただけるように、いろいろな市長会等を通して、これから機会を見ながら要望をしてまいりたいと思っております。 それから、合併補助以外の他の繰り越し分につきましては、それぞれの所管の方からお答えをいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 二ツ井地域局長。 ◎二ツ井地域局長(藤田定君) 合併以外の特別の事由から繰り越しというふうなことでございますが、防災行政無線整備事業費1億4539万6000円がございます。これについては、一般質問でも市長がお答えしておりますけれども、施工が仕様書どおり困難というふうなことがございまして、完成が困難なことから繰り越しというふうな、予算の繰り越しというふうなことでお願いしているものでございます。よろしくお願いします。 ○議長(藤原良範君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(佐藤喜美君) 3款民生費2項児童福祉費の保育所施設整備事業費補助金4871万9000円でございます。これは認定こども園制度が平成18年10月1日からスタートいたしましたが、これに伴い市内の認可外保育所では児童の保育環境を認可基準で整備しながら、幼保連携型の認定こども園での認可取得を目指しております。その中で、施設整備申請の協議を昨年6月から人材育成支援対策施設整備交付金事業として行って、最終申請を平成18年12月15日に行ったところ、整備額が確実な国の18年度予算枠があるとのことで、19年1月19日付で決定、内示がありました。3月の補正予算成立後に施設整備の着工をしても相当の建築期間が必要となり、年度内の施設が完了できないため、19年度に予算を繰り越しして使用するため繰越明許費として補正対応するものであります。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(児玉孝四郎君) 3番目の6款農林水産業費2項林業費、高能率生産団地路網整備事業費204万2000円ですが、この事業は県が行っている事業で、市の負担金でございます。このたびの種梅団地作業道開設に当たりまして、工事資材の運搬路の利用に当たりまして地元との調整に日数を要したことによりまして、年度内完成が見込めないことから繰越明許するものであります。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 建設部長。 ◎建設部長(大塚徳夫君) 8款土木費について御説明します。一番初めの東能代地区の排水対策事業なのですけれども、これについては地下埋設物とそれから上空線の協議にちょっと時間かかりまして、それが一つの理由です。それから、あそこの道路は結構交通量が多いものですから、工事している最中も片側通行していますし、夜間になりますと全部開放していますので、そういう施工の際の時間のロスと言ったらいいか、そういう関係でおくれております。 それから、中川原地区につきましては1億2777万3000円なのですけれども、およそ1億2500万円が用地買収費とそれから補償費でございます。今一生懸命努力しているのですけれども、一部の方から用地についてまだ御返事をいただいていないという状況で、それでおくれております。いずれ中川原地区については、この後で御説明します桧山川運河の改修事業とか、それから19年度の下水道の工事の方にも影響しておりますので、今鋭意努力中でございます。 それから、向能代地区については、これもやっぱり用地の関係なのですけれども、相続がちょっと複雑でして、なかなかそこが決まらなくて、工事も繰り越さざるを得なくなったという状況でございます。 それから、桧山川運河なのですが、これにつきましては、先ほどもお話ししましたけれども、中川原地区の整備の関係で話し合いがつかなくて、なかなか施工場所が決まらないというのが一つはございますし、それから委託料の契約差金がおよそ1000万円ほどございまして、19年度の事業を前倒ししてやらなければいけないような状況になっていますので、それでおくれております。 それから、二ツ井中央公園につきましては、12月定例会でも議決いただいた予算の関係で、当初公園全部を買収する予定が、都市計画道路、計画路線ですけれども、そこの部分を残して買収を18年度で、道路部分を19年度で買収するという形に今現在なっておりまして、その関係で工事費を繰り越す状況になったということでございます。以上でございます。 ○議長(藤原良範君) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(佐々木充君) 私の方からは、13款諸支出金1項公営企業費につきまして御説明いたします。浄水場整備事業、それから水道整備事業の出資金につきましては、市の方から事業費の3分の1の出資をしていただいております。 まず、浄水場の整備事業でございますけれども、18年度事業で契約差金が出まして、20年度に急速ろ過池、いわゆる今は沈殿池というものをつくっているわけですが、19年度で急速ろ過池をつくる予定としておりましたが、この部分を前倒しして、及び場内配管工事も一部、3月中に発注して繰り越しさせていただきたいという考えでおります。 それから、北東部地区につきましては、これにつきましても契約差金が思ったより出たことから、本来であれば19年度に、槐・四日市を含めて常盤まで施工するという計画でおりましたが、どうも契約差金の関係で、槐・四日市も18年度予算で前倒しすることができるということで、これを使わせていただくというふうな考えでおります。