日程第2 会 期 の 決 定
日程第3 議案第1号 令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)
日程第4 議案の
委員会付託
日程第5 委 員 長 報 告
産業厚生建設委員長
質 疑
討 論
採 決
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出席議員(13名)
2番 大 浦 豊 貴 君 3番 脇 坂 章 夫 君
4番 青 山 幸 生 君 5番 角 川 真 人 君
6番 竹 原 正 人 君 7番 尾 崎 照 雄 君
9番 原 明 君 10番 岩 城 晶 巳 君
11番 古 沢 利 之 君 12番 浦 田 竹 昭 君
13番 開 田 晃 江 君 14番 中 川 勲 君
15番 高 橋 久 光 君
欠席議員(なし)
欠 員(2名)
1番、8番
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説明のため出席した者の職・氏名
市長 上 田 昌 孝 君
副市長 石 川 忠 志 君
総務部長企画政策課長兼務財政課長兼務税務課長兼務 石 坂 稔 君
総務部参事総務課長事務取扱 澤 口 幸 二 君
財政課主幹 奥 村 勝 俊 君
産業民生部長生活環境課長兼務 藤 田 博 明 君
産業民生部次長海洋資源振興課長事務取扱観光課長兼務 網 谷 卓 朗 君
建設部長 藤 名 晴 人 君
教育長 伊 東 眞 君
教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱 上 田 博 之 君
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職務のため議場に出席した
事務局職員の職・氏名
事務局長 妻 木 朋 子
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◎開会の宣告
○議長(原 明君) ただいまから、令和2年第1回
滑川市議会臨時会を開会いたします。
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◎午前10時00分開議
○議長(原 明君) 直ちに、本日の会議を開きます。
本臨時会における説明員の出席要求に対し、お手元に配付してあるとおり、それぞれ出席者の報告がありました。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付してあるとおりであります。
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◎
会議録署名議員の指名
○議長(原 明君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、会議規則第84条の規定により、議長において、2番
大浦豊貴君、3番
脇坂章夫君を指名いたします。
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◎会期の決定
○議長(原 明君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
(発言を求める者あり)
○議長(原 明君) 14番中川勲君。
○14番(中川 勲君) 本臨時会の会期を本日1日間としてはいかがかと存じますので、お諮り願います。
○議長(原 明君) ただいま、14番中川勲君から、本臨時会の会期を本日1日間ということであります。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(原 明君) ご異議なしと認めます。
よって、本臨時会の会期を本日1日間とすることに決定いたしました。
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◎議案第1号
○議長(原 明君) 日程第3、議案第1号令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)を上程議題といたします。
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◎
提案理由説明
○議長(原 明君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
上田市長。
〔市長
上田昌孝君登壇〕
○市長(
上田昌孝君) おはようございます。
本日、ここに令和2年第1回
市議会臨時会を招集いたしましたところ、
議員各位にはご多忙の中にもかかわらずご参集いただき、厚く御礼申し上げます。
本臨時会に提案しております議案第1号は、令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)であります。
滑川漁港のかなめの位置にある旧
滑川蒲鉾株式会社の
用地等取得につきましては、さきの12
月定例会で、浜の
活力再生プランとあわせ、
漁業振興と
観光振興を目的とした土地及び建物の必要性をご説明したところであります。また、今月の
産業厚生建設委員会協議会において、取得に向けた今後の修繕費用や
維持管理費等をお示しいたしました。
今回、滑川の海の入り口にふさわしい活気と魅力に満ちたエリアとする
漁港活性化のために、再度、所要の予算を計上しております。
なにとぞ慎重ご審議のうえ、適正な議決をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(原 明君) 暫時休憩いたします。
午前10時03分休憩
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◎議案の
補足説明
○議長(原 明君) 直ちに全体委員会を開きます。
議案第1号の
補足説明を求めます。
(議案の
補足説明が行われる)
○議長(原 明君) 以上で全体委員会を閉じます。
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午前10時08分再開
○議長(原 明君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
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◎質疑
