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12月11日-03号

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  1. 仙北市議会 2018-12-11
    12月11日-03号


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    平成30年 12月 定例会          平成30年第7回仙北市議会定例会会議録議事日程(第3号)                平成30年12月11日(火曜日)午前10時開議第1一般質問---------------------------------------出席議員(17名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君      9番 阿部則比古君     10番 黒沢龍己君     11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君     13番 伊藤邦彦君      14番 真崎寿浩君     15番 八柳良太郎君     16番 高久昭二君     18番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(1名)     17番 稲田 修君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者   進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長      阿部慶太君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君              中村和彦君  総合戦略統括監             福祉事務所長  観光商工部長    高橋和宏君     農林部長      浅利芳宏君  建設部長      吉田 稔君     会計管理者     伊藤一彦君                      医療局長兼  教育部長      戸澤 浩君               高橋信次君                      医療連携政策監  総務部次長兼            大山肇浩君     危機管理監     加古信夫君  企画政策課長  田沢湖地域センター所長         角館地域センター所長            石川一幸君               長松谷 光君  西木地域センター所長          総務課長兼            佐藤人志君               朝水勝巳君                      事務事業移転室長  総務部財政課長   草なぎ郁太郎---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記        藤岡 純君  書記        堀川貴吉君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は17名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 欠席の届け出は、17番、稲田修君です。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。                              (午前9時59分)---------------------------------------一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。---------------------------------------高久昭二君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) どうもおはようございます。きょう、2日目のトップバッターとして簡単に一般質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、質問の前に、このたびお亡くなりになられました門脇民夫前議員とともに小田嶋忠前議員の御冥福をお祈りしまして、また、小田嶋議員がかつて角館町伝建群の保存・保全、そして振興に御尽力いただきましたことを心から感謝申し上げたいと思います。そして、故人の御遺志を少しでも酌んで質問に入らせていただきます。 今回の一般質問の本旨は、3期目となる門脇市政を検証し、イベント事業や箱もの事業等に偏重せず、市民生活を重視し、市民の厳しい生活を守る方向に御推進していただきたいことを強く求めて質問させていただきたいと思います。 初めに、質問の第1点、門脇市長海外出張等に係る諸経費並びにその費用対効果についてお伺いしたいと思います。 門脇市長は、以前はトップセールスとして医師確保、企業誘致等のために、全国的に国内を公務出張されました。さらに平成29年4月からことし11月にかけて、4回海外出張をされ、そのうち中国北京、そして田沢湖台湾澄清湖との連携30周年記念行事等に対外的に公務出席されることは、これはやむを得ないことだと私も思います。しかし、ことし8月19日から8月23日の5日間、往復の時間を計算すれば、仙北市役所におられない時間が1週間あったのではないでしょうか。これはとりもなおさず佐竹知事のトップセールスとして台湾出張に御同行され、さらには青柳議長も御一緒なさってございます。これに係る旅費、日当、宿泊費等及びお土産品代等、さらにそれぞれ市長、議長には1名ずつの計2名の随行職員も同行なさってございます。係る出張旅費は78万108円になったのではないでしょうか。私のこの数字が誤りであるかどうかも含めて、さらにこの5日間のトップセールスで日割計算では1日15万6,000円支出されておるのではないでしょうか。その具体的な支出内訳及び旅行日程、さらにその効果はいかがであったものでしょうか。とりもなおさずインバウンド、台湾から多くの外交観光客を来日、そして仙北市に来ていただきたいということは私も言われるものなくわかるわけではございますけども、台湾に行かれれば、当然各地で歓迎を受け、そして盛大に宴会等も催されたと私は推測するものであります。それらの内容も含めまして、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 この1年間、合計108万1,939円、旅費並びに市長交際費等で公金を使われたのではないかと思いますが、できることならば少しでも節約節減され、その残った分を市民生活の方向に回されることのお気持ちはないかもあわせてお尋ねします。 それでは答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 高久昭二議員一般質問にお答えをいたします。 まず初めに、質問に入る前に、議員から御指摘のイベントであったり、また、箱もの建設に偏らない、市民の生活改善にしっかりと向き合った行政を行うべきだという御指摘であります。全くそのとおりであります。そのように行政を運営していきたいということをこの場面でお誓いをさせていただきたいと思います。 1点目の海外出張に係る諸経費でありますけれども、2カ年にわたっての例示でありましたので、2カ年にわたった御答弁をさせていただきたいと思います。 平成29年度は、7月18日から20日まで北京中国日本商会訪問のため、中国を訪問しております。この前年、平成28年度に経済産業省などの依頼があって市職員が中国共産党中央党校で講演を行ったことがきっかけであります。私は中国日本商会主催日本大使館との情報交換会で仙北市のプレゼンテーションを行っております。仙北市の取り組むさまざまな行政への対応の概要であったり、また、国家戦略特区の内容であったり、ヘルスケアツーリズムについてお話をしております。訪れた平成29年は、日中国交正常化45周年に当たる年でもありまして、日中友好を促進することを目的とした中国日本商会での講演は、仙北市にとっても非常に大きな意味を持ったものだと思っております。 1月17日から21日までは、田沢湖・澄清湖姉妹湖提携30周年記念事業で台湾を訪問しております。これは仙北市国際交流協会の主催で、チャーター便を運航し、青柳議長をはじめとする仙北市議会仙北市役所関係者13人に加えて大仙市長、大仙市議会議長、美郷町長、美郷町議会議長のほか、観光物産関係者も同行し、記念式典のみならず広域的なトップセールスを行いました。 出張経費は、この2回で43万5,310円であります。平成29年度の話であります。 平成30年度であります。 平成30年度は、8月19日から23日まで台湾知事トップセールスのため台湾を、そして11月7日から11日まで、これはタイトップセールスのためタイをそれぞれ訪問しております。出張経費は、2回の出張で48万8,556円であります。 先ほどの議員の御指摘の中の平成29年度で43万5,310円、それから、平成30年度の2回の出張で48万8,556円プラスした金額が先ほど議員が御指摘の数字になるかと思います。 話を戻します。どちらも秋田県知事を団長としたトップセールスで、台湾には11市町村長、タイには14市町村長が同行したほか、商工会議所等民間団体や金融関係の皆様も参加してのトップセールスとなりました。仙北市は、さらに独自の業務も行っております。 費用対効果の話でありますけれども、田沢湖と台湾の澄清湖との姉妹湖提携以来30年にわたる交流は、全国でどこの自治体にも例がない国際交流となっております。これがあって仙北市と台湾は強いきずな、強固な信頼関係を築くことができていると感じております。これらのことによって平成23年には、北投石の御縁で玉川温泉と北投温泉が温泉提携の協定を、また、平成27年度には、国立台湾師範大学付属高級中学と角館高等学校との姉妹校締結が、平成29年度からは高雄国際マラソン田沢湖マラソンとの交流が始まっております。先日12月5日には、高久議員も御出席をいただいてありがとうございました。御参加をいただいた台湾の恵文高級中学校角館中学校姉妹校提携を行っております。また、北投国民中学校生保内中学校との姉妹校提携の協議も進められております。今後ますます交流が盛んになると思っております。 たくさんの皆様に御協力をいただきながら、次代を担う子どもたちの国際感覚を身につける機会がふえたものと考えております。 これまで秋田県や県内市町村との連携でトップセールス等を継続してきたことから、秋田県仙北市を訪れてくれる外国人観光客も年々増加をしております。平成29年度の秋田県の外国人宿泊者数は約10万5,000人でありました。このうち仙北市へは約3万2,500人が宿泊していただいておりまして、秋田県全体の約3分の1を占めております。仙北市への宿泊者数は、今年1月から9月、速報値でありますけども、までの対前年比では4,608人増の2万3,830人となっておりまして、123%の増となっております。 しかしながら、日本全体から見た東北、また、秋田、また、仙北市は、まだまだ認知度が低いというふうに感じております。東北を周遊している外国人旅行客のさらなる引き込み対策も必要と考えております。来年度は、さらなる認知度アップのための取り組み、お客様の手元に情報を届ける仕組みを加速させたいというふうに考えていて、来年度はそういったプロモーションにも力を入れていきたいと思っております。 先日の新聞報道にもありましたように、来年4月から秋田空港と台湾を結ぶ定期チャーター便が運航されることが決定をしました。この航空会社は、ことしの台湾トップセールスで訪れた航空会社であります。知事を筆頭に秋田県全体の取り組みが実った成果だと感じております。台湾からのお客様が仙北市に訪れていただくインバウンドの取り組みも必要ですし、また、仙北市民が台湾を訪れやすくなる、訪ねやすくなる、そういう機会となることから、アウトバウンドの取り組みも必要と考えております。定期便を契機に、双方向でのさらなる国際交流、交流促進を期待しております。 タイ王国との交流では、コムロイ祭と上桧木内の紙風船揚げとの連携、交流が約束され、また、ワチュラウッド王立学校と仙北市が教育旅行に関しての業務協定、締結を結ぶことも合意できました。今後、インバウンド対策も含めてアジア圏の国々との交流は、さらに増すことは確実だと思います。お互いを理解し合う信頼関係を築き上げることこそ、世界平和に貢献する意味でも重要だと考えております。この視点で言えば、数年前まであれだけ交流の盛んだった韓国との交流を、来年度は半歩でも前進させたいという思いもあります。アジア諸国の関係はますます深まりますが、先日出席をした観光関係の会議、これは函館、津軽、秋田広域観光推進協議会でのことですが、文化資源がこれほど豊富な仙北市は、アジア圏の集客が伸びていることに満足をしないで、ヨーロッパ地域や米国等にも目を向けるべきとの助言をいただいております。全く同感であります。曖昧に感じていたビジョンが確信に変わった瞬間でもありました。今後のアクションの検討が必要と強く感じております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) ただいま門脇市長から詳しく御答弁いただきましたが、その中で数点、簡潔にお伺いしたいと思います。 先ほど台湾の以前から高雄の国際マラソンなりいろんなことで、澄清湖のことは私も先ほど述べさせていただきましたとおり、姉妹都市を結んでいるために、いろんなことで台湾に行かれる機会が大変門脇市長は多いわけでございますけども、台湾に非常に特化してですね行くということなようなんですけども、先ほど門脇市長も申し上げましたとおり、11市町村長、当然議長もその11市町村の議長も同行されて行かれた場合もあったわけでございますし、そのものを否定するわけではありませんけども、しかしですね、その間、公務、市役所を不在にするわけですよね。副市長がおるから大丈夫だとおっしゃられればそれまでですし、常に電話連絡、またはインターネットでいろんな連絡を取っているから何も心配ないといえば、市長は仙北市におらなくてもいいわけですよね、極端なことを言えば。やはりそういうようなことにつながるんじゃないでしょうか。常にトップセールスで外国を飛び回ると。安倍総理大臣やああいう国のトップの人方と同じような行動を、今後も欧米やヨーロッパにも目を向けるということになればですね、どうなるのかなというふうなことで私は非常に、心配性なもんですから、心配するもんですが、その点はいかがなものでしょうか。 まだ聞きます。2点目は、市長がどうしても行くとなれば、必ず随行職員が同行されるわけですね。よほどの事情がない限り単独で行かれるということは、私はほとんどないと思います。そうすれば、市長はやっぱり旅費なり日当なり高いわけですから、もちろん旅費規定に基づいて支給されていますから何も言うことではありませんよ。どうしても市の公金、税金を使うわけでありますので、その分にやはりどんどん使われれば、一般の市民の生活のほうに回す、または福祉のほうに回す予算が、どうしても削らざるを得ないと。全ての歳出を見直ししたいというふうなことも昨日の答弁でもおっしゃっておりましたので、その点は矛盾はなさらないもんでしょうか。 それから3点目、費用対効果の関係でございますけども、非常に台湾と友好、これからも今後もさらに保って高めていくことは私も結構なことだと思うんですが、実際、来ている台湾のインバウンド、外国の観光客は、どのようになさっているのか、私もつぶさに観察してまいりました。角館町の人間ですから、いろいろなお土産品店なりいろんな方にも聞いてみましたが、その割りには変わりない、財布のひもは固いようです。それはまだよく仙北市がなじんでいないからというふうにおっしゃるかもしれませんけれども、最初からですねあまり買わないということを添乗員もいろいろ指導なさっているようですし、また、どこでじゃあ買うのかといえば、秋田市であればいろんな安物を売っているところとか、私は角館のワンダーモールでも100円ショップで買っているところを見たこともあるし、それはどこで買われようと自由なわけですけども、意外と経済的な効果というものは、ごく限られたチャーター便のその輸送会社とか、または宿泊される宿泊先の温泉なりホテルなり旅館なり、または農家民宿等に、ごく限られるんじゃないかなと思うんですが、その点はいかがなものですか。