3月に契約しまして繰り越しさせていただくと、このように考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(藤原良範君) 24番今野清孝君。 ◆24番(今野清孝君) まず、合併補助金の方については、よくわかりました。先ほど総務部長もお話ありましたように、残りの分については9000万円ほどですか、やっぱり市長会等を通じて国にきっちり要望していただきたいと思います。お願いをしておきます。 それと、合併補助事業以外の繰越明許費についてでありますが、説明された中で、例えば保育所の施設整備補助金の内示とかの関係で遅くなったりとか、あるいは農林水産業費の方の件もよくわかりましたが、それ以外のところは、契約差金による事業の前倒しというのはこれは私は理解できますが、それ以外の防災無線とかは私は触れませんけれども、そういうのについてもだれが考えてもなぜそうなるのかというのがあると思います。土木費の場合も私に言わせれば事業の見通しの甘さがすべてではないかというふうに思います。予算議決を経た事業は速やかに実施することが何よりも効率的な行政運営であり市民サービスの基本であると考えますので、その点はやっぱり重く受けとめて、これからいろいろな事業をきっちり展開する体制をつくっていただきたいと思いますので、その辺の心構えを、申しわけないのですが、一番のここにある事業の土木費の担当部長にお願いをしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 建設部長。 ◎建設部長(大塚徳夫君) それでは、10件中5件土木費ございまして、大変申しわけないと思っていますけれども、いずれ各事業ともこの後のスケジュールを組んでおりますが、7月から8月にかけてはできるのかなという感じで今おります。ただ一つ、相手がある事業が一つございまして、なかなか今難航しておりますけれども、一生懸命努力したいと思います。いずれこういうことのないよう年度当初スケジュールをしっかり組んで、それに沿って進めることができるように今後気をつけたいと思います。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。28番松谷福三君。 ◆28番(松谷福三君) 財政調整基金について、3月補正後のそれも一般分について、合併時にあった財政調整基金の残高と今回補正後の残高をとりあえず教えてください。 それから二つ目、特別交付税ですけれども、既計上予算が11億2300万円あるわけです。この特別交付税について今年度の交付額が恐らく会期中に、明らかとなるかわかりませんけれども、その見通し。何か聞くところによりますと環境が悪いと、下手すれば予算割れなるのではないかというふうなことさえ心配されますので。実はこの財政調整基金も、私の試算では現在その残高の差が2億ほど、2億ちょっとあるのではないかなと思います。3月補正後下がっているということですよね。そうすると、できれば特別交付税で穴埋めする、既計上予算よりも2億円多く欲しいわけですけれども、そうなるかどうかわかりませんけれども、その見通しについてお知らせください。 それから、今回人件費の補正も大分なってあるわけですけれども、実は18年度当初の給与費明細について、17年度から18年度にかかって、18年度から新たなシステムといいますか、給与費の取り扱いがなっていると。昇給期間短縮だとか特別昇給だとかがなくなって、単なる昇給になっているというふうなことで、システムそのものが変わったので、その概略内容をわかりやすく説明していただきたいものだなというふうに思います。ただ、今回この昇給に係る対象人数が、当初で97%以上になっておるわけです。ですから恐らく定期昇給かなと。最初は合併に係る異動によるものだということで私は単純に考えていたわけなのですけれども、何か新年度予算を見ると、やはり同じような計上のされ方をしているというふうなことで、じゃあこれ定期昇給みたいな形で今までの、もうあった分を別にまたのせた形になるのかなというふうには思っておりますけれども、ただ、今後この状況が定期昇給という形で、必ずこの97%ぐらいの人数が必ず定期昇給としてなっていかなければならないものなのかどうか、その辺のことをお聞きいたしますし、この昇給人数というのは市長の権限でコントロールできるものなのかどうか、その辺についてまでお知らせください。 この97%についてですけれども、組合との取り決めでなされた部分はあるのかどうか、そういったこともお知らせください。といいますのは、前年度、旧能代市議会の一般質問でしたか付託の質疑でしたか、私が組合との交渉を公開しろというふうに要望したことがございます。そのときに「公開はできないが、結果を報告する」というふうな約束がなされています。そういうことですので、できればこの際組合との交渉の話し合いの全容についての結果報告をお願いしたいというふうに思います。 それからもう一つ、一度新聞ざたになったわけですけれども、互助会の退会給付金の関係について現状はどうなっているのか、その点お知らせください。全部で6項目ありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 松谷議員の御質問にお答えいたします。まず、財政調整基金の一般分の合併前残高と18年度末の残高でありますが、17年度末では一般分が約9億9348万8000円です。このたびの18年度末の残高が約7億2297万5000円です。およそ2億7000万円ほど一般分が減少しているということであります。 それから、特別交付税、確かに11億2300万円ほど見込んでおります。