静岡市議会 2021-10-01
令和3年 都市建設委員会 本文 2021-10-01
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時開議
◯畑田委員長 ただいまから、
都市建設委員会を開きます。
今期定例会で本委員会に付託されましたのは、認定第1号令和2年度静岡市
一般会計歳入歳出決算の認定について中所管分をはじめとする決算3件と議案第143号令和3年度静岡市
一般会計補正予算(第3号)中所管分をはじめとする議案5件です。
このほか、
報告事項が都市局から1件、建設局から2件あります。このうち、本日はお手元の
審査順序のとおり、都市局が所管する決算3件、議案1件の審査を行います。
また、
新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告が都市局からあります。
このほか、
報告事項が1件あります。
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◯畑田委員長 審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。
委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いします。
また、
新型コロナウイルス感染症予防のため、
マスク着用のまま発言していただくようお願いします。
なお、換気のため窓は開けたままとしていただきますよう御協力をお願いします。
次に、委員会での質疑の在り方について、委員の皆さんへのお願いです。
去る8月25日の各
会派代表者会議で令和3年9月定例会における
新型コロナウイルス感染症対策について申合せが行われ、委員会の運営について、以下のとおり要請がありました。
各質問者はその内容を凝縮し、できるだけ短時間となるよう配慮されたい。
委員長を中心として短時間で委員会が進行できるよう効率的な運営に努めること。
具体的には、
議案審査に当たり事前の確認や資料請求をすれば足りる事柄は、
委員会開会前に時間的余裕を持って行い、委員会での質問は控えるよう配慮されたい。
案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けるなど、委員会の効率化に配慮されたい。
また、委員の皆さんへのお願いですが、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いします。
次に、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、
委員会記録に
説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて質問する際にも同様に願います。
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◯畑田委員長 それでは、
新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。
なお、報告については、聞きおくのみとします。
それでは、お願いします。
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◯八木都市局次長 都市局都市計画部所管の
新型コロナウイルス感染症対策に関わる令和3年度事業の
進捗状況について御報告いたします。
資料は、
新型コロナウイルス感染症対策の
進捗状況の報告の45ページをお願いいたします。
上段の
ナンバー39、
静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業は、
ニューノーマルに対応し、
屋外公共空間を活用するニーズに応え、3密を避けた憩いの場の演出や、道路や空き地など
ウォーカブルで、人中心の空間へ転換し、持続可能な
公共空間として利活用する手法や、体制の構築を目的として、
社会実験を実施するものです。事業の
実施状況ですが、令和3年4月から行ってきた
地元商店街と
実験内容等々の協議、調整が整いましたので、委託業務の
契約手続きを進め、9月29日に契約を締結しました。今後の予定としては11月から各エリアにおいて
社会実験を実施、事業の完了は令和4年3月末となる見込みでございます。
続いて、下段の
ナンバー40、
公共交通幹線軸運行再編事業は、
バス利用者の減少や
運転士不足などにより、
バス運行事業者が、路線の廃止や減便などの対策を行わざるを得ない状況の中で、さらに、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、乗客数が激減し、今後も
コロナ禍以前の
利用者数への回復が見込めない状況となっております。このようなバスの
利用需要の減退に対し、事業の健全性を保ち、将来にわたり持続可能な
公共交通網を形成するため、
交通事業者と連携し、
路線ごとの
運行診断書を作成するものでございます。現在の
進捗状況は、8月に公募型の
プロポーザル方式により業者選定を行い、9月22日に契約を締結し、事業に着手しております。本事業は令和4年3月までには完了する予定でございます。報告は以上でございます。
なお、今回所管外ではございますが、
保健福祉長寿局の方で
ワクチン接種事業の一環で、らくタクというタクシーを使った高齢者に対する
移動支援ですけども、これもそつなく終わりまして、8月31日末で高齢者に対しての
移動支援は終了させていただきました。おかげさまで約2万5000回利用していただきまして、利用者、それから
タクシー事業者の方からも、大変ありがたかったというお言葉をいただいております。これも皆様がたの御協力と御理解あってのことだと思っております。
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◯畑田委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。
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◯畑田委員長 次に、
決算審査に入ります。
認定第1号中所管分、第3号及び第9号の3件を一括議題といたします。
審査の順序としましては、決算について当局から説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき採決を行います。
なお、認定第1号中所管分については、10月4日にも審査がありますので、本日は要望・意見までとなります。御承知おきください。
それでは、当局の説明をお願いします。
〔
当局説明〕
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◯畑田委員長 ただいまの説明に対する質疑に入ります。
なお、発言の際には、決算書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。
質疑はありませんか。
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◯福地委員 私から何点かお伺いしたいんですけれど、まず初めに、
主要施策成果説明書の395ページ、
バス路線の
維持対策事業についてお伺いします。
先ほど、
コロナ対策の進捗の中でも少し触れられていましたが、もう少し細かく聞きたいものですからお願いします。
まず初めに、ただでさえ利用者が減って大変な状況の
バス路線がコロナでさらに大変な状況になっているのかなと思うんですけれども、この
バス路線維持対策事業費について、令和2年度の
バス事業者への補助額が今どのようになっているかということと、コロナの影響がどの程度出ているのか、この辺を教えてください。
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◯松浦交通政策課長 令和2年度の
バス事業者への補助額についてですが、
バス路線維持対策事業費の多くを占める
バス路線維持費補助金は、令和2年度の
運行実績に基づき令和3年度に補助を行うこととしています。そのため、令和2年度の補助額への
新型コロナウイルス感染症の影響は限定的で、令和元年度の補助額3億3,672万円余に対して、令和2年度の補助額はほぼ同額の3億3,700万円余となっております。
バスの利用者への影響については、
新型コロナウイルス感染症の影響が本格化した令和2年4月から5月にかけては、前年同月比で4割程度減少しています。その後、回復傾向が見られたものの、令和2年度内は前年同月比2割から3割減が続き、現在も
コロナ禍以前の状況には戻っておりません。
また、令和2年度については、
しずてつジャストラインより
草薙美術館線及び
石田街道線の一部において収益悪化による
補助路線化の申出があり、令和3年度より新たに
補助対象路線に追加されました。
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◯福地委員 それこそ、今日から
緊急事態宣言が解除されるということですが、なかなか簡単に元に戻るには少し時間が必要なのかなとも思いますし、ますますバスの
事業経営というのは大変になっていくのかなと思うんですけれども、この路線の維持のためにどのような対策をされていくのか、この辺を教えてください。
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◯松浦交通政策課長 バス路線の維持に対する取組についてですが、市の取組としましては、1系統が長い中山間地の
バス路線に対し、中間地点に
結節点機能を設け、端部の
小型車両化や
デマンド運行などによる運行の効率化を図るための検討を行っているところでございます。また、令和3年度の事業において、
バス路線カルテの作成を進めており、各路線の現状分析を行い、これを基に
しずてつジャストラインとともに
バス路線再編の協議検討を進めてまいります。
バス事業者の取組としましては、車両整備の内製化や
コロナ禍における
利用状態に応じたダイヤの改正などによる
運行経費の削減を行っているほか、長年の懸案事項である
ドライバー不足の対策として
女性ドライバーの採用や事務職等として採用後に
大型運転免許の資格取得をフォローしていく
運転士養成を行っており、現在、
女性ドライバーが39人で前年1月から12人の増、
養成ドライバーが35人で前年1月から22人増となり、運転士の確保にも努めているところでございます。
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◯福地委員 バス路線についてはまた後で意見・要望を言わせていただきます。
次に、
