◆12番(
小林重樹君)
皆さんおはようございます。 私は、全ての
議案に対し賛成の立場、そして各
委員長報告を了とし、
討論に加わりたいと思っております。 まず、
議案第81号「
高梁市営定住促進住宅条例」でございます。 この
住宅条例は、
オーダーメード住宅として市が1棟建てるわけでございますが、この
モデルになっているのが島根県飯南町の
賃貸セミオーダー住宅を
モデルにした
注文住宅であります。飯南町は平成22年にこの
セミオーダー住宅を開始し、現在27戸を建設、貸出中で、今年度も3戸の住宅を建設しております。2
LDKでございます。
高梁市と比べて条件が多少違うような気もいたしておりますが、大体一緒で申込みは40歳までで、賃貸は25年間、
保証人1名、家賃は
高梁市より安く4万円、敷金が12万円で、25年に達せずに
中途退去をした場合は
違約金が12か月分ということを決めております。このことから、
高梁市がまねるんだったら飯南町を
モデルにして、しっかりとした
定住促進住宅を建てていただきたい。これが飯南町においては一つの目玉というかエポックになっているというふうにお聞きしました。 この
高梁市が目指している住宅は今1棟でありますけど、私は願わくばこれから2棟、3棟と建設して、
高梁市の一つの定住・
移住促進をやるというきっかけにしていただきたい、このように思っております。 そしてまた、これを建設することをはじめに、市内の
空き家対策も我々
政志会がいつも申しておりますけれども、そういったところにも真剣に取り組んでいただきたい。特に旧町内の
空き家率は非常に目立っており、またこれは対策をしないとどうにもならないところまで来ております。
空き家の
皆さん方の意見を十分に聞き、そして少しでもその物件に対して移住・定住をしたい方がいらっしゃれば、その
皆さんの
気持ちに寄り添って移住・
定住対策、そして
空き家対策をやっていただきたい、このように思っております。 そして次に、
議案第85号、
議案第86号の
農林漁業体験実習館及び
吹屋農村交流促進館、いわゆる
先ほど話がありました
ラ・フォーレ吹屋の
指定管理に関する議論であります。 私も反対
討論された2名の方と同じような意見を持っております。持っておりますが、私の一番の不満は、
全員協議会がなかったこと、これに尽きると思っております。こういう協議をするんだったら、やっぱり我々議員の前で詳細な説明をしていただきたい、このように思っております。 ただ、
指定管理を受ける方も企業としてはクエスチョンマークがつくところもあるんですけれども、
関連企業としては
湯郷温泉の
宿泊施設、それから倉敷の
警備保障、そういったところもあり、着実な経営をなさっているようでございます。ただ、
1つ心配なのは、この時期の
コロナ禍において、
大変全国の
宿泊施設が苦労している中での
指定管理というのは一抹の不安を覚えるところであります。しかしながら、この
検討委員会を開かれ、
選定審議会で十分に協議された結果、このような結果に至ったのではないかと思っております。 この結果を踏まえ、過去に
高梁市が失敗した例はあります。ありますけれども、このことで市が失敗しないように、
執行部の
皆さんのより十分な調査、そしてまた熟考が必要となり、また地元の人々に対してのこれからの
説明責任も非常に大切なものとなってくるのではないかと思っております。地元の
皆さんの思いに寄り添い、そして企業が一体となって、
ラ・フォーレ吹屋の経営に参加していただきたいと思っております。ただ、民間が経営することでありますから、その
民間ノウハウを十分に理解し活用していくことによって、経営も安定すると思っております。その辺のところを
執行部の
皆さんも十分に熟考なされ、
地元雇用を活発にし、
ラ・フォーレ吹屋の経営に当たっていただきたい、このような意味で賛成といたします。 以上、私の意見を述べました。このことについて賛成の立場で
討論をさせていただきました。以上です。
○議長(
石田芳生君) ほかに
討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) ほかになければ、
討論を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
△
日程第5 採決
○議長(
石田芳生君) 次は、
日程第5、採決であります。 これより今議会に提出されております各案件の採決に入ります。 まず、
議案第76号を採決いたします。
議案第76号について、
委員長報告は承認であります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第76号については承認されました。 次は、
議案第77号から