これについては非常に厳しい状況でありまして、先月、暖冬で除排雪経費の減少が見込まれるというふうなこと等、県の方から交付税は非常に厳しい状況ですと、もしかすると30%減ということも、というふうな大変心配される情報が寄せられております。先般、市長からも上京していただいて何とかこの予算額は確保したいと思って努力はしておりますが、いずれ今月中には示されると思っていますが、非常に心配な状況であるとは考えております。しかも補正予算の上程の日に雪が降ったりして、ちょっとぞっとしたりもしましたが、いずれなるべく除雪費もこういう状況で推移してくれればありがたいと思っていますが、特別交付税については心配な状況だと思っております。 それから、給与費についてですが、前にもお答えしておりますとおり18年4月から給与構造改善ということで、これまでの給与体系が全面的に見直しをされております。簡単に言うと、以前の1号が4分割されまして、その中で昇給をそれぞれ判断していくということになっているわけですが、昨年はたまたま4月1日から始まりましたので、今度昇給の時期が1月1日に統一されております。それで、18年度の定期昇給については、1号を4分割しましたので、本来ですと4号上がるわけですけれども、それの4月から1月までの9カ月分ということで4分の3になっています。したがって、まず平均であれば1年で4つ上がるところを3つに抑えられております。その1から4、あるいは特に優秀な職員にあっては8まで上げてもいいと、要するに昔の考え方ですと2号ですね、2号昇給させてもいいという考え方であります。逆に言うと、芳しくない場合は、昔は最低で1号でしたが、今度の1号というのは4分の1ですので、例えば1年に、旧給料表では1年たてば4,000円上がったところが、いろいろな事情で平均以下という場合は1,000円しか上がらない職員もいる。逆に旧給料表で2号上げてもいいのですよということは、1年で8,000円上がる職員も出てくるというふうな、その幅を持った昇給、給与構造になっております。ただ、能代市の場合は、18年については一律平均は3号、4分の3昇給という形になっています。 それから、97%の人が昇給になっているのだろうということでありますが、基本的には特別な事情がない限りは100%、職員は全員定期昇給というのは考えられるわけですが、残りこの上がらなかった3%分というのは、それぞれの号俸の最上位にいる場合、昇格しない限り上がらないんですね。具体的には、例えば今うちの方は7級制、部長が7級、課長・次長が6級です。6級の一番上位にいる人は、次の年には昇給が、昇格しない限り、部長級にならない限り上がる給料表がありませんので、その人は昇給できない。このできない人が3%いるというふうに御理解をいただきたいと思います。 あと、昇給の人数を市長がコントロールできるのかということですが、きのう安岡議員の一般質問にもお答えしておりますけれども、給与のシステム構築というのが今、国とかでもいろいろ試行を行っておりますが、市でもいずれそういう評価を行って昇給幅を決めていくということになりますので、人数はそれぞれ病欠とかいろいろな事情で昇給を、休暇をとった場合は延伸になる場合もありますが、基本的にはまず、そんなに市長の判断でいじくるものではないと思っていますが、先ほど言ったように、昇給幅については、その人の仕事ぶり等を評価して給料の号俸は制定されていくということになります。 念のために、17年度まで行われていた一律の特別昇給制度というのは行っておりません。これはこの制度の中にありませんので、あくまでもその人の仕事ぶりを評価して、平均4のところを6とか8とかということはあっても、一律の昇給ということは、この制度の中にはそういう考え方はありませんので、そういう対応をしております。 それから、このことについて組合と話し合って決めたのかということですが、18年度については、国の一斉改正ですので、これは法に従って行いましたので、このことについての組合交渉というのは、このための組合交渉というのはしておりません。 ほかの分についても、指導書によれば組合交渉を公開する、あるいは他の方を入れるということについては、いろいろな支障も考えられるので好ましくないとされておりますけれども、どういう経緯でそういう対応になっているかということについては公表すべきものと考えられますので、どこまで公表できるか、職員組合ともお話し合いをしながら、この後、団体交渉等の経緯を公表するということについては検討してまいりたいと思います。 それから、互助会の返還金についてでありますけれども、平成16年において1億4600万相当の公費分と個人の掛け金の比率に応じて返済したいと考えております。当時の比率が5対16でありますので、公費分3487万4000円について、当時に給付した職員、退職した方もおられますけれども、その方々全員を対象に協力を求めていきたいということで、今作業中であります。できれば3月中に納入をいただくように今手続を進めております。このことについては、いずれ信太議員からも御指摘があった際に御説明を申し上げておりますけれども、市民の方々へも広報等を通してこの対応を周知してまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 28番松谷福三君。 ◆28番(松谷福三君) 特別交付税について、ただ厳しい厳しいだけじゃわからないし、どういう理由でそうなっているのか、ある程度の概略、理由の概略的なものあると思うのですけれども、別に各市町村悪いことしたわけでないのに何で特別交付税減らされるのだというふうなことになるわけなのですけれども、私はそんな、例えば予算割れするぐらいに減らされるものではないなとまだ楽観視しておるわけですけれども、根拠というのはどういうふうな、厳しいという根拠はどういうふうな形の中で示されていたのか、その辺のところをちょっとお知らせください。