空き家情報バンクの事業についてですけれども、こちらもそれこそコロナの影響があって、いわゆる首都圏から地方に移住を希望される方が増えている、また、その中で静岡は人気があって、静岡の中でも静岡市が一番多いよというような話を聞いているわけなんですけれども、そういった中で、空き家とのつながりが見えてくるといいなと思っているわけなんですけれども、現状、先ほどの説明でいくと、令和2年度目標13件に対して実績7件ということでありますが、これらを踏まえて、まず課題をどのように捉えているか教えていただきたいと思います。それと併せて、課題を踏まえての増加に向けた取組、これをどのように行っていくのか、教えていただきたいと思います。
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◯内野住宅政策課長 まず、令和2年度の
空き家情報バンクの登録の件数が過去3年の実績と比較しても下回っていることに対する課題から申し上げさせてください。
バンクへの申請者となります
不動産事業者への聞き取りを行いましたところ、
登録制度の概要は知ってはいるものの、購入者への
改修補助制度の内容までなかなか認識がされていなかったということ、あるいはそもそも
登録申請の手続が煩雑だと、手間がかかるんじゃないかと感じている
不動産事業者があったという聞き取り結果となっております。そうしたことが重なりまして、
不動産事業者による登録の活動が希薄になっていることが課題かなと考えております。
また一方、空き家の所有者についても、これまでも適切な管理を促すための
お知らせ文を個別に送付しておったんですけれども、所有者に対して
空き家情報バンク登録制度があること、それとそれを買った方は
改修補助制度があるといったことの周知がなかなか浸透されていなかったと思われます。そういったことが現状の課題ではないかというふうに考えております。
それと、2つ目のこれらの課題を踏まえて今後どういうふうに取り組むのかという質問についてです。
空き家情報バンクの
登録手続の中では、まずは
申請者側の負担を減らせるような工夫をちょっと考えておりまして、申請書に記載をする不動産の
物件情報に関する項目を減らし、新しい様式を既に市のホームページで公開をしているところでございます。また、申請書の提出の方法についても、郵送や
電子メールでの受付ができるような体制を整えていくことも考えているところでございます。
また、空き家の所有者の方に対する取組としましては、適切な管理を促すための
お知らせ文をお送りする際に、改めて
空き家情報バンク登録制度があること、それと
空き家改修補助制度があることをお知らせするためのチラシを同封することを考えております。
なお、
管理不全の空き家の減少を目的とする新たな取組として、敷地の雑草が繁茂している状態ですとか、外壁の
損傷状況の外観目視などの
管理業務を行っている
公益社団法人シルバー人材センターの業務概要が分かるようなチラシも合わせて同封することを考えておりまして、これは既に8月から始めているところでございます。このような
不動産事業者側への取組、それと
空き家所有者への取組の両方を工夫することで、
管理不全となる空き家の発生抑制と有効活用に努めていきたいと考えております。
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◯福地委員 空き家関係もまた後で意見・要望を言わせていただきます。
次に、
公営住宅ストック総合改善事業についてお伺いいたします。
団地なんですが、
子育て世代の若い世帯を団地に入れていくということで団地自体のコミュニティーというんですか、
持続可能性といったところが向上するかなと考えているんですが、団地はやっぱり抽せんでみんなで引くと。だから、戦略的に
子育て世代をどうやって団地に入れていくのかというところをお伺いしたいんですけれども、どのようにその辺を行っているのか。また、今後、どのように進めていくのか、教えていただきたいと思います。
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◯内野住宅政策課長 今後、
子育て世帯の入居をどのように進めていくのかという御質問かと思います。
まず初めに、現状の入居の募集の方法から御説明させていただきます。
現状、
市営住宅の
入居者募集については、年に6回偶数月に行っておりまして、募集月の前の月の中旬に募集をする住宅の一覧表を配布して、市民の皆様に周知しております。その中で、
子育て世帯等の若い世帯を対象として、
ストック改善として
住戸改善をしておるんですけれども、その
住戸改善をした部屋を含む
子育て世帯向けの住戸につきましては、
一般入居の枠とは別に
子育て支援枠といった戸数を用意しておりまして、これもその一覧表に記載しております。申込むことができる要件もお示しをした上で募集を行っております。同一の部屋に複数の世帯の応募があれば抽せんとなってしまうんですけれども、現状は応募が重なるということはなかなか少なくて、要件を満たした
子育て世帯が応募すれば入居できる状態となっております。
子育て世帯の応募の要件についてですが、現状では、世帯の全員が40歳以下であること、両親がいること、その世帯には小学校6年生以下の子供がいるといった世帯に限っております。
子育て支援ということで、
子育て世帯の募集を始めましたのは平成19年度でございます。この制度を始めましてから10年以上が過ぎております。開始当初は多くの申込みがありましたが、近年では
応募そのものが少なくなってしまっております。これは、晩婚化ですとか、あるいは
ひとり親世帯の増加等々の
ライフスタイルの変化に伴いまして、応募したくても
募集要件を満たせない世帯が多くなっているのではないかと考えているところでございます。
そこで、令和3年度、本年度ですけれども、他の政令市での
募集要件の状況、
運用状況等も調査をしながら、現在の
ライフスタイルを踏まえた上で
子育て世帯の
入居要件の見直しを行って、
子育て世帯の入居の促進を図っていきたいと考えているところでございます。
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◯福地委員 年齢制限とかもろもろ今後検討していただけるということだと思います。
また、これも後で意見・要望とさせていただきたいと思います。
最後の質問ですけれども、
城北公園の
Park─PFIについてなんですが、本会議の質疑と答弁の中でもお話がありましたけれども、駐車場の配置についてなんですけれども、どうしても否定的な意見というか、反対の意見がクローズアップされがちかなと思うんですが、自分の周りで見ると、
城北公園に駐車場が欲しいよという人は物すごく静岡市全体で考えれば多いのかなと、むしろそういう時代なのかなというふうに感じているんです。そういった中で、
配置計画に対して反対の意見が寄せられていて、駐車場の
配置計画を見直したということでありましたけれども、当初の計画からこの駐車場はどのように変わっているのか、教えてください。
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◯桑原緑地政策課長 それでは、駐車場の
配置計画の見直しについてお答えします。
駐車場に関して、市民の皆様から寄せられた意見を事業者と共有、協議した結果、2列に配置されていた駐車場を見直しまして、
管理事務所前のスペースを活用した1列の配置に変更することで、ケヤキやクスノキといった樹木を生かしながら
多目的グラウンドの面積が減らない
配置計画としました。
また、あわせて駐車場内の不健全な桜については植え替えを行う、そのように予定しております。
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◯福地委員 それこそ、あさはた緑地の公園なんかを見ると、大きな駐車場で、本当に週末は車が入り切らないぐらいもう人気の公園になっていますけれども、そういったことも考えると、やっぱり駐車場の重要性というのは高いのかなとつくづく思うところであります。
また、改めて意見・要望をさせていただきます。
もう1点、
城北公園の
Park─PFIの
民間事業者が、もともとは
ドライブスルーの設置というところで手を挙げていただいていると思うんですけれども、これについてもいろんな意見が寄せられているということを聞いております。
ドライブスルーに対して変更を視野にということで本会議の答弁でもありましたけれども、その場合に例えば事業者の経営がちゃんと回るのかと。例えば、これからやっぱり辞めたということになると、後々ずっと響くような話だと思うので、この辺を明確に教えていただきたい。運営は大丈夫なのかというところを教えていただきたいと思います。
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◯桑原緑地政策課長 ドライブスルーを取りやめた場合には、やはり
提供サービスの価値とか品質を維持しながら事業を20年間継続することはできるのか、事業者が改めて深く再検討しているところですので、本市としましても安定した運営ができるよう、事業者に寄り添って協議、調整を進めているところでございます。
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◯福地委員 あとは意見・要望としますので、以上で終わります。
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◯畑田委員長 ほかにありますか。
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◯加藤委員 公明党です。よろしくお願いいたします。
それでは、
事務事業総点検表の303ページ、
交通政策課の
自転車利用計画推進事業についてから、伺いたいと思います。
本市の
生活安心安全課の調べによりますと、令和2年の本市の
自動車関連事故の割合は、全事故3,592件で、そのうち868件が自転車の事故と、24.2%を占めておりまして、県内の割合14.6%よりも高くなっていると。これはそもそも、本市は自転車の
利用人口が多いということが原因だと思いますけれども、さらに
自転車利用者のルールの違反やマナーの悪さ、こういったところが問題となっていることも指摘されています。
今回、
当該事業につきましては、ソフト的な対応として自転車に乗る楽しみだけでなく、ルールやマナーの啓発、こういったことも行っていると記述がございましたけれども、
自転車交通安全教育についてどのように取組が行われているのか、お伺いします。
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◯松浦交通政策課長 本市の
自転車交通安全教育は、子供の成長に合わせて段階的に行っており、庁内の関係部局と連携し取り組んでいるところでございます。
具体的には、
子ども未来局では、幼児期に自転車の技術の向上を図るため、こども園の
キックバイクの導入を行っているところです。また、市民局と
教育委員会では、