簡潔な御答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大きく分けて3つだと思いました。 1点目は、トップセールスは、ヨーロッパアメリカ等にも行う気持ちがあるのか、また、不在の間、心配ないのかということでありましたけども、トップセールスというのは秋田県知事をトップとして台湾、タイ等に、最近はマレーシアだったり香港だったり上海だったりということもあるようでありますけれども、そちらのほうには仙北市は参加しておりませんので、今、私たちが行っているのは、これまで30年来のお付き合いのある台湾を中心に行っているということであります。ですので、私の中のトップセールスというのは、知事と一緒に行って、例えば今回のファーイースト航空会社が秋田県へ定期チャーターを飛ばしてくれるという話は、11の市町村長さんが知事と一緒に行って、これだけ秋田県は一生懸命台湾の皆様とお付き合いをしたいんだというメッセージを、その人数で、たくさんの人数で発信できるということもありまして、そういうようなことをお酌み取りいただいての今回の定期チャーターとしての就航になったのかなというふうな思いがありますけども、そういう人数の必要もあるということは確かにあると思います。 一方で、その人数を確保するためには、どこの市町村長もそうですけども、市町村を留守にしなければいけない。これは大変皆様には申しわけないという気持ちはありますけれども、副市長、副町長、副村長がしっかりとその間、業務を行っていただいておりますので、心配ないというふうに思っております。これが仮に何ていうか、だったら1年中いなくてもいいんじゃいかということにはつながらないというふうに思います。 それから、随行者でありますけれども、市長が、首長が公務出張の際に、最近は首都圏に行くときもそうでありますけれども、関係の課の会への出席は当然あるわけでありまして、ですので、その関係の部課局の職員と一緒に行くということもよく行っております。例えば平成29年の中国の際には、国際交流推進室長と一緒に行ったりというようなことがなっていますし、また、その場面では観光課と一緒に行ったりと、今お話になったのは随行の話でありますので、総務課の私の秘書という形で行く場面も当然あります。しかし、これは危険回避だというふうに認識をしております。 3点目でありますけれども、費用対効果でありますが、一般的には外国の方々が日本においでになったときに消費する額は、1人当たり15万円というふうにまず言われているそうです。この15万円の中身を見てみますと、当然それは宿泊、交通費もありますけども、お土産を買うという部分が最近すごくふえているそうです。議員がよく日常的にごらんになっている例えば市内での消費動向、私も大変心配している要件であります。というのは、お土産をなかなか買っていただけないという話が、いくつも話がありまして、お客さんはふえているけれども消費に結びついていないということを御指摘いただく商工会関係の方もいらっしゃいます。この改善は相当急いで、頑張って進めなければいけない大きな課題ではないかと思います。それと比較して、例えば旅客であったりホテル等での消費は順調に伸びているという、外で買い物するのがなかなかできないということが、どうも問題なようであります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 最初のですね、そのトップセールスも結構なわけでございますけども、例えばですよ、まず5日間、実質的には1週間不在になさるというふうなことがあるわけでございますので、物理的にですね、これは副市長がおるし、倉橋副市長は立派な方なんで、それは何も心配ないんですけども、ないんだけれども、やっぱり議長も同行された場合、もし万万が一、何か不慮の事件なり事故なり災害なりが起こった場合、誰が招集するのか、臨時議会なり、場合によっては全員協議会なり、そういうことが心配ないかということを私は、私は行けないひがみで言っているのでなくて、そういうふうなことを私は指摘したことがございますが、そういう場合はどうなさるんでしょうか。 それから、まとめて聞きます。2つ目はですね、お土産品がなかなか買っていただけないという地元の方も、お土産品屋さんもおるということも市長先ほどおっしゃいましたが、昨日の阿部議員の一般質問でも、やっぱり道の駅構想をですね、やっぱりできればいろんな成功事例、十文字の道の駅なり、または羽後町の道の駅なりをいろいろ検証なさって、やはり進めていって、そこでも寄っていただくというふうな具体的な行動をしないとですよ、やっぱりただ武家屋敷の観光道路をずっと回って、伝承館には寄る場合もあるし、または青柳家なり石黒家にも回るけれども、ほとんどまず買っていかないというふうなことが私直接聞きましたので、ただ観測的に推測しているわけじゃないので、そこら辺をですねもうちょっとやっぱり、こちらも利口に立ち回って、やっぱり道の駅構想をですねもっともっと進めていくということを、あまり市長、道の駅に関心がないようでございますけども、やはり必要ではないかなと思うんですが、その点。 それから3点目はですよ、チャーター便のことを言いましたけども、トップセールスとしていろいろ知事も御一緒して頑張ってきて、ファーイースト中国台湾の国際便をチャーターしていただくことで直行便が完成するとなるということでございますが、魁新聞でも記事で指摘しているとおり、来るのは非常に歓迎するけれども、果たして行く方がたくさん、日本人ですよ、仙北市、秋田県も含めて、おるかということをちょっと懸念しているので、その点はいかがなものでしょうか。 以上、答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず1点目、私、今、書類を持ち得ていないので正式なその根拠をお話することができなくて大変恐縮ですけども、例えば市長が公務出張の際の副市長の裁量権、これは庶務規定のほうで決まっているものであります。議会も同様のさまざまな制度の中で判断、指名、それから業務等についての代替の規則はあろうかと思っております。 それと、道の駅、ぜひ誤解なさらないでいただきたいことは、道の駅を私も必要だと思っているという人間ではあります。きのうもお話させていただきましたけども、必要だけれども、それを運営していく、もしくは実際に建物を建てていくというその業務の中で、一体何がベストなのかということは、まだなかなか判断がつかないということをきのうも申し上げたとおりで、私も道の駅は必要だと思っているという側であります。 しかし、その道の駅に例えば外国からおいでいただけるお客様をしっかりと誘導できるたどうかというのは、また別の話になりまして、そこの仕掛けもますます考えなければいけないというような御指摘でなかったかと思います。 それから、定期便の話でありますけれども、今の私の情報では、火曜日と土曜日だという話をお聞きしております。そうなると週2便ということですけれども、そうなると当然、定期チャーターでありますので、運航する機体の大きさ等にもよりますけれども、私の今の認識では、30人弱ぐらいの日本から、秋田のほうから台湾のほうに向かうというお客様の座席、シートがあるのかなというような予測をしております。当然、仙北市はほかの24市町村と比べて、昔からのお付き合いのある台湾でありますので、仙北市内から台湾のほうに向かっていただく方々の掘り起こしの必要性もあるのではないかというふうな思いはあります。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 先ほど私、阿部則比古議員と言いましたけども、伊藤邦彦議員の誤りでございますので、ここで訂正しておわびいたします。 それでですね、いずれ美郷町なり大仙市の市長、首長、そして議長も同行されたわけでございますけども、佐竹知事のトップセールスにですね。でも、最後までおりましたか。途中で確か帰ったと私は聞いておるんですが、やっぱり地元も心配なんですよ。不在のとき、確かに庶務規定なりいろいろなことで、副市長の権限も非常に絶大なものですけれども、もちろん黒沢副議長もおられるんですけども、やっぱりトップがいないと困る場合もあると思うんですが、その点は今後どのようになさる予定なんでしょうか、その点だけ確認しておきたいと思います。
    ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、定かな資料がなくて恐縮ですけども、例えば今回のタイなどの場合は、その前に、ほかの市町村のことを言う必要はないのでお話しませんけども、ほかの国に行ってタイに入って、また台湾に行ったりしてというような長い行程なんかがあるみたいでありまして、私の場合は必要な場所にだけ行って帰ってくるという行程をいつもとらせていただいています。それでもやっぱり3日、4日はかかると。それで土日が入ってしまうと、やっぱり先ほど議員がお話のとおり1週間という話になってしまいますけれども、1週間滞在したということは今までありません。長くて4日から5日だったと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) それでは、時間の関係上、次の質問に移らせていただきます。 次の質問は、抱返り渓谷の保全、環境保全並びに地域の水道水の確保のためのボーリング調査、そしてそこに、できれば浄水場を建設したいということの計画についてお伺いしたいと思います。 1点目はですね、神代地区が非常に上水に非常に不便を感じているということは、以前から私も聞いておりました。がために、水道事業計画を、平成27年度に計画をいたしまして、その後に先ほど申しました卒田黒倉、具体的には抱返り渓谷の入り口のところにですね設置したいということで、平成27年から計画をしまして、ことしの春から自然科学調査研究所に依頼して調査ボーリングをなさって、できればそこに浄水場の施設を建設したいというふうな計画を、まちづくり懇談会で門脇市長も御出席されていろいろ地元の方々と懇談されたと思います。その際の市民の方々の反応なり、意見はどうであったのか、簡潔に述べていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 簡潔にということでありますけども、そこの間の経緯も少し説明させていただければありがたいと思います。 今、議員御指摘のとおり神代地区は、なかなか上水道施設が整備されていないということで、私も大変心配しておりました。このような状況の中で神代地区では、6人の方々が発起人となって30集落の会長及び黒倉、若松、神代各土地改良区の代表で組織する神代地域上水道を実現する会を立ち上げて、同会から平成25年2月13日付で上水道施設の早期実現に向けての陳情書を提出いただきました。私は先ほど話のとおり、安全・安心な水の供給というのは、市民が等しく快適で安全な生活を送る上で最も重要な社会資本と考えているものであります。そこで、西明寺地区の簡水事業、拡大事業という形で角館東前郷地区の一部を平成22年度から実施して、さらに岡崎地区等神代梅沢地区の一部を計画地区として平成25年度から事業着手をして、平成29年度に完成することができました。残りの事業ということで卒田地区、これは平成27年度策定の仙北市水道事業基本計画の中で優先順位を第1位と位置づけて、ことしから事業に向けた取り組みを行っているという状況であります。先ほど話があったまちづくり懇談会は、これは11月に開催しております。まちづくり懇談会では、たくさんの御意見をいただきました。まず、本当にこの計画が必要なのかという話もいただきましたし、水道水質に対する御不安の話もお聞きをしております。なぜ配水池がそこなのかという話もありましたし、水量がきちんと確保できるのかと、一番御心配されているところは、井戸をボーリングすることで、そこから水源地として活用することで今まで自宅で使っていた地下水に変動があったら大変だという御指摘、御不安をたくさんいただきました。もっともだと思います。調査事業ということで当該地区で揚水試験業務を6月下旬に発注をして、先ほどこれはお話になったとおりであります。来年の3月までの工期で調査を実施します。当該調査業務、これは来年の1月ごろに速報値、そのボーリング調査の速報値が示される見込みですので、調査結果を踏まえて事業計画を再度整理して来年2月の定例会等で整備方針をお示ししたいというふうに考えています。 それで、黒倉の遺跡の話でありますけども、水源の候補地が遺跡地域と近接状況で、これはよく御存じのとおり近接な状況であります。また、配水管の布設が考えられる市道神代抱返り線の一部、これは遺跡区域に入ります。なっていることから、施設建設に伴う現状変更にあたって、事前協議が必要になると考えております。市の文化財課及び県の指導のもとに、これは慎重に作業を進めなければいけないというような感触を得ております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 今回のこの水源候補地ですね、つまり自然科学に発注して調査なさっているわけでございますけども、ここには確かマンガンが含まれていると、水質にですね、成分、それは確認なさって、まとめて聞きますから、と思いますが、その点はいかがなものでしょうか。 マンガンというものは、人体にプラスになるのか、逆にあまりたくさん長年、水というものは極端に言えば毎日飲むものですから、人の口にですね、でなければ人間生きていけないので、飲料水なり、またはいろんなものに使うわけでございますので、その点はいかがなものでしょうか。 それと、そこの土地はですね、名前は聞きませんよ、会議で記録が残るから。確か業者さんの土地ではなかったでしょうか、建設業者さんの。名前は言いません、私はそういうふうに聞いておるんですけども、どうしてもやっぱりそこにこだわらないといけない何かがあるものでしょうか。私はですね、逆に地元の一部の市民の中からは、小影山の裏面、俗称真崎山というところのふもとあたりをですね調査なさったほうが、よりよい水質の水が、マンガンも含まれておらない水が出るんじゃないかというふうな御指摘もあるんですが、全くそういうところはまず目もくれないと、調査はする意味がないというふうに考えておられるもんでしょうか。 何も私、未普及地域を解消するなとかそんな馬鹿げたことを言うんじゃなくて、やはり解消はしなければならないけども、それには大変なお金もかかるだろうし、やはり費用対効果、加入する方々は何人いるのか、協力していただく方が何人いるのかをやはりきちんと調査なさっていかないと、お金をただ垂れ流すばかりなる危険性があるんじゃないかなと私心配するものですから、その点についてお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今の再質問は4点だったと思います。 まず、マンガンはどうかという話なんですけども、前に神代診療所の所長を務めておられた伊藤先生が以前からとても心配していた成分としてマンガンという話をよくお聞きしておりました。私どももそれでマンガンはどうなんだというような話を大変心配した経緯がありますけども、通常どこの水道水にもマンガンは含有されているという、一般的にはそういうお話のようであります。したがって、現在の浄水機能、マンガンを除去する機能は大変すぐれている施設が既に使われております。そういうことがあって、マンガンの含有があっても問題はないというような見解をいただいているということであります。むしろその神代地区全体にそのマンガンが含まれて、その含有量が多いというところをちょっと心配しているということがあります。 それから、土地の話でありますけれども、私、違うと思っています。議員が御指摘のその企業等ではないというふうに思っております。 それから、真崎山のほうという話もありましたけども、実はこれ、平成23年、平成24年ぐらいだったと思いますけれども、真崎地区でやっぱり当時の企業局で、その地区の水質を心配して水道事業を行いたいという強い思いあったもんですから、調査してもらったことがあったんです。とても水量がいいという話を実は聞いたったもんですから、やってもらったんですけども、そしたら年間を通して考えると水量が一定しないという、要するに地下水が低いという話で、それで断念をして今回の場所にまたターゲットを移したという、そういう経緯があります。 それから、4点目、大変これ重要な指摘でありまして、給水人口のことです。