大町市議会 > 2020-02-18 >
02月18日-01号

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  1. 大町市議会 2020-02-18
    02月18日-01号


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    最終取得日: 2023-04-28
    令和 2年  3月 定例会          令和2年大町市議会3月定例会               会期日程                                (会期24日)日次月日曜開議時刻日程第1日2月18日火午前10時* 本会議  ・ 開会  ・ 会議録署名議員の指名  ・ 会期の決定  ・ 議長諸報告  ・ 市長あいさつ  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  ・ 請願・陳情文書報告第2日2月19日水午前10時* 本会議第3日2月20日木午前10時* 全員協議会第4日2月21日金 休会第5日2月22日(土) 休会第6日2月23日(日) 休会第7日2月24日(月) 休会第8日2月25日火 休会第9日2月26日水午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第10日2月27日木午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問第11日2月28日金午前10時* 本会議  ・ 市政に対する一般質問 * 常任委員会第12日2月29日(土) 休会第13日3月1日(日) 休会第14日3月2日月 * 常任委員会第15日3月3日火 * 常任委員会第16日3月4日水 * 常任委員会第17日3月5日木 休会第18日3月6日金 休会第19日3月7日(土) 休会第20日3月8日(日) 休会第21日3月9日月 休会第22日3月10日火 休会第23日3月11日水 休会第24日3月12日木午前10時* 本会議(最終日)  ・ 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  ・ 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  ・ 閉会          令和2年 大町市議会3月定例会会議録(第1号)               令和2年2月18日(火)---------------------------------------          令和2年大町市議会3月定例会               議事日程(第1号)                     令和2年2月18日 午前10時 開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定  3月定例会の日程について                        議会運営委員会委員長 二條孝夫日程第3 議長諸報告日程第4 市長あいさつ日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  報告第1号 専決処分の報告について        専第1号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第9号)  議案第1号 大町市及び池田町における北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議について  議案第2号 大町市及び松川村における北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議について  議案第3号 大町市及び白馬村における北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議について  議案第4号 大町市及び小谷村における北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議について  議案第5号 市道路線の廃止及び認定について  議案第6号 大町市水道事業等の設置等に関する条例等の一部を改正する条例制定について  議案第7号 大町市附属機関に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第8号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第9号 大町市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について  議案第10号 大町市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定について  議案第11号 大町市債権管理条例の一部を改正する条例制定について  議案第12号 大町市福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例制定について  議案第13号 大町市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第14号 大町市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第15号 大町市営住宅条例の一部を改正する条例制定について  議案第16号 大町市営駐車場条例の一部を改正する条例制定について  議案第17号 市立大町総合病院奨学金貸与条例の一部を改正する条例制定について  議案第18号 市立大町総合病院医師修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定について  議案第19号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第10号)  議案第20号 令和元年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)  議案第21号 令和元年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)  議案第22号 令和元年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)  議案第23号 令和元年度大町市公共下水道事業会計補正予算(第3号)  議案第24号 令和元年度大町市病院事業会計補正予算(第3号)  議案第25号 令和2年度大町市一般会計予算  議案第26号 令和2年度大町市国民健康保険特別会計予算  議案第27号 令和2年度大町市後期高齢者医療特別会計予算  議案第28号 令和2年度大町市公営簡易水道事業特別会計予算  議案第29号 令和2年度大町市水道事業会計予算  議案第30号 令和2年度大町市温泉引湯事業会計予算  議案第31号 令和2年度大町市公共下水道事業会計予算  議案第32号 令和2年度大町市農業集落排水事業会計予算  議案第33号 令和2年度大町市病院事業会計予算日程第6 請願・陳情文書報告(別紙文書表のとおり)日程第7 財政援助団体等監査報告、定期監査報告及び例月出納検査報告(10月、11月)---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  中村直人君        2番  山本みゆき君     3番  大竹真千子君       4番  傳刀 健君     5番  降旗達也君        6番  神社正幸君     7番  太田昭司君        8番  一本木秀章君     9番  中牧盛登君       10番  大和幸久君    11番  宮田一男君       12番  平林英市君    13番  岡 秀子君       14番  二條孝夫君    15番  高橋 正君       16番  大厩富義君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        吉澤義雄君 教育長        荒井今朝一君   総務部長       竹村静哉君 総務部参事      和田泰典君    民生部長福祉事務所長 塚田 茂君 産業観光部長     駒澤 晃君    建設水道部長     田中一幸君 会計管理者      西澤美千夫君   監査委員       山下好隆君 監査委員事務局長   市河千春君    教育次長       竹内紀雄君 病院事業管理者病院長 井上善博君    病院事務長      川上晴夫君 庶務課長選挙管理委員会書記長      企画財政課長     田中久登君            藤澤浩紀君 まちづくり交流課長  北澤好泰君    税務課長       戸谷 靖君 消防防災課長     遠藤 久君    情報交通課長     藤巻孝之君 八坂支所長      牛越光夫君    美麻支所長      大厩市郎君 市民課長       松澤まさみ君   生活環境課長     笠間博康君 福祉課長       北沢一人君    子育て支援課長    曽根原耕平君 商工労政課長     大塚裕明君    観光課長       太田三博君 農林水産課長     鳥羽章人君    産業立地戦略室長   降籏貴紀君 建設課長       古平隆一君    上下水道課長     松宗市雄君 学校教育課長     三原信治君    生涯学習課長     志賀一夫君 体育課長       長澤 奨君    山岳博物館長     鈴木啓助君 病院総務課長     坂井征洋君    病院医事課長     鳥羽嘉明君◯事務局職員出席者 事務局長       勝野礼二君    事務局係長      渡邉哲也君 書記         西澤秀一君    書記         下條倫子君 書記         櫻井将智君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第1号)記載のとおり--------------------------------------- △開会 午前10時00分 ○議長(中牧盛登君) おはようございます。ただいまから地方自治法第102条第2項の規定に基づく、令和2年大町市議会3月定例会を開会いたします。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、病院事業管理者、監査委員及び各部課長であります。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中牧盛登君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第89条の規定により、議長において、12番、平林英市議員、13番岡秀子議員を指名いたします。 △日程第2 会期の決定
    ○議長(中牧盛登君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本3月定例会の会期等、議会運営につきましては、2月10日に議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。議会運営委員長。     〔議会運営委員長(二條孝夫君)登壇〕 ◆議会運営委員長(二條孝夫君) おはようございます。去る2月10日、議会運営委員会を開催し、本3月定例会の会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について報告をいたします。 会期日程案は、本日2月18日から3月12日を最終日とする24日間であります。 付議されております案件は、報告案件1件、事件案件5件、条例案件13件、予算案件15件の計34件であります。また、会期中に追加案件を予定されております。 市政に対する一般質問は2月26日、27日、28日の3日間とします。ただし、通告者の人数によっては、3日目の28日の一般質問は行わないこととします。通告の締切りは明日19日午後5時といたします。 全員協議会は2月20日に開催を予定しております。 議会運営委員会ではこれらを了承しております。 よろしく御賛同のほどをお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) ただいまの議会運営委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては、議会運営委員長報告どおり本日2月18日から3月12日までの24日間とし、議会運営につきましても、議会運営委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日2月18日から3月12日までの24日間とすることに決定いたしました。 △日程第3 議長諸報告 ○議長(中牧盛登君) 日程第3 議長諸報告を行います。 去る1月21日、22日に、駒ヶ根市において第163回長野県市議会議長会総会が開催され、副議長とともに出席いたしました。会議では、長野県市議会議長会表彰規定に基づき、5名の前正副議長の表彰が行われました。 議事では、会務報告の後、会長提出の令和元年度歳入歳出補正予算、令和2年度歳入歳出予算並びに各市議会から提出された令和元年台風第19号に伴う大雨災害からの復旧・復興についてほか4議案について審議され、いずれも原案どおり可決されました。 また、役員改選が行われ、会長に長野市議会議長、通年の副会長には安曇野市議会議長が選任されました。 以上、議長諸報告といたします。 △日程第4 市長あいさつ ○議長(中牧盛登君) 日程第4 市長あいさつを受けることとします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、令和2年大町市議会3月定例会が開会されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 初めに、昨年12月以降、中国武漢市において発生が確認されました新型コロナウイルスによる感染症は、中国を中心に、我が国を含め世界各国に拡大し、昨日2月17日現在、7万1,000人を超える感染者が確認されており、なおとどまる情勢にはありません。政府は先月28日に指定感染症に指定するとともに、30日、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、本県におきましてもこれに先立ち対策本部が設置されました。 当市におきましては、こうした動向を受け、31日に新型インフルエンザ等対策本部を設置し、これまでの経緯を確認するとともに、今後の対応を協議するため対策会議を開催したところでございます。 新型コロナウイルスには、現在のところワクチン等の有効な予防・治療法はなく、手洗いなどによる感染予防を丁寧に行うことが重要とされており、引き続き情報の管理に留意しつつ、広報おおまちや市のホームページなどにより、市民の皆様へ正確な情報を的確にお伝えすることといたします。 温暖化の影響とされる異常気象に伴い、この冬は過去に例を見ない雪不足に見舞われ、スキー場、大町温泉郷などの観光業や飲食業等とともに、道路の除雪作業を担う事業者への多大な影響が憂慮されております。 市におきましては、事態を懸念する大町商工会議所並びに大町市観光協会からの要請を受け、先月31日、緊急経済対策を講じることとし、暖冬による雪不足の影響を受けております中小企業者に対して、制度融資資金の不況対策資金に特別枠を設け、運転資金に対する融資を行うとともに、利子補給を実施いたします。また、来シーズンの誘客に向けた観光宣伝の強化を図るとともに、併せて道路や水路、交通安全施設などの小規模な公共事業費の増額により、緊急的な発注を行い、除雪業務を担う中小規模の建設事業者の経営への影響の軽減と、市民生活の安全と利便性の向上を図ることとし、これらの経費に係る補正予算を同日付で専決処分させていただきました。この緊急対策につきましては、速やかな進捗に努めてまいります。 このたび政府が発表した新年度地方財政計画では、地方団体の一般財源総額は前年度比1.2%、7,246億円増の63兆4,318億円が確保されました。このうち地方税は40兆9,366億円で、7,733億円の増収を見込み、また、地方交付税は4,073億円増の16兆5,882億円となり、消費増税及び社会保障対策として2年連続の増額が図られるなど、地方財源の確保に配慮された内容となっております。 市の新年度の一般会計予算は、歳入歳出総額166億7,800万円で、前年度予算に対し1.4%の増となっております。これに、水道、病院事業など8つの企業会計、特別会計を合わせた全会計の合計では、総額288億8,479万円余で、前年度比1.1%増の予算規模となりました。 新年度予算の全体的な特徴としましては、第5次総合計画における市の将来像「未来を育む ひとが輝く 信濃おおまち」の実現に向け、ひとづくりに主眼を置き、人を育む多くのソフト施策に厚く予算を配分するとともに、積極的に喫緊の課題の解決を目指す予算の編成に力を尽くしました。具体的には、将来を担う子どもたちを健やかに育むため、子ども医療費について、給付対象を入院・通院ともに高校生までに引き上げるとともに、広域連携事業により、市立大町総合病院内において病児保育を実施するほか、教育振興では放課後子ども教室を旧大町市域全域に拡大することといたします。 定住促進では、引き続き積極的な移住・定住施策を展開するとともに、マイホーム取得助成について、子育て世代への上乗せ補助を新設するほか、八坂、美麻地区におきまして、継続して新たな定住促進住宅の建設を進めます。 また、深刻化する有害鳥獣被害への対策を強化するため、移設可能な組立て式の大型捕獲おりやGPSなどの情報機器を活用した機材の充実を図るとともに、駆除専門員を配置して被害の防止に努めます。さらに、市民生活の安心・安全に資するため、住宅リフォーム助成の対象に、防災、減災のための外構工事を加えるほか、耐震診断・改修にかかる補助の充実を図りました。 北アルプス国際芸術祭2020につきましては、5月31日の開幕まで、残すところ100日余りとなりました。 今月5日には、名誉実行委員長の阿部守一知事並びに北川フラム総合ディレクター皆川明ビジュアルディレクターとともに県庁で記者会見を行い、県内メディアの皆様から多くの取材をいただき、昨年12月の東京銀座での企画発表会に続く情報発信の機会となりました。 また、今月11日の大町あめ市では、芸術祭を盛り上げる懸垂幕や商店街でのフラッグを掲出するとともに、おもてなしプロジェクトとして、市内小・中学生が作成した草木染めのコースターやランチョンマット約2,700枚を展示し、大勢の市民の皆様に御覧いただきました。また、神保佳永シェフが調理した特別メニューを北アルプスブルワリーで販売するなど、市民の皆様への周知と機運の醸成に努めたところでございます。 さらに今月22日には、開幕100日前イベントとして、松本市の信毎メディアガーデンにおいて、参加作家のパネル展示やミナ ペルホネンとのコラボレーションによるワークショップのほか、皆川さんとまつもと市民芸術館芸術監督の串田和美さん、大町市観光大使の村井美樹さんの3人によるトークショーを開催いたします。