でなければ、ちょっと厳しいだけじゃ納得いかないなというふうに思います。 それから、この互助会のことについてなのですけれども、返還金云々はこれからのことですので、それはそれとしましても、合併を機会に、互助会に対する補助金というか交付金というか給付金っていうのですか、よくわからないけれども、そういったものは合併を機会にゼロになったという話を聞いておりますけれども、ただ公式の場でゼロになったという話は聞いておりませんので、公式の場で表明していただきたい、そのように思います。 ○議長(藤原良範君) 総務部長。 ◎総務部長(鈴木一真君) 交付税、特に特別交付税の見通しの難しさというのは、松谷議員、一番よく御存じだと思うのですけれども、本当にこの12月交付分を見ましても、あるいは先月県から来た文書を見ましても、例年より表現が厳しいのですね。特にこの「全国的な状況として合併関係経費及び除排雪経費分の交付が大幅に減少となる見込みです」と、こういう表現がされていますので、あのとおりいわゆる根拠のあるルール分というのはある程度見込めるとしても、調整分にかかわったものについては本当に見通しをつけるのが難しいなと思っております。この30%程度減になる可能性がありますよというのは、何もことし初めての表現ではないのですけれども、実際去年あたりもやっぱり減らされてきていますので、本当に30%減となると大変厳しい、もう除雪費どころの話ではなくなるので、何とかこの例年並みにお願いをしたいものだなと思っております。ただ、除雪費ととんとんならということもあるのかどうかわかりませんけれども、いずれ何とか例年並みの交付をお願いしたいと思っております。 それから、互助会は合併と直接関係なく解散したものであります。互助会の理事長は総務部長ということで、私が行った当時、既に解散に向けた方向でいろいろな協議がされておりました。それで、15年度末をもって互助会のいわゆる現金給付等ありましたので、そういうものを含めて互助会を廃止すると、アンケート等をとった結果廃止するということになりましたので、15年度末を基準に精算するということで、ただしその時点で貸付金の償還がまだ残っている部分がありました。ということで、その償還が全部終わった段階の数値でもって、15年度末の構成員といいますか会員で、年数等に応じて残余金を配分したと。ただ、先ほども申し上げましたが、その時点での原資の中には公費が1000分の5入っておりますので、当然理論数値としてもその分は返すべきであるということの御指摘を受けましたので、今、当時の平成15年度末の会員全員を対象に、交付した額の24%ぐらいにはなりますが、その分をお返しいただくようにということで今作業を進めておるということでございます。いずれ合併するので互助会を解散するということで走っていたものではありませんので、その点は御理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 総務管理費の防災行政無線整備事業費についてお尋ねします。一般質問でもお尋ねいたしましたが、重ねてお伺いいたします。市は富士通ゼネラルに対して、富士通ゼネラルから申し出のあった方法での工事は認められないという旨の通告をしたと伺っておりますが、そうですよね。しかし市では契約解除という最終決断をいまだしていません。工期は今月、3月20日で終了しなければならないという契約になっています。しかし履行される見通しはほとんどないのではないでしょうか。富士通ゼネラル ○議長(藤原良範君) 信太和子さん。恐れ入ります。総務管理費は繰越明許ですよね。総務管理費でなく繰越明許費についてですよね。
    ◆6番(信太和子君) ごめんなさい。繰越明許費の総務管理費の防災行政無線整備事業費についてお伺いいたします。すいません。じゃあ元へ戻りまして、初めからさせていただきます。 能代市では富士通ゼネラルに対して、富士通ゼネラルから申し出があった工事の方法では認められないという通知をゼネラルの方に出しましたよね。しかし今に至っても契約解除という最終決断はしていません。もうすぐ3月20日になります。その日で終了しなければならないはずです。しかし履行されるということはほとんどないのではないでしょうか。なぜ決断できないのでしょうか。いつになったら決断するのですか。富士通ゼネラルにはまだ工事をやれる何か方法なり可能性があるということでしょうか、お知らせください。 仮に今月20日までに市が契約を解除せずに、かつ工事も進まない場合には、その後にクリアしなければならない新たな問題も派生するのではないかと思いますが、どのように想定していますか。どのように対処するつもりなのでしょうか。この事業費に関してお知らせください。 ○議長(藤原良範君) 暫時休憩します。              午後3時16分 休憩----------------------------------              午後3時21分 開議 ○議長(藤原良範君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 6番信太和子さんの質疑を、もう一度整理していただいて御発言願いたいと思います。6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 繰越明許費、総務費総務管理費、防災行政無線整備事業費について、この事業費を繰越明許費にした正当な理由、どのような背景、理由をお尋ねいたします。