釜石市議会 2022-09-09
09月09日-05号
○議長(
木村琳藏君) 日程第4、報告第5号令和3年度釜石市
健全化判断比率及び
公営企業資金不足比率の報告についてを議題といたします。 これより質疑を許します。 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) それでは、公債費比率についてお伺いいたします。 令和3年度の
実質公債費比率が14.4%となったようですけれども、令和2年度に実施しました約40億の繰上償還は、この比率にどのような影響を及ぼしたのか、お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 財政課長。
◎財政課長(佐野正治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、
実質公債費比率ですけれども、こちらは財政の規模の中のそれに占める公債費の割合でございます。ですから、公債費が小さくなれば、この指標は改善するというものですので、令和2年に、約40億円ということで繰上償還を行わせていただきました。その結果、繰上償還を除いた、いわゆる定時償還と言いますけれども、定時償還部分で2年度と3年度と比較しますと、公債費につきましては5億4000万ほど、公債費のほうが下がっておりますので、それによりまして、数値のほうが改善したというふうに分析しております。
○議長(
木村琳藏君) 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) それで、以前に説明を受けました中期財政
計画では、
実質公債費比率の目標値が掲げられております。令和3年度は14.4%で、
計画どおりになったようですけれども、令和4年度以降の目標数値は、令和4年度が12.3%、令和5年度が9.2%、令和6年度が9.0%、そして令和7年度が8.8%と、非常にすばらしい目標値でありますけれども、これが達成できれば、すばらしいんですけれども、この達成の見込みはどのようになっているのか、お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 財政課長。
◎財政課長(佐野正治君) お答えいたします。 まず、
実質公債費比率の計算方法につきましては、3年間の平均ということになります。ですから、令和2年度の繰上償還の効果というのは、3年度、4年度、5年度と3か年度にわたってまで効果が表れてくるというふうに思っております。それに加えまして、公債費の発行の抑制というのをやっておりまして、元金の9割以内ということで予算のほうを計上させていただいておりますし、それを実行していくことによって、目標が達成できるのではないかというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君) 11番千葉榮君。
◆11番(千葉榮君) 今の説明では、令和4年度以降の目標値は達成できるんじゃないかということでしたけれども、この震災後、当市は被災した多くの施設の整備を行いました。これらの施設の維持管理費、それから事業運営費についてですけれども、今後、市の財政運営をかなり圧迫することになると思います。これは、市民もなんですが、私も心配しているところなんですけれども。 これは要望なんですけれども、今後、一般財源を増やして、それからさらなる経常経費の支出を抑える努力を行って、次の世代に借金の負担を増やすことのないように、これはお願いして質問を終わります。
○議長(
木村琳藏君) 財政課長。
◎財政課長(佐野正治君) 借入れにつきましては慎重に進めてまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第5、議案第45号釜石市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 議案第45号は、法律の一部を改正する法律によって、釜石市職員の育児休業などに関する条例の一部を改正するというものでありますけれども、内容理解のために数点質問させていただきたいと思います。 1つ目、法律を改正することとなった理由や背景について、お伺いいたします。 2つ目、今回の改正内容についてでありますが、改正することによって、何がどのように変わるのか、お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(金野尚史君) まず、法律改正の理由や背景という部分についてお答えいたします。 少子高齢化に伴い、育児や介護と仕事の両立を支援していくことが重要な課題になっていることから、民間においては、平成28年に、雇用保険法が改正され、育児休暇等の制度拡充が行われております。そして、民間に準じて、先般、国家公務員の法改正が行われ、国家公務員の法改正に準じて、地方公務員の法改正が行われたということになっております。 続いて、改正することによって、何がどのように変わったのかという部分ですけれども、育児休業の制度制限回数が原則1回だったものを2回までに取得可能になるということ、それから育児休暇の請求期限がこれまで1か月前からだったものが2週間前までに短縮されたということになります。 また、非常勤職員の子が1歳未満の育児休業について、夫婦交代で取得できるようになるなど、職員が性別を問わず、育児休業が取得しやすい制度改正となっています。 今の具体的に説明申し上げれば、出産前に、例えばママさんが育休を取っている間、パパが2回の育休を取ることができるようになるということと、また、出産後も、ママさんが育休中に、パパが2回育休を取ることができるようになるといったあたりが大きな改正点だと捉えています。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 大きく変わったところといえば、ママが出生後、産休を取っているときに、パパが育児しやすくなって、今まで1回のところが2回取れるようなる。そしてあとは、8週後、ママが育休取っている間、パパも育休を取ることができて、それぞれ2回ずつ取れるようになって、取りやすくなって育児がやりやすくなったということ。 分かりました。ありがとうございます。 次に、質問します。 今回の改正は、育児または介護を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするため、地方公務員について、育児休業の取得回数の制限を緩和するとともに、非常勤職員に関わる介護休業の取得を緩和するというものであります。 釜石市は、育児または介護を行う職員の職業生活と家庭生活の両立への取組として、釜石市独自にイクボスを推進しておりますが、育児休業の取得率はどのようになっているのか、お伺いいたします。また、目標達成しているのか、いないのか、達成していなければできなかった理由をお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(金野尚史君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まずは、育児休業の取得率という部分についてですが、直近の3か年で申し上げれば、まず令和2年度においては、男性が0%、女性が100%、全体で50%、令和3年度においては、男性が20%、女性が100%で、全体で66.7%に、そして令和4年度は現時点において、男性が0%、女性が100%、全体で33.3%ということになります。 取得率の目標設定という部分ですが、当市においては、現時点では育児休業の取得率の目標設定は行っていない状況にあります。 また、女性は100%の取得率ではありますが、男性の取得率の低さが課題であるというふうに我々は捉えています。男性の育児休業取得率が低い理由なんですけれども、まずこの制度の周知不足が大きな理由の一つというふうに考えています。挙げられると思っています。 今後は、庁内での職員の研修であったり、対象職員への個別の説明などによって、この育休制度の周知を図り、取得率の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 今、釜石市のほうでイクボスやっていて、それでなかなか取れていないというのがよく分かりました。 じゃ次、質問続けたいと思います。 今回、法改正に際し、育児または介護を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を掲げておりますが、この取組は一朝一夕にしてうまくいくものではなく、地道な取組が必要であると考えています。そのためにも、育児休業と出生時育児休業、それぞれの制度内容や相違点など、今回の改正内容について、管理職はもちろんのこと、職員に対して丁寧に説明することが大切であると考えております。さらには、育児休業並びに出生時育児休業の取得対象者が気兼ねなく、安心して、それぞれの休業を取得できるよう、個別周知、意向確認はもとより、引き続き職場環境の改善や体制づくりが必要ではないかと考えております。 そこで質問いたします。 議案書の8ページの第20条、ここに、任命権者は育児休業の承認の請求が円滑に行われるようにするため、次に掲げる措置を講じなければならない。(1)職員に対する育児休業に関わる研修の実施とありますが、当局はどのように進めていくのか、お伺いいたします。 (2)番で、育児休業に関する相談体制の整備とありますが、どのように整備するのか、お伺いいたします。 (3)番に、その他、育児休業に関わる勤務環境の整備に関する措置とありますが、どのように勤務環境を整備するのかお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 総務課長。
◎総務課長(金野尚史君) ただいまの御質問、まずは職員に対するその研修という部分についてお答えいたします。 育児休業の取得を促進するためには、職員の出産や育児に対して、管理職が率先して育休の取得を推奨するほか、職場全体でその職員を応援して、休暇取得が当たり前というようになる、そういう雰囲気の醸成が肝要であるというふうに捉えています。市全体で、全管理職がイクボス宣言をしておりますので、イクボスの取組の中で、管理職を対象とした研修プログラムの中に組み込んで、管理職の理解を深めるように進めてまいりたいというふうに考えます。 それから、次の相談体制の部分についてお答えします。 こちらは総務課の職員係に相談窓口を設置することとしております。現在においても、産前や産後の休暇であったりだとか、育児休業の休暇申請を総務課で受付しております。現在でも、個別に制度説明は実施しているところであります。今回の制度改正の内容周知に併せ、改めて相談窓口の設置を職員に周知するということと、育児休業への理解と取得促進に努めてまいりたいと考えています。 それから、今後の勤務環境をどのように整備するのかという御質問ですが、職員研修であったり、相談窓口の設置であったり、庁内の育児休業取得事例の収集や情報提供、そして妊娠出産を申し出た職員への個別相談を実施することによって、ここが大事だと思うんですけれども、対象職員が気兼ねなく、安心して、休暇を取得しやすい環境をつくるということに努めてまいりたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第45号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第6、議案第46号釜石市過疎地域における
固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第46号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第7、議案第47号
釜石市議会議員及び釜石市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用並びにビラ及びポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) この議案の主な改正内容ですけれども、例えば
選挙運動用自動車の借入額を1日当たり1万5800円から1万6100円ということで、これは300円プラスされているようですけれども、あと燃料についても、1日当たり140円がプラスといった形での上乗せになっております。この金額、数字の根拠というものはどういうものなのか、これについて答弁を求めます。
○議長(
木村琳藏君) 選挙管理委員会事務局長。
◎
総務課長併選挙管理委員会事務局長(金野尚史君) ただいまの法改正の数字の根拠という御質問にお答えします。 この根拠につきましては、国が昨今の物価変動と先般の消費税の増税を踏まえて、法改正を行っておりますので、その金額に倣って、準じて、改正したという状況でございます。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) この議案の提案理由を見ますと、公職選挙法の政令第172号の施行されたことに伴いというふうに提案理由があります。政令を確認しますと、この政令の内容の中に、病院の不在者投票管理者といった、そちらの要件の緩和として、内容もこういう記述もあります。介護老人保健施設や、介護、医療、病院の不在者投票といったところの内容もあるんですけれども、釜石市選挙区において、病院あるいは介護施設などでの投票の状況というものをちょっと関連して質問したいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 選挙管理委員会事務局長。
◎
総務課長併選挙管理委員会事務局長(金野尚史君) 釜石市内の病院施設での不在者投票の状況についてお答えいたします。 県の選挙管理委員会が指定した病院や老人ホーム等に入院、または入院中の有権者に対して、病院施設側の担当者が周知を行うと、まずそういった部分を行いまして、希望者分を取りまとめた上で投票用紙を市選挙管理委員会に請求します。その請求があった分について、市の選挙管理委員会が当市の有権者であるかどうかという部分を確認した上で、投票用紙を交付するということになっております。 なお、今年度実施された参議院議員通常選挙においては、合計39の施設、計232名が病院施設における不在者投票を利用していると、そういった状況になってございます。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 釜石市においては、1年後には、市議選、あと県議選もあります。それから、それとちょっと時間を置いて、市長選があるわけですけれども、これ過去を振り返れば、いずれも無投票ということで、市民の選挙権が反映されないという状況になっております。何とかして市民の選挙権を行使されて、二元代表制が構成される釜石市にしたいというふうに思うところなんですけれども、この議案の内容としましては、選挙公営制度の内容となるものですので、この選挙公営制度を各全国の自治体、どういったことをやっているのかというのを見ますと、市町村が選挙運動費用の一部を公費で負担する制度ということで、要は、候補者が手を挙げやすい環境づくりということを自治体の選挙管理委員会も広報活動をしております。 釜石市はどうかというと、ちょっとそこら辺の広報活動、周知ができていないという認識でおりますので、この辺を市当局、選挙管理委員会としても、志あるものの手を挙げやすい環境づくりといったところで、この制度の周知にできないものかと考えておりますが、この辺について、当局の考えをお示しください。