また、サポーターの募集やオフィシャルカーの展示など、盛りだくさんのプログラムにより芸術祭の周知を図り、広く広報、宣伝に努めることといたします。 作品制作につきましては、参加作家が決定し作品の構想が具体化する中、順次アートサイトが決定しており、今後、並行して制作が本格化いたします。前回にも増して市内広範囲に作品が設置されることとなり、地域での意見交換を初め、駐車場の確保やユニバーサル対策などの調整を進めるとともに、地域住民、サポーターの皆様に御協力いただき、作品制作を進めてまいります。 昨年11月より発売しております鑑賞パスポート引換券は、来月からは県内多くの美術館等でも販売が開始され、さらに4月以降、鑑賞パスポートの実券が発売される際には、各美術館等での入館料の割引など、連携サービスが実施されることとなっており、中信地区を初め広く来場者の周遊が図られるよう取り組んでまいります。 また、食の取組では、おこひる公堂のスタッフやアテプロジェクトへの参加事業所の募集などに多くの皆様に御応募いただいており、さらに、商店街や各地域、団体におきましても、独自におもてなしの企画が進められており、市民の皆様との連携の下、来場者をお迎えするおもてなしの充実に努めてまいります。 開幕50日前を迎える4月11日には、信濃大町駅前にインフォメーションセンターを開設し、お客様への案内などを開始するとともに、全国主要書店では公式ガイドブックの販売を展開することとしております。 北アルプス国際芸術祭を機会に当市に多くの皆様をお迎えできますよう、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を心よりお願い申し上げます。 次に、本年度の主な事業の進捗状況及び新年度の主要な施策につきまして、第5次総合計画で定めた5つのまちづくりのテーマに沿って、順次御説明申し上げます。 1番目のテーマは「ふるさとに誇りを持つひとを育むまち」であります。 急激な少子化が進展する現状を踏まえ、平成30年7月から約1年半にわたり、少子化社会における義務教育のあり方検討委員会におきまして、市民や保護者を対象に実施したアンケート調査の結果や、少子化に伴う学校、行政における課題等を基に検討を重ねてまいりましたが、先月22日に開催しました第8回の会議におきまして、これまでの検討結果がまとまり、29日に教育委員会に報告書が提出されました。 これを受けまして、31日、市長と教育長、教育委員で構成する総合教育会議を開催し、提言の内容等について協議を行い、新年度以降における通学区の再編等に係る進め方について、基本的な方針を確認いたしました。 なお、報告書の提言内容や今後の進め方等につきましては、本定例会全員協議会で御報告申し上げますとともに、広報おおまち4月号に特集記事を掲載し、広く市民の皆様に周知を図ることといたします。 地域に開かれ、学校と家庭、住民が一体となり推進するコミュニティ・スクールにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、平成29年4月から、いわゆる文部科学省型コミュニティ・スクールとしての学校運営協議会の設置が努力義務とされました。これを受け、今後の国の支援策を考慮しつつ、新年度から八坂、美麻地区の小・中学校と同様に、他の小・中学校におきましても、本県独自の信州型コミュニティ・スクールから文科省型のコミュニティ・スクールへ移行することとしました。これにより、市内全ての学校におきまして、一層多くの地域の皆さんの参画と連携の下、学校と地域、保護者が教育目標を共有し、地域とともにある学校づくりの推進に努めてまいります。 小学校における新しい学習指導要領が、新年度から全面的に実施されますことから、当市では、円滑な移行に向け、昨年度から新学習指導要領に基づく教育課程を前倒しして実施しております。 まず、小学校における英語の教科化や外国語活動につきましては、外国語指導助手(ALT)を増員し4人体制として、児童が生きた外国語にじかに触れ、実践的な学習ができる環境を整えるとともに、情報活用能力を育むプログラミング教育におきましては、指導案の研究などを進めてまいりました。引き続き新たな指導要領に沿い、知識の理解の質を高め新しい時代に必要な資質、能力を育む教育を推進してまいります。 また、新年度におきましても、夏季休業期間中には、希望する子どもたちを対象に、ALTとともに行う日帰りのイングリッシュキャンプやプログラミング教室、理科の実験教室などの体験学習の場を計画しており、子ども達の主体的な生きる力の育成に努めてまいります。 学校現場における業務改善につきましては、本年度、公会計化へ移行しました学校給食費管理業務は順調に運営されており、これに加え、県内統一仕様の統合型校務支援システムを先行して運用することにより、校務の効率化、省力化を進めております。新年度からは県下30市町村等で運用が予定されており、各地を異動する教職員にとりましては、システムの統一により負担の軽減につながるものと期待しております。引き続きモデル市町村としてこれらの改善策を推進し、効果を検証しつつ、成果を県内外へ発信いたします。 生涯学習の推進につきましては、文化会館や公民館などの社会教育施設は、それぞれ建設から30年以上が経過しておりますことから、計画的に改修を進めております。新年度では、平公民館の照明設備の更新のほか、サン・アルプス大町や大町公民館分室のトイレの洋式化等を計画しており、今後も長期的な視点の下、施設機能の適切な維持を図り、生涯学習の環境整備に努めます。 芸術、文化の振興につきましては、5月16日から31日にかけて、第2回美術展ベストセレクションin信濃大町が開催されます。今回は、北アルプス国際芸術祭パートナーシップ事業として、市民自らが改めて郷土に目を向け、地域の文化資源を見つめ直し、掘り起こす重要な機会として位置づけ、当地の優れた美術活動を広く紹介するとともに、市民の皆様が美術への関心を深めることにより、芸術、文化によるまちづくりに寄与してまいります。 このほか、劇団四季の公演や、視力を失ったピアニスト梯剛之さんのコンサートなどを開催し、優れた芸術の鑑賞機会を提供するとともに、市民の自主的な文化活動を支援し、多才な地域文化発信の拠点として役割を果たしてまいります。 スポーツの振興につきましては、先月26日に予定しておりました市民スケート大会は、暖冬の影響によりリンクが氷結せず、昨年に続き残念ながら中止となりました。来月8日には、市民スキー・スノーボード大会の開催を予定しており、より多くの選手に御参加いただき、充実した大会となりますよう準備を進めております。引き続き、当市ならではの冬の自然環境を生かした冬季スポーツの振興に努めてまいります。 新年度におきましても、恒例の市民スポーツ祭や、大町アルプスマラソンなどのほか、各種スポーツ教室等の開催を通じて、市民の健康増進と競技力の向上を図ってまいります。 いよいよ東京オリンピックまで5か月余りとなりました。オリンピックイヤーを迎え、オリンピックムードが高まっており、来月26日からは聖火リレーが福島県をスタートして全国を巡ります。当市では、県内2日目の日程として、4月3日、信濃大町駅前から文化会館までの約3キロメートルをランナーが聖火でつなぎます。ゴールの文化会館では納火式等のセレモニーのほか、吹奏楽の演奏やダンスのミニセレブレーションを予定しており、多くの市民の皆様に沿道で聖火リレーを盛り上げていただきますよう御協力をお願い申し上げます。 また、オリンピック出場をかけた選手の代表選考も大詰めを迎え、2大会連続のメダル獲得を目指す奥原希望さんのバドミントン競技は、4月末時点での世界ランキング16位以内で国内上位2名が代表に選出されます。体操競技では、昨年の世界選手権に日本代表として出場した松村朱里さんの女子団体は、5月に開催されるNHK杯でまず上位3名が内定し、6月の全日本種目別選手権の結果を踏まえ1名が内定することとされており、さらに個人枠の代表を含め厳しい戦いが続きます。オリンピックに向けて、若い選手の活躍を大いに期待しております。 2番目のテーマは「活力あふれる産業と地域の魅力を活かしたにぎわいのあるまち」であります。 雇用情勢につきましては、大町公共職業安定所管内の昨年12月の求人倍率は2.01倍で、前年同月から0.16ポイント上昇しております。近年は、人口減少等に伴い当地域の労働力不足が深刻化しておりますことから、本年度から厚生労働省の委託事業として取り組んでおります生涯現役促進地域連携事業により、市内事業所に対して高年齢者の雇用状況に係る聞き取り調査を実施し、51事業所から頂きました回答を基にニーズの分析を行い、雇用モデルを作成いたしました。今後は昨年実施した高年齢者に対するアンケートの調査結果により作成した就労希望モデルに基づき、具体的なマッチングを進め、高年齢者の多様な就業機会の創出を図り、地域課題の解決に向けて取り組んでまいります。 また、市内小規模事業者の円滑な資金調達を維持し、経営の安定を図ることを目的として、近年の金融・経済情勢の変化や融資制度等の多様化に伴い、低下傾向にあります市の制度資金の利用を促進するため、新たな資金メニューの創設を予定しております。 中心市街地の活性化につきましては、12月定例会全員協議会で概要を御説明しました第4次基本計画に基づくまちづくりを、新たに計画しておりますコンパクトシティ施策と連携させ、タウンミーティング等を通じて地域の活動団体や世代を超えた多様な意見を反映させる仕組みづくりを進めることといたします。引き続き、市民、商工業者、関係機関、団体等の多くの皆さんとの協働により、まちなかの再生に向けて積極的に取り組んでまいります。 米の生産対策につきましては、令和元年産米は、生産者や集荷業者等、関係団体の取組により目標を達成することができました。 令和2年産米につきましては、先月30日に開催された市地域農業再生協議会におきまして、生産調整の目安値が前年に比べ42トン減の8,776トンと決定され、面積換算では約2ヘクタール減の約1,436ヘクタールとなりました。 米の需給バランスにつきましては、現状では適正な水準が維持されてはおりますものの、食の多様化や人口減少などにより米の需要量が減少しており、米価の下落と過剰在庫の発生が懸念されます。稲作中心の営農形態にあります当市では、農業経営を取り巻く状況は一層厳しくなることが予想されますことから、生産者の所得維持、確保のため、協議会を中心に生産者を初め関係団体が一体となり、需要に応じた米作りの推進に努めてまいります。 また昨年は、当市で初めての北アルプス・安曇野ワインバレー特区を活用したワイナリーが、市内2件目の個人ワイナリーとしてオープンし、さらに、リンゴを使用したハードサイダーの製造工場が建設に着手しております。ワイン、ハードサイダーの原料には、当市で生産された果実が使用されており、こうした6次産業化により地域の農産物の高付加価値化を期待するところであります。 有害鳥獣対策につきましては、農作物被害のみならず、近年は市民生活にも深刻な被害を及ぼしております猿害について、新年度新たな対応として、ICTを活用して猿にGPS発信機をつけた首輪を装着するなど、効果的な資機材を駆使して抜本的な強化策を実施することとし、新年度予算に所要額を計上しております。猟友会や被害が増大しております地区の皆様との連携を一層密にして、集落ぐるみにより有害鳥獣被害の防止に努めてまいります。 観光振興につきましては、この冬は全国的な暖冬傾向の中、各地のスキー場では記録的な雪不足となっており、市内2か所のスキー場におきましても、積雪は平年の半分以下という深刻な状況が続き、運営にも大変苦慮しております。 今月1日に始まりました第18回大町温泉郷夢花火と音の祭典では、和太鼓の演奏や打ち上げ花火などにより、大町の冬を盛り上げるとともに、残り少ないスキーシーズン終盤に向け、誘客に取り組んでおります。 春の観光シーズンの幕開けとなります立山黒部アルペンルートは、例年どおり4月15日に全線開通する予定としております。昨年の入り込みは秋の天候不順や台風の影響もあり、100万人を大きく下回りましたことから、誘客対策を一層強化しますとともに、来年迎えます立山黒部アルペンルート全線開通50周年や、7年に一度の善光寺御開帳を観光誘客の好機と捉え、関係機関、団体と連携を図り誘客に取り組んでまいります。 また、新年度では、新たに当市の観光素材をデザインしたラッピングを、長野新宿線高速バスの車体に施し、毎日1往復の運行を行い、首都圏のまちなかでの走行による知名度の向上を目指してまいります。 インバウンド関係につきましては、日韓関係の改善の遅れから、韓国からの観光客の入り込みが大幅に減少しており、加えて新型コロナウイルスの影響による中国からの観光客の減少が懸念されております。アルペンルートへの来客を初め、北アルプス国際芸術祭でも魅力を発信する地域の食文化や民芸品製作の体験などを通じて、海外から訪れる皆様にも楽しんでいただけますよう、観光資源を組み合わせ、通年での観光誘客に努めてまいります。また、様々な観光情報を映像や多言語で表示するデジタルサイネージ(電子看板)を活用して、公共交通機関の乗換えやシャトルバスの運行案内、エリア内のイベント情報などを配信する環境整備を図ることといたします。 信濃大町ブランドの振興につきましては、昨年度に続き当市にお越しいただく皆様に、買いたい、食べたい、大町にまた来たいと感じていただける特産品や土産品の創出を目的として、特産品開発セミナーを実施し、ワークショップを通じて新商品の開発を事業者とともに進めてまいりました。そこで開発された商品の評価検証とブラッシュアップを目指し、テストマーケティングとして今月11日に開催されたあめ市におきまして、信濃大町おもてなしマルシェを開催いたしました。会場で6事業者7種類の新商品を販売したところ、販売開始から1時間ほどで完売した商品もあり、大変高い評価を頂く結果となりました。 今後はこの結果を踏まえ、国際芸術祭の開催に併せ、アートマルシェに出店することにより、参加事業者の開発意欲の向上や事業の拡大を図り、市のブランドイメージの向上に努めてまいります。 令和7年度までの10年間の計画期間とする信濃大町ブランド戦略につきましては、前期5年間の施策の検証と新たな事業展開を図る後期計画の策定に向けまして、地域ブランド調査の評価指標に基づく効果を検証するシンポジウムを、この調査を実施しているブランド総合研究所社長の田中章雄氏を講師に迎え、来月9日に開催いたします。商工観光関係者を初め、多くの市民の皆様に御参加いただき、ブランド戦略をともに考える機会となりますよう期待いたします。 移住定住促進事業につきましては、第2期定住促進ビジョンの中間年に当たり、12月定例会全員協議会で御説明し、御意見を伺いました見直し案について、先月、パブリックコメントを実施いたしました。これまでに寄せられました御意見などを踏まえ、定住促進ビジョンの方針に新たな項目を追加するなどして作成しましたビジョンの変更案について、本定例会全員協議会で御説明申し上げることとしております。 今後も第5次総合計画の「郷土や文化に誇りを持ち 心から地域を愛するひとを育てる」の基本理念の下、引き続き、誰もが住みたくなる、住み続けたくなる、さらには住んでよかったと思えるまちを目指し、移住定住の促進に努めてまいります。 3番目のテーマは、「だれもが健康で安心して暮らせるまち」であります。 市立大町総合病院につきましては、平成30年度決算において、医業損益が前年度と比較して5億1,000万円余となる大幅な収支改善を図ることができましたが、本年度第3四半期までの医業収益におきましても、昨年同期を上回り、3,000万円余のさらなる収益増が図られており、堅調に推移しております。この結果、本年度の決算見込みにおける経常利益を1億5,000万円余としており、資金不足額は4億5,500万円余、資金不足比率にして11.1%を見込んでおります。 また、新年度予算におきましても、医業収益を本年度並みと見込み、経常損益及び純損益ともに1億7,000万円余の利益を見込んでおりますほか、本年度に続き資本的収入に一般会計から2億3,800万円の長期借入金を受け入れることにより、経営の安定化と併せ流動負債であります一時借入金の縮減を進めることなどから、資金不足額は2,800万円余に、率にして0.7%としております。 今後も引き続き経営健全化計画に基づき、収益の確保と経費の縮減による収支の適正化に一層努めてまいります。なお、病院事業会計の本年度第3四半期までの経営状況等につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げることとしております。 昨年10月の消費税等の引き上げに伴い、生活弱者や子育て世帯に与える影響の緩和と地域における消費の喚起、下支えを目的とした大町市プレミアム付商品券事業につきましては、これまでに交付対象者のうち、引換券を申請された住民税非課税の方2,754人と、申請が不要な3歳未満のお子様がいる子育て世帯の505人の、併せて3,259人に引換券を発送いたしました。 また、引換券をお持ちの方への商品券の販売状況につきましては、これまでの購入者数は延べ2,276人、販売額は4,282万円余となっております。地域の消費喚起にもつながりますことから、対象となります皆様には今月末までに商品券を購入いただき、来月末までに商品券を利用いただきますよう、引き続き情報提供に努めてまいります。 消費生活センターにつきましては、平成28年度から北アルプス連携自立圏事業により体制の拡充と効率化を図り、圏域5市町村の消費生活に係る相談の広域的な取組を推進しております。昨年12月末現在の相談件数は203件と、前年度並みの件数となっております。引き続き警察署、県消費生活センター等と緊密に連携し、特殊詐欺被害の防止などについて啓発の強化を図るとともに、県の補助制度等を活用し、相談機能の一層の充実に努めてまいります。 健康づくりの推進につきましては、現在、我が国の自殺者数は減少傾向にありますものの、依然として年間2万人にも上り、非常事態がいまだ続いております中、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を基本理念として、自殺対策基本法が改正されました。これに伴い、市では、生きることへの包括的支援を総合的に推進するため、大町市いのちを守る推進計画の策定作業を進めております。今後、第5次総合計画に掲げる「だれもが健康で安心して暮らせるまち」の実現を目指し、市を挙げて施策を着実に進めてまいります。なお、計画の内容につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げます。 福祉医療費のうち、子ども医療費につきましては、昨年11月に社会福祉審議会へ対象年齢の在り方について諮問したところ、先月14日に対象年齢を高校生(年度末年齢が18歳までの者)まで拡充し、早期に実施するよう答申をいただきました。 市としましては、答申の趣旨を尊重し、本年4月から対象年齢を高校生までとすることとし、条例の一部改正案を本定例会に上程いたしております。地域の将来を託す子どもたちの健やかな成長のため、より一層子育て支援の充実に努めてまいります。 病児・病後児保育につきましては、連携自立圏事業として、早期実施に向け検討を進めてまいりましたが、このほど大町病院を初め関係者間の調整がある程度整いましたことから、新年度予算に関係経費を計上しております。この事業は、子育て中の保護者の皆さんに期待されており、7月を目途に開始できますよう、施設改修や体制づくりなど所要の準備を進めてまいります。 