私たちも今当然さまざまな事業を行うときに費用対効果は最大の何ていうかチェックポイントですので、費用対効果があるかないかというのは、今回水道事業に関していうと、やはり安定した水道収益を得なければ継続的に事業できないので、その点については本当に慎重です。ですので、これはまちづくり懇談会でも御指摘があったことですけども、アンケート調査など事前調査をしっかりとやって、加入していただける方々が多くいるところをやはり水道管は布設していくというようなコストを考えていかなければいけない、そういうふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 先ほど門脇市長御答弁された中で、当時の神代診療所の伊藤先生も心配なさっているそのマンガンでございますけれども、自然科学調査研究所でも恐らく成分調査なさったと思いますので、現時点で何%含まれているのかと、まとめて聞きますから、その点をお答え願いたいと思います。 と同時にですね、実はこのマンガンをですね、やっぱり長年飲料水として使った玉川の対岸のですよ、今は同じく仙北市だけども、広久内の地域の方で、やはり病死した方もおるというふうに聞いていますけども、そういう確認をなさったことがあるのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。除マンガン装置は今あるし、非常に精度が高能な機械も、機器もあるから大丈夫だと言われればそれまでですけども、逆にですよ、院内岡崎のほうの簡易水道とか、場合によっては西木西明寺のほうから引っ張るとか、それは高くつくから無理だと言われればそれまでですけども、やはり安全な水を供給するということがとりもなおさず市民の健康とやっぱり暮らしを守る方向に、私はつながるのではないかなと思うんですが、その点はいかがなものでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 3点あったと思います。 まず、マンガンの含有量については、今、担当のほうから試験結果をいただきますので少々お待ちいただきたいと思います。 それで、対岸のほうでマンガンが原因、白岩広久内のほうでマンガンが原因で、飲料水で含まれたマンガンが原因で亡くなったという私そのお話初めてお聞きしました。地域的にもしかしたら、推測ですけども、地下水等でやはりマンガンがこの地域に含有されている岩石等の関係もあるかもしれませんが、それはやっぱり調べなければいけないのかと思います。そういうことがあって議員が御指摘の安全な水を供給するべきだと、これはもっともなことであります。飲用に適さない水を水道事業で給水することはあり得ません。ですので、安全対策をしっかりと整えた上での給水ということになる、これが原則であって、この原則をたがえるということはあってはならないと思います。 今、マンガンの成分量のデータを、この項がもし仮に進まれるとしても、議員の一般質問の間中に何とか報告したいと思いますので、御了解いただきたいと思います。 議長、ちょっとお待ちになっていただけますか。 ○議長(青柳宗五郎君) 暫時休憩します。                             (午前10時41分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前10時42分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まだ調査中、先ほど話したとおり水源調査を行っている段階なので、明確なお話をすることは、むしろ何というか適切ではないと思いますけども、平成26年に予備調査したときの数字の話であれば報告できるかなと思いまして、それを用意しました。基準でいくと1リットル当たり0.05ミリグラムが基準、平均値だそうであります。その約4倍のマンガンが平成26年には検出されているというデータだそうであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) とすれば、結局、1リットル当たり0.05ミリグラム、つまり4倍といいますと0.2ミリグラム含まれているというようなことでございますね。だけども最終的には、まだ調査中であるということで、きょう時点ではわからないというふうなことだと思います。 万が一ですね、これはやっぱりなかなか基準をクリアできないというふうなことを、もし仮にですよ自然科学研究所さんの結論が出た場合は、それでもやっぱりここが一番必要なんだというふうにして門脇市長は頑張られるつもりなんでしょうか。その点だけ確認しておきます。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 頑張らなければいけないことは、卒田地区の水道の今の現在の環境の改善をして上水道を皆さんに供給していくということについては頑張らなければいけないと思います。だけれども、今、議員が御指摘の水質がよくない水質、これをもって給水事業を行うということに頑張る気持ちは毛頭ありません。さらに言うと、安全な水をできるだけ求めるということは私たちの使命だと思いますので、その使命についても一生懸命頑張らせてもらいたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) これは総額ですね、神代地区の未普及地域に対する総額の概算予算ですね、あくまでも計画でしょうけども、何億ぐらい考えているものでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今現在の大まかな数字で申し上げますと、2億前後ぐらいだと思います。すいません、19億です。約20億です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) それでは、次に移ります。 教育委員会のほうにお聞きしますけども、先ほど門脇市長も触れられてございますけども、黒倉B遺跡なり、黒倉遺跡の保存、調査関係のまたこれは昔、武藤鉄城先生がですね戦前、そして戦後、二度にわたりあそこで環状列石らしいものをですよ、断定したわけではございませんけども発掘され、そしてまたはいろんなその貴重な土器、または土偶、石器やいろんなものが発掘され、その一部は東京のほうのですね博物館にも保存なさっておるわけでございます。そういうふうな大変重要な遺跡でございますけども、仮にそこをですよ水源調査なり、また工事、これから仮にやるとなれば、さっき言いました県のほうなり、または文化財センターなり、いろんなところとのその軋轢と言いますか、交渉なりやらなければならない、クリアしなければならないことが出てくると思いますけども、黒倉遺跡はあのままで中断していいものでしょうか。つまり、第2次調査がですね、教育長御承知のとおり田沢湖町時代に第2次調査をして、その後は中断なさっているんですよね。この機会にもしあれだったら、もう一回遺跡調査をさらに進めて、もっともっと貴重なものが出てきた場合は、大湯のストーンサークルに匹敵する、または北東北のいろんな遺跡群に匹敵するようなものが仮に出てきた場合、これも一つにやっぱり抱返り渓谷のための観光資源として非常に重要な価値が私は出てくるんじゃないかなと思うんですが、その点についてもあわせて簡潔な御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 黒倉B遺跡は、大変貴重な先ほどお話ございましたが、特に土偶など大変有名なものが出土している現状にあります。もちろんこの関連で、必要な何といいますか試掘等必要な場面が出てきた場合は、もちろん県の文化財保護課のほうにもちろん御相談を申し上げまして、私たちの文化財課職員立ち会いのもとに、きちんと粛々と試掘等進めてまいらなければならないと思っているところであります。 それでまず、今、議員がおっしゃいましたように、これを機会にということでありますが、もしですねやっぱり例えば試掘の中で、あっやっぱりすごいのがというのがある可能性もあります。その場合は、本当に県のほうと、または国の文化庁のほうも相談しなければいけないと思いますけれども、そういうふうなものを進めていくと。今、北東北の山内丸山等の伊勢堂岱遺跡なんかも非常に今クローズアップされているところでございますが、もしかしてそういうふうな大きなものというふうな、そこまでいかなくても何か関連性のあるものというふうなことが出てきた場合には、もちろん私たちも一生懸命そういうのに向かってまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 熊谷教育長もお忘れではないと思うんですけども、あそこの卒田黒倉のですね入り口の右手のほうに太陽光を建設なさるときに熊谷教育長もいろいろ立ち会われたり、いろんな県と接触されたわけでございますけども、あそこはですよわかるとおり、以前の所有者の建設、当時の業者さんが砂利を採取して、もうかましてしまっているんですね。中にいろんな廃棄物と言えばちょっと語弊があるんですけども、いろんなのがもう捨てられてしまって埋められてしまって、あそこは恐らく亡くなった方を弔うための霊祭を司る、角館で言えば北部斎場みたいなところであったのではないかなというふうな推測なさっているんですが、そういうことも事実あるわけですよね。もうあとやってしまってからでは遅いわけですよ。そういうふうな経験を踏まえてですよ、もう少し教育委員会は、市長にやっぱりいろいろ指示をされれば断るわけにはいかないわけですし、そういう行政の仕組みは私も多少わかるんですが、やっぱり市長にも具申してですよ、いやあここはちょっと困るから、やっぱりさきに遺跡調査をさせていただきたいというふうなことを進言するというふうなお気持ちは、立場上ないものでしょうか。その点だけ確認しておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 私どもも文化財課を中心の発掘調査の報告書、全部そろっておりますので、それには目を通しているところであります。もしそういうふうな必要なものがあれば、もちろん市長とも御相談なり御進言申し上げる、それは当然だと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 抜かしてしまいましたけれども、後戻りして失礼ですが、箱もの建設等については、先ほど私も言いましたとおり、新角館庁舎なり、まず総合給食センターなりを建設することには、それはやむを得ないことだと思うんですが、今後、市長がもし望んでおるとすれば、できれば断念してもらいたいなと思うんですが、田沢湖地区、武蔵野地区のほうにですね、総合体育館、仮称ですよ、建設調査委員会も立ち上げておりましたけども、42億か3億なるか私わかりませんけども、そういうふうな構想は、私は今の時点ではやっぱり中断したほうがいいんじゃないかなと思うんですが、その点だけは今もお気持ち変わらないもんでしょうか。確認しておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) きのうも申し上げましたけれども、今の財政力であったり、今の地域ニーズであったりを、当然それは把握して検証しなければいけない。今の総合発展計画が統合庁舎を前提とした計画であって、それが今、別の形になっているということから考えていくと、財政フレームも見直しは当然しなければいけないというような状況があります。これはさまざまな見直しが、これは総合体育館に限らず、さまざまな建物で見直しが必要だというふうに考えております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) それでは質問、時間の関係上、次に移らせていただきます。 国では御承知のとおり消費税を来年の10月から10%に引き上げて、それに対する地域経済に与える影響及び市の対策について、若干お伺いしたいと思います。 1つはですね、御承知のとおり9月定例会のですよ仙北市議会も、県内の9市町村と一緒に、結果的には9市町村でございましたが、10%への消費税引き上げの中止を求める意見書を国に提出されてございます。これは御承知のとおりであります。門脇市長も恐らく当然、仙北市としてもこれは10%の影響は免れないものがありますし、来年度の当初予算を編成するにあたりましても、来年10月までを前期、その後を後期として10%が出てくるときと出てこないときの予算の組み方を今検討なさっていると思うんですが、賛成なさるお考えなのか、国がやるからこれはやむを得ないんだと。でもやっぱり市民のためにはならないから、私としては全国市長会、または県のいろんなその市町村長会の立場で、いろいろな反対を申し上げていきたいというのか、その点だけ確認しておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 国政にかかわることでありまして、私、一市長がですよ、地方の市長が消費税に対して、どうだこうだという話をするということは、この場面では控えたいと思います。しかし、思いはたくさんあります。それはお話したいと思います。 というのは、消費税増税になると、これ品目によって今、軽減税率が適用されるされないさまざまなことがあって、一つ一つの買い物で金額もさまざまで、私自身、正直とても混乱している状況にあります。仮に来年10月以降、1年暮らしてみて、後から計算してみたら多額の消費税を支払っていたということに気がつくといった状況も考えられるというような思いを持っております。しかし、国全体を考えると、持続可能な社会づくりをするために必要な財源ということで活用いただけるのであれば、これは必要なふうに考えなければいけないというふうな思いであります。 一部試算でいくと、年収200万から300万の世帯では約3.9万円、年間です、年収が300から400万では4.1万円、400から500万では4.5万円という負担増という報道がありました。また、一般的に収入が低い世帯ほど貯蓄に回る余裕は少ないわけでありますから、収入のほとんどを生活費に回さなければいけなくなるということがあって、結果的に年収に対する消費税の負担割合は対外的に見ると高くなってしまうということで、とても社会に及ぼす影響が大きい判断ではなかったかと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) あと1つだけ、門脇市長、国政にかかわることなんで、できればここで答弁を控えたいとおっしゃいますけども、先ほど市長も答弁で触れておりますとおり、軽減税率なり9項目にわたる税源対策を、これは国が打ち出してきましたけども、これ何のためにやろうとしているんでしょうか。来年夏の参議院選挙があるわけでしょ。その後何となるか私はわからないというふうに心配しておりますが、その点はいかがなものでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) さまざまな解釈はあろうかと思いますけれども、軽減税率の一つの手法という考え方を見ると、激変の緩和を行ったり、市民の生活に、国民の生活に影響を与えないようにして社会保障制度を何とか堅持していくというようなそういう判断があったものというふうにも思うことができると思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) では、最後の質問に移らせていただきます。仙北市東京ふるさと会のさらなる発展及びふるさと納税交付金活用も含めた市の対応について、ひとつお伺いしたいと思います。 御承知のとおり合併してからもですよ東京ふるさと会、角館会、そして田沢湖会、西木会は桧木内と西明寺に分かれたようでございますけども、ここは隔年で1年置きにやられておりますけれども、それでも何とかかんとか存続しているんですが、やはり会長を含めた会員の方々の高齢化、これは都会も同じです。しかし、ふるさとにかける情熱といいますか、それはやはり都会で暮らしてみないとわからないんですよね。向こうに行けば、いやあ今ごろ角館、確か9月なればお祭りだなとか、4月なれば花見の季節だなとか思い出すわけですよ。私の私見ですけども。