キックバイク講習会や小学4年生を対象とした交通安全教育を実施しています。また、中学生や高校生には、知識教育だけではなく身近な生活道路に潜んでいる危険を予測し、対処方法を考える講習会を県警と交通安全協会などが連携し実施しています。
交通政策課では、3歳児健診時に親子で自転車の乗り方と交通ルールを学べる自転車乗り方ブックを配布するとともに、社会人への啓発として清水エスパルスのマスコットキャラクターパルちゃんによる自転車安全利用五則の動画を作成し、各区役所や運転免許試験場などで放映することでルール、マナーの向上を図っているところでございます。
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◯加藤委員 今年度に入ってから、本市で自転車交通事故が9件発生しているということですので、引き続き啓発に尽力していただきたいと思います。
次の質問に移らせていただきます。
同じく
事務事業総点検表の305ページの1187番、地域交通弱者対策事業助成について伺います。
資料4)監査委員の意見書87ページでは、この地域交通弱者対策事業で新たに検討している団体を含めて運転手の確保や運行ルートの検討など、課題の整理、地域への説明、相談体制の強化、各局区との連携を積極的に取り組むべきとの意見がされております。高齢化が進む中にあって、監査委員の指摘のような取組が求められていると捉えておりますけれども、令和2年度の地域交通弱者対策事業の取組はどのようか、また、課題をどのように捉えているのか、お伺いいたします。
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◯松浦交通政策課長 地域交通弱者対策事業の令和2年度の取組についてですが、実施地区拡大のための周知活動として葵区地域課題解決提案事業あおいチャレンジャー、社協が主催するボランティア講座での事業PR、実施を検討する自治会への説明会などを延べ8回実施してきたところでございます。これにより、平成28年度より事業実施している丸子、駒越の2地区に加え、令和2年7月より有度地区において連合自治会が実施主体となり事業を開始しているところでございます。また、事業実施団体の負担軽減及び新規実施団体の拡大のため、令和2年度より補助率の引上げを行っているところでございます。
課題としましては、安定した運行の確保を課題として捉えており、運転手の確保、4年目以降の実施主体負担分の捻出方法などについて、地域と十分に協議を行い、持続可能な事業となるよう支援をしていく必要があるものと考えております。
また、3年間の試行期間に地域の需要が十分に得られた地域については、実施主体の財政的負担軽減や受益者負担の観点から道路運送法に沿った有償運送への転換についても検討する必要があると考えています。
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◯加藤委員 今の御答弁にありましたとおり、事業継続性をいかに持たせるかというところが課題であると思いますので、そのあたりも後ほど意見・要望で述べさせていただきたいと思います。
続いて、同じく
事務事業総点検表の307ページの1195番、御幸町9番・伝馬町4番地区市街地再開発事業補助金について伺います。
当該事業は令和5年度までの事業ということで、令和6年の春には専門学校の誘致予定であるという記載がございます。
そこで、3点質問させていただければと思うんですが、まず1点目、再開発組合に対して1億2,100万円の補助金交付を行っておられますけれども、その内容について詳しくお示しいただければと思います。
27 ◯清水再開発担当課長 まず、こちらはパースになります。これは静岡駅から見たパースになりますけれども、本事業は、令和2年度は事業期間の2か年目となりまして、主に建築物等の実施設計を行いました。その建築設計費及び地権者の従前の権利、本地区でいいますと土地、建物の所有権、これを保留床も含め、完成後の建物のどの位置に、どのくらいの面積で移行するかを定めた権利返還計画の作成費を補助対象として、予定どおり年度内に完了いたしました。
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◯加藤委員 専門学校の誘致については本市の人口活力を高める上で非常に有益だと思っておりますので、さらに事業を着実に推進していただきたいと思いますけれども、そこで2点お伺いいたします。
令和2年度の事業進捗率を見ますと、16%という記載がございますが、現在はどのような状況であるか、また、今後の事業予定についても併せてお伺いいたします。
29 ◯清水再開発担当課長 まず、現在の状況です。こちらのパネルを御覧ください。もう皆さんお目にされたかもしれませんが、今解体工事をしておりまして、これがフェンスで囲っている全景となります。こちらの写真が屋上のペントハウスの解体状況となっております。こちら、解体工事をこの5月に着手いたしまして、来年6月までの工期で解体工事を進めておりまして、今年12月末までに上部を完了する予定でございます。現場の
進捗状況でございますが、建物の竣工まで、定期的に市のホームページで更新しながら紹介してまいりたいと思っております。
そして、今後の事業予定でございますけれども、令和4年6月に解体工事が終わりまして、いよいよ建築工事に着手するということになってございまして、ただいま令和6年2月の竣工を目指しております。
また、地下道の昇降口の移設ですが、今は御幸通り側歩道内に昇降口がございますけれども、そちらを敷地内に移設する工事、それから無電柱化も併せて実施してまいります。
そして、先ほど委員がおっしゃられたとおり、令和6年4月、こちらで学校法人静岡理工科大学の御幸町キャンパスが開学いたしまして、それと学科構成を拡充した静岡デザイン専門学校をはじめ、企業や各種団体など多様な地域の人々との交流の場となる地域協働センターを開設すると伺っております。
今後とも、本市と組合との連携を密にして、遅滞することなく事業を進めてまいります。
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◯加藤委員 続きまして、緑地政策課に伺います。
同じく
事務事業総点検表の313ページ、公園・緑地の整備について伺います。
こちらは、公園・緑地の整備ということで、無償借地公園制度について記載がありますけれども、社会資本整備総合交付金などを活用して公園・緑地の整備、無償借地公園制度を活用して経費縮減に取り組んで、1人当たりの公園面積の確保に努めていただいているというふうに認識をしています。
この公園面積の確保について、無償借地公園制度をより活用していただくことが求められるというふうに思っておりますけれども、制度の概要とこの制度を活用した整備状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。
31
◯桑原緑地政策課長 それでは、無償借地公園制度の概要と、この制度を活用した整備状況についてお答えします。
無償借地公園制度は、身近な公園空白地の解消を目的に平成26年度から運用を開始した制度で、市が無償で公園用地を借り受け、整備費の多くを占める用地購入費を削減することで効率的に公園整備を行うものです。当制度では、10年以上公園用地として利用できる土地であること、また、面積が500平方メートル以上であることなどの条件を設定しておりまして、この条件に適合した土地を提供し、事業に協力していただいた土地所有者は固定資産税及び都市計画税が非課税となります。
また、これまで当制度を活用して整備した公園は、葵区1公園、駿河区2公園、清水区2公園の計5公園で、整備面積の合計は約8,500平米となります。
32
◯加藤委員 引き続き、制度周知に努めていただきたいと思います。続いて、先ほど福地委員からも質問されております、
城北公園の
Park─PFI制度活用事業についてお伺いいたします。
主要施策成果説明書の650ページに繰越しの内容が記載されております。本会議の答弁にもありましたけども、公園の樹木伐採に対して、景観が損なわれるという主旨の一部市民の方からの意見が出されていると思いますけれども、
城北公園の樹木の現状と課題はどのようになっているのか、お伺いいたします。
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◯桑原緑地政策課長 今回の事業範囲において、樹木医による樹木調査をした結果、約20%の樹木の樹勢が弱っていると判断されています。また、公園内は樹木が密でありますので、視認性が悪く、また防犯面においても好ましくない状況であると考えています。
そのような中で、毎年、樹木の維持管理を行っているんですけれども、近年、人件費などの高騰により、維持管理費が増えていますので、剪定回数を減らすなど対応しているんですけれども、これ以上の経費削減は難しい状況を迎えているということで、樹木の生育環境と利用者の安全性を改善するとともに、維持管理費を削減していくことが課題であると考えております。
34
◯加藤委員 後ほど、意見・要望で詳細を述べさせていただければと思います。
続いて、
事務事業総点検表の317ページ、1232番、狭あい道路拡幅整備事業について伺います。
おおむね目標達成ということでありまして、利用されていると捉えておりますが、今後、さらに活用を推進していただきたいと思いますので、まず、事業の概要の御説明と、さらに利用していただくためにどのようなことが必要だと捉えているのか、お伺いいたします。
35 ◯村上建築指導課長 狭あい道路拡幅整備事業の事業概要と、今後のさらなる利用の促進のためにどのようなことが必要かということについてお答えさせていただきます。
狭あい道路拡幅整備事業は、そもそも建築基準法の第42条第2項の道路に該当する、いわゆる幅員4メートルに満たない狭隘道路を道路拡幅部分の土地の寄附を前提に4メートルの道路に拡幅するような事業です。土地所有者から申出を受けて、申請された敷地ごとに道路を整備、拡幅し、災害に強いまちづくりと快適な住環境の整備を目的として実施しております。
次に、さらなる利用の促進について、どのようなことを考えているかということについてですけれども、今後もさらなる利用促進をするためには、まずは市民の皆さんにこの事業への関心を持ってもらうということが重要だと考えております。これまでも事業を周知するために、市のホームページや広報紙に事業の掲載をしてまいりましたが、今後というか、今までもやっていますけど、市政出前講座の実施とか、拡幅整備事業を実施している近隣の方へパンフレットなどのポスティングなどをして広報活動を行ってまいりたいと思います。
今後も、より一層狭あい道路拡幅整備事業への関心を持っていただくために、積極的な広報活動に努めてまいりたいと考えております。
36
◯加藤委員 最後の質問とさせていただきます。
主要施策成果説明書の416ページの空き家対策推進事業について、お伺いいたします。
昨年度、所有者が不存在となった特定空家に対して、市が略式代執行によって空き家を除却されたと記載がございました。その際、予算要求から除却に要する時間はどのぐらいだったのか、お伺いいたします。