少子化の進行や核家族化、共働き世帯の増加など、子育て家庭を取り巻く環境が大きく変化する中、新年度の保育園の入所見込み児童数は、2月5日現在433人、このうち3歳未満児は140人で、3歳未満児はさらに増加する見通しであります。一方で、こうした保育需要に対応するための保育士の確保は大変厳しい状況が続いており、当市におきましても、いわゆる待機児童が生ずる可能性も懸念されますことから、必要な保育士の確保に鋭意努めてまいります。 第2期大町市子ども・子育て支援事業計画の策定につきましては、昨年10月から子ども・子育て審議会におきまして、これまでの進捗状況の検証と、これからの子ども・子育て支援の取組等について熱心に御審議いただき、近日中に答申いただくこととしております。これまでの検討経過及び計画案の詳細につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げます。 住宅、建築物の耐震改修の促進につきましては、市民の皆様が安全で安心して暮らせるまちづくりを進めるため、新年度におきましても国庫補助制度の優遇措置を活用し、引き続き住宅の耐震診断、耐震改修を積極的に実施し、災害に強いまちづくりを推進いたします。 4番目のテーマは「豊かな自然を守り快適に生活できるまち」であります。 ニホンライチョウの飼育につきましては、昨年6月にふ化した3羽のひなは順調に生育し、現在は成鳥と同じ体長となり、初めての冬を過ごしております。また、昨年3月から一般公開中の1羽の成鳥は、全身の羽が真っ白な冬毛となっており、野生では見ることが困難な冬のライチョウの姿を間近に御覧いただくことができますので、この機会に多くの皆様の来場を期待しております。 なお、来月8日には、サン・アルプス大町で、ライチョウ基金シンポジウム2020を開催し、「ライチョウ飼育の現場では今!」と題して講演会を計画しております。ニホンライチョウが自然の中で安定的に生存できるよう、現在、低地飼育を行っている動物園、博物館の保全活動の取組をより多くの方に御理解いただき、関心を深めていただくため、大勢の皆様に御来場いただき、ともにライチョウの未来を考えていただく機会となりますことを期待いたします。 水道事業につきましては、給水人口の減少や節水意識の浸透により、使用水量は毎年減少傾向で推移しておりますが、原水供給等を含め安定した経営が図られております。水道施設の整備では、電気計装設備や送配水管の耐震化等、計画的な施設更新を進めております。 新年度におきましては、本年度用地取得が完了しました平海の口の南平配水池の更新工事に着手するとともに、安心・安全な水道水の供給を目指して計画的な施設更新を図ってまいります。 温泉供給事業につきましては、大町温泉郷地区内の老朽化した配湯管の布設替え工事を順次実施しており、新年度におきましても計画的な更新工事を進め、温泉の安定供給に努めてまいります。 市民バスふれあい号につきましては、新年度における運行ルートの見直しを行うとともに、新たに常盤東側地区において導入するデマンド方式の運行を含め、各コースの運行ダイヤを編成し、今月末に予定しております時刻表の全戸配布に向けて鋭意作業を進めております。 近年の急激な人口減少と高齢化を背景に、当市におきましても高齢者や子育て世代の皆さんが安心して暮らせる健康で快適な生活環境の整備や、持続可能な都市経営の実現が求められております。このため、福祉や公共交通などを含め都市構造を見直し、拠点集約型の都市構造、いわゆるコンパクトシティの形成を目指し、新年度新たに都市計画マスタープランの高度化版として、立地適正化計画の作成に着手することといたしました。これにより、様々なまちづくりの施策や誘導施設の立地等について、保健・福祉、医療・介護、商工業や交通など、関係する分野の連携の下、市全体で取組を推進いたします。 良好な住宅居住環境の形成につきましては、市民の居住環境の向上を図り、安心して暮らすことのできる安全で良質な住宅ストックの形成に資するため、住宅性能向上リフォーム支援事業において、これまで補助対象外としておりました防災・減災のための外構工事を対象に加え、新たに安心・安全住宅リフォーム支援事業を創設し、所要の経費を新年度予算に計上いたしました。 また、市営住宅の整備につきましては、市営住宅等整備計画に基づき、借馬団地において、給湯器、ユニットバスを設置するなどの水回りのリフォーム工事の設計業務を行うほか、譲渡を予定する住宅の不動産鑑定評価などを実施し、計画の推進を図ってまいります。 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路につきましては、昨年2月に県大町建設事務所より、国土交通省が推奨する構想段階における道路計画策定プロセスガイドラインの手順に基づき、市街地を通るルートについて、3つのルート帯案と評価項目が示されました。そして、市の都市計画マスタープランの策定に関わった団体や地域住民との意見交換を通じて、各ルート帯の比較評価が取りまとめられ、12月定例会全員協議会で示されたところでございます。 その後、各ルート帯案の比較評価における優位性や、改めて集約した意見などを踏まえて策定した最適なルート帯につきまして、本定例会全員協議会におきまして県から御説明いただくこととしております。 これを基に、市としましても引き続き市民の皆様や関係地域の皆様の円滑な合意形成が図られますよう、県と一体となり力を尽くして取り組んでまいります。 下水道事業につきましては、公共下水道、農業集落排水施設ともに、専門的な技術を有する公益財団法人長野県下水道公社への包括的民間委託により、処理場等の運営管理を行っており、今後一層スケールメリットを生かした経費の縮減に取り組んでまいります。 新年度におきましては、今後の施設管理の最適化を目的として、ストックマネジメント計画の策定を予定しており、持続的な下水道機能を確保するため、計画的な施設の維持更新を図ってまいります。 北アルプス広域連合が進めておりますごみ処理広域化につきましては、新年度からいよいよ白馬リサイクルセンターの施設整備が本格化いたします。 これまで懸案となっておりました施設の建設用地に係る課題が解決し、今後は白馬村と広域連合における用地の貸借契約など、所要の手続を経て建設に着手することとしております。 焼却施設の統合に加え、リサイクル施設の整備を図ることにより、さらなる環境負荷の低減や、廃棄物処理コストの削減を目指して、引き続き3市村が一体となって廃棄物の適正な処理とリサイクルの推進に努めてまいります。 常盤泉地区における臭気対策につきましては、新たな脱臭設備の導入について、検討が地元対策委員会において進められております。仮に新たな設備を導入する場合でも、相当の期間が必要とされますことから、市といたしましても当面現在の施設の改修や運営方法の改善などによる臭気対策の実行を強く求めてまいります。 また、現在、市が実施しております臭気パトロールにつきましても、臭気について苦情の増加が見られる地区を新たに観測地点に加えるなど、必要な見直しを行い、監視活動の強化を図ってまいります。 市民からの通報や臭気測定、臭気パトロールにおける結果につきましては、その都度事業者に伝え、引き続き臭気問題の早期解決に向けた指導に努めてまいります。 5番目のテーマは「市民の参画と協働でつくるまち」であります。 市民活動の促進につきましては、市民の参画と協働によるまちづくりを推進するため、第10回まちづくりフォーラムを昨年12月に開催し、およそ100人の市民の皆様に御参加いただきました。市内中学生による地域学習や市民活動団体の活動発表に続き、SDGsをテーマにグループトークが行われました。開催後のアンケートでは、ほぼ参加者全員の皆さんに満足という回答をいただいており、まちづくりフォーラムをきっかけとして、今後何か始めてみようという機運が高まり、協働のまちづくりがさらに促進されますことを期待しております。 ひとが輝くまちづくり事業につきましては、本年度は昨年4月の公開審査会で8団体、856万円余が採択されており、現在、各団体とも計画どおり事業が進められ、完了した団体からは順次実績報告書が提出されております。1年間の活動を報告する最終報告会を、来月14日にサン・アルプス大町において開催いたします。議員各位におかれましても、活動団体の皆さんの活動成果を御覧いただく機会となります報告会にぜひ御参加いただきますようお願いいたします。 北アルプス連携自立圏の取組につきましては、平成28年3月に大北5市町村が地方自治法に基づく連携協約を締結し、4分野13事業でスタートして以来、本年度では9分野21事業にまで拡充してまいりました。本年度をもって当初の計画期間が終了いたしますことから、圏域5市町村による調整より、令和2年度からの5年間を第2期として、引き続き連携事業に取り組むこととし、新年度に11分野25事業を実施する方向で検討を進めてまいりました。 また、当地域の連携の取組は、県におきましても高く評価いただいており、当初、本年度までとされておりました県による財政的支援等につきましても継続することとなり、新年度予算に計上されたところであります。 広域連携に当たりましては、市町村が基礎自治体としてのそれぞれの主体性、独自性を前提として相互に協議し、連携して実施したほうが効果的、効率的と考えられる事務、事業について、広域連合、連携自立圏等の広域連携の様々な仕組みの中から、最適なものを選択して進めていくことが重要であります。こうした考えに基づき、人口減少が進む地域の活力の創出に引き続き取り組むとともに、新たな時代の課題や圏域共通の課題の解決に向けた検討を進めてまいります。 なお、連携自立圏の取組につきましては、本定例会全員協議会において御説明申し上げることとしております。 以上、第5次総合計画で定めました各施策の進捗状況と、新年度を含めた今後の方針について御説明申し上げました。年度最終盤に向け、新年度での展開を視野に入れ、計画いたしましたそれぞれの事業が円滑に推進できますよう全力で取り組んでまいりますので、議員各位を初め、市民の皆様の一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会に御提案申し上げます案件は、報告案件1件、事件案件5件、条例案件13件、予算案件15件の合計34件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際、説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(中牧盛登君) 会議の途中ですが、ここで11時15分まで休憩といたします。 △休憩 午前10時58分 △再開 午前11時15分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 △日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 ○議長(中牧盛登君) 日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 報告第1号を議題として、説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました専第1号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第9号)につきましては、今期の雪不足による地域経済への影響を考慮いたしまして、緊急的な経済対策を行うべく、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、1月31日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ7,700万円を追加し、総額を169億2,881万円とするものでございます。 第2条繰越明許費補正につきましては、4ページを御覧ください。 第2表繰越明許費の補正は、表に記載の3事業において、十分な工期を確保するため、翌年度への繰越しをお願いするものであります。 繰越明許の事由等につきましては、お手元の報告第1号説明資料を御覧ください。 8ページを御覧ください。 歳入について御説明いたします。 款17項1目1総務費寄附金1,700万円の増は、ふるさと寄附金の増で、本年度のふるさと寄附金の総額を3,200万円とするものであります。 款18項1目2基金繰入金6,000万円の増は、今回の補正財源として財政調整基金から繰り入れるものでございます。 次に、歳出になりますが、10ページを御覧ください。 款2項1目3企画費2,720万円の増は、歳入で説明申し上げましたふるさと寄附金の増収に伴う返礼品等の経費並びにふるさと応援基金への積立てを追加するものでございます。 款7項1目1の中心市街地活性化事業2,000万円の増は、昨年、寄附を受けました五日町の土地を造成し、大型バスの駐車場として活用するものであります。 目3の観光誘客宣伝事業50万円の増は、誘客宣伝を強化するために、市プロモーション委員会への負担金を増額するものでございます。 款8土木費3,000万円の増は、比較的小規模な工事の早期発注により、建設業者等の受注機会を増やし、経済対策の一つとするとともに、市民生活の安全の確保に努めるため、地域要望の高い箇所への維持補修等の経費であります。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本件について御質疑はありませんか。降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) 専決についての報告だと思いますけれども、11ページの観光誘客宣伝事業費50万円の部分でございますが、先ほど話があった除雪とか観光の部分で強化ということで、専決をしたという部分だと思いますけれども、観光に携わる団体、多々あるというふうに思います。宣伝に関してはここの部分なのかもしれませんけれども、インバウンド推進協議会だとかほかの団体も多々あると思いますけれども、この団体に50万円を、負担金を増やしたというその経緯、ちょっとお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) お答えいたします。 まず、このプロモーション委員会に支出をしたという決定の内容でございますが、時期としまして、これから2月から3月につきましては、グリーン期の観光キャンペーンが本格化する時期でございます。このため、キャンペーンを主に担っておりますプロモーション委員会につきまして、経費を増額したものでございます。 なお、この時期、能動的に動ける団体がプロモーション委員会ということも事実でございますので、この団体を選定したという経過でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 降旗達也議員。 ◆5番(降旗達也君) グリーン期の対策だということでございます。 先ほど市長の挨拶の中で、来シーズンの誘客に向けた観光宣伝の強化というようなお言葉があったかと思います。ちょっと私の認識がいけないのかもしれません。来シーズンというと、ちょっと私の認識だと来年の冬というような捉え方をするんじゃないかなというふうに、私は思うんですが、来シーズンというのは春という意味なのか。もし春だとすれば分かるんです。もし来年の冬だということになれば、無理に今、ここで専決しなくても、きちんと予算のほうで計上していただいて増額をしていただければよかったかなというふうに思いますけれども、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) お答えいたします。 来シーズンと申し上げましたのは、この4月からのグリーン期によるものでございます。特にスキー場につきましては、暖冬傾向が続いておりますので、抜本的な対策はまた別途検討が必要でございますが、現在影響が出ております、特に宿泊事業者につきましての対策を講ずるという内容でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにありますか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) スキー場の雪が非常に少なくて、地域経済に影響を与えるということで、小さな土木事業を出したということですけれども、国から一定の、非常に難しい基準財政需要に基づいた交付税が入っているということになると思いますけれども、その意味からいったら、この事業、もっともっと経済対策に出してもいいんじゃないかと思うんですけれども、非常に少ないような気がするんですけれども、市長の見解、どんな考えを持っているかお願いします。 ○議長(中牧盛登君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(田中久登君) お答えいたします。 今回の緊急経済に対応する補正でございますが、これは、あくまでも市独自として判断をして実施するものでございます。御質問の中身にあったような、国として財源手当をするというようなものではなくて、あくまでも市単独で判断したものでございます。 また、国としてこういったものに経済対策を打つようなものであれば、また別に国で補正予算なり、財源措置というのは、この時期ですので特別交付税しかないかもしれませんが、そういったものではない、単独で独自に判断をして取り組むというものでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 交付税措置で一定の、いわゆる基準財政需要という形で見込まれてくる交付税措置があるわけですから、それにやっぱり除雪対策に使わないで済んだということだったら、もっともっと経済対策のために、そのお金が余ってくるんだから、使えるんじゃないかなと、私は単純にそういうふうに思っているんですけれども、その辺のところはどういう考えを持っているんですか。 ○議長(中牧盛登君) 総務部長。 ◎総務部長(竹村静哉君) お答えいたします。 交付税の仕組みなんですけれども、除雪対策に要した経費、これにつきましは、先ほど課長が申し上げましたように、特別交付税で措置をされる可能性があるというふうに御理解をいただきたいと思います。ですので、除雪費がかからない代わりに、一般の公共事業に係る経費を予算化する。これについては交付税措置はないものというふうに御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 何点かあるんですけれども、1点目は五日町の駐車場整備事業です。大型バス場ということなんですけれども、これは、どんな対象者を利用見込みとして見ているのか。それから、大体年間どのくらいの利用者を見込んでいるのか。それから、この費用対効果を年間どのくらい見込んでいるのか説明ください。 それから、続きまして、観光誘客宣伝、今、市のプロモーション委員会に50万円という説明がありましたけれども、50万円、市のプロモーション委員会がどのように使って、どのような効果を見込んでいるのか説明いただきたいと思います。 そのほか、土木費事業関係、河川関係、道路維持、交通安全施設等、4つほどそれぞれ予算立てをされていますが、ただいまの説明では地域要望の高いものからやるという説明がありました。それぞれ具体的にどんな地域要望があって、これが最優先として選ばれたのか説明ください。 