議案第80号までの4件を一括して採決いたします。
議案第77号から
議案第80号までについて、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第77号から
議案第80号までについては原案のとおり可決されました。 次は、
議案第81号であります。
議案第81号については起立をもって採決いたします。
議案第81号について、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
石田芳生君) 御着席願います。 起立多数であります。よって、
議案第81号は原案のとおり可決されました。 次は、
議案第82号から
議案第84号までの3件を一括して採決いたします。
議案第82号から
議案第84号までについて、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第82号から
議案第84号までについては原案のとおり可決されました。 次は、
議案第85号であります。
議案第85号については起立をもって採決いたします。
議案第85号について、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
石田芳生君) 御着席願います。 起立多数であります。よって、
議案第85号は原案のとおり可決されました。 次は、
議案第86号であります。
議案第86号については起立をもって採決いたします。
議案第86号について、
委員長報告は
原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
石田芳生君) 御着席願います。 起立多数であります。よって、
議案第86号は原案のとおり可決されました。 次は、
議案第87号から
議案第108号までの22件を一括して採決いたします。
議案第87号から
議案第108号までについて、各
委員長報告は
原案可決であります。各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第87号から
議案第108号までについては原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△
日程第6
乙議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、
討論、採決
○議長(
石田芳生君) 次は、
日程第6、
乙議案の上程、説明、質疑、
委員会付託、
討論、採決であります。
乙議案第5号「
高梁市議会議員定数条例の一部を改正する条例」を上程し、議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。 宮田公人君。 〔16番 宮田公人君 登壇〕
◆16番(宮田公人君)
乙議案第5号の提案理由の説明を申し上げます。
議案の内容につきましては、お手元に配付いたしておりますとおり
高梁市議会議員の議員定数を現行の18名から16名に改めるものでございます。
本議案の提出に至る経緯経過でございますが、2年前に私が議長に就任させていただくと同時に、議員の
皆さんの賛同を得て議会のあり方検討特別
委員会を立ち上げていただきました。この
委員会において、2年間特に議員の定数についてあらゆる角度から議論をいただいたことは今さら申し上げるまでもございません。ただ、残念ながら意見集約には至らず、各論併記という形で議員定数に関する
報告書を作成いただき、この内容はインターネットにも公開しておるところでございます。 こうした議論の中で、私が特に思いを致すのは、今般の市議会議員選挙が無投票であったという事実でございます。この事実を踏まえ2年後の選挙を想定するときに、やはり現時点で有権者の
皆さんに選ぶことのできる枠組みを物理的につくっておくことが我々議員に課せられた大きな責任であると考えております。もちろん残りの2年をかけて議会の
活性化はもとより議員の成り手不足を解消するための不断の努力を重ねていくことは言うまでもありません。 るる申し上げましたが、以上のような理由によりまして、
乙議案第5号を提出するものでございます。議員各位の適切な判断を求め、提案理由の説明といたします。
○議長(
石田芳生君) 次は、質疑であります。
乙議案第5号について、御質疑がありましたらお願いいたします。
石部誠君。
◆10番(
石部誠君) 私自身少し気になること、あんまり議場で記録に残る