○議長(
木村琳藏君) 選挙管理委員会事務局長。
◎
総務課長併選挙管理委員会事務局長(金野尚史君) 選挙公営制度の市民への周知という部分です。 御指摘ありがとうございます。 そういった周知を図るという部分では、今後来るべき時期になりましたらば、まずこの制度のホームページへの掲載等を行って、市民にとってより分かりやすい制度説明を図っていくと。その結果、立候補希望する方が立候補しやすい環境がそれで構築できればなというふうに考えています。そういった取組を検討してまいりたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第47号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第8、議案第48号令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて、第2条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 第1条歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) それでは、私から、予算の概要と主要事業の3ページの1、定住促進事業について、質問したいと思います。 内容を見ますと、市外からの転入者の増加を図ることを目的に、転入者が市内の住宅を賃貸し、居住する際の家賃補助を拡充するとのことであり、事業内容は、ライフデザインU・Iターン補助金で、釜石市に転入し賃貸住宅に入居する方に対して、補助を10万円から24万円に拡充とあります。 内容理解のために数点質問させていただきたいと思います。 補助の金額は24万円と分かりますが、予定している人数といつからの方を対象に考えているのか、お伺いいたします。 次に、予算はこれまでのライフデザインU・Iターン補助金を活用し、今回の予算を上乗せするのか、それとも今回の移住・定住の予算で考えているのか、お伺いいたします。 あともう一つ、この事業を企画した理由や背景についてお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 まず、今回の拡充については、既存のライフデザインU・Iターン補助金の中で拡充を図るというふうなことでございます。 今回の提案につきましては、賃貸住宅に居住する方に対しての補助の拡充についてでございますけれども、制度を開始しましたのが令和元年の10月になりますが、令和3年度、昨年度までは、年額で36万円ということにしてございました。令和4年度は、子育て世帯や単身女性を手厚く加算することとし、賃貸部分については、36万から補償額を10万円に減額して、当初4月では、そういう形にしてございました。 今般、市内企業の人材確保が非常に深刻化している状況、また市の移住施策のさらなる推進、市内企業の採用活動に当たってのインセンティブ、誘因、動機づけを高めていただくこと、またさらには近隣自治体のU・Iターン者への住宅施策と比較した上で、拡充が必要と判断し、10万円から24万円に拡充し、その差額の14万円でございますけれども、拡充分については、当初から14件分ということで予定してございましたので、その14件分、196万円を拡充しようというふうにするものでございます。 また、この事業を企画した理由、背景などについてでございますけれども、ライフデザインU・Iターン補助金については、昨今のコロナ禍でテレワークが進んだこと、あるいは国により地方移住が昨今の状況で見直されてきたことをきっかけといたしまして、住む場所として、当市、釜石市を選ぶことの後押しとなるようにということで、住宅補助として、令和2年10月から運用を開始したものでございます。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 補助金を用意しただけでは、なかなか転入者増加にはつながらないではないかな、そういうふうに思います。 そこで、質問させていただきたいと思うんですけれども、市外からの転入者を増やすために、家賃補助のほかにどのような取組を今後考えているのか。 それと、あとは、近隣市町でも同様の取組を行っていると思うんですけれども、今回の事業は、近隣市町の取組に比べて優位な取組になっているのかどうなのか、その辺のコメントをお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 まず、1点目の市外からの転入を増やすための取組ということで、まず移住定住ポータルサイト、フレフレ釜石Try人というものをホームページで開設してございまして、そちらのほうでは、市の紹介のほか、移住した方へのインタビュー記事や、仕事や住まい、移住支援策などを掲載してございます。また、現在は、子育て担当課のほうと連携いたしまして、子育てページの改修を行っており、子育て世帯への支援策を含め、PRに努めることとしてございます。 また、昨年まではコロナ禍という、今年の前半もそうだったんですけれども、国、県、他方関係機関等が主催する、当市の主催も含めて、東京圏等で開催する移住フェア等々への参加も行ってございます。例えば、9月3日には、県移住フェアが震災前から大分、震災後は対面型としては3年ぶりに開催されたんですけれども、岩手県の移住フェアには、総数で330名ほどの来場者がございましたけれども、当市が設置したブースのほうにも30名弱の参加をいただいたというふうなお話がございました。 また、このほか、6月には山田、また9月4日の日には陸前高田と、三陸としての連携を図るということで、東京のほうでセミナーのほうも開催しておりましたけれども、6月の山田に関しては15名、また9月の陸前高田のほうとは6名の参加のほう、いただいてございます。 このほか、8月のお盆過ぎには、オープンシティ推進室のほうと連携事業ということで、しごと・くらしサポートセンターを会場に、若者向けの就職合同説明会も開催いたしました。出展企業6社いただきましたけれども、当市出身の学生を、大学生等を中心に13名の参加があり、この春に釜石にUターン就職された方からのお話や各参加企業のプレゼン、各企業ブースでの交流というふうになってございましたけれども、開催後のアンケートでは、参加の動機は半数以上の方が釜石での就職に興味があるというお話をいただきましたし、セミナーのほうへの満足といった返答が84.7%ございました。また、就職先として、釜石へのイメージにいい意味で変化があったという回答も7割以上の方からいただいてございます。 こういった機会等々捉えて、何とか釜石外からの釜石へのUターン、Iターンへの引き入れというものを今後も取り組んでいきたいと思ってございます。 また、近隣市町との取組に比べて優位な補助なのかということでございますけれども、お隣町、大槌町、あるいは遠野市とちょっと比較させていただきますが、大槌町については、年間の上限額が、今回、釜石市で24万円考えていますけれども、同額ということになります。また、遠野市につきましては、上限が18万円という形で運用されておるところでございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 3番三浦一泰君。
◆3番(三浦一泰君) 移住ということでいろいろ取り組んでいるということが分かりましたし、それとあと今、釜石で企業が会社を広げ、規模を広げて、それで求人されているところもありますので、ぜひそういったところも、釜石のほうに移住ということで引き込めるように取り組んでいただきたいと、そういうふうに思います。 じゃ、次に質問したいと思います。 市外から人を呼び込むということは、今ほどお話ししたように評価できると、そういうふうに思います。ただ、釜石に住んでいる方が釜石で住み続けていただく取組も重要ではないかと、そういうふうに思っておりますので、このようなことで質問したいと思います。特に、新婚世帯や若年世帯を市内にとどめる取組として、どのような制度を設けているのか、また、その制度の利用状況はどのようになっているのか、伺いたいというふうに思います。 次に、結婚して新居を構えようと考えている若者の中には、出産や子育てなども考慮して、新居をどこの地域にするか考えている方もおります。実際に、県立釜石病院の近くに新居を構えようと考えていた方が出産や子育てなどを考えて、県立大船渡病院の近くを探し始めています。また、新婚生活を始めようとしている若者の中には、高速道路ができたことにより通勤圏内が広がり、北は宮古、南は高田、西は花巻などからも容易に通勤できることになったことから、家賃が高い釜石を避けて近隣市町にアパートを借りている方もいるし、今後どうするか悩んでいる方もいます。どちらの方からも、釜石市に家賃などの補助制度があればいいのになという声を聞いています。 こうしたことからも分かるように、釜石が企画する補助制度の骨格は、今回のような移住者だけだったり、収入の少ない世帯だったりする制度となっており、市内で普通に仕事をしている若者が対象外となるケースが多いのが現状であります。 したがって、結婚して所帯を持とうとしている若者にとって、大きなイベントを大切にした魅力的な制度とすべきではないかと、そういうふうに考えております。若者の目線を大切にした魅力的な制度としなければ、若者の釜石離れが進み、人口減少につながるのではないかと、そういうふうに危機感を持っております。当局はどのように考えているのか、お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) オープンシティ推進室長。
◎
総合政策課オープンシティ推進室長(神山篤君) 結婚して新居を構える方などへの補助制度の内容について、また補助制度の利用状況についての御質問でございます。お答えいたします。 新婚世帯の新生活への支援を行い、結婚の動機づけを行うことを目的として、新婚世帯の経済的負担を軽減するため、新居の購入、リフォームであったりとか、賃貸借に係る費用の一部や引っ越しの費用を補助する結婚新生活支援事業補助制度を運用しております。令和2年度は8組、令和3年度には7組に支援をさせていただいております。 財源といたしまして、内閣府の地域少子化対策重点推進交付金を活用しており、令和3年度においては、年齢、年収要件の緩和が行われております。具体的には、年齢要件を34歳以下だったものを39歳以下に、世帯年収要件を約480万円から約540万円にそれぞれ緩和されております。あわせて、補助上限が引き上げられるとともに、自治体に対する補助も手厚くなっております。 結婚新生活における不安なことについて、約6割の新婚世帯の方々が住居費に不安を感じているということでございますので、内閣府の調査結果もあることでございますので、引き続き、本制度により支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 加えて、本制度は結婚支援だけでなく、おっしゃるとおり、移住・定住の推進にもつながるものと捉えておりますので、国の動向等を情報収集に努めながら、引き続き、本制度の周知に取り組んでまいります。 先ほども申しましたとおり、この制度は国の財源を活用しておりますので、議員御提言のように、所得制限をより緩和して、釜石にお住まいの方が釜石で結婚して、そのまま釜石に住んでいただくというようなことができるように、所得制限の緩和等につきましては、時期を見計らって、国のほうに働きかけを行ってまいりたいというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかに。 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) それでは、新庁舎建設事業について、お聞きしたいなと思います。 令和3年7月に、新庁舎建設実施
計画が完成して、それから1年2か月過ぎ、建設資材の価格高騰が顕著なことから、再積算業務を実施するということでありますが、時間がかかり過ぎて、お金がかかると。スケジュール管理はどのようになっていたのか、お伺いしたいなと思います。 また、見通しが甘く、無駄な事業が発生しているとは感じております。このことについて、お聞きします。 それとまた、再積算しても、次に工事に着工できなければ、また資材が上がるのではないかと思います。そういうことで無駄な費用がかからないように、着工が可能なのか確認したいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) 新庁舎建設事業、今回は設計費を計上させていただいておりますけれども、その中身につきましては、今、議員が御指摘のとおり、単価の見直しが一つ、それからもう一つが津波に対する耐力、こちらを計算するという費用も入っております。 時間がたったことに関して、無駄な経費がというお話がありましたが、こちら、あくまでも、岩手県あるいは日本海溝・千島海溝の津波のシミュレーションが出るということでしたので、そちらのシミュレーションの結果を見て、庁舎の改めて検討を進めるという前提の下、時間をかけたというところですので、今回の時間がかかったことに関しては、やむを得ないといいますか、待ってしかるべきだったというふうに考えております。 それから、波力に関する耐力に関してですけれども、時間的には5か月程度をかかるということですので、今回、議決をいただきましたら、即発注しても年度内ぐらいはかかってしまうということですので、そちら、5か月後の単価、また上がらないように、単価計算自体は、委託期間の後半のほうに持っていって、即発注できるような、そんなふうな取組をしてみたいというふうに考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) ただ、津波については、もう前もって分かっていたことだったので、やはりそういうことも加味しなければならなかったんではないかなと思います。 次に、あとまた5か月経過後に再見積りが出来上がるということですので、即着工できるような体制づくりもお願いしたいなと思います。今まで問題がある建設場所、津波災害対策、土砂災害対策、不便で交通の便の悪い対策など、新庁舎を建設しようとするということから問題が発生して、その都度、費用が発生しておりました。今回でこの費用発生は終わりなのか、お伺いしたいなと思います。 また、8月22日から6か所で、新市庁舎建設に係る住民説明会の開催をしておりますが、どのような状況であったのか。そこで出された意見や問題について、新庁舎建設に反映するのか、また反映しなければ、開催した意味がないのではないかと考えます。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) まずは、さらに費用がかからないのかという部分に関しましてですけれども、まず、この波力に対する耐力を計算するという部分に関して、今の庁舎の設計で、その波力に対する耐力は満たされているという結果になるものとは思っていますが、万が一、その部分が満たしていないという結果が出た場合には、その部分、強化するような、そんな設計を再度して、工事にそれを生かしていくというような取組が必要になりますので、万が一、耐力が足りないといった場合には、改めて工事費を計上するということになります。 ただ、現時点で、地震のほう、耐震のほうに関しましては、一番グレードの高いといいますか、耐震力のある設計をしておりますので、その部分に関しても満たしてくれるというふうには考えております。 それから、住民説明会のほうの質問がございました。 市内6か所で住民説明会を行いました。意見の主なものを御紹介しますと、まずは大方の意見としては、いいから早くやれというような、こんな意見が多かったと認識しております。ただ、一部の方からは、やはりなぜ天神町なんだ、高速道路の出口のところにすべきでないかというような、そういった意見もございましたし、一番大きな意見といいますか、市有地が当然あちらにないですよという話をして、もしあちらに建てるんであれば、土地の価格を考えて、数億円の経費がさらにかかると申し上げたところ、あるじゃないかと、学校あるんじゃないかと、学校を統合して、そこに建てればいいというような、そんな意見をいただいたのもありましたけれども、基本的には大方の方は、すぐに着手しなさいというような意見が多かったという認識でございます。