それから、関連の地域要望というのは、この事業に続くものとしてどんな程度のものが見込まれているのか、それぞれ説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(大塚裕明君) ただいまの質問に順次お答えいたします。 まず、五日町駐車場の利用見込みの台数でありますが、五日町駐車場は、12月の全員協議会の中でも御説明申し上げましたように、停車台数を4台ということで見込んでおります。利用を想定しておりますのは、マイクロバス以上のバスで、観光等に利用するものとしてございます。 利用の見込みにつきましては、現在、市の中に大型の駐車場というものがありませんことから、確実に何台ということは現時点で申し上げられませんけれども、今後、駐車場の設置、また施設の周知を図る中で、台数のほう4台が順次予約制ということになりますが、利用を促進させるように努めていくものとしています。 また、費用対効果につきましては、駐車場の料金につきましては、他の市営駐車場と同様に無料ということで設定をしてございますので、ここの部分につきましては、駐車場の収入の建設費に対する効果というものはないわけですが、中心市街地の活性化を目的に設置する駐車場ということで、そこを利用していただく皆様が市内の観光、また飲食等に訪れていただいて、経済効果を高めていただけるということで期待しているものであります。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) 私からは、プロモーション委員会の事業費の内容について御説明を申し上げます。 まず、50万円のうち30万円につきましては、3月に県内民放で放映を予定しております番組内でのCM枠の費用でございます。この番組は、大町市を含みます県内出身のオリンピック出場候補者の特集番組でありまして、県内での視聴率が高いことを見越しまして、この番組内でグリーン期、4月以降の立山黒部アルペンルートなどのPRを行うものでございます。 また、もう一点は、3月に観光キャンペーン等ございますが、このキャンペーンに市内の宿泊事業者などに帯同していただいて、キャンペーンの参加並びに各エージェントへのセールスを強化していただく。なかなか宿泊事業者の皆様がセールスに行くということが少ない状況でございますが、宿の特色でありますとかプランの内容等、詳しくセールスができるような形で、その費用を助成するという形の経費を見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) 私のほうからは、土木費の関係の状況についてお話しをさせていただきます。 まず、この緊急経済対策につきましては、比較的小規模な工事につきまして発注するものでございまして、その工事を発注する業者につきましても、特に除雪業務を担う中小規模の業者に対して発注を行っていくというものでございます。 その中で、道路維持管理事業、また交通安全事業を初め、4つの事業の中で比較的地域要望の高いものという中で、その小規模な工事の中で選定をして業者のほうに出しているという状況でございます。 具体的にいいますと、例えば道路側溝の修繕でございますとか、ガードポストの修繕、設置、そういったもの、また、細かいものでいきますと側溝の土砂上げです。そういった中で即対応ができて結果が出る、そういった小規模のものについて選定をして発注をしているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 大型バスの駐車場の件ですけれども、これは、年間何もしないわけで、雪が降れば除雪しなきゃいけないとか、通年ではどのくらいの費用を見込んでいるのか、改めて説明ください。 それから、この利用対象者ですけれども、恐らく想定としてはインバウンド等の観光客を想定していると思うんです。国内で大型バスで乗りつける客というのは、最近あまり大町はないんじゃないかと思うんですが、この関係につきましては、御存じのようにコロナウイルスとかということもあったりして、当面見込めないのか。それから、将来的にこれは本当に市内に観光バス4台が来るような状況を想定しているのかどうか。具体的にはどんな想定をして4台、どのくらい年間利用見込みがあるのか等について、改めて説明いただきたいと思います。 それから、市のプロモーション委員会の負担金の問題ですけれども、前年のときに700万円、効果がなかったということで当年度に繰り越していると、こういう経過もあるわけですけれども、そういうような中で、昨年の事業が効果が見込めないということであれば、その検証等はどのように生かされて今回のこの30万円、20万円の支出に至っているのか。その統一的な見解、昨年の検証というのはあったのかどうか、よく分からないので、その辺の経過についても説明ください。 それから、各種小規模の業者に対して、すぐ効果の上がるような事業だということですけれども、こういった事業、通常でも市民から多く要望されてきているはずです。そういう中で消化し切れない物件というのは数多くある中で、これを選んできているという説明でありました。そういった経過の中では、優先度合い、なぜ優先であるのか、具体的な道路改良とか安全施設の整備とか、そういう根拠づけというのはあるはずで、それは市民に説明ができなければいけないと思うので、今回挙げた工事、そういう中で、どういう優先順位の高いものであるのか、改めてそれぞれ説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(大塚裕明君) 五日町駐車場の除雪の経費等についてお答え申し上げます。 五日町駐車場の設置につきましては、中心市街地活性化基本計画の第3次計画の折より、地元の要望としても計上されてきたもので、それに基づいた形での整備を行うものでもあります。 また、除雪の経費につきましては、現時点で年間の部分については、降雪量等によって上下する部分がありますので、一概には申し上げられませんが、管理を行っていく市営駐車場の管理の除雪の費用の範囲の中で併せて実施をしていくこととさせていただいております。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) まず、このバスの件につきまして、昨年の関電トンネル電気バスの海外の団体客の入り込み数は17万人になっております。ただ、こうしたインバウンドの皆さんがバスで市内に入っていただくということが、今、なかなか難しい状況にございます。行程の関係もございますし、実際に市街地にバスを止めるところがないという課題もあるかと思いますので、ぜひ最低でも17万から20万人来ている皆様が市街地に来ていただけるような形で、観光としても活用してまいりたいと考えております。 また、プロモーション委員会につきましては、昨年トロリーバスが終了して、台風等があって、非常に入り込みが落ちたということがございます。これまでどちらかといいますと、アルペンルートの宣伝、それから、マスコミを活用した宣伝展開に注力してまいりましたが、やはり今回の暖冬等を通じまして、宿泊事業者に対する影響が非常に大きいということで、今回の経済対策につきましては、宿にいかにしてお客に来ていただくか、正確な情報を出すかということの観点で経費を見込んでおります。 なお、今後のプロモーション委員会につきましては、それぞれ作業部会等を実施しておりますので、またさらに検証を進めてまいりたいと思っておりますが、やはり従前のような外向きにPRをするだけではよくないということは、プロモーション委員会の中でも反省事項として出ております。ですので、今後の事業展開につきましては、こうした点を生かして事業内容を見直してまいりたいと考えております。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) 私からは、自治会の優先順位、要望に基づくものであるかという状況でございますが、やはりこれは、暖冬が続いている状況ではございますが、厳冬期の中での工事発注、作業発注ということでございまして、その中での工期、またはその資材の調達、そういったものも踏まえまして、各担当職員により自治会の要望も踏まえて選定、順位づけをしたという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) いずれにしても、効果が上がるようにしてほしいので、例えば大型バスの駐車場、これなんか本当に、やってみたけれども利用されないまま費用だけがかかるというような公共事業になる危険性が極めて高いと思います。というふうに私は見ているんですが、そういった点、どのように、本当に実用性が高まるように活用できるのか、これがこれからの説明責任にかかってくると思います。 ぜひ検証を十分した上で、無駄な公共事業にならないということを念頭に置いて、しっかり実施していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第1号は報告どおり承認されました。 次に、議案第1号から議案第4号までの4議案は、北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議に関する議案であります。 お諮りいたします。この4議案を一括して議題とし、説明を受けた後、一括して質疑を行い、所管の常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 それでは、議案第1号から議案第4号までを一括議題として、提案理由の説明を求めます。副市長。     〔副市長(吉澤義雄君)登壇〕 ◎副市長(吉澤義雄君) ただいま議題となりました議案第1号 大町市及び池田町における北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議についてから、議案第4号 大町市及び小谷村における北アルプス連携自立圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の協議についてまでの4議案について一括して提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付いたしました政策等の形成過程説明資料と併せて御覧いただきたいと存じます。 本協約は、地方自治法第252条の2第1項及び第4項の規定に基づき、大町市が池田町、松川村、白馬村及び小谷村のそれぞれと相対して締結しているものであり、その協約の一部を変更する協約の締結の協議について、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 平成28年3月に大北5市町村が連携協約を締結して、北アルプス連携自立圏を形成し、本年度は若者交流結婚支援、移住交流、福祉など、9つの分野で21の広域連携事業に取り組んでおります。 こうした中、連携事業の具体的な取組を定める現行の北アルプス連携自立圏連携ビジョンは、本年度で期間満了となりますが、スケールメリットによる事業の実現や事業効果の拡大、職員連携の円滑化等、様々な効果が表れていることから、令和2年度以降もこの取組を継続する方向で、第2期連携ビジョンの策定作業を連携町村とともに進めてまいりました。 現行事業の見直し、新たな事業の検討を行う中で、令和2年度には自殺対策にもつながる総合的な住民相談会の実施、RPA等の活用も視野に入れた行政事務の効率化の推進、地域を支える人材の育成、自然と暮らしの調和につながる森林基本情報の整備等の事業を新たに追加し、11分野25事業に大北5市町村が連携して取り組むこととして、連携協約の一部を変更するものでございます。 以上、御説明を申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。これより質疑に入ります。 議案第1号から議案第4号について、御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第1号から議案第4号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第5号 市道路線の廃止及び認定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第5号 市道路線の廃止及び認定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案第5号説明資料、図面を併せて御覧いただきたいと思います。 廃止路線は青色、認定路線は赤色で表示してございます。今回御提案申し上げます市道路線の廃止または認定する路線は、廃止が2路線、認定が1路線となります。 初めに、資料1ページ、廃止路線位置図を御覧ください。 廃止する路線のうち、整理番号1、市道明野横山線につきましては、旧八坂村当時、融資を行いました企業の建設時に、村道の一部を含め工事用地として造成した際、道路敷地を工場の西側に付け替えたものの、認定の修正手続がされていなかったもので、付け替えに伴い起点の位置が変更となることから、一旦全線を廃止し、資料3ページにあります認定路線位置図のとおり、新たに市道明野横山線として認定するものでございます。 次に、資料2ページ、整理番号2、市道大滝線につきましては、起点側が主要地方道大町麻績インター千曲線と接続しておりますが、実際は3メートル以上の擁壁があり、進入ができない状況となっていることから、認定路線として適していないこと、また、落石や木橋の老朽化など、通行には危険が伴い、市道として安全確保が難しいことから廃止するものであり、廃止につきましては地元の皆様に説明会を開催して御了承をいただいております。 今回廃止する市道2路線は延長859.5メートル、認定する市道1路線は延長492.5メートルで、これにより市道路線数は1,621路線、総延長は約867.2キロメートルとなります。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第5号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第6号 大町市水道事業等の設置等に関する条例等の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。副市長。     〔副市長(吉澤義雄君)登壇〕 ◎副市長(吉澤義雄君) ただいま議題となりました議案第6号 大町市水道事業等の設置等に関する条例等の一部を改正する条例制定について、提案理由の御説明を申し上げます。 なお、お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 本条例改正は、地方自治法等の一部改正に伴い、職員の賠償責任について規定している地方公務員法(同日、地方自治法の訂正あり)第243条の2が、第243条の2の2に繰り下げられたため、条例中に当該条項を引用している箇所について、引用条項を改めるための改正でございます。 これらの条項を引用している条例は、第1条の大町市水道事業等の設置等に関する条例、第2条の大町市監査委員条例、第3条の昭和天皇の崩御に伴う大町市職員の懲戒免除及び大町市職員の賠償責任に基づく債務の免除に関する条例及び第4条の大町市病院事業の設置等に関する条例で、いずれも条例中に引用している「第243条の2」を「第243条の2の2」に改正するものでございます。 なお、附則において、施行期日を令和2年4月1日からとしております。 以上、説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第6号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第7号 大町市附属機関に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。教育次長。     〔教育次長(竹内紀雄君)登壇〕 ◎教育次長(竹内紀雄君) ただいま議題となりました議案第7号 大町市附属機関に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 お手元に配付してございます新旧対照表並びに政策等の形成過程説明資料も併せて御覧ください。 平成30年7月、急激な少子化の進行を背景に、教育委員会では、将来を展望した大町市立学校における義務教育の在り方及び教育環境において、総合的な見地から検討するための組織を設置いたしました。その後、約1年半にわたり慎重な検討が重ねられ、先月下旬、検討結果がまとまり、教育委員会に報告書が提出されました。これを受け、市長と教育長、教育委員で構成する総合教育会議が開催され、報告書の内容について協議を行い、新年度以降における通学区の再編等に係る進め方について基本的な方針が確認されました。 つきましては、今後、教育委員会が通学区の再編等を決定するに当たり、調査、審議を行う附属機関を設置いたしたく、大町市附属機関に関する条例の一部の改正につきまして御提案申し上げるものでございます。 同条例第2条により、附属機関の組織、所掌事務等は別表により定めることとしておりますことから、別表に新たに大町市立学校通学区域再編審議会を加えました。所掌する事務は、市立学校の通学区域の再編に関する事項、市立学校の位置に関する事項等でございます。委員は10人以内とし、関係機関の代表者、識見を有する者、公募による市民等といたしました。 附則といたしまして、施行期日を交付の日からとしております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 審議会を設けるということで、一応関係団体の代表とか識見を有する者というのは指定があるわけですが、具体的にはこれはどんな方を想定しているのか。その点について説明いただきたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(三原信治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 委員構成につきましては、10人以内としておりまして、現在考えておりますのは、大町市のPTA連合会、または大町市の保育園並びに幼稚園の保護者会の代表の方、さらには市の連合自治会の代表並びに市内の校長会の代表、そのほか公募の市民2名を予定しており、さらには識見を有する者ということで、知識のある方を1名お願いしていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) あり方検討委員会の名簿を見させていただきましたけれども、同じような構成になるのかなという危惧をしているわけです。これは、小・中学校の再編、大町市の将来にとっても非常に大きな問題だと思います。 そういった重大性から鑑みて、やっぱり審議会の委員というのは、専門家も多く入れて、本当に将来を十分検討できるような識見を有する者を多く入れて検討していただきたいと、そういう重要性は私は感じて、今、質問しているわけですけれども、その辺について基本的な考え方はどうでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(三原信治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 議員がおっしゃられるとおり、今回の学校の通学区の再編というものは非常に大きな課題でございまして、市民の皆さんの関心も非常に高いものだというふうに感じておるところでございます。 