37
◯内野住宅政策課長 この事案につきましては、実は平成30年度に特定空家として認定を行っております。その間、戸籍簿等により相続人の追跡調査を並行して行っておりまして、令和元年度に相続人は存在しないということが判明したものでございます。そのため、除却に要する費用につきましては令和2年度当初予算に計上させていただいております。
そして、令和2年度になりましてからは、静岡市空家等対策審議会への諮問、あるいは略式代執行の実施公告手続のほか、当該建築物の中に残っている残存物の処理、それと具体の除却工事を行う業者選定などを行いまして令和3年2月27日に工事着手し、3月24日に工事完了といったスケジュールでございました。
したがいまして、委員質問の予算化から除却完了までということになりますと、おおむね1年間を要したものとなっております。
38
◯加藤委員 相続人が不存在となった空き家1件を除却するために1年ぐらいの相当な時間がかかるということが分かりました。
市が行う略式代執行による特定空家の除却には時間もかかり、費用の回収も見込みがないということが懸念されるわけですけれども、相続人が不存在の空き家への対応として、今後どのような工夫が考えられるのか、お伺いいたします。
39
◯内野住宅政策課長 加藤委員の御指摘のとおりでして、所有者が不存在といえども市が除却をするには、いわゆる法的手続ですとか、審議会への意見聴取、あるいは具体の除却の業者選定など、様々なプロセスがございまして、結果としてかなりの時間を要してしまうということは課題と考えております。
そこで、市が直接除却などを行う以外の方法としまして、除却対象の空き家等の管理だけでなく、除却や処分が可能な相続財産管理人の選任申立て制度、これは家事審判手続になりますけれども、こちらの制度活用を考えているところでございます。この制度では、利害関係者、これは静岡市になりますけれども、利害関係者からの選任申立てを家庭裁判所に行いまして、家庭裁判所が認めた後に、裁判所が管理人の選任をして、財産処分を許可した場合には市が直接除却をしなくとも相続財産管理人により除却ができること、それと財産の売却処分が可能となることなどから、除却や売却益による費用回収についても期待ができる制度というふうに認識をしております。
また、1件の空き家の処理に要する時間短縮という点につきましては、直接の代執行を使う場合と相続財産管理人制度を使う場合について、そんなに大差はないのかなという認識はしておりますけれども、一方で財産処分に至る手続、これはやはり民法などの法律の専門家である弁護士、司法書士の方に財産
管理業務をお願いすることで職員のマンパワーをその分ほかの空き家対策の業務に注力できるのかなと、そういった効果が期待されております。
こうしたことから、今後の空き家対策の1つとして相続財産管理人制度の活用を今後進めていこうと考えているところでございます。
40 ◯宮澤委員 大きく分けて2点ぐらい、少ないですけど、質問させていただきます。
まず、1点目ですけども、3)の412、413ページにある空き家とか住宅、これは市民の衣食住に関わる大変重要な仕事だと認識しておりまして、その上でやっぱり上手に進めていただきたいと。先ほど福地委員からも質問がありましたが、まず
空き家情報バンク、これ本会議でも質問させていただいていますが、制度の中身自体は大変すばらしいものだと思います。空き家に対してリフォームをして、それで
子育て世代とか移住者に対しても有効活用していただくと。これは本当に大事な仕事だと思っているんですが、そこで改めて、市内の現在の空き家率と
空き家情報バンクの目的が何かということ、この2点を教えてください。
41
◯内野住宅政策課長 まず初めに、市内の空き家率についてお答えをさせていただきます。
直近の国の基幹統計で平成30年度総務省の住宅土地統計調査によりますと、静岡市の空き家率は14.4%となっております。
それから、2つ目の質問の
空き家情報バンクの目的でございますが、静岡市
空き家情報バンク事業実施要綱にも定めているとおり、市街化区域内に所在をし、十分使用できるにもかかわらず使用がされていない空き家を有効活用することにより、定住の促進と地域の活性化を図るため、これらの空き家への居住または使用を希望する者に対して物件の情報を提供することを目的としているところでございます。
42 ◯宮澤委員 ちなみに、今年度の目標とこれまでの取組を分かる範囲で教えてください。
43
◯内野住宅政策課長 令和2年度におきましては、
空き家情報バンクの登録件数が目標を下回っておるという状況を踏まえた上で、今後、
空き家情報バンクの見直しを考えたいと思っております。
空き家情報バンクの
登録手続につきましては、
申請者側の負担を減らせるように申請書に記載する
物件情報に関する項目を減らして、新しい様式を市のホームページに公開をしています。また、登録数を増やすための取組として、先ほどと重複してしまいますけれども、申請書の提出方法につきましては、郵送や
電子メールでの受付ができるような運用をしていくことを考えております。
また、空き家の所有者に有利となるような情報を提供するために、適切な管理を促すための
お知らせ文を通知する際に、
空き家情報バンク登録制度や
空き家改修補助制度のチラシを同封することを考えております。
さらに、新たな取組として、先ほども申し上げましたが、敷地内の雑草の繁茂状況や目視による外観の破損等の確認などの管理サービスを行う
公益社団法人シルバー人材センターの業務概要が分かるチラシの同封を8月から始めておりまして、
空き家所有者への働きかけを行うことで
管理不全となる空き家の発生抑制や有効活用に努めていきたいと考えているところでございます。
44 ◯宮澤委員 今年度の実績はもう始まっているものだから、今年はどうですかというところを伺ったんですが、なかなか答弁の中でかみ合っていなかったんですが。
もう一点、これはホームページにわざわざ掲載しているところもあるんですが、
空き家情報バンクに登録しますよね。登録して、実際に申込みをされる。ホームページ経由で利用したい人が申し込んでくるのか、それとも不動産会社が直接お客さんとのやり取りの中でこの申請について使うのかということ。本会議でも言ったんですが、いろいろ考えたんだけれども、ホームページに僅か数件の空き家がありますよと掲載することに意味があるのかなと。ホームページ経由でお客さんがこれを見て購入しているのか。先ほどの説明でいうと、不動産会社に周知して、不動産会社に対して、1年以上空き家になっている場合については、こういう制度が使えますよということを周知していくんだから、空き家をわざわざホームページに載せたりする必要があるのか。だから、ホームページ経由でお客さんが購入していただいていたりとか、そういったのはどうなのか、教えてください。
45
◯内野住宅政策課長 空き家情報バンクに登録されている物件があります。それをお客様が閲覧していただくと、その物件を扱っている
不動産事業者の名称が出るものですから、お客様はそこの
不動産事業者に購入したいよ、借りたいよとか問合せをしていただいて、それで取引に進んでいくというような流れになっています。私どものほうには購入された方が所要の改修をしたいという場合には、改修工事に着手する前に登録物件の改修をやりたいので審査してくださいと。要するに、改修工事の内容が交付対象かどうか審査するという流れになっています。
それと、もう1つの1年以上空いている物件についてわざわざホームページに載せることについてはどうかということなんですけれども、私どもとしましては、先ほどの
空き家情報バンク登録事業の目的のところでも触れたんですけれども、やはりまだ使えるんだけれども、使われていない物件があるよと、そういった情報も広くお知らせをしたいという思いの下、
空き家情報バンク登録制度を運用しておるものですから、たまたま登録の件数が芳しくないということについては申し訳ないと思っているんですけども、あくまでもそういった物件もあるよということを情報提供したいという思いでございます。
46 ◯宮澤委員 あとは意見・要望でお伝えさせていただきます。
続いて、412ページの
市営住宅の現在の空き戸数はどのようか、教えてください。
47
◯内野住宅政策課長 今年の4月1日現在の数字でございますが、管理戸数が6,806戸に対しまして、入居が4,791戸、したがいまして、引き算しますと2,009戸が空いているという状態でございます。
48 ◯宮澤委員 それで、来年、住生活基本計画を改正されますけれども、今、公共住宅として生活困窮者の方々が入居する住宅も含めた住宅のストックについて以前資料をいただいているんですが、こういった空き家の数もかなり市内では増えているという中で、新たに住生活基本計画を改定する上で、
市営住宅、むしろ公共住宅の戸数の見直しというのはどのようにされていくのか、教えてください。
49
◯内野住宅政策課長 本市におきます現行の住生活基本計画は、平成30年度に改定をしたところでございます。令和2年度には国が全国計画と申しておりますけれども、全国版の住生活基本計画の改定をしました。それに基づいて、今現在、静岡県が県内の住生活基本計画の改定の作業中でございます。
こうした国、県の住生活基本計画の改定を受けて本市でも令和4年度に住生活基本計画の改定を予定しているところでございます。一方、委員の御指摘の目標管理戸数についてですが、国の全国計画、それと県の計画、これはいずれも国土交通省が配布しておりますプログラム、これが公営住宅の供給の目標量の設定の考え方というプログラムに基づいて目標戸数等が算定をされておりまして、このプログラムでは、総務省統計局の住宅土地統計調査ですとか、国立社会保障人口問題研究所の日本の世帯数の将来推計などの統計データを活用しています。
本市におきましても、こういった統計データを活用し、国、県の考え方と一致をさせながら算定してきたいと考えております。
また、平成30年度の現行の静岡市の住生活基本計画の中では、県営住宅、それから独立行政法人都市再生機構、いわゆるURと言われるもの、それと民間賃貸住宅の供給戸数と、本市のアセットマネジメント基本方針を考慮した上で
市営住宅の2043年、令和25年の目標管理戸数を今の計画では5,604戸としています。来年度、令和4年度の計画改定の中では、住宅確保要配慮者がお住まいになっている居住の実態状況ですとか、庁内関係課との協議などを踏まえた上で目標管理戸数を再度検討しようとするものでございます。
50 ◯宮澤委員
市営住宅はこれで最後の質問ですけども、今、国交省の目標の考え方という話もありましたけども、一方で、先ほど静岡市の空き家率14.8%で、空き家戸数も2,900戸が今、
市営住宅で空いていると。そういった中で、実は国交省の空き家を活用した制度の中に、
市営住宅を自ら設置する場合と家賃の補助について、各自治体でメニューを選べるようになっているわけですよ。その中で、例えば国と地方が2分の1ずつ補助を出して、低所得者に対して家賃の補助を出すことによって