○議長(
木村琳藏君) よろしいですか。 18番菊池秀明君。
◆18番(菊池秀明君) あと、意見で反映しなければならないものはなかったかというので、もう一度その辺は答弁、後でお願いします。 平成31年3月に、釜石市新市庁舎建設基本
計画を策定してから、もう3年と6か月にもなります。いまだに課題、問題が解決されずに、時間がかかり過ぎているのではないかなと思います。そういうことによって、職員のモチベーションの低下や、そこで長期間の無駄な業務経費もかかっていると思います。この辺の遅れているというか、時間がかかっているのは、津波を考慮した設計であったのは分かっていますけれども、やはりちょっと時間がかかり過ぎるのではないかと思います。この辺の見解をお願いしたいなと思います。 それから、これから新庁舎が完成するまでのスケジュールについて聞きたい。 また、そのスケジュールどおり完成を望んでいますので、業務に携わっている方々の頑張りに期待して、質問を終わります。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) まずは、時間がかかり過ぎているという御指摘、まさにその点に関しましては、時間が少しかかったなというふうな認識ではございます。ただ、先ほども申し上げましたとおり、必要な時間であったというふうな認識もございます。津波のシミュレーションが出されるというので、それを一旦こちらで受け止めて、それに対する対応を考えるという部分で時間を要したのは、ある意味当然だったというふうな認識でございます。 それから、住民説明会の部分で生かすべき意見というお話でしたけれども、やはり何点かあったと思います。例えば、津波が来て孤立した場合にどうするんだという話で、その点に関して、こちらとしては早期啓開して通行できるようにしたいという中で、北のインターチェンジのほうをフル化のようなお話、こういったことに関しましては、取り組まなければならないと思いますし、あるいは停電した場合に関して、せっかく市内に発電施設があるんだから、そういったものを活用できるようにしたほうがいいんじゃないかというような意見ございましたので、エネルギーに関して、改めて検討する必要があるというふうに考えております。 それから、スケジュールになりますけれども、まずは今回、設計費が可決いただきましたら、即発注した上で、年度内にこちらを完成させた上で、新年度早々、もちろんこれまた予算をいただいた前提になりますけれども、そちらで発注すると。工事期間は、実質22か月が予定されておりますので、順調にいった場合は、令和7年になってからということになりますので、順調にいって、開庁が令和7年4月というふうな、こんなスケジュールで、今は進めていきたいというふうに考えています。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) まず最初に、最初に同僚議員がお話しした定住自立圏推進事業に関連し、一つだけお伺いしておきたいと思うんですけれども、類似した作業の中で、しごと・くらしサポートセンターがこれは家を貸すんじゃなくて売るような方法で取り組んでおられるんですけれども、ただいまの件については、7割方が評価されているよというふうなお答えでありましたけれども、そういうふうな中でも、それぞれ3割の方々が不安なり不満を持っておられるようですけれども、やはり私が申し上げておきたいのは、しごと・くらしサポートセンターと関係、関連するようなことですから、そういった方々の現在のトラブルとか、注文とか、そういったものの声というものはどれぐらいあるのかな、そういったことに対する対応はどうされているのかな、このことを一つお伺いしておきたいと思います。 それから、2つ目でございますけれども、ただいま庁舎の問題が出ておりまして、
総務企画部長のお話では、説明会の中では、いずれ早くやれよという声が大きいということですが、それはそれとして、かなり時間がたっていることですから、市民の声としては当然かもしれません。 ただ、改めてお尋ねしておくんですけれども、見直ししようとしている、いわゆる県が発表している防災関係、津波対策で、L2があった場合には、釜石はこの防潮堤等が壊れるよというふうなことで、大変不安がっている地域もあるんだよということは先般申し上げてきました。その中で、私が参加した関係で一つだけ申し上げておきますけれども、避難対策、安全対策で、市長の挨拶の中でよく耳にする言葉なんですけれども、防災関係に携わる警察とか自衛隊とかは、当面は15分ぐらいはそういう対応に手間暇がかかるんですよということを強調されておられるようです。やはり生命と財産を守るということは、第一義的に大事なことでありますから、改めてお伺いしておくんですけれども、その間にどうやって自分たちが、市民、住民が安全を保つかということに対する考え方は、やはりその都度その都度、市民の皆さんに明らかにする必要があるんじゃないかなと、そのことを重ねてお伺いしておきたいというふうに思います。安全性の問題です。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 前段、1番目の質問のほうにつきましては、オープンシティ推進室と連携して行った、しごと・くらしサポートセンターへの若者向け就職合同説明会でのアンケート結果ということの中身であると存じます。こちら、7割以上の方から釜石へのイメージに変化があったという肯定的な意見があったということでございます。じゃ、残りの3割が否定的かというと、そういうお声が多かったということだけの数字でございまして、特別否定的な意見というものはなかったものと認識してございます。
○議長(
木村琳藏君) 危機管理監。
◎危機管理監(佐々木道弘君) 発災の際の公的な機関の活動といったことでございますけれども、現段階で関係機関等々とお話をしていく中で、例えば消防署であるとか、消防団であるとかというのは15分活動するということではなくて、警報から15分の間に安全な場所に避難しなさいと、要するに3.11の際の水門閉鎖等々の業務、それからあとは避難誘導等の業務で亡くなられている方もいるということで、まずは迅速に退避するんだといったところが原則になっております。 それからあと、当然、道路を管理する三国さん等々、国のほうについては、警報と同時に、まずこれも避難と。そして、あとは電光掲示板等々で避難誘導といいますか、あとは危険の表示といったことをしていくと。それから、あとは警察のほうでは、その活動のほうについて一定の基準があるようですが、現在、それは見直し協議ということで、やはり避難を優先したような形になっていくのではないかなというふうに考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) 最初のほうからお伺いしておくんですけれども、いずれIターン、Uターンで釜石に帰ってくる方々、おいでになる方は、釜石市民になるわけでありますから、やはりそういった方々は、地域と交わっていかなきゃならない、地域に溶け込んでいかなきゃならないわけですから、地域生活の中で様々なトラブルがあったり、課題があったりしたら大変でございます。そういった声をたまたま聞くわけですから、そういったことに対する対応をあらかじめ調査するなり、それから、例えば、お答えされているのは商工観光課でございますけれども、以外の課とも連携しながら調査したり、それから情報収集しながら対応していく必要があるんじゃないかな、そのことをお答えしていただきたいというふうに思います。 2つ目、庁舎の問題でございますけれども、津波被害に遭わない場所については、おっしゃるとおりでいいと思うんです。ただ、不幸なことに、L2というのは津波災害が起きたという想定の下に出てきているわけで、釜石の庁舎問題が長引いているのも、その結果、過程の中の結果だと、私は思うんですよね。昨日も一般質問等でその辺のやり取りをいたしましたけれども、やはりそういった意味では、説明会の中で、もう少し臨場感のあるような言い方、現場というんですか、現場がお答えされておりますけれども、それに頼るばかりじゃなくて、現地現地、説明会の場所場所によって状況が異なってくるわけですから、そういった意味で、地域の状況に合った説明をしておかなければ大変だなという思いがいたします。 これは、津波災害ばかりじゃない、土砂災害等も、最近では様々な形で県を中心に調査して、皆さんにお伝えをしているわけですから、そういったことを含めて、やはり事前に説明会する際には、きちっとお知らせをすべきじゃないのかなと。庁舎というのは、特定の場所だけの問題じゃないわけですから。釜石市民全体に関わるわけですから。その辺を行政のほうではきちっとやっていただきたいと、お答えも併せてお願いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) まず、1点目の移住された方へのアフターということでございますけれども、昨年は、移住された方々に対しまして、ビギナーミーティングということで、一度釜石に来られてまだ間もない方等々にお声がけしながら集まって、移住コーディネーター、何人か配置しておりますので、そういった方々も含めて懇談しましょうとか、お話ししましょうとかって、そういう機会も設けた経過もあるんですけれども、あまりちょっと参加者が多くはなくて、あまりそういった皆さんがお困り事であったり、不安だったり、そういったことというよりは懇親の場となったというふうなところは聞き取りございますけれども、そういった取組も再度行いながら、釜石にいらっしゃる方々が不安等々覚えないよう、また釜石になれ親しんでいくような機会を設けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
木村琳藏君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(佐々木勝君) 住民説明会の在り方という御質問だったと思いますけれども、庁舎に関する説明ということですので、住民説明会、一定の情報、同じ情報をまず住民に届けるということが重要です、というのが一つの考え方だと思います。その上で、議員がおっしゃったように、その地域地域の、じゃ課題あるんじゃないかという、そういう御指摘だと思いますので、今後、住民説明会の際、その辺はきちんと配慮していきたいなというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) 危機管理監。
◎危機管理監(佐々木道弘君) 各地域での災害に関する説明会でございますけれども、津波は津波として単独の説明会を4回、それからあと地域会議で8回、それからまちづくり協議会の21地区、プラス水海ということで22地区といったところで、一応、津波につきましては、新庁舎も若干の話題提供もいたしましたけれども、そういった話、いろんな話をしてきております。そういった中で、その地区地区の避難の在り方であるとか、そういったところも御意見頂戴しておりますので、そういったことにつきましては、我々の津波の
計画のほうに反映はしてまいりたいと思います。 それからあと、土砂災害のお話もございました。急傾斜地等々の見直しが県のほうで進められているというということもありまして、我々のほうとしても、これについてもちょっと津波のほうを先行して若干遅れ気味でございますけれども、今後、説明会を検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
木村琳藏君) いいですか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2款の質疑を終わります。 暫時休憩をいたします。 午後2時21分休憩
--------------------------------------- 午後2時30分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第3号)歳出の審議を続行いたします。 第3款民生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) なし、なしでは申し訳ございませんので、農林水産業費の有害鳥獣対策事業について、お尋ねをいたします。 この有害鳥獣対策にとりまして、釜石・大槌猟友会の存在は大変大きなものがあるわけでありますが、この猟友会について、その会計処理に不適切な事務処理があったように聞き及んでいるわけでありますが、当局の担当者、どのような不適切な事務処理があったのか、もしその報告なり、把握をされておられれば、お尋ねしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 猟友会での問題が何かあったのではないかとの御質問ですけれども、先般の猟友会の会長から、会員が会のお金を私的に流用する不適切な事務処理の事実が判明し、数回にわたる理事会を開き、対応を行い、会員に事実を説明しているところ、という話をお聞きしてございます。なお、流用したお金につきましては、既に全額返還されているとの報告も受けたところでございます。 猟友会としてはこのような事実を重く受け止めておりまして、不適切な事務処理を行った会員に対しまして、会の活動や関連事業への参加などを禁止するなど、そういった措置を行う方向で検討しているようでして、会の健全で持続的な運営に努めていく旨、報告があったところでございます。 市といたしましては、最終的な総会での決定内容など、まずはそういった視点を注視してまいりたいと思っております。 猟友会は、野生鳥獣関連業務、唯一の委託先でございますし、今後も野生鳥獣対策を連携、協力して実施していく重要な団体であるというふうに認識してございますので、今後、このような問題が起こらないように、決して繰り返さないよう、理事会及び総会の報告を受けながら、会の取組や会計処理の状況を的確に把握し、適宜、助言を行うなど、適切な会の運営の下支えに努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 分かりました。 今、課長が答弁されたように、この猟友会の存在というものは、市民の生活環境あるいは生命を守るために、極めて重要な存在であると、そのように思っておりますし、今後も当局の適切な指導、監督をお願いしたいと思います。 それから、岩手県には、第1種特定鳥獣保護
計画、それから第2種特定鳥獣管理
計画、この2つがあるわけでありますが、それを見ますと、ニホンザルにつきましては、岩手県の場合、第1種にも、第2種にも、どちらにも含まれていないわけです。他のニホンジカ、クマ類、イノシシ、あるいはニホンカモシカについては、記載があるわけですが、これには、ニホンザルについては、何の、私が見ている資料は、令和2年10月30日現在のものであります。その後につくられたものは、ネットでは見つけられなかったんですが、現在はどうなっているのか、ニホンザルについて、その1種あるいは2種、どちらかに入っているのか、もし入っていないということは、減りもしない、増えもしない、そういう状況にあるのかなと、そういうことしか考えられないなと思ったんですが、その辺について、お聞きいたしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 まさに今、議員がおっしゃるように、その国の第1種の特定鳥獣保護