その中で、やはり市民の皆さんがどう感じて、市民の皆さんがどう判断されていくかというのも一つ大事な視点でございますので、今、申し上げた委員の構成の皆さんには特に加わっていただきたいと思っておりますし、中には識見を有する方にも1名加わっていただきながら、さらにそのほかの委員の中から、さらに専門的な意見等を求める声があれば、また別のそのような意見を聴取する場を、専門家の皆さんに意見を聴く場を設けていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 戦後の日本の教育の関係は、そこからスタートしますと、もう今の学級数というのはそのところからスタートしているわけです。ところが欧米等の学力の高い子どもたち、北欧等を見れば、これはもう20人くらいの少人数学級で、分かるまで生徒たち同士が教え合っていくと、この結果が、今、世界でも評価され、一番学力の高い子どもの育て方です。 そういった視点から見ますと、今のあり方懇の経過を見ても、先に結論ありきと、通学区1時間以上に国が、文科省が認めたんだから、その範囲でいけば全部小・中学校の統廃合も有効だというような経過が、先に結論ありきで、ほとんど内容がそういう点まで深まったような議論がされていないというふうに、私は印象を受けています。 私はまだ十分資料を読み切っていませんので、評価が正しいかどうかは別にしまして、やはり大町市の教育の将来を見据えた場合、本当に時間をかけて、多方面から慎重に、今、やっておかないと、ここをあり方懇の経過のようにするっと、それでまた市内の小・中学校を1校ずつにするとかという結論を出した場合に、将来に禍根を残さないかどうか。その辺もよく検討されて、非常に大事な審議会になるかと思いますので、そういう点の配慮をぜひ要請したいというふうに思うんですけれども、市民からもそういう要望は出ていると思います。その点についていかがでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 教育長。 ◎教育長(荒井今朝一君) 御意見を承りましたので、頂いた御意見等も踏まえまして、慎重に検討してまいりたいと考えております。 最終的には学校の設置管理ないしは通学区等については、教育委員会が定めることとされておりますので、そういう広範な意見を十分お聞きし、しんしゃくした上で方針を出してもらいたいと考えております。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第7号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第8号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第8号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を御説明いたします。 なお、お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、公務災害補償等における補償の基礎となる額を算定するものの区分におきまして、条例第5条第5号に給料を支給される職員を追加する改正でございます。これにより、新年度から制度が始まりますフルタイムの会計年度任用職員につきまして、当該条例による公務災害補償等の補償基礎額を定めることが可能となります。 なお、パートタイムの会計年度任用職員につきましては、既に同条第3号及び第4号で規定がなされております。 附則第1項は、施行期日を令和2年4月1日からとするもの、第2項は、補償の対象について経過措置を規定したものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第8号は総務産業委員会に付託いたします。 ここで、昼食のため午後1時まで休憩といたします。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後1時00分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで、先ほどの議案第6号の提案説明について、一部訂正の申出がありますので、これを許すことといたします。副市長。 ◎副市長(吉澤義雄君) 先ほど、議案第6号 大町市水道事業等の設置等に関する条例等の一部を改正する条例制定についての提案理由の説明におきまして、「地方公務員法第243条の2が第243条の2の2に繰り下げられたため」と申し上げましたが、正しくは「地方自治法第243条の2が第243条の2の2に繰り下げられたため」でございますので、訂正し、おわび申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) この件については、以上のとおりとします。 次に、議案第9号 大町市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第9号 大町市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 本条例の改正は、厚生労働省保険局より、刑事施設に収容されている者への保険料減免の要否について検討するよう県に通知がなされ、これを受けまして、長野県では、刑事施設に収容されている者の国民健康保険料について、全市町村統一して減免するとしたことによるものでございます。 お手元に配付の議案説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 第25条第1項第2号中「納付義務者」を「納税義務者」に改め、4号中「前3号のほか」を「前各号に掲げる者のほか、」に改め、また、同号を5号とし、被収容者を減免対象者とするため、新たに第4号として「国民健康保険法第59条各号のいずれかに該当する者」を加え、第2項として遡及減免を可能とするため、申請書の提出期日について「被収容者はこの限りではない」とするものでございます。 施行期日は公布の日からとするものでございます。 以上、御説明を申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第9号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第10号 大町市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第10号 大町市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を御説明いたします。 昨年5月に、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律、こちらが、情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律に改称した上で、内容が改正されましたことに伴い条例改正するものであります。 なお、お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 第6条第2項において、引用法律の名称変更に対応するとともに、法律の一部改正に伴う条項ずれが発生したことから、「第3条第1項」を「第6条第1項」に改めるものでございます。 附則は施行期日の規定で、条例の公布の日から施行するものとしております。 以上、御説明いたしましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第10号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第11号 大町市債権管理条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第11号 大町市債権管理条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を御説明いたします。 なお、お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、民法の改正に伴い、本条例において民法の規定を引用している条項を改正するものでございます。 第10条第1項及び第3項におきましては、民法の規定に準じて定めている法定利率「年5パーセントの割合」、これを「民法第404条第2項に規定する法定利率」に改めるものであります。 なお、改正後の民法に規定する法定利率は、現時点で年3%となっております。 附則第1項では、施行期日を民法の一部改正の施行日に合わせ、令和2年4月1日といたします。 附則第2項は、経過措置について規定をしております。 以上、御説明いたしましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第11号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第12号 大町市福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第12号 大町市福祉医療費特別給付金条例の一部を改正する条例につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案説明資料、政策形成過程説明資料並びに新旧対照表を併せて御覧ください。 このたびの改正は、福祉医療費給付事業におきまして、平成30年8月より、中学校卒業までを対象として現物給付方式を導入してまいりましたが、これを18歳に達する日以降、最初の3月31日までの間にある者に拡大するものが主な内容でございます。 第1条では、今般の改正により、18歳未満の全ての子どもが対象となりますことから、「乳幼児等」を「子ども」に改め、第2条において子どもの定義を明確にしております。 第7条から第10条につきましては、用語の整理をしたものでございます。 施行期日につきましては、令和2年4月1日とするものでございますが、経過措置としまして、施行期日前の療養の給付または療養費の支給につきましては、従前の例とすることとしております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第12号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第13号 大町市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第13号 大町市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 本条例の改正は、災害弔慰金の支給等に関する法令のうち、災害援護資金の償還について一部改正されたことに伴い、市条例の一部改正を行うものでございます。 主な改正の内容は、災害援護資金貸付けに関わる償還の支払猶予、免除及び災害弔慰金または災害見舞金の支給判定に関わる合議制機関の設置について規定するとともに、関係法令の適用範囲の見直しを行うものでございます。 目次中、「第5章 補足(第16条)」を、「第5章 審議会(第16条) 第6章 補則(第17条)」に改めるものでございます。 第15条第3項中「償還免除、一時償還、違約金及び償還金の支払猶予」とあるものを「償還金の支払猶予、償還免除、報告等、一時償還及び違約金」に改めるとともに、関係法令の適用条項の見直しを行うものでございます。 第5章中第16条を第17条とし、同章を第6章とし、第4章の次に第5章としまして審議会の設置に関する規定を追加するものでございます。 本改正によりまして、償還金を支払うことが著しく困難となった場合に支払を猶予することが可能となり、また、貸付けを受けた者が破産した場合、死亡や重度障害と同様に償還未済額の全部または一部を免除できることになります。 施行期日は公布の日からとするものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第13号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第14号 大町市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第14号 大町市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案説明資料、政策形成過程説明資料及び新旧対照表を併せて御覧ください。 このたびの改正は、し尿の処理手数料の改定を行うものでございます。 別表第11条関係の表中、し尿の処理手数料100リットル当たりの金額「60円」を「65円」とするものでございます。 施行期日につきましては、令和2年4月1日とするものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 業者の経営状況等を検証していく必要があるかと思いますけれども、今までどのような検証がされているのか。また、この料金の妥当性というのは行政が独自に判断するものなのか、審議会等で判断するものなのか。今後の方針も含めて説明ください。 ○議長(中牧盛登君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(笠間博康君) それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 業者の収益につきましては、前回の改定、平成27年度に改定をしておりますが、それから業務量につきましては3.5%減少しております。その点を踏まえまして、本年の4月1日からし尿くみ取り料金については改定、協定料金を変更させていただくこととしております。 そちらの料金改定では6円の値上げを見込んでおりまして、今回のし尿処理場への投入料金、そちらにつきましては、平成9年以降変更してございませんで、前回消費税が5%から8%に上がった段階で、10%に消費税率が変更されることが決まっておりましたので、その時点でし尿の投入料金についても見直すこととしていたものでございます。 今回は、その消費税分、5%から据え置いておりましたが、その部分と若干の修繕費等に充てるための物価上昇分を見込んで、100リットル当たりで5円という形で決定をさせていただいております。 こちらの金額につきましては、環境審議会等の御意見も伺いまして、そちらのほうの意見も踏まえて、し尿料金の改定に併せて、今回、市民の個人負担としましては10リットル当たり0.5円になりますが、そういった観点で決めさせていただいたものでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第14号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第15号 大町市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第15号 大町市営住宅条例の一部を改正する条例制定について提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案第15号説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 本議案は、民法の一部を改正する法律の施行に伴い、大町市営住宅条例における保証人要件及び法定利率の表記に係る改正を行う必要があることから提案するものでございます。 説明資料1ページ、第10条では、住宅入居の手続について定めております。まず、第1項第1号では、保証人要件の「市内に居住」を除き、保証人の確保を容易にするものでございます。 第10条第1項第1号及び同条第3項につきましては、「保証人」を「連帯保証人」に改正するものでございます。保証人を連帯保証人と位置づけることに関しましては、国の通達により事業主体の判断とされており、当市におきましては従前より入居者に連帯保証人を連署する請書の提出を求めております。今回の法改正に併せ、これまで位置づけてきた保証人の定義に則した表記に改めるものでございます。 なお、保証人の取扱いに関しましては、これまで同様、特別な事情があると認める入居者に対しての保証人の免除など、保証人を確保できないために住宅に入居できないといった事態が生じることのないよう、適切な対応を図ってまいりたいと存じます。 次に、第41条では、住宅の明渡し請求について定めております。 新旧対照表2ページ、第3項では、不正の行為によって入居した者に明渡し請求をした際に徴収できる金銭における利率を規定しておりますが、今回の民法改正に伴い、表記の内容にして改正するものでございます。 以上、御説明を申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 今の連帯保証人の件ですけれども、連帯保証人が確保できずに入居できないような、そういった場合に、適切な対応をしていくというお話がありましたけれども、具体的には適切な対応というのはどういう対応ができるのかなと思っているんですが。 ○議長(中牧盛登君) 建設課長。 ◎建設課長(古平隆一君) 保証人が確保できない対応でございますけれども、現在、長野県の社会福祉協議会、この公益事業として、あんしん創造ネットという保証人制度がありまして、その適用をしているという状況がございます。今、事例としては4件ということでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第15号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第16号 大町市営駐車場条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第16号 大町市営駐車場条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の議案説明資料、新旧対照表を併せて御覧ください。 本条例の改正は、寄附の申出がございました五日町地籍の一角に、以前より必要性が言われておりました大型バス専用駐車場を新たに整備するに当たり、条例の一部改正を行うものでございます。 第2条に、新たに整備する大町市営五日町バス専用駐車場を加え、第3条の見出しを「(駐車できる車両)」に改め、新たに第2項を設け、五日町バス専用駐車場を利用できる車両を特定するとともに、第4条におきましては、第2項を第3項に繰り下げ、第1項中のただし書で規定されていたものを第2項とし、第1項のただし書でバス専用駐車場の開場時間を定めております。第7条の見出しを「(駐車の制限)」に改め、同条中「利用」とあるのを「駐車」に改めるとともに、別表の1から3の種別について文言の整理を行いました。 施行期日につきましては、駐車場が今後整備されますことから、附則において、本条例の公布の日から起算して3月を超えない範囲内において規則で定めるとするものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第16号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第17号 市立大町総合病院奨学金貸与条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕 ◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第17号 市立大町総合病院奨学金貸与条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、民法の一部改正により法定利率が変更となったことに伴い改正を行うものでございます。 