ただその背景に至る事情に疑義がありますので、疑問がありますので、お尋ねいたします。それも含めてお尋ねいたします。 なぜ繰越明許費にしたのか。このような事情があります、その前提には。市は富士通ゼネラルに対して、富士通ゼネラルから申し出があった方法での工事は認められない旨の通告をしたそうです。しかし契約解除という最終的な決断にはまだ至っていません。工事は今月3月20日まで終了しなければならないはずです。しかしそれは履行される見通しは皆無です。にもかかわらず決断できない理由は何なのでしょうか。富士通ゼネラルにまだ工事をやれる何か方法なり可能性があるのでしょうか。あるいはそういう背景があって、何か可能性があって繰越明許にしたのでしょうか、それとも全く可能性がなく繰越明許にしたのでしょうか、お答えください。 ○議長(藤原良範君) 二ツ井地域局長。 ◎二ツ井地域局長(藤田定君) 繰り越しの背景というふうなことでございますけれども、仕様書に合致しないというふうなことでございましたので、合致しない部分の工事について中止を申し入れております。従って、申し入れしておりますので、このことによって工事は期限までは困難だというふうなことで繰り越しの予算をお願いをしたというふうなことでございます。 ○議長(藤原良範君) 6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 説明ありがとうございます。その説明を聞いていますと、ますます繰越明許費にした理由が不思議でなりませんよ。それだったら契約解除・破棄というのが順当な手段ではないですか、あなたがおっしゃった理由であれば。いかがなんでしょうか。 ○議長(藤原良範君) 二ツ井地域局長。 ◎二ツ井地域局長(藤田定君) この工事については、仕様書に合致しないので工事の中止をしているのです。ですので、中止をしていますので、工事はそれ以上ストップしております。ですので事業の実施が進まないので予算については繰り越しをお願いをしているということでございます。解除とかということは、これはこれから今後において判断してまいるというふうなことになろうかというふうに思います。以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(藤原良範君) 6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 今説明を聞きましたけれども、そういう説明でありましたら、繰越明許費に計上する前に、むしろ解除手続をするべきだったのではないでしょうか。解除手続をして繰越明許をするべきであったのではないでしょうか。なぜ、それが不思議に思いますけれども、お答えください。 ○議長(藤原良範君) ただいま6番信太和子さんの質疑に対する答弁を残して暫時休憩いたします。              午後3時28分 休憩----------------------------------              午後3時34分 開議 ○議長(藤原良範君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 6番信太和子さんの質疑に対する答弁を求めます。二ツ井地域局長。 ◎二ツ井地域局長(藤田定君) 繰り越しと解除について御質問でございますけれども、繰り越しについては年度内完成が見込めないと、このような現状から予算については繰り越しをお願いすると。それから解除については、解除の手続でございますので、この解除については手続について現在進めているので、これからそういう手続を進めてまいるということでございます。具体的には、手続については契約でございますので、地域局のみでなくて、契約担当課、部署とか、いろいろ手続を進めて、解除のことについて進めてまいるということでございますので、御理解をお願いします。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。 次に、歳出1款議会費、2款総務費について質疑を行います。15番畠 貞一郎君。 ◆15番(畠貞一郎君) 総合計画策定事業費について、まず1点お伺いいたします。総合計画策定事業費411万9000円出ているわけですけれども、今後どういう形で進めていくのか教えていただければと思います。また、この411万9000円の中身を教えていただきたいと思います。 あともう1点、市民サービスセンター開設事業費655万2000円についてお伺いいたします。市長説明にもございましたように、能代ジャスコへの市民センターの開設の事業費だと思いますけれども、この中身と、そして私が十分わからないのが、現在市民窓口には1日何人ぐらいの方が来てて、そしてそのサービスを拡充するためにやるということでしょうから、現在どれぐらいの方が窓口の方にいらしているのか、そちらの方を教えていただきたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 畠議員の1点目の総合計画の策定に関する御質問でありますが、まず今後の進め方についてでございます。一般質問等でも市民の皆さんから参画をいただきながら、いろいろな形でアンケート、それからワークショップ等々進めてまいりました。今、事務段階でそのたたき台の骨子をまとめております。これについては当然この後、市長初め庁内で一定の方向性を出して進めていくわけでありますが、従来のこの先の考え方でありますが、これまで総合計画の場合は、市がその素案といいますか原案をつくって、基本構想審議会という形の中で諮問して、答申をいただくという進め方をしてまいりました。