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  1. 魚津市議会 2017-06-01
    平成29年6月定例会(第3号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2017年06月16日:平成29年6月定例会(第3号) 本文 (全 272 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開議 ◯議長(関口雅治君) おはようございます。  ただいま出席議員は定足数であります。  これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────          市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(関口雅治君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  7番 金川敏子君。  〔7番 金川敏子君 登壇〕 3 ◯7番(金川敏子君) 皆さん、おはようございます。金川でございます。  爽やかにやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。赤ちゃんから高齢者まで、市民が幸せになる魚津市を目指しております。  先月の植樹祭を無事終えることができ、市当局並びに関係の皆様に感謝しております。お疲れさまでした。  今、魚津市では課題がたくさんあります。皆様と協議し、スピードを持って実行していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  では、6月の定例会で5項目の質問をさせていただきます。  まず1つ目でございますが、市庁舎について。  市庁舎の建てかえについて、市職員で庁内ワーキングチームを立ち上げ会議をされています。進捗状況はどのようになっていますか。まだ決められないと思いますが、民間活用や市庁舎の中にほかにある市の施設を入れることもお考えでしょうか。  今までは、市庁舎を建てるための国の補助金はありませんでしたが、防災センターや市庁舎の耐震などでどれくらいの補助金が見込まれますか。
     2番目の質問でございます。市財政健全化計画について。  池村課長は、富山県職員として広い視野で実績も積まれて、魚津市へ来られたと思います。  魚津市の財政状況を見てどのように感じられましたか。また、これからの魚津の財政健全化計画をどのようにされたいか、抱負を述べてください。  次、3つ目でございます。子育て支援について。  1)質の高い乳幼児教育について、市長の考えをお聞かせください。  子育て支援とは、今まで保育園などを充実させることや医療費補助などと私は思っておりました。しかし、大きなスケールの日本の将来をつくる目的が含まれていました。質の高い乳幼児教育は、その後の調査において社会全体に対しても恩恵をもたらすことが実証的に示され、世界各国で保育・幼児教育への公的投資が政策上の優先課題とされています。日本でも昔から、「三つ子の魂百まで」という言葉もございます。  保育・乳幼児教育の大事なことは、アタッチメントとは、子どもが不安なとき愛着を持って抱き締める。そのことが安心して子どもの心と体を育てる。  保育園などでは、社会性、我慢すること、また保育園の友達との関係、園長などから正しいことは何かを習う。幼児教育がしっかりしていると、小学校以上の学業も仕事も成功するそうです。  この大事な乳幼児教育を、世界において長期縦断研究で調査しています。子どものころから同じ子どもを見て、その人たちが40歳になってどのように生活しているか見ると、幸せな家庭、経済的にも安定している人が多いそうです。今も継続してその人たちを追跡調査されております。  また、貧困家庭が増えてきています。貧困の連鎖もあります。育児放棄の親もいます。しかし、子どもは他の子どもと同じく幸せになるべきと思います。  子育て支援政策が、ほかのいかなる政策よりも労働生産性、経済成長率、出生率を引き上げ、子どもの貧困、自殺率を低下させます。  全ての子どもが保育・幼児教育を無償で受け、義務教育ぐらいに将来的になればいいと思っております。まだ先になると思いますが、全ての幼児が基本的に教育を受けるためにこれを思っております。  これは国政の話かもしれませんが、国民一人一人にかかわることなので質問しました。このことについて市長のお考えをお聞かせください。  4つ目の質問でございます。ありそドームのたてもん展示スペース有効活用について。  昨日からたてもんのことについていろいろお話が出ておりますが、私のほうはちょっとそれと違った見方で質問をさせていただきます。  2月に高岡御車山会館に地域で視察に行ってきました。同じくユネスコ遺産になっております。すばらしく、金銭もかかっている会館だなと思いました。  魚津のたてもん記念館は一朝一夕にはできないと私も思っております。それでこのような提案をいたしました。  市内外の観光客にタテモン行事を常に見せる展示館がないので、現在、ありそドームにあるたてもんを見せ、山側のスペースを改造し、大きな画面で祭りの由来や8月の祭りの映像を観光客に見せてはどうですか。  では、5つ目の質問に入ります。病児・病後児保育事業について。  この事業を聞いたときに、私は個人的にはありがたいなと思いました。この事業は働く親にとって助かると思います。  私も共働きでした。子どもの病気が重いときは親が見ると思いますが、仕事にも責任があります。自分の子どものときは、母がタクシーでかかりつけ医へ連れて行って看病してくれました。  しかし、面倒を見てくれる親族がいないときは、この事業は特に女性活躍推進には大事なことと思います。  以上で、壇上の質問を終わらせていただきます。 4 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 5 ◯市長(村椿 晃君) おはようございます。  金川議員からのご質問にお答えをいたします。  市庁舎の建てかえに関する庁内ワーキングチームの検討状況についてのお尋ねでございますが、本年3月に立ち上げました新庁舎整備に向けた庁内ワーキング会議でございますけれども、企画総務部長を座長とした関係部課長等の長10名で構成しており、これまでに3回会議を開催しております。  この庁内ワーキング会議では、現庁舎の問題点、新庁舎に求められる機能や規模など、新庁舎を整備するにあたって整理すべき基本的な事項について検討を進めております。  さらに、議員からご発言がありましたPPPやPFIといった官民連携手法による庁舎整備の可能性についても検討をしていくこととしております。  いずれにいたしましても、新庁舎整備は非常に大きな事業でございますので、市民にとってどのような庁舎が望ましいか、さまざまな角度から幅広く検討していく必要があると考えております。  財源のお尋ねがございましたけれども、国の財政措置に関しましては、平成32年度まで延長された緊急防災・減災事業債という制度があります。  これは避難所ですとか災害対策の拠点、こういった施設などを整備する際に活用できる地方債でございますけれども、充当率が100%、交付税措置率が70%ということですので、補助率に直しますと70%補助というふうな捉え方もできるかと思います。  また、平成29年度より新たに創設されました公共施設等適正管理推進事業債、こういった制度も新しくできておりますけれども、こちらのほうは、昭和56年以前に建てられた古い耐震性のない庁舎、こういったものの再整備などに活用できるということなんですけれども、こちらのほうにつきましては、地方債の充当率が90%、このうち75%相当分について地方交付税措置率が30%、少しややこしいですけれど、75と30を掛け合わせますと22.5%ですので、先ほどの緊急防災・減災事業債の70%と比べますと随分措置率は落ちるということになります。  こういった国のほうで創設された地方債制度が挙げられますけれども、先ほどもお話ししましたが、整備手法につきましては民間連携の手法なども含めて幅広く研究をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(関口雅治君) 池村財政課長。  〔財政課長 池村知明君 登壇〕 7 ◯財政課長(池村知明君) 金川議員の市財政健全化計画についての質問にお答えいたします。  まず、本市の財政状況についてどう感じたかということでございますけれども、非常に厳しい状況であると感じております。  具体的に申し上げますと、まず歳入でございますが、今後も市税収入の大幅な増加は期待できず、また人口減少による普通交付税の減額が見込まれるという状況にございます。  歳出につきましては、少子高齢化に伴いまして、社会福祉費が今後も増加するということが見込まれております。  また、現在、統合小学校建設等の大型事業が進められておりますけれども、こういった事業が続くことから、今後も厳しい財政状況が続くというふうに考えております。  このような中で、教育環境の充実とか子育て支援、観光産業の振興、魅力的なまちづくりといった地方創生の推進に資する施策を実施するには、事務事業の効率化や徹底的な見直しを行いまして、国、県の財源を活用できる事業については積極的に予算を配分し、限られた一般財源の効果的な活用に努めることが重要であると思っております。  なお、本年3月に設置いたしました魚津市の財政を考える市民会議を今後も継続いたしまして、財政に関してわかりやすく説明しながら、市民の皆様とオープンに意見交換を行い、本市の財政状況について共通理解を得るとともに、市議会とも十分に相談しながら財政の健全化を目指していく考えでございます。  以上でございます。 8 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 9 ◯市長(村椿 晃君) 次に、3点目の子育て支援について、質の高い乳幼児教育のご質問にお答えをいたします。  魚津市における子育て支援制度でございますけれども、従来から実施しておりますこども医療費助成妊産婦医療費助成などの各種医療費の助成、また保育所と幼稚園の機能を一体化した認定こども園の整備や延長保育、一時預かりなどの特別保育の充実、子育て支援センター子育て支援コーディネーターの配置などによります相談体制の強化、放課後学童保育なども推進してきているところでございます。  さらに、今年度より同時入所第2子保育料の無料化、そして、お話にありましたが、病児・病後児保育事業を拡充し、お子さんが保育中に発熱などの体調不良となられた場合に、急には対応できない保護者にかわり、病児保育施設の看護師などがかかりつけ医へ送迎を行い、受診後、保護者が迎えに来るまで病児保育施設で一時的にお預かりするサービスを新たに開始して子育て施策の充実に努めていると、このような状況にございます。  一方、近年、子どもの貧困問題の増加や出生率の低下など、さらにそれらに起因する労働生産性や経済成長率の低下などが社会的に大きな問題となっている状況にあります。  議員ご指摘の子育て支援に係る大きな取り組みの1つとして、保育・幼児教育におけるアタッチメント、いわゆる幼少期において家庭や保育園で愛着を持って子どもと接することにより築かれる安心感や信頼感が、子どもの健全な発達にとっては重要なものと言われております。  本市といたしましては、現在の子育てに係る各種事業をしっかりと推進いたしますとともに、子どもたちの幸せのためにも、質の高い乳幼児教育の実現に向けて、魚津市保育研究会の場などさまざまな機会を捉えまして、保育・幼児教育におけるアタッチメント等に関する研究・研修の実施を検討してまいりたいと考えております。  あわせまして、保育・幼児教育の完全無償化につきましても、一自治体では実現は困難と思いますので、国等へその実現を要望するなど、今後も引き続き子育て施策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。  次に、4点目のありそドームのたてもん展示スペースの有効活用に関するご質問でございます。  本市には、議員からご紹介いただきましたけれども、高岡市の高岡御車山会館ですとか、あるいは南砺市の城端曳山会館のような、市内外から訪れる観光客に対しまして常設で曳山を展示し紹介する施設は確かに持っていないわけでございます。  しかしながら、たてもんの魅力は、金や漆、染織などの伝統工芸技術で装飾され、見せることに重きを置いた他の山・鉾・屋台とは少し異なっておりまして、祭り当日の神社境内での引き回しであり、夜空に映える勇壮華麗な姿に魚津のたてもんの魅力があると考えております。いわば、静的なものではなく、動きの中に初めてたてもんの魅力が映えるというふうに考えております。  そういたしますと、どのような見せ方、展示がいいのかということが課題になるわけでございますが、議員のおっしゃるとおり、ユネスコ登録以降増加すると思われます観光客に対しまして、祭り当日以外にもたてもん祭りの魅力、様子を紹介する対策はやはり重要かというふうに考えております。  現在、たてもんは、新川文化ホールとありそドームのそれぞれの施設のロビーに常設展示をしているわけでございます。  ありそドームのたてもんにおきましては、北陸職業能力開発大学校で製作いたしました「たてもん祭り広報機」が設置され、祭りの様子を動画や模型で紹介しております。  また今年度は、ありそドームで展示しておりますたてもんに飾りつけられた人形が老朽化してきておりますことから、その更新を予定しているところでございます。  議員ご提案のさらなる施設の改造なり展示のあり方につきましては、タテモン行事の魅力を多くの観光客の方に知っていただけますよう、展示の方法を工夫するなど、さらに効果的な魅力の伝え方がないかを含めまして、しっかり研究をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 11 ◯民生部長(吉川高広君) 病児・病後児保育についてお答えいたします。  先ほど市長答弁の中で、事業の概要については説明を簡単にいたしましたので、私のほうからは市民への周知について主にお答えしたいと思います。  従来の病児・病後児保育事業を拡大し、本年4月より開始した送迎サービスについては、市ホームページや市広報5月号においてお知らせしてきたところです。また、市内保育園、認定こども園、幼稚園に対しては、全園長が出席する施設長会議において事業概要の説明を行い、協力を依頼してきました。  それを踏まえて、各園では全ての保護者に事業のパンフレットを配布し、保護者総会などの機会を捉えて説明を行っておられました。  なお、魚津市に住所があっても市外の保育所に通っているお子さんもいらっしゃることから、市外の保育園などに対しても事業についてお知らせし、保護者への周知を依頼してきました。  小学校については、4月13日に開催された小学校長会において事業概要の説明を行い協力を依頼しました。学校で対象となる1年生から4年生までの全ての児童の保護者に事業のパンフレットを配布してもらいました。  あわせて、市内全ての保育園や児童センターに本事業のポスターを掲示し周知に努めております。  送迎サービスに係る事業の実績につきましては、6月12日現在ですが、残念ながらまだ利用件数は1件のみであります。  実績としてはまだわずかでございますが、実施施設では保育士と看護師を各1名増員しておりますので、送迎以外の通常の病児・病後児の受け入れ体制の拡充もあわせて図っておられます。  市といたしましては、今後、事業所、会社などを含め、さらに周知に努めますとともに、本事業を通して、引き続き保護者の子育てと就労の両立を支援してまいりたいと考えております。 12 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 13 ◯7番(金川敏子君) 順次、再質問させていただきます。  市庁舎についてでございますが、有利な財源、民間活用、これはぜひ取り入れていきたいと思っております。  先ほど32年までに防災のほうの資金を使わなければというようなことを聞いたんですが、これがもし32年を過ぎた場合はどのようになりますか。 14 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 15 ◯市長(村椿 晃君) 現在の平成32年というのは、東日本大震災の復興期間に合わせて設定をされた期限であります。それ以降どのようになるかということは今の段階ではまだわからないわけですけれども、国のほうの状況をしっかり見極めながら考えていきたいというふうに思っております。 16 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 17 ◯7番(金川敏子君) まだ大事なことは決まっていないかもしれませんが、できれば有利な財源でやっていただきたいなと希望をして、この質問は終わらせていただきます。  次、2番目のところでございますが、池村課長から詳しくお話を聞けまして再質問はしないつもりでございましたが、魚津市の財政のことを考えて、本当にまだお若いですし精力的にやっていただきたいなと思います。これも要望でございます。  次、子育て支援についてに移ります。  保育園、認定こども園、幼稚園とありますが、将来的には魚津市はどのようになりますか。  昨日も質問でお答えになっておられますが、今のところ、認定こども園もある程度できているのでこのままという感じですが、例えば10年後あたりはどのようになるか、大体想像してお答えいただきたいと思います。  それと、保育園は3歳児まで親が家にいる方は預けられないことになっています。これは法的なことかもしれませんが、都会と違って園児が少ない魚津市は、園児が少ない、少ないと言っておられるんですが、いや、あんたは入ってはいけないというようなことになるんですけど、先ほどから言いました乳幼児保育がすごく重要になってきておりますので、何かそういう子どもたちでも入る方法がないかなと思います。  たくさんあるので、ここでちょっと一遍切ります。 18 ◯議長(関口雅治君) 宮野こども課長。 19 ◯こども課長(宮野司憲君) まず第1点の保育園、認定こども園、幼稚園の状況ということでございますが、昨日の岡田議員のご質問にもお答えさせていただいたとおりでございますが、昨年4月から私立の保育園5園が認定こども園化となりましたので、保護者のニーズも一定程度満たされているものと考えております。  現段階では、きのうも申し上げましたとおり、この体制でいければというふうに思っておるところでございますが、時代の変化を見まして、子ども・子育て計画等の見直しも今後必要になってくるかもしれないというような認識におるところでございます。  もう1点につきましては、3歳児まで保育園に親が働いていらっしゃらなくても預けることができないかということでございますが、現段階では預けることはできないというふうになっておりますが、その保護者の方が、例えばご自宅でお父さん、お母さんの介護等で働くことができないといった状況もあります。そういったところは柔軟に考えて受け入れ体制を整えているところですし、受け入れは可能ではないかというふうに思っておりますが、今後の時代の流れとか保護者の皆様方のニーズ等もあります。そういったところをしっかりと踏まえまして、次の対策等もまたこれから考えていきたいというふうに考えているところでございます。 20 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 21 ◯7番(金川敏子君) わかりました。  私、昨年、市内の保育園を幾つか訪問してみたんですが、先生方はたくさんの園児たちを上手に指導しておられまして、私、そこに行って、「うちでもこんだけのことできんがに、ようやっとられる」という話をしてきたんです。そのくらい今、保育園では子どもたちのことを考えて保育をしておられると認識しております。  これから民間の保育園に、公設民営とか民営のほうにだんだんなってくると思いますが、そのときに、もちろん民間の方も一生懸命にやっておられますが、東京のほうとかいろんなところで聞きますと、幼児に食事をきちんと与えていないとか少ないとか、そういうようなことを聞いたりもしますが、魚津市にある保育園は、民間の保育園も監督機関は魚津市となっておりますか。これもこども課長に。 22 ◯議長(関口雅治君) 宮野こども課長。 23 ◯こども課長(宮野司憲君) 公立、私立を含めましてこども課が所管させていただいているところでございます。
    24 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 25 ◯7番(金川敏子君) わかりました。  では次、ありそドームのたてもん展示スペース有効活用について再質問させていただきます。  先ほど答弁いただいて、それでもいいんですが、私はありそドームのたてもんのところへ行ってきました。前の通路のところに能開大の方がつくられたテレビの大きいものが置いてあって、スイッチを入れて画面が出たんですけど、例えば魚津のたてもんのことを見たいとか、会館はないんですけど、そこを一応会館みたいにしたときは、もしバスで来られてそれを見られたときにインパクトがないんですね。ちっちゃいこれくらいのテレビですけど。  そうした場合に、山側に今キッズスペースみたいなものが置いてあるんですが、あそこに椅子を少し置いて大きな画面で見せると、おられないときは広げて皆さんの遊び場にされてもいいんですが、何かあそこで工夫できないかな、費用もかけないでできないかなと思いまして、再質問します。 26 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 27 ◯市長(村椿 晃君) 議員のご指摘のとおり、先ほどお話をしたありそドームのたてもん祭り広報機ですね。確かに少し小さいのでインパクトに欠けるというのはご指摘のとおりだと思います。  実物を引き回して回転できれば一番いいんですけれど、なかなかそれは難しいということなので、そうなるとやはり映像を使って見せるというのが効果的だと思いますので、どのような展開ができるのか、先ほどお話をした人形の老朽化に伴う展示の更新がありますので、どんな形でできるかまた検討してみたいというふうに思っております。 28 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 29 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。  では、5番目に移ります。これは質問ではありません。  病児・病後児保育についてはすごく大事なことだと思いますので、今、周知の方法を聞きまして、完璧にやっておられるなと思いました。  これが伝わっていって、働く親たちに幾らかまた、幾らかって大分助かると思いますが、頑張っていただきたいと思います。  では、私の質問を終わらせていただきます。 30 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇〕 31 ◯2番(八倉巻正臣君) 平成29年6月定例会において、3点質問いたします。  1点目、魚津の未来をつくる産業研究の推進事業についてお伺いします。  魚津市ではなじみの少ないゲーム開発、運営の担い手人材発掘セミナーなどの開催や体験合宿などの事業が盛り込まれていますが、私だけかもしれませんが、いまいちぴんときません。  この事業の目的は、本市の産業を未来へ引き継ぎ、地域経済を支え活力を維持していくためには、さまざまな産業の連携と活性化が必要であるとなっていますが、ここでお伺いします。  1、具体的なゲーム事業の計画はどのような状況なのか。2、ゲーム会社の企業誘致の状況は。3、ゲーム事業の窓口は。4、魚津市の基幹産業とゲーム事業の相乗効果が出るように進めるべきでは。  2点目、東京オリンピック・パラリンピック選手団の合宿誘致についてお尋ねします。  新規推進事業といたしまして、魚津市はボッチャや卓球の誘致を目指すというお話を聞いていました。  本市にはありそドームという誘致に適した施設もあります。  魚津市出身でリオデジャネイロパラリンピック、ボッチャ団体銀メダルを獲得した藤井友里子選手も活躍され、まさしく望むところでございます。  最近、県内の市で合宿誘致が内定したと新聞に載っていましたが、市長も関係各所を精力的に回りご尽力されていると思いますが、その後の進捗状況などをお尋ねします。  1、JOC(日本オリンピック委員会)の事前合宿誘致リストに登録したのか。2、卓球、ボッチャに対して事前合宿誘致はしているのか。3、事前合宿誘致における魚津市の準備は。4、日本代表以外の国になった場合の対応は。  3点目、消防・防災体制についてお尋ねします。  