第5条は、字句の訂正を行うものでございます。 第9条は、改正前の法定利率である年5%の割合を、民法に規定する法定利率に改めるものでございます。 附則1として、条例の施行期日は令和2年4月1日といたします。 附則2として、経過措置を設けております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第17号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第18号 市立大町総合病院医師修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕 ◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第18号 市立大町総合病院医師修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 お手元に配付の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、民法の一部改正により、連帯保証契約の時点で保証額が確定しておらず、金額が増減する場合には、極度額の設定が必要となりました。しかしながら、奨学金のように貸与期間が確定しているものは根保証契約には当たりませんが、本条例につきましては貸与期間が必ずしも具体的でないため、より明確な表記に改めるものでございます。 第4条を、「貸与の決定した日の属する月から大学または大学院を卒業する日の属する月まで」を、「その大学または大学院における正規の就業期間内」に改めるものでございます。 本条例は、公布の日から施行するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 改定後の正規の就業期間内というのは、具合的にはどういうことを指しているのか。例えば留年等は認められないということなのか、もう少し詳しく説明ください。 ○議長(中牧盛登君) 病院総務課長。 ◎病院総務課長(坂井征洋君) 御質問にお答えいたします。 大学又は大学院に在籍をしている期間ということになっておりますが、留年等の場合につきましては、その期間は奨学金の貸与を停止するという取扱いとなっております。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございませんか。     〔発言する者なし〕 この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第18号は社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第19号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第10号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) ただいま議題となりました議案第19号 令和元年度大町市一般会計補正予算(第10号)につきまして、提案理由を御説明いたします。 今回の補正は、年度末に向けた各事業費の確定による計数整理が主なもので、歳入では国・県支出金の確定、歳出では退職予定者の増加に伴う退職金の追加等が主な内容となっております。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ6,785万5,000円を減額し、総額を168億6,095万5,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出補正予算は、2ページ、3ページに記載してございます。 第2条から第4条につきましては、4ページ、5ページを御覧ください。 第2表繰越明許費補正は、事業の進捗状況により年度内の完了及び支出が困難な見通しとなった8事業につきまして、翌年度への繰越しをお願いするものでございます。 繰越明許の事由等につきましては、お手元の議案第19号説明資料を御覧ください。 第3表債務負担行為補正は、国庫補助事業として2か年にわたり補助を行います認定こども園施設整備事業補助金につきまして、国の補助基準額が改正され、補助金総額が増額となりましたことから、本年度当初予算で設定いたしました債務負担行為の補正を行い、国庫補助額に合わせております。 第4表地方債補正につきましては、事業費確定に伴い、本年度の起債借入れ限度額を減額するものでございます。 10ページを御覧ください。 歳入について御説明申し上げます。 款1市税は、4,371万5,000円の増で、企業の業績回復に伴い賃金水準の改善が見られることや、設備投資による償却資産や新築家屋の増加もあり、個人市民税及び固定資産税を増額したものでございます。 款14国庫支出金4,130万3,000円の減のうち主なものは、12ページ上段の項2目8土木費国庫補助金の減3,990万2,000円で、道路橋梁施設の改良や長寿命化等の実績によるものであります。 款15県支出金982万6,000円の減のうち主なものは、最下段になりますが、項3目2総務費県委託金の県議会議員選挙費委託金の精算による327万4,000円減額でございます。 14ページをお願いいたします。 款16項1目2利子及び配当金917万9,000円の増は、公共施設等整備基金等7つの特定目的基金の利子収入で、歳出において全額積立てをいたします。 款17項1目1総務費寄附金560万円の増は、民間事業者等からの国際芸術祭開催に対する寄附金で、こちらも歳出において全額を積み立てます。 款20諸収入2,884万5,000円の減のうち、主なものは、16ページになりますが、項5目5雑入、節10教育費雑入における文化会館の入場料収入925万円の減、運動公園テニスコートの人工芝敷設工事の事業費確定に伴いますスポーツ振興くじ助成金600万円の減でございます。 款21市債につきましては、市営住宅向山団地の機械設備改修工事、運動公園テニスコートの人工芝敷設工事などの事業費確定に伴う減額であります。 続いて、歳出について説明いたします。 18ページを御覧ください。 款2項1目1一般管理費3,406万2,000円の増は、年度末退職者3名分増加による退職手当の追加で、年度末退職者は14名を予定しております。 20ページ下段を御覧ください。 款3民生費1,139万8,000円の減のうち主なものは、項1目1社会福祉総務費において、国民健康保険特別会計繰出金の保険料軽減分を補填する保険基盤安定繰出金が260万3,000円の減、22ページになりますが、目2障害者福祉費における障害者自立支援給付事業1,000万円の減でございます。 項2目1児童福祉総務費では、次の25ページになりますが、幼稚園・認定こども園運営支援事業で、幼児教育・保育無償化によります施設型給付費負担金のほか、認定こども園整備事業費補助金を増額しております。 26ページを御覧ください。 款7項1商工費3,736万2,000円の減のうち主なものは、目2工業振興費の工場等誘致振興助成事業における助成金2,000万円の減、目4温泉管理費の温泉供給事業での大町温泉郷内の配湯管布設替え工事の精算によるものでございます。 款8土木費676万5,000円の減は、事業費確定に伴う計数整理でございます。 ページが飛びますが、30ページを御覧ください。 款10教育費1,806万3,000円の減のうち主なものは、項4目5文化会館費の文化会館公演事業での委託料700万円の減と、先ほど歳入でも御説明いたしましたが、項5目2体育施設費の体育施設整備事業での運動公園テニスコート人工芝敷設工事の事業費確定による減1,317万5,000円であります。 32ページから34ページは給与費明細書でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 文化会館関係では、歳入の入場料収入が925万円の減、それから、歳出では自主公演の委託料の減700万円、これは関連性があるのか、どういう理由によるのか説明ください。 それから、23ページの障害者自立支援給付事業1,000万円の減、これはどんな理由による減なのか説明ください。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(志賀一夫君) お答えいたします。 私からは、文化会館の関係についてお答えいたします。 まず、入場料収入と委託料の関係でございますが、当初予定しておりました3つの自主公演事業、委託料で支払うものでございますが、こちら、買い取って実施をするイベント、公演でございます。そちらの3つの事業を共同開催に変更したことから、その分、入場料収入も併せて減額となったものでございます。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 福祉課長。 ◎福祉課長(北沢一人君) お答えいたします。 障害者自立支援給付費の関係ですが、まだ年度途中で詳しい精査はしておりませんが、利用している方の減ということで、利用内容が変わってきたという内容です。特に制度が変わったとかそういう内容はないというふうに承知しております。 以上です。 ○議長(中牧盛登君) 大和幸久議員。 ◆10番(大和幸久君) 文化会館関係ですと、共同事業をやることで歳入歳出とも減額になったということだと思うんですが、具体的などんなことでこの経費節減ができる、歳入が減って経費も減ることが可能になったのか、その根拠、理由についてもう一度説明ください。 それから、障害者自立支援事業の1,000万円については、原因をまだ精査していないということですけれども、この原因については、判明した時点できちんと説明いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(志賀一夫君) 私からは、文化会館の関係につきましてお答えいたします。 まず、委託料を減額する共同開催に変更するメリットといいますか、利点といたしましては、その分、入場料収入が減るというものではございますが、いわゆる買取りに係る経費が全額なくなる部分、それから、いろんな後援、協力、そういった部分がございます。そういったものは、メディアのコマーシャルであったり告知の関係でございます。そういった費用が節約できると、そういったメリットがあり、今回委託から共同開催という形態へ変えたものでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 福祉課長。 ◎福祉課長(北沢一人君) 私から、自立支援給付費の関係でお答えします。 年度途中ということで、申し訳ありません、今、精査できませんが、これで決算を踏まえて各項目ごとの支出の状況、それと利用者の状況を報告したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかにございますか。     〔発言する者なし〕 この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第19号は各常任委員会に付託いたします。 次に、議案第20号 令和元年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) ただいま議題となりました議案第20号 令和元年度大町市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額でございますが、歳入歳出それぞれ2,309万5,000円を増額し、総額を29億1,517万3,000円とするものでございます。 第2項事業勘定の第1表歳入歳出予算補正並びに事項別明細書の総括につきましては、説明を省略させていただきます。 8ページを御覧ください。 款5項1財産運用収入26万8,000円の増額は、基金積立金利子でございます。 款6項1目1一般会計繰入金260万3,000円減は、節2保険基盤安定繰入金の確定によるものでございます。 項2基金繰入金を400万円増額し、歳入不足を補填してございます。 款8項4目3雑入2,143万円の増は、平成30年度の保険給付費の確定に伴い、国保連合会より納付されるものでございます。 次に、歳出でございますが、10ページを御覧ください。 款7項1基金積立金26万9,000円の増は、基金積立金の利子分でございます。 款9項1目3償還金2,314万9,000円の増は、平成30年度保険給付費等交付金普通交付金の精算による返還金でございます。 計数整理のため、予備費を32万3,000円減額いたします。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第20号は、社会文教委員会に付託いたします。 次に、議案第21号 令和元年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第21号 令和元年度大町市公営簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事務事業の完了見込みに伴う歳入歳出の減額と繰越明許費が主なものでございます。 1ページ、第1条予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ300万円を減額し、総額を2億2,206万7,000円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は、2ページ、3ページに記載してございますが、説明は省略させていただきます。 第2条の繰越明許費につきましては、4ページを御覧ください。 第2表繰越明許費は、水道施設用地確保に時間を要したため、翌年度に繰り越して使用する経費で、款2項1建設改良費、水道施設整備事業の工事請負費として800万円を新規に計上するものでございます。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明申し上げます。 8ページを御覧ください。 歳入ですが、款1項1目1使用料で、年度末での給水量の見込みにより、水道使用料を減額、分水使用料を増額し、合計で19万5,000円減額するものでございます。 款3項1目1繰入金では、事業完了見込みにより、一般会計からの繰入金を280万5,000円減額するものでございます。 10ページを御覧ください。 歳出ですが、款1項2目1施設管理費につきましては、年度末での水道施設の光熱水費の精査により300万円を減額するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第21号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第22号 令和元年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第22号 令和元年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、施設維持管理における時間外の緊急対応の増加による時間外勤務手当の補正と、退職者の増加に伴う退職給付金の補正でございます。 1ページ、第2条収益的支出の補正では、第1款水道事業費用を65万7,000円増額し、合計を4億8,604万5,000円とするものでございます。 第3条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正では、1、職員給与費を65万7,000円増額し、合計を6,300万円(同日、6,030万円の訂正あり)とするものでございます。 2ページを御覧ください。 補正内容につきまして、実施計画(第3号)で御説明申し上げます。 収益的支出では、款1項1目2配水及び給水費、節2手当を22万4,000円、目5総係費、節7退職給付金を43万3,000円それぞれ増額するものですが、これは、施設維持における時間外の緊急対応に伴う時間外勤務手当と、職員の退職による人件費の増額でございます。 3ページ以降に給与費明細書をつけておりますので、後ほど御覧ください。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第22号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第23号 令和元年度大町市公共下水道事業会計補正予算(第3号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第23号 令和元年度大町市公共下水道事業会計補正予算(第3号)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、退職者の増加による退職給付金の補正でございます。 第2条収益的支出の補正では、第1款下水道事業費用を356万円増額し、合計を10億3,371万3,000円とするものでございます。 第3条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正では、1、職員給与費を356万円増額し、合計を5,725万2,000円とするものでございます。 2ページを御覧ください。 補正内容につきまして、実施計画(第3号)で御説明申し上げます。 収益的支出のうち、款1項1目4総係費、節7退職給付金を356万円増額するもので、退職者の増加により退職給付金を増額するものでございます。 3ページ以降に給与費明細書をつけてございますので、後ほど御覧ください。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第23号は総務産業委員会に付託いたします。 次に、議案第24号 令和元年度大町市病院事業会計補正予算(第3号)を議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕 ◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第24号 令和元年度大町市病院事業会計補正予算(第3号)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、職員の異動等による職員給与費の補正が主なものでございます。 第2条の収益的支出の補正は、第1款病院事業費用を1,877万円増額し、47億8,425万9,000円とするものでございます。 2ページの補正予算実施計画を御覧ください。 収益的支出の款1項1目1給与費の4,877万円の増は、育児休業取得者の減少や退職者の増加などに伴い、給料につきまして、医師、看護師などを合わせて2,190万円を増額し、手当は退職手当等を4,050万円増額いたします。また、給与費の増額に併せまして、法定福利費等も増額するものでございます。 目3経費の3,000万円の減は、病院給食業務の直営化に伴う委託料の減額などによるものでございます。 3ページからの給与費明細書につきましては、後ほど御覧いただきたいと存じます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第24号は社会文教委員会に付託いたします。 