計画と第2種の特定鳥獣管理
計画、こういった
計画がございまして、これらに基づいて、都道府県はそれぞれの
計画を策定している状況にございます。第1種の
計画につきましては鳥獣の保護に関するものを中心とした
計画でございまして、第2種の特定鳥獣に関するものは、鳥獣の管理あるいは捕獲に関する
計画、こういった2本の柱でもって鳥獣対策を行っているものと認識してございます。 先ほど議員がおっしゃるように、サルの状況を見ますと、東北6県の中で、岩手だけがその対象にはなっていないというのが現状となっておりまして、私もその辺は承知したところでございます。 県の
計画ですけれども、現在ある
計画が令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間の
計画となっておりまして、このような状況を踏まえて、まず県では、全域をこの
計画の範囲としておりまして、当然この大きな
計画の中には、シカの
計画であるとか、ツキノワグマの
計画も入ってございますので、そういった状況を踏まえながら、市の中でも、その
計画に沿って取り組んでいるところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) そろそろもう寒くなってきますので、クマの出没が減ってくるのかなと思うわけですが、なかなか減らない状況にあると。それから、いつもいつも出て、出没する地域にあっては、いつものことなので一々水産農林課には電話しないと、そういう地域も、去年、おととしあたりから出てきているわけです。とても危険なことだなと。地域住民はそれでよしとしましても、そういった地域に出向いていく方々がクマに遭遇すると、そして被害に遭うということも考えられますし、このクマの出没に関しては、やはりそれぞれの地域から情報収集しながら、他の地域では警報ということで出されているようですが、釜石市の場合は、警報というよりは出没に対する住民の注意喚起というような感じかなと思うわけです。 警報というような形にしたほうが住民の注意力といいますか、そういったものが向上するのかなと思いつつも、他の県の在り方等、そういったものを参考にしながら、現在のクマが出没したたびに、防災無線でお知らせをしている、この方法でいいのかどうなのか、その辺も他地域と比較しながら、検討してみる必要もあるのではないかなと、そう思ったわけですが、そういった考えは今後どうなのか、検討する余地があるのか、ないのか、現在のままでいいのか、どうなのか、その点について、お尋ねします。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 クマの警報に関してですけれども、岩手県全体を県が警報発令ということで通知も今、発出しているところでございます。現在、議員おっしゃるとおり、市におきましては、注意喚起という視点で、市の広報であるとか、あるいは防災行政無線などを活用しながら、それに加えて、ホームページでも、クマに遭遇した場合の対応の方策などを載せているところでございます。 今後、やはり鳥獣の出没が非常に年々増加してございますので、今、御提言がありましたように、市としても、運用の仕方に少し工夫が必要かなというふうに考えるところでございまして、県のこの警報の発令、こういった状況も踏まえながら、今後、対応策、運用の仕方、周知の仕方、注意喚起の仕方、少し工夫してまいりたいなというふうに考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) 森林経営管理事業についてお伺いいたします。 2020万2000円、文章、ここに書いてある説明書を見て、ちょっと概要がよく分からないと思ったんで、その概要をお知らせください。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 森林経営管理制度、管理事業になるかと思います。 こちらの事業は、3点ほどございますけれども、まず一つが支障木の関係で、伐採作業行います県の
計画にある森林法第5条のみを該当になりますけれども、そういった木の伐採に関する内容となります。 もう一点の市有林の関係ですが、こちらは現在、森林経営管理制度に基づいて、集積
計画を策定しているところでございますが、その
計画を策定する中で、森林経営に適さない森林などを市が主体的に森林整備を進めることになっておりまして、そういった経費にかかる分となってございます。 もう一点の解析の委託ですけれども、こちらは、森林経営管理制度の中で、意向調査を実施後、市に経営の管理の委託を希望する方々の現状調査を行ったところでございますけれども、やはり効率的に集積
計画を策定していくために、いろいろな技術が今ありますが、無人ヘリコプターによるレーザー計測で、立ち木や地形などを立体的に映し出して、それを取得しながら、その
計画の策定、解析に努めるために行う内容となってございます。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) それで、一番金額の多い2000万円ですか、これの委託先ってのは釜石にございますんでしょうか。 それと、この説明書の一番最後のほうに書いてある安全な市民生活の確保に向けた市内の支障木の処理についてって書いてあるんですけれども、これはどういうことの処理の仕方なのか、2点お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) 御質問が2つあったかと思います。 まず、森林資源計測、解析の内容ですけれども、こちらは特殊な技術を要する観点から、市内事業者ということにはなかなか限定できないものと思っておりまして、幅広い範囲で今、そういった技術をお持ちの事業者さんをちょっと確認しながら、その技術の提案を受けながら、検討しているところでございます。 もう一点の御質問ですが、先ほどお話申し上げましたとおり、森林環境整備に関するものでして、市内の支障木の関係に関する費用となります。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) 市内の支障木の処理ということでいうと、例えば私よくナラ枯れのことで、実際、擁壁とか、あとはのり面で知らないうちに木が落ちてきてという、それがもうてっきり全部は土木・建築の処理だと思っていたんですけれども、それらのこともはまるのかどうか、そしてその組分けはどうなってんのか、お伺いして、質問を終わります。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 その支障木の関係、様々な財源、いろいろな財源を複数活用しながら、我々検討するわけですけれども、そういった際には、ある程度条件が限られてまいりますが、先般、市及び関係する機関、市内の機関の方々に御協力いただいて、この支障木に関する検討の場を設けさせていただいております。その中で、実際に様々な住民の方あるいは地域から声をいただきますので、そういった中、優先順位を整理しながら対応することにしておりまして、今後もその検討の場で意見交換、議論を重ねながら、対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) 同じく森林経営管理事業なんですが、今、答弁の中で、資源の分析委託料は、森林経営管理を市に委託したものに対しての解析だと答弁がありましたが、この管理委託を市に委託している方と森林組合に委託している方がいるはずなんですが、森林組合に委託した方の解析はここに入っていないんですか。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 今おっしゃるように、本人の意思でどうするかによって、おっしゃるとおり、適さないもの、適すものがあって、市に委託を受けるものと受けないものはあるわけですけれども、この解析のデータは、実際にはその現況を確認しながらやってまいりますので、全体をデータとして取ろうというふうには考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) ちょっと違う。もともとその森林経営管理
計画を所有者が選んで、市に頼む方と、森林組合に頼んでいる方がいるはずですよね。なので、森林組合に頼んでいる方々については、この解析作業、入らないですか。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) 今回の解析委託料の中では、市に経営管理の委託を希望する方を対象にというふうに考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) となると、森林組合に頼んでいる方々には、そういう恩恵はないということになるんですね。私たち、どちらに頼んでも同じということで、私は森林組合に頼んであるんですけれども、その辺のやはり差は出るんですね。 最後の支障木の処理ですけれども、これは、やはりそうすると、市に頼んでいる方だけが対象なんですね。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 支障木の関係は、市に頼んでいる方ということではございませんで、市内全域の方々が対象になります。 この解析の件なんですけれども、実際にその集積
計画の作成の作業を早めるためというふうに、ちょっと考えておりまして、現時点では、管理の委託を希望する方々の調査をまずベースにしながらというふうに進めてまいりたいなというところでございまして、取組を進めながら検討してまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 今、
水産農林課長が実際お答え申し上げたとおりでございます。 最初に、市に委託されない方というのは、引き続き御自分で山を管理していくということを選択された方で、その方々の多くは森林組合に作業を頼む方が圧倒的に多いわけでございます。そうではなくて、意欲の面であるとか、あと事業採算の面であるとかで、森林の経営、継続してやっていくという気持ちをちょっと今、失われつつある方が中心になって市に頼むわけですけれども、そういった方について、まとめて市が作業を効率的にやるための業務内容でございまして、市に頼んだほうが有利とか、そういうことではないというふうに理解しておりました。 ただ、その議員さんのように、御自分で経営意欲持っている方のほうが万が一不利な扱いになるようなことがないように、これは心してやってきたいと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) よろしいですか、5番野田忠幸君、3回ですから。 ほかにございませんか。 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) クマの問題を同僚議員がお話しされておりまして、関連してお伺いいたしておきます。 まず、生息の状況等、そういったものに対する把握はされているんだろうかな。例えば、具体的に申し上げますけれども、大平、嬉石近くで、クマが捕獲されたということをよくお話しされています。嬉石の住民からお話を聞くと、親グマが捕獲されたもんだから子グマが2頭うろついていると、住民が目撃をしているんですよね。それが一つ。 それから、新浜町の洞伏でよく新浜町1丁目、洞伏バス停付近でクマが出ましたという報道されています。住民のお話によりますと、日中はあそこは洞伏という近くは急傾斜地でございまして、コンクリートで山を囲っている上のほうにクマが生息しているということを住民が見ていて、夕方になって来るということは、あの辺に水産関係の建物があるわけですから、そこを目指してくるんじゃないかという評価もされています。 こういった状況を踏まえて、やはり大事なのは、そういった状況を役所のほうでは、市のほうでは、どういうふうな方法で把握をされているのかな、対策を練るためには状況も大事かな、改めてお伺いしておきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 ツキノワグマの件ですけれども、議員おっしゃるように、クマを引き寄せないといいますか、寄せるようなものがある場所にはクマが寄ってくるという状況にありますので、それが例えば放置果樹であったりとか、今おっしゃるように、水産加工会社付近ということで、食品の廃棄であるとか、何かではないかというふうに考えるところでございます。それらが各事業所単位で、詳細にどの時間にどの程度というのは、ちょっと我々もなかなか全部把握するのは非常に厳しいところはありますけれども、そういったクマを寄せつけるような行動を起こさないでほしいという思いから、広報であるとか、ホームページで、その旨を注意喚起するようなお知らせをしながら努めているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) 関連というと1回しかできないんですよね。
○議長(
木村琳藏君) そういうことじゃなくして、一応ルールとしてそのようになっていますから、今後はよろしくお願いします。 よろしいですか、8番高橋松一君。 だから、そのように言ってしまうと、1回しかできませんよと、そこを注意してくださいと。だから、それ理解していただけましたか。 高橋松一君の質問を終わります。
◆8番(高橋松一君) ありがとうございます。
○議長(
木村琳藏君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 予算の概要のところは4ページ、それから商工費の上段にあります