今回のこの後の進め方は、その部分を少し直していきたいと。といいますのは、今計画をつくるに当たって市民の皆さんからいろいろな御意見をいただくという方向は全く変わってはおりません。ただ、10年前と考えてみますと、これから大切になるのは、その計画に組み込んだものを市民の参画を得ていかに実行していくかということが非常に大切だろうというふうに考えております。したがってそういう意味では、諮問・答申という形でなくて、市民の皆さんと市が一緒に協働で計画をつくっていくという形にしていきたい、そういうふうに今内部で検討をしております。ですから、そういう中では、進め方として少し従来とは変わっていくだろうというふうに考えております。 それから、今の予算に上がっている内容でありますけれども、主なるものは総合計画の策定の計画書の印刷製本として210万円ほど見込んでおります。それから、総合計画の概要版を全世帯に配布させていただきたいと思っております。そういう経費が約90万円ほどであります。あと市民周知を図っていくための経費等々であります。それから、今度参画していただきます市民の皆様には報酬は支払わない予定であります。大変申しわけないのですが、この後の市を一緒につくっていくという形の中で、市民の皆さんには、無報酬といいますか、そういう形で計画づくりに参画していただきたいというふうに考えております。 それから、2点目の行政サービスセンターの関係でありますが、内訳であります。今3月補正の方に計上しておりますのは、市民サービスセンターの当然市役所のコンピューターシステムとつないでいく必要があります。この経費の端末の策定作業等に130万円ほど見込んでおります。あと、当然情報の機器もありますし、そのほかに今度窓口でお金の収納もいたしますので、夜間等々きちっとした仕切りをつくる必要があります。そういう工事費で約130万円ほどであります。そのほかOA機器の備品関係として380万円ほど見込んでおります。 それから、市民サービスセンターに、窓口にどのぐらいおいでかということであります。正直申し上げまして、今の段階でジャスコの3階の窓口利用者がどのぐらいになるのかということは明言はできません。ただ、いろいろ、ちょっとお待ちください。この利用者の見込みについてでありますが、今、証明書の発行、それから収納の件数、これが市役所全体で約30万件ほどであります。これを非常にアバウトでありますが実際人数に想定したらどのぐらいかということでありますが、大体私は22万人ほどだろうというふうに思っております。この22万人というのは、市役所の窓口に来る方だけではなくて、金融機関でお金を納めている人、そういうものも含めてです。この方々がじゃあどのぐらい行くかということについては今お話ししたように明言はできませんが、仮に10%行った場合は年間2万2,000人、15%では3万3,000人ぐらいになるだろうと思っています。ジャスコの場合は土・日なし、そして夜の7時ということで、新しい形のサービスの展開になりますので、私は、周知方法あるいは口コミでそれが便利であるということが仮にわかれば、この数値というのはさらにふえていく可能性があるだろうと思っておりますので、市としてもそういう利便性等々について市民にきちっと周知しながら利用率の向上を図っていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 15番畠 貞一郎君。 ◆15番(畠貞一郎君) 総合計画について、また再質問させていただきます。前のような基本構想審議会と違う形でやっていくというのは、私もちょっとよく何か見えないような感じするのですけれども、市民の方にボランティアでいろいろ参画してもらってやるわけなのでしょうけれども、今回合併して、まず能代地区、二ツ井地区とあるわけなのですけれども、その部分は一緒になってやるということなのか、それとも二ツ井地区は二ツ井地区で一つの構想をつくりながらやるということなのかどうか、その辺がまず第1点。 あと、前の第4次総合計画のときには基本構想自体が議決事項になったと私は記憶しておりますけれども、今回の場合はどのような形になるのか、それが第2点です。 あと、ジャスコの方の市民サービスセンターのことでございますけれども、極端なお話申し上げますと、現在あるサービス窓口とジャスコですとそんなに距離的には離れてないかと思うのですけれども、確かにあると便利だというのはわかりますけれども、別のところの選択肢はなかったのかどうか。考え方として、サービスを考えた場合に別のところの選択肢はなかったのかどうか。それとまず平日、休日とも夜7時までの開設という形になりますでしょうから、何人ぐらいの方がそこに従事されて、そのシフト的な部分で逆にいろいろ市職員の方々にも大きな負担になってくるのではないかなという気もしますけれども、その辺の部分教えていただけたらと思います。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 畠議員のまず総合計画の方でありますが、後先なりますが、この市の総合計画、今考えているのは当然基本構想、そして基本計画、これは10年スパンを考えております。その下に3カ年の実施計画という三部構成であります。この中で、当然今自治法の規定からしましても、基本構想については議決事項であります。ですから、この基本構想については年内、12月議会までは議会の方にお諮りさせていただきたいというふうに思っております。 