昨年発生しました糸魚川大規模火災や平成25年、魚津市本町での火災、今年に入りましても魚津市内で数件の火災が発生しております。  魚津市内、特に海沿いの地域など道路の狭い住宅密集地があり、ポンプ車が入っていけない場合もあります。  火災が発生した場合、初期消火活動が重要だと思います。対策として、住宅用火災警報機があります。魚津市の住宅用火災警報機の普及率は約80%とお聞きしています。警報機とあわせ、家庭用消火器の設置を推進していかれてみてはどうでしょうか。そうすれば2次災害、3次災害を防げるのではないでしょうか。  家庭用消火器の設置状況について、魚津市の実態はどうかお聞かせください。  以上で壇上での質問を終わります。 32 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 33 ◯市長(村椿 晃君) 八倉巻議員のご質問にお答えをいたします。  まず、魚津の未来を創る産業研究の推進事業についてのご質問でございます。  昨日の議会の質問答弁でもありましたけれど、魚津市は海岸から山間部までの距離が非常に短く、中間に水田や果樹など貴重な農地が広がっております。このような地形上の理由から、大規模な企業誘致を行うことはなかなか難しい状況にございます。しかし、首都圏などから離れている地方でありましても、担い手を育成し産業を興していくことが可能であるものの1つとして、本事業ではゲーム産業に着目いたしました。  この事業は、数カ年にわたる中期的なビジョンを持って取り組んでいく計画を立てております。  本年度の事業としては、まずゲーム産業に興味・関心のある若年層を中心に、ゲームの開発や運営に関する講演型のセミナー及び体験合宿を行います。  このような事業を通じて人材の発掘を進めていきまして、ゲーム産業の全体像、将来性などについて広く周知を図っていきたいというふうに思っております。  そして、2年度目以降におきましては、人材の発掘・育成を続けながら、段階的に業界志望者や創業希望者の受け入れ体制や既存事業者の誘致準備を整え、魚津で新たな地場産業としてゲーム産業が発展していくための支援体制を考えてまいりたいというふうに思っております。  2つ目のお尋ねで、企業誘致の状況はどうかというお尋ねでしたが、まだ現段階で具体的に特定のゲーム会社の誘致のめどがついているわけではございません。  今ほどもお話をしましたが、初年度の事業として若年層を対象にしたセミナー、啓発、こういったものからまず取り組んでいくという状況であります。  事業を継続していく中で、将来的には市外で業を行う既存のゲーム関連会社が本市への移転を考える、あるいはサテライトオフィス等を設置する、こういった展開になることも十分可能性がございますので、タイミングを逃さずにしっかりと対応していきたいと考えております。  3点目に、ゲーム会社の窓口についてのお尋ねがありました。  この事業に限らずですけれども、イノベーションを伴う産業展開を考えるときには、やはり企業家の活動が大切でございます。  行政の力だけではなかなかできないという面がありますので、そこで本市において、日ごろから産業の発展と産業振興に取り組んでいる魚津商工会議所の青年部、こちらのほうと協議いたしましてプロジェクトチームを設立し、この事業に取り組んでいただくということにしております。  また、ゲーム産業の人材育成に関するノウハウを学んで、業界志望者の技術研さんのための受け入れを行う場として、魚津市出身者が代表取締役社長を務めております東京都のゲーム制作会社、こちらのほうにもご協力をお願いしたところ、ご協力いただけるという状況になってきております。  行政だけが主導して行うのではなく、民間企業が持つ実行力とアイデアも大いに活用しながら、官民連携して本事業に取り組んでまいりたいと考えております。  4点目のご質問、魚津市の基幹産業とゲーム事業との相乗効果に関するご質問でございます。  議員のご指摘のとおり、本市の基幹産業とゲーム事業については、相乗効果が発揮されるように進めていくべきであると私も考えております。  少子化や産業構造の変化に伴う人材不足はますます深刻化していくということでありまして、その問題は本市においても例外ではございません。  そこで、この事業によりゲームクリエーター育成のための体制を形成してまいりますけれども、その段階でもたらされます最先端の情報処理技術、こういったようなものを地場の既存のものづくりの中小企業等にも生かす、そういった展開を考えてまいりたいというふうに思っておりまして、時代にマッチした人材育成に生かしていくためにもこの事業に取り組んでいきたいというふうに考えております。  将来的には、魚津市でゲーム産業が振興することで、魚津市から首都圏へ出向き、技術を磨いた後Uターンをする方、あるいは就業を希望して魚津へIターン・Jターンする方などの人材の還流を多くしたいと思っております。  これまでになかった新たな人の流れをつくり出すという効果も期待をしているところでございます。  これによりまして魚津のまちを活性化するとともに、単なる新分野産業の参入促進だけではなく、古くから魚津市を支えてくださっている産業界全体に新たな風を吹かせるという目的を持って、市内民間の企業などの理解、協力を得ながら官民連携してこの事業に取り組んでまいります。  以上でございます。 34 ◯議長(関口雅治君) 武田教育委員会次長。  〔教育委員会次長 武田 寛君 登壇〕 35 ◯教育委員会次長(武田 寛君) 八倉巻議員の東京オリンピック・パラリンピック選手団の合宿誘致のご質問のうち、まず1つ目、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の事前トレーニング候補地ガイドへの登録に関するご質問にお答えいたします。  東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿につきましては、施設をありそドームとして競技種目を卓球とボッチャに絞り誘致に取り組むこととしております。  現在、この2種目の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の事前トレーニング候補地ガイドへの登録手続を進めており、去る5月30日に「Tokyo2020事前キャンプ情報提供並びにキャンプ地決定時における受け入れに係る意思表明申請書」を県に提出いたしました。  この申請書は県から組織委員会へ提出されており、今後、組織委員会からガイドへの登録に必要な事項を入力するためのIDが交付される予定です。  このガイドへの登録のためには、誘致する自治体の概要や練習施設及び宿泊施設の詳細な情報などの整理が必要となってまいります。  また、施設や用器具がIF基準と呼ばれる国際競技連盟基準に適合しているかどうかを国や県レベルの競技団体に確認を受けることが求められており、誘致に向けこうした準備を進める必要があります。  2点目の卓球、ボッチャの事前合宿誘致につきましては、それぞれの競技団体と個別に協議、情報交換を行いながら進めていきたいというふうに考えております。  3点目の事前合宿における本市の準備に関しましては、まずは、先ほど申しましたガイドへの登録を最優先と考えております。  このガイドへの登録によりまして、世界各国のオリンピック・パラリンピック組織委員会や競技団体に本市の情報が発信されますので、各国選手団との交渉の第一歩になると考えております。  4点目の今後、日本代表以外の国となった場合でございますが、そういったことも想定しながら、国際交流担当をはじめ、福祉、観光、企画などといった関係部署やそれぞれの関係団体と連携を図り、また市民の皆さんからも情報提供やご協力を得ながら誘致を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 36 ◯議長(関口雅治君) 川岸企画総務部長。  〔企画総務部長 川岸勇一君 登壇〕 37 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 3番目の家庭用消火器の設置推進に関するご質問にお答えいたします。  一般家庭に対する消火器の設置の義務については法で定められておりませんが、このため、全世帯の設置率はなかなか把握していない状況でございますけども、魚津消防署のほうで年2回、春と秋に消防訓練を行った後に住宅用の、これは設置義務があるほうですが、火災警報機の調査を各地区で行っております。その際に、あわせて家庭用の消火器が設置されているかどうかについても調査を行っておられます。  あくまで全世帯の調査結果ではないんですが、平成21年度からこれまで調査した約600世帯、その数字を対象にした設置率については51.1%となっております。  参考までに、民間団体、これは一般社団法人日本消火器工業会というところが行った結果ですが、この調査結果によりますと、全国の一般家庭の普及率が41%と報告されておりますので、それと比べますと比較的高いのではないかと思われます。  議員も指摘されましたように、火災時には初期消火が非常に重要となってまいります。初期消火の有効な効果的な手段が消火器だと思っています。  このため、自主防災組織などが行われる防災訓練のときに、消防職員立ち会いのもとで初期消火訓練として消火器の取り扱いを市民の皆さんにも学んでもらっておりますし、今後もその消火器の有効性を理解していただいて、消防防災の啓発、消火器の設置の推進に努めていきたいと考えております。 38 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 39 ◯2番(八倉巻正臣君) 魚津の未来を創る産業研究の推進事業の具体的なゲーム事業で、きのうも浦崎議員が聞かれて市長が答弁されていたので、私も大体理解しました。  確かに魚津市は海から山がとても近く急だということもあり、大規模な企業誘致的なものは、無理とは思いませんが、現段階ではちょっと厳しいのかなとは思います。  ゲーム事業で、市長も言われているように、若年層とか新しい分野の事業を魚津市に持ってきて、魚津市に対して風を吹かすでもないですけど、そういった意味の発言というように私は感じました。  2番のゲーム会社の企業誘致はまだめどが立っていないと。これは確かに事業の計画段階がまだ、中長期的な感じでやっておられるということで、これからだと思うので。  3点目、ゲーム会社の窓口というのは、一応商工会議所とかプロジェクトチームで取り組んでいると言われたんですけど、ちょっと気になった点がありまして、先ほどもちょっと言われた東京の会社さんというような、それは何といいますか、ただ企業誘致していくとか、その会社から人材を何かというような状況でお話をされているのかちょっとお聞かせください。 40 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 41 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  そもそもこのきっかけになったのが、答弁の中でもお話をしましたけれども、魚津市出身の社長さんが東京秋葉原のほうでゲーム会社をやっておられるんですけれども、その方とお話をしたときに、もともと魚津でやりたかったと、一番最初。そういう思いがあったんですが、いろんな環境の中でできなかったと。今すぐ魚津で展開することは無理だけれど、それはなぜかというと人材の問題があると。人ですね。  それで、まずそういった産業に携われる人づくりをしないと、サテライトオフィスを置いたり会社を持ってくるということは、器だけつくってもだめなので、したがって、そういうことからまず始めようということで今回の事業の組み立てになっていると。  それを支えていくときに、やはり役所だけではだめなので、民間の皆さんのパワー、力をいただいて、両方で進めていこうということで、このような組み立てになっておるということをご理解願えればと思います。 42 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 43 ◯2番(八倉巻正臣君) 東京のその会社、魚津市出身ということで、大変すばらしい考えの持ち主だと思いますが、ちょっと私なりに調べたんですけど、その方を介して企業誘致と言っておられますけど、その会社自身は平成28年に株式取得及び第三者割当増資を受け子会社化になっていると思うんです。  多分市長もそれぐらいは知っていると思うんですけど、変な話、多分会話されているときは社長さんだったと思うんです。だけど、これから先、現時点では子会社の社長ということになるじゃないですか。だから、その辺は親会社が当然おるということなので、もちろん。  そしたら、私は思うんですけど、いくら子会社の社長と、ちょっと言葉は悪いですけど、そうやって事業計画を立てて、いずれかは魚津市で企業を持っていくという話をされても、果たして親会社の方がうんと言うか。  そもそも、市長がしゃべられている方とそういう打ち合わせをしていることを果たして親会社の方が知っているかというところもちょっと不明なんです、実際。  だから、そういったところで、今市長はどういうふうに考えられていますか。 44 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 45 ◯市長(村椿 晃君) お答えします。  事の性格上、どこまでしゃべっていいかということがあるんですけれど、当然その親会社の役員の方とも会って話はしております。  この展開は保証はなかなかできないので、まず環境ができないと、このような話の具体化というのは進みませんから、何度も言いますけれど、この地場でそういった産業に携わる人材育成をしっかりやった上で事業所の展開を考えると、こういったことになるということでございます。
    46 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 47 ◯2番(八倉巻正臣君) 大変すばらしいと思います。だけど、その親会社も、ちょっとホームページを見たんです、私。ちょっと言いますけど、今まで数え切れないほどのサービスをリリースしてきたと。その中には、斬新過ぎるがゆえにユーザーが集まらなかったり、収益面で苦戦を強いられたりしたため撤退したサービスもたくさんあります。それこそが弊社のよさだと考えます。とにかく数を打つ。だめならすぐ撤退。次のサービスの開発にトライする。失敗するなら最速でと書いてあります。  企業なら当然の考えだと私は思います。確かにこの親会社は、売上高とかを見ても結構いい感じの会社だと思うんです。  だけど、魚津市としてみれば、このゲーム事業は長期的に考えられていると思うんです。だけど、会社自体が失敗するなら最速でとか、急に親会社の都合で打ち切りになるとかなりませんか。  だから、複数のゲーム会社に打診してもいいと思うんですけど、その辺はどうですか。 48 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 49 ◯市長(村椿 晃君) 今、議員ご紹介のレベルというのがどのレベルの話なのかというのがちょっとあるんですが、当然、ゲーム産業のほうは回転が結構速いですね。1つの作品にこだわると投下資本が回収できないので、できるだけ早く切り上げて次の作品に移る。こういった展開は日常のというか日々の展開としてはあります。ある意味スピードが勝負と。  そこら辺の話はある意味別次元の話として、私としては、例えば何かの土地を保障して誘致をするとかそういう話では全くないので、あくまで、先ほどから繰り返していますけど、そういった新しい分野の人材をこの地域で育てて、それにふさわしい事業体系として考えていると。しかも、そこの責任ある立場の人が魚津市出身であると。こういう文脈の中でこの事業を考えておりますので、100%成功するのかと言われると、そういった保障はもちろんありませんけれども、しっかりとそういった取り組みが根づくように頑張っていきたいというふうに思っております。 50 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 51 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、4番目の魚津市の基幹産業とゲーム事業の再質問ですけど、市長は魚津市の基幹産業は何だと思われますか。 52 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 53 ◯市長(村椿 晃君) 基本的には機械、金属を中心としたものづくりというのがベースとしては魚津の製造業の基幹かなというふうには思っております。 54 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 55 ◯2番(八倉巻正臣君) 私も考えたところ、魚津市の基幹産業は実際ちょっとぱっと浮かびません。全体的に大企業もなく、バランスよくなっているのかなとは思っております。  ゲーム事業は確かに若年者や人材発掘、新たな人の流れになると思いますが、よく人口を増やすなら企業誘致をすれば人が集まると言いますが、確かに人口は増えます。しかし、何でもかんでもいいということはないと私は思うんです。大事なのは、現在ある魚津市の基幹産業との相乗効果が期待できる可能性があるところを誘致したほうが魚津市においては活性化すると思います。  市長も今、機械、金属、ものづくりと言われましたけど、先ほどもちょっと言われたんですけど、相乗効果的なもの、ゲームに関してなんですけど、いいと思うんですけど、どういうふうに考えておられるかお願いします。 56 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 57 ◯市長(村椿 晃君) 壇上の答弁でもお答えをしましたけれども、ゲームクリエーターそのものに絞っているというわけではありません。この業界は情報処理技術を含めて、結構IT関係の時代にマッチしたような知識、技能も必要になるわけです。  一方、先ほどお話をした魚津のものづくりの現場はどうなっているかというと、全体としてやはり経営者も高齢化をしてくる。次の担い手をどう確保しようかという状況の中で生産性を上げていかなくてはいけないんですけれど、そうなってくると当然、そこに機械化とか情報化とかが入ってきます。そういったものに対応できる人材をやはり魚津市としては確保していく必要がある。  先ほどのゲーム会社の社長さんなり、あるいはその親会社の役員の方と話していると、彼らの役割というか1つの展開とすると、地方において地場の企業のそういった技術を例えば協力していくとか、場合によってはICT教育、学校でそういったようなものを協力するとか、そういった展開も話をしているということなので、必ずしもゲームだけというような意味合いではなくて、そこから派生する産業なりへの効果というふうなものを我々としては期待して人材育成をやっていきたいというふうに思っています。 58 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 59 ◯2番(八倉巻正臣君) IT産業とかは、先ほども言われましたが流れが速い。切り捨てでもないと思うんですけども、次から次に展開していかなければ企業的には追いついてというようなものがあると思うんです。だけど、今ほど地場の企業と協力すると話し合いをされていると言われたので、少し安心はしました。  これからもいろんな企業を誘致などされていくと思いますが、頭の隅にでもいいので基幹産業との相乗効果のことは覚えていてほしいです。  次に、パラリンピックのことで誘致登録したかとお聞きしたところ、現段階、提出中となっておりますが、大体いつごろJOCのホームページとかに載る感じでしょうか。 60 ◯議長(関口雅治君) 武田教育委員会次長。 61 ◯教育委員会次長(武田 寛君) 登録するためのID交付がまだ未定でして、こちらのほうでお尋ねしても、いつごろになるかというご返事はまだいただいておりません。  したがって、何月ごろに登録が始まるかということはまだ不明であります。 62 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 63 ◯2番(八倉巻正臣君) 私も実はJOCのほうに電話をかけ確認しました。そしたら、担当の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から折り返し連絡が入り、まだ魚津市は申請されていないということでした。  担当者の方に申請は早めのほうがよいかと尋ねたんですけど、何とも言えないと。だけど、個人的には早めのほうが、世界各国、全国の方にホームページを見てもらい自治体のアピールはできるということでした。  魚津市も今年に入り、タテモン行事のユネスコ無形文化遺産登録、富山湾岸サイクル、先月行われた全国植樹祭、秋にはC級グルメ全国大会も開催予定されていて、魚津市は結構報道各社に取り上げられる機会が今のところ多いです。  やっぱり合宿誘致申請が遅いとホームページの公開も遅くなりますし、魚津市をアピールする絶好の機会を逃しているように私は思うんです。  申請登録のホームページ掲載は来年の7月31日までなので、変な話、あと1年ちょいという感じじゃないですか。だから、今回の誘致が不調に終わったとしても、その次につながるとは考えませんか。 64 ◯議長(関口雅治君) 武田教育委員会次長。 65 ◯教育委員会次長(武田 寛君) 先ほど壇上でも申しましたように、意思表明申請書は提出しておりまして、それはもう組織委員会のほうに県のほうから送られております。その後IDをいただかないと次の手続には入れないものですから、今それを待っているという状況であります。それをいただいて、私どものほうで一生懸命情報を仕入れたりして、手続は速やかにやっていくというふうにこちらのほうでは思っております。  実際、日本全国にたくさんの市町村なりが手を上げて、競争になるかと思っております。結構ハードルも高いんじゃないかなというふうに思っておりまして、登録して皆さんに見ていただいて、その上で、事前合宿という正式なものでなくても、1個ハードルを落としたような練習会的なものでも、声かけしたりとか、そういった形の運動とかはやっていかんならんがかなというふうには思っております。 66 ◯議長(関口雅治君) 2番 八倉巻正臣君。 67 ◯2番(八倉巻正臣君) 応募要件は私も見ました。170ページぐらいですかね。要件、いろいろなことが書いてあって、練習施設や宿泊施設などのすごい細かいところまで書かないといけないと。なおかつ、先ほど言われましたIDが来て、それから事前調査に入って、それから掲載というのも聞いています。  やっぱり膨大な量があるので大変だと思いますが、現在、ホームページ上では約200自治体が掲載されています。県内は5カ所掲載済みです。卓球に関しては全国で5カ所誘致申請。要はホームページに出て、ボッチャは3カ所の申請がもう出ています。  やはり県内でももう誘致が決まったというところもあって、それが決まれば市としても高めていくというような感じにもなっていくので、これはIDが来ない限りなかなかできないとは思いますが、早急にお願いします。  次、消火器の設置、魚津市の実態の再質問、これは要望にしますが、先ほど川岸部長からも言われたように、初期消火がやはり大事になってきます。  もし万が一火災が起きたら、初期活動も消火器があればもちろんすぐできると思います。  聞いたところ、車から急に火が出たらしいんです。たまたま会社が近くにあって、消火器を10本ほど持っていったら車1台が消えたという例が実際あるわけなんで、家庭内のぼや、油鍋とかでない限りは消火器で何とか対応できるかなと自分では思っております。  先ほども言われましたが、これは魚津市でも推進していってほしいと思います。これは要望にします。  以上で質問を終わります。 68 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。  〔4番 林 久嗣君 登壇〕 69 ◯4番(林 久嗣君) 皆さん、こんにちは。  6月定例会において4点の質問をいたします。  まず質問に先立ちまして、先月、全国植樹祭が成功裏に終わりまして、魚津市民ともども大変うれしく思っているところでございます。  さて、人口減少化時代を迎え、都市一極集中により拍車がかかり、全国各地の市町村は人口減少に歯どめをかけるべく施策に躍起になっているところであり、子育て支援等次世代のための施策に機軸を切りかえ、将来を見据えた施策を施行しております。  また、人口減少に伴い、税収面においても国や県の地方創生メニューを模索中であります。  昨今、税収の収入源の1つにふるさと納税が加わり、全国各地においても返礼品に地元の特産品を用意して、税収増もさることながら、アピールに躍起になり、返礼品合戦になっている状況であります。  