市営住宅の役割を賄うといった制度もあるわけで、先ほど福地委員からもそういった家族の方が
市営住宅に入るといった話もあったんだけど、
市営住宅に家族の方が入ろうと思ったら
市営住宅のところに引っ越さないといけないわけですよ。そうすると、子供が小学校や中学校に通っている場合は、その子供たちは転校しなきゃいけない。でも、例えば
市営住宅の代わりにこういう制度を使って、近隣の空いているアパートやマンションに家賃の補助がある住宅があったらどうか。しかも、市内には空き家が増えてきている。この間、マンションの話もありましたけど、47%が今65歳時代、これからもっともっと空いてくる。静岡市の場合はこの制度は使っていないという話なんですが、家賃をプラスしていく
市営住宅の代わりに、こういった考え方、できたら、今後改定する住生活基本計画の中でも新たに取り入れていくような考え方はないでしょうか。
51
◯内野住宅政策課長 低所得者の方ですとか高齢者といった、いわゆる住宅確保要配慮者とされる方々の入居につきましては、国が全国不動産関係団体と会員事業者を対象に実施したアンケートによると、賃貸住宅のオーナーはそういった要配慮者の入居を敬遠する傾向にあるという結果が出ております。そうしたことから、住宅確保要配慮者に対しまして、低廉な家賃でお貸しすることができる住宅を整備し、提供することは本市の責務だと考えております。
また、住宅確保要配慮者に向けて、民間の賃貸住宅を活用する制度につきましては、平成29年度に創設されております住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律、これが住宅セーフティネット法と言われるものなんですけども、こちらにそういった住宅セーフティネット制度が定められております。
この制度の中では、住宅確保要配慮者の入居を拒まないとして登録された住宅に対しまして、1つとして改修工事の費用補助、2つ目として改修工事費の融資、3つ目、家賃低廉化補助、4つ目、家賃債務保証料の補助などといった制度が法律制度の中で用意をされております。
こういった制度につきましては、国、県の動向ですとか他都市の導入状況などを見ながら研究をしてまいりたいと考えております。
52 ◯宮澤委員 住宅はもうこれで。あともう1点だけ、公園のことについて伺います。
先ほど来、公園の
Park─PFI、
城北公園のことを例に挙げて御質問がございました。これは
主要施策成果説明書3ページ、まちは劇場の中の
Park─PFI制度の活用というところで、本会議の中でも答弁がありましたが、利用者とか地域住民からの要望を受けてこれからも駐車場整備を進めていきますと、そういった話がありましたけども、どのような市民からの要望を受け取っていくのか。これは、何を言いたいかというと、地域の住民、町内会とか連合町内会にここに駐車場は必要ですかと聞いたとしても、その方々は駐車場を使わないわけですよね。今回も説明会でありましたけども、地域住民に説明はあるのか。いやいや、地域住民の人たちは駐車場を使わないので、まさに利用している方々とか、その利用状況を見ながらやっぱり把握していっていただけるのが一番いいかなと思うんですが、そういったニーズの把握の仕方というのはどのようにされていくのか、教えてください。
53
◯桑原緑地政策課長 公園の近隣にお住まいの方から、遠方から来る方まで、幅広く御利用いただいていますので、駐車場整備に当たっては、委員のおっしゃるとおり、やはり主に公園利用者の要望、こちらが対象になります。
そのニーズの把握につきましては、当然現地で利用者アンケート、あと市民の声、そちらで把握していきたいと考えております。
54 ◯宮澤委員 ぜひとも広く利用される公園については、町内とか、幅広い意見聴取を求めていただきたいんですけども、そういった中で、私なりに駐車場の要望箇所が見える公園として東静岡駅の東側にある公園、池田東静岡公園というそうなんですけども、ここ実は遊具が充実していて子供も安心して遊ばせることができる公園なんですが、一方で違法駐車、これ実は55台ぐらい周りにとまれるそうなんです。違法駐車が常駐化している池田東静岡公園の状況に対してどのように対策を講じていかれるのか、御意見があれば、方向性があれば教えてください。
55
◯桑原緑地政策課長 池田東静岡公園の違法駐車の対応ですけれども、駐車禁止看板の設置や、あと静岡南警察署と連携して違法駐車の取締りを実施しております。ただ、やはり駐車場がないということで、駐車環境の改善については他都市の同様の事例などを参考にしながら、今後、調査検討を進めていきたいと考えております。
56 ◯宮澤委員 実は、その池田東静岡公園、午前と午後に警察が巡回をして取締りをしていると。だけど、子供たち、家族にとってみたら非常に使い勝手がいいし、あそこは幹線道路から隔離されていて、公園の周りをぐるっと道路がありますけども、歩道幅も広くて公園利用者以外の人たちは入ってこないわけです。非常に安心して利用ができて、だから市民も多く利用している。ぜひともこの公園についても、今の時代に合った形で駐車場整備していただきたいと思うんですが、その上で、これも直接答えられるかどうか分かりませんが、今、すぐ横に大きい調整池がありますよね。調整池を活用した駐車場の整備もいろんなところで、行われ始めておりますが、そういったことの検討というのはしていっていただけるのかどうか。前向きな御意見をいただきたいなと思いますけども。
57
◯桑原緑地政策課長 池田東静岡公園の調整池につきましては、河川管理者が管理しているものですから、それとの協議が必要になりますので、その辺を今後進めてやっていく必要がありますので、それを進めていくと。
あともう1つ、関係法令です。その辺の整合も図らなきゃならないんで、なかなか検討に時間を要すると思いますけれども、前向きに進めていきたいと思います。
58 ◯宮澤委員 公園のことで、実は、公園は人を本当に呼べる施設だとずっと思っています。本会議でも言ったけど、島田のゆめ・みらいパークというところは、管理者が多いとき、週末に4人いて、その人たちに聞いたら最大6,000人まで来ると。僕らでも子供を連れて島田までわざわざ行くんですね。だから、公園整備というのは非常に人を呼ぶ施設としては大変重要な施設だと、これからの時代に合っていると思っているんですが、その中で、これちょっと答えられたらでいいんですけども、市内で子供とお出かけ先と検索すると、最も人気のある屋外施設が日本平動物園、その次に出てくるのが広野海岸公園なんです。でも、広野海岸公園は、公園整備課が整備して管理しているわけじゃなくて水産漁港課なんですよね。最も人気のある公園が水産漁港課というのはちょっと僕は悔しいなという気持ちと、ただし、ここのことをよく知っている方がこの中にいらっしゃると聞いているんです。なぜ水産漁港課が管理した広野海岸公園がこれだけ人気を集めたのか、そういったものの見解とその見解をもって、今後ほかの公園にこれを波及していっていただきたいんですよ。そのことについてちょっと思いの丈を語っていただきたいなと。本当にすばらしい公園ですよ。ああいうものはほかにない。お願いします。
59 ◯杉山緑化政策担当部長 まさか出番があるとは思いませんでした。
広野海岸公園は、実は平成11年から13年にかけまして私が設計し、現場監督をしたという思い出の深い公園でございます。
人気があるといったところの要因はいろいろあるんですけれども、まず第1はロケーションですよね。海の見えるロケーションで非常に皆さん釣りをしながらですとか、風景を楽しみながら遊んでいただける、多目的な用途に使えるといったところがあります。
そして、第2は、皆さんからお話しいただいている駐車場ですよね。本当に最近まで、駐車場の整備というのが静岡市の公園はすごく遅れているところでございまして、広野は実は200台以上駐車場を整備しています。もともと健康増進施設をあそこに造り上げる予定だったのが、予算的な面からそれがなくなって、その跡地を駐車場活用をして今に至るといったような状況でございます。
先ほど、福地委員からもお話がありましたように、あさはた緑地のほうも、今、物すごい盛況をいただいていまして、100台以上の駐車場が常に埋まると。そんなところもあるものですから、
城北公園なんかにおきましても、地元の方からは一部反対いただいておるところではあるんですが、ぜひ駐車場が整備できれば、よりよい活用というものが望まれるのかなと思いまして、池田東静岡公園も何かしらの工夫ができてそういったものを整備していければ静岡市の公園はもっともっとよくなるな、そう思っております。また応援よろしくお願いします。
60 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。
大きく5点ございますが、よろしくお願いいたします。
まず1点目が議案集3)
主要施策成果説明書の392ページになります。
下半分のところに、北街道線魅力空間創出事業とございまして、歩いて楽しいまちづくりの実現を目指すと記載されておりますが、この北街道線魅力空間創出事業とはどのようなものか、お聞かせいただきたいと思います。
61 ◯瀧都市企画担当課長 北街道線魅力空間創出事業についてでございますが、この事業は3次総の重点プロジェクトに掲げる歩いて楽しいまちづくりの実現に向けた取組であり、対象区間は都市計画道路北街道線の江川町交差点から文化会館や常葉大学などがある水落交差点までの区間、延長約700メートルとなります。
この区間では、将来、電線類地中化や道路空間の再整備を計画しており、これら整備と併せて沿道の商店街や地域、大学などが連携し、道路空間も利活用しながら地域が主体となったまちづくり活動を実施することで、歴史文化とにぎわいが融合するエリアの形成を目指す事業となります。
62 ◯児嶋委員 ここは、昔ながらの商店街っぽくて、ちょっと古いイメージもあるところなので、ぜひ魅力的なまちにしていただきたいなと思います。
意見・要望はまた後ほど述べさせていただきたいと思います。
2点目に、
事務事業総点検表の303ページになります。
静岡鉄道沿線における交通環境改善事業において、新駅設置を目指し、交通結節機能強化及び利用促進による持続可能な公共交通の構築を図るとあります。ここはもう従来から検討されているところというふうに聞いておりますが、現在の検討状況と今年度はどのようなことに取り組むのかについて、お聞かせください。
63
◯松浦交通政策課長 2点お答えさせていただきます。
まず、新駅設置に向けた現在の検討状況についてですが、新駅の(仮称)追分大坪駅は、静岡鉄道の全11キロメートル区間において、駅間延長が最長の約1.7キロメートルとなる狐ヶ崎駅と桜橋駅間に計画しているものでございます。新駅は、請願駅として、市が駅舎整備費を負担することを前提に、駅設置後の維持経費を賄うだけの乗客数増加策が課題となっています。その課題に向け、令和2年度は新駅周辺の清水区船越、入江、岡地区の地元住民で構成する公共交通利活用促進検討会を発足し、新駅に求める機能や新駅までのアクセス性向上策のほか、周辺地区の魅力創出を図るためのイベント開催の必要性などについても意見交換を行い、新駅設置における乗客数増加策案を取りまとめたところでございます。