ここで、2時10分まで休憩といたします。 △休憩 午後1時56分 △再開 午後2時10分 ○議長(中牧盛登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで、先ほどの議案第22号の提案説明について、一部訂正の申出がありますので、これを許すことといたします。建設水道部長。 ◎建設水道部長(田中一幸君) 先ほど、議案第22号 令和元年度大町市水道事業会計補正予算(第3号)の部分で、第3条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の合計を6,300万円と申し上げましたが、正しくは合計6,030万円の誤りでございますので、訂正させていただきます。 ○議長(中牧盛登君) この件については以上のとおりとします。 次に、議案第25号 令和2年度大町市一般会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。 最初に、歳入全般について説明を求めます。副市長。     〔副市長(吉澤義雄君)登壇〕 ◎副市長(吉澤義雄君) ただいま議題となりました議案第25号 令和2年度大町市一般会計予算について提案理由の御説明を申し上げます。 私からは歳入全般について御説明申し上げ、歳出につきましては各担当部長より御説明申し上げます。 今回の予算案におきましては、歳入歳出ともに、積算根拠等につきまして予算説明資料として一括してあらかじめお配りいたしておりますことから、提案説明に当たりましては、それぞれの主要項目や新規事業など要点に絞った説明とさせていただきますので、御理解を賜りたいと存じます。 予算書1ページを御覧ください。 第1条は、歳入歳出それぞれ166億7,800万円とするものでございます。予算規模は、前年度に比べまして2億3,500万円、率にして1.4%の増でございます。 第1条第2項の第1表歳入歳出予算は、2ページから7ページに記載しております。 次に、第2条の第2表地方債につきましては、8ページとお手元の議案説明資料を併せて御覧ください。 主なものについて申し上げます。 地方債につきましては、臨時財政対策債3億9,101万5,000円のほか、八坂定住促進住宅建設事業で3,870万円など10事業につきまして過疎債、合併特例債等を活用することとし、総額で7億1,721万5,000円の限度額を設定しております。 次に、歳入歳出予算事項別明細書のうち歳入について御説明いたしますので、令和2年度当初予算歳入歳出予算説明資料の歳入の1ページを御覧ください。 款1市税は、全体で41億8,442万1,000円、前年度比0.1%増で、27年度より6年連続の増となる見通しでございます。企業収益の回復による賃金水準の改善等が見られますことから、目1個人市民税で1,022万円の増、2ページになりますが、項2目1固定資産税における家屋及び企業の設備投資等による償却資産の増が主な増額要因となっております。 4ページを御覧ください。 款2地方譲与税から款12交通安全対策特別交付金までは、国の地方財政計画や直近年度の決算ベースから推計しております。このうち款6法人事業税交付金は、新設の交付金で、税制改正に伴う法人市民税の減収分が県の法人事業税から市町村に配分されるものです。交付金の新設に伴いまして、以降の歳入科目は1款ずつ繰り下がります。 款7地方消費税交付金につきましては、県の試算額を参考に、前年度比7.9%増の6億4,200万円としております。 款8(同日、款9の訂正あり)環境性能割交付金は、昨年10月の税制改正により新設された交付金で、自動車の購入時に賦課されておりました自動車取得税が廃止され、自動車税環境性能割として環境負荷に応じた税率となり、県から配分される交付金でございます。環境性能割への移行により、税収減となりますことから、通年化となる影響も加味し、40.6%の減、1,700万円を見込んでおります。 款11地方交付税は、市税、剰余金及び交付金など基準財政収入額の増額に加え、合併特例措置の最終年度となり、合併算定替えによる増加需要額の9割が縮減されるといった減額要素が大きいものの、幼児教育・保育の無償化や高齢者対策などの社会保障関係経費の増加等に対応するため、地方財政対策では交付総額が増額確保されましたことから、3.9%増の54億8,300万円を見込んでおります。 5ページ中段を御覧ください。 款14使用料及び手数料は16.9%の減、2億8,076万4,000円としております。主な減額要因は、目2民生費使用料で、幼児教育・保育の無償化に伴います保育所使用料の減収が通年化するためでございます。 7ページ中段を御覧ください。 款15国庫支出金は、款全体で12億6,444万8,000円、前年度比1億5,476万円の減額でございます。主なものは、障害者福祉や児童福祉、生活保護費等の民生費負担金、土木費国庫補助金の社会資本整備総合交付金でございます。 増額となっているものは、8ページの項1目3民生費国庫負担金、節3生活保護費負担金で、歳出における医療扶助費の増額により1,125万円増の2億2,011万円、節6施設型給付費負担金では、歳出における幼児教育・保育の無償化による幼稚園、認定こども園等への負担金の増加に対し2分の1が措置されますことから、3,994万2,000円の増を見込んでおります。 減額となっているものは、9ページ下段になりますが、項2目3民生費国庫補助金、節12及び13の保育所等整備交付金、認定こども園施設整備事業補助金で、大町幼稚園の改築に係る国庫補助金となります。新年度は解体費用に係る補助金のみとなりますことから、合わせて674万8,000円で、前年度比1億763万4,000円の減となります。 次いで、10ページになりますが、目8土木費国庫補助金の道路橋梁施設、市営住宅等の改良や長寿命化を図る社会資本整備総合交付金で、大町鹿島線改良区間の完成等によります建設改良費の減少により、1億5,860万2,000円減の1億2,078万5,000円となっております。 11ページを御覧ください。 款15(同日、款16の訂正あり)県支出金は、款全体で9億9,438万4,000円、前年度比9,360万6,000円の増額でございます。主なものは、障害者福祉や国民健康保険など民生費関連の負担金のほか、農林水産業費関連の補助金などでございます。 増額要因の主なものは、12ページ最上段、目3節4施設型給付費負担金が7,449万7,000円で、1,177万6,000円の増、14ページ、目6農林水産業費県補助金では、ページ最下段の民間事業者が行う農業施設整備に対する補助金、節27の産地パワーアップ事業補助金4,750万円の新規増、15ページ、項3目2総務費県委託金、節3統計調査費県委託金が、国勢調査の年でありますことから、1,011万3,000円増の1,661万6,000円などであります。 16ページをお願いいたします。 款18寄附金につきましては、ふるさと寄附金を1,800万円の増、3,300万円としております。昨年末に受付窓口サイトを増設したところ、反響が大きく、本年度寄附額が伸びておりますことから、新年度においても寄附額の増加を見込むものでございます。 ページ下段の款19繰入金は、前年度比12.4%、1億4,967万7,000円増の13億5,667万7,000円を見込んでおります。ふるさと寄附金を原資とするふるさと応援基金から、寄附目的に応じた事業に充当するため3,200万円、病院事業会計への貸付金の原資として、地域振興基金から2億3,800万円、施設整備事業の財源として、北アルプス山麓仁科の里整備基金から2億円、一般財源の不足を補う財政調整基金から7億9,000万円を繰り入れることとしております。 これにより、2年度末の財政調整基金残高は7億1,302万8,000円となる見込みでございます。 17ページをお願いいたします。 款21諸収入は、款全体で前年度比4.8%減の11億4,834万4,000円で、主なものは、項3目1節1預託金元金収入5億1,000円、18ページになりますが、項4目1節3介護予防事業に対する受託金、地域支援事業費受託事業収入の9,903万2,000円、目3節2雨水対策整備受託事業収入4,431万円でございます。 項5目5雑入では、節2総務費雑入におけるNHK受信料団体納付預り金や広域連合派遣職員などの人件費、節9消防費雑入の消防団員退職報償基金支出金、節10教育費雑入の学校給食費が主な内容でございます。 19ページを御覧ください。 款22市債は、款全体で通年費7.0%減の7億1,721万5,000円です。主なものは、八坂・美麻地区での定住促進住宅建設用地造成費や、簡易水道事業に活用する過疎債が各事業合わせて1億2,940万円、北アルプス広域連合が行う白馬リサイクルパークの建設費負担金に活用する合併特例事業債が1億5,370万円、地方財政対策における財源不足額として、臨時財政対策債を3億9,101万5,000円、道路橋梁の長寿命化に公共施設等適正管理推進事業債を2,700万円活用することとしております。 先ほど、4ページ、款8環境性能割交付金と申し上げましたが、款9環境性能割交付金の誤りでございますので、訂正をさせていただきます。 また、11ページ、県支出金の科目、款15項1目3と申し上げましたが、款16項1目3の誤りでございますので、訂正をさせていただきます。 以上、一般会計予算の歳入の主な部分について御説明いたしましたが、歳出につきましてはそれぞれの担当部長から御説明を申し上げますので、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中牧盛登君) 次に、歳出について説明を求めます。総務部長。     〔総務部長(竹村静哉君)登壇〕 ◎総務部長(竹村静哉君) 私からは、総務部、選挙管理委員会及び両支所のうち、総務部所管事業について御説明いたします。 予算説明資料を御覧ください。 資料のうち、見出しで庶務課とございます3ページを御覧ください。 人事管理一般経費では、新たな会計年度任用職員の給与として、節1報酬及び節8旅費に所要額を計上しております。他の事業につきましても、同様の計上方法としております。 4ページになりますが、節27繰出金に、大町病院経営健全化協力金として理事者給与並びに部課長管理職手当の減額分316万8,000円を計上しております。 6ページになりますが、最上段の節17備品購入費で、公用車10台へのドライブレコーダーの設置を予定しております。 続きまして、企画財政課、1ページを御覧ください。 企画調整一般経費では、節12委託料において、国際芸術祭の効果分析調査を予定しております。 2ページになりますが、ふるさと応援団事業では、節24積立金で1,650件、3,300万円の寄附を見込んでおります。 4ページのやや下段になりますが、節14工事請負費では、本庁舎の地下灯油タンク改修工事を予定しております。 5ページ中段になりますが、指定統計調査費では、5年に一度の国勢調査実施に係る経費を計上しております。 6ページになりますが、病院事業運営費で貸付金2億3,800万円と繰出金9億円を計上してございます。 続きまして、まちづくり交流課、1ページ中段を御覧ください。 定住促進事業では、節7報償費のマイホーム取得助成事業のメニューに子育て応援上乗せ制度を新設し、助成金の上限を40万円といたしました。 ページが飛びますが、5ページ最下段を御覧ください。 節18負担金補助及び交付金では、国際芸術祭実行委員会負担金1億3,120万円を計上しております。 続きまして、消防防災課の3ページ下段を御覧ください。 消防施設整備事業では、節14工事請負費で、平海の口地区の車両車庫の整備を、節17備品購入費で、美麻青具地区の消防積載車の更新を予定しております。 続きまして、情報交通課、1ページを御覧ください。 広聴広報事業は、5年に一度行っております市民意識調査を実施するための費用を計上してございます。 2ページ最上段になりますが、節12委託料には、新たにデマンド方式により運行いたします常盤東コースの経費をこちらに計上してございます。 3ページ下段になりますが、電子自治体構築事業の節11役務費で、IoT技術を活用した実証実験を予定してございます。 続きまして、八坂支所、3ページ中段をお願いします。 八坂定住促進事業では、人口減少に対応するため、過疎計画に基づき栃沢地区に新たな定住促進住宅2棟の建設を予定しております。 続きまして、美麻支所の3ページを御覧ください。 メンドシーノ交流事業では、新年度は訪問年度となりますことから、実行委員会への負担金として365万2,000円を計上しております。 美麻定住促進事業では、二重地区に新たな定住促進住宅3棟を整備するための造成工事を予定しております。 私からは以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 民生部長。     〔民生部長(塚田 茂君)登壇〕 ◎民生部長(塚田茂君) 私からは、民生部所管事業につきまして御説明を申し上げます。 予算説明資料、歳出の市民課、4ページを御覧ください。 款3項1目6福祉医療給付費一般経費2億2,970万8,000円は、障害者や乳幼児等に対する医療費の助成でございますが、新年度より高校卒業までの子どもに対する医療費について窓口無料化制度の導入を図るため、5ページの節19扶助費に新たに800万円を計上してございます。 6ページを御覧ください。 中央保健センター管理費の節14に、機能訓練室及び保健指導室へのエアコンの設置工事費572万3,000円と、上原の湯管理費の節14に、エアコンの設置工事費120万円を新たに計上しているものでございます。 8ページを御覧ください。 款4項1目1後期高齢者健診事業1,220万1,000円は、後期高齢者の健診や人間ドックへの助成が主なものでございます。 9ページを御覧ください。 目2予防費の予防接種費7,660万円は、主に各種予防接種の委託料を計上してございます。なお、ロタウイルスの予防接種が本年10月から新たに定期摂取として開始されるものであります。 14ページを御覧ください。 目4保健事業費の健康増進事業では、骨髄または末梢血管細胞移殖を促進するため、骨髄等の移殖を行うドナーと勤務先の事業所への支援として、骨髄等移殖ドナー支援事業助成金を計上してございます。 次に、生活環境課の5ページを御覧ください。 款4項2目2廃棄物処理費の北アルプス広域連合負担金4億368万2,000円は、前年度より2億2,874万円余の増となってございますが、これは、白馬村に建設されますリサイクルセンターへの負担金及び北アルプスエコパークの運転経費の増が主なものでございます。 6ページのし尿処理事業1億1,568万4,000円は、処理業務に関わる通常経費に加えまして、節6に汚泥焼却炉の修繕経費を計上してございます。 7ページを御覧ください。 款4項2目4の生ごみ等資源化推進事業1,920万円は、生ごみの収集業務に関わる経費を一般廃棄物収集運搬事業から付け替えたことによりまして、節12に生ごみ収集運搬委託料を新たに計上したものでございます。 福祉課の4ページを御覧ください。 障害者自立支援給付事業6億3,179万1,000円では、節19扶助費としまして、障害者の生活支援のため、障害福祉サービスに関わります給付費6億3,151万円を計上しております。 また、その他障害者福祉サービス事業6,159万9,000円では、5ページの節19扶助費に地域活動支援センター利用給付費のほか、日常生活支援としまして4,297万9,000円の計上をしてございます。 6ページを御覧ください。 款3項1目3の高齢者施設入所費8,675万円は、節19扶助費の養護老人ホームへの保護措置費8,673万1,000円が主なものでございます。 7ページの下段、北アルプス広域連合負担金4億4,068万1,000円は、介護保険事業に関わる負担金でございます。 13ページを御覧ください。 目7の地域自立生活支援事業3,296万8,000円は、高齢者等の自立した日常生活を支えるために、生活支援体制整備事業、生活支援コーディネーター業務及び配食サービス事業の委託料の計上でございます。 子育て支援課の1ページを御覧ください。 款3項2目1の児童福祉総務費におけます児童総務一般経費の節12北アルプス連携自立圏事業としまして、市立大町総合病院で実施を計画しております病児・病後児保育事業の関係経費1,400万円を計上するとともに、保育料無償化に伴う認可外保育施設に対します信州やまほいく利用者への補助金17人分を新たに計上し、子育て応援事業1,521万5,000円は、150人分の出産祝い金と定住対策の一環として3歳児150人を対象とした地域商品券を交付する経費を計上したものでございます。 2ページを御覧ください。 幼稚園・認定こども園運営支援事業3億163万9,000円のうち、負担金は市内の3つの私立幼稚園、認定こども園に対します施設型給付費を計上し、補助金には認定こども園大町幼稚園の全面改築に関わります旧園舎の解体及び外構整備等に関わる施設整備補助金1,020万円を計上してございます。 児童福祉扶助費1億7,826万4,000円の主なものは、3ページになりますが、節19児童扶養手当でございます。 8ページを御覧ください。 保育所管理運営事業2億5,344万6,000円は、会計年度任用職員の保育士報酬のほか、光熱水費、賄材料費など保育所運営に関わる経費を計上してございます。 私からは以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 産業観光部長。     〔産業観光部長(駒澤 晃君)登壇〕 ◎産業観光部長(駒澤晃君) 私からは、歳出のうち産業観光部、農業委員会関係の予算のうち、主なものについて御説明をさせていただきます。 商工労政課、産業立地戦略室の1ページを御覧ください。 款5項1目1労働諸費一般経費では、国の委託事業として、高年齢者の就労支援の可能性を調査研究するため、2年目となります生涯現役促進地域連携協議会への負担金を計上しております。 2ページの上段を御覧ください。 創業支援事業では、創業支援協議会への負担金のほか、市内で新たに起業する個人を支援する起業支援補助金を5名分計上いたしております。 中小規模支援事業では、節20貸付金の市制度資金原資預託金に新たな資金メニューとして、小口零細企業保証資金を創設し、中小企業者への安定的な資金調達を維持し、経営の安定を支援することとしております。 3ページを御覧ください。 款7項1目1ブランド振興事業では、水ブランドの振興事業として、今年度から推進しています「水の恵みに感謝を!!プロジェクト」で実施する水の名所巡りツアーに係る所要額を計上したほか、昨年度に引き続き当市産品の海外販路開拓を図るため、海外バイヤーの招聘のほか、国内外で開催される物産展等への参加や調査研究を進めるための所要額を計上いたしました。 5ページを御覧ください。 中心市街地活性化事業では、節18負担金補助及び交付金に、中心市街地振興条例に基づき、本年度までに助成金を受けた事業に対して交付する固定資産税等助成金を計上いたしております。 6ページ下段を御覧ください。 工場等誘致振興助成事業では、節18負担金補助及び交付金に、新たな投下資産並びに過去の投下資産に対する固定資産税相当額を計上いたしております。 続きまして、観光課1ページを御覧ください。 款7項1目3の観光誘客宣伝事業では、新規事業として高速バス長野新宿線におきまして、高速バスへのラッピング広告事業を予定しており、広告料の所要額を計上いたしております。 