そういう方々は、ふるさと納税にも恐らく100%ではないけども御協力していただけている方じゃないかなと思うし、また、地域や町内や知人にも友人にもお知らせしたり、頼んでいる方もおるんじゃないかと思うので、そのためにはこのふるさと納税にかかってきたいろんな交付金、そういうものを積み立て、残ったものは積み立てもしておるわけですけども、一部を活用して、例えば東京角館会に、これまで平成27年度までは10万円、1年間に補助していましたけども、田沢湖会も同じだと思うんですが、これをまた復活なさるお気持ちはないかどうか、その点を確認したいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 少しお話をさせていただきますと、これまで田沢湖会、角館会、西木会ふるさと会があるわけですけども、その方々に自分は着任してからそちらのほうに参加させていただく機会をいただいて、ずっと言ってきたことは、ぜひふるさと会、各地区のふるさと会も重要ですけれども、一本化して、みんなで仙北市のふるさと会というものをつくっていただきたいという話をしてきました。それが形になるというふうに私思っておりましたけれども、ある年にそこまでいこうという話になったときに、それを前提として西木会は、だったら西木会はもう細分化して、単体として大きな今度は塊の方に入っていこうということで、言葉は悪いですけど分裂してしまったわけです。そういう状況があって、その10万円のお話は、同じふるさと会、仙北市内のふるさと会として、そちらのほうには何も応援はしませんという話をしておりますので、田沢湖会も角館会も応援をするというのは不公平があるんじゃないかという話があって、今なくなっているという状況があります。 今のお話は、ふるさと納税の話ですけども、そういう思いで地元ふるさとを応援しようということで、多分、私話を聞く限りではたくさんの方がふるさと納税をしていただいております。それは聞いているんです。しかし、ふるさと会の人たちが自分たちが納税をしたふるさと納税の一部を、その会のために使ってほしいというふうには思っていないというふうに思うんですよ。これはですねその…そういうことで、ふるさと会の方々にふるさと納税を使う、さまざまな用途で使うというのは、ちょっと違和感があるというふうな思いであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) あのですね、例えば東京角館会を見ますとですよ、さっき言ったように会長も含め、また、非常に高齢化が進んで、なかなか会員の方も集まりづらくなってきて、今、赤字状態なんですよ、赤字。仙北市長が仙北ふるさと会を立ち上げたいといっても、機械的には私いかないと思いますよ。そこで生まれ育った人がやっぱり郷里を愛しているのは当たり前ですから、存在は意識を決定する、それは当たり前のことです。それを機械的にまとめようとしないで、隔年であってもそれはやっていれば、そのときに10万円なりできる範囲内での補助を出すと。そして東京角館会、東京田沢湖会にも少しでも補助を出すというふうなことを、機械的な見方でなくて、実態にあわせて補助を出すというふうなことはできないものでしょうか、その点だけ答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) ここは意識がもしかしたら違うのかもしれないですね。私は、角館会の方々であろうとも田沢湖会の方々であろうとも西木会の方々であろうと、分裂はしましたけども、同じ仙北市民を郷里とするふるさと会だというふうな思いを持っていただきたいと思っています。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 門脇市長のふるさと会に対する思いと、やはりちょっとふるさと会を構成している方々の考えが違うようですけれども、それはいつか話し合う機会はないもんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) これまでも代表の方々にお話をさせていただく機会があって、やはりなかなか今そういう状況ではないというお話もお聞きしております。決して機械的に進めるということをしようという思いはありません。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番、高久昭二君の一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。                             (午前11時01分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- △武藤義彦君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。2番、武藤義彦君。 ◆2番(武藤義彦君) おはようございます。蒼生会の武藤義彦です。通告によりまして質問をさせていただきます。 初めに、空き家対策についてお伺いいたします。 過疎化の進む自治体に限らず空き家対策は深刻な問題となっております。仙北市では、空き家台帳の整備を進めながら、空き家などが管理不全な状態にならないよう、適正管理に関する条例を定めて、物件の把握、所有者等への助言、指導を行い、それでも管理不全な状態であれば、当該所有者に必要な措置を講じるよう勧告することができるとしてあります。 そこで1点目として、市が把握しております空き家は、昨年度末で477件ということでありますが、それらの空き家の所有者、管理者には、いつでも連絡可能であるのかお伺いいたします。 2点目として、空き家台帳は、所有者や市民情報などにより変更しているものと思いますが、未確認物件は、まだ数多く存在すると思います。そこで、市では定期的な確認作業を実施しているのかをあわせてお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 武藤義彦議員の一般質問にお答えをいたします。 1点目であります。477件ということだけれども、連絡可能な状況であるかということでありますけども、この477件の固定資産税課税上の所有者は、もちろん把握しておりますけれども、また、このうちでランク付けをしておりまして、Dランクの大規模修繕が必要で適正管理の指導が必要な物件、また、Eランクの倒壊の可能性や一部損傷がある物件等については、所有者もしくは管理者等を把握して、必要に応じて適正管理の助言を行っている現状にあります。これ以外の家屋は、危険な状態まで至っていないという判断もあることから、実際に対応いただきたい方への連絡先等、積極的な把握行為を行っている現状にはありません。 2点目であります。空き家の未確認物件まだまだあるんじゃないかということであります。定期的な確認作業はどうしているのかということでありますけれども、未確認物件については、随時市内を巡回するなどをして把握に努めております。しかし、適正に管理されている物件は、適正に管理されているほど空き家かどうか、外見からの判断が難しいという現状にあります。地域内の市民から寄せられる情報が一番確実で、これらの情報と巡回の結果で明らかに空き家とわかる物件については、台帳を随時更新するという作業であります。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) Eランク、Dランク以外は、まだ連絡が確定していないものもあるというような意見でしたけれども、やはり課税台帳等に頼らざるを得ないということはあると思いますけれども、やはりこの後質問しますけれども、連絡が全てつくような状況にしていただきたいと思います。 それから、定期的な確認作業もしておられるということですけれども、やはり空き家であるかないかも含めて地理的に詳しい、近所の情報にも詳しい例えば民生委員であるとか、そのような方々も登場していただいて確認作業を進めれば、もっとスムーズな内容が把握できるものではないでしょうか。 3点目の質問です。市では危険老朽空き家対策支援事業として、税金滞納者でない方、年間所得、また、解体は市内業者などが行うなどの条件をクリアすることで、解体費に対して最大50万円の支援をしております。しかし、所有者は、危険空き家であることで近所への迷惑であったり不安を感じる方へ申しわけないなと考えながらも、経済的な理由から補助残の支払いが困難な方もいると思います。例えば、解体費が200万円とした場合、50万円の補助をいただいても残りの150万円の支払いが困難である。補助申請もできないという方もおられると思います。そのような状況下におかれている方への何らかの救済策はないものかお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 解体事業への支援は、仙北市危険老朽空き家対策支援事業補助金交付要綱で定められております。これ以上の事業費の直接的な支援というのは現在行っていない状況であります。 なお、全国的なその動きの中で特に秋田県、特に仙北市が率先して行ったことは、地元金融機関との連携でありましたけれども、平成26年6月に仙北市と秋田銀行との間で空き家解体ローンというものを初めて提携させていただきましたけれども、この覚書により仙北市は補助金交付対象となった本人が希望があればローン利用のあっせんを行うことができるという商品でありました。これに基づいて秋田銀行が審査を行い、条件を満たせば、通常適正金利よりも低い利息で融資が実行されるということであります。 しかし、今、議員が御提案のことは、50万円という限度額では空き家解体が進むことはなかなか難しいのではないかというような御発言、御提案だったとうけとめます。条件等もいろいろありますけれども、その金額上限等についても見直し、検討が必要だというふうな判断も当然あろうかと思います。さまざまな作業の中でその対応を検討していかなければいけないと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) 確かに今の財政事情を考えましても、見直しの検討もなかなか大変なこととは思いますけれども、やはりその支払い困難な方もおるという実情を踏まえて検討していただきたいと思います。 4点目の質問です。昨シーズンは、例年にない豪雪でありました。除雪費も合併後では過去最大であったようであります。ことしの2月ごろでありましたけれども、県道沿いにある空き家の屋根にかなりの雪が堆積していたため、近所の方が子どもやお年寄りも歩くということで危険だということを所有者に連絡差し上げたそうです。そうしたところ、返ってきた返事が、つぶれても構わないので気にしないでくださいという回答だったようであります。言い争いになっても仕方ないと電話を切ったそうではありますけれども、このような事例はほかにもあると思います。雪の堆積、台風等による屋根材の飛散は、歩行者や住民の安全確保の上でも緊急に対応しなければならない事案だと思います。今にも道路に落ちそうな雪だったり、強風ではぎ取れそうなトタン材など、それらについては所有者のやり取りを待つことなく最小限の行政対応として、除去、排除も必要ではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) あくまでも個人の資産であることから、原則として予防的に当該物件に手を加えることはなかなか困難だと思います。 しかしながら、除雪による倒壊の危険性が高まったり、強風等による建材の飛散が懸念されるなど、周囲に危険を及ぼすことが明らかである場合には、その対策をこれまでも必要に応じて行ってきました。現状で周囲の安全が担保できない場合など、公として踏み込んだ判断も必要だと考えておりますし、今までそのような事例いくつかさせていただいたこともあります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) 例えば昨年のこの雪が堆積したお家ですけれども、まだ新しいお家であります。先ほど一番最初に質問した際に、Eランク、Dランクの方は直接連絡ができる状況にあるといいながらも、やはり空き家でありながら人が住めるような状態のものもある中での堆積した状況であったということを考えれば、やはり連絡先のはっきりしたものを情報を捉えておくのも行政の役割だと思います。当然、除去や排除には、個人の資産であると同時に費用もかかります。台帳登録時に、例えば所得者に緊急時の場合は、お断りなくこのようなことをしますので費用負担を明記するとか、そのような方法もあろうかと思います。9月の定例会で高橋豪議員が通学路の個人所有危険ブロックについての質問がありました。その中で撤去費用支援も考えなければならないという市長の発言がありました。空き家についても危険除去、事故防止の上でも、即応するような対応を検討していただきたいと思いますが、もう一度お伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◆2番(武藤義彦君) 議員が御指摘のように、例えば空き家の外、見かけでわからない、しかし空き家だというようなところも件数結構あるんです。調査集計表を見ると、先ほどDランク、Eランク、大変な状況であるという話以外にも、例えばAランクであっても90棟ぐらいあるという状況ですので、今、議員が御指摘のすぐに何というか崩壊しそうな物件は、今のテーブルの上の話でありませんけれども、そうでない場面にあっても公に、もしくは公衆衛生上、被害を被りかねない状況があるということも考えると、ランク付にかかわらず、やはり情報の共有をするための連絡先は、これは努力しなければいけない、連絡先の確保は努力しなければいけないというふうに思います。 あわせて、議員がお話になったように、一歩踏み込んだ検討をしなければいけない、これは天候等に左右されないで、市の考え方として一定の基準をもって対応するという、ちょっと変な言い方ですけども、よりどころとなるような考え方を統一して、それが市民の方々の安全対策につながるというようなものでなければいけないというように思っております。検討しなければいけないと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) やはり市民の安全、事故防止の上でも体制づくりの検討を急いでいただきたいと思います。 次に、指定管理者制度についてお伺いいたします。 指定管理者制度は、公の施設管理に民間の能力を活用することで住民の利便性向上と経費の節減などを図ることを目的としております。 そこで1点目として、現在の市の指定管理施設の経営状況をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この項の1点目に対する答弁でありますが、初めに市の指定管理施設の経営状況ということでありますが、現在、指定管理者制度を活用して管理をしている施設は33施設あります。このうち複数の施設を一括管理している管理主体がありますので、管理者としては21管理者ということになります。この21管理者のうち、平成29年度の経営状況でお話をさせていただくと、単年度収支で黒字となっている管理者は15、赤字となっている管理者は6であります。指定管理施設の多くは、利用料金を収入源としておりますけれども、その収入だけでは管理運営、もしくは事業の実施は困難であります。市からの指定管理料がなければ成り立たない現状があります。しかし、いずれの管理者も経費節減には一生懸命努力をしていただいている現状があります。このような関係でありますので、一概に管理者の管理不全だというような話もできません。努力をし合って現状を維持し、できるだけ市民の方々の御不便を被らないような形を維持していくということが重要ではないかと考えております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) 21管理者の中で15の黒字ということでありましたけれども、やはりその内容等については、まだまだ見直しが必要なところもあろうかと思います。 そこで2点目の質問です。11月2日でしたけれども、湯沢市で県南市議会議員研修会が開催されまして、行政経営アドバイザーの講演の中で指定管理者制度の導入状況、指定管理の取り消し状況についての情報提供がありました。平成27年度の調査で都道府県を含む指定管理者制度導入は7万7,000施設で、全公共施設の25%、4分の1を占め、そのうち市区町村は6万2,000施設ということでした。一方で、平成24年度から3年間で指定管理者の取り消しが2,308施設で、市区町村では2,095施設の取り消しがあったということであります。取り消しの理由としましては、施設の見直しが半数以上で、内容については施設の休止、廃止、民間への譲渡が主なものでありました。 県南4市の中でも唯一横手市が平成25年度から3年間で15施設の取り消しを実施しております。社会福祉施設がほとんどでございますが、農村公園や児童館も含まれておりました。 