そこでまず質問の1点目に、ふるさと納税について企画総務部長に3点の質問をいたします。  まず1点目に、魚津市の納税額の推移はどのような状況か。また、県内における魚津市の状況はどの程度なのかお答え願います。  次に、返礼品にはどのようなものがあり、納税額に対してどの程度の金額相当の品物なのか。また、返礼品について何か制約や規制等があるのかお答え願います。  最後に、総務省からふるさと納税の返礼品を寄附額の3割以下にするよう通知を受けて以後、どのように見直しするのかお答え願います。  大項目2点目は、パークゴルフ事業について副市長に6点の質問をいたします。  まず1点目に、利用者について質問いたします。パスポート利用者とそれ以外の人数についてお答え願います。  2点目に、維持管理費についてはどの程度なのか。また、一部借地箇所がありますが、その年間借地料はどの程度なのかお答え願います。  3点目に、施設整備について質問をいたします。本年に入ってから、スタート台を整備したりプレーに支障がある枝木は伐採されましたが、まだ一部、作業道路の撤去や舗装化など、整備に関してはパークゴルフ協会等の意向を参考にしているのかお答えを願います。  4点目に、当市では年間パスポートの有効期限は4月1日から12月31日となっており、他市町村のように申し込み時から1年間とならないのかお答え願います。  次に、近隣市町村と連携して近隣施設との共通年間パスポートを発行してはどうでしょうか、お答え願います。  最後に、現在3コースとなっておりますが、近隣の大島パークゴルフ場、青野自然公園パークゴルフ場、あさひヒスイ海岸パークゴルフ場では4コースがあり、日本パークゴルフ協会の公認コースとして毎年、県レベルの大会を開催しております。魚津市においても4コースにして公認コースにすることを検討してはどうでしょうか、お答え願います。  大項目3点目は、図書館事業について図書館長に3点の質問をいたします。  まず1点目に、ここ数年の利用者数の推移についてお答え願います。  2点目に、利用者数を増やす方策をどのように考えておられるのかお答え願います。  3点目に、全国的に学校記念誌などの一部を切り取る被害が報告されておりますが、当市において被害があるのかないのか、その実態をお答え願います。  最後に、統合小学校の教育環境について教育長に2点の質問をいたします。  統合校において子どもたちの環境が変化し、なれ親しむまでには時間がかかります。また、教職員においても一時的に困惑することも想定されます。  これらのことより、まず1点目に、子どもたちによりよい教育を受ける意味でも加配教員の配置についてどのようにお考えでしょうか、お答え願います。  最後に、情報化社会を迎えて効率化が図られる一方、ここ数年、学校現場においては長時間勤務が顕著になっております。  政府は働き方改革を掲げておりますが、なぜ長時間勤務になるのか、その実態と原因と考えられる要因をお答え願います。  また、通常、企業においては、残業したら時間外労働ということで手当てがつきますが、教員には手当てがつかないことに対してどのようにお考えでしょうか、お答え願います。 70 ◯議長(関口雅治君) 川岸企画総務部長。  〔企画総務部長 川岸勇一君 登壇〕 71 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 1番目のふるさと納税に関する3点のご質問にお答えいたします。  まず魚津市のふるさと寄附の推移についてはどうかというお尋ねですが、ふるさと納税制度は平成20年度の税制改正によって創設された制度ですが、魚津市の場合、平成20年度創設当時の寄附額は22件、金額にしまして約300万円の寄附がございました。  平成28年度の昨年の寄附件数が387件、金額が1,023万4,000円でありましたので、件数、金額ともに創設当時と比べて大きく伸びている状況にございます。  これは、ふるさと納税への関心の高さはもちろんですが、件数を見ますと、平成26年度が35件、平成27年度が200件、平成28年度が387件というところを見ますと、平成27年12月から、寄附の申し込みからクレジットカード決済までをインターネット上で可能としたことが大きく影響しているというふうに思っております。  平成28年度の県内の他市の状況でございますが、金額の多いところでは、氷見市や射水市が約1億8,000万円の寄附総額があります。  近隣を見ますと、朝日町が3,200万円、滑川や黒部が約2,000万円前後の金額になっており、魚津市は県内15市町村のうち8番目の寄附額、ほぼ真ん中ぐらいというふうになっております。  2番目にお尋ねの返礼品の品物についてでございますが、返礼品の送付については、ふるさと納税制度という税制上の措置とは別に、各自治体が独自の取り組みとして行われているものであります。  魚津市では、魚津の特産品を返礼品とした「うおづくし」をお送りしております。「うおづくし」は、市内の事業者から出品された鮮魚、果樹、かまぼこ、米、漆器などの魚津の魅力が詰まった21社46品目を寄附額に応じて6つの区分に分けまして、その中から寄附者に選んでいただく形をとっております。  寄附額に対してどれくらい相当の品物であるかというお尋ねですが、全ての区分において、これは寄附をいただいた金額に応じてですが、返礼する額は寄附額の全て3割以下にとどめております。  返礼品について規制か何かあるかということですが、返礼品についての制約、規制等は特に設けておりませんが、市内で生産・加工されたもの、市内で使用できるもの、全国に向けて魚津市のPRとなるものを選定しております。  最後に、返礼品の見直し、今回の総務省の通知に伴い魚津市では見直しをする考えはあるかというお尋ねですが、今回の通知は、返礼品については、調達価格の割合が寄附金額の3割を超えているもの、あるいはお金に近いもの、例えばプリペイドカードだとか商品券、こういったものは価格が高額なものは送付しないようといった内容になっております。  魚津市の返礼品は全て寄附額の3割以下というふうな総務省の通知に沿ったものになっておりますので、今のところ見直しを行う予定はありません。  今後も、「うおづくし」の内容をさらに充実させることや寄附者の利便性の向上を図ることなど、ふるさとの寄附金、魚津を応援していただける方が増える取り組みをつなげていきたいと考えております。 72 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。  〔副市長 四十万隆一君 登壇〕 73 ◯副市長(四十万隆一君) 私のほうからは、パークゴルフ事業についてお答えしたいと思います。  まず、1番目のパークゴルフ場の延べ利用者数は全体で2万3,646人でございました。その内訳としましては、年間パスポート会員の延べ利用者数が2万307人、約86%でございます。年間パスポート会員以外の延べ利用者数が3,339人ということで約14%でございます。  続いて、パークゴルフ場の維持管理費についてということでございますが、平成28年度実績では、パークゴルフ事務所の管理、芝生管理などの費用で約690万円ということでございます。また、パークゴルフ場の一部借地料は年間160万円ということになっておるものでございます。  続きまして、施設整備に関して魚津市パークゴルフ協会からの要望事項に沿っておるのかということでございますが、そのパークゴルフ協会からの要望事項につきましては、施設管理者に確認を行いながら緊急性等を考慮し、順次修繕や改修を行っているところでございます。  要望全てに応え切れているわけではございませんが、引き続き各関係者と情報共有を図りながら適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。  次に、年間パスポートの有効期間についてのご質問でございますが、平成29年度の早月川パークゴルフ場の年間パスポートは、営業期間と同じ4月1日から12月3日までということになっております。  今ほど議員のほうからご提案がありました発行日から1年間有効となるパスポートにつきましては、これまでの購入実績やニーズを調査し、他市町村でもこういう形をとっておられるところもございますので検討してまいりたいというふうに思います。  続いて、5番目の近隣市町村と連携して発行する共通年間パスポートについてでございますが、利用者の満足度の向上や近隣施設からの来場者の増加の期待から、以前にも黒部、滑川の両市との共通年間パスポートの可能性を調査したことがございます。  その節には、各施設と利用料金が同じではないということ、統一化をしなくちゃいけない、あるいは収納方法の問題、またその収入金をどのように分配するかなどの問題点がいろいろございまして見送ったと、そういう経緯がございます。
     しかしながら、時代も変わっておりますし、そういうのがあれば利用者の方は便利なのかなと思ったりもいたしますので、今後の検討課題としていきたいというふうに考えております。  最後に、コースの増設についてのご質問でございますが、平成14年8月に2コース18ホールでオープンして以来、平成25年度に3コース27ホールに増設を行ってきたところでございまして、コースの新設につきましては現公園の敷地内での拡張は難しいと考えております。  また、ご提案のありました公認コースの認定につきましては、利用拡大につながることも見込めることから、日本パークゴルフ協会のコース認定基準の調査を行いまして可能性について検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 74 ◯議長(関口雅治君) 初道図書館長。  〔図書館長 初道ゆかり君 登壇〕 75 ◯図書館長(初道ゆかり君) 図書館の利用者数の推移についてお答えします。  現在の図書館は平成17年3月にオープンし、初年度の利用者数は28万5,385人でした。開館から6年間は年間利用者数が26万人前後で推移していましたが、その後は徐々に減少し、平成28年度の利用者数は20万4,963人となっております。  次に、今後、利用者数を増やす方策をどのように考えているのかとのご質問についてお答えいたします。  当館は、市民の生涯学習の中心施設として26万7,000点以上の書籍や資料を所蔵しており、年間の個人貸し出し冊数は29万8,000冊以上となっております。  全国の人口5万人未満の73の市の図書館の中で、この蔵書数は17位であり、個人貸し出し冊数については11位となっております。  また、市民1人当たりの貸し出し冊数は6.48冊で、県内の市の平均4.69冊と比べても高く、県内10市のうちで2位の貸し出し冊数となっております。  この蔵書数や利用状況は当館が生涯学習施設として充実しており、市民の高い生涯学習意欲に応えていることを示すものと考えられます。  当館といたしましては、今後も引き続き市民の生涯学習の拠点としての役割を果たすとともに、これからの図書館利用者となる子どもの読書活動支援にも努め、大人から子どもまで市民が足を運びやすい、行ってみたいと思う図書館を目指し、資料の充実と利用周知に努めてまいりたいと思います。  最後に、学校記念誌など図書資料の破損被害についてお答えいたします。  本年5月19日現在で、27都道府県の65館で学校記念誌などの破損被害が確認されました。県内では、富山県立図書館など6館で被害が確認されるという大変残念な結果が報告されています。  当館では、学校記念誌を含む関連図書約500冊を調べましたところ、被害は確認されませんでした。これは、市民の高い意識や深い理解のたまものと考えております。  当館では先日、学校記念誌の資料意義について掲示を行ったところであり、引き続き利用者にご理解、ご協力をお願いしていきたいと思っております。 76 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 77 ◯教育長(畠山敏一君) 統合小学校の教育環境についてのご質問についてお答えします。  最初の教職員の配置についてでございますけれども、平成28年度に開校しました清流小学校におきましては、県の教育委員会から統合のための加配教員を配置していただき、統合に向けた諸準備や統合後の子どもたちが環境の変化になれて学習に取り組みやすいように、少人数指導の充実等に活用しているところでございます。  また現在、本江小学校にも統合に向けた加配教員が配置され、諸準備や学習指導面に効果的に活用されているところであります。  今後もよりよい教育環境づくりのために、統合に係る加配教員の配置を県の教育委員会に強く要望してまいりたいと考えております。  次に、教員の長時間勤務についてお答えをいたします。  文部科学省が平成28年に実施した教員の勤務実態調査では、10年前の調査と比較して、教員の1日当たりの学内勤務時間がいずれの職種でも増加しているという結果でした。市単独での調査は実施していませんが、本市の教員の勤務実態の現状も厳しいものと受けとめております。  教員の長時間勤務の背景には、学校を取り巻く環境の変化に応じて、教員が対応すべき課題が多様化・複雑化していることが挙げられます。  また、小学校では授業のための教材研究や校務に係る事務、中学校ではそれらに加えて部活動指導に多くの時間を費やしているのが現状です。  管理職には業務の合理化等の多忙化解消に向けた取り組みを推奨し、改善に向けて働きかけているところであります。  次に、時間外労働の手当てについてでございますけれども、これは法律にも規定されているのですが、教員の職務と勤務対応の特殊性を踏まえて包括的に評価した処遇として、教員には時間外勤務手当は支給せず、そのかわりに教職調整額として給料月額の4%が一律支給されているところであります。  教員の職務は自発性や創造性に期待する面が大きく、時間外勤務手当制度は教員にはなじまない側面もございますが、教員の給与体系につきましては、今後、国の動向を注視してまいりたいと思います。  なお、市の教育委員会としましては、教員の働き方を改善できるよう努めてまいりたいと思っております。  以上です。 78 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 79 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどご説明があったかと思いますが、順次、再質問したいと思います。  まず、ふるさと納税について。  最近の総務省のご指示というか、寄附額の3割程度にしなさいよということなんですが、全国的にも、地元をPRするためにも特産品という立ち位置というのはいろいろとあるんじゃないかなと。しかしながら、やっぱりこういうお役所仕事でございますので、社会的に基本的なことも遵守しなくちゃいけないということで、いろいろと今後の見直しということで、魚津市も3割程度に考えているということでありますが、確かに特産品もあるんですけど、例えば過去にアンケートを魚津市として出されていると思うんですね。  その中で、体験型メニューということで、その部分については今後検討しますということなんですが、部長、そこら辺、何か検討されているのか、あるいはこういうようなことを少し考えておるとかありましたらお願いいたします。 80 ◯議長(関口雅治君) 川岸企画総務部長。 81 ◯企画総務部長(川岸勇一君) ふるさとの返礼品については、今まで3区分だったのを今年度から6区分、今までは3万円未満、それと3万円から5万円、5万円から10万円といったのに加えて、さらに30万円、50万円、50万円以上というふうに、それと1つだったものを、例えばこの「うおづくし」から区分は2つ選べるとか、そういうふうな形にやっています。  3割と言いましたが、3割を大きく下回っておる部分もありますので、この制度当初から、返礼品を目的に魚津はこの制度をするのではないというのでスタートしてきているんですが、この趣旨は、壇上でも言いましたように、魚津を応援してくださる、魚津が取り組んでいる事業にぜひ役立ててもらいたいというファンを増やす趣旨にあると思っていますので、そういった意味で、体験型というふうな魚津を体験していただくメニューなんかも、この「うおづくし」と別に、例えば温泉とかというのも1つは体験かもしれませんが、そういった部分もぜひ今後拡充できるかどうか検討してまいりたいと思います。 82 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 83 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど部長の説明がありましたが、このふるさと納税というのは、今、例えば消防音楽隊とかにいろいろ使われているということで、まことに喜ばしいことだなというふうに思っております。  特産品も、確かに魚津といったらこういうもの、確かにそれも今までどおりやっていただきたいなと。  あとは、体験型メニュー。例えば宿泊をして、最初3割以下なんですけれども、そこに宿泊すれば、逆に魚津駅前かいわいへ行けば、それのほかにいろいろ食べたりおいたりして、副産物的に収入も自然と魚津市に落ちるんじゃないかなというふうに考えておりますので、今後また体験型のメニューをもう少し研究していただきたいなと。これは要望にしておきます。  次に、2番のパークゴルフ事業について、先ほど副市長のほうからご説明がありました。  まずもって、副市長はパークゴルフって実際やられたかどうか、ちょっとそこだけお聞きしたいんですが。 84 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。 85 ◯副市長(四十万隆一君) 今のような体の状況でございまして、生まれてこの方、一度だけ9ホール回ったことがございます。 86 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 87 ◯4番(林 久嗣君) こういった事業にもやはり、実際にやってみてということで、実は私も本当にやり始めたのは議員になってから、いろんな大会があってからやったんですが、何とも最初は、ホールも大きいし、目をつぶっておっても入るがじゃないかなというぐらいに軽く見ておったんですが、いざ実際やってみると、高齢者の方がすこーんすこーんと入れていかれるんですね。  そういったようなことを見て、これはやっぱり少し、私も負けず嫌いな性格があるもんで、実は昨年の7月末か8月ごろだったんですが、年間パスポートを取得しまして、今、時間を見ながら、1週間に一遍行けるか、それも1時間行けるかどうかぐらいなんですが、実際そこでやってみていろいろと気づいたことがありました。  パークゴルフ協会があって、魚津総合公園があって、今ほど借地料が幾らとか維持管理費がどれだけとか、そういったようなことも私のほうで調べた結果、勉強にもなりました。  先ほどから幾つかご提案させていただきましたが、パークゴルフ協会と施設管理公社と意見交換がどの程度いっているのか、先ほども申したように、台は新しくなって枝木も危ないやつは幾つか切り落としてプレーに支障がないようにしていただきました。  私のほうからもご要望とかいろいろありまして、ちょっと細かい話なんですが、Aの5番に、後ほどまた議会が終わってから詳細にお話ししますけど、コンクリートでできているあまり管理道路として活用されていない部分が数カ所ありまして、これは協会のほうからぜひともそこの部分をしっかり聞いてくれということで、アスファルト状態を芝生にしていただきたいということなんです。  お金的には確かにかかるかと思いますが、実際、富山市の下村公園というところにもパークゴルフ場があります。そこのパークゴルフ場も、そういったところを芝生にした実績もございます。  私は何が言いたいかといいますと、今、市長も、例えば健康面を考えたときに、高齢者が適度な運動ができて安価である、これほどいいことはない。そしてまた健康増進にもつながるし、平均健康寿命についてもどんどん上がるんじゃないかなと私は思います。  そういった部分で、副市長のほうから、申し込みから1年間有効となる年間パスポートについて検討されると。あと、近隣関係においては、これはなかなかやっぱり、先ほど収納面で難しい部分があるからということであります。そこら辺もやはりいろんな部分で近隣市町村と連携しながら、これはやっぱり時代の流れで、パークゴルフ場についてもそういった連携をとりながら、お年寄りがいろいろとコミュニケーションをとる場でいいんじゃないかなというふうに思います。  ちょっと長くしゃべりますけれども、私の知っている先輩で、プレーをしながらいろいろ市民の声が聞けるわけなんですね。よく台所のささやき、路地裏のつぶやき。まさにしながら、こういったところがどうとか、パークだけじゃなくて市民のいろんな声が聞ける意味もありますし、福祉的にも、総じて健康になれば医療費の削減にもなるし、ぜひとも1コースつくっていただいて、いろんな意味でいいんじゃないかなというふうに思いますので、総括的に副市長、その考え方をちょっとお聞きします。 88 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。 89 ◯副市長(四十万隆一君) 市民の皆さんがいろんなスポーツに携わられて元気に長生きしていただくというのは非常にすばらしいことだと思います。医療費の問題もございますし、個人の生きがいだとかそういうものにもつながると。非常にいいことだと思っております。  パークゴルフに限ったわけじゃないですけども、今回パークゴルフの話でございますので、私も協会の皆さんとは、昔、担当しておったときにはしょっちゅう話もしておりまして、いろいろ要望を聞きながら少しずつ順番に要望を実行してきたということはございます。  今も盛んにそういう話し合いはされていると思っておりますので、Aの5ですか、ちょっとわかりませんが、ちょっとまた今度見にも行ったりして、どういう状況なのかも確認してみたいというふうに思います。  コースの増設という問題については、いろいろ工夫してやっと今3コースに増設したところでございまして、壇上でも申しましたが、あそこの場所で4コースをつくるのはちょっと難しいところもあるのかなというふうには思っております。  ただ、協会の皆さんですと、やっぱりちょっと狭いなという声はよく聞いておるところでございまして、いろいろこれから工夫の余地もあるのかなというふうには思っておりますので、また協会の皆さんと話し合いながら最善策をとっていきたいというふうに思います。 90 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 91 ◯4番(林 久嗣君) 副市長のほうではいろいろと、現状の場所では確かに難しい。しかしながら、隣に河川敷もありますので、いろいろとまた検討していただきたいなと。ただ、検討、検討も、ボクシングも世界戦は12回までなので、やっぱりしっかりと実現できるように考えてほしいなというふうに思います。  ぜひとも日本パークゴルフ協会に入会できるような施設を考えて、近隣市町村とも連携をとりながら、お年寄りのためにまたいろいろと考えていただきたいなというふうに思います。  それでは次に、図書館事業について。  先ほど館長のほうからデータ的なことをご説明いただきました。魚津市の図書館においては、県レベルでもなかなか利用しているということで、数日前でしたっけ、図書の数を当てるクイズがありまして、一番近い人が最優秀ということで、やはり利用者数を増やすときは市民のいろんな部分、興味あるように、実際受験生とかそういった子は自然と図書館のほうにも通ったり、もともと読書好きな方は行くと思われます。  例えば切り口も少し変えて市民が興味を持てるように、今もそういった部分では幾つか利用者を増やすようなことを、いろいろとクイズを出したりとか、そういった別角度からも検討されていいのかなというふうに思っておりますので、ぜひ今後ともそういった部分で継続もしくはもっといい新しい考え方があればぜひともご努力していただければと思います。  あと、記念誌とか学校誌の切り取りが魚津市の図書館にはなかったということで一安心。とはいえ、今後そういったような模倣犯みたいなのがまた増えますので、そこら辺も十分に気をつけながらしていただきたいなと。これは館長に要望ということなんですが、今話しましたけど、館長、もう1回そこら辺も踏まえて何かご意見がありましたらお願いいたします。 92 ◯議長(関口雅治君) 初道図書館長。 93 ◯図書館長(初道ゆかり君) 図書館ではふだんから市民のニーズに合った資料を集めて、そして皆さんが快適にご利用できるようにいろいろ努めておりますが、このたびのクイズのような、そういった切り口の楽しい事業もこれから工夫してしていきたいと思いますので、また市民の皆さんのお声、それから利用者の方からのお声を受けながら努力して進めていきたいと思いますので、皆様もまた図書館に足を運んでくださいますようお願いいたします。 