今後の取組についてですが、令和3年度は鉄道事業者と協力し、乗客数増加に向け静鉄既存駅へのアクセス性向上策の検討を実施します。また、地元では船越、入江、岡地区の公共交通利活用促進検討会のメンバーや沿線住民の皆さんなどが駅周辺地区の魅力創出や新駅設置への機運醸成を図るためのイベントの開催を予定しているところでございます。
64 ◯児嶋委員 本件はもう長年、地域からの要望のあるところだと聞いてございますので、地域の意見を今一度しっかりとまとめてもらった上で静岡鉄道さんとの交渉もあるかと思いますが、よろしくお願いをいたします。
3点目になりますが、同じく総点検表の309ページになります。
こちらのところは、左側中ほどに、紺屋町準地下街の現状調査と記載がございますが、この地下街と準地下街というのはどのような違いがあるか、お聞かせいただきたいと思います。
65 ◯鷺坂市街地整備課長 地下街と準地下街の違いにつきまして、パネルを利用して説明いたします。
地下街等につきましては、法令上の統一的な定義はございません。消防法と水防法においてそれぞれ定義されております。一般的に、地下街は道路ですとか、駅前広場、都市公園などの公共用地の地下に地下店舗などの施設が連続して地下道に面している構造のものを言います。これが地下街となります。
一方、準地下街というものは、道路とかの公共用地の地下にある地下道、この地下道に対して、民有地の地下店舗などが連続して面している構造のものを言います。このため、紺屋町名店街は、準地下街として取扱いされております。特に、紺屋町の特徴的なことは、民間ビルの建設に合わせて民間が地下道を建設しました。地下店舗と地下道が一体的な構造物になっている点でございます。
66 ◯児嶋委員 では、地下街と準地下街は、全国で何か所ぐらいあるのか、お聞かせいただければと思います。
67 ◯鷺坂市街地整備課長 国土交通省の調べでは、全国に地下街は79か所ございますが、準地下街は7か所しかございません。
68 ◯児嶋委員 最後に、表中の準地下街の現状調査とありますが、どのような調査をされたか、お教えいただきたいと思います。
69 ◯鷺坂市街地整備課長 紺屋町準地下街は、完成後約50年が経過しまして、今後、民間ビルの建て替えなどがあることが想定されております。
先ほど御説明したとおり、ここは地下道と民間建物が一体的な構造物となっておりまして、改修時には、相互の情報共有が不可欠となることから令和2年度の調査では一体的に建設されています民間ビルと地下道の構造的な関係性を把握するため建築当時の図面収集を行って、地上部と地下部の位置関係を立体的に把握するため三次元レーザー測量を実施しました。また、一体的な構造物を民間建物と地下道に切り離す場合は、民間ビルは建築物、地下道は土木構造物となるため、各構造物の法的な取扱いの整理などを実施しました。
70 ◯児嶋委員 では、今回の調査の内容を今後に生かしていただきたいと思っております。
あと2点ありますけども、同じく総点検表の317ページになります。
耐震シェルター整備事業費補助金とございますが、住宅の耐震といえば、やはり住宅自体の耐震化が基本だと思うんですけれども、シェルター事業というのは、何を目的に、どのような工事をされているのか、お教えいただきたいと思います。
71 ◯村上建築指導課長 耐震シェルターの事業について御説明させていただきます。
今、委員がおっしゃったように、建物本体の耐震化というのは当然最優先ということで、うちの課としてもそのような誘導を優先して行っております。しかし、最近の平均的な木造住宅なんですけど、耐震補強工事なんかは約200万くらいの費用がかかってしまいます。そのうちの半分になる市の補助金の限度額というのが100万円になりますので、当然そこで100万円ほど所有者の負担になるということで、100万もちょっと出せないということで補強工事に踏み込めないような方もいらっしゃいます。その方々のために最低限命を守る対策として耐震シェルターというものの補助制度を御案内しております。
それが、有事の際に避難部屋として設定した部屋、そういうところに、例えば寝室なんかがそうなんですけど、製造メーカーが用意した規格品の物を設置するもので、要するに部屋の中にもう一つ部屋を造るというようなイメージで、その部屋は建物が倒壊してもその空間は守られるというようなイメージがあるのが耐震シェルターの事業です。
72 ◯児嶋委員 こちらの資料の表を見ると、実績の件数が非常に少ないように思うんですけれども、今後どのような周知をされていくかというのもお教えいただきたいと思います。
73 ◯村上建築指導課長 周知の仕方なんですが、実績数が少ないということですけど、毎年1回広報紙に補助メニューの紹介をしております。工事や建て替えなどに進めていない方々に対しても、現在、電話にて改めて補助金の案内とともに補強工事の耐震化への誘導をしておりまして、その際にも、自己負担額の問題で補強工事に踏み込めないような方がいらっしゃる場合は、耐震シェルターの御案内をしております。
74 ◯児嶋委員 なかなかこちらの周知というのは難しいとは思うんですけども、やはり老朽化したお宅を訪問するなり、いろんな工夫もあるかと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
最後の質問になります。
同じく総点検表の317ページ、少し上のほうにいきまして、ブロック塀等耐震改修事業費補助金とございます。
これは、例の大阪のほうのブロック塀に巻き込まれて、小学生の女の子が亡くなられたという件から、全国一斉にやられている事業というふうに認識してございますが、危険なブロックの洗い出しというのはもう全てやられているのかというのを初めにお聞かせください。
75 ◯村上建築指導課長 危険なブロック塀の洗い出しについてですが、全数の洗い出しは、平成31年度、一昨年度から実施しておりまして、今現在、進行中というような形になります。一昨年度から市内78の地区自治会連合会のうち、平成31年度には18地区、令和2年度には13地区の調査を実施しておりまして、全体の約30万世帯中、平成31年には6万3,000世帯、令和2年度には6万1,000世帯を実施したところです。
現在も職員がこの調査を実施しておりまして、引き続き全数把握に向けて調査をしてまいります。
76 ◯児嶋委員 では、調査したうちの何割ぐらいが危険なブロックだったか、お聞かせいただきたいと思います。
77 ◯村上建築指導課長 調査したうちの何割ぐらいが危険なブロック塀だったのかという御質問ですけど、駅に近い市街地とそれ以外の地区の特性が違うことから、一概に割合として算出することは今現在は困難でありますが、過去2か年の調査結果では、調査世帯数の約1割に当たる1万3,100か所にブロック塀が確認できました。そのうちの約6%弱に当たる750か所のブロック塀が倒壊のおそれがあるブロック塀ということで結果が出ております。
78 ◯児嶋委員 では、最後になります。
資料のほうに、13地区にて危険なブロック塀等の撤去または安全な塀に改善というふうにございますが、リストアップされたものは全て完了されているのかを最後にお聞かせください。
79 ◯村上建築指導課長 13地区で調査したものは、先ほども申しましたように6万1,000世帯のうちの約1割に当たる7,400か所にブロック塀があることが確認できました。そのうちの約6%に当たる450か所のブロック塀が倒壊のおそれのあるブロック塀であるということが確認できています。その450か所のうち、既に36%に当たる161か所においては、現時点までに撤去に対する補助金制度を活用して撤去されております。
これは、昨年度と今現在の話なんですけど、これが調査した年以降にも順次申請がされることがありますので、今後も順調に改善されるんじゃないかとは考えております。
また、先ほどありました改善という話なんですけど、補助メニューの1つでもある改善というものがありますが、これは、市が指定した避難地沿いとか、災害に重要な道路として指定された緊急道路沿いのブロック塀において撤去補助とは別に新しく作り替えるというものに対しても補助するものであります。これは、対象地域が限られることから、13地区における補助金実績というのは今のところございません。
80
◯畑田委員長 この際、暫時休憩とします。
午前11時57分休憩
──────────────────────────────
午後1時再開
81
◯畑田委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。
82 ◯天野委員 街づくり研究会、天野です。
私から2点ほど質問させていただきます。
駿府城公園を訪れる方は、徳川家康が大御所時代の晩年を過ごしたことを知っていることから、東御門橋や葵舟、そこに家康のイメージをされるはずですけれども、背景となる石垣に合わせてその時代を連想させるものだと思っております。
ここで質問させていただきます。
東御門橋、近年、木製の橋として架け替えられたと記憶しておりますが、その整備事業の概要、工法、材質はどのようなものか、教えてください。
83 ◯鈴木公園整備課長 東御門橋の架け替えについてでございますが、腐朽やひび割れによる劣化が進行し、根本的な対策が必要となりましたことから、令和2年度に約1億1,000万円の事業費を投じまして架け替え工事を実施し、令和3年3月に完成いたしました。
工事概要ですが、橋の長さが9.1メートル、幅員が6.9メートル、橋梁の形式は、桁橋、詳しく申しますと鋼単純非合成鈑桁橋と申しまして、桁は鋼製、床版と高欄は木製とし、外形寸法や勾配を持たせた太鼓橋の形状などは従前のものと同様ですので、外観上は従前とほとんど変わっておりません。橋台は従前のものをそのまま使用しております。従前の東御門橋は、桁も含めまして100%無垢の木製でございましたが、耐震性や耐久性、さらには葵舟の運行への配慮から鋼構造を採用いたしました。
このため、葵舟のお客様がお堀の水面から橋を見上げた際に、興がそがれないよう桁を木材で違和感なく囲むなど、景観に配慮いたしております。
なお、静岡市公共建築物等における市産材等木材利用促進に関する基本方針に基づきまして、新しい東御門橋の木部の80%にオクシズ材のヒノキを使用しております。
84 ◯天野委員 令和2年度に整備された駿府城周辺エリアにおける城内中学校前の道路から始まる東御門橋、葵舟、浮き桟橋、駿府城の歴史文化を感じさせる施設としてすばらしいと思っておりますが、東御門橋から駿府城公園の中堀を歩いておりますと、次に北門橋が出てきます。この北門橋横に架かる桟橋のアルミ材質が結構ぴかぴか光っていたんで、ちょっとその辺は残念かなとも思ったんですけれども、ここで次の質問をさせていただきます。
駿府城公園の葵舟乗り場整備工事について、工事概要及び最近完成した北門橋付近の浮き桟橋乗り場の仕様について教えてください。