やり方でけんけんがくがくするのは嫌なんですけれども、これだけはきちんと聞きたい、それから伝えなくてはいけないということがありますので、お聞きいたします。 まず、両論併記が何で悪いと思われたのかというのが1つであります。意見集約をすることによって結論が1つしかない場合もあるわけですから、まずそれを1つお聞きいたします。 それからもう一つ、そういう意味では意見集約をされるということで宮田議員が、そのことは私は評価はすべきところでもあるんですけれども、念書を集める
やり方を今回されています。それで、念書を請求された方、それから念書を請求されていない方、それから私なんかそもそも話もなかったんですけれども、そういった方について、どういうふうな対応があったのかというのを教えていただきたいと思います。 以上、2点お願いします。
○議長(
石田芳生君) 宮田公人君。
◆16番(宮田公人君) まず、両論併記という御指摘でございましたが、私は各論併記と申し上げております。それから、悪いというような表現をなさいましたが、悪いとも申してはおりません、残念だったということでございます。それが前段の回答でございます。 それから、これはそこまでこの場でお伺いされるのがどうかとは思いますが、やはりある程度意見集約をする中において
皆さんにどのような御意見かという、これはお伺いするというのは当たり前のことでございます。念書というようなことをおっしゃられましたが、そこまで言葉に出されましたので、記名捺印ということでございましょう、そういうふうなことでございます。 なお、1点申し上げておきますと、これも大変余談になりますが、私は十数年前に実は
日本共産党さんと副議長戦の折に政策協定を結んだことがございます。そのときに
日本共産党さんは政策協定書を出されて、ここに記名捺印してくれと、まさにそういう案件もございましたので、大変失礼ながらそういうときのことを記憶に思い起こしまして、今回そういう方式も採らせていただいたところでございます。
○議長(
石田芳生君)
石部誠君。
◆10番(
石部誠君) 共産党と、私は副議長選じゃなくて議長選だったと思うんですけれども、私自身は宮田議員と協定書を交わして、内容はそのときには民主的ルールにのっとった議会運営、それから日本国憲法を守る、こういったことで協定を結びました。それが今回の場合、このいわゆる議員定数16名にするということでいいますと、例えば私自身はこの2年間の論議、それはどのくらいの論議ができたのか内容について不十分があるかもしれませんけれども、全ての議員がその内容についてそれぞれが意見を繰り返し申し述べ、できたわけであります。そして、そのことはそもそも民主主義の問題であろうと思うんです。 民主主義っていうのは、全ての議員がそれぞれの立場から論議をし、それから結論を出すという
やり方であります。最終的には期日が決められている場合にはやむを得ず多数決になることもあるだろうと私は思います。ですからそのことは否定するものではありませんが、この念書を取るという
やり方によって、いわゆる議会の中に私は対立とかを生む、遺恨を残すようなことが起きるのではないかということを危惧するものであります。しっかり論議をした上でということです。特に前議会までに2年間論議を繰り返してきました。それは宮田議長の下でやってきたわけですから、そのことに出された結論について、翌議会、この議会に出されるということ自身が私は過去の2年間の議会に対する、ほかの議員に対するリスペクトが足りないのではないかと私は思うんですが、そこはいかがでしょうか。
○議長(
石田芳生君) 宮田公人君。
◆16番(宮田公人君) まさに2年前に熟議ということで、
皆さんに大変御無理を申し上げまして、先ほど申し上げましたが議会のあり方検討特別
委員会を立ち上げていただきました。そして、2年間という期間をかけて議論いただいて、最終的にこれも先ほど申し上げましたが、
報告書という形できちっとしたものを提出していただいたわけでございます。それについて私はどうこう、いいとか悪いとかということはございません、客観的な事実でございますから。それを踏まえて、先ほど石部議員自身もいみじくも申されましたが、いわゆる多数決という世界に動いていく、それもいわゆる民主主義といいますか、その流れの中の一環であると、そういうふうに考えております。
○議長(
石田芳生君)
石部誠君。
◆10番(
石部誠君) そういった経過の中で、私のところにも何人かの議員さんからこういったことがあるんだけれどもということでお話がありました。16人に賛成をするかどうかというときに、例えば議会改革をしっかり進めていただけるならばとか、議員報酬について論議をするとか、よく考えずに書いてしまったんだがとかといった意見が届いております。やっぱり、これってみんなで考えてみんなで力を合わせてみんなで議会をどうするかということとの対極にあるからこういった問題が出されて、今後こういったことに対する補償っていうんですか、どうやってやっていくのかっていうのがないまま16人だけが独り歩きしていくっていうのはいかがなものかなと思うんですが、そこはいかがでしょうか。