94 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 95 ◯4番(林 久嗣君) 館長がにこにこと答弁されて、今後ともより利用者が増えることを願っておりますので、今のことを継続して実施していただければありがたいというふうに思います。  それでは最後になりますけれども、統合小学校の教育環境について。  先ほど教育長がお考えを述べられましたが、これは基本的には県の教育委員会に決定権がありまして、教育長に考え方をいろいろと私のほうでどういうふうに思っておられるのかなというふうに聞いたところ、清流小学校においては加配教員がなっていると。そしてまた本江小学校でも検討中と。  これはたしか、統合する学校には1年だけ加配はできるけど、2年以降は学校の状況によってはどうかなというふうに聞いておりますけれども、そこら辺、教育長、どうですか。 96 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 97 ◯教育長(畠山敏一君) 統合に係る加配につきましては、国のほうは一定の基準を示しております。  ただ、それを受けて県の教育委員会が、加配といいましても統合の加配だけではございませんので、さまざまな加配がございます。そういったものと県の教育委員会管轄の学校の現状を踏まえた上で加配の措置というのがなされますので、今、一概に1年とか2年とかというのはちょっと申し上げづらいところであります。 98 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 99 ◯4番(林 久嗣君) 実際、清流小学校では今2年目ですか。現状でも加配をされているということを聞いております。これも教育長なり市長の熱意で県のほうにいろいろとご尽力された結果なのかなと私は思っていたんです。  やはり子どもたちが、特に山の子が、山の子と言ったらちょっとあれなんですけど、小さい学校、私も山育ちなんですけど、今まで少ない人数でやっていて大きい学校へ行くと、一遍に人数が増えるもんですから、やっぱり気持ち的にそぼれてしまうがやちゃね。  そういうことで、本来勉強しようかなという意欲がある子が人の数とかにのまれてしまって実力を出せなくなってしまうとまた困りますので、そういった面から、いろいろと先生方もなれるまで配慮しているんじゃないかなと。  私もたまに突然それぞれの校長先生をお邪魔して、校長の学校はどうなのかなといろいろ聞いたところ、子どもたちには本当に神経を使ってやられている姿が私のほうもよく感じられましたので、より一層そういった部分をきめ細かに頑張っていただければというふうに思います。  ただ、そういったときに先生のストレスは本当に尋常ではないんじゃないかなと。これはたまたま時間外勤務というか、学校の先生に時間外なんて本来考えにくい発想なんですけれども、ここ数年、学校には夜遅くまで電気がついていたり、やはり大変な思いをしておられるんじゃないかなと。あと、部活担当の先生もなかなか大変な思いをされているんじゃないかなと。  そういったときに、教育長としてそれぞれの学校全体は各校長にお任せしてあると思うんですが、そういった情報収集と言うとちょっと語弊がありますけれども、教育長自ら、例えば各市内の学校に、全部じゃなくても、どんなあんばいですかとか、そういった学校回りとかはされないんでしょうか。 100 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 101 ◯教育長(畠山敏一君) 後のほうから申し上げますと、例えば6時、7時ごろに学校を回っているということは現在行っておりません。  ただ、ふだんの勤務の状況につきましては、校長を中心にして先生方の様子、特に帰宅の様子などは情報としては得ております。  それから、先ほど本市の実態について、勤務状況については調査していないというふうに申し上げましたが、県としては県の校長会で全ての小中学校でいろいろな調査があるんですけど、その中に時間外勤務をどれくらいしているかというような、そういうのはありますので、そういった点では数字的にはつかんでいるところであります。  よろしいでしょうか。 102 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 103 ◯4番(林 久嗣君) 私のほうでも教育長が言われた部分については、県レベルでは時間外時間が確実に増えているということも、データ的にはこちらのほうで資料としてあります。  これはやっぱり、県の教育委員会がある程度いろいろ決めていくことでありますので、教育長には考えだけを聞いておるわけなんですが、なかなか大変な部分があるんじゃないかなというふうに思います。  最後に、確かに学校の先生なり、これから統合していろんな問題があると思いますけれども、県の教育委員会にこれだけは要望したいということがもしお考えとしてあれば、これはあくまでも教育長のお考えで言っていただければと思いますけれども、お願いいたします。 104 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 105 ◯教育長(畠山敏一君) 県の教育委員会は任命権を持っているわけです。ですから、教員の配置、そういったものは県の教育委員会が持っておりますので、やはり一人でも多く学校に配置をしてほしいという、これは当然要望していきたいなと。
     ただ、服務関係につきましては、これは市の教育委員会が責任を持っておりますので、学校現場とよく話し合いながら、やはり何といっても学校経営で大事なのは、先生方が健康でやりがいを持って子どもたちに接するという、そういう姿が求められるわけです。  そういった環境づくりのために努めてまいりたいなというふうに思っております。 106 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 107 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど教育長が言われましたように、統合になったら子どもには本当にいい教育をしてほしい、これは親の心であります。その子どもたちを教える先生方の環境がある程度整わなかったら、何を言うておってもどうしようもない話なので、やはり現場の先生は本当に今大変な思いをしているんじゃないかなというふうに思っております。  いわば教育長から見れば、自分の子どもみたいな現場の先生方がおられます。ぜひとも教育長、また各学校の校長とも連携をとりながら、ぜひとも将来を担う子どもたちのために、学校の先生もしっかりと連携をとりながら、今後また頑張っていただければというふうに思います。  私の質問はこれで終わります。 108 ◯議長(関口雅治君) この際、昼食などのため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後1時といたします。  午前11時58分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 109 ◯議長(関口雅治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  9番 中瀬淑美君。  〔9番 中瀬淑美君 登壇〕 110 ◯9番(中瀬淑美君) 平成29年6月定例会にあたり、通告に従い4項目の質問をします。  1項目目は、財政のマネジメントの強化の取り組みについてです。  地方公会計の整備については、民間企業と同様に、資産、負債等のストック情報、そして、コスト情報を統一的に把握することができる複式簿記・発生主義会計の必要性が指摘され、平成27年1月、総務大臣通知により統一的な基準による財務書類を、原則として平成27年度から29年度までの3年間で作成するよう、全ての自治体に要請が行われています。  また、財政の見える化については、公会計改革とも関連しますが、市民から集めた税金が何に幾ら使われているのか、それを見える化して開示することで無駄を見つけやすくなります。  また、さまざまな行政サービスについて、幾らかかっているのかも見えるようになりますから、行政で働く人にコスト意識が生まれます。  まさに、見える化は無駄を発見するツールの1つです。  魚津市においては、今年の1月31日よりホームページで公共施設にかかわる経費の見える化が公開され、市が保有する主要な公共施設、総合体育館(廃止)と温水プール(建てかえ)、市営吉田グラウンドと魚津市弓道場の計4施設に関する施設別情報について、その利用状況や経費を公表し、利用者1人当たりのコスト状況を明らかにして、今後の施設のあり方について公表されたことは大変評価しております。  そこで、魚津市の限られた財源の効果的な活用の促進においては、魚津市行財政改革プランでは、限られた財源の効果的な活用の促進において、コスト分析、財務分析を生かした予算編成の手法を検討するとあります。  さらに、市民への情報提供と情報共有の推進では、本市の財政状況やコスト情報などについて、また予算、決算事務などにおいて政策担当課の機能強化を図るべきと考えます。  また、フルコスト情報の開示、十分な情報提供と丁寧な説明に期待したいと思います。  今以上に写真、図などを用いてわかりやすさを向上させ、市民との情報共有を図る必要があります。  そこで、3点について伺います。  1点目は地方公会計の進捗状況について、2点目は財政の見える化の取り組みについて、3点目は職員の財政意識醸成の取り組みについて、市長の見解をお聞かせください。  2項目目は、子どもの見守りについてです。  3月24日、終業式に出席するため家を出た直後に行方不明になった松戸市のベトナム国籍の小3の女の子は、母親や周囲の願いもかなわず、2日後に水路脇で遺体で発見されました。そして4月14日、子どもを見守る立場にある人物が容疑者として逮捕されるという衝撃的な展開を見せました。  この犯行は、前途ある幼い命を奪ったばかりでなく、地域のきずなを傷つけ、日本の信用さえおとしめる結果を招いた極めて悪質で罪深い事件だと思います。  登下校中の子どもたちをさらう犯罪は後を絶ちません。子どもたちを一人にしないことが肝要であると言われていますが、集団下校は、道路事情によっては交通事故に遭う危険性が高まるとの声もあり、注意が必要です。  魚津市内の見守り隊が平成18年に結成されましたが、今では市内校区の取り組みはさまざまとなっております。  道下小学校区でも10年前から見守りを行っております。しかし、10年前と比べると、道下パトロール隊の隊員の数が約10分の1に減少しており、今後の子どもたちの安全を確保することが難しくなってきています。  子どもたちの安心・安全の確保には、人の目を増やすしかありません。社会ぐるみで、地域ぐるみで安全策を見直す機会としなければなりません。  そこで伺います。  1点目に、子どもたちの安心・安全を守る立場から、教育委員会ではどのような認識を持ち対策をとるのかお聞かせください。  2点目に、地域の見守りは学校と家庭、そして地域との信頼関係でなされていると思っております。これからの地域の見守り隊の確保について。  3点目に、子どもが自分の身を守る知恵と力を小さいうちから学ぶ必要があると指摘する声もあります。考えをお聞かせください。  3項目目は、特別支援教育に関する取り組みについてお聞きします。  特別支援教育とは、障がいのある児童生徒の自立や社会参加に向けた自主的な取り組みを支援する視点に立って、適切な指導や必要な支援を行うことであると思います。  そして、従来は対象とされていなかった知的のおくれのない発達障がい、多動性障がい、学習障がい、高機能自閉症等についても特別支援の対象ということで、「障がい児」ということではなく「支援を必要としている子」ということで、平成19年の学校教育法が改正され、その範囲が大きく拡大されたと承知しております。  魚津市としても、これまで心身障がい者教育については積極的に取り組んできたことと思いますが、次の点について質問いたします。  1点目に、発達障がい児童(配慮を要する子ども)が通級に通っている場合の教育的支援の状況と今後の考え方についてお聞かせください。  次に特別支援教育について、配慮を要する子どもたちの保護者によっては受けとめ方がさまざまで、広く周知を図るべきと考えておりますが、現状はどのようになっているか具体的にお聞かせください。  最後に、妊娠から子育てまで切れ目のない支援について伺います。  核家族化が進み、子育て経験の継承や子育てを支える環境は昔と変わっています。働きたい女性が仕事と育児との両立ができるように支えていくには、妊娠から出産、育児を一貫して就学前まで、一人の保健師などが継続的に支援する制度が魚津市子育て世代包括支援センターです。  魚津市では、女性が妊娠に気づいて、健康センターに母子手帳の申請に行きます。母子手帳の申請窓口では、相談体制を集約して、子育て期まで健康センター等で相談体制を構築しています。  亀山市や習志野市では、妊娠届を提出した妊婦と4歳未満の転入した方に同意を得て、看護士が面接をしながらオリジナル母子カルテを作成し、担当保健師を紹介し、母子カルテを活用して、担当保健師が各節目に発育、発達、養育面を中心としたプランの作成をします。  そこで、魚津市でも母子カルテをつくり、乳幼児から青少年期まで一貫した視点で子どもの成長を支援してはいかがでしょうか。見解をお聞かせください。  3歳児健診では、体の成長、障がいについての診断に効果を上げていますが、社会性、学習機能障がいなどの発達は3歳児の成長段階では難しいと言われております。  しかし、5歳程度になると、ある程度の社交性、交友関係、社会性が身につくことから、これらの障がいは発見しやすくなると言われております。  就学時前に十分な時間を持って気になる点について話し合い、小学校生活へスムーズにつなげるようにするのが5歳児健診の狙いだと言えます。  そこで、魚津市でも配慮を要する子どもたちに対する早期発見・早期支援が重要です。その意味で、早期発見に有効であると言われている5歳児健診導入についての見解をお聞かせください。  魚津市でも、出産した人の中には産前産後を実家で過ごしたお母さんもいらっしゃると思います。里帰り出産は日本特有の慣習として古くから続いています。しかし、最近、里帰り出産を選択しない人が増えています。  この背景には、女性の社会進出で晩婚化、晩産化が進み、支援者である両親も高齢化しています。核家族化が進み、赤ちゃんに接する機会がないまま出産する女性や、出産後の入院期間が短縮されているなど、日本の出産をめぐる状況は時代とともに徐々に変化しています。  また、出産直後から三、四カ月ごろまでのサポートが必要とされています。  そして、出産直後の女性の約1割が発症するとされているのが産後鬱病です。育児不安などが原因とされ、日常生活の中で今までできたことができなくなる、食欲が湧かないなどの症状です。長引くと、子どもの感情表現や愛着などの発達にも障がいが生じるそうです。  産後鬱については、周囲が気づかず、サポートがない状態に置かれやすいため、重症化すると児童虐待につながりやすい上、患者はどこに相談してよいのか戸惑う事例が多く見られるとの指摘もあります。  産後の母親を孤立化させないためにも、きめ細やかな施策が大切で、寄り添う形の支援が必要と思います。先進自治体では、産後ケアとして、ショートステイ、デイケアを導入しています。  ショートステイは生後4カ月以下が対象となり、出産後に体力的に自信のない方や家族の手伝いを見込めない方など、宿泊して赤ちゃんのケアと母親の回復のケアが受けられます。赤ちゃんと母体の休養、回復のため、母乳育児相談等を日帰りで相談できるのがデイケアです。  そこで伺います。2019年に開業予定の産婦人科クリニックを複合施設として、安価で安心できる産後ショートステイやデイケア等を導入し、産後のお母さんをしっかりとサポートするシステムが必要と考えますが、見解を伺います。  以上で、壇上での質問を終わります。 111 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 112 ◯市長(村椿 晃君) 中瀬議員のご質問にお答えをいたします。  財政のマネジメントの強化に関する3点のご質問がございましたけれども、まず第1点目の地方公会計の進捗状況についてのお尋ねでございます。  地方公会計制度の改革につきましては、今ほど中瀬議員からご紹介があったとおりでございますけれども、魚津市におけます進捗状況ですが、平成28年度中に本市の財産台帳をはじめとする資産を対象にして固定資産台帳の整備をいたしました。  今年度は、その整備をした固定資産台帳のデータを、財務会計システムとの連携をとる作業を進めまして、昨日の議論でもございましたが、減価償却費を含むフルコストでの財政管理状況を29年度末までに公表できますよう進めてまいりたいというふうに考えております。  2点目の財政の見える化の取り組みのお尋ねでございますが、魚津市財政状況の公表に関する条例に基づき、歳入歳出予算の執行状況、財産、地方債及び一時借入金の現在高や住民負担の状況等につきまして、現在、6月と12月、年2回市広報で公表し周知をしておるところでございます。  この公会計の整備によりまして、資産、コスト等の分析や減価償却費等を踏まえた公共施設のマネジメントへの活用が可能となるわけでございます。本市の将来負担や全体像を整理した形での公表ということになります。  なお、3月に発足いたしました魚津市の財政を考える市民会議でもご意見をいただいておりますけれども、現在の状況ではなかなか事務的でわかりにくいというようなご指摘もありますので、議員からご提案のありました写真や図表、こういったようなものも活用し、市民の皆さんにわかりやすい情報提供のあり方を考えてまいりたいと思っております。  3点目、職員の財政意識醸成の取り組みのお尋ねでございますが、市民の皆さんのニーズの多様化に対応しまして、事業を効率的に実施していくためには、職員一人一人がコスト意識とスピード感を持って業務を遂行していくことが必要であると考えております。  このため、本市では、民間企業の経営感覚を習得することを目的として、マーケティング研修等の専門研修への職員の派遣や、職員の自発的な向上心を高めるための自主研究活動への助成を行っております。  また、今般6月補正予算にも計上いたしましたが、職員1名が東洋大学のPPPスクールを受講し、官民連携の手法を積極的に学ぶという取り組みも行っております。  今後も職員の意識醸成に努めてまいりたいと考えております。 113 ◯議長(関口雅治君) 武田教育委員会次長。  〔教育委員会次長 武田 寛君 登壇〕 114 ◯教育委員会次長(武田 寛君) 中瀬議員の2つ目の子どもの見守りについてのご質問にお答えいたします。  まず1点目、子どもたちの安心・安全を守る立場としての認識と対策についてお答えいたします。  子どもの登下校中における痛ましい事故や事件の報道が全国で絶えることがなく、また、魚津市におきましても、今後、小学校の統合に伴い通学路の状況が大きく変わることから、通学の安全対策をより一層推進する必要があると考えております。  このため、昨年度に策定いたしました魚津市通学路交通安全プログラムの内容を見直すため、今、市の関係各課と検討を始めたところでございます。  教育委員会といたしましては、通学路のハード面での整備だけではなく、登下校中の見守り活動や子ども110番活動などのソフト面での安全対策も非常に重要であると考えております。  ソフト対策の実施には地域や関係団体との連携が不可欠であることから、昨年度立ち上げた通学路安全推進会議において、取り組むべき内容や構成メンバーなどについても現在見直しを行っているところであります。  今後は、これまで以上に市と地域、警察などの関係機関が連携をとり合い、通学の安全対策を充実させるよう検討していきたいと考えております。  次に、2点目の今後の地域の見守り隊確保についてお答えいたします。  教育委員会で登録しております登下校の見守り隊の登録者数は、平成21年度1,225名のところ、平成29年度は797名と減少傾向にあります。  地域からは、再雇用などで60歳を過ぎても働く人が増えているために、なかなか見守り隊のなり手が見つからないといったお話も伺っております。  見守り隊の活動は、子どもたちに同行するだけでなく、危険箇所に立ってもらったり、あるいは自宅の前に立って見守ってもらうなど、さまざまな形があることから、無理のない範囲で参加していただけるよう、今後、地域に理解と協力を求めていきたいと考えています。  また、子どもたちの見守り隊の方々への感謝する心を育むことも大切であると思っております。  見守り隊への必要物品の整備や保険加入など物的支援はもとより、子どもたちの感謝する心の育成に努め、地域や関係機関と連携しながら、見守り隊の意欲向上につなげていきたいと考えております。  3点目の、子どもが自分の身を守ることに関する教育委員会の考えについてお答えいたします。  大人が登下校中の見守り活動などの安全対策を行う一方で、子ども自身が危険を素早く察知して身を守ることも大変重要であると考えています。  現在、学校では、災害時にとるべき行動や安全な通学の仕方、さまざまな安全指導を行っていますが、今後も子どもの発達段階に応じて、自ら危険を予測し防止しようとする能力や態度を育成していきたいと考えています。  以上です。 115 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 116 ◯教育長(畠山敏一君) 中瀬議員3項目目の特別支援教育に関する取り組みのご質問についてお答えをいたします。