そこで、仙北市の指定管理施設の市民の利用形態であったり、継続的な指定管理者による発想力、競争力の低下など、弊害を踏まえた見直しが必要であると思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、お話あった横手市では、老人福祉施設であったり、児童館などの指定管理を取り消しして、民間譲渡であったり、施設自体の廃止を進めているということがあります。 また、温泉施設については、第三セクターが管理している施設を含め、温泉施設の再編を行って民間へ譲渡したことなどが新聞等で報道されております。 きょうの報道でも美郷の例も報告がありました。なかなか難しいという状況はありますけれども取り組んでいるという、各地で取り組んでいるという取り組みの紹介だと思っております。 仙北市でも市民の利用形態などを踏まえて見直しをする検討時期は当然そうでありますけれども、市の財源を有効に活用する観点から、以前より施設のあり方について検討して、改善策を講じてきているという現状もまた一方であります。ただ、経営が思わしくない、採算が難しいという施設であっても、設置目的であったり、市民ニーズ、利便性などを考えた場合、引き続き市が関与しなければならない施設もあることも、これも事実であります。一方では、市内の第三セクターで管理する宿泊、観光施設などは、人材の確保がとても大変な状況でありまして、休暇を取得することも困難だという状況も発生しております。これらのセクターについては、まずは人事交流から始めないかと、そんな提案もさせていただいている状況があります。市民の皆様が不安を感じないように、まずはお客様をお迎えする経営体の交流、連携、また、集約など、丁寧にさらに踏み込んだ議論を進めたいというふうに思っております。 昨年、平成29年度も取り組みを続けてきた経緯もありますけれども、なかなかその経営体の諸事情等もありまして、統合できないというそういう場面にもいくつか立ち会いました。何が一番問題かというと、やはりそこの団体がいろいろ抱えている事案を、まず公にするということに多少はばかりを感じられるという話とか、それから、今までの負債の何というか清算をどうするのかという具体の手法とか、それから、人間関係とか、いろんなものがあります。 しかしながら、それで市民の方々が不便を被るということがあってはならないという思いにまず立って、その立ち位置から改善を求めているという、そういうことが続いているという現実があるということです。平成30年度はもちろんこのような形でやっておりますけども、平成31年度はさらに踏み込んだ議論をし、議会の皆様にまた御相談をさせていただく場面もあろうかと思います。よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) 私は過去に指定管理者の選定委員をさせてもらった折に、施設の場所や施設の内部を案内していただいたことがございました。中には、集落会館として利用されているだけの施設などもありまして、指定管理施設としていかがなものかと感じた施設もありました。市の指定管理施設は、経営状況もあまりよくないということでありますけれども、やはりこれからは、官主導の前例踏襲と固定概念を変えるという意味でも、施設そのものの内部で例えばこれはだめ、あれはだめというようなものではなく、収益事業やイベントなども積極的に民間の意見を取り入れる、市民の利用者や満足度向上につながるものは許可するというような方法も考えていかなければならないと思います。入館料のみの収入構造で来客待ちというような従来の公共施設運営から脱却し、民間の経営スタイル、損益視点を取り入れることでサービス水準、また、採算性の向上を目指す発想転換が必要であるとは思います。再度その点について見解をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私どもも時間の流れの中で、もしかしたら可能性を、本来の業務に対する可能性を、官のその思いからつぶしてしまっている事例はないかということを大変心配しております。市民の方々の意識を、例えば指定管理の業務にも反映させる仕掛けをつくっていくとか、たくさんの方々から御意見をいただいて、それを政策としてしっかりと実現させていくそのプロセス、もしくはシステムとかということに対して、もっともっと真剣に取り組まなければいけない、そこから活力のある地域づくりが始まるということに再度初心に返った思いで平成31年度はあたりたいというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) 単純に指定管理料を支払えというような考えは打破しまして、今後、それらを考えた取り組みを早めにしていただきたいと思います。 次に、水道法の一部改正について伺います。 人口減少による料金収入の減少、施設の老朽化、人材不足などの課題を抱える水道事業に、民間の資金や能力、技術力を活用する「コンセッション方式」により、施設の所有権は自治体、運営権は民間に付与できる仕組みの導入が今国会で成立いたしました。法律案では、施設の計画的な更新を図るための水道施設台帳の整備や広域連携等をうたっておりますが、マスコミ等では民営化による水質悪化や利益追求によりすぎる料金高騰を危惧する反対意見も多くあります。 水道技術センターの統計によりますと、2014年度の日本の水道普及率は97.9%で、管路の総延長は62万6,000キロ、更新の必要な老朽管は14.8%となっております。しかし一方で、管路の更新率は、わずか0.76%で、このままの更新率で推移しますと130年もかかるとありました。この管路の更新率の低さが民間資金、民間技術力を必要とする一つの要因でもあると考えます。 秋田県の管路の老朽化は、全国的にもまだ低いレベルということで、改正案が施行となってもしばらくは様子を見るというスタンスの自治体が多いと思いますし、民間が参入するのは採算性のある人口の多い大都市などに限られると考えますが、現時点でのお考えをお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 人口減少に伴う需要の減少、水道施設、今、議員がお話した水道管等の老朽化、深刻化する人材不足等の直面する課題に対応し、水道の基盤の強化を図るために水道法の一部を改正する法律案、これ12月6日国会で成立をしております。 改正内容を少しお話をしますと、官民連携の推進として地方公共団体が水道事業者等としての位置づけを維持しながら、厚生労働大臣等の許可を受けて水道施設に関する公共施設等運営権を民営事業者に設定できる仕組み、いわゆるコンセッション方式であります。 また、同法は関係者の責務の明確化として、国、都道府県及び市町村は、水道の基盤の強化に関する施策を策定し、推進または実施するよう努めなければならないと。また、都道府県は、水道事業者等の間の広域的な連携を推進するよう努めなければならないとされております。それぞれの責務の中で広域連携の推進について示しています。 都道府県は、広域連携を推進するため、関係市町村及び水道事業者等を構成員とする協議会を設けることができるとあります。こういう状況の中で県南地区6市2町1村、横手市、由利本荘市、大仙市、湯沢市、にかほ市、そして仙北市、また、美郷町、羽後町、東成瀬村の自治体間で連携促進を図るために、平成28年2月に県南地区水道事業連携推進座談会を設置をして、まずは相互の理解づくりに努めているところであります。市として法律改正後の政府、また、県の動きを注視しておりますが、今後の方向性を他市町村とも連携しながら模索していくということが適切ではないかと考えております。 これ全く参考の話なんですけども、先ほどマスコミの話があったとおり、世界ではこの15年間で民営化したけれども、もう一回公営化したというところが30カ国以上であるということで、いろんなふぐあいがあるという話もお聞きしているということもありますし、またこれ参考の話ですけども、私の娘が首都圏でアパートを借りようとしたときに、各自治体の水道料金があまりに違うということにびっくりしたという話もお聞きしました。今まで住んでいるところから4倍違うというところがあったということで、とてもそこには住めないねという話もしておりました。少なくとも県内では、できる限り平準化した水道料金で、どこに住んでいても水道料金はそれほど違いがなくて安心・安全な水を使うことができるというような環境になってほしいと思っています。そんな意味合いから、今、私の思いとしては、秋田県内、少なくとも水道事業は、まず広域化をしっかりと整えていくという環境づくりが重要ではないかというふうな思いを持っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) ほとんどの水道利用者は、蛇口をひねれば安全で安価な水が出ると思い込んでおりまして、例えば漏水であったり、工事による濁水、濁り水などがない限り、水道事業に関してはほとんど関心薄いと思います。市民には、やはり水道事業の現状の厳しいものであったり、また、今後の使用料の予測など、情報発信がぜひ必要だと考えますが、意見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私もまだまだ不足だと感じております。現状では、議員御承知のとおり、財政状況については半期ごとに市広報だったり、市のホームページの掲載だったり、予算・決算についても公表しております。また、田沢湖、角館、西木地区の水道利用者の代表などで構成している仙北市水道運営審議会を年2回開催し、決算状況の報告や事業概要などの説明などをして情報発信に心がけているという現状があります。 市の水道事業については、将来の事業運営の方向性を示す仙北市水道事業基本計画に基づいて行われております。この計画の中では、水道未普及地域解消事業や老朽化施設の更新事業の整備計画案だったり収支予測等を行っている現状にあります。給水収益については、平成25年7月から各水道事業の料金統一を段階的に行ってきて、やっと平成30年7月の検針分から統一料金へ完全移行することができております。 水道事業会計の経費は、市として水道料金で賄う、これが原則であります。人口減少による使用料収入の減少等による収益の不足について、平成32年度に予定している基本計画の中で見直しをしなければいけませんけれども、適正な料金設定についても検討を行って、仙北市水道運営審議会へ諮問、答申を経て、市議会を初め市民の方々にもお示しをするというようなイメージを持っております。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) 今、人口減少はやむを得ない現象でありますが、住民が何人になっても命を守る水をとめることがあってはなりません。今の改正案は、まだまだこの地域にはふぐあいなものがたくさんありますけれども、先ほど県南連携による今後の模索をしているという状況の中で、いずれは今の改正案の官民連携であったり、それから広域化、あるいは類似のインフラ関連事業等の複合化などの検討も必要となる時期がくると思います。繰入金に頼らざるを得ない自治体水道事業の現状を踏まえ、経営体力にあわせた事業の見直しの検討も先送りできない状況であると考えます。今一度その点についてお考えをお伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長
    ◎市長(門脇光浩君) 例えば各自治体で水道事業が赤字、まあ黒字を出す必要はないんですけども、毎年毎年古くなった管路の更新であったり、未普及地域の解消に投資する事業費を、その会計内でしっかりと提供できたりということをして、なおかつ黒字経営だというような状況が各自治体がそうだとすれば、このような話はなかったわけであります。それがそうではなくなってきているという現実があるということでありました。 今、議員がお話のとおり、給水人口自体が減っておりますので、人口が減る、収益は減る、一方では管路、それから水道施設が老朽化していく、要するに支出がふえる、収入が減って支出がふえる、このバランスをいかにとるかということでありますけども、そうなると先ほど議員がお話があったような水道未普及地の解消についても、さまざまな思いを持ちながらも見直しだったり、もしくは規模縮小であったり、本当に給水をしたいという方々にしっかりとお渡しできるそういう計画をつくる、そういうような視点での計画の見直しというのは当然必要です。 先ほど私が話したとおり、しかしながらも仙北市としてここにお住まいになった市民の方々が隣のうちは安全・安心な水道施設が入っていて、蛇口をひねれば水が飲めると。しかしながら、隣のうちは違うということであってはならない。そして、これは前の高久議員の御質問にもありますけれども、もしかしたらそれが原因で水道に、水に含まれるさまざまな成分の影響があって亡くなる方が出るなんていうことは、絶対にあってはいけない。衛生上を考慮しても、市民の財産を守る、命を守るという目的を持って存在している自治体の首長としては、その状況を絶対に起こしてはいけないという思いがありますので、できる限り安心・安全な給水事業を継続していくという責任を持っているということがあります。問題は、その責任の果たし方が今の収益が落ちている、支出がふえているという中で、どうかなえていくかという選択だと思います。 何年か前に決めた水道計画だから愚直に実現に向けて実施をしますというような状況でないことは確かです。平成32年の見直しについても、当然そのような視点で見直しをしていくということを、最大の努力を払わなければいけないというふうには思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) やはり水道計画は数年前のものは人口形態も違いますし、また、当然今一番問題なのは加入率の問題でありますし、それらについて最善の対策を急いでほしいと考えます。 最後の質問です。臨時・非常勤職員の待遇についてお伺いします。 私は今、市民福祉常任委員会にお世話になっておりますけれども、6月の委員会で放課後児童クラブの支援員についての質疑がございました。10月から最低賃金が変わっておりますけれども、6月時点では支援員の時給が最初は支援員補助で760円から始まり、2年間の経験を経て研修を受けながら賃金が上がっていくということでありました。支援員の方は、施設の中だけで子どもたちを見ているわけではなく、長期休暇のときなどは、学校の校庭や体育館で運動するための徒歩移動もあるということでありました。当然事故などの危険も伴います。児童を預かるという責任の大きさに比べ、待遇にはあまり恵まれていないのではと感じました。 市では、多くの臨時・非常勤職員を雇用しておりまして、それぞれの部署で勤務形態もさまざまであります。窓口業務であったり、重機のオペレーターなど多岐にわたりますけれども、市民の皆さんは、一般職であろうが臨時職員であろうが同じように相談に乗ってくれたり、また、対応してくれるものと思っております。そこで、市では2020年から会計年度任用職員制度を導入するとしております。まだ準備期間の段階とは思いますが、概要についてお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 地方公務員法及び地方自治法の一部改正で、新たに会計年度任用職員制度が創設をされて、2020年4月1日から施行をされるということになります。 国が示すガイドラインでは、一般非常勤職員でフルタイム勤務やパートタイム勤務を問わず、会計年度任用職員となります。その基本的な考え方は、同一労働、同一賃金で、職務の内容や責任等を踏まえつつ給料または報酬に一定の上限を設けることが適当であるというものでありました。給料、手当等については、職務内容、勤務体制等にもよりますけれども、原則として給料表に基づいて算出した額となり、期末手当の支給が可能となります。 また、一般職に適用される各規定が適用されますので、政治的行為の制限、営利企業への従事等の制限等が適用されることにもなります。懲戒処分等の対象ともなります。 制度移行に伴う制度設計等の具体的な内容について、国・県動向を注視して対応しておりますけれども、現状ではこのアウトラインしか情報がなかなかないという、そういうことであります。 ただ、私が思うにであります。恐縮な答弁でありますが、そもそも公務というのは、その地域の住民の命とか暮らしとか権利を守ることが公務、自治体の職員の公務であります。