新型コロナウイルス感染症経済対策事業、運輸事業者運行支援金、これは新規でございます。燃油価格の高騰に直面する市内貨物自動車運送事業者の安全かつ安定した貨物輸送の維持、確保を図るため、支援金を給付するとあります。これは、岩手県が実施する運輸事業者運行支援緊急対策費の支給対象となる市内に事業所を有する中小企業者と、それから支給額として、車両1台当たり2万3000円とあります。この2万3000円の根拠をお聞きしたいと思いますし、その該当する台数、それから事業者数は一体どのくらいあるのか、お聞きいたします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 まず、2万3000円の根拠ということにつきましてですけれども、1台当たりの支給金額2万3000円につきましては、県が実施いたしました運輸事業者運行支援緊急対策費と同額ということにさせていただいてございます。 算出の根拠につきましても、県に見習い、立ててございますが、昨年の4月から今年の3月にかけての軽油価格の上昇額、リッター当たり22.2円とされてございます。市では、その3分の1負担するものとし、支給単価を7.4円と算定しました。また、営業用トラックの標準的な年間軽油の使用料は、1台当たり1万2870リッターとされてございまして、3か月分を支給するといったことで支給単価を乗じて、車両1台当たりの支給額を2万3000円としてございます。 また、岩手県において8月31日まで、対策事業のほうを行われましたけれども、同様に軽油価格上昇額の3分の1が支給、支援されてございまして、市としても予算の範囲で支援を行うものということでございます。 また、車両の数につきましては、岩手県で対象と見込む台数を東北運輸局統計市町村別車両保有数というもので案分した数、またトラック協会が把握されている市内の県事業対象車両数、また当市、税務課のほうでまとめております軽自動車税の種類別台数の営業用車両数から350台と推計いたしております。 また、事業者数につきましては、県トラック協会、また東北運輸局岩手支局のほうから資料を頂きまして、事業者数は、対象要件を満たす貨物自動車を所有する44社程度となるものと考えてございます。 今回、対象につきましては、県事業と同様の要件で、市内事業者が対象となりますが、既に8月31日をもって県の支援金の締切りはされてございますけれども、県の支援申請が間に合わなかったとしても、対象要件が合致すれば、申請として受け付けたいというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 今、御答弁をいただきましたが、市内は中小企業者がほとんどでございます。それで、燃料高騰で大変なので、もっと手厚く何かの対策をしてほしいというのが今、私の本音でございます。 それで、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、荷の動きが、非常に減少していると。収入が大きく減少している中で、トラックが主に使用する軽油については、私の調査では、この1年で30円以上上昇しておると。つまり、中小事業者が9割以上を占めるトラック運送業界において、荷主等への転嫁が難しく、自助努力の限界を超えているんじゃないかと、このように思っておりますし、まさに事業存続の危機に直面しているということを加味していただいて、何か対策というものはあるのか、ないのか、その辺をちょっとかみ砕いて御説明をお願いしたい。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 市内中小企業が多いということで、燃料高騰で大変だという認識は、こちらも考えてございました。市では、市内中小企業への燃料高騰対策といたしまして、8月の臨時会で承認いただきましたエネルギー価格高騰対策支援金の受付のほうを9月1日から、市の広報のほうでもお知らせいたしておりますが、運用のほうは商工会議所のほうで受付のほう、お願いしてございます。 また、岩手県においては、現在、売上げ減少に加え、一定の仕入価格上昇の影響を受けた中小事業者への支援策として、物価高騰対策支援金の受付を行ってございまして、水道光熱費といった固定費を除く業務用燃料が仕入経費として対象要件に含まれてございます。 まずは、現状では、これら制度を御活用いただいてという形を考えてございますが、燃料のみならず物価高騰の影響につきましては、今後も、引き続き見込みというふうになってございますし、また国のほうでの今後の動向等も注視しながら、また必要となる支援については、再度検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) よろしいですか。10番平野弘之君。
◆10番(平野弘之君) 3つ目の質問は、私の偏見もちょっと入りますけれども、内陸はこの取組が早い。沿岸部がちょっと遅いんですよね。どういうわけですか。これは、私なりの解釈しますと、内陸は事業者がどんどん新しく入っていく、釜石市は、沿岸沿いはなかなかそういうのがないということで、やはり取組は内陸のほうが活発なんじゃないかなと。だから、そういうことであれば、沿岸沿いでも頑張ればできるというのが私の考え方であります。 それから、該当する台数です。これは先ほど言いましたけれども、私はこのトレーラーを差し引いた数で計算しているのかなと、どっちなのかなという疑問が湧きましたので、3番目の質問にさせていただきます。 よろしくお願いします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 誠に申し訳ございませんでした。 市といたしましては、県においても、先ほど申し上げました運輸事業者の運行支援緊急対策費というものが7月11日から8月末日にかけて運用されたところでございますけれども、当市で行う支援につきましては、原油価格、物価高騰の影響が多岐にわたっておるということで、ひとまず業種を限定しない支援策を何とか8月の臨時会に間に合わせたいということで、そちらのほうに注力したところでございました。 しかしながら、貨物輸送団体のほうからの聞き取りということも行わせていただいておりまして、業界として、議員申されますとおり、燃油価格高騰に伴う価格転嫁が難しい状況等々のほうのお話をいただいてございました。また、今回、他市町村等について支援する中身、そういった等々も含め、今回対応させていただいたところということになってございます。今後も、継続した流れがまだ若干、引き続く形になると思いますが、なるべくスピーディーに対応させていただくよう心がけたいと思います。 あと、また先ほど申しました350台のほうは、適正な数なのかということだと思います。議員申されたとおり、トレーラー、あくまでも自走する車ということを考えてございます。こちらの台数につきましては、先ほどもお話申し上げましたけれども、トラック協会のほうの御協力もいただきながら、本年8月1日時点で、今回の事業対象となっている緑色ナンバープレートの営業用貨物自動車数が280台程度と把握してございます。この数には、トラック協会の非会員も含まれておるといったことで、これとは別に東北運輸局、岩手運輸支局からも、今年3月31日時点での黒色のナンバープレートの営業用貨物自動車数の情報提供もいただいたところでございまして、これが25台、多少調査時点がちょっとずれてございますけれども、合計で310台程度という数字をいただいておって、それに若干加味いたして、350台という数字を現在導き出したところというふうにございます。 よろしくお願いします。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) 私は、再生可能エネルギー導入推進事業、2730万ですか、説明書によりますと、和山高原の風力発電事業拡大に伴い、そこはイヌワシの生息地であるから、餌場を楢ノ木平に求めるという事業のようでございますが、まず風力発電の拡張の事業の概要について、お聞かせ願いたいと思いますし、それから楢ノ木平の餌場を確保するための事業、これ、事業期間、何年なのか、ちょっと私分かりませんけれども、それの原資の調達はどうなっていくのか、その辺と、それから私はまだ見たことないんですけれども、イヌワシが何羽生息しているのか、そしてイヌワシって何食べるのか、簡単な疑問ですけれども、お答え願います。
○議長(
木村琳藏君) ゼロ
カーボンシティ推進室長。
◎
国際港湾産業課ゼロ
カーボンシティ推進室長(川崎文則君) それでは、お答えいたします。 現在の釜石広域ウインドファームでございますけれども、和山高原等におきまして、42.9メガワットで運転されてございます。これが今、1基当たり1メガワットの43基で運転されておりますが、まずはこの既存施設を一つは更新するという
計画でございます。もう一つはさらに、新たに拡張するという
計画でございまして、更新につきましては、この既存分の施設を1基当たり4メガワット級の11基程度を予定しておりまして、もう一つ拡張
計画につきましては、4メガワットの25基程度ということで、これは98.6メガワットが
計画されております。 この着工と運転開始の時期でございますけれども、更新につきましては、令和5年4月着工で、令和8年4月運転開始、それから拡張のほうにつきましては、令和7年4月着工の令和10年4月運転開始という予定となってございます。 もしこれらが完成いたしますと、県内では最大の風力発電所ということが見込まれておりまして、国内でも有数規模と見込まれております。 今、これらの事業実施に向けまして、環境アセスメント手続を進められているところでございますけれども、事業
計画地におきまして、イヌワシの飛来、餌を捕る行動ということが確認されておりますので、この環境アセスメント手続を進めていく上で、別に、代わりにイヌワシの餌場を確保することが条件の一つとして求められておりますので、今回これへの対応として、この事業を実施しようということでございます。 それから、この事業、代替餌場の整備等につきましては、今年度と来年度の2か年での整備を予定しております。 それから、原資ということでございますけれども、今回、楢ノ木平牧場の所有者である市が事業に協力するということで、市が実施いたしまして、それの費用相当額について、事業者から市に頂戴するということで、同じ額を歳入のほうの諸収入に負担金を提案させていただいております。 それから、和山に生息するイヌワシの数ということですけれども、和山周辺に、3つがいのイヌワシがこれまでに確認されているというふうに把握しております。 それから、主な餌に関してですけれども、野ウサギですとか、テンですとか、リスといった、そういった小動物をよく食べるようでして、特にも、野ウサギは栄養価が高くて、イヌワシは好んで食べているというような情報を得ております。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) Iターン、Uターンから見たら、随分サービスするなと思って聞いていました。 それで、イヌワシが、その3つがいが生息するその餌場というのは、どれだけの面積が必要なのか、私もちょっと分かりませんけれども、その辺、答えることができましたらお願いしたいと思います。 ただ、楢ノ木平、震災前はあそこは牧野として利用していたんですが、あれから10年以上たって、今、どういった状況であるのか。どういった形で整備していくのか分かりませんが、あそこは重機を入れるようなことはないんだろうとは、私は思いますが、というのは、私は下にいる、生息する人間でございますので、海があります。海に影響するようなことが懸念されますので、もう極力海には、川を通じて、土石、そういったものが流されないような対策も必要だとは懸念しております。その辺についても、お聞かせ願いたいと思います。 それから、餌場の環境を整備していく中で、イヌワシはずっと住みつくんだろうし、果たしてそこにイヌワシが住みつくかどうか、それもイヌワシに聞いてみなきゃ分かんないんだけれども、そのイヌワシの生息をどういった形で確認していくのか。せっかく整備しても、イヌワシがよそに行ったら何の意味もないし、そういったことも、私は疑問視しているわけでございます。 それから、逆にそのイヌワシがそこにいることを想定して、そういった環境を整備していく中に、餌場の環境を整備するための事業というのは、継続してやっていかなければならないと思いますが、そういったものの原資、それから地主は釜石市でございますんで、釜石市と長期契約を結んでいるのか、その辺のことについて、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ゼロ
カーボンシティ推進室長。
◎
国際港湾産業課ゼロ
カーボンシティ推進室長(川崎文則君) それでは、お答えいたします。 イヌワシの餌場として必要な面積はというような御質問だったかと思いますけれども、これまでの和山高原の風力発電の事業地での状況から、餌場の環境とされる面積が1041ヘクタールほどとされておりまして、これに相当する面積をほかに確保する必要があります。このうち、当市の分ですと、楢ノ木平牧場で約440ヘクタールほどをまず候補地としまして、そのうち餌場とするために整備する、伐採ですとか、草刈りですとか、そういう整備が必要な面積が伐採の面積で約32ヘクタール、それから草刈りが必要な面積が約12ヘクタールという面積を予定しておりまして、これらを令和4年度、令和5年度、2か年で実施したいというものでございます。 あと、施工方法、土砂災害とかが懸念されるところでの土砂災害、どういったような対策かというふうに思いましたけれども、今回、楢ノ木平牧場に代替餌場を整備する考え方としまして、新しいものを整備するということではなくて、従来の草地に近い状態に戻していく考え方で、整備を考えております。それから、土砂の流出、そして牧場の環境保全に十分配慮して作業を行うということを考えております。 施工方法となりますけれども、主な作業としまして、下刈りと伐採を予定しております。これにつきましては、人の作業になりまして、チェーンソーですとか刈払機を使用しての人夫作業を予定しております。ですが、その伐採した木材を集積するときは専用機械を使用するということになろうかと思います。 それから、土砂災害を防止するために、傾斜がきついといいますか、30度以上の急傾斜の場所には、整備は行わないということを考えておりますし、地盤が緩まないようにということで、樹木を伐採する際には、抜根はしないというような整備を考えております。 それから、長期契約といったようなお話もありましたけれども、今現在の風力発電事業につきましても、事業者と協定、覚書を締結しておりますけれども、今回の楢ノ木平牧場でのイヌワシ餌場代替整備に関しましても、これらを基に同じような形で、長期の契約を締結する予定で今、協議を進めております。整備の後の維持管理につきましても、事業者の負担で行っていくというようなことですとか、さらなる地域貢献もいただくというようなことで今、事業の準備を進めているところでございます。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) 楢ノ木平牧場の現状と、楢ノ木平牧場の下にある湾のほう、海への影響、この2点についてお答えいたします。 楢ノ木平牧場ですけれども、震災以降、放牧の実績がない状況でありまして、牧場の指定管理者であった楢ノ木平牧野組合は、2019年に解散している状況にございます。こうしたことから、牧場内に必要な機能である放牧地、採草地、木柵、水飲み場、道路など、こういった施設なども全く今、機能していない状況でございまして、当然ながら、管理する人や組織がないというのが現状でございます。 海への影響ですけれども、取組を進める中で、当然、片岸川を介し、唐丹湾の水源となっているのは承知しておりますので、水源涵養であるとか、漁港、漁業振興の影響など、こういった視点に考慮しながら、自然環境の維持に努め、取り組んでいくものというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) 唐丹湾に住む人間としては、過去にも国有林の伐採、楢ノ木平の整備、そういった、やるたびに、やはりそれなりの影響を受けてきたので、これだけはしっかり約束してほしいと思います。唐丹湾に泥が流れないことをしっかり約束してほしいと思います。 それから、イヌワシは環境省の希少生物に指定されておりますが、イヌワシについて、釜石市はどのように捉えているのか。 それから、楢ノ木平、あそこを随分前に牧野として整備したんですが、そういった状況で、今は使われていない状況、楢ノ木平のあそこの事業、利用目的は、今後どのようにしていくのか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(二本松史敏君) お答えいたします。 まず、イヌワシに関する保護、増殖に関しましてなんですが、平成8年に、国のほうで、イヌワシ保護増殖事業
計画というものを策定しております。その中で、事業の区域といたしましては、全国となっておりますので、当然、当市におきましても、イヌワシの保護、増殖に関しては、何らかの手段を講じる必要があると考えております。