85 ◯鈴木公園整備課長 葵舟乗り場の整備工事の概要でございますが、北門橋乗り場のほか、東御門橋乗り場及び坤櫓乗り場と合わせまして3か所の乗船場を整備いたしました。
東御門橋乗り場には、既設のポンプ施設の管理スペースを活用いたしまして、木製階段及び転落防止柵を設置しました。
坤櫓乗り場には、張り出しのウッドデッキ、転落防止柵、階段の設置。
そして、北門橋乗り場につきましては、浮き桟橋や連絡橋などを整備いたしまして、
コロナ禍の影響により繰越しはいたしましたが、令和3年8月に完成いたしました。
北門橋乗り場の浮き桟橋の仕様についてですが、中堀の底面に貼られている遮水シートへの影響や車椅子での御利用を考慮して検討した結果、軽いアルミニウムを使用した緩勾配の連絡橋を伴う浮き桟橋形式を採用いたしました。発泡ポリスチレンを充填したポリエチレン製のフロートに木製床材を乗せたウッドデッキをフレキシブルアンカーで固定し、連絡橋により歩道からアクセスいたします。なお、アルミニウム製の手すりにつきましては、御指摘がございましたが、他都市の事例を踏まえ、地の銀色が石垣の雰囲気を特段損なうものではないと判断し、そのまま用いておりますが、今後、周囲の景観と調和しているかどうか注視いたしまして、必要であれば塗装等を検討してまいりたいと考えています。
すみません、ちょっと私の言葉が不適切で訂正させていただきます。
先ほどの坤櫓乗り場のところの整備内容で、階段を整備したと申し上げたんですけども、階段はもともと整備されておりまして、その階段に手すりを整備いたしましたので、今回の整備工事では坤櫓乗り場の既設階段に手すりを整備したということで訂正させていただきます。
86 ◯天野委員 早くアルミの光がもう少し落ち着いてくれるといいかなと思います。
87
◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了いたします。
次に、要望・意見、討論に移ります。
認定第1号中所管分については、10月4日に建設局所管分と併せて討論いただきますので、本日は要望・意見にとどめていただくようお願いします。
それでは、要望・意見、討論がありましたらどうぞ。
88
◯福地委員 自民党です。
自民党は、今日の所管分、全て賛成でございます。
意見・要望ですけれども、まず、
バス路線の維持対策についてですが、これについては、今後、収益悪化による
補助対象路線が増えるというお話でありました。市民の足であります
バス路線の維持、これを実現するためにも
コロナ禍のこの危機を1つの契機として、徹底した現状の分析、協議、検討、これはもちろんですが、さらに進んで具体的な対策を早期に取りかかっていただきたい、進めていただきたいと思います。
また、次に
空き家情報バンクについてでありますが、市内の空き家が増加傾向にあります。まずは、この
空き家情報バンク事業があることをしっかりと市民に周知を徹底していただいて、登録件数を増やしていくということを続けていただきたいと思います。
また、先ほど申し上げましたが、移住希望者が増えているというような情報もありますので、空き家の情報と東京の移住支援センター、こことの連携がしっかりと取れるような形になると、何か新しいものも見えてくるのかなと思ったりもするものですから、そういったこともまた進めていただきたいなと思います。
次に、
城北公園の
Park─PFI。これはそれこそいろんな意見がある中で
子育て世代の皆さん、車で公園に行くのがもう今は当たり前というような状況の中で、市外に行かなくても地元静岡にある公園の中でしっかりと親子の時間が過ごせるような、そういった公園づくりを進めていただきたいなと思います。
また、
民間事業者、この場合はスターバックスさん、
ドライブスルーについて変更を視野にということでありますけれども、これは議会としても
都市建設委員会で議論して、承認をしてきた事業でありますので、もちろん配置の見直しをしつつ、基本コンセプトというところはぶれずにしっかりと進めていただきたいなと思うところであります。やっぱりちゃんと収益を上げていただいて、公園の維持管理をしっかりとやっていただくというのが本来の目的でありますので、ここはしっかりと進めていただいて、魅力的な公園をこれからの静岡市の未来に残していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
あと、質問はしていなかったですけれども、地震対策のところで、ブロック塀の補助事業があったんですけれども、この上限額というのがあまり高くないものですから、比較的大規模な住宅や施設が今後ブロック塀を撤去しやすくなるように、上限額の増額、こういったものも検討をお願いしたいと思います。
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◯加藤委員 公明党です。
意見・要望を申し上げます。
まず、
自転車利用計画推進事業についてですけども、現在事故が大変多くなってきているということで、モラルの向上という部分が欠かせないのかなと思っております。静岡県警、
生活安心安全課とも連携しながら、ルール、マナーの啓発とともに気持ちのゆとりというのが非常に大事なのかなと思っています。10分早く出発するような工夫というのを啓発していただけるようにお願いをしておければと思います。
それから、地域交通弱者対策事業につきましては、事業を行う地域のマンパワーがないとなかなか難しい事業なのかなと考えております。補助金を交付するだけではなくて、立ち上げに関わるような民間のアドバイザーの派遣だったり、事業開始後3年間の間にどう自主財源の確保をするのか、こういったところもアドバイスをしていただけるような派遣をしていただけるような取組も期待をしております。
それから、御幸町9番・伝馬町4番地区市街地再開発事業ですけれども、非常に魅力と求心力のある静岡都心の形成には大変重要な事業だと認識しました。引き続き、
当該事業が面的な波及効果を及ぼすような今後の展開に期待をしております。
それから、
城北公園の
Park─PFI事業についてですけども、今回、午前中の
都市建設委員会の委員の皆さんの意見を聞いていますと、非常にこれを推進してほしいという意見がおおむね大半だったのかなと認識をしました。議会としても議決をしている案件でございますので、先ほど福地委員もおっしゃっていましたけれども、しっかりと基本はぶらさずにやっていったほうがいいのかなと強く思います。もちろん公園の樹木の伐採については、緑を守ろうという市民の思いは一定の理解をする部分はあるんですけれども、持続可能な維持管理をしていく上では、やっぱり専門的な知見を持った樹木医の意見もしっかり取り入れていくことが重要だと思います。樹木医の見解としては、樹木を切らないことで密接し過ぎて、それぞれ十分に生育できない環境になってしまうという指摘がございます。この樹木の間引きにつきましては、公園の内部を見通しよくするための防犯上の観点、それから倒木の危険性の排除、樹木の
持続可能性、こういったものを保つ上で必要な措置であれば、しっかり取り入れて対応していくべきかと思います。例えば、あさはた緑地、今非常に人気のある公園になっておりますけども、樹木を間引きしたことによって本当に維持管理がされているというふうに思います。そうした効果などを検証していただいて、データで示していただいて、住民説明資料なんかで御提示をしていただいたり、公園の内部とか中央図書館の中にそういったデータを掲示するとか、そういった工夫も重ねて、住民理解に資するような取組をしていただければと思います。
それから、駐車場の整備についても、委員の皆さんから御意見がありました。私自身も利用したことがありますけども、現在、土日に限って
城北公園については路上駐車が可能だということでありますが、なかなか規制を理解できていない方も多いと思うんです。そうすると、路上駐車していいのかどうかというのも不安の中で公園を利用されている方も一定数おられるんじゃないかなと思います。やっぱりそういった路上駐車をされている方も不安な中で公園を利用するということもちょっとどうなのかなと思いますし、さらには近隣の住民の皆さん、本当に路上駐車が当たり前になっている日常が、それで現状がいいのかどうかということもあると思うんです。こういったことも一部の皆さんの意見だけじゃなくて、
子育て世代の皆さんにも優しい公園の駐車場の確保ということも
都市建設委員会の意見、また市議会の意見をしっかり尊重していただきながら、様々な意見を取り入れて対応に当たっていただければと思います。
最後に、空き家対策推進事業ですけども、答弁にございました相続財産管理人制度を使っていただきながら、空き家の除却が可能となれば、まず実績をつくっていただいて、先行事例を広く周知していただいて、弁護士会とか司法書士会、また不動産協会とか、そういった専門家をチームとして選抜していただいて、各地域で空き家対策チームみたいなものを編成していただいて、全市的に空き家対策を進めることも重要かと思いますので、ぜひとも前向きな御検討をいただければと思います。
以上、意見・要望とさせていただきます。
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◯畑田委員長 認定の理由って言ったか。賛成か反対か……。
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◯加藤委員 本日の内容については賛成という立場で申し上げます。
92 ◯宮澤委員 創生静岡として全てに賛成させていただきます。
その上で意見・要望を述べさせていただきます。
まず1点目、
市営住宅とか
空き家情報バンクについてですけども、柱100本事業みたいに、もう住宅を建てるんだったら市内産の木材を使えば30万円、もしくは木材を100本もらえるみたいなすごく認知度が広まっているわけですよね。あれは住宅を建てますということであれば別に登録しなくても使えるわけじゃないですか。だから、1年以上空き家になっているものに対して、購入してリフォームするんだよとなったときに申請すればすぐにそれが、例えば移住した方が上限100万円、家族世帯で使えるみたいな、もっと分かりやすいやり方があるんじゃないかと思うんですよね。だから、この事業の中身自体は非常に重要だと思うので、その分、十分検討をしていただき、ぜひ進めていっていただきたいと思います。
それと、今、市内の空き家が15%ぐらい増えている。これからもどんどん増えていくという中で、住宅ストックの関係でいうと、今、
市営住宅が7,300戸あって、UR抜きで、低賃金で確保できる民間の住宅が9,000戸あります。民間の住宅も活用しながらというところなんだけれども、民間はかなり空き家もあるだろうし、先ほど来言ったように、市が負担するのではなくて、やはり空いている民間の住宅をうまく使うということを積極的にやっていただきたいと。それは
民間事業者としても収入が上がって、そこからまた市に税金も払うようになる。空き家のままじゃ税金払えないですから。ちゃんとお金が回るような仕組みとして、やはり民間住宅をうまく使うと、そういう時代ではないかなと思っていますので、ぜひ今後の住生活基本計画の変更のときには、その辺を十分やっていただきたいなと思います。