この公務、この大命題をかなえるためには、恒常的で、しかも専門性が高い業務でありますので、基本的に非常勤職員という概念は、私はなかったのではないかと思います。各地方自治体が行う業務をSDGsではありませんけれども、持続可能な地域社会をつくっていくというときには、持続可能な職員でなければいけないというような考え方が基本にある。今までこんな話はなかなかどこにもないわけですけども、そういうことが今の働き方改革であったり、もしくは同一労働、同一賃金等のさまざまな世論の形成の中で会計年度任用職員制度というものの必要性が生まれてきたというように思います。しかしながら、これに対する財源の手当というものも、なかなか見えてこない状況であります。もちろん国では、この制度、制度をつくるということは基本的に財源を必ずいずれかの条例の中で、省令の中でも見出すことができますけれども、全く予算のない制度というのは基本的に考えられないので、何らかの手当、交付税制度であったり、何らかの対応になってくると思いますけども、そこすらもよく今なかなか状況としては見えないというようなことで、非常に難儀しているというのが現状であります。しかしながら、国の考え方はわかります。そして、地方自治体として地域を経営していく大きな支え、屋台骨としての支え方を恒常的に行っていくという責務というのも理解できるものであります。そこに職員の方々をしっかりと採用していくというこの考え方も理解できるものではあります。ただ、現状はそのような状況があります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(武藤義彦君) この制度については、私もネット上で何度か見ましたけれども、例えばフルタイム38時間45分、正社員と同等に労働されている方には、正規職員と同様の諸手当を出すことができる。それから、パートタイムでありますと、38時間45分未満の手当は期末手当と交通費のみ出すことができるとうたっております。これは必ず出すではなくて、ある意味自治体の判断に任せるような表記でありました。このような点についても、やはり今はまだアウトラインがよく見えないということでありますけれども、ゆくゆく検討していただきたいと思います。 これから職員数は年々減ってまいります。しかしながら、仕事量は減ることはございません。個人個人の負担も大きくなります。臨時・非常勤職員も勤務部署内では大きな戦力となっているのも事実であります。仕事への責任、仕事への意欲というようなモチベーションを維持するためにも、待遇改善をもっともっと推進していただきたいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番、武藤義彦君の一般質問を終わります。 13時まで、昼食のため休憩をいたします。                             (午前11時53分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後0時59分)---------------------------------------八柳良太郎君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。15番、八柳良太郎君。 ◆15番(八柳良太郎君) 蒼生会の八柳でございます。お話をする前に質問のもととなった資料について1点当局のほうにひとつ見ておいていただきたいというものがありますので、ひとつそれの配付を議長、よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 暫時休憩します。                              (午後1時00分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) それでは質問をさせていただきます。 平福美術館の館蔵品の充実についてということで質問させていただきます。 先般の教育長の報告にありました平福記念美術館について質問をいたします。 10月2日から11月18日まで「開館30年記念平福穂庵・百穂父子展」が開催され、今回初出展された作品もあり、期間中2,060人という多くの方々から来館いただいたとあります。私も拝見させていただきましたけれども、開館記念の展示作品が館内いっぱいに並んだ作品の多さに加え、一つ一つがやはりすばらしいなと、日本画を代表する巨人の一人であろうと私にも思われました。特に穂庵が描いた「乞食図」は、私も言葉を飲み込み、あっと驚くほどのやっぱり出来栄えでございました。 会期が2週間ほど過ぎたころに、平福記念美術館では、大変な協力をいただいている業者の方から、穂庵の作品の出物があるということで案内をもらい、その業者主催の展覧会に出かけていきました。その会期は10月24日の水曜日から、1週間ほどでございましたけれども、あるデパートで始まる展覧会でありました。その初日に見に行ったわけです。先ほど資料を提示した出物というのが、先ほど提示した、皆さんにもよくわかると思いますけど、こういうものであります。こういうものであります。これは実は説明を聞きますと、薬の神様を平福穂庵が明治10年に函館で描いたというものだそうであります。この出物が私もその会期の初めにお話を聞きましたので、当然これは美術館にお話をすれば、これは購入の方途に至るのではないかというふうなことで、美術館にいる専門家に携帯でこの写した画像、こういうふうに大きくはなかった、携帯で見せたわけですから、こういうふうに大きくはなかったわけですけれども、その画像を見てもらって美術年鑑と照らし合わせていただきました。その美術品の評価をお聞きしたものでありますけれども、本物であろうと。価格的には安いのではないかということでありました。私のほうから、これは買ったほうがいいんではないのかということで話を持ちかけまして、その方から館長に話をしていただきました。館長も業者の方にその購入を持ちかけたということでありました。しかしながら、結論からすると10月28日、4日間ぐらいでありますけれども、その日曜日の日にお客がつきまして、29日には完全にその購入者が決まってしまった。美術館の館蔵品にはならなかったわけであります。 私はちょっと何といいますか、こういうその出物が出たときについて、いろいろ美術館のほうからのお話では、なかなかそのいろんな手順があって難しいんだということをお聞きしておりました。ただ、いろいろその難しいんだっていうことだけで、この出物は値段からいいますと150万円でした。これは、こういう掛け軸で、こういう高さのものでありましたけれども、この程度のもので1,000万かかるわけではないので、当然、私は、ましていろいろな信頼関係もあって、当然こういうものだったら買えるんでないかなと思っておりましたけれども、こういう結果になったということについて非常に残念だったわけです。そういう点で、こういうことはこの後、今まであったかどうかわかりません。今後もあるかどうかわかりませんが、しかし、やはりこういうものが出たときには、今のような形ではなくて、きちんとやはり買える状態にしておかなければいけないんでないのかなということで改善策について御所見を伺いたいというふうに思います。 こういういろんな描いたものがあると思うわけですけれども、作品が出てきたよと、いい作品が出たよという情報について、これまで何度かあったかどうか。 それから2点目は、そういう情報をもらった時点で、どのようなやっぱりその対応をとられてきたのか。 3点目は、今回のような場面に何度か遭遇していると思いますけれども、やはり逃さず購入するには、今までの経験からいってどうしたらよかったのかなということが3点目であります。 それと4点目でありますけれども、何事の施設も目標がないということはないと思うわけですけれども、30年前の開館時の年間入館目標者数というのは何人ぐらいだったのかなと。今現在のことについてもお聞きしたいと。平成28年度、平成29年度の入館者の実績であります。これは入館者数と、それからそのうちの無料入館者がどうなのかということであります。 それから5番目であります。なかなか購入になかなか至らない理由にいろんな答弁では、なかなか審議会を通さなきゃいかん、議会を通さなきゃいかんというふうに言われているのが何かネックなような感じですけれども、その運営審議会の氏名と、それから年間開催日数はどのぐらいやられておるのかと。その中での主な質疑内容はどうだったのか、こういうこともやっておられると思うので、その点についてお聞きしたい。 それから6点目でありますけれども、館蔵品充実のために美術作品等の購入基金、これは過去どのように活用されてきたのかなと。活用されたとすれば、その購入品名から、また購入金額、また購入の際の基準なんかについてもしあれば、お知らせいただきたいというふうに思います。 それから7番目であります。東北の美術館、博物館をインターネットで検索しましたら、12月に見たらいいというおすすめのランキングがありました。これはたくさんどうもあるようでありますけれども、30件ありまして、東北の中の30件あった25番目にランキングをされておりました。 しかし、そのインターネットのページでも、この30件中、その中身の紹介が、名前はあるんですけど中身の紹介がないために、何をどんなものが展示されているのかわからない施設が圧倒的に多かったわけであります。中の展示品が類推される施設も多少ありました。うちのほうの美術館も、ぜひその中身がわかるといいますか、館蔵品の例えば一部分を掲示をしておいて、画像で提供しておいて、丁寧な案内をして、やはり美術館の入館者増につなげる必要が私あるんでないのかなというふうに思いましたので、そういうその中身が類推できるような案内をしたらどうかなと、こういうふうに思ったわけであります。この点につきまして、どうかひとつ御答弁をよろしくお願いしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) すばらしい資料を見せていただきまして本当にありがとうございました。 7点ほど御質問いただきましたので御答弁させていただきたいと思います。 まず1つ目の、いい作品が出たという情報は、これまで何度あったかということでございますが、購入についての問い合わせの記録は詳しくは残っておりませんので、詳しいことはお答えできませんが、以前は平福穂庵、平福百穂のいい作品があるので購入してもらえないかというお問い合わせが年に大体数件はあったというふうに伺っております。 それから2つ目、情報をもらった時点での対応でございますが、そういう問い合わせがあった場合、平福記念美術館は市立美術館のため、運営審議会へ購入について審議していただき、購入に必要な予算を確保して、それから購入の手続になりますので、購入が決定するまで時間を必要とする旨を説明しております。そのため、一般の方は、すぐに売買のできる画商さんのほうに御相談されるケースが多いようであります。平福美術記念館が売買の話をしても、すぐには購入してもらえないということがわかりますと、画商さんへ話をされる方が多くなりまして、なかなか美術館には情報が入ってこなくなっております。美術館といたしましても、全く情報がないのは、もちろん困りますので、現在は議員も先日ごらんになりました平福穂庵・百穂の作品を専門に取り扱っている画商さんのほうからいろいろ情報を提供してもらっているというところでございます。 3つ目の、このような場面に逃さず購入するにはどうするかというふうなことでございますが、美術館で必要と思う作品が売買に出された場合、逃さず購入するためには購入資金の確保と所有者との協議が必要となります。平福穂庵・百穂の場合、大きな作品になりますと1作品で何百万から何千万円という価格になるために、購入費用としては美術作品購入基金の活用が必要になると思いますので、購入したい作品が出た場合は、速やかに協議をいたします。 なお、今年度に秋田市内の方から平福穂庵の若いときの諸作品を美術館で購入してもらえないかというお話がございました。市立の美術館なので予算がついてからの購入になると、契約するまで待ってもらうことになることを説明いたしまして、所有者からは内諾をいただきました。その上で運営審議会でも作品購入について承認をしてもらいましたので、平成31年度で美術作品購入基金を活用して購入の手続を進めたいと思っているところでございます。 なお、作品の購入に際し、財源となる美術作品購入基金ですが、現状では本当に議員の御指摘のとおり基金の活用で非常に手間がかかる場面もあり、何とかできる限りスピード感のある対応を可能にするには、どうしたらいいかということを予算計上の仕方も含めまして、今その改善点を探っているところでございます。 4つ目の御質問でありますが、30年前の開館時の年間入館目標、現在は幾らか、また、平成28年・29年度入館実績等でございますが、開館当時の職員が退職して資料もございませんので、開館時の年間入館目標が何人だったかはお答えできませんが、入館者数の実績は記録が残っておりますので参考までに御報告させていただきます。 昭和63年度、2万1,452人、平成元年、2万106人、平成2年度、2万3,620人、平成3年度、4万4,947人、平成4年度、4万5,053人、平成5年度、4万9,251人であります。そして平成6年度から平成9年度には年間5万人を超える入館者数がございましたが、平成10年度が年間3万人台、平成11年度以降は2万人台まで減少し、さらに平成17年度からは2万人を割り込んで1万3,000人台に減少しております。 ただ、本当に記憶に新しいところであります平成20年度のジブリの絵職人男鹿和雄展、大変な人気でございましたが、大好評で、年間7万1,144人の入館者数となり、開館以来最高の入館者数を記録いたしました。現在は入館目標を1万5,000人にしていますが、なかなか達成できておりません。平成28年度の入館者数は1万3,591人、うち無料が5,198人であります。平成29年度は1万3,433人、うち無料が4,888人でございます。 5番の御質問でありますが、運営審議会の氏名、年間開催日数、主な審議内容でございますが、運営審議会委員は、委員長が米澤鐵夫さん、副委員長が伊東和子さん、委員が小林高太郎さん、荒川恵美子さん、大平弘司さんの5名であります。審議会は年2回の開催で、近年は5月と11月に開催しております。5月の審議会では、前年度の事業実績として入館者数、施設利用状況の報告、寄贈作品の報告と当年度の展示計画についてであります。11月は当年度の事業、行事等の報告、翌年度の展示計画の審議と予算要求の内容について審議いただいております。 6番目の美術作品購入基金の過去の活用でございますが、美術作品購入基金は平成11年3月23日付で設置されております。平成20年度に開催されたジブリの絵職人男鹿和雄展で多くの御来館をいただきました収益で増額して現在の金額になっております。設立当時の基金は50万円でございましたが、平成20年度に1,500万円増額いたしまして、平成29年度末の基金残高は1,537万9,000円でございます。平福穂庵・百穂の作品購入に使用するために積み立てておりますが、今まで基金を活用した作品購入は行っておりません。基金を活用していなかった理由としましては、平福記念美術館のメイン展示作品となるような大作を購入したいという目的で基金を積み立てておりました。穂庵・百穂の大作になりますと、もう何千万円という高額の評価額になりますので、現在の基金残高で購入できる大作がなかなか売買に出されないといった現状もあり、基金の活用はありませんでした。 今後は、大作の購入にこだわらず、平福記念美術館として購入したい作品について売買の話があった場合は、運営審議会で購入について協議していただき、基金を活用して作品を購入できるよう取り扱いを改善してまいりたいと思っているところでございます。 7つ目でございます。インターネットランキング等のお話の中で、議員のほうからネットランキング、当館もやはりネットランキングの上位に上げるような一つの取り組みとして、館蔵品の中から1枚を画像で提供して、丁寧な案内をして平福記念美術館の入館者数増につなげる考えはないかというアドバイスをいただきました。現在、インターネットでは本当にさまざまな情報が溢れているところでございます。旅行会社、出版社などから自社サイトで紹介したいからと掲載内容の確認や画像の提供を依頼された場合は、できる限り丁寧な対応を心がけ、議員がおっしゃいましたように画像の提供もできるだけしているというところでございます。 