それから、この総合計画の能代地域、二ツ井地域の問題でありますが、新市は二つに分けて考えていくべきではない課題だろうと思います。したがって、大きくは能代地域も二ツ井地域も一緒に参加していただいて、そして市民の御意見はいただいてつくり上げていきたいと思っています。 ただ、御存じのように二ツ井地域には合併の特例として10年間の地域自治区が置かれておりまして、その中に地域協議会が設置されております。したがって市民参画、フリーの二ツ井地域の市民参画とは別に地域協議会からもこの総合計画についての御意見は伺っていくという過程を経ていくという形で考えております。 それから、2点目の市民サービスセンターの件でありますが、距離的に近い、そのとおりでありますが、まず市としては、先ほど申し上げましたように、時間あるいは休みの日の市民サービスを図りたいということが1点あります。 それからもう1点は、市長もこの前お話ししておりますが、距離は近いのですが、ジャスコには今750台分の駐車場があります。実は市の課題の中に、この繁忙期ですね、3月から4月の住民異動期に非常に駐車場が不足しているという問題もありまして、そういう一助にもなるのかなとは思っております。と同時に、一般質問で繰り返しお話ししておりますが、今回のジャスコへのこの市民サービスセンターのもう一つのねらいは、やっぱりこの中心市街地、特にジャスコというのはこの近辺の皆さんの日常生活の本当に大切な場所であります。これをぜひ残したいというところが大きな目的の一つでもあります。したがって距離が近い、遠いということでなくて、この市の行政サービスの向上と、そして市民の日常生活を何とか守っていきたいという形の中での市民サービスセンターの案でありますので、そこら辺は距離等の問題はあるかもしれませんが、御理解をいただければありがたいなと思っています。 それから、職員の配置とシフトの考え方でありますが、配置する職員は市民課の総合窓口の職員と一体といいますか、連携をとりながらやっていきたいと思っています。どの程度の利用が当初出てくるかわかりませんが、当初は正職員が1人、それからパートの職員、パートといいますか事務補助の職員1人、この2名体制でスタートをさせていただきたいと思っています。それで、総合窓口の職員と休日もありますのでローテーションを組みながらやっていきたい。その実態を少し見きわめながらこの職員の配置はさらにまたその後詰めていきたいと、そういうふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 本日の会議時間を午後5時まで延長いたします。 15番畠 貞一郎君。 ◆15番(畠貞一郎君) 二ツ井地区は地域協議会の皆様にもいろいろ御協力していただくということなのですけれども、各地域に今、常盤とか鶴形だとか檜山だとか東能代地区だとか、まちづくり協議会があるわけですけれども、その方々にはどういう形で参画していただくのか。ちょっと何かまだばやっとして、どういう形でやるのか、ちょっと私としては見えないので、その方々にももちろん私はいろいろな部分で協力していただかなければいけないのではないかなと思うのですけれども、その辺はどのように考えられているのか。 また、私たちの議会の方は、確かに12月までの議決事項はあるかもしれませんけれども、どういう形で私どもは意見に参画することができるのかどうか、その辺お伺いいたしたいと思います。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) このまちづくり協議会等々の参画のことでありますが、まだ決まったことではありませんけれども、私ども企画市民部の中でその体制に向けていろいろ検討をさせていただいております。まだまだ案の段階までは行ってませんが、その中で出ている大きな視点というのが、先ほどとちょっと重複しますが、これからこういう計画づくりに参画していただく方、お願いしたい方というのは、その計画をつくるだけの案を出していただく方も当然必要でありますが、問題は、その計画をいかに実行に移していくかということがこれからの課題だと。ということを考えると、この計画づくりに参画していく市民の中には、そういう地域づくりを行っている人、実際に携わっている人、その方々の視点というのは欠かせないだろうというふうに思っております。そういう話を内部ではしております。 それからもう一つは、人材の発掘であります。これから地域に参画してくださる方の人材の発掘、こういう視点はぜひともこの市民参画を考えていくときに考えていかなければならないだろうという話をしております。ということになりますと、当然に今そういう視点から考えますと、各地域のまちづくりに参画している方々、こういうのはそういう中では非常にぜひとも参画していただく形になっていくのではないだろうかというふうに考えております。 それから、市議会に基本構想案をお諮りするということを申し上げましたが、基本構想の案を出す、御意見をいただく前に、あわせてこの基本計画についても当然議会の皆さんに内容を説明して、それに対する御意見をいただく機会も設けていくことになると考えております。したがって過程の中では、案という段階の前に市議会の議員の皆様に基本構想と実施計画の素案段階のものを説明させていただく機会はぜひとも設けながら、そういう中で出された意見も織り込みながら案として最終的にまとめさせていただきたいというふうに考えておりますので、そういう点につきましては、今後また議会の皆様とも御相談しながら、あるいは御指導をいただきながら、議員の皆さんの御意見が反映される進め方をきちっと考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 市民サービスセンター開設費655万2000円についてお尋ねいたします。