○議長(
石田芳生君) 宮田公人君。
◆16番(宮田公人君) るるその2年間の中で議論があったわけであります。そういう
委員会の形についても本当に多角的な議論をいただきました。講師の先生も呼びました。最終的に行き着くところは、それがいいかどうか分かりませんが、数が決まらなければ構成も決まらないだろうという。ですから、最終的に16人が果たしていいかどうかというのは分かりませんけども、しかし現状いろんな諸般のことを考えれば、今16人で議会がある程度議論を進めておかなければ、次のつまり選挙後の議会に対してやはり十分な責任が負えないでしょうし、有権者の
皆さんに対してもここでやっぱり何らかの形を示しておかないと、我々の責任を示すことができないだろうという、そこの思いだけでございます。
○議長(
石田芳生君) ほかにございませんか。 川上修一君。
◆13番(川上修一君) 私は、その中身については議論されてるんで、それはあえて言いませんが、多分私の情報というか聞いた中では、ほとんど半々に近いんじゃないかと思うんです。結果的に見なきゃ分からんですけど、半々に近いんじゃないかと思うんです。そうすると、幾ら民主主義というて唱えても、この上程をするまでには要するに議論がなされてないんじゃないかというふうな気がいたしております。あくまでもこういったことを決めるのは、やはりその辺をもう少し協議をしてやるべきではないかというふうに思っております。そういった意味で、民主主義を使うのはちょっと乱暴な形ではないかというふうな思いがいたしております。その点については、どのように考えられてやられたのか、お願いします。
○議長(
石田芳生君) 宮田公人君。
◆16番(宮田公人君) 最終的に意見集約はできない、時間をかけてこれがどれかの数字に固まるということは私はもう今考えられないと思っております。 それから、多数決という世界はちょっとひっくり返してみますと、近々で言いますと備中中学校の統合の折がございました。ああいうときも非常に右左が難しい中でのハンドリングがあったわけでございます。やはり最終的には数ということで決めていくしかないであろうというふうに判断しております。
○議長(
石田芳生君) 川上修一君。
◆13番(川上修一君) そう言われると、また一言言いたくなるんですが、結局この議会へ出とる方は個人で出とるわけじゃないです。それぞれ
高梁市民の代表として出てるわけですから、その数が仮に言ったらどうかというところまで言いませんが、その辺は慎重にやっていただきたいと思っております。あまりにも今回の
やり方が民主主義を通すからというような意味合いでやられると、ちょっと乱暴ではないかと思うんですが、そこだけをお聞きしておきたいと思います。
○議長(
石田芳生君) 宮田公人君。
◆16番(宮田公人君) 乱暴かどうかっていうことは、それぞれ議員の
皆さんのお考えがあろうかと思います。ただ、私の考えあるいは御同意をいただいた議員さんの中においては、先ほど申し上げたように形を決めなきゃいけないだろうと、数を決めなきゃいけないだろうと、そこが一番大きなところでございます。 ただ、御指摘いただいた乱暴かどうか、それにつきましては今後この
高梁市議会の中で私がこういう行動を取ったということについて、各議員から何らかの御指摘なりそういうことがあれば、そこは謙虚に承っていきたいと思っております。
○議長(
石田芳生君) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) ほかになければ、質疑を終わります。 お諮りいたします。
乙議案第5号については、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) 御異議なしと認めます。よって、
乙議案第5号については
委員会付託を省略することに決しました。 次は、
討論であります。
乙議案第5号を
討論願います。
石井聡美さん。 〔8番
石井聡美君 登壇〕
◆8番(
石井聡美君) 8番
石井聡美です。私は、
乙議案第5号に賛成の立場から
討論をしたいと思います。 今議
案質疑でも
皆さん議論されたとおり、2年間にわたって今まで
高梁市議会の定数っていうのは一体どこが適正なのかっていうのを話し合ってきました。でも、その話合いの中でいろんな長所短所っていうものが出たわけですけれども、なかなかもし定数が減った場合、もし現行の場合はどうなるんであろうという話合いは2年間かけてもあまり進まなかったような印象を受けました。そのまま各論併記という形で決着したんですけれども、その
委員会に出ていた立場としてはこのままずっとこの平行線の状態が続いていったらどうなるんだろうっていうような考えもありました。 そこで、