ただ、残念ながら一部のクチコミサイト、ランキングサイトからは、美術館に対して情報の確認、それから画像提供の依頼が全くない場合も多くて、間違った情報が掲載されていたり、画像が全く掲載されていない場合もあるようであります。美術館の場合、著作権との兼ね合いがありまして、展示作品の画像を全て紹介できるわけではありませんが、間違った情報に対しては訂正を依頼するとか、画像が載っていない場合は、こちらから提供できる旨を通知するなど、平福記念美術館に興味を持っていただき、入館者増につながるよう積極的に対応してまいりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 今、縷々丁寧な説明をいただきました。今回の場合は、個人から直接持ちかけられた話ではなくて、画商さんから結局、美術館のほうとの関係のお話でありました。先ほど教育長も言ったその対策のための基金だったけど、今はそうじゃなくしていきたいと、こういうふうな話でありました。なおさら、とにかく私が今言ったのは、大体金額的にはそんなに大作の金額には入っていない、だけれども今お話聞いた段階では、何ていいますか、今出たものをすぐ例えば換金しなければいけないというそういうふうな方であれば、やっぱりやむを得ないかなと思います。ただ、今回の場合、画商ですから、出たものをすぐに売らなきゃいけない事情があったのかどうかわかりませんけれども、しかし、自治体としてこういうものを買おうと、そうした場合に、1カ月なり1カ月半はかかるんだけれども、やっぱり契約したいですよというふうな形の熱意がなければ、私だめなんでないのかなというふうに思うんです。実際、今お聞きしますと、百穂・穂庵のもので平福美術館にあるのは、今回たくさん展示されましたけど4点しかない。美術年鑑に載っているのは4点しかない。私、そうは思わない。もっとたくさん私あると思っていたわけですけども、自分のその運営する穂庵・百穂のもの4点しかないではね、これやっぱりもう、やっぱりお話ならないんではないのかな、やっぱり積極的にもっと美術年鑑にね入っているものをやっぱり集めるという熱意がなければ、これは画商には私、つながらないのではないだろうかというふうに思うんです。今回よくよくちょっとお話を聞いてみましたけれども、画商さんで持ってるやっぱり穂庵・百穂のものはあるそうです。それは150万円ではないんですが、ちょっと高いんですけども、だけどやはり4点だけのそういう年鑑に載るようなものしかないでは、もう私、実情を知ってちょっとびっくりしたわけですけども、やっぱり大体この点の50万円ぐらい上のものがやっぱりあるそうです。大作ではないんで、やっぱり美術品の館蔵品の充実について真剣に考えておられるんだろうかなと、これ今話聞いてそう思いました。 やっぱりどこがそれで問題なのかということなんですが、担当者の熱意なのか、それともやはり審議会になかなかうんという人がいないのか、それとも財政当局でクレームつけられるのかよくわからないんですが、どうも話聞くと大変時間がかかるからということで、そこで契約、私は本当にやっぱり出物が出て、1週間でお金がほしいというのは、それはしょうがないと思います。だけど、そうじゃないのも、どうもたくさんあるわけですよ。そうすると、そういう理由だけ聞いて、ああそうですかっていうふうには、やっぱり私は思われないわけです。やっぱり今、個人からなかなか出てくるものは、今言ったとおりお金の問題があるんで、すぐというお金がほしいということになるので、それはやむを得ないと思いますけども、そういうやっぱり館蔵品の充実には、そういう画商さんのものもねやっぱり買って充実していくというふうにすべきだと思うんですが、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) おっしゃるとおりで、やっぱり館蔵品が少ない、主に近代美術館とかギャラリーさんとか、それからいろんな方々からお願いしてお借りしてまず展示しているというのが現状であります。ただ、非常に高いという、やっぱり百穂・穂庵というと高いというイメージがありまして、なかなか取り組めないのが現状でありますし、それから、やはり時間ですよね、非常に手続等が時間がかかってしまうということで、なかなか難しい面もありますが、何とかそこのところを今、先ほど申し上げましたが、スピーディーに対応できるように今いろいろ検討しているところでありますので、今ある1,500万円の基金を本当に有効に活用できるように何とかそのシステムといいましょうか、手続きのシステム等、十分に考えて充実のほうにも目を向けていきたいと思っているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) やっぱり私、このちょっと何ていいますか、画商ですから、出たものをすぐ画商のその懐が非常に厳しくて、すぐ売らなきゃならないということは恐らくないと思います。実際に今私言いましたけども、穂庵・百穂のものは2点持っています。その2点は、こちらでは買う気がないから、恐らくそちらのほうでも今の出たものについては、こういう情報はよこしたけれども、やっぱり契約して例えば1カ月半なりできちんとやっぱり売れる確証があれば、私は画商はその時点で契約できるんでないかと思います。だからそういう意味で、例えばその画商さんにね、やっぱり例えばほしいものがあったときに、やっぱり1カ月ぐらいはかかるんだが、そういうことでオーケーしてもらえるものってあるかというようなことは確認をしておいたほうが、私はいいんではないかと思います。そういうことも含めて美術作品の、これ最後にしますけども、美術作品の購入金の1,500万は、先ほど言われたように大作とかではなくて、例えば200万ぐらいのものでも2点、3点でもやっぱり買って常設のところにね、やっぱり自分のところは2つで、あとは10個みんな借りてきたなんていうことじゃなくて、やっぱり充実するように、どうかひとつそういうふうに方針を舵を取っていただきたいと、こういうふうに思います。これなんかは、やっぱり県立美術館から「乞食図」を借りてきました。今度これがあったら、ああ私は県立美術館に貸しますよと。これは実は2点あるそうですけども、構図が違うんですね。足の位置が若干違うらしい。でも、こちらは絹本だったから、その前に出している同じようなやつよりはずっと値段が高いそうです。だからそういうのを含めて、どうかひとつ、その点まで含めて何とか、やっぱり出たらこちらでやっぱり1カ月なり1カ月半かかってもいいよという熱意を持って何とか購入にいけるように、そういうことで何とか取り組んでほしいと思います。その点についての御意見をひとつ聞かせてください。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 本当におっしゃられましたとおり、まずやっぱり館蔵品の充実をですね、これは皆さんの、本当に市民の皆さんの願いだと思います。何とかこの基金を有効に活用して、スピーディーに熱意を持って取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) それでは、次に伝承館前のポケットパークの活性化についてお尋ねをいたします。 観光シーズン中、伝承館前の駐車場、18台ですか駐車できるわけですけども、ほぼさくら祭りが終わった後というのは、ほぼいつも満車状態でありました。入り口の看板には「お知らせ」と書いて、「ここの駐車場は、公用車、許可車両車の専用駐車場です。万一、無断駐車した場合は、強制撤去しますので、絶対駐車しないでください。その他の車両は、桜並木駐車場を御利用下さい。管理者仙北市」とあるわけですけども、ほとんど管理されていないんでないかなと。一般車両が多いようで、伝承館に関係する車両がとめられないという場合がしばしばあるというふうに見えます。そこで質問をいたします。 1点目であります。この場所の管財の管理というのは、どういうふうな管理になっているのか。直接見る期間は、例えば桜のお祭りだけで、あとは放っておくとかいろいろあると思いますけども、例えば見回りとかも全くしないのか、そういうその管理体制はどうなっているのかについて1点目お伺いしたいと思います。 それから2点目であります。行事やイベントが結構伝承館あります。そのときの駐車の利便というのは、どうやって確保しているのかなということでありますけれども、例えば伝承館に置いて、例えば仙北地域振興局だとかいろんな県関係の方々、他町村の方々が公的な立場で参加するイベントとか行事とかあるわけですけども、そのときにとめる場所がなくて非常に恥ずかしいなと。ほかへ行くと、やっぱりどうぞどうぞということで、こちらへとめてくださいということで、そういうようなこともできるんですが、ここでは全くできないということで、非常に恥ずかしいなというふうに思いをしているそうであります。この点についてやはりどういうふうに改善していくのかということであります。 その対策についてでありますけれども、さくら祭りの期間中だけだったようでありますけれども、許可証を出しておるわけです。さくら祭りのときはそれはそれでいいと思うんですが、その他のときですね。駐車台数が18台の駐車ができるわけですけども、例えば9台分を赤のカラーコーンを置いて区別して、伝承館できちんと管理してもらうと。そしてその伝承館の関係団体の人方が、常に使いやすい施設にしたらどうだろうかなと。これは別に半分にするってことでなく3分の1でもいくらでもいいわけですけども、残りはトイレを使いたくてそこに入る人もいるわけですから、それは短時間で、例えば15分ぐらいで移動してくださいというふうな形にしておけば、これ駐車場が朝から晩まで、よく話を聞きますと、あそこの売店の方が置いているという情報もあるし、それだと朝から晩まで動かないということになりますので、それもやっぱりきちんとすべきではないのかなというふうに思います。 それから、観光シーズンは終わったわけですけども、観光客の利便の強化につながるポケットパークの洋式化について、私その6月に質問したわけですけども、そのときの答弁というのは、トイレは今年度中に改修、設計業務を行い、来年度に国の補助金の活用を検討し着工していきたいというふうに答弁いただいているわけですけども、これが前にも話しましたけれども、洋式が2つしかないんですね、女子のほうね。十いくつあるうちの洋式が2つしかない。全部あと和式なわけです。先般ちょっと潟尻の新しいトイレへ行きました。男子のトイレを見ましたら、全部洋式でした。男子のほうでも洋式。女子はちょっと入られませんのでわかりませんですけれども、洋式、恐らく、もう全部洋式だと思います。そういう点で、やはりトイレをやるなら、やはりこの花見のときに、ああよかったなと思われて、また来たいなと思われるような形のやっぱりことにしていかなければいけないんではないかと思いますけれども、この点についてお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず1点目の管理はどうなっているのか、見回りはどうなのかということですけども、ポケットパーク駐車場は普通財産であります。したがって、財政課の所管となっております。駐車場は、今お話のとおり18台分区画されておりまして、このうち2台分の区画は4月から11月までの間はタクシーの臨時駐車場として貸し付けをしているという現状があります。貸し付け区画以外の駐車場管理は、入り口に先ほどお話がありましたが「お知らせ」の看板を設置して、許可車両以外の駐車を禁じておりますけれども、管理人等が配置されている状況ではないために、見回り等についても財政課で月に数回勤務時間内に訪ねて現状確認を行っているという、そういう頻度であります。見回り等は近隣の伝承館や観光課職員がしているケースもあります。何かあれば財政課と連絡を取り合って対応しているというような状況です。このため、許可を受けない一般車両が駐車しているケースでも、強制撤去等を行った経験がないということであります。 それから、2点目でありますけれども、利便をどのように確保しているのかということであります。いろんなイベントもあるよというお話で、確かにそういう現状があったわけであります。伝承館で行事、イベント等がある場合は、ポケットパークの駐車可能台数が18台、しかも2台は貸し付けということがありますので、大変少ないために、伝承館から観光課へ依頼があって、基本的には桜並木駐車場への無料駐車ということで案内をさせていただいております。 伝承館でイベント、行事を行う場合で来賓等の駐車場をポケットパークに確保する場合は、桜並木駐車場への案内以外に担当課等で前日からカラーコーンの設置等で、当日は係員を配置して案内の対応をしているという現状にあります。 基本的には桜並木駐車場をお使いいただきたいということで、いろんなイベントのときには御案内状のほうにもその旨記入させていただいて行っております。それで、その話を桜並木駐車場のほうの駐車係の方にお話してくださいということで、その点については今まで混乱はあまりなかったということのお話をお聞きしております。 3点目でありますけれども、ポケットパークへの駐車場管理人配置が難しい状況を考えると、これは議員が言われるようにカラーコーンなどで一定の台数分を許可車両、それ以外を短期間駐車という住み分けなどの改善がやはり必要ではないかと思います。この後、財政課、伝承館、それから観光課等関係部署で検討させてください。財産の所管がえも含めて、使い勝手のよい駐車場となるように協議をしたいと思います。 4点目であります。トイレのポケットパークの洋式化等についてのお話でありますけども、ことしの第4回定例会での質問にお答えさせていただいた内容で恐縮であります。武家屋敷通りポケットパークの公衆トイレは、今年度に改修工事の設計事業を実施して、便器、これは洋式化のほか、建物標示や誘導看板を含め、内部を全面改修するということにしております。改修事業費については、これも前にお話のとおり平成31年度の当初予算に計上するという想定で今、準備を進めております。国の補助金の活用を検討していることもありまして、その申請時期、また、改修の規模、利用状況などを勘案すると、改修工事は来年の秋、冬口までいかなければ、それ以前に着手はできないことになりますので、そのような形なのかと思っております。供用開始は来々年の1月ごろを想定しております。しかしながら、できるだけ早めに着工できるようにいろんな対策を講じていきたいということで担当課とも話し合いをしておりますので、早くするような努力はしていきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) ありがとうございます。わかりました。なかなかその管理はいかないという、できないということで、今、市長のほうからやはり場所を住み分けが必要で、もう少し活用できるようにするということがありましたので、ぜひそれは、あそこを所管している課の方々で十分な協議をしていただいて、できるだけ使い勝手のいいような形で使っていただければいいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 それから、4点目でありますけれども、これについては、できれば6月の答弁もそうでしたから、かなあと思ったんですが、いろんな財政事情があると思いますので、その点については1年ひとつ、供用開始がおくれるとしても十分なもの、やはり十分なものをひとつつくってもらうということでお願いしたいというふうに思います。 それでは、続いて観光行事のほうについて移らせていただきます。 観光行事であります。1点目、角館のおまつりについてでございます。 ことしの角館のお祭りは、非常に天候に恵まれなかった、三日間ほとんど雨が降っていたというふうなことで、観光客数の表示ということでは、今まで一番少ない14万5,000人でしたかな、そのぐらいの数字だったわけであります。今までの最低を記録したと。これは天気だけの問題かなというふうにも考えてありますけれども、そのお祭りのときに、二日にわたって計画された「観光やまぶっつけ」がありました。ところが、時間が過ぎても3カ所で観光激突ができなかったという事態になりました。これはやっぱり非常に観客からのブーイングが激しくて、何だこのおまつりはというふうな話をたくさんいろんな飲食業者の方々が言われているんですね。やっぱり観客に対して大変失礼な、憂うべき事態となってしまったということで、お祭りの後の全体の反省会でも、観光協会のほうから激しい叱責をする意見が出たほどでありました。