2点目、
城北公園の
Park─PFIの話が出ているんですが、僕が一番気にしているのは
民間事業者との契約はどうなっているかということなんです。契約条項以上の要望があったときに、やはりそれ以上できませんよと、1回決めたこと、
民間事業者との契約をした中で、後からいろんなことを言われたから、じゃ、契約変更できますだと信頼がなくなっていっちゃうんですよね。これは本当に気をつけていただきたい。議会も通しているし、本会議の答弁にもあったように説明と順序を踏まえてやってきている中で決まったことに対し、後戻りがどこまでできるかということはしっかり線を引いてやらないとおかしなことになってしまうと。静岡市の信用自体を失ってしまうことになりかねないので、十分注意して、ただいい公園を造っていただきたいなと思います。
あともう1点、公園関係で、池田東静岡公園。先ほど来言っていますので、そのとおりなんですが、非常にああいういい公園については、やはり駐車場の整備、河川のほうで調整池の管理があるということなんですけども、ぜひとも前向きに検討して、公園と、そして駐車場のうまい整備をお願いしたいと思います。
最後にですけど、公園はね、先ほど来言っているように人を呼べる施設です。ぜひとも水産漁港課時代のように利用者の気持ちを忘れずに、枠にとらわれない形で、これからの静岡市にあるべき公園みたいなことを模索しながら、ぜひ取り組んでいっていただきたいなと思います。
最後に、今日質問なかったんですけど、大谷まちづくりの件、これまでも一生懸命頑張っていただいているのはよく分かっていますので、ぜひ住民の意見も踏まえながら、引き続きどうぞよろしくお願いします。
93 ◯児嶋委員 志政会から、本日の内容については全て承認という形でさせていただきます。
意見・要望につきましては、まず北街道線魅力空間創出事業についてになりますけれども、先ほど言いましたように、ちょっと古い商店街の町並みで、シャッターが閉まっているお店も多いのかなというような印象ですので、まずは商店街自体の活性化も含めて盛り上げていただく必要があるかなと思います。また、特徴のある商店街にするには、様々な手法があるかと思います。先日の総括質問で、島議員から敦賀シンボルロードに宇宙戦艦ヤマトだったり、銀河鉄道999のモニュメントがあると紹介されておりましたが、鳥取の境港に水木しげるロードがありまして、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪が177体、点々と並んでいるんです。私も訪れたときには、全ての妖怪を見ようと商店街全部を練り歩いたという記憶もございますので、静岡市の場合、
ガンダムのキャラクターであったり、ちびまる子ちゃんであったり、家康にちなんだ武将であったり、お城であったり、いろんな進め方があるかと思いますので、いろんな工夫を凝らしながら、ここの商店街だけでなく、青葉緑地とかいろんな商店街や通りでモニュメントなどを活用するというところを私からもお願いしたいなと思っております。
それから、次に、静岡駅周辺整備事業の中の地下街の件になります。
地下街に絡んで一つ要望として、呉服町通りの地下街になりますけれども、ちょうどスクランブル交差点の手前で止まっていまして、そこから地上に上がるとスクランブル交差点で信号待ちになるというふうな形になってしまいます。特に、雨の日なんかは、傘を差した方が多く並んで、安全面にも問題があるんじゃないかなと思います。今あるところからもう少し伸ばせば、スクランブル交差点の向こう側に行けるというふうな形になるんじゃないかなと個人的には思っております。ただ、防災の関連では、地下街を伸ばすというのはなかなか難しい状況ではなかろうかとは思うんですけども、地下通路として何とかスクランブル交差点の向こう側まで通路を伸ばしていただければ、市民の利便性につながるんじゃなかろうかと思いますので、検討のほうをよろしくお願いしたいと思います。
それから、
城北公園に関しましては、スターバックスの
ドライブスルーであったり、駐車場を見直すというお話がありましたが、やっぱりそれを見直すことによって、本当にスターバックスの事業が成り立つのかというのが非常に懸念されます。それをやることによって事業の収益が成り立たないということで撤退されるとなれば、せっかくの魅力ある計画が少し変わってしまうんじゃなかろうかというところが懸念されますので、やはり地域の方は地域なりの思いがありますし、車で来る利用者の方もそういう思いがありますので、市民全体の意見を広く聞いて、地域の方に理解をしっかりしてもらい、進めてもらうよう重ねてお願いしたいと思います。
それから、公園の駐車場については、私の先日の総括質問でもお願いしましたけれども、やはり車で来る利用者が非常に増えておりますので、駐車場の整備のほうも引き続き対応のほうをよろしくお願いしたいと思います。
94 ◯天野委員 街づくり研究会も今日の議案、全て承認させていただきます。
95
◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、採決を行います。
特に反対の討論はありませんでしたので、認定第3号及び第9号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。
認定第3号及び第9号は認定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」〕
96
◯畑田委員長 御異議なしと認め、認定第3号及び第9号は認定すべきものと決定しました。
以上で
決算審査を終了します。
次の
議案審査等に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。
〔関係外説明員退席〕
──────────────────────────────
97
◯畑田委員長 次に、
議案審査に入ります。
議案第143号中所管分を議題といたします。
審査の順序としましては、議案について当局から説明を聞いた後、質疑に入り、その後、要望・意見を述べていただきます。
なお、議案第143号中所管分については、10月4日にも審査がありますので、本日は要望・意見までとなります。御承知おきください。
それでは、当局の説明をお願いします。
〔
当局説明〕
98
◯畑田委員長 ただいまの説明に対する質疑に入ります。
なお、発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。
質疑はございませんか。
99
◯畑田委員長 特にないようですので、質疑を終了します。
次に、要望・意見に移ります。
議案第143号中所管分については、10月4日に建設局所管分と併せて討論いただきますので、本日は要望・意見にとどめていただくようお願いします。
それでは、要望・意見がありましたらどうぞ。
100
◯福地委員 自民党です。
繰越明許費、当初の予定どおりしっかりと進めていただきたいと思います。
101
◯加藤委員 公明党です。
大規模建築物耐震事業費ということで、未耐震の事業者さんがほかにもおられるのかと思いますので、そういった事業者がまだいらっしゃれば、啓発をしっかりしていただきながら寄り添った対応を今後もしていただきたいと思います。今回の事業についても、工場は稼働しながらというようなことでお聞きをしておりますので、そういった寄り添った対応を今後もよろしくお願いいたします。
102
◯畑田委員長 ほかにございますか。
ほかにないようですので、要望・意見を終了します。
以上で
議案審査を終了します。
残る
報告事項に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。
〔関係外説明員退席〕
──────────────────────────────
103
◯畑田委員長 次に、
報告事項に移ります。
債権の放棄に関する報告について、報告を聞くこととします。
104
◯内野住宅政策課長 債権の放棄に関する報告について、説明をさせていただきます。
お手元に配布してございますA4の用紙で4枚、両面印刷8ページの
都市建設委員会報告資料を御覧ください。
報告の件名は債権の放棄に関する報告でございます。
資料1から資料8までございますが、資料2以降は債権放棄したものをそれぞれ債権の名称と条例の該当条項ごとに作成したものとなっておりますので、資料2から資料8までを取りまとめて集計をしてございます資料1にて説明をさせていただきます。
それでは、表紙の資料1、中ほど、3、令和2年度債権放棄内訳集計表を御覧ください。
この表は、静岡市債権の管理に関する条例に基づき、債権放棄したものについて、債権の名称ごとに条例の該当条項別に、放棄をした金額を示しているものでございます。
放棄を行った債権は表の左端の列、債権の名称の欄に記載をされておりますとおり、
市営住宅使用料、
市営住宅駐車場使用料、汚水処理場使用料及び住宅費雑入の4種類の債権でございます。
続きまして、債権放棄の内容を、条例の該当条項別に説明いたします。
条例第7条第3号該当の強制執行等の措置を取った場合において、なお完全に履行されなかった当該債権について、その債務の履行の見込みがないと認められる場合でございます。こちらにつきましては、記載のとおり合計565万円余を放棄いたしました。
続きまして、条例第7条第4号該当の徴収停止の措置を取った場合において、当該措置を取った日から相当の期間を経過した後においても、なお履行させることが著しく困難、または不適当と認められる場合に該当するものでございます。こちらは、記載のとおり合計6万円余を放棄いたしました。
最後に、条例第7条第5号該当の消滅時効の期間が満了した場合でございます。こちらは合計で222万円余を放棄いたしました。
これらの放棄額の合計は、記載のとおり795万円余でございます。なお、債権放棄に関する事務処理につきましては、令和3年3月16日に開催した令和2年度第3回静岡市債権管理委員会におきまして、審議及び承認を経た上で市長決裁を受けて、不納欠損処理をさせていただいたところでございます。
105
◯畑田委員長 ただいまの報告に対して、質疑等はありますか。
〔「ありません」〕
106
◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終了します。
報告事項は以上です。
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107
◯畑田委員長 以上で、本日の日程は全て終了しました。
これをもちまして
都市建設委員会を散会します。
午後1時32分散会
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都市建設委員長 畑田 響
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