     まず1点目の、発達障がい児が通級に通っている場合の教育的支援の状況と今後の考え方についてお答えをいたします。  通級指導教室とは、ほとんどの授業を通常の学級で受けながら、障がいの状況に応じた特別な指導を一部個別に受ける指導の形態のことを言います。  魚津市の小中学校では、現在9校に11の通級指導教室が設置されています。  魚津市における今年度の通級指導教室は、「言語障がい」「学習障がい」「情緒障がい」の3つの種別に分かれており、子どもたちがそれぞれの状況に応じた教室で、週1時間から2時間、通級担当教諭から個別の指導を受けています。  教育委員会では、今後も小中学校との連携を密にして、特別な支援を必要とする子どもの状況把握に努め、必要に応じて通級指導教室の開級について県の教育委員会と協議するなど、支援を必要とする子どもの適切な学びの場の確保に努めていきたいと考えております。  次に2点目、特別支援教育について、保護者によって受けとめ方がさまざまで広く周知を図るべきとの質問についてお答えをいたします。  知的障がいや学習障がいなどの障がいにより個別の指導が必要な子どもについては、特別支援学級や通級指導教室での指導が効果的な場合があります。  しかしながら、保護者の中には、子どもに障がいがあることに気づいていない場合や気づいていても受け入れられない場合があり、障がいの理解に対する保護者への支援が重要であると考えています。  そのため、学校においては保護者に配慮が必要であると告げるのではなく、具体的な支援の方法を伝えるとともに、実際の教室での授業を見学してもらい、保護者の理解と協力を得られるように努めています。  また、必要に応じて、月1回健康センターで実施している「にこにこ相談会」など、専門家からの助言を得ることが可能な場を保護者に紹介しているところであります。  今後も、特別支援学級や通級指導教室での学習の意義や目的について保護者の十分な理解を得られるよう、周知に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 117 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 118 ◯民生部長(吉川高広君) 妊娠から子育てまでの切れ目のない支援についての質問のうち、まず子どもの特性を生かした子育て母子カルテの活用についてお答えいたします。  その前に、先ほども質問の中にあったかと思いますが、昨年10月1日に妊娠・出産・子育ての切れ目のない相談支援の実施を目的に、子育て世代包括支援センターを設立したところであります。  さて、議員ご提案の母子カルテについてですが、市ではこれに類するものとして母子カードを整備しております。この母子カードは、妊娠届け出時や未就学児の転入時に助産師や保健師が面談して作成しています。  妊婦訪問や新生児・産婦訪問、乳幼児の各健診、予防接種などの記録を随時追加しながら、妊娠から子育てまで切れ目のない支援を行う記録として活用しております。  訪問には、母子保健推進員や母子保健担当の保健師、地区担当の保健師らが携わっておりますが、それぞれの訪問結果を母子カードに集約し、情報を共有しながら、育児や子どもの発達・発育、母親の心身の健康についての不安の解消などに活用しているところです。  その他、電話や子育て支援センター「のびのび」への来所、離乳食教室などで相談があった場合も記録を追加し、切れ目のない支援に役立てております。  また、保育園や厚生センターなどへの関連機関へは、保護者の同意を得た上で情報を一部提供しております。  また、就学後も発達・発育の支援が必要なお子さんについては、これも保護者の同意を必ず得て、母子カードの記載情報を踏まえて、教育委員会へ必要な情報を提供しております。  今後も安心して産み育てやすい環境づくりを目指して、妊娠から子育てまで切れ目のない支援に努めてまいりたいと思います。  次に、5歳児健診の導入についてお答えいたします。  市では現在、母子保健法第12条及び第13条に基づき、健康センターにおいて、3歳6カ月のお子さんに対して3歳児健診を行っております。  その後は小学校入学時の健診となり、その間、お子さんにとっては、身体的にも精神的にも情緒的にも成長は著しい時期であります。  3歳6カ月の健診のときには発見できないことも、5歳になると発達障がいの早期発見ができる可能性が大きくなると言われております。  しかしながら、5歳児健診を実施する場合は、発達障がいの診断が的確にできる経験豊富な医師、臨床心理士などの確保が必要となります。  当市を含めて県内では専門医の数が少なく、当面の実施は困難であると思っております。  現状では、担当保健師が発達支援教室での様子の観察や、新川厚生センター魚津支所の専門相談、保育園・幼稚園からの情報提供や情報交換で、配慮が必要なお子さんの早期発見に努めているところであります。  今後も他の機関と連携するとともに、母子カードを活用し、早期からの充実した支援に努めてまいりたいと考えております。 119 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 120 ◯市長(村椿 晃君) 4点目の妊娠から子育てまで切れ目のない支援のうち、産後ケアのご質問についてお答えいたします。  第1回目の基本構想策定委員会におきまして、新たな施設につきましては、出産後も母子に優しい施設になることが望ましく、赤ちゃんのケアとともに、産前産後を通じ母親の不安を解消するための支援が非常に重要であると、このようなご意見をいただきました。  今後は、妊娠中からの相談や母乳育児などさまざまな支援のあり方を検討することになりますが、議員ご指摘の産後ケアとしてのショートステイ、デイケアというのも1つの検討項目になると思います。  多様なニーズに対応した施設とできますれば非常に結構なことなんですが、一方で運営費の課題もございます。  市としましては、市民ニーズを踏まえ、委員会で十分協議をいただきながら、どのような機能を備えた施設になればいいのか、しっかりと検討していきたいと思っております。 121 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 122 ◯9番(中瀬淑美君) それでは、順次再質問のほうに入っていきたいと思います。  まず1点目の財政のマネジメントの強化の取り組みについてですけれども、これは順調に進んでいると。固定資産台帳も整備して、魚津市の今後がどうなっていく、20年、30年先をしっかりとマネジメントしていってくださっているということでありますので、これは進捗状況をその都度聞かせていただこうと思っております。  それで、今回たまたま財政のマネジメントの強化ということで、通告をした後なんですけれども、議員のところに、木造の小学校の入札がだめだったということで1枚のファクス、私たち議員にとってはこれ1枚だけが手元に来ている資料です。中身は全く見えない状態なんですけれども、今回のこのことに関しましては、今年度予算も3月の定例会において、市長のほうからは財政が厳しい折、ぎりぎりで予算編成を行ったということもお聞きしていますが、どうしてこのように不調になったのか。不調になった今後の見通しはどのようについているのか、もしわかればお聞かせください。 123 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 124 ◯市長(村椿 晃君) 昨日の冒頭でもお話をしましたが、現在、不調になった原因について早急に調査するように指示をしております。  予算額の問題であるのか、あるいは中身的に何か不整合があるのか、そこのほうを見極めませんとこの後の事務がしっかり進みませんので、できるだけ早くそこの調査をしてくれということを言っております。  その結果はまだ来ておりませんので、ここでお答えする内容は持っておりませんけれども、しっかりと調査をしまして、今後の整備事務が円滑に進むようにやってまいりたいと思っております。 125 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 126 ◯9番(中瀬淑美君) これ以上わからないということなので聞くことはできませんが、平成31年4月の開校に間に合うのかなと。今定例会に出されたものが通らない場合、工事も何も進まないということなので、31年で間に合いますか。 127 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 128 ◯市長(村椿 晃君) 予定されている開校に間に合うように調整を図っていきたいというふうに思っております。 129 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 130 ◯9番(中瀬淑美君) 間に合うようにしっかりと。統廃合をされて、全国で初めての木造ということでしっかりと取り組んでいただきたいと思いますし、2番目の見える化の取り組みについては、これからもしっかり取り組んでいくというご答弁をいただきましたので、それで十分です。  3番目の職員の財政意識ということに対してですけれども、今しっかりとスキルアップのほうに今年度から取り組んでいるということでしたが、私が思うには、職員においても経営感覚をしっかり持たないと、今回みたいな不調みたいなものも入ってくるのかなと。  職員の意識の中でなのか、結局それがリサーチ不足だったのか、何が足りなかったのかというのは今調査中とお聞きしましたけれども、そういうものもしっかり精査していただいて、やっぱり職員一人一人が経営感覚を持ってやっていくべきだと思っておりますので、しっかりと研修、職員も育っていただきたいなと思います。  この件につきましては、これで終わりたいと思います。  次に、子どもの見守りについてということですけれども、教育委員会次長のほうにお尋ねしますけれども、先ほど答弁の中にもございましたが、10年前から今まで見守りをやってくださった人が高齢化になったということで、人が減ったということ。  そして、道下小学校は、10年前は五十数名いたのが10分の1ぐらいになってしまって、今年度は今日が締め切りなんですけど、2人の方が応募されて、それでも学校まで迎えに来るというわけじゃなくて、先ほど言いましたように、ちょっと立っているとか、家の前に立つということをやられるということをお聞きしておりますが、子どもたち自身の中にも、私がお聞きしているところでは、見守り隊のジャケットを着ていない人には挨拶をしないとか、そういうこともいっぱい聞かれますし、防犯のほうで今、こども110番の家はシールがついていますけれども、見守り隊についても、魚津市はミラたん見守り隊みたいなもので、シールが張ってあったらここの家庭は私たちを見守ってくださっている家なんだなということがわかるようにするとか、そういう仕組みなども考えて、道下に限りますけど、道下は男性の方が100%なんですよ、見守り隊が。  やっぱり、子どもたちが帰る時間は家でのお仕事がある時間で学校まで行けないという事情もあると思いますけれども、家の前で見守ってくださる方も出てきて見守っていただくということも大事なんじゃないかなと思いますけど、そういうことに対しても、先ほど魚津市のほうではしっかり保険も掛けていらっしゃるというお話もいただきましたが、そういう方も対象になるのでしょうか。 131 ◯議長(関口雅治君) 武田教育委員会次長。 132 ◯教育委員会次長(武田 寛君) 見守り隊に登録していただければ、家の前で活動される方も保険の対象になります。 133 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 134 ◯9番(中瀬淑美君) 今回、道下小学校に限ってのお話しかできないんですけれども、これも、自治振興会のほうでPTA、学校、防犯組合をあわせて募集をかけられても2人しか集まらなかったという現状が実際にあります。  そこで、行政のつながり、行政自身のつながりの広さというか、この人はこの時間なら家におるよ、社会教育団体としての行政のつながりの面で少しお願いできませんかという声がけなども少しはこれからは必要になってくるのではないかなと。  昔は家に帰る途中にお店屋さんがあったりとか、お店が開いていて誰かが買い物をしているとか、そういう状況がありましたが、やはり事情が変わってきているということがありますので、行政のほうからもお願いしてもらうという、そういう取り組みについてはいかがでしょうか。 135 ◯議長(関口雅治君) 武田教育委員会次長。 136 ◯教育委員会次長(武田 寛君) 私らのほうでもお願いはせんならんと思っております。  ただ、私のようなしゃべりでしゃべってしまいますと、どうしてもやらされ感が出てしまうような心配もありますので、なるべくやわらかく、納得して行動していただけるようにお願いしていきたいと思います。 137 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 138 ◯9番(中瀬淑美君) 見守り隊については確保が難しいと思いますが、ぜひしっかりしていただきたいと思いますし、あと、子どもたちにも、先ほど次長のほうからお話もありましたが、地域の皆さんが「おかえり」とか「行ってきたん?」とか声をかけてもらったら、「ただいま」とかの一言でいいので、そういう感情の教育というものを学校現場のほうでもしっかりとしていただきたいなと。  やっぱりそのために、先ほど1回お話ししましたが、この家はミラたんの見守り隊だとかという目印みたいなものがあったらいいなと思いますので、しっかりそこら辺を取り組んでいただきたいと思います。  この件につきましては、これで終わりたいと思います。  続きまして、特別支援教育についてで、障がい者が通っている場合の教育的支援の状況、今、市内におきましてはしっかりと取り組んでいただいているということを確認させていただきました。  そして、私が教育長にお尋ねしたいのは、私の中ではつながっている3番と4番の個別質問なんですね。発達障がい、結局、早期発見・早期治療。  そして、中学を卒業した後の子どもたちの今後ということに対して、子育て支援というのは、今、魚津版ネウボラというか、そういうものがしっかりできてきていますけれども、それ以降の中学、義務教育を終えた子どもたちまでしっかりと支援をしていただく目が途切れているなということを感じておりますが、教育長、子どもの支援は一元化になっていると思いますか。 139 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 140 ◯教育長(畠山敏一君) 現在というよりも最近のことで申しますと、今、中瀬議員がご指摘されたように、それぞれの担当しているところでそれぞれ真剣に考えていたと。しかし、それは連続性のあるものでなければいけないという、そういう考えに基づいて、徐々にそういうつながりを持つように、そういう仕組みに今変わってきているというふうに認識をしております。 141 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 142 ◯9番(中瀬淑美君) 順調に育っているお子さんに対しては、ご家族が育んでいらっしゃると思いますので、それでいいと思います。  ただ、特別な支援が必要とされる子どもたちの場合は、社会参加ができるようになるまでは、やはり切れ目のない支援体制を欠かすことができないのではないかと思いますし、また、教育委員会と福祉と、それこそ産業、経済、労働、働く場の確保までがしっかりと一元化できるという、インクルーシブ教育というものを魚津市でもぜひ推進していただきたいと思いますが、その件について一言お願いします。 143 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 144 ◯教育長(畠山敏一君) 障がいのある、なしにかかわらず、同じ場でともに学ぶという共生社会を目指してのインクルーシブ教育だと思いますけれども。  今、いわゆる学ぶ場を求める場合に、ただ専門的な、心理学とか、医学とか、教育とか、そういう方々の意見だけでなくて、本人、保護者の教育的なニーズですとか、それから、その実態等を総合的に判断して、そして、その子にとってどうあればいいのかというようなことを考えております。  ですから、通常級という場合、あるいは通級という場合、特別支援学級という場合、あるいは特別支援学校という、そういったいろいろな学ぶ場を設けているということでありますので、このインクルーシブ教育については、今現在、かなりそういった理念というのは広く浸透してきているなというふうに感じております。 145 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 146 ◯9番(中瀬淑美君) しっかりと取り組んでいただきたいと思うのは、中学を卒業して高校へ行かれましても、その後の就職先でつまずいてしまうというお子さんが何人もいらっしゃるということもお聞きしていますし、その後、若いうちからひきこもりになってしまうとか、そういうことにつながっていく現状がありますし、今、支援を必要とする子どもたちが増えてきているという現状がありますので、そういうこともしっかりと捉えて進めていっていただきたいと思います。  次、2番目の保護者によっての受けとめ方が違うというのは、保護者ももちろんそうですけれども、それが5歳児健診というものに私の中ではつながっていっているんですけれども、その前に、今一緒に学校に通っている子どもたちとか、お母さんとか、全ての保護者の皆さんが、心のバリアフリーというか、2020年にはオリ・パラが東京で行われ、そのための共生社会とかといって、心のバリアフリーをしましょうという教育というものをしっかりとして、共生社会であるということもしっかりと、教育の現場でも、保護者にもそうですしお子さんたちにも受けてほしいなと。  そして、昨年、ボッチャでも藤井友里子さんが団体で銀メダルを取りましたけれども、そういうスポーツ選手を呼んで講演会を聞いたり楽しんだりという、そういう心のバリアフリーをしていこうという教育も推進していただきたいと思います。  その点についてお願いします。 147 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 148 ◯教育長(畠山敏一君) 中瀬議員が今おっしゃいましたように、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、こういったものを契機として、バリアフリー教育、いわゆる障がいへの理解を深めるという教育の必要性がうたわれております。  ちょうどこの東京オリンピックがあるときに、学習指導要領の改訂の時期と重なりますので、その改訂の中では、今おっしゃったようなバリアフリー教育にかかわる、例えば道徳ですと、思いやりの心という切り口から入っていくとか、あるいは障がいのある人たちとどのように接していけばいいかというような勉強、あるいはまた、机上だけじゃなくて、実際に交流体験などを通しての学習、そういったものが恐らく学習の内容としても入ってくるものと思っております。  ですから、まだ具体的にどういう形で教育課程の中に組み込んでいくかというところまでは行っていないんですけれども、当然、今後そういったことも考えた上で教育活動をしていかなければいけないだろうというふうに認識をしております。 149 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 150 ◯9番(中瀬淑美君) これにつきましては、全ての保護者、そしてお子さんたちにも進めていって、しっかりと認識を持ってもらいたいと思いますし、また、学校の先生たちにもしっかりとした教育をして、質を保っていただきたいなと思います。  それでは、次に行きます。妊娠から子育てまでの切れ目のない支援について。  子どもの特性を生かした母子カルテの活用については、魚津市では母子カードがありますということで民生部長の答弁をいただきました。  母子カードは就学前まで利用されているということは周知しておりますし、それを新しくするのはやはり大変なので、中学、高校、そこまで全部つなげていけるような形にできないのかということを言っております。お願いします。 151 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 152 ◯民生部長(吉川高広君) フルフルにつなげられれば、それはまことによろしいのかもしれませんが、やはり個人情報等の壁もありますので、必要な情報は必要なだけ伝えるようには努力していきたいと思います。 153 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。
    154 ◯9番(中瀬淑美君) どこへ行っても個人情報の壁というものが出てまいりますが、やっぱり保護者の同意を得て、子どもがこの魚津で生まれ育ってどう生活していくかということを考えたときには、生まれたときからしっかりとしたフォローが必要なのではないかと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  それで、私が思っているのは、健康センターであるとか、保育園に入所するときは子ども課、学校へ行くときは教育委員会とか、いろいろなところへ保護者の方が行かなくてはいけないという体制にまだ魚津はなっておりますけれども、やはり相談体制の一元化というものを常に頭に置いて子育て支援というものをしっかり行っていただきたいと思います。  5歳児健診に対しては、ドクターの数がいないということが厳しいのではないかということが今お聞きしてよくわかりましたので、難しいと思いますけれども、保育園の先生方にお聞きしたところ、どう見てもちょっと支援が必要じゃないかなと思うお子さんがいても、保育園の先生の言うことは聞かないということがあるんですよね。  私が言っている5歳児健診というのは、ちょうど保育園の年中さん、年中さんに行動アンケートか何かでもいいからそういうものを出しながら、5歳児健診とすぐにはいかないと思いますけれども、しっかりと何かフォローができる形をぜひまた考えていただきたいなと思いますが、この件についてお願いします。 155 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 156 ◯民生部長(吉川高広君) 多分2年前の9月議会あたりでも、新浜民生部長がここで答弁していたのを私はあそこの席で聞いていた記憶があるんですが、多分、5歳児健診は効果が本当にあるんだと思います。  何とかやりたいんですが、実は県内で唯一やっている舟橋村さんにちょっとヒアリングをさせていただきましたけど、中瀬議員が言われるように、保護者の方が理解できない部分が非常にあると。  だから、保育園の先生が言っても保護者の方に受け入れてもらえない部分が多分あるんだろうなというふうに感じておりますので、できないにしても、何かほかの関係機関と一緒に協力しながら、そのあたりを改善するような努力は今後していきたいと思います。 157 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 158 ◯9番(中瀬淑美君) そういう子どもたちが成長していったときに、もっと早くわかればもうちょっと支援する手があったのではないかということを感じるお子さんもいらっしゃいますので、この質問を再度、引き続きさせていただいたので、しっかりと検討していただけることを期待いたしまして、次の産婦人科クリニックの複合化、先ほどの市長のご答弁、難しいかなという感じがすごく見えました。  複合化に関しては難しいのかなと思いますけれども、やっぱり新しいものを魚津市で建てるときには、これからは単体で建てるということはなかなか、私たちもそうですけど、市民の皆さんも容認できるということが減ってくると思いますので、また何かいい複合、今私も話しましたが、地域包括子育てセンターでもよろしいですし、そういうものもしっかり入れながらの複合化を目指していただきたいと思いますし、あと、産後ケアについてですけれども、やっぱり出産直後の女性が抱える育児の不安というものが多いということが今データでもしっかりと出ておりますので、育児不安を解消するためにも、やはり医療機関と連携して、産婦人科クリニックがオープンするまで待つのではなくて、もちろん産婦人科クリニックがオープンしたときはそういうものを入れるというのを前提で私は今お話ししているんですけど、その前にも、やはりこういう相談体制ができる魚津市であっていただきたいなと思いまして、この質問もさせていただいておりますので、その件について1点だけ答弁をお願いします。 159 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 160 ◯市長(村椿 晃君) 難しいとは言っておりません。できれば、私は新しくつくる産婦人科クリニックの施設は母と子のための、言ってみたらそこが全てを受け入れて対応できるような、そういった拠点になればいいと思っているんですけれど、ただ、先ほどお話ししたとおり、全ての機能を入れるとなると、人的な面も含めて限界があるかなと思っています。  ただでさえ今、産む機能さえありませんので、現実的にどこまでであれば可能なのかということを市民ニーズを踏まえながらしっかり見極めていきたいと。  同時に、できてからいきなり動けるというわけでもないので、ご指摘のとおり、これらの機能について、施設整備にあわせて、例えばトレーニングするとか、そういったようなことも必要になるかもしれません。  そういうこともあわせて考えていくべきだというふうには思っております。 161 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 162 ◯9番(中瀬淑美君) 今市長のほうより答弁いただきましたが、施設整備ということで、今労災病院にも、産科はありませんが、一応婦人科のほうがありますので、やっぱり母子とものメンテナンスのできる支援サービス、必要なサービスができるのではないかなと考えております。  母子保健型というものの施設の導入に向けて、やっぱり私たちもしっかりと取り組んでいただきたいということを期待いたしまして、質問を終わりたいと思います。 163 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。  〔14番 飛世悦雄君 登壇〕 164 ◯14番(飛世悦雄君) 平成29年6月定例会にあたり、5点質問します。  質問の1点目は、村椿市長就任1年間の評価について伺います。  村椿市長は就任して1年余りが経過しました。魚津市にとって情勢が大きく変わったのが北陸新幹線の開業であります。  新幹線で黒部宇奈月温泉駅に下車された方をどのような方策で魚津市に来てもらうか、大きな課題にもなっています。  また、県内でいち早く策定した自治基本条例を生かした市政運営など、さまざまな課題があります。  さらに、医療・福祉・介護などの社会保障費の負担が大きく増加しています。人口減少に伴う少子高齢化対策も喫緊の課題でありますが、平成29年度当初予算にて、かねてから要望の強かった、同時入所されている方に限り第2子保育料の無料化を実施された点は高く評価します。  市長は1年間の市政運営に対してどのように評価されているのか、見解を伺います。  次に、本年度、市長はタウンミーティングを計画されています。市民の声を聞く絶好の機会でもあります。また、重点施策や市長の選挙公約についても訴えることができますが、どのようなタウンミーティングを企画されているのか、見解を問います。  質問の2点目は、改正地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の対応について伺います。  地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案が5月11日、衆議院本会議で可決、成立しました。