○議長(
木村琳藏君)
水産農林課長。
◎
水産農林課長(小山田俊一君) お答えいたします。 楢ノ木平牧場、議員がおっしゃるように、昭和55年から国庫補助の事業を導入して、いろいろ整備したという経過があるものと認識してございます。これまで、市の直営管理となってからは、農業法人の誘致でありますとか、農用地に関する活用策、いろいろな視点から将来に向けた検討を重ねてきたところ、将来の姿を描くまでには至っていないというふうに確認しているところでございます。 そうした中、当市には、和山と楢ノ木と2か所の牧場があるんですが、その牧場の維持運営、将来的な視点を考えますと、楢ノ木平については、今回の代替餌場を中心とした活用策を捉えながら、進めていく方向にあるのかなというふうに考えているところでございまして、和山につきましては、牧場のさらなるその活用策を見出しながら、進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今、やり取り聞いていまして、不思議なんですが、今回、この再生可能エネルギー、いわゆる風力発電整備をするのは、和山高原なわけです。和山高原に風力発電の整備、拡張をするに当たって、イヌワシの餌場を和山高原ではなくて、楢ノ木平に代替餌場を整備すると。イヌワシが人様の言うこと聞いて、今まで和山に住んでいたイヌワシがいきなりこっちは、和山は風力発電拡張するので、イヌワシは楢ノ木平に行って御飯食べてちょうだいと、そんなふうにうまくいくんでしょうか。 私は、生態のことよく分かりませんが、これまでも和山高原での風力発電を始めるに当たって、イヌワシの問題が出てきちゃったわけです。それで、今度、拡張されると。そうすると、イヌワシが非常に居づらくなる。それで、餌場は楢ノ木平に造るという
計画のようですが、そんなにイヌワシが人の都合のいいように、あるいは企業の都合のいいように移動してくれるんでしょうか。不思議なんですよ。その点について、まずこれ専門的に、専門家にこれ相談をした上で、こういったことをされようとしているのか、それがまたうまくいく確信があるのか。1703万円使いますが、ちゃんとそういったことは計算ずくめっていいますか、うまくいくんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君) ゼロ
カーボンシティ推進室長。
◎
国際港湾産業課ゼロ
カーボンシティ推進室長(川崎文則君) ただいまの御質問にお答えいたします。 この代替餌場の整備に関しましては、有識者の方々の助言もいただきながら、国の指導も得て、その上で、市をはじめとする関係自治体、それから事業者、有識者、そういった方々で、代替餌場を整備するための協議会を立ち上げて、そこで出した判断として、楢ノ木平牧場ということを一つに選定してございます。イヌワシの保護と、それから事業の推進と環境を保護しながら、再生可能エネルギーの導入を進めていくという両立を図る必要があるだろうと、両立の下に事業を進めていく必要があるということと、そのためには、やはりイヌワシを和山に近づけない方策が必要だということで、今回こうした
計画となっております。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) ですから、イヌワシのお気持ちを聞いてくれたのかなと。勝手に専門家だろうが、何だろうが、本当にイヌワシがそのように動いてくれるんでしょうか。今まで和山に住んで、和山で餌を捕っていたイヌワシがいきなり事業が拡張されていると、そういったことで、ここは住みづらい、じゃ楢ノ木平に引っ越ししようかと、そううまくいくんですか。 私は、和山高原というのは、いわゆる釜石市の所有の和山高原の部分と新山とつながっているわけです。うまく、今までずっと和山で生活が、イヌワシがずっと住み続けてこられたところを追い出されるわけですから、追い出されたそのイヌワシがうまく今度は楢ノ木平に引っ越ししてくれればいいですが、なかなかそういうふうにいくのかなと。むしろそうであれば、和山とつながっている新山のほう、あるいはもっと続きの、そっちのほうに餌場を用意したほうが引っ越しする距離が短くていいわけですよ。どうそこへ誘導できるのか、不思議でならないんですが、本当にうまくいくという確信があるんですかね。不思議なんですよ、そこが。 仮に、今、楢ノ木平にいるイヌワシがいるとしまして、楢ノ木平でこの風力発電を拡張しようとした場合に、和山のほうに餌場を広げたと。じゃ、そう簡単にイヌワシが移ってくれるかどうか、誰もこれ人間には、保障できないんじゃないですか、何ぼ学者といえども。それなのに、1700万、これ簡単に餌場を和山に代わって楢ノ木平に造るというのは、これ本当にうまくいくかどうか、もしうまくいかなかったらどうなんでしょうね。イヌワシは死ぬか、あるいはまた別な和山以外のところに見つけるかもしれませんけれども、そういった一連の学者を含めた協議は、どういう協議がなされて、確信を持って、こういう予算をつけたのか、きちっとした、もう少し説明をいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ゼロ
カーボンシティ推進室長。
◎
国際港湾産業課ゼロ
カーボンシティ推進室長(川崎文則君) 基本的に、近くに事業
計画地にイヌワシを誘引するようなことは避けたほうがいいというような有識者の方々の意見があったようでございまして、ある程度距離を取る必要があると。そこに、今回の事業整備するに当たって、基本的な考え方は、そこでございます。いろんな意見があったようでございますけれども、両立を図るためにはどうしたらいいのかということで、今回の結論に協議会として至ったということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今の説明では全く納得できませんよ。以前から和山に風力発電を整備しようというときに、これは大変なことになったと、イヌワシが羽根に当たって、死んでしまうんじゃないかと、イヌワシがもういなくなってしまうと、和山高原から。そういう話がずっとあっあってきたわけです。それでもなおかつ和山に住み続けてくれているイヌワシがいたわけですが、それをいきなり餌場がなくなって、本当にそう簡単に、じゃ楢ノ木平に引っ越ししようかという話に本当になるんですか。今、どういう話合いがされたか、その辺のことにお話ししてくださいと言ったら、その説明は何もございませんでしたが、市長、大丈夫ですか、これでイヌワシはいいと。 当初から、風力発電をあそこにやったらという話、実は、最初に話ししたのは、議会で私でした。そういった責任もあるもんですから、風力発電をすることに、すごい反対があったんですよ、イヌワシはどうすんのかと、イヌワシの居場所がなくなるという、物すごいそういう声がありました。和山高原にイヌワシがいるということも、そういう反対の声が上がってきて、初めて私も知ったんですが、小さい頃から、和山には、ワラビ取りに、あるいは以前は栗拾いに、大変な栗の木がありましたので、牧場になる前は。背負いきれないぐらい、栗が拾えたんですよ。あの和山高原から、本当に皆さん考えるように、うまく楢ノ木平にイヌワシが移るのかどうなのか、その辺のそういう話合いの中では、どういうことだったのか。3回目の質問ですから、これ以上質問ができませんが、これは市長に答えていただきたいんですよ。 どうでもいいと、イヌワシはどうでもいいんだと、経済的なそういったことのほうが優先的優先しなきゃならない。そういうふうにしか、何か今回のこれを見ていまして、ちょっと心配になってきたんですよ。和山は和山でイヌワシがやはり生活できるような、そういう環境をつくってやらなきゃならないんじゃないかなと。和山と楢ノ木平では、距離にしても結構ありますよ。ですから、本当にちょっとそういった点で心配なんですが、これまでの経過、特にもうそういうイヌワシをはじめ、あの高原に住んでいる、そういう生物に対する配慮はどういうことが話し合われてきたか、お話しいただければと思います。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) 詳しいことは、担当のほうから先ほど来お話がありましたけれども、全般的な話として、私のほうからも一言お話しさせていただきますが、まずは和山に今の風力発電が設置されたときに、今のようなお話がありました。非常に地域の皆さん方も大変心配いたしましたし、またイヌワシを守る会、そういった会もたしかあったと思いますが、そういった方々からも様々な意見があって、そういった一連の調整を踏まえて、最終的には建設が進められてきたわけでございます。 ただ、そのときの懸念があったことが、実は何年か前でしたか、イヌワシがバードストライク、和山で1羽被害があったということから、これ非常に大きな課題となりまして、国のほうも非常に厳しく調査したと思いますが、それ以来、このイヌワシに対する考え方というのは、議員おっしゃったとおりでございまして。 ただ今回、さらに拡張しなければならないということで、イヌワシの餌場の確保ということでいろいろと考えてきたわけでございますが、これ多分釜石だけではなくて、遠野側のほう、それから大槌側のほうと、いろいろと皆さんも多分同じような状況で、それぞれの餌場を確保していかなければならないと思っております。今の楢ノ木平だけでは足りないわけでございます。先ほどお話ありましたが、今回新たに造る、このぐらいの面積が必要だというふうになっているはずでございまして、その中の一部分を釜石が担うということでございますので、他の地域におきましても必要になってくると思います。それをどこに求めるかというのは、ちょっと他の地域のことは分かりませんが、釜石としては今、市が所有している楢ノ木平が、一番はまず市の所有ですから可能性があるということで、今、提案をされているわけでございます。 ですから、イヌワシの生態区域がどのくらいあるのかという専門的なことは分かりませんが、少なくとも有識者の皆さんが、そういった意見を出しているということは十分可能性があるから、多分楢ノ木平を、その辺はちょっとまた後で、確認はいたしますが、少なくとも学者の先生も入っているはずでございますから、その辺はそういった検討踏まえた上での結論だろうと思っております。 いずれイヌワシがやっと3つがい、これ何とかここまで何とか確保されているというのは本当に非常にまれなことだと思っておりますので、これ何とかこれを維持しながら、さらにこのつがいが増えるようにしていかなければならないと思っておりますが、この再生可能エネルギーの電力需要といいますか、それとのすみ分けということを考えていかなければなりませんので、どちらにも都合のいいようにといいますか、これからさらにちょっと議員の御指摘がありましたので、私のほうもさらに、もう少し内容、詰めていきたいと思っておりますが、いずれ財源は全て会社のほうで出すということでございますし、また1回では済まないので、先ほどお話がありましたとおり、何年かごとに、これ整備していかなければなりません。 ですから、少なくとも唐丹の海の方々にも、少なからず心配とか不安の材料になりますので、そこにつきましては、そういったことのないように、我々としても全力を尽くしていきたいと思っておりますし、あと何かあるときはきちんとそういった補償ができるようにさせていただければと思っております。いずれ中身については、私のほうからも、もう一回ちょっと詰めていきたいと思いますが、まずはこの件については、ぜひお認めをしていただければありがたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 今、市長が申し上げたとおりでございます。 ただ、その専門家の方の意見の話もございました。一等最初、和山地区で風力発電事業を展開しようとなったときに、様々な意見が出ておりましたことは、私も承知してございます。今回、リプレースと拡大の時期に当たりまして、やはり再生可能エネルギーの期待というのがもう世界的にますます大きくなってきたと、やはり釜石がこれまでやってきたこの事業は、これは正しかったといいますか、間違いじゃなかったと、ますますその思い強くしてございまして、今回の事業やる暁には、一定期間はFITなり、FIPなりで売るかもしれませんが、その先にはこの再生可能エネルギーをじゃどう使っていくかと、地域としてどのように関わっていくかというので無限の可能性がある事業でございまして、何としてもこれを実現したいものだといった検討のスタートでございました。 その中で、代替餌場として、イヌワシとの共生を図っていくためには、やはり一定程度の面積の侵されない自然の部分を残さなければ、生態系に影響がある可能性があるのではないかといったことで、専門家の方に意見を十分お聞きして、今回の案であればよかろうということで、このような決定に至ったと認識してございます。 もちろん生き物が勝手にあしたから楢ノ木平に行ってくれるのかといえば、そんなことはないんだと思います。ただこれはやはり長い自然のサイクルの中で、例えば風車回っていることが支障があると感知した動物が、でもこちら側には守られた自然のエリアがあるということで、時間をかけて餌場がサイクル的に変わっていくものだと思いますし、そもそもイヌワシは物すごいスピードで高いところ飛ぶそうで、楢ノ木平から和山はひとっ飛びなんだと、私もお聞きしました。そういった意味で、大きな視点の中で、再生可能エネルギーの開発と自然を守るといったことを両立するために、今回の案で合格点をいただいたと、専門家から合格点をいただいたと思ってございますので。 加えまして、楢ノ木平につきまして、さっき委員さんもお触れになりましたが、あそこをどうしていくのかという課題も同時にあったわけでございまして、なかなか妙案がない中で、今回の作業をすることによって、少なくとも良好な楢ノ木平の自然環境を再生できるといった大きなメリットもございます。あそこに工場を建てようといった話でございませんで、場合によっては、野生動物がそれこそ野ウサギが食べられるエリアが確保されるわけでございますので、良好な自然環境として、牧場としての機能も残したままで維持できるといったメリット、しかもそれをお金を頂きながら、維持できるといったメリットもございますので、ここは専門家の方の意見を信じて、今回の策を取らせていただきたいと思って、御提案申し上げたものでございます。 もちろん自然団体の方とか、様々いろんな御専門家の方は、これで100点ということでは、あるいはないのかもしれませんが、私たちここ、先ほど市長も申し上げましたとおり、これからも事業者と一体となって、きちっと当初イメージしたとおりの生環境といいますか、自然環境が保持され、イヌワシについても影響がない状態が保たれているというのを都度、末代、これは確認しながら進めていくべきものとは思ってございますが、大きな話といたしましては、やはり今回の事業を進めることのメリット、両立させて進めることのメリットが大きいと判断してございますので、その点について、何とか御理解をお願い申し上げればと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 暫時休憩をいたします。 午後3時39分休憩
--------------------------------------- 午後4時再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、令和4年度釜石市