今までああいう観光協会からの意見というのは、なかったわけですけれども、本当にお客さんに対して失礼じゃないのかということで、非常にそういうことで叱責意見が出たということでありました。 それと、3年前のいろんなちょっと大事がありましたので、それとも基本は同じなわけですけども、お尋ねいたしたいのは、このままの観光行事でいいのか、これはいろんな団体がありまして、どこの団体にどういうふうなことをというとこまでいかないと、恐らくなかなか改善点って出てこないと思うわけでございますけども、ただ、市としてこのままの観光行事でいいのかということと、それから改善するとすれば、どういうことが課題なのか、今までのようにこういう団体にこういうことをお願いしていくんだということになるかもしれませんけれども、やっぱり基本として祭りにガバナンスがないというのは、つまり、いろんなことが起きても統治のする能力がない、統治できない、つまり各団体団体がみんないろんな意見を言ってて、それをまとめるところがないというところについては、やはりまずいのではないのかなと私は思っております。そういう意味で、ことしこれが解決するかどうかは別にして、やはりそういう点ではガバナンスをきちんともっていくということが私は必要ではないのかというふうに思うわけですけれども、その点について、もしこれが課題であるということがありますればお知らせ願いたいというふうに思います。 それから、いろんな実行委員会のいろんな新しい組織をつくるということの中で、市のほうからの選出の議員の枠が外されて、なくなった。1,000万円の、結局、経費を議会、当局からの提案で議会も承認しているわけですけれども、そういうお金の使い道に対してやはりどうなのかなということについてのやっぱり目配りは、議員としてはやっぱりいたほうが私はいいんではないのかなと思っていますけれども、実行委員会の中でそういうふうに協議して外されたままでおるんですが、市としてはどうなのかなと、どう考えるのかなというふうに思いますので、この点ひとつお聞かせ願いたいというふうに思います。 それから、続けて、新・秋田の行事についてであります。 これは大変好評だったようであります。角館の人間、仙北市の人間、市民、本当にやはりよかったなというような話が聞こえます。これは経済効果もかなりあったのでないかなと聞いております。その点について、次の点について伺いたいというふうに思います。 昨年、我が市がこの行事を断ったというふうに聞いておりますけれども、やはり何が原因だったのか私はよくわかりません。何が原因だったのかなという点についてありますれば、お考えを聞かせていただきたい。 それから、この行事については公式の数字で5万人ということになっています。5万人来た。5万人来て、そしてその立町の十字路を中心にして、ものすごいとにかく人出で、肩がぶつかり合うほどのやはり人間がこの新・秋田の行事に来ていただいたわけですけども、このざっくりとした経済効果というのはどのぐらいなのか、正式でなくてもいいです。どっかで調べて、何円掛けて何円掛けてっていうふうな形ではなくてもいいわけですけども、ざっくりとしたものはどのぐらいなのかなというふうに、わかる点は教えていただければと、こういうふうに思います。 私はこの行事、昨年5,000万、県でやった行事ですが5,000万、ことしは3,500万と聞いておりますけども、この3,500万ぐらいであれば1日と考えれば、来年もね、何とかこのいろんなとこから援助をしていただいて、来年もやっぱりこれを続けるべきでないかというふうには思っているわけですけども、どう考えているか、その点についてお聞かせを願いたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大きな3項目めの観光行事の1点目であります。ガバナンスのお話でありますけども、角館のお祭りは平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されて以降、急激に注目度が高まったお祭りとなっております。ことしの観光山ぶっつけは、8日に7カ所、9日に1カ所の計8カ所で実施を予定しておりましたけれども、8日に予定していた3カ所については、引き回しの関係で実施できない事態となりました。議員がお話のとおりであります。観光山ぶっつけについては、チラシやホームページのみならず多くの場面でPRをしてきておりましたので、それを目当てに見に来られたお客様には大変な御迷惑、落胆をさせてしまったということであります。 角館のお祭りについては、基本的に実行委員会や曳山責任者会議、張番協議会などで議論をすべき事項であるとは考えております。観光山ぶっつけについても、その対応について実行委員会で話し合いがなされました。それを受け、曳山責任者会議でも、次年度以降は責任者会議内で事前に観光山ぶっつけについて協議を行い、実際に実施できるかの確認を行い、実行委員会に報告をするということが決定をしております。 市としても、今後このようなことがないように実行委員会や曳山責任者会議に強くお願いをしていきます。 また、ガバナンス、統治がなくてよいのかという御質問でありますけれども、文字通りガバナンスは意思決定、合意形成のシステムでありますので、角館祭りの山行事開催に関係する団体、また、その会議や発言内容など全てがガバナンスだというふうに捉えることができます。これらが存在することは間違いないと思います。 一方で議員が御心配になっている何か事案が生じたときの責任の対処であったり、また、その責任の対処を決定づける機関であったりということに対するガバナンスについては不安を感じております。このような不安を、どのような形で解決できるのかということも、この後、関係者の方々とお話し合いをしていくしかないというふうに思っております。 それから、2点目でありますけれども、議会選出議員が実行委員会にはいないじゃないかというお話でありますが、現行の会則は平成27年の本当に残念な事故以来、関係者で構成する安全対策委員会を設置していただき、再三にわたる協議を経て答申書、骨子案を市長宛てに提出していただき、これに基づき16項目の安全対策のほか、角館のお祭り保存会が加入する、これ新しい対応でしたけれども、といった組織の再構築も議論されて、平成28年1月から2月の実行委員会及び全体会議で承諾をいただいて、平成28年4月から施行されて現在に至っているという状況であります。その議論、考え方は、今ももちろん尊重されているとの認識をしております。委員の選定についても、同様に実行委員会の協議の中でその判断に委ねられるべきものだというふうに考えております。市長の立ち位置、仙北市というのはもちろんかかわりがありますけれども、市長の立ち位置も当然変わっておりまして、現在の仙北市長の立ち位置というのは顧問という形で、ここに実行委員長がいて、その横に顧問という形でいて、また反対側の横のほうに参与ということで神明社の氏子代表総代会であったり、御薬師さんの総代会であったりというものがあるという形に変わってきていると。その仙北市の組織図の中には、もちろん警察署があったり交通指導隊があったり、国土交通省がいたり、たくさん方々がいらっしゃいますけども、今まではその実行委員会の中に市議会という表記があったんですが、そこがなくなっているという現状であります。これについて実行委員会のほうで今まで議論して形として決まったことでありまして、私のほうからこれについてどうでしょうかという話をするということも、方法としてはあるかもしれませんけれども、まずは実行委員会の皆さんの御判断をお聞きする素材として何らかの形でお話をするという場面をつくることが一番早いのではないかなというふうな思いを持っております。 それから、中項目の新・秋田の行事についてということでありますけども、これ、昨年その断ったと聞いているけれども、その原因は何だったのかということでありますけれども、まず県が主体となっていて、そして開催自治体と共催で今のこの新・秋田の行事というものが年1回行われているわけでありまして、第1回は大館市でありました。そして昨年の2回目が大仙市でありました。今回3回目は仙北市ということでありますけども、正式に要請が昨年はありませんでした。複数の自治体に意向はお聞きしたという話をお聞きしております。正式な要請はありませんでした。今回3回目でありますけども、正式に要請をいただいておりまして、正式な要請に基づいて私のほうから意思をお伝えさせていただいて開催できたということであります。 それから、経済効果でありますけれども、本来であれば10月6日、7日の2日間実施でありましたけれども、台風の影響もあって6日のみの開催となって大変残念でありました。しかし、観光客数は5万人規模と推定しております。経済効果については、現在、県が一般社団法人秋田経済研究所に算出の依頼をしております。ただ、一昨年の大館市が約8億円、昨年の大仙市が約7億円の経済効果があったという推計がなされておりまして、今回、1日のみの開催でありますけれども見込み、入り込み状況から見ると、少なくとも大館市開催、大仙市開催の半分以上は必ずあったというふうに推定されます。大体そのような話をさせていただきますと、大館市が8億円でありまして、大仙市が7億円でありますので、3.5億、4億というところの経済効果は見込めたものと思っております。 それから、この行事を続けるべきと思うけれどもということでありますけども、先ほどの議員のお話を聞いて、私、答弁調整したときの思いと違うのかなと思ってお話を聞いておりました。というのは、議員御承知のとおり、この新・秋田の行事は、秋田県が予算を大きく取っていただいて、協賛できる自治体と一緒にという、そのスタイルではなくて、そのスタイルとすれば3回、県のほうでは3年を一区切りとしてという話をしておりますので、現在その事業のあり方の見直しも検討するという話も漏れ聞いておりますので、今までの3回の形ということにとらわれないで、議員は仙北市で、そんなにお金をかけることなく、ただ経済効果、もしくは角館の曳山の行事を皆さんに知ってもらえるような、ああいう新・秋田の行事と同じではないけれども、そういう行事を組むということが必要ではないかというお話ではなかったかと今改めてお聞きしております。 経済効果も確かに見込めますし、市民の方々には御難儀をおかけしますけども、そういう形の祭典、お祭り、しかも文化的に非常にたくさんの蓄積がある仙北市ですので、その御縁もたくさんの地域の方々、県内外の方々と御縁結びもさせていただいていますので、そういう考え方もできるのかなと今お話をお聞きして思ったところであります。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 当然そうです。市長が今、後に言われたとおり、この市でね、やはりこれだけのものを、ことしの確か予算が3,500万、ちょっと間違っていれば申しわけないですが、私3,500万と聞いておったので、そうすると、FISのモーグルが3,000万出しております。FISのモーグルについては、経済効果は一応この前お聞きしたときは2016年が1億4,000万、2017年が1億6,000万というふうに聞いています。その内容を見てみたらですね、それが一応1万人ぐらい来てて、その1万人の中で、これ2016年の資料ですけど、県外客が1,900人泊まっていることにして4万2,000円の宿泊費用を見ているんですね。それで8,000万になるわけですよ。もう一つ大きな要素は、日帰り客が、これ県内・県外、外国人というふうに分けてあるわけですが、県内客の日帰りが6,550人で秋田に来たお客の単価で3,794円ですけど、それでやると2,485万円だというふうにまず資料としてはいただいております。そうすると、1万人来て田沢湖のモーグルで3,000万かけて、今言った県外客が1,900人来た、日帰り客が6,550人来た、それを合わせて1億2,500万の効果なんですが、これもはたしてこの数字も、要するに泊まった人の数だけであってそのために来た人の数でこれはないわけです。そうすると、こういうことを考えて、これをやめろという意味じゃないですよ。モーグルをやめろという意味じゃないです。ないんですが、それを考えたら、当然その3,500万、全部出せっていうわけじゃないですよ。仙北市全部出してやったらいいっていうことじゃないんですが、仙北市でやはりこれほどの新・秋田の行事みたいなのを、いろんな関係団体の力を借りながらやるということのほうが、よっぽどメリットがあるんじゃないかと。観光というのは、やはりその効果も考えなければいけないと思うんです。だからそういう意味で、そういう考え方ができないかということを私言ったことなんですが、そういう点で何とかひとつ観光はかけたお金がやっぱりどのぐらい返ってくるのか、効果はどうなのかということを考えて、ひとつこの点についてもう一回答弁いただければありがたいです。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今回の平成30年に行った新・秋田の行事の財政フレームでいくと、予算は3,700万で、内訳としては県が2,700万円、仙北市が500万円、協賛金が500万円ということで3,700万になります。文化庁の補助金が入っていたと、文化庁だったか外国、インバウンドだったかちょっと忘れましたけども、国庫補助が1,850万円入っていますので、その分差し引かれるわけでありますけども、入場者数からいくと平成28年の大館市が11万3,000人、11万3,000人は、これは新・秋田の行事と、それから肉の博覧会、あれと一緒になって行っているので、切り分けができないので、肉博の来場者数も含まった形で11万3,000人でありますけども、それで8億円の効果、それから平成29年、大仙市の場合は6万5,000人、6万5,000人の集客の中で大体7億円ぐらいの経済効果があったんじゃないかというふうに言われているということであります。多分先ほど話したとおり、大館市の11万3,000人は、肉博と一緒になっているので経済研究所の考え方としては、そこを差し引いた分ということで倍近くある入り込み数なのに倍の地元収益になっていないということはそういうことだと思います。そういうことから含めてみても、少なくとも仙北市5万人のお客様に対して一定の経済効果があったことは間違いないと思います。その経済効果も当然観光が果たすべき役割の一つでありますので、費用対効果のことを考えていくと、例えば市が今500万円、平成30年度500万円出していますけども、500万円でそれだけ経済効果があったからいいんじゃないかというふうに思われると、実はその県のほうの持ち出し分、これがないとあの規模にはなかなかならないということでありますので、あとは財政の状況の把握をしながらですよ、ただ、やっぱり議員の気持ちはよくわかります。それは、ああいうお祭りがあるとですよ、市民の方々も非常に明るい雰囲気に、あの台風の間でありましたけども、明るい雰囲気になることができて、とてもよかったという話をお聞きしましたので、そういう効果もやはり新・秋田の行事にはあると思います。仙北市がその新・秋田の行事じゃないけれども、何らかの形で市民の方々、それから市外の方々においでいただいて観光の効果として経済的な何ていうか潤い、循環をつくり出すということは必要だと思います。やらなければいけないと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) どうかひとつ何ていいますか、観光については常々私お話しているわけですけども、お金を投入してよかったな、よかったなということではなくて、やっぱりそれが入ってくるかまどのほうもひとつきちんとやはり調べるということも、この後、観光課さんには非常にもしかすると難儀はかかるかもしれません。だけど、やはりその難儀はかかっても、どれだけやっぱり市民のもとへその効果があるのかなということをやっぱり調べていくということも、やはり忘れないで今後、観光をやはり取り上げてやっていくとすれば、観光立市みたいなもんですから仙北市は、そういう意味で、それはひとつ忘れないで、ひとつ徹底してその効果も調べるというふうな形でやっていただきたいということを御要望して質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番、八柳良太郎君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了をいたしました。 本日の会議を閉じ、散会をいたします。                              (午後1時58分)...