これは、地方公務員の臨時・非常勤職員の任用の明確化とともに、給与体系を見直し適正な勤務条件の確保を求めることを目的としたものであります。  特別職非常勤職員、臨時的任用職員、会計年度任用職員について概要を伺います。  新たに位置づけられる一般職非常勤職員制度(会計年度任用職員)については、任期を1会計年度とするなど雇用の安定につながらないこと、また、短時間職員の給与体系は期末手当を支給できるが、給料、手当の対象とせず報酬、費用弁償の対象にとどめるとしています。  したがって、現在の勤務条件の低下を招かないこと、現在の職を改めて検証し、任期の定めのない常勤職員への転換を図ることが求められますが、見解を伺います。  質問の3点目は、議案第35号 平成29年度一般会計補正予算(第1号)、埋没林博物館交流拠点整備事業について伺います。  昨日の本会議で代表質問、個別質問で2名の議員からも質問がありましたが、よろしくお願いします。  予算額6,926万9,000円から蜃気楼ライブカメラ更新費1,170万円を差し引いた5,756万9,000円が整備費用になると思われます。歳入は総務費国庫補助金(地方創生拠点整備交付金)として2,945万円があるので、市負担金は3,981万9,000円になります。  しかし、来客増対策として、蜃気楼が見えるカフェを整備するのには多額でないかと思われる市民の声もあります。果たして将来的にうまくいくのかという見方をされている方もいらっしゃいます。  整備に至った経緯と展望を伺います。  質問の4点目は、富山労災病院の環境整備について伺います。  富山労災病院は、昨年11月に新築してオープンしました。現在は、解体工事も終了して駐車場などの工事や環境整備が進められています。  加積・本江地域振興会が合同で9項目、労災病院のさまざまな角度から周辺整備の課題をまとめ、昨年12月に要望書が提出されています。それに対し、1月下旬に市の回答もなされています。しかし、周辺住民の方も危惧されている点があります。二級河川鴨川の急斜面のり面の雑草が目につきます。この際、市が県当局と早急に協議されて解決すべきと思いますが、見解を伺います。  次に、富山労災病院を支援する会について伺います。  今年度は改築工事中で中止となりましたが、例年600名近い市民が参加して実施してきました。  今後の活動について、市や関係団体が今後どのように支援していくのか、対応を伺います。  質問の5点目は、農商工連携インターンシップ事業について伺います。  8月上旬に、農商工連携(農業・商業・工業・文化)のインターンシップ事業が計画されています。1週間、さまざまな取り組みが計画されています。ゆかり営農組合も半日引き受けることとなりました。  午前中は農業体験をし、午後はたてもん協力隊への引き手ボランティアとして参加する事業があります。1週間、魚津市内で魚津のよさを体験する計画であります。  農業部門にインターンシップ事業が入るとは思ってもいませんでした。農業に就職するとはとても思われませんが、ゆかり営農組合でネギたんの作業を体験する予定であります。  ゆかり営農組合は、通年作業で冬期間の取り組みとして、ハウスネギやタラの芽の栽培を事業として取り組んでいますが、専従を迎え入れるほどの体制はまだまだこれからの対応であります。  事業の狙いや計画について概要を伺います。 165 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 166 ◯市長(村椿 晃君) 飛世議員のご質問にお答えをいたします。  市長就任1年間の評価についてのご質問でございますが、正直、自分では評価はなかなか申し上げにくい点がございますけれども、昨年5月に就任をして以来、「教育」「観光」「子育て」の3つの挑戦を政策の柱といたしまして、本市の最重要課題でございます人口減対策に全力で取り組んできたつもりでございます。  当初予算におきましても、市民・企業・団体等との連携ネットワークの強化を基本姿勢におきまして、繰り返しになりますが、「教育環境の充実」「子育て支援」「観光の振興」「産業の振興」「魅力的なまちづくり」、この5つの特定政策分野を掲げて当初予算の編成を行いましたが、3月議会では議会にご承認をいただき、現在、当初予算に盛り込まれた各種事業について鋭意取り組んでいる状況でございます。  個別の話をご説明していくと長くなってしまいますので少し省略をしていきたいと思いますけれども、いずれも人口減対策として、まずしっかりと土台をつくらねばならないという思いで取り組んできております。  5つの特定政策分野のうち、いつもお話をしておりますけれども、教育と子育てと産業というのは連動しておると。子育て世代の働く場をつくるための産業の土台が必要であると。そして、子どもを産み育てられる環境をつくった後大切なことは教育であると。この3つの部分をしっかりと取り組んで、自然増、人口増をまず図っていきたい。  ただ、これには時間がかかるものですから、早急に取り組むべきこととして、交流の拡大を図りたい、そのために観光や魅力的なまちづくりというのを進めたい、このような考え方で一貫して取り組んでおる次第でございます。  この取り組みの中で、例えば教育の面におきましては、英語教育の推進の話はこの年度後半ぐらいから具体化してくると思いますけれども、現在、教育委員会のほうで準備をしていただいております。  また、ICT教育の環境整備にも取り組んでいるという状況にあります。  そして、子育てのほうにつきましては、議員からご紹介、ご評価いただきましたけれども、同時入所第2子の保育料の無料化あるいは病児・病後児保育の充実、こういったようなものを進めて、働きながら子育てをしていける、安心して産み育てることができる環境をつくっていきたいというふうに思っております。  そして、産婦人科のほう、現在、基本構想策定委員会を開いておりますけれども、先ほど中瀬議員からのご質問もありましたけれども、ぜひ母と子が安心してこの地で子どもを産み育てることができる拠点として整備していく、この決意のもとに準備を進めておるという状況であります。  議員からお話がありました自治基本条例の点、これも非常に重要なことだと思っております。  人口が減っていく中で、この地域社会の活力、機能を維持していくためには、住民自治の考え方が本当に機能する、そういった地域振興のあり方を考えなければなりません。  いわば住民、地域自らがサービスを支えていく、こういった社会が恐らく今後必要になるだろうと思います。  そういった観点で、地域振興会が活動していくさまざまな事業を応援していけるようになればなというふうに思っておりまして、こういった観点も踏まえて、自治基本条例の見直しなり改正の議論を今進めていただいておるという状況にあります。  答えになりますけれども、評価につきましては、恐らく市民の皆様が評価することになると思いますので、私自身は精いっぱいまた頑張っていきたいというふうに思っております。  2点目のタウンミーティングのお尋ねでございますけれども、タウンミーティングは、これまで1年間、なかなか時間がなくて、やることができませんでした。  タウンミーティングは市民の皆さんと直接対話をし、さまざまなご意見をいただくことができる大変貴重な機会であるというふうに考えております。  就任後初めてとなるタウンミーティングにつきましては、できましたら今年の8月下旬ごろから順次、市内13地区で開催をしてまいりたいというふうに考えております。  今回のタウンミーティングでは、本市の喫緊の課題であります人口減少を克服するための重要施策としての「教育」「子育て」「まちづくり」、これらのテーマを中心に、市民の皆様と直接顔を見てお話をし、ご意見を伺いたいというふうに思っております。  現在日程の調整を行っておりますので、調整が済み次第、市広報などによりまして市民の皆様にお知らせしてまいりたいと考えております。 167 ◯議長(関口雅治君) 広田総務課長。  〔総務課長 広田雅樹君 登壇〕 168 ◯総務課長(広田雅樹君) 飛世議員の2つ目の質問、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律についてにお答えをいたします。  まず、特別職非常勤職員・臨時的任用職員・会計年度任用職員の概要についてお答えをいたします。  特別職非常勤職員とは、従来同様、地方公務員法第3条第3項第3号の規定により任用する職員であります。具体的には、臨時または非常勤の顧問、参与、調査員、嘱託員及びこれらの者に準ずる者の職であります。  次の臨時的任用職員も、従来の地方公務員法第22条第5項の規定の、公務に緊急の必要がある場合などに、6月を限度に臨時的に任用する職員であります。  会計年度任用職員は、先月の地方公務員法及び地方自治法の改正により新たに設けられたものであり、地方公務員法第17条の規定の一般職の非常勤職員について、会計年度の1年を任期として任用できる職員です。  この会計年度任用職員は、期末手当の支給が可能となるなど、処遇が改善されております。  今回の改正により、本市の臨時職員については、審議会の委員をはじめとした特別職非常勤職員と、大方それ以外の会計年度任用職員へと移行することになると考えられます。  続きまして、2番目の現在の勤務条件の低下を招かないこと、現在の職を改めて検証し、任期の定めのない常任職員への転換を図ることへの見解についてお答えをいたします。  一部の職場においては臨時職員が常態化しているということも認識しておりますが、何分、財政的な事情もございます。すぐに全てを常勤職員化することは困難なことであります。  市では、今年度当初において、常勤職員16人退職のところ、新採職員など21人を配置し、退職補充だけでなく職員の年齢構成等も勘案しながら、継続して常勤職員を任用しています。  現在、臨時職員が担っている業務を精査しまして、公務の必要に応じて常勤職員の任用に努めてまいりたいと思っております。  また、今回の改正の趣旨には、臨時職員の処遇改善の側面もございます。新たに設けられた会計年度任用職員は、任期を1年以内とし、期末手当が支給できることとなっています。  議員ご指摘のとおり、一般職、非常勤職員の中にも、フルタイム勤務と短時間勤務とでは給料、その他の取り扱いが異なる制度となっていますが、多様な働き方の要請に対応したものとも考えております。  今後、今回の新しい制度体系の対応の中で、勤務条件の低下とならないように努めていきたいと考えております。  以上でございます。 169 ◯議長(関口雅治君) 高田埋没林博物館長。  〔埋没林博物館長 高田弘美君 登壇〕 170 ◯埋没林博物館長(高田弘美君) 飛世議員の3つ目のご質問、議案第35号 平成29年度一般会計補正予算(第1号)、魚津埋没林博物館交流拠点整備事業について、整備に至った経緯と展望についてお答えいたします。  当施設の周辺は、蜃気楼展望地として市の名勝に指定され、蜃気楼シーズンには市内外から多くの県物客やカメラマンが訪れます。  今シーズンもBクラスの蜃気楼が3回発生し、海の駅蜃気楼付近の海岸は大変なにぎわいを見せておりました。  一方、埋没林博物館の入館者数は年々減少し、現在の博物館がオープンした平成4年当時は年間約14万人あった入館者数が、平成28年度実績では約3万5,000人となっております。  特に若い方やお子さんを中心とした地元の方の利用が減っていることから、地元の方に愛され親しまれる施設にし入館者を増やしたいという思いを持っておりました。  こうした中、入館者からは、コーヒーなどを飲みながら休憩できる場所が欲しいとのご意見をいただいており、かねてから、カフェを整備し、それを契機に入館者を増やすことができないかと埋没林博物館において検討しておりました。  今回、平成17年に設置した蜃気楼ライブカメラをハイビジョン画質のものに更新するにあたり、カフェの整備をあわせて実施することにより、国の地方創生拠点整備交付金を有効に活用することができることになりました。  蜃気楼ライブカメラは、新たに新湊方面を映すカメラも1台追加することとしています。その映像は、カフェ内でも見られるように大型モニターを設置し、また、インターネットで配信することにより、博物館の館内や周辺海岸のスマートフォンやタブレットでも閲覧できるようになりますので、観光客や地元蜃気楼ファンの利便性を高め、地域の活性化にも寄与するものと期待しております。
     カフェにおきましては、リンゴ、梨、ブドウほか、魚津特産のフルーツを使用したスイーツを提供することにより、魚津特産フルーツの知名度向上と新たな需要拡大を図ってまいりたいと思います。  また、木育キッズスペースも併設し、子育て世代にも気軽に立ち寄っていただける施設にしたいと考えております。  カフェの整備により、入館者の増加と地域の活性化などの波及効果に期待を寄せております。 171 ◯議長(関口雅治君) 牧建設課長。  〔建設課長 牧 英治君 登壇〕 172 ◯建設課長(牧 英治君) 私のほうからは4点目、富山労災病院の環境整備についてのうち、二級河川鴨川ののり面の除草対策についてお答えをいたします。  議員が今ほどおっしゃいましたとおり、昨年12月に本江地区振興会及び加積地域振興会から、富山労災病院周辺整備に関する要望書が市へ提出されました。  この中に、今回ご質問の鴨川のり面の雑草対策に関する事項がございました。  要望書が提出されましてから現在に至るまで、数回にわたり、地元地域振興会、労災病院及び市の3者により要望内容について協議を重ねてきております。  このうち鴨川のり面の雑草対策については、二級河川鴨川の河川管理区域であるため、富山県新川土木センターへ要望内容を伝えるとともに、県と労災病院との間に入り連絡調整も実施してきたところでございますが、その対策に要する費用負担などの問題などもあり、現在のところ問題の解消には至っておりません。  この点については、引き続き県及び労災病院と協議調整を図りながら、問題が解消できるように努めてまいりたいと考えております。  以上です。 173 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 174 ◯民生部長(吉川高広君) 富山労災病院を支援する会の今後の活動についてお答えします。  富山労災病院は昨年11月に新築移転し、現在、平成30年1月のグランドオープンに向けて、駐車場などの整備が進められているところです。  さて、富山労災病院を支援する会については、魚津商工会議所、自治会連絡協議会、医師会など市内19団体が発起人となり、平成18年9月に設立され、これまで富山労災病院の改築や医師の確保に向けた署名活動や要望書の提出などの活動のほか、労災病院周辺の環境美化活動に取り組んできたところであります。  近年では、支援する会の方々に加え、地元の住民の皆様の協力を得て、ボランティア清掃活動が恒例行事となっておりましたが、今年度は駐車場などの整備に係る工事期間中のため中止となりました。  今後の活動につきましては、富山労災病院の意向を確認しながら、支援団体や地元の方々とどのような活動が適当なのか、またできるのかなどを含めて協議し、病院への支援活動を継続していく方向で進めていきたいというふうに考えております。 175 ◯議長(関口雅治君) 江田商工観光課長。  〔商工観光課長 江田直樹君 登壇〕 176 ◯商工観光課長(江田直樹君) 質問の5番、農商工連携インターンシップ事業の狙い、計画についてのご質問にお答えいたします。  今年度の新規事業であります農商工連携インターンシップ事業につきましては、従来の就職活動の一環として行われる就業体験とは異なりまして、地方の「異文化体験」と「働き方改革」をテーマとして行うものでございます。  具体的には、首都圏に在住する大学生20名程度を募集し、8月1日から7日までの1週間滞在してもらい、大きく分けて2つの側面から、魚津の特徴的な産業や文化の一端を実体験してもらうこととしております。  1つ目といたしましては、地域に根差し、長年ものづくりに励んでいる企業や農家などを学生が訪問し、経営者や若手社員と地方で働くことの意義などについて意見交換を行うとともに、農産物を生産されている農業者の方にご協力いただきながら農業体験を行う予定にしております。  2つ目といたしましては、ハレの日の魚津のよさを学生に体験してもらうため、たてもん祭りやせりこみ蝶六、街流しに参加してもらい、地域の伝統的な祭りや文化の継承にさまざまな形で携わっている人、例えば祭りの伝統を守っている人、あるいは祭りに合わせてそこに必ず毎年帰ってくる人などに接することによりまして、そうした方々の思いを感じてもらうことにしております。  このように、都会に住む学生に、地方で「生きる」「働く」「暮らす」ことを実際に体感してもらうとともに、魚津の自然、文化、産業をはじめ、人や土地柄など地域の魅力と価値を幅広く知ってもらうことを狙いとする地域体験型のインターンシップ事業として行うものでございます。  事業の最終日には、参加した学生が感じ発見した地域の魅力や活性化につながる課題等について、企業や団体等の方々にもお集まりいただき、グループ別の発表会を実施する予定にしております。  また、本事業につきましては、若年層の地方への人材還流を狙いとしていることから、若者ならではの視点から研修全体で感じた魚津の魅力をSNS等で発信してもらうことによりまして、参加した学生にとどまらず、より多くの若者に魚津のよさを知ってもらい、将来のUIJターンにつなげていきたいと考えております。  以上です。 177 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 178 ◯14番(飛世悦雄君) それでは、村椿市長に再質問させていただきます。  市長も就任1年目、自分のカラーよりも、決められた予算を執行された、これが主な中身だったかなと。  今年度、予算編成の中で市長のエリアも出てきたんじゃないかな、そんなふうに思っていますし、子育て支援をしっかりやるんだという中で、第2子保育料の無料化にも、これまで長年の保護者の声を実現していただきました。  こういった中において、1年間の評価、評価というものは本当は4年間してからするものだと思っていますが、浅はかしく1年目からもう評価をして、1年に1回ずつ聞こうかなと、こんなふうに思っております。  幾つかの市長の公約も私もメモして持っておりますし、これを4年間の中で一つでもクリアしていただきたい、そのことをまず申し上げておきたいなと思っています。  そこで、先ほど市長も答弁の中で述べられた課題、いわゆる自治基本条例を見直すんだとおっしゃっていました。  その中で、地域振興会がなかったのでこれを加えるんだと。これまでの議会の中でもそういった発言がありました。  ただ、地域振興会の中でも少し温度差がありますが、私が今回ぜひとも見直していただきたいのが名称です。  頭は抜きますけど、「地域振興会」と名乗っておられる地域振興会が7つ、「地区地域振興会」が3つ、「自治振興会」が1つ、「地域活性化協議会」が1つ、「地区振興会」が1つ、5種類にわたっています。県内にも地域振興会が何カ所かの自治体で設けられておりますが、全て「地域振興会」で統一されています。  今回、自治基本条例を見直すときに、地域振興会が加わるので、こういった複雑な名称を1つに集約する。私は「何とか地域振興会」に統一したほうが好ましいと思われますが、市長の見解を求めます。 179 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 180 ◯市長(村椿 晃君) 議員のご指摘にもありましたけれど、そもそも昨年4月からスタートしたこの制度が必ずしも円滑に浸透していかなかった理由として、地域振興会の位置づけが明確に条例で持っていなかったことにその原因の一端があるのではないかなというふうに感じておりまして、ただ、一方的にそう思いましても、市民の皆さんがどう感じていらっしゃるのか、そこをしっかり議論していただいた上で判断する必要があるということで、今年度、必要があれば条例の見直しも視野に入れて検討をお願いすると、そういう作業をお願いしたわけです。  まだ途上ですのであれですけど、議員のご指摘のような名称のふぞろいが、先ほど言ったように、今回の制度がうまくいかなかったことと同じような弊害をもし生むとするならば、やはりそういったようなことも必要であろうというふうには思っています。  どのような名称がいいのかも含めまして引き続き検討いただいて、必要な見直しを整理した上で、できれば12月の市議会へ向けて、可能であれば諮れるような準備をしていきたいというふうには思っております。 181 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 182 ◯14番(飛世悦雄君) そのような形で十分かと思っています。今回見直しされる際にぜひ検討していただきたい。私の気持ちを述べておきたいと思っています。  今年またタウンミーティングが企画されております。人口減少問題を大きく取り上げていきたいということでありました。  これまでタウンミーティングというと、やっぱり町内会のお世話をしておられる方が中心でありました。ぜひ若い世代に入っていただけるような仕掛けをしていただきたい、そのことをお願いしますが、いかがでしょうか。 183 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 184 ◯市長(村椿 晃君) 私の思いとすれば、3つのテーマを出したのは、できるだけ若い人も含めて、幅広い世代に共通するテーマとしてご意見をいただきたかったわけです。  しかし、あまりテーマが拡散して要望大会みたいになってしまっても困りますので、人口減少社会で、地域を含めてどうやって皆さんがかかわっていただけるか、そういったことも含めてみんなで克服していくと。そういう視点でご意見をいただきたいということで、3つのテーマを中心にというふうにしたわけです。  したがって、ぜひ今現在お子さんを持っていらっしゃる方、それからまだ持っていないこれからの方も含めて、幅広い年代の方にご参加をいただきたいというふうに思っております。 185 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 186 ◯14番(飛世悦雄君) ぜひタウンミーティングでそういった若い世代も含めた、いわゆる3世代、これが一緒になると力強いものになると、こんなふうに私は思っています。  昔から向こう三軒両隣、現在は核家族化が進んでおりますけども、やはり基本となるのは、じいちゃん、ばあちゃん、そして3世代が同居できるような、こういった雰囲気をつくることが私は大事じゃないかなと。それが自治基本条例の根底にあり、そして主役は私は市民だと思うので、タウンミーティングがぜひ成功裏に終わることを祈念して、この質問を終わりたいと思います。  次に、総務課長に伺います。  先ごろ、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案が可決、成立しました。さっき言われたように、いわゆる会計年度任用職員、これまでなかったものが入ってきて、私が心配するのは、こういった法律が改正されたときに、あわせて、やはり常態化しているところについては常勤職員を配置していいんじゃないかなと、こんなふうにも思っていますし、先ほどそういうのを検討しながら常勤職員の採用に向けて努力していきたいという答弁がありましたので、その答弁で十分ですけども、この機会に私は、働き方改革とかいっぱい言われております。なぜこんなことになってきたかというと、働く人の4割が臨時派遣、パートに占められるようになった。  そういった方の年収というのは200万円にも届かない。こういった方が全国1,200万人を超えたと、今そんなふうに報じられております。  そういった方が増えたのも、やはり公務職場でも臨時職員が常態化してきたと。財政が逼迫しているからそういった状況に行かざるを得なかったのかもしれませんけども、やはり一人でも多く結婚、出産に導くような、こういった基本的な考え方について総務課長はどのように捉えておられるのかお聞きいたします。 187 ◯議長(関口雅治君) 広田総務課長。 188 ◯総務課長(広田雅樹君) 魚津だけに限らず、やはり財政的な事情ですとか、あるいは新たな住民ニーズというのがどんどんと出てくるという中で、なかなか市職員の、常勤の職種の職員では対応し切れない部分が出てきておったということで、現実こういった臨時職員が常態化しておるといった実態が出てきておると思います。  ただ、やはりそういった職員の方々も、公共サービスを担っていく重要な役割を担っていただいているというふうに考えておりますし、やはり保育現場あたりを考えますと、そうした部分は常勤職員がきちっと対応していくところが必要なのではないかというふうなところも考えておりますので、今後、いろんな公共施設の再編等々もございますから、そうしたところも勘案しながら、人事的なところを適正に運営していきたいなというふうに考えております。 