次に、2ページ下段を御覧ください。 2次交通対策事業のうち、観光周遊バスぐるりん号では、東回りコースにつきまして、昨年まで2年間、駅前の情報ステーションでの案内実績及び観光客の皆様の要望等を踏まえ、コースを一部変更し、これまでの鷹狩山経由を取りやめ、新たに木崎湖を経由することをしております。 4ページを御覧ください。 インバウンド推進事業では、市インバウンド推進協議会負担金に、本年度に債務負担行為を設定したインバウンドバス助成費を計上しております。 6ページを御覧ください。 着地観光充実事業の負担金では、大町市観光協会負担金2,900万円余を計上いたしました。観光協会の財務やスタッフなどの組織強化を通じ、引き続き行政と民間との役割分担の明確化、各事業の効率化を図ってまいります。 続きまして、農林水産課、農業委員会の2ページ下段を御覧ください。 款6項1目3農業振興費の農業マーケティング事業では、昨年度に引き続き農産物等の海外販路拡大に向け、商工労政課とともに市内の意欲ある生産者と連携し、様々な手法による事業の展開に取り組んでまいります。 4ページ中段を御覧ください。 農業推進支援センター事業では、常盤地区の農業法人による米の乾燥施設の建設への補助として、産地パワーアップ事業補助金を計上いたしました。 次に、6ページ中段を御覧ください。 有害鳥獣対策強化事業では、昨今の猿害などの被害拡大への対策として、新規に事業化したものであります。追い払いや駆除の強化を図るため、各地区猟友会による駆除を完補するための有害鳥獣駆除員1名分のほか、ICTを活用した強化策としてGPS首輪発信機3台分や基地局台、大型捕獲おりの購入の費用等、所要額を計上いたしております。 9ページ下段を御覧ください。 森林環境譲与税では、今後の本格的な森林管理システムの事業化に向けて、新年度では準備段階として森林環境等の現状を把握するため、委託料に森林経営管理制度基本情報整備業務委託料を計上いたしました。 私からは以上であります。 ○議長(中牧盛登君) 建設水道部長。     〔建設水道部長(田中一幸君)登壇〕 ◎建設水道部長(田中一幸君) 私からは、建設水道部所管事業につきまして御説明申し上げます。 建設課、2ページを御覧ください。 款6項2目1農地費、農業用施設管理事業では、農業用施設の更新や維持管理に取り組み、圃場整備に関わる事業計画書作成や、防災重点ため池浸水想定被害予測基礎資料作成などの委託料や、久保、冬水堰廃止工の工事費などを計上しております。 次に、款8項2目2道路維持費、7ページ上段になります。 節14工事請負費として、国の交付金事業を活用し橋梁長寿命化修繕工事や市道木崎野口泉線ほかの舗装修繕工事費用、また、下段の交通安全施設整備事業につきましては、生活道路や通学路における安全確保を図るため、8ページの上段になりますが、国の交付金事業を活用した市道長畑高根線の歩道設置の工事費用などを計上しております。 9ページを御覧ください。 中段の目4雪害対策費、雪害対策事業につきましては、幹線道路や生活道路等の除雪、排雪等により、冬季の安全・安心な交通確保に取り組み、10ページ上段の備品購入費につきましては、国の交付金事業などを活用し、除雪ドーザー2台を購入して除雪作業の効率化を図ります。 次に、12ページ上段を御覧ください。 コンパクトシティ形成事業では、第5次総合計画に掲げる魅力あるまちの形成に向けた都市計画の推進とともに、現在、都市計画マスタープランに位置づけております集約型都市構想に基づき、持続可能な都市構造への転換に向けたコンパクトシティに向け、人口減少、高齢化等により活力が低下しつつある市街地を初めとする生活拠点への都市機能の誘導、集約を図り、生活圏の再構築を図る立地適正化計画の作成を行います。 次に、13ページを御覧ください。 中段のまちなかの緑地整備事業は、全国都市緑化フェアを契機として、市街地において緑地の整備に関心を持つ民間団体が芽生えてきていることから、中心市街地の空き地などを公園的な空間へ整備する支援や、園芸等の専門講師によるワークショップなどを開催する費用でございます。 14ページ中段を御覧ください。 安心・安全住宅リフォーム支援事業は、現在実施しております住宅性能や機能の向上を図る性能向上リフォーム工事に加え、防災、減災につながる外構工事等につきましても補助対象として、経費の一部について補助するものでございます。 目1住宅管理費は、市営住宅等整備計画に基づき、15ページ中段になりますが、借馬団地機械設備改修工事に係る設計業務委託費用と、中村団地屋根塗装の工事費用を計上し、住環境の改善を図ります。 続きまして、上下水道課予算説明資料の1ページを御覧ください。 目1清掃総務費のうち、合併処理浄化槽設置推進事業で主なものは、個別処理区域内の浄化槽55基分の設置や、1,690基分の維持管理についての補助金を計上しており、個別処理区内の水洗化による環境改善に努めてまいります。 2ページを御覧ください。 温泉管理費、温泉供給事業で主なものは、計画的に進めている大町温泉郷内における老朽化した温泉配湯管布設替え約200メートルの工事費用などを計上しており、温泉の安定供給に努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 教育次長。     〔教育次長(竹内紀雄君)登壇〕 ◎教育次長(竹内紀雄君) 私からは、教育委員会が所管する予算の主なものについて御説明申し上げます。 予算説明資料、学校教育課の1ページ中ほどを御覧ください。 款10項1目2事務局一般経費のうち報酬では、先ほど議案として御提案申し上げました大町市附属機関に関する条例の一部改正により、新たに設置を予定しております通学区域再編審議会に係る報酬を計上しております。 3ページをお願いいたします。 3ページのコミュニティ・スクール推進事業では、従来、信州型コミュニティ・スクールとしてまいりました旧市内の小・中学校につきまして、いわゆる文部科学省型のコミュニティ・スクールに移行することとし、より多くの保護者の皆さんや地域の皆さんが連携し、協働して地域とともにある学校づくりを推進するため、必要な経費を計上してございます。 5ページを御覧ください。 5ページ中段の項2目1小学校施設営繕費には、老朽化しております大町西小学校のトイレについて洋式化工事を計画しております。 6ページをお願いします。 目2小学校教育振興一般経費は8,226万5,000円で、報酬において各校の図書館司書、こころの教室相談員、教育支援員などの報酬を、使用料及び賃借料では、教育用コンピューターリース料などを計上しています。 9ページを御覧ください。 9ページ下方にございます項3目2中学校教育振興一般経費7,003万9,000円では、報酬に学校医の報酬や外国人英語指導助手、中高連携専門員、部活動指導員ほかの報酬を計上してございます。 続きまして、生涯学習課の説明資料を御覧いただきたいと思います。 生涯学習課説明資料2ページをお願いいたします。 ページ下方、項1目2山村留学支援事業は2,045万5,000円で、山村留学振興のため、公益財団法人育てる会及び留学生の受入れ農家等の関係者からなります山村留学推進協議会への補助金が主なものでございます。 ページを進めていただき、7ページをお願いいたします。 ここからは、項4目3公民館費でございます。市内6地区にございます公民館施設の光熱水費など維持管理経費及び様々な文化講座やスポーツ事業などの開催運営費が主なもので、地域の特性を生かした生涯学習の推進に努めてまいります。 また、施設の整備、改修につきましては、緊急性や必要性を考慮し計画的な実施に努めておりますが、新年度では9ページをお願いします。9ページになりますが、平公民館一般経費の工事請負費において、照明設備の更新工事のほか、11ページをお願いいたします。11ページ中ほど、やや上に常盤公民館一般経費の備品購入費において、図書室へのエアコン設置に係る経費を計上しております。 ページが飛びますが、21ページをお願いします。 目5文化会館公演事業では、コンサートなど様々な公演に関わる経費を計上し、市民の皆様に優れた舞台芸術の鑑賞の機会の充実に努めてまいります。 次に、体育課の2ページを御覧ください。 項5目1体育大会運営事業は520万6,000円で、市民スポーツ祭のほか、大町アルプスマラソン大会やサッカーの大会など、各種大会の開催に係る経費でございます。 次に、3ページ、スポーツ振興事業では、市民の皆さんが年齢や目的に応じ気軽に参加できるスポーツ教室の開催や夢の教室など各種事業の開催経費ほか、オリンピックライブサイトに関わる経費を計上いたしました。これは、従来のパブリックビューイングに加え、ステージイベントなどの催しを行うものですが、大勢の市民の皆さんが一体となって選手を応援していただく場とし、大会を盛り上げてまいりたいと考えております。 6ページをお願いします。 目2体育施設整備事業は、運動公園野球場の整備、弓道場の屋根の塗装が主なものでございます。野球場につきましては、内野に不陸が生じ、整備が必要となったため実施するものでございます。 次に、山岳博物館の予算説明資料をお願いします。 2ページ中ほど、やや下を御覧ください。 項6目1山岳博物館管理運営一般経費のうち工事請負費において、昭和57年より使用しておりますエレベーターの改修工事に関わる経費を計上してございます。 3ページを御覧ください。 山岳博物館教育普及事業は、研究紀要の発行や常設展及び企画展、講演会などの開催経費でございます。新年度の企画展につきましては3件計画しており、日本山岳協会の絵画展のほか、「雪が織りなす物語」と題し、北アルプスの特徴的な気象について解説した展示を行う予定としてございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中牧盛登君) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 最初に歳入全般について、次に歳出について款別に行い、最後に全般について御質疑を受けることといたします。 まず、歳入全般について御質疑はありませんか。議案書の43ページまでです。 よろしいですか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、歳出について質疑を行います。 款1議会費について御質疑はありませんか。議案書の44ページから45ページまでです。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、款2総務費について御質疑はありませんか。46ページから79ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款3民生費について御質疑はありませんか。議案書の80ページから105ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款4衛生費について御質疑はありませんか。議案書106ページから125ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款5労働費について御質疑はありませんか。議案書126ページから129ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款6農林水産業費について御質疑はありませんか。中村直人議員。 ◆1番(中村直人君) 先ほどの御説明の中であった9ページなんですが、委託料で森林経営管理制度基本情報整備と、これがあるんですけれども、この委託というのは具体的にはどんなことを委託されるんでしょうか。 ○議長(中牧盛登君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(鳥羽章人君) お答えいたします。 こちらにつきましては、広域の連携事業ということで、5市町村で委託を発注いたしまして、この広域の森林の状況というものをきちんと把握をするということで、森林の整備履歴だとか、それから崩壊の危険地域、あるいは傾斜だとか方位、標高等、そういったような情報を整理しまして、森林整備のしやすいところだとか、どこから環境の部分を含めて手をつけていければよいか、森林管理システムにどうやってつなげていければいいかというような、そういう委託をするというものでございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかに、農林水産業費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 それでは、次に、款7商工費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款8土木費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款9消防費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款10教育費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 次に、款11災害復旧費、款12公債費、款13予備費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 最後に、全般について御質疑はありませんか。平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) すみません。先ほどちょっと落としてしまったんですけれども、商工の関係で伺いたいと思います。 説明資料では2ページなんですけれども、周遊バスの関係ですけれども、これは東回り鷹狩山までが、要するに乗る人が少ないということだと思いますけれども、この100万円を増額してどんなメリットがあって、どういう根拠でこういう周遊にしたのか伺いたいと思います。 もう一つは、説明資料の4ページですけれども、インバウンドの推進協議会負担金、これは1,100万円ということで非常に高額な負担金になっているんですけれども、韓国からとか中国から、非常に今、問題になっておりまして、お客が減っているんですけれども、どういう方向でインバウンドを導入して推進していくのか、その辺のところを伺いたいと思います。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) それでは、私から2点についてお答え申し上げます。 まず、周遊バスぐるりん号につきましては、新年度におきましてはこれまでの鷹狩山を経由するコースから木崎湖にコースを変えるということでございますが、まず、鷹狩山につきましては、やはり山岳博物館から上っていきますと、かなり狭い道を蛇行して上がってまいりますので、観光客の方からは、そこよりも、実際には駅前情報ステーションでお話を聞いてみますと、木崎湖に、例えば2時間あるので行きたいという方にJR等を御案内しますと、どちらの駅からも折り返して歩くような形になるということもございまして、新たに木崎湖を経由するコースに変更するものでございます。 また、委託料の増額につきましては、新年度につきましてはゴールデンウイークのほか、6月からの運行としておりまして、運行日数が若干減るわけでございますが、コースの延長等が増えます。それから、燃料費の高騰がございまして委託料が伸びるという形になっております。 それから、2点目のインバウンド推進事業でございますが、1,100万円のうち、通常の事業費は600万円、500万円につきましては債務負担行為を設定させていただきましたインバウンドバスの助成でございます。やはりインバウントの方も団体客から個人型に、大分シフトはしてきているわけでございますが、やはり昨今の状況を見てまいりますと、中国の皆さん等団体で入る方も実際にいらっしゃるというのが事実でございます。やはり旅館業、宿泊の皆さんにとっては、団体客というのは非常にありがたいという部分がございますので、なるべくたくさんの方を呼びたいということで、インバウンドバスの助成を設定してございます。 ただ、このインバウンド助成、これで3回目の設定になるわけでございますが、現在、新型コロナウイルスの状況等がございまして、今後どのような対応ができるかというのは非常に不透明でございますので、今後どのような形でターゲットを絞っていくか等につきましては、今後の状況、情報を踏まえた上で、慎重に検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) 平林英市議員。 ◆12番(平林英市君) 周遊バスの件ですけれども、これは、国際芸術祭の利用者にも多く利用してもらうという想定があるのかということを一つ聞きたいと思います。 それからもう一つは、インバウンド、今言われたように、雪の大谷を目指して外国人観光客が大勢来るということになると思いますけれども、これは、非常に今回こういう事態で、大きな影響を与えることに懸念を抱いているんですけれども、根本的に本当に対応しないと、せっかく外国人観光客が来ていただいてもなかなかうまくいかないということになると思いますので、もっと具体的に詳しくもう少し説明してください。 ○議長(中牧盛登君) 観光課長。 ◎観光課長(太田三博君) まず、周遊バスぐるりん号につきましては、芸術祭というよりは、やはり実際に訪れていただく観光客の皆さんの需要ということで考えております。 芸術祭につきましては、まだアートサイトが確定をしておりませんので、今回、木崎湖に回しますのは、やはり非常にお客様が増えております木崎湖に、純粋にお客様を送りたいと。駅前情報ステーションで2年間案内等をしてまいりまして、やはりその案内の実績から、木崎湖を設定したという状況でございます。 それから、インバウンドにつきましては、この新型コロナウイルスの問題につきましては、大町市の観光だけではなく、日本全体、世界各地の課題にもなってこようかと思いますが、今現在のところどのような感染ルートがあるのか、あるいは有効な予防策がどのようなものがあるか。実際に観光客の皆さん、不特定多数の皆さんが大勢宿泊施設等、それから乗り物等で入ってくるということに対して、どのよう対策ができるかということは、まだ国内でもきちんとした対策ができていないという状況でございますが、議員御指摘のとおり、立山黒部アルペンルートのインバウンドの一番多い4月、5月というのが目の前に迫っておりますので、私ども非常に憂慮をいたしておりますが、できることが何かということは近々関係者の集まるプロモーション委員会等の会議もございますので、情報を収集した上で対策を練ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中牧盛登君) よろしいですか。 ほかに全般についての御質疑。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 よろしいですか。 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑は終結いたしました。 ただいま議題となっております議案第25号は各常任委員会に付託いたします。 ここでお諮りをいたします。日程第5の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会いたします。 大変御苦労さまでした。 △延会 午後3時09分...