一般会計補正予算(第3号)の歳出第7款の審議を続行いたします。 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 喜劇釜石ラーメン物語プロモーション事業補助金200万円について、質問します。 この映画に、市民あるいはこの釜石ラーメンいう商品を実際に市内で提供している飲食店、こういった方々は、この映画にどのような関わり方があったのか、これについて説明を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 ちょっと細部までこちらのほうでも認識しているわけでございませんけれども、まずラーメン物語を釜石で撮影するといったところで、そういった撮影場所の提供であるとか、あるいはそのラーメンに関する技術指導であるとか、あと釜石の昔の成り立ちとか、そういったものを映画にうまく取り上げたいということで、双方いろいろな方からの助言やら、そういったものでもって今回、映画のほう、撮影のほう進行したものというふうに考えてございます。 ただ、先ほど議員申された釜石ラーメン提供するお店のほう、20店舗程度あるかと思うんですけれども、全てのラーメン屋さんが、全て出典に関わり合ったかと言われれば、そこまでのつながりは持ってはおられないだろうというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) まず、これ釜石が先行上映をするということなんですけれども、先行上映した後、この映画というのはどういった形で上映されるのか、あるいは今ネット配信といった方法なんかもあるようですけれども、そこら辺はどういう状況になっているのか、説明を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) まだ映画の制作会社さんのほうから、具体的な全国的な上映スケジュールというものはお聞きしてございませんが、今回、喜劇釜石ラーメン物語プロモーション事業ということで、釜石においては、先行上映ということで、12月の上旬に、釜石市民ホール等で、上映会を行えればというふうに思ってございますし、またせっかくの機会ということもございまして、釜石ラーメンの発信、また釜石ラーメンを題材として、交流人口、他方から釜石においでいただく方の増加に何とかつなげていきたいというふうなことを考えてございました。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) この当局の資料を見ますと、東日本大震災で被災した釜石地域の復興を願うというふうに記されております。私の知っている範囲では、この映画は小川町で撮影していたのはちょっと見かけましたけれども、東日本大震災、津波の被災したところ、あるいは復興といったものがどういった形でこの物語に含まれているのか、そこら辺、分かれば教えていただきたいということと、あと、これ全国に向けてということなので、全国に向けて釜石ラーメンが有名になれば、釜石という町そのものも知名度が上がるという効果があるとは思いますけれども、そういった方向で、釜石市の知名度が上がることで市民にどういった恩恵が考えられるのか、これについて答弁を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 私も全てラーメン物語のあらすじを網羅して分かっているものではございませんが、いろいろと釜石市を題材にして、虎舞であるとか、いろいろな釜石に関連した方々の参加というふうなことも盛り込まれておったようです。そういったことを震災から11年以上が過ぎて、何とかまた今、コロナの状況というのもあり、いろいろこういった釜石ラーメン物語を起爆として、また他方から釜石においでいただく方、また釜石のことを取り上げていただける媒体、そういったものを通じて、またさらに釜石のほう、盛り上げを図っていければというふうに考えておるところでございます。 今後、いろいろイベントのほう、プロモーション実行委員会ということで、市内の商業観光、あるいは飲食店、関係機関等で実行委員会のほう、組織のほう、考えてございますが、そういったものと一過性のもので終わることなく継続してつなげていけるようなものを構築、できればしていきたいというふうに考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 第8款土木費、質疑を許します。 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) 土木費、公園管理費、グリーンベルトの関係でお尋ねいたします。 今回の予算にグリーンベルトの亀裂に対する修理代が計上されている理由でありますけれども、このグリーンベルトのあの程度の亀裂、盛土の性質上、度々起こり得る状況じゃないのかな、そういうふうに見受けられるんでありますけれども、こういったことを含めて、年間の維持費、以前にこういう場所でお尋ねしたときがあるんですけれども、やはりああいったことが度々起こるということは、その維持費がかなり膨大な費用に広がっていくんじゃないかなということを懸念されますので、このことを一つお伺いしておきたいというふうに思います。 これに関連するんですけれども、今回の予算のつけ方の中では、
都市計画の中の公園管理費という名目で計上されているわけですけれども、当初は、グリーンベルトそのものは、災害復興費の中からじゃなくて、別な形で予算化されていたような感じがいたします。 ただ、最近、様々なまちづくり懇談会の報告の中で、グリーンベルトも第三線堤ですよというふうな話をお伺いするんですけれども、その辺の信憑性のあるいきさつというものをこの機会に明らかにしていただきたいというふうに思います。お願いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) まず、私のほうから1点目の年間の維持費という部分について、御説明させていただきます。 復興事業により整備されましたグリーンベルト、こういった施設の復興が終わる中で、所管課への所管替えという中で、現在
都市計画課のほうで、この施設、管理してございます。その年間維持費と施設に対しての維持費という部分については、現在、施設そのものについての維持費というのは、これ直営なり、そういった部分でこれまで対応してきております。ただ、緑地という部分がございます。それにつきましては、年2回、約210万ぐらいの草刈りの維持費を計上して日常管理等してきているという状況でございます。
○議長(
木村琳藏君) 建設部長。
◎建設部長(本間良春君) 私のほうからは、2点目のことについて、答弁させていただきます。 災害復興の予算、あるいは第三線堤という話ございました。当時、グリーンベルト等整備するに当たりましては、先ほど議員おっしゃったとおり、第三線堤ということで、湾口防波堤があって、防潮堤があって、今回、グリーンベルトという中で、復興交付金の中ではどうしてもできないというお話がございまして、グリーンベルトにつきましては、社会資本整備総合交付金事業ということで、復興枠のほうの予算で整備させていただいたというところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) そうすると、第三線堤と言ってもいいということになるわけですね。 これは、まず後でお答えしていただくといたしまして、2つ目の質問でありますけれども、幸いに町中にできているわけですから、あえて申し上げますと、散歩道にすごく適しているという状況で、市民の、それからよそから来た方々もかなり有効活用されていると、そういう状況にあるわけです。 ただ、そこで若干心配なのは、せっかくそういうすばらしいものにもかかわらず、トイレがないという不満がいっぱい出てきます。ついせんだっても、花火が行われたわけでありまして、かなり場所的にはいいところなんでありますけれども、やっぱりそういった場所には、そういうものが必要なんだろうなというふうな感じがいたしているところです。 それから、前段に申し上げたように、盛土した場所ですから、割合、修理費がかかるんじゃないかなというふうに思うんです。幸か不幸か、役所の皆さん、多くの市民の皆さんは、あまり気がついていないと思うんですけれども、下のほう草刈りした関係上、鹿の往来が物すごく激しくなっているんですね。急傾斜地から、せっかく立派に造った道路まで進出している。これは、改めて申し上げますと、鹿のうんちですぐ分かるんですよね。散歩している方々は、すごく気にしているから、私に申し上げてきているわけですから、そういったことに対する対策も、観光としてすばらしいものであるということを含めて、何か考えられることがあるのかな。前段に申し上げたような防災の施設なのか、そういったことも含めて、お答えしていただければいいなというふうに思います。 お願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 建設部長。
◎建設部長(本間良春君) 第三線堤と言っていいのかという御質問でございました。 そのとおり、復興交付金事業では、第三線堤ということで、まず予算がつかなかったという中で、社総交で整備するに当たりましては、避難路、あくまでも港湾の労働者の避難路という形で、目的で整備したものでございます。それを整備するに当たって、市内の浸水を最低限に抑える副次的効果というものがあるということで、基本的には避難路という形での整備になります。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) 私のほうからは、まずトイレがない、あるいは鹿への対策という部分についてお答えいたします。 御存じのとおり、その復興事業によって、多くの公園を管理するということになって以降、それぞれもう全体把握、それからあるいはそれぞれ課題の整理から、今終えつつあるところです。まさにそのトイレについても、まずグリーンベルトに問わず、他の公園においても、そういった声やそういった状況も一部見られていると。そのことについて、今、やる、やらない、なかなか言える状況、材料も今ないのですが、いずれそういった課題の整理を終えつつ、あとはどこからどう優先順位をつけていくのか、そういったところを担当課としても、あるいは関係課としても、今後、検討なりをしていく必要はあるんじゃないかなと思っております。 その中においても、今、鹿の話もございましたけれども、このグリーンベルトに限らず、他の公園でも同様の問題が起きております。できる範囲、直営でいろいろ工夫しながらは対応している部分もあるんですが、なかなか根本的な解決策というのが今、見いだせなくておりました。そういった部分も含めて、今後、できる部分、何かいろいろ議論しつつ、検討のほうはしていく必要はあるというふうには考えています。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君)
都市公園も含めて、釜石は震災後、かなり公園が増えてきたわけでございまして、担当課は大変な苦労を強いられてきているというふうなことは重々承知の上でお話をしているわけです。これからも公園の維持管理については、頑張っていただきたいというふうに思います。 そういった意味で、せっかくの機会ですから、ああいう緑地化しているところに併せて桜の木を植えようということで、今一生懸命努力をされているわけで、御存じのとおり、地域の町内会等にも動員をかけながら、桜の木を植えるという活動に展開されています。ただ、幸か不幸か、不幸なほうだと思うんですけれども、今、そういった方々は高齢化が進んできているので、なかなか皆様方の役所の要求、要望に負いかねるのが実態じゃないのかなということが一点。 それから、もう一点は、せっかく立派な桜の木を植えようとしても、今の時代ですと、前段に申し上げたように、害獣がたくさん寄ってきているわけですね。害獣の餌になるような対策だけは何としても避けていかなきゃならない。 それから、趣旨が違っても、せっかく造ったものですから、お金の出どころは別として、やはり市民に愛される場所ですから、避難道路としても、それから観光道路としても、大事に使っていかなければならない、そういう場所でありますから、特に災害が一朝有事の際には、避難道路ということで造ったわけですから、それを十分に生かすということを前提に、今、取りあえずは観光地として大事なことですから、役所全体に、特に市長にお願いしておくんですけれども、そういった場所にはトイレとか、そういった施設というのは十分に必要な場所であります。課長が申し上げたとおり、公園では、広大な公園の、いっぱいできた公園の中では、そういった施設が不足していますよと、認めているわけですから、釜石は幸か不幸か増えたわけですから、そういったところに対して、市民が安心、安楽に生活できるような、そういう施設の充実を図っていくべきじゃないのかな、2つだけお答え願います。 一つは、高齢者対策の桜の木を植える際のそういう人的な体制をこれからどう構築しようとしているのか、これが一つ。 それから2つ目は、今、出ているような、広大な、そういう公園の設備に対する役所の力の入れ方の決意をお聞かせ願いたい。 2つで終わります。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) まず、1点目の人的な対応の部分というところでございます。 それについては、まず一つには、数少ない職員ですが、どこまでできるのかという部分が一つ。幸い、各応援センターさんのほうも、こういった各課の事業に対しては、協力的でございます。あるいは、その中にある公園愛護会であったり、各町内会であったり、いろんな方々で、今回桜を植樹するに当たっては、一応、市の広報のほうに掲載させていただいて、ボランティアのほう、募らせていただきました。本当にありがたい話で、そういった方々、10名を超える方々からの応募あって、参加のほうをしていただくという状況もございます。そういったことからも、できる範囲、まず担当課あるいはそこを中心にした各応援センター、さらにはその中にあります町内会、愛護会、また広く、そういった募集する等、そういった工夫をしながら、今後についてはやっていかざるを得ないのかなというふうには考えております。その辺については、引き続き、こういう案件ある中で、広くお声をかけさせていただいて、協力をいただきながら、いろんな町内会にしても、今、言うお話の中に高齢化とかございますので、そういったところをそれぞれ認識しつつ、できる範囲でできるものをやっていきたいなと思っております。 2点目の施設の充実という部分についてでございます。 この施設の充実という部分については、言ってみれば、財源がなければできないというのが大きい割合を占めております。そういった部分については、難しい、困難な状況というのは、今ありますので、そこをまず踏まえつつ、あとは優先順位、何をどういう順番で優先順位をつけつつ、確実に一つずつやっていけるのかなという、そういったところをまず整理しながら、一回にはできないという部分の中で、一つずつ確実に施設の充実という部分を進めていきたいなというふうには考えています。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 宅地安全促進事業補助金300万円について、まずお伺いいたします。 資料によりますと、本年6月、唐丹町の花露辺地区の民家の擁壁が崩壊したと、それに伴うその補修工事費用の一部を調整するという予算でございます。 この事業、いつから行われている事業なのか、まずお伺いいたしたいと思います。