委員会の中でも出ていたんですけれども、一度議場の場で
皆さんの意見を
議案という形で問うてみるっていう形もいいのではないかということで、今回の
議案に賛成をしました。 議員定数を減らすことによって、投票が発生してちゃんとした市民の負託を受けるっていうことができる、議員定数を減らす長所になるかと思います。ただもちろん短所もありまして、議員が減ることによって市民の意見が通りにくくなる、それから行政に対してのチェック機能が働きにくくなるのではないかというような懸念もあります。また、人数が減ることによっていろいろな年代層、いろいろな各界からの人が減って、議会の多様性が少なくなるのではないかというような懸念もあります。 もし今回の
議案が通りましても、そういった懸念を払拭するために、引き続き議会で話合いを重ねて、
高梁市議会の在り方というものを考えていくべきだとは思っています。そういった意味で、今回一度
皆さんの意見を聞き、そしてぜひ
高梁市の未来のためにどういった形が正しいのかっていうこと考えて判断いただきたいと思います。以上です。
○議長(
石田芳生君) ほかにございませんか。
伊藤泰樹君。 〔5番
伊藤泰樹君 登壇〕
◆5番(
伊藤泰樹君) 会派かけはしの
伊藤泰樹です。 私は、今
定例会に提出された
乙議案第5号について、賛成の立場から
討論させていただきます。 この
議案は、
高梁市議会の議員定数を2名減とするというものですが、これまで当議会においても令和2年12月に議会のあり方検討特別
委員会を立ち上げ、おおむね2年にわたり熟考を重ね、各議員の意見を取りまとめましたが、採決には至らず、現在この日を迎えております。しかし、次期議会議員選挙まで2年を切る中、令和2年の選挙が無投票だった事実を真摯に受け止め、次は選んでもらえる状況をつくることが我々の一つの責任だと考えております。 定数18人で行われた平成28年9月、
高梁市の住民基本台帳人口は3万2,064人であったものが、先月令和4年11月末では2万7,741人であり、約6年間で4,323人と優に1割を超す人口が減少しているのに、常任
委員会にあまりにも重きを置いたり、周辺部の懸念等を理由として現定数をよしとする、それは市民に対しての理由にはならないと考えます。確かに定数を減らしたからといって次期選挙が無投票にならない保証はありませんし、議員に立候補しにくくなるという御意見は否定しませんが、だからこそ定数以外の議論を進め懸念を払拭するためにも、早く基本となる定数については決定すべきと考えます。 過去2年間、
委員会を11回、議会
全員協議会を3回にわたり検討してきたことを、やはり
委員会構成等が刷新され、初めて招集された今
定例会において定数の議論に関してははっきりすべきと考えます。2名減になれば、各議員の負担は今より大きくなります。そのためにはより一層精進が必要と考えます。 しかし、まず隗より始めよというように市民の声に耳を傾け、これからの
高梁市議会議員の身を切る覚悟の表明という意味を込めて、また次なる報酬等の審議に早急に移ることの必要性から、定数の2名減は今
定例会において決するべきという考えの上、賛成するものです。 るる申し上げてまいりましたが、以上で私の賛成
討論を終わらせていただきます。
○議長(
石田芳生君) ほかにありませんか。
石部誠君。 〔10番 石部 誠君 登壇〕
◆10番(
石部誠君) 反対の立場から
討論をさせていただきます。 宮田議員が最後に言われた最後は数って言われたんですけども、それはそのとおりであると私も思います。結論が出ない場合は、どっかの時点で多数決を取らざるを得ないというのはそのとおりだろうと思います。 それから、石井議員が言われました論議が進まない中で平行線をたどってきた2年間って言われましたけれども、それは多様な議員が多様な意見を持つ中でそういう結論が出たわけですから、それは自分の思うような答えでないから結論が出ない、平行線であったというふうに評価されるのは、私はおかしいと思います。
皆さんの合意の中でこの結論は出ました。 それから、伊藤議員が言われて印象に残ったのが、選んでもらえる状況にしたいと。そのことは定数の問題ではないと私は思います。今日ですか、議会のあり方検討特別
委員会が再開され開かれます。そういう中で、もともと議員がどうやったら元気で活動ができるかどうかといったことを含め議員報酬のことなども論議の俎上にこれから上がってきます。来年9月、ちょうど改正の1年前までには一定の結論をそういった中で出さないといけない、選んでもらえる状況、それから論議が進まず平行線、最後は数というのは私も納得してます。 ただ、この2年間一生懸命全ての議員が論議をする中で出した結論が、翌議会でこういった、私はもう念書を取って多数決をするという