このサービスセンター、ソフト・ハード面で655万2000円だと思っていますけれども、このせっかく齊藤市政の目玉であり虎の子であり大切な施策の一つなものですから、ぜひ成功させていただきたいと思いますし、まちづくりの根幹にかかわる事業の一つだということで、ぜひジャスコのところに入れてほしいとは思いますけれども、ただ、この655万2000円が雲散霧消する可能性もあるのではないでしょうか。というのは、イオンが進出した地方都市で、人口減少の地方都市でジャスコが撤退していない町、市は一つもありません。そうするとせっかくのこのサービスセンターのこの企画そのものが、これだけかけても、短期的に見ても中期的に見ても、もしかすると当初の目的を達しないこともあるのではないでしょうか。そのことについてお答えください。 それから、企画費の総合計画策定事業費ということなのですけれども、この事業費、実際にまちづくりに携わる人たちに参画してほしいということでした。確かにそのとおりだと思います。しかしイオンを容認した場合は、商工会議所の会頭が「それだったら能代市でまちづくりをしてください」という突き放した言い方をしております。仏つくって半分しか魂入れないということにもなりかねません。そこのところをどう考えているのでしょうか。せっかくの411万9000円です。しっかりと魂も入れてもらうようにしていただきたいのですけれども、お答えください。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 信太議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の市民サービスセンターの件でありますが、我々は、撤退とかそういうことでなくて今考えているのは、何とかここを残したいということで頑張ってやろうとしているわけであります。ですから、いろいろな信太議員の御質問の趣旨もわかりますけれども、我々は一生懸命努力していくということになるだろうと思いますし、御存じかもしれませんが、今ジャスコでは、前のアーケードの補修、現在ですね、アーケードの補修あるいは駐車場のスロープの工事等々で多額の費用をかけて改修をなされております。それから、6月には1階の食品売り場を中心にリニューアルの計画もされております。市もジャスコも存続に向けて今の時点ではそういう同じ気持ちでいるのだろうと思っておりますので、そういう気持ちを御理解いただければありがたいと思います。 それから、2点目の総合計画であります。先ほども申し上げましたが、やっぱりこれからは計画に盛り込んだものを市だけでなくて、市民、市民団体、NPO法人等々、あらゆる方々が参画して、その実現に向かっていかなければならない時代であることは間違いないと思います。ですから、そういう形をぜひとっていきたいなと思っておりますし、能代市に我々商工会議所の皆さんも含めてこの地で生きていくわけでありますから、そこら辺は将来にきちっとした信念とこのまちづくりに対する思いを抱いていただいて、一緒になってこの総合計画をつくってまいりたいというふうに思っておりますので、そこら辺は御協力をお願いしてまいりたいというふうに思います。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 6番信太和子さん。 ◆6番(信太和子君) 部長のお答えになった思いは、多分私も同じですし、ここにいるみんなも同じですし、市民も共通する思いです。私たちはサービスセンター655万円に込められたこのまちをつくるという思いを共有しています。この地に生きていかなければいけない、ここから逃げ出すことができないのです。しかし、ジャスコ、イオンというのはボランティア企業ではございません。中央資本の熾烈な戦いを生き抜いてきた企業です。そのような私たちの思いを酌み取ってここにとどまる、それゆえにここにとどまるということは考えられません。あらゆる場合を想定して、市民、まちづくり、あるいはサービスセンターの開設というものもこの先どうなるかということを考えて展開していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 そういう意味では総合計画策定の場合も、私たちはここで生きていかなければいけない、みんなかかわらなければいけない。しかし市ではブレーキとアクセルを目いっぱい踏んでいます。みんな参画できるように、みんなが納得できるように十分に説明責任を果たして事業を展開していただきたいと思いますけれども、お答えください。 ○議長(藤原良範君) 企画市民部長。 ◎企画市民部長(小野正博君) 信太議員と思いが同じだということでありますから、信太議員の今のお話の内容もきちっと心にとどめて一生懸命頑張ってまいりたいと思います。以上であります。 ○議長(藤原良範君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 質疑なしと認めます。---------------------------------- ○議長(藤原良範君) お諮りいたします。本日は議案27号に対する質疑及び日程の一部を残して延会することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原良範君) 御異議なしと認め、本日はこれをもって延会いたします。明8日、定刻午前10時より本会議を再開いたします。              午後4時06分 延会...