震災後、大震災で被災した住宅に対しての住宅再建というのでは、こういう事業があったかというふうに記憶しているんですが、民間の大震災とは関係ない部分でのこういう補助金の事業があったというのがちょっと知らなかったものですから、この事業、いつから行われている事業なのか、また助成の対象になる条件というのはどういうものがあるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) ただいまの質問にお答えいたします。 まず、この宅地安全促進事業補助金、これ、いつからできたのかという部分についてお答えいたします。 これ過去に民地内にあるのり面の施設が崩壊した事案が発生したという部分で、新たに設けられた制度で、被害に遭われた方に寄り添った市の単独の救済制度であります。平成22年10月1日から施行されている制度となってございます。 また、その条件という部分について、御説明いたします。 まず、対象となる要件といたしましては、一つは、土砂災害警戒区域内等における崖崩れにより、周辺の居住の用に供する建築物、もしくは周辺の道路等に被害が及ぶおそれがある崖。2点目といたしましては、高さが2メートルを超える崖。もう一点としましては、崩壊の施設、構造物が工事施行後10年を経過していること。次には、営利を目的とする不動産事業の用に供する土地の崖でないこと。最後に、もう一点といたしましては、相当の危険性があって、緊急的に対策工事が必要だと、市長が認めている場合というような部分が条件となっております。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) といいますと、10年以上前から、震災前からあった事業だということですね。今回、まず、こういった自分の家の擁壁が崩壊したという方から相談を受けたときに、そういう支援はないんじゃないかなと、本人もホームページ等で調べたけれどもなかったと。私も実際に調べて、なくて、担当課のほうに伺って、初めてありますよという話を聞いたわけなんですが、これはホームページ上とか、私が見つけられなかっただけなのか、こういう情報というのは、これまで周知されてきているのか、どうなのか、その点についてもお伺いしたいと思います。 それから、避難路維持管理費についても、お伺いしていきたいと思います。 今回、1200万円、舗装修繕ということでついているわけなんですが、このグリーンベルトが完成してまだ2年半ぐらいしかたっていないのに、こういった状況が起きている。こういった、起きた原因はどういうことが考えられるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) ただいまの質問にお答えします。 まず、こういった制度をこれまでホームページ上等で公表をしてこなかったのかという部分について、御説明いたします。 実は、当課のほうでも、こういった緊急危険住宅、それに係る制度として、がけ地近接等危険住宅移転補償事業、こちらのほう、この国が推進します施策に沿って、補助金を活用して、事業のほう進めているということがございます。こちらのほうの今言ったその事業については、その危険住宅を危険区域外のより安全な居住地に移転していただくという趣旨でございます。 一方、宅地安全促進事業補助金、これは、まずそういった方々を支援するという部分では一緒なんですが、大きく違うのが、そもそも危険区域内にある、そこにもう一度、引き続き住まわせるということで、実はこの制度も言ってみれば、一定のリスクを背負いつつ、そこに継続して住まわれると。そういった大きな違いがあって、これまで広く周知等されてこなかったというふうに私、認識はしてございます。いずれ、そういった大きな違いがあって、積極的な周知にはされてこなかったんじゃないのかなというふうに考えております。 2点目のグリーンベルトの今回の修繕する内容に対してのその原因は何だったんだという部分についてでございますが、議員御指摘のとおり、2年半ほど、完成してからたっております。その後の維持管理のほう、これまでされてきたんですが、実は管理始めて、まず令和2年9月ぐらいにもクラックが確認されたり、次には、令和3年5月にもクラックが確認されつつ、若干開きつつ、状況は少しずつ悪くなってきたなというところでした。 その中で、令和4年3月16日なんですが、かなり大きく、舗装の、施設の状況悪化がまず確認されました。大きいところで大体10センチを超えるような段差が生じたと。という中で、直営にて安全対策を作業しつつ、一部規制しながら、そこの対応してきた経過です。 じゃ、それをどうしていくかという部分について、私たちも都度都度、現場に向かいながら確認作業をしてきました。最終的には、試掘といいまして、舗装版を撤去すると。それで、原因確認しようということで作業のほうしたわけですけれども、実はそのグリーンベルトの全体でいいますと、今回、修繕を予定している箇所以外については、変動とか異常とか、そういったのは見られていなくて、安定している健全な施設ではあるんですが、修繕箇所のみちょっと現場条件が一部違う部分があってですね。というのは、ちょうど今回修繕する場所って傾斜がきつくて、坂になっているんですね。その中で、園路の両サイドに縦にクラックあるいは段差が生じたということで、確認作業としたんですが、その舗装を剥がしてみたら洗掘された痕跡がありまして、多分雨水が浸透したんじゃないかなと。といいますのも、グリーンベルトの園路の舗装というのは、排水性舗装といいまして、降った水、あれをそのまま地下に浸透させていくという舗装の構造になっております。その点がちょっと、逆にいたずらしたのか、やはり坂になっているので、浸透した水がこう走っていって、徐々に徐々に舗装に影響を及ぼして、ひび割れ、そして最終的には段差が出たんじゃないかなというふうに思っています。この現場状況あってから、全体的にも確認した中では、そこ以外の園路の舗装については、安定している状況でしたので、その水の浸透によって、水の流れによって、坂道を、それが原因じゃないのかなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 分かりました。 まず、宅地安全促進補助金のほうなんですが、事業内容に違いがあったので、あえて出さなかった、情報提供というのはしていなかったんじゃないかなという答弁だったんですが、いずれにしても、そういう事業が、本来まずそういう市民に寄り添った支援をしたいということで、市独自で考えた、県として実施してきた事業であれば、確かに事業は真逆の退避する、移転する補助金と、そこに残る補助金というので内容は違いますけれども、移転したいという考える方もいらっしゃれば、そこに住み続けたいという方もいらっしゃるわけですから、やはりこれは情報としては、いい悪いはその方の判断ということで、情報的には提供していくべきだというふうに思います。 今まであまりそういう相談がなかったのか、なかなか直接電話をかけて相談するという方も少ないのかもしれないんですが、今後、このように、雨が多かったり、災害が続いてくると、これからそういうふうに擁壁が崩れるとか、いろんな、まず民間のほうのそういう被害も今後考えられると思うので、やはり情報は提供していっていただきたいと、そのように思いますし、また今回の条件結構きつい、結構厳しい条件だなというふうに思ったのですが、いろいろ相談を受ける中で、今後、その内容の見直しですとか、助成の内容の見直し、条件の見直しなんかも検討されてもいいのではないかなと。市単独事業なので、一般財源から出るから、そんなに多い予算はつけられないかもしれませんが、でもそのような市民に寄り添いたいという思いで実施している事業であれば、ぜひ検討していただきたいなというふうに思いますが、情報周知という部分も含めた、その点についてお伺いしたいと思います。 あと、グリーンベルトのほうは分かりました。 なぜそういうふうに、こんなに早くして欠陥が出てくるのかなというふうに思ったんですが、そういう傾斜のきつい部分の一部の部分だったということですので、再びこういう状況がないような、そういった今回は舗装整備、修理ということに努めていただきたいというふうに思っているわけなんですが、今考えているそういう対策あるのか、その点、聞いてよく分かるのかどうかは分かりませんけれども、簡単でいいので御説明をいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。 答弁、ちょっと簡潔にお願いします。
◎
都市計画課長(新沼康民君) 1点目のほう、情報の周知という部分についてでございます。 この辺については、これまでの経過を踏まえ、協議等させていただきたいと思います。ただ、そのとおり、この制度、従前の場所に戻っていくという大前提がありますので、その辺については、どういった形で周知できるのか、検討のほうはさせていただきたいと思います。 2点目のグリーンベルトの対策の内容という部分でございますが、まず一つ考えているのは、やはり水対策ですね。それをまず行った上での復旧工事ということになるんだろうと思いますけれども、一つは、今まで透水性舗装で浸透させたという部分については、方法論として一般的な舗装と、プラス、カラー化とか、その他については透水性舗装としつつも、排水のパイプとか、そういった排水対策を別途検討するとか、いずれこの水対策、そこを課題にした修繕のほう、今後検討して進めていきたいと思っています。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) 続いて、14番の市営住宅管理費600万です。 これちょっと見た感じは高いかなと思って見ていたんですが、図面見ると、109.72平米で大体33坪なんですよね。民間でこんな金額は出ないんですけれども、積算の根拠を教えてください。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、積算の根拠という部分についてでございますが、一般的なこれまでの実績の中で、木造の平家建て、これらの坪当たり、面積当たりの単価でもって積算したという状況です。
○議長(
木村琳藏君) すみません、ちょっとお待ちください。 あらかじめ会議時間の延長を行います。 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) これまでの実績に基づいてということですが、これ市場価格からかなり乖離しているんですよね。これ恐らく市場価格の3倍から4倍の値段なんですよ。受けるほうはこれでもうかるからいいんですけれども、市の税金ですので、これ市場価格を調べたことありますか。というのは、この後にまた小佐野中学校の解体なんかくるんですよね。その辺を見ると、この市場価格からかなり乖離していると思わざるを得ないんですが、市場価格を把握したことがあるか教えてください。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) ただいまの質問にお答えいたします。 この辺の市場価格という部分については、様々なこの積算根拠資料ございますので、一定定期的に確認をしております。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) いろんな資料を確認しているということですが、いろんな土木とか建築の積算根拠で示す図書がいっぱい出ていますので、恐らくそういうところから引っ張ってきているんだと思いますけれども、それはそれでいいんですけれども、市場価格からあまりにも離れているので、ちょっと心配がある。前から、ちらちらと解体費を見ているんですけれども、何でこんなに高いのかなと思って見ているんです。確かに積算の本に書いてあるからということなんですが、釜石でも、これ木造の平家なんですよ。木造の平家って大体高くても坪6万くらいなんですよ。内陸は5万を割るんですよね。これ、坪当たり20万ちょっとあるんですよ。積算根拠の本があるからいいんだろうとは思うんですけれども、ちょっとこの辺、もう少し市場価格等見て、訂正をしたほうがいいんじゃないかという気がするんですが、いかがなもんでしょう。
○議長(
木村琳藏君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(新沼康民君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、市場価格と乖離しているという部分で、これ改めまして、再度その辺は根拠となる部分ですので、今後、十分な事前の確認、それらを踏まえて、今回提案させていただいておりますけれども、今後において、発注時には根拠の部分を十分精査した上で、進めていきたいと思っております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第8款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第11款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2条の質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第9、議案第49号
両石漁港区域内の
公有水面埋立免許の出願についての意見に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第49号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第10、議案第50号釜石市
過疎地域持続的発展計画を変更することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第50号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第11、認定第1号令和3年度釜石市
一般会計歳入歳出決算から日程第18、認定第8号令和3年度釜石市
漁業集落排水事業会計決算まで、8件を一括議題といたします。 お諮りいたします。ただいま一括議題といたしました認定8件は、17人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、日程第10、認定第1号から日程第18、認定第8号まで8件、17人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において議員全員を指名いたします。 では、決算特別委員会は直ちに本議場において委員会を開会し、正副委員長を互選の上、当職まで御報告を願います。 改めて招集はいたしませんので、御了承願います。 この際、暫時休憩をいたします。 午後4時45分休憩
--------------------------------------- 午後4時56分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 ただいま決算特別委員会は、委員長に13番細田孝子君、副委員長に3番三浦一泰君をそれぞれ決定した旨、報告がありました。 お諮りいたします。決算特別委員会に付託されました認定8件について、来る9月14日の本会議において、審査の経過並びに結果の報告を願うことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 決算特別委員会は、来る9月14日の本会議において、審査の経過並びに結果の報告を願います。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。 午後4時57分散会 釜石市議会議長 木村琳藏
釜石市議会議員 山崎長栄
釜石市議会議員 佐々木義昭...