やり方は、この2年間を本当にリスペクトされてないことだと思っています。 私は、16人にするか18人にするかといったことで今回の
議案については反対するわけでありません。やはり、これが例えば3月とか6月とか9月の議会に出てきたならば、私はこういった形で反対することはなかったと思います。出され方について、反対をいたします。念書を書いた方、書かされてない方、相談もなかった方、いろいろあるだろうと思います。ぜひ自分の心に正直になっていただいて、しっかりこれからも話合いをして、すてきな議会、
活性化する議会をつくろうということを最後に申し添えて、私の意見とさせていただきます。
○議長(
石田芳生君) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石田芳生君) ほかになければ、
討論を終わります。 採決に入ります。
乙議案第5号については起立をもって採決いたします。
乙議案第5号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
石田芳生君) 御着席願います。 起立多数であります。よって、
乙議案第5号は原案のとおり可決されました。 以上で今議会の
日程は全て終わりました。 閉会に先立ち、市長より御挨拶を願います。 近藤市長。 〔市長 近藤隆則君 登壇〕
◎市長(近藤隆則君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 12月2日から20日間にわたりまして慎重な御審議をいただきました12
月定例市議会につきまして、提案をさせていただきました全ての
議案につきまして御議決等を賜り、誠にありがとうございました。 今議会の通告質問におきまして、11人の議員の方々から観光戦略でありますとか教育振興、子育て支援、また医療対策、農業振興など幅広い分野での御質問をいただいたところでございます。特に人口減少問題に関しましては、出生数、今年の生まれてくる赤ちゃんの数が80万人を切るという予測が出されておるとこであります。移住・定住策というのは必須であると考えます。さらに、その移住・定住におきましても、いろいろな、本当に様々な環境というものを求められる方が多くいらっしゃるわけであります。全ての方に対応することはできませんが、そういった選んでいただくための様々な用意というのは必要なんだろうと思うところでもあります。そうしたことも踏まえながら、今議会でいただきました御意見、そして御提言等につきましても、現在編成作業を行っておりますが、新年度予算を含め今後の市政運営の中でしっかり検討してまいりたいと考えております。 今年も残り10日となりました。今年は、ロシア軍のウクライナ侵攻を要因とする国際商品市況の不安定な動き、また円安に伴う物価高騰が進み、年末を迎え
本市においても様々な影響が出始めておるところは感じておるとこでございます。 また、
新型コロナウイルス感染症も3年が過ぎようとしております。しかしながら、いまだ衰えを見せておらず、昨年は岡山県独自の医療逼迫警報が発出をされたところであります。年末から年明けにかけて人の移動が多くなる季節において、感染拡大の防止、また医療機関の負担をできるだけ軽減をするということが大切であります。引き続きマスクの着用、また小まめな手洗い、手指消毒に加えましてうがいなど、感染対策をしっかりと行っていただくよう議員各位はもとより市民の
皆さんにお願いしてまいりたいと考えております。そして、御家族おそろいで穏やかなお正月をお迎えいただきますようお祈りをさせていただきたいと思います。 来る年来年でありますが、みずのとうの年であります。うさぎの年は飛躍の年と言われております。来年がコロナの一日でも早い収束を願い、コロナ前のにぎわい、そしてコロナ後の新しい時代が見えてくる
高梁市をつくっていく年にしたいものであります。 加えまして、平和で災害のない年となりますことを念じながら、議員各位におかれましても一層の御活躍を心からお祈りをさせていただき、御挨拶とさせていただきたいと思っております。 なお、次回3
月定例会でございますが、3月3日開会の予定で準備を進めさせていただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。大変ありがとうございました。
○議長(
石田芳生君) これをもちまして令和4年第8回
高梁市議会(定例)を閉会いたします。 御苦労さまでした。 午前11時2分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和 年 月 日 議 長 石 田 芳 生 署名議員 平 松 久 幸 署名議員 宮 田 公 人...