189 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 190 ◯14番(飛世悦雄君) 何はともあれ、私はこれまでの条件を下回らない、そのことがこの法律改正に向けた対応になるかなと思います。  課長、その点、答弁をお願いいたします。これまでの対応を下回らないということが条件になると思うんですけども。 191 ◯議長(関口雅治君) 広田総務課長。 192 ◯総務課長(広田雅樹君) 私もそのように考えておりますので、善処したいと思います。 193 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 194 ◯14番(飛世悦雄君) そのことを強く申し上げましてこの質問を終わりたいと思いますが、施行までまだ3年間あるのでじっくり吟味されて、いや、ここは常勤職員にしようと、こういう声が一人でも二人でも多く出てくることを期待して、この質問を終わりたいと思います。  次に3点目、議案第35号、埋没林博物館館長に伺いたいと思います。  この問題、先ほど私も質問しましたし、きのうも2名の議員の方が質問されました。蜃気楼のライブカメラ、やっぱり「“蜃気楼の見える街”魚津」をうたっているから、富山方面と黒部方面、新湊方面がなかった、これに対応したのは非常によかったなと、こんなふうに思っています。1,170万円で3台とも更新するということであるので、これは評価しておきます。  問題はカフェです。正直言って、5,000万円を超えるカフェと言うと、みんな「えっ、高いな」、こんなふうに第一印象を受けると思うんですけども、先ほどから答弁の中でいろんな格好があったと思っています。蜃気楼の見えるカフェとおっしゃいましたが、今年は先ほどの答弁でBクラスが3回出たと。今年は何か蜃気楼が非常に長時間出ていたり、私は運悪くその日は富山で朝からずっと会議で、見られなくて非常に残念でしたけども、その次の日、海の駅蜃気楼、のろし祭りをやって、午後からよっしゃ来い!!CHOUROKUまつりがあった日ですけども、行ったら、もう駐車場が満車で、とめるのに一苦労するくらいに、本当に多くの市民の方や市民じゃないいろいろなところからも海の駅に集まられたのではないかなと思っていますが、今年、Bクラスが3回。私、データを調べておいてくださいとお願いしておったんですけど、過去3年間のCクラス以上の蜃気楼の出現をちょっと教えてください。 195 ◯議長(関口雅治君) 高田埋没林博物館長。 196 ◯埋没林博物館長(高田弘美君) 平成26年度は、Cクラス以上のものは7回、平成27年度は10回、平成28年度は11回でございます。  ちなみに、今年はCクラスが4回とBクラスが3回ありまして、今年は今のところ7回出ております。 197 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 198 ◯14番(飛世悦雄君) 平均して10回前後かなと思うわけなんですけど、蜃気楼の見えるカフェかもしれないけど、やっぱり10日間かなと、あとはないのかなと、こんな思いも正直言ってあります。  ただ、本当は入館者がいっぱいおって、本当に余裕があって、コーヒーを飲んでもらったりスイーツを食べていただければいいんですけれども、ぜひとも成功裏に終われるように発信もしっかりしてやっていただきたい、このことをお願い申し上げますが、例えば埋没林を見ていて蜃気楼が出たというと、海ゲートから出ていってまた再入場できるんでしょうか。私、人に聞かれたときわからなかったのでお聞きします。 199 ◯議長(関口雅治君) 高田埋没林博物館長。 200 ◯埋没林博物館長(高田弘美君) 再入館はできます。海の駅蜃気楼のほうの敷地内にマリンゲートというところがあるんですが、そちらのほうに職員がおりまして、出ていかれるお客様には、「また戻って来られますか」「再入館を希望されますか」とお伺いして、再入館のためのチケットをお渡ししております。そちらを入館されるときに見せていただくと、また入館していただけるというようなシステムをとっております。 201 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 202 ◯14番(飛世悦雄君) もう1回チケットを渡しておられるということで。  スポーツ観戦するときは、半券を見せれば自由に何回でも出入りできるので、何もそういう改めてつくらなくても、半券があればいいような、もっとスリム化すればどうかなと。そういったものはスポーツ観戦では普通になっているので、そのことも参考にしていただきたいと思う。  それでは、埋没林を見ていて、蜃気楼が見えれば、出入りができるということですね。わかりました。またそのことも埋没林博物館の館内の方にPRしていただきたいなと思いますが、最近、行政防災無線を使って蜃気楼の発信もしておられます。これはやっぱり非常にいいので、これからもそういった発信をぜひ続けていただきたいと思います。  問題は高額だというイメージをどういうふうにして抑えて利用してもらえるか、このことをしっかりこれからやっていかなくちゃいけないんですけど、館長の思いを聞かせてください。  3回目だからいいです。ごめんなさい。  じゃ、次の質問に移らせていただきます。失礼しました。  次、富山労災病院の関係であります。  牧課長。先ほど言われたように、二級河川鴨川は県が管理しておられる。それで、河川ののり面のことを先ほど質問しました。実際は、本来ならば県が管理して除草しなければなりません。  あの要望書を見ていると、除草はしません、ただし、除草されたら報償費を払いますから届けてくださいと、こういった要望書の答弁を私は地域振興会の方から見せていただきました。本江地区、加積地区、共同で出された要望書であります。  12月に出されて1月に回答をいただいたその回答書を見ていると、私が心配するのは、新しい病院ができてちゃんと駐車場や緑化も進んできれいになったのが、周り中草でぼうぼうになっている。この状況は何たるものだと私も思いますし、加積地区の皆さんは労災病院を六郎丸から出すなということで、タウンミーティングに400人近い人数が集まったり、あるいは支援する会を別につくって、加積の中に支援する会をまた別に持っておられます。そういったことから思い入れがあると思うんですよ。ただ、私が危惧するのは、富山労災病院を支援する会で例えば草刈りをすればいいじゃないかというと、課長も見られてわかるように、あののり面は急斜面で、落ちると下がコンクリ、流れも強い、非常に心配だと思うんです。  だから、地域の皆さんの声が、果たしてこのまま雑草になっても誰も処理しないのか、こういう状態になっては、これまできれいに改築された労災病院のイメージが環境面で非常に問題になると思うんですけど、これまでの経緯の中で、課長、何か先ほどの答弁を聞いておるとなかなか難しい。しかし、一生懸命協議を重ねているということでありました。何かうまい方策はないですか。課長の私案でもいいですから。 203 ◯議長(関口雅治君) 牧建設課長。 204 ◯建設課長(牧 英治君) 今ほど飛世議員がおっしゃいましたように、病院が新しくなる、そして、引き続き労災病院を支援する会などのそういったボランティア清掃等々も今後またしていくのか、いろいろとその辺も議論の中にありますけれども、いざやるというときに、やっぱりおっしゃいましたように、急な斜面、そして下は流れが速い二級河川ということで、実は協議していく中では、永久に草が生えんような手立てはできんがかというようなことも入ってきております。  したがいまして、その辺については河川の管理、そういったところにもお願いはしていったところなのですが、なかなか厳しいという状況がございます。  私案と申されましても、なかなかちょっと思いつかないんですけれども、今後ともそういった中で、みんなが納得するというか、後々問題を残さないような解決方法はないかという方向で進めていきたいというふうに考えています。 205 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 206 ◯14番(飛世悦雄君) 市の河川ならば何でもできるかもしれんけど、県の河川だということでありますが、シートを張るなり何か少し検討してください。そうでないと、あまりにもみすぼらしい病院の外構になるのではないかなと、こんなふうに思うので、また鋭意努力してください。お願いします。  それでは、吉川部長にお聞きします。
     部長にも話をしていたように、環境担当の部長ですから、やっぱり建設課と協議されてそういうふうにやっていただきたいんですけれども、いわゆる支援する会では、部長もあそこで草刈りするのは難しいと思うんですが、どういうふうに感じられていますか。 207 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 208 ◯民生部長(吉川高広君) 牧課長も言っていたとおり、やっぱり急流の二級河川が流れておりますので、何かあったら大変なことになると思いますので難しいなというふうには思います。 209 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 210 ◯14番(飛世悦雄君) ただ、労災病院を支援する会は、これまで600人の方が集まっていろんなことをやってきました。花壇に植えればまた草も生えてくると思うし、支援する会をぜひ継続して、市民の皆さんに愛される病院にしてもらうように努力してください。  部長、どうですか。 211 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 212 ◯民生部長(吉川高広君) 病院が存続したからそれで終わりということでは決してございません。これからも力いっぱい支援していきたいというふうに思います。 213 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 214 ◯14番(飛世悦雄君) 本当に残念ながら県の管理の中にあります。河川から立ち上がって1mはフェンスをするなと。これは規定ですから仕方がないので、今囲いがしてあります。あれを9月に取っ払って、1m下がってフェンスの設置工事が始まるということなので、できれば、牧課長、吉川部長、またひとつ、そういった面で、環境面、よろしくお願いしたいと思っています。  それでは、最後の質問であります。商工観光課長に伺います。  私はインターンシップと営農組合の方から聞いたときに、「えっ、営農組合に来るの?」と、こんな思いもしましたが、先ほど事業の概要を聞きました。  事業費が300万円ということでありますが、これは単年度なんですか、それとも来年も再来年も続けようとしておられるのか、その見通しを聞かせてください。 215 ◯議長(関口雅治君) 江田商工観光課長。 216 ◯商工観光課長(江田直樹君) 今回の農商工連携インターンシップ事業というのは初めて取り組むわけですけれども、この事業をやることによっての成果があったかどうかという評価はなかなか難しいところだろうというふうに思っております。  そういった中、事業をやってみて、いろいろ課題とか出てくると思います。また、参加していただいた学生にアンケートをとるなり、それから、先ほど壇上で申し上げましたように、最終日に団体や企業の方に、学生のほうから魚津へ来て感じたこと、得たことなどを発表してもらうことにしております。  そういった発表を受けた皆さんの感想等を総合的に精査しながら、来年度以降やるかどうかも含めて検討してまいりたいというふうに思っております。 217 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 218 ◯14番(飛世悦雄君) 私のところの営農組合ではその時期、ちょうどネギたんの収穫をやっていると思うので、その程度ならいつでも受けられるよと言っておられるので、ぜひ継続した事業にしていただくことをお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。 219 ◯議長(関口雅治君) この際、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後3時といたします。  午後 2時45分 休憩        ─────────────────────────  午後 3時00分 再開 220 ◯議長(関口雅治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  13番 寺崎孝洋君。  〔13番 寺崎孝洋君 登壇〕 221 ◯13番(寺崎孝洋君) 平成29年6月議会にあたり、4点について質問をしたいと思います。  質問に入る前に、まずは、きのうなんですけれど、皆さんご存じのとおり、テロ準備法、多くの新聞社では共謀罪、こういうふうに書いてありました。この法律が成立をしてしまいました。自分の気持ちの中では大変残念というか遺憾といいますか、次世代の方々にとっては大変怖い法律ではないかなというふうに思っております。  自由を制限される、そして、極端な話、暴君政治が可能になる可能性もある、こういうような法律かなというふうに思っています。こういう法律を成立させてしまったというところでは、本当に次世代の方々には申しわけないというか、そういう気持ちがあります。  それともう1つ、参議院、このあり方についても大変残念なところであります。私たちは、小学校、中学校、社会・公民というところで衆議院、参議院の仕組みを習いました。  参議院というのは良識の府であります。そして熟議をする場であります。ブレーキをかけるところであるというふうに習っていたかと思います。  にもかかわらず、この参議院、ろくに話し合いもせずに強行採決をしてしまった。参議院の存在意義がなくなっているんじゃないかなというふうに思います。  今、国会以外の地方議会、富山が発端ですけれど、いろいろ言われて、この地方議会のあり方をいろいろ変えていかなきゃというふうに頑張っているんですよ。今までみたいに単なる行政の追認機関であってはだめだとか、あと、単なる市民の要望を伝える口きき議員、口きき議会ではだめなんだということで、考える議会、討議をする議会、そして政策立案をする議会に変えていっている最中なのに、この手本となるというか大もとである参議院がそういうことを飛ばしてしまったというのは大変残念であるなというふうに思います。  本当はこの議会で参議院に対し意見書を出せればなと思うんですけれど、手続上、出すことはできません。でありますから一言。参議院よ、もっとしっかりしろ、ということを述べさせていただいてから質問に入りたいと思います。(「よし、そのとおりだ」と呼ぶ者あり)  良識のある方々から「よし」というお言葉をいただいて大変心強く思います。  まずは、議会冒頭でありますけれど、市長は特定政策を分野別に進捗状況と今後の取り組みなどに関して所信を述べられました。  今回はそれらを中心にお聞きしたいと思います。  最初に、魚津市の財政を考える市民会議についてであります。  3月からこの会議が開催されているようでありますが、この目的と、討議内容及びその効果、もくろみなどについてお聞かせを願いたいと思います。  議会の冒頭で、市長の話の中では簡単に目的や討議内容に触れられましたけれど、肉づけをして、そしてわかりやすい言葉でいただければなおありがたいなと思いますし、また、現状の財政状況やそういうことを報告されたのであれば、それもお聞かせ願えればと思います。  2つ目、魚津駅・新魚津駅周辺のまちづくり協議会についてであります。  これも市長は冒頭に、魚津駅・新魚津駅及び駅前広場整備事業というものがあるけれど、この協議会では、この事業計画の範疇だけでなくて、もっと広い視点でまちづくりというものを考えていきたい旨のことを述べられたかと思います。  私も、この魚津駅・新魚津駅と駅前の広場だけを整備して終わりということではなくて、もっと広範囲にまちづくりという視点を持って事業を考える必要があるかと思っておりますし、また、このことは市民と一緒になってまちづくりを考えていくということでありますよね。このことにも賛同するものであります。  この協議会は、具体的にこれらのことを前進させるための仕組みなんだろうなと思っておりますが、一応確認の意味も含めて、以下のことを聞きたいと思います。  1つ目、協議会の目的、そしてこの協議会でどんなことを話してもらいたいのかということ。  2つ目、この協議会の役割ですね。協議会に求められることについてでありますけれど、例えば駅周辺の関係はこうあるべきだというふうな提言書など文書的にまとめられるのか、それか、もっと詳しく細かく、パースとか、ポンチ絵とか、鳥瞰図とか、そういうものまで作成を望んでおられるのか、そのことについてちょっとお聞かせを願いたいと思います。  次に、自治基本条例についてであります。  条例改正については、先月、自治基本条例検討市民会議を開催し、条例の見直しの検討を始めたところであるということでありますが、まずはどんな方々がメンバーであるのかということ。そして、その役割ですね。また、条例の大枠など話をされるのか、それとも条文の細かいところまで話をされるのかということですね。そして論議する時間、そういうことを市長にお聞きしたいと思います。  そして、この条例の位置づけについてでありますが、これは今後の検討市民会議の話によっても変わってくるかとは思いますけれど、今の市長の思いをお聞きしたいと思います。  この条例を初めてつくるときに、何度か位置づけの質問をさせていただきました。そのときには、この条例は市の憲法のような位置づけで、市の中では上位条例というふうに前の市長、副市長は答えられたかと思います。  村椿市長はこのことについてどう捉えられているのかということをお聞きしたいと思います。  また、昨年から政務活動費不正使用の問題もあり、マスコミ各社から各自治体では議会基本条例があるのかというふうな問題提起がされているかと思います。  この魚津市では議会基本条例というもの単独では存在しませんけれど、自治基本条例に議会の役割というものが記されております。  見直しにあたって、この議会基本条例、自治基本条例から独立させる必要があるかどうか、市長の見解をお聞きしたいと思います。  最後に4点目、ICTの環境整備についてであります。  この事業は、学校の現場でICT環境、片仮名だとインフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーと言うらしいです。日本語では、情報通信技術とか情報通信産業、サービスと言われるそうでありますけれど、これらを整える事業であるかと思っております。  具体的に、何を用いて、どんなふうに使われていくのか、使われるのかということをお聞きしたいと思います。  また、学校の教育の現場でこの環境になれる、そして使いこなす場合には、先生方、また生徒の研修等々が必要かと思います。  研修をされるとすればどんなふうに行われるかということを教育長にお聞きしたいと思います。  以上のことについて、よろしくお願いします。 222 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 223 ◯市長(村椿 晃君) 寺崎議員のご質問にお答えをいたします。  財政を考える市民会議に関するお尋ねでございますが、まず本市の財政状況ですけれども、平成27年度決算ベースで見ますと、極端に悪い、最悪というわけではございませんが、自由に使える財源の比率が県内の他の市よりも低く、経常収支比率という比率で見ますと88.5%、全国順位で313位、県内では第9位ということになっております。  また、財政規模と比較しまして、積立金の残高が他の市よりも少ないという状況にありまして、こちらのほうは全国順位で言いますと585位、県内では7位ということで、決して余裕のある状況ではないということになります。  このような状況を市民の皆様にわかりやすくお知らせし、そういった財政状況にあるという共通認識を持った上で、市民ニーズへの対応の優先度を理解していただくと、これを行うことを目的として市民会議を設置したわけでございます。  これまで開催した2回の会議では、いろんな意見が出ておりますけれども、主なものをご紹介しますと、「限られた財源では特化した施策を重点的に行うべきである」「災害時に機能する市庁舎の建てかえが必要であるけれども、そのための基金などの財源の確保をしっかり進めなければならない」「宅地開発により定住を促進し、子育て世代の人口流出と税収の落ち込みを防ぐ施策を進めるべきである」「民間と連携した取り組みを施策に活用し、財源の有効活用を図るべきである」などの多数のご意見をいただいています。  委員の皆様には、会議の議論を周りの方々にお伝えいただきまして、そして周りの方々のお声をまたこの会議に伝えていただきたいというふうなお願いもしております。  今後は、市民会議の内容を、市議会をはじめ多くの市民の皆さんにお伝えしていくということがまた大事かと思っております。  財政調整基金に頼らない、弾力性のある財政体質への改善を目指してまいりたいというふうに考えております。  次に、魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり協議会についてのご質問にお答えをいたします。  平成28年11月から平成29年1月までの間に実施いたしました現在の計画に関する意見交換会などでは、市民や関係団体の皆様からたくさんのご意見をいただきました。  いただいたご意見を踏まえ、今後の魚津駅・新魚津駅周辺のまちづくりは、現在の計画にこだわることなく、市の将来の発展を見据え、駅周辺や市街地の活性化につながり、かつ多くの市民の皆様に納得いただける計画に練り上げるため、市として幅広く議論する組織づくりが必要と考え、今回の協議会設置に至ったものでございます。  協議会では、ご意見が多くあったまちづくりの中での駅の位置づけを明らかにし、費用対効果の見込める魚津駅・新魚津駅周辺整備に向けた基本的な方針を取りまとめて整理をしていきたいと考えております。  そのために、協議会には市民代表、学識経験者、各団体の代表、鉄道事業者、さらに県など幅広い分野の方々に加わっていただき、それぞれの置かれている立場や考え方を十分に共有しながら協議を進めていく必要があると考えております。  1回目の協議会を、来月7月5日に予定しております。  まずは、事業の経緯や現在の計画の課題などについて、委員の皆様と情報を共有した上で、順次、魚津駅・新魚津駅周辺を中心としたまちづくりについて議論を深めてまいりたいと考えております。  そして、概ね2年程度の協議期間で、広場、駅舎、通路などの整備方針、さらには駅周辺の公共、民間を含めた都市施設のあり方、これらについて整理をしながら、計画の青写真を描けるよう協議を進めてまいりたいと考えております。  また、協議会で行われる議論の内容につきましては、市議会はもとより、市民の皆さんと情報が共有できるよう、しっかりお伝えをしてまいりたいと考えております。  3点目、自治基本条例に関する3点のご質問にお答えをいたします。  まず1点目、自治基本条例検討市民会議のメンバーと会議の役割、期間についてのお尋ねでございますが、魚津市自治基本条例は、市民自治の確立を目指して、市民の皆様、議会、市が、それぞれ役割分担の中でそれぞれが持てる力を発揮しながら、人々が幸せに暮らせるまちをつくっていくために、平成23年9月に県内市町村に先駆けて制定したものでございます。  本条例第29条の規定に基づき、条例の見直しの検討を行うため、魚津市自治基本条例検討市民会議を本年4月に設置し、第1回目の会議を5月31日に開催したところでございます。  委員といたしましては、有識者として富山大学の教授に座長となっていただき、女性、若者、事業者、福祉関係の団体からそれぞれ1名、各地区の地域振興会から6名、公募委員2名の計13名で構成されております。  この会議の役割は、前文を含めた全ての条例の規定に関し、時代の変化や社会情勢によって各条項が形骸化したり、あるいは時代に取り残されたものになっていないかなどの観点から協議及び検討を行っていただき、その結果を市に報告していただくこととしております。  なお、委員の任期は平成30年3月31日までとしておりますが、今後の予定といたしましては、できれば秋ごろまでに条例見直し案等の検討を行い、市民会議で協議、検討をいただいた条例改正案の素案につきまして、パブリックコメントを行い、その結果を取りまとめた上で、早ければ条例改正案を12月市議会に上程することを目標としたいと考えております。  2点目に、条例の位置づけについてのご質問でございます。  魚津市自治基本条例は、市政の各分野において定められている他の条例を包括する性格のものではございませんが、この条例は一人一人の人権を尊重し、責任を分かち合いながら、市民と市が情報を共有し、市民参画と協働による取り組みを通じて、市民が主体となった自治の実現を目指しているものでございます。  したがいまして、市民、議会、市のオール魚津で、条例の基本理念や基本原則を最大限尊重しながら、いわば、まちづくりのための基本理念を定めた条例というふうに理解しております。  3点目のご質問でございますが、見直しにあたっての議会基本条例の必要性についてのお尋ねでございます。  県内では既に5つの自治体で議会基本条例が制定されております。現在、富山県議会においても、今年度中の制定に向けた検討が行われている状況と認識しております。  魚津市自治基本条例の第5章におきまして、議会の役割及び責務、開かれた議会、議員の役割と責務についての規定が設けられているわけでございますが、議会基本条例の必要性そのものにつきましては、市議会内におきましてご議論いただき、議会のご判断に委ねたいと思います。  ただ、今ほどお話をした自治基本条例との関係で、議会基本条例を制定される場合には魚津市自治基本条例との整理が必要になります。自治基本条例の見直しの必要性も出てくるかなというふうに思っております。  以上でございます。 224 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕
    225 ◯教育長(畠山敏一君) 教育におけるICT環境整備についてお答えします。  まず、具体的な使い方についてのご質問についてですが、近年のグローバル化や急速な情報化などの著しい社会の変化に対応するため、これからを生き抜く子どもたちが情報活用能力を身につけることは極めて重要であるとされています。  平成32年から全面実施されます次期学習指導要領では、ICT環境整備はその理念実現のために必要不可欠なものと位置づけされております。  今回改定されます学習指導要領では、情報活用能力は教科等の枠を超えて、「何を学ぶか」だけではなく、「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」という視点が重視されています。  そのような中、魚津市では昨年度、魚津市教育情報化整備基本計画を策定し、今年度から市内小中学校に順次、タブレットパソコン、電子黒板、デジタル教科書・教材等を整備するほか、校内無線LAN環境を構築することとしています。  その使い方について、例えばタブレットパソコンは自由に持ち運びができますので、例えば体育の授業で実技を動画撮影し、グループでそれを再生しながら改善点を話し合うというようなことが可能となります。また、個人やグループでインターネットから情報を得て話し合うということもできます。  魚津市では昨年度から、特別支援学級での学習にもタブレットパソコンを活用しており、指導している先生方からも非常に有効であるとの報告を受けております。  また、電子黒板やデジタル教科書については、拡大提示をしたり音声や動画を利用したりできますので、先生が学習内容をわかりやすく説明できるほか、児童生徒の学習意欲を高めたり学習理解が深まるなどの成果も得られると考えているところであります。  ICT環境整備においては、教育委員会が中心となり、市長部局、学校現場と連携しながら取り組みを進めていきたいと考えています。  次に、ICT教育に関する先生方の研修についてお答えをいたします。  まず、各学校のICT推進教員を対象として、年間4回、市教育センターと市小・中学校情報教育研究会と連携した研修を実施する予定です。  内容については、ICT機器の活用状況等についての情報交換や、タブレット型端末等のICT機器実技研修を予定しています。  特に、夏季休業中に清流小学校に導入予定のタブレット型端末を実際に操作する研修を10月に実施し、技能や知識を習得することとしています。  また、夏季休業中には大学の先生をお招きし、学力向上とICT教育をテーマにした講演会を予定しています。  市内小中学校の教員約50名が参加し、ICT機器の活用を通して児童生徒の学力向上を目指した具体的な取り組みについて検証する予定です。  さらに、市の教育委員会では、研修リーダーの育成を目指して毎年数名の教員を内地留学に派遣していますが、今年度の派遣教員1名は、ICTを活用したわかりやすい授業づくりをテーマとして研究を深めております。研修の講師をしてもらって、市全体にその研究成果が普及されることを期待しています。  今後、ICT教育の研修につきましては、魚津市教育情報化整備基本計画に基づき計画的に進めるとともに、小中学校とも十分な連携を図りながらICT支援員を配置するなど、教職員にとって負担にならないよう十分配慮していきたいと考えています。  以上です。 226 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 227 ◯13番(寺崎孝洋君) 順番に再質問したいと思うんですけれど、申しわけないですけれども、4番目のICTから。忘れないうちに。  どんなことに使われるのかというところでは相当いっぱい言われたと思うんです。大ざっぱに言って、幅広く活用できるというふうに捉えさせていただきました。その分また覚えることがあって、先生方も大変かな、生徒も大変かなというふうに思うんですけれど、答弁いただいたのかもしれないですけれど、もう1回確認させてください。いつから本格稼働するんですかね。  というのは、市長の冒頭の言葉の中に、9月にというふうに言われていたかと思うんです。9月から稼働ではなくて、9月に入る。9月には入るけど、本格稼働は来年度からということなんですかね。どういうことなんですかね。 228 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 229 ◯教育長(畠山敏一君) 清流小学校に今年の夏季休業中に入れます。そして、それを使って10月ごろに、各学校の代表の方といいますかICTの研修担当の方の実技研修会を行うという運びでありますので、もう決め決めで市内一斉にこの月から取り組むとかそういうことではなくて、順次取り組んでいく形になっていくと思います。 230 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 231 ◯13番(寺崎孝洋君) というと、物、ハードを入れました。9月、10月ぐらいから支援員が来て実際に生徒たちにも教えていきますよと。なおかつ、先生にも教えていきますよと。要は、使いながら研修をしていくという理解でよろしいですか。 232 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 233 ◯教育長(畠山敏一君) 要は、まず先生方が使えなければ授業で使えませんので、研修をして、必要最低限といいますか最小限使えるようになってから、それを授業に順次取り込んでいくということで、これを使って授業をしなければいけないという決まりはないわけですので、どちらかというと、これを負担に思ってもらっては困るので、先生方の授業を子どもたちによりわかりやすくするための一つの手だてとして使うわけですから、使えるところから使っていくというふうに考えていただければよろしいかと思います。 234 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 235 ◯13番(寺崎孝洋君) 必ずしも使わんだっていいよという理解をしてしまうんです。要は、先生の習熟度によって、なおかつ効果があるかどうかということを見極めた上で、そこで見極められたらゴーしますよと。物はあるんだけど、実際にソフト的というか実運用はそこからだよというふうに聞こえたんですけれど、3回目になるので答弁はだめなんですよね。 236 ◯議長(関口雅治君) はい。 237 ◯13番(寺崎孝洋君) うーん、どうするかな。なら、また後で個人的にお聞きしたいなというふうに思いますけれども、あともう1つ心配なのは、先生方もそう思っておられる、当たり前のことなんでしょうけれど、先生の負荷なんですよね。先生の負荷が多くなるということを私は心配しているんです。やっとでさえ大変な現場だというふうに聞いていますし、業界的というか、特に心の病になる人間の割合というのが先生方は多いというふうに聞いています。  楽になればいいんですけれど、新しいことにチャレンジするんですよね。新しい手法に。壇上でも言われていましたけれど、その負荷というのは十分に考えていっていただきたいなというふうに思いますし、あともう1つ大事なのは、先生方の負荷というところと、果たしてこれは本当に効果があるのかというところかなというふうに思うんですよ。  ぱっと見て、あれも使える、これも使える、いいことや、こういうふうに使えるだろうというふうに、メリットのことはやっぱりいっぱい出てきています。だけど、やっぱりメリットがある反面、デメリットも出てくると思うんですよね。単純な話なんですけど。  僕らもそうです。タブレット、スマホを使うことによって字が書けなくなっていったと。漢字が出てこんようになったとか、調べるのも、本とか、極端な話、図書館へあまり行かなくなったとか。それとか選別、これが本当に合っとるがかどうかという選別能力がなくなってくる。そういうデメリットがあるかと思うんです。  そういうところの検証もぜひ並行に行っていただきたいなというふうに思うんですが、そこらあたりの意気込みというか考え方をお聞かせ願えればと思います。 238 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 239 ◯教育長(畠山敏一君) 基本的なことを申し上げれば、いわゆる子どもたちを対象にしているわけです。子どもたちがこれから10年後、20年後の社会の中で生きていくためにはどういった能力が必要かと。  そうしますと、ある方は、10年後にはもう自分の一日のうち半分はネットの中で生活するような時代が来るんじゃないかと言っている方もおられるぐらいであります。  そういう中において、今の子どもたちにこれからどういう力をつけてやらなきゃいけないかというと、基礎的な人間力、これは不易の部分というふうに捉えていただいていいんですが、これは絶対に忘れてはいけないんですけれども、それに加えて、これまではただ情報を処理する能力が速い人が優秀な人間のように捉えられておったんですが、これからは情報をいかに活用するか、あるいは編集をしてプログラミングができるか、そういったような生活というのが求められてくる。あるいは、先ほど市長も申しておりましたけれども、そういう人材も求められてくると。  そうすると、どうしても、そういう将来のことを考えた子どもたちの能力をつけてやるためには、このICT教育というものは不可欠なものであるというふうに考えております。 240 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 241 ◯13番(寺崎孝洋君) 足を引っ張るようなことばかり言っているがかもしれんですけど、決して足を引っ張るという気持ちではないんです。  あまり突出してしまうというか行き過ぎると、やっぱり弊害があるかなというふうに思いますので、そこもきちんと注視して導入というか運用をしていっていただきたいなとの思いでこれを言わせていただいたところであります。  聞き足りなかったところは、個別にまた聞かせていただきたいなと思います。  では次に、最初に聞きました財政の関係であります。  目的の関係を市長はいろいろと言われました。僕の理解では、どちらかというと、市民に、午前中でしたか、財政課長も感想を聞かれたかと思います。現状の市の財政というのは大変厳しいんだよというところを言われたかと思います。  そういうところを認識してもらうというのが大きな目的で、一部分では、アドバイスというか、こういうふうなやり方もあるんじゃないのということもあるんでしょうけども、厳しさを知ってもらいたいというところが主なのかなというふうに思ったんですが、そういう受け取りでよろしいですか。 242 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 243 ◯市長(村椿 晃君) 議員のご指摘のとおりだと思います。市民の皆さんに、魚津市という組織の体質と体力をしっかりと知ってもらうということがまず大事だというふうに思っています。それをいかにわかりやすく伝えられるか。しかも、現時点だけの体質と体力だけではなくて、この後どのようになっていくかということも含めて知ってもらうことがまず基本だというふうに思っております。 244 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 245 ◯13番(寺崎孝洋君) わかりました。  ちょっと先に突っ込んでというか、先に行って、厳しいという感覚を知っていただきたい。じゃ、この後、市長とすれば、魚津市の財政をどういうふうにしていきたいのかというところなんです。  これは物の見方として、単純な言い方なんですけれど、自治体の財政を考えるときに、入るをはかりて出るを制するという考え方がありますよね。歳入がこれだけだから、かけるお金はこれだけしかないよというやり方ですよね。それと、出るをはかりて入るを制する。これだけの事業費が必要だから歳入をいろいろ考えていきましょう。要は、極端なことを言ったら、増税しましょうとか、そういうことですよね。今、そこははやらないというか、なかなかないと思うんですけれど、両極端、こっちとこっちとは言えないと思うんです。バランスの問題だと思うんですよね。  市長はどういうふうに捉えられているのか。例えば真ん中ということもあるかと思うんですよね。入るをはかりて出るを制するのほうなのか、出るをはかりてのほうなのか。そこらあたりの考え方をお聞かせください。 246 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 247 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  どちらでもあるといえばどちらでもありますし、どちらでもないといえばどちらでもないんですけれども、どういうことかといいますと、繰り返し話をしておりますけれど、人口が減っていくこの時代、人口減少社会を見据えて対策を立てるときに、まずどうやってこの人口減少スピードを落とすかというところに集中して考えています。そのために何をしなければならないかということがありますので、まずその分というのは、幾ら入ってくるかというよりも、そこをしっかりやらなくてはいけない。そういう意味では、そこはサービスというか出るほうをしっかり見て財源をしっかりやらなければならない。  もう一方、付加的とは言いませんけれども、特色をつくって活性化を図っていく、そういったような取り組みにおいては、恐らく入ってくる範囲の中で考えざるを得ない面もあろうかというふうに思っています。  午前中、財政課長が答弁しましたけれども、極力地域の活力を出していくためには、一般財源のほうは下がっていきますので、国や県、あるいはいろんな財源をしっかり活用して取り組むと。この姿勢で当初予算のときから組んでおりますし、この後もあらゆる手だてを使ってそういったような努力はしていきたいと思っています。 248 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 249 ◯13番(寺崎孝洋君) どっちとは言えないよと。施策、施策によって、重みづけというか、それは違いますよということだと理解をさせていただきたいと思います。  それで、入るをはかりて出るを制する、出口を制するというところは、どちらかというと事務的な作業である程度できるがかなと思うんですよ。単純に言ってですよ。出るほうをはかって入りを制するというところは、どちらかというと、事務的よりは上手に市民を盛り上げてというか、要は市民の理解度を得て政をせんならんと思うがですよね。  多少負担は増えるかもしれんけど、ここはへこむかもしれんけど、ここに力を入れるんだ、その分、将来的にここはよくなるんだよということを示しながらやらないと理解は得られないんですよね。それが僕は政だと思うんですよ。  政をするには、僕らの意識も変わらんならんがかな、市民の意識も少し変わらんならんし、行政、執行部隊が一番変わらんならんがかなと思うんですよ。すみません、すんごい失礼な言い方なのかもしれんがですけど。  もっともっと政をするような部隊に僕は変わってもらったほうがいいがかなと思うんですけれど、市長はどう思われますか。言っておる意味、わかりますかね。 250 ◯議長(関口雅治君) これ、3回。 251 ◯13番(寺崎孝洋君) 3回目になるのか。  ということを思っていますので、また機会があるときにお話をさせていただきたいなと思います。  魚津駅・新魚津の関係ですね。基本方針を決めて、できれば青写真も描きたいというところを言われたと思います。相当具体的なところまでこの協議会で考えていただきたい気持ちがあるんだろうなというふうに思います。  という認識でよろしいですかね。 252 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 253 ◯市長(村椿 晃君) せっかくこういった協議会を立ち上げますので、そこでイメージだけ述べていてもしようがないと思いますので、しっかりと具体的なプランにつながるような青写真を描いていくべきだとは思っています。 254 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 255 ◯13番(寺崎孝洋君) 次は、自治基本条例の関係です。  市長は自治基本条例をできれば12月の議会に提出したいというふうな話をされたと思います。ということは、前回もそうでしたけれど、この自治基本条例の提出者というのは当局側という考え方なのかな。  これは、条例を出すというところでいうと、議会も出せるんですよね。当局も出せるんですよね。大きく言って2つの入り口があるんです。  取ってつけたような言い方なんですけれど、もう1つ、間接的ですけど、市民も出せるかと思うんです。直接請求というやつ。有権者の50分の1が当局にお願いをして、一応、形上は当局が窓口として出すと。突拍子もないあれですけれど、これこそが市民がつくった条例というふうな言い方も、現実は別ですよ、とも言えるかなと思うんですけれど、市長の所見を伺いたいと思います。 256 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 257 ◯市長(村椿 晃君) 究極の考え方としてあろうかとは思いますけれど、現在のところは、市民会議でいただいたご意見をもとに案を作成し、市議会の皆さんともご相談しながら条例案を市として提案していければというふうに思っております。 258 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 259 ◯13番(寺崎孝洋君) これ以上どう聞けばいいか、ちょっと頭が回らんがですけれど、わかりました。  それと、次の位置づけについてであります。  僕の理解では、前任の市長さん、前任の副市長さんとはちょっと違ったトーンで言われたのかなと。まちづくりの基本理念だというふうに言われました。  僕は、前任の市長さん、副市長さんは、要は、市政運営の基本理念かなというふうに思っておったんです。  まちづくりの基本理念だということであれば、市長の思いは、議会基本条例は別個にしたほうがいいというところがどこかにおありなのかなというふうに思ったんですけれど、イメージ的に、前の首長さん、副市長さんに言われるよりもちょっと重みづけが下がったのかなというふうな解釈、理解、感覚があるんですけれど、そういうことはないでしょうか。 260 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 261 ◯市長(村椿 晃君) そういうことではありません。あくまで技術的な問題として、この条例が他に上位するということはあり得ませんので、包摂するものではないというふうに先ほどお答えしました。  まちづくりという概念が狭ければ、市政運営でも結構なんですけれど、要は、いろんなことを取り組んでいくときの基本的な共通認識だというふうに捉えているという意味でありますので、あまり変わったとか上や下やと、そんなような意味では考えておりません。物を考えていくときの基本的な考え方、理念だというふうに捉えております。 262 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 263 ◯13番(寺崎孝洋君) ちょっと揚げ足取り的な物の言い方でしたね。  最後の議会基本条例の関係、これは議会がつくるべきだというふうなこと、これはごもっともかなというふうには思うんですけれど、何でこれを聞きたかったかといいますと、市長の目から見たら、議会って何をするべきところなんだろうと、どういうふうに思っておられるがかなというふうなことを聞きたかったんです。  よく言われるのは、市政の中で、議会と当局は車の両輪だという言い方がありますよね。それぞれがきちんと役割を理解しておかないと、その車の両輪は真っすぐ走らんがかなというふうに思うんですよ。  さっき壇上でも言いましたけれど、個人的には、これからの議会というのはもっと立案機能、チェック機能もそうです。立案機能、提案機能というのを高めていかないとだめだなと思うんですよ。  だけど、市長さんのほうが、いや、そんなもん要らんがやって。村椿市長がそう思っとるということじゃないんですよ。要らんがだよって。単なる口きき議員でいいし、めくら判を押す、そういう議会のほうがいいんだよと、仮にそう思っているとうまくいかんなと思ったもんで、あえて聞きたかったんです。  それで、市長の議会像というようなやつをちょこっと、私見でいいですからお聞きしたいなというふうに思うんですが。 264 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 265 ◯市長(村椿 晃君) 今さらお話をすることではないと思いますけれども、自治体の議会というのは、その組織というか団体の意思決定機関であります。ここで全ての政策なりが決定されていきます。  そのときに大事なのは、意思決定をするときに情報をできるだけ幅広く受け取り、それを情報の出し手とキャッチボールする、そういった機能があればあるほどやはり政策の中身も深まりますし、いいんじゃないかなというふうには思っています。  私どももしっかり情報を集めて政策を出しますし、議会のほうもそういった形で機能していただければ多分よりよい市政運営になっていくんだろうと思っておりますし、そういったありようを目指していきたいというふうに思っています。
    266 ◯議長(関口雅治君) 13番 寺崎孝洋君。 267 ◯13番(寺崎孝洋君) 小難しいことばかり言いましたけれど、これは自治基本条例検討市民会議のところでも、できればこういうようなレベルから少し話をしていただければありがたいかなというふうなことをちょっと述べさせていただいて、私の質問を終わります。  ありがとうございます。 268 ◯議長(関口雅治君) 以上で、通告を受けておりました質問、質疑は終わりました。  ほかに発言はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 269 ◯議長(関口雅治君) ないようですから、質問、質疑を終わります。  (議案の常任委員会付託) 270 ◯議長(関口雅治君) ただいま議題となっております議案第35号から議案第42号までは各常任委員会に審査を付託いたします。  なお、報告第2号から報告第4号までは受理といたします。        ─────────────────────────           陳   情   に   つ   い   て 271 ◯議長(関口雅治君) 次に、日程第2 陳情についてを議題といたします。  お手元に配付してあります陳情文書表のとおり受理してある陳情書1件については、所管常任委員会に審査を付託いたします。        ───────────────────────── 272 ◯議長(関口雅治君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  なお、明17日から22日までを休会とし、その間、各常任委員会を開催することとし、23日に本会議を再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 3時49分 散会 魚津市議会...