○議長(原 明君) これより、提出案件に対する質疑に入ります。
ただいま議題となっております議案第1号について、ご質疑ありませんか。
(質疑する者なし)
○議長(原 明君) ご質疑がないので、これにて質疑を終結いたします。
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◎議案の
委員会付託
○議長(原 明君) 日程第4、議案の
委員会付託を行います。
ただいま議題となっております議案第1号は、お手元に配付してある
議案審査付託表のとおり、所管の
産業厚生建設委員会へ付託いたしますので、休憩中に調査、審査を願います。
委員会終了後、本会議を開き、
産業厚生建設委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。
暫時休憩いたします。
午前10時09分休憩
午前11時35分再開
○議長(原 明君) 休憩前に引き続き、本会議を開きます。
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◎
委員長報告
○議長(原 明君) 日程第5、
産業厚生建設委員会における審査の経過並びに結果について、
産業厚生建設委員長から報告を求めます。
○議長(原 明君)
産業厚生建設委員長 尾崎照雄君。
〔
産業厚生建設委員長 尾崎照雄君登壇〕
○
産業厚生建設委員長(
尾崎照雄君)
産業厚生建設委員会を開催した結果を報告いたします。
日時、1月30日、午前10時12分より。場所、第2
委員会室。
出席委員は、角川真人副委員長、
脇坂章夫委員、
浦田竹昭委員、
開田晃江委員、
中川勲委員、
高橋久光委員、そして委員長の私、尾崎です。よって、
欠席委員はありません。説明のため出席した者は、
上田市長、石川副市長、
藤田産業民生部長、藤名
建設部長、
網谷観光課長。
案件並びに結果
付託案件
(1)議案第1号 令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)
議案第1号につきましては、慎重審査の結果、賛成少数で否決すべきものと決定いたしました。
案件の審査の過程において、委員から質問、意見がありましたので、その概要についてご報告いたします。
委員から、将来何をしたいのかビジョンが見えない。なぜ市で買うのか。浜の
活力再生プランとあわせて提案していただければ判断材料にできたと思うが、現時点で市民の納得を得るのは厳しいと感じているという意見があり、石川副市長から、施設の使い方等を含め、議員には勉強会、協議会、
委員会等で再三示してきた。浜の
活力再生プランは、将来にわたって漁港周辺をどう活性化していくかというプランで、将来いろいろなことに対応できる可能性を最大限にしながら、現在利用できる施設を活用しようということで考えているという回答がありました。
これらの質疑を踏まえ、議員間での協議を行い、採決を行ったものであります。
以上であります。
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◎質疑
○議長(原 明君) これより、
産業厚生建設委員長の報告に対する質疑に入ります。
ただいまの
産業厚生建設委員長の報告に対し、ご質疑ありませんか。
(質疑する者なし)
○議長(原 明君) ご質疑がないので、これにて質疑を終結いたします。
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◎討論
○議長(原 明君) これより、議案第1号についての討論に入ります。
通告がありますので、発言を許します。
12番
浦田竹昭君。
〔12番
浦田竹昭君登壇〕
○12番(
浦田竹昭君) それでは、今臨時会の議案第1号令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)の浜の
活用推進事業費、いわゆる
滑川蒲鉾跡地取得2,000万円の
予算計上について、反対の立場で討論をいたします。
滑川蒲鉾跡地取得について、これまでの経過からお話しさせていただければ、平成29年6
月定例会において、土地、建物、設備等の
購入価格の積算根拠が不明確であること、また、取得後の用途、利用内容は、購入ありきの後づけ理由で不明確であること、既存の建物、設備の必要性が不明確で、将来構想、計画性がないことから、4,800万円の
取得予算が否決され、そしてまた、続いてその3カ月後の定例会においてもほぼ同じ内容で再上程されましたが、やはり否決されたのでありました。そして、2年後の令和元年12
月定例会で3たび上程され、
取得価格は2,000万円と減額修正されたものの、
利用計画では、既存施設の当面の活用として、
漁業振興、
観光振興として多少追加修正があったものの、それほど変わりばえもなく、将来
的活用構想もなく、経費の
予算計画もなく、結果的には否決されたのであります。
ところが、12
月定例会での
取得予算削減の
提案理由説明の「今後、修繕等に係る必要な経費について精査いただき、議会に示したうえで、再度
予算計上いただきたい」との文言を盾に、
活用内容は12
月定例会とほぼ同様で、ただ一部の軽微な
内装修繕として180万円の当面の
整備概要が示され、今臨時会に4たび
予算計上されたところであります。
そこで、これまでの経過並びにマスコミの報道も踏まえて、市民の皆さん方からはいろいろな意見がございました。例えば「4回目の上程、またかよ」「あのような
老朽施設をどうして買うがよ」「あのような施設を買って、一体市は何をしたいがよ」、それから「これからどれだけ税金を投入すればいいがよ」、あるいは「食堂やカフェや売店と言うけど、誰がするがよ。それで採算合うがかよ」、そして「あの施設の購入にどうしてこんなにしつこくこだわるがかよ」などなどの声が聞こえてまいります。また、これまでの経過を踏まえて、議会に対しても、「議会は一体何しとるがよ」という声も聞こえてまいります。当局にはこのような市民の声が届いていないのでしょうか。
滑川蒲鉾跡地取得のこれまでの論点は、幾つかありますが、適正な
跡地購入価格、そして老朽化した施設を含めての購入の是非、将来的な
公共施設としての
利用計画、将来的な資金・
投資予算計画、そして市民への納得いく説明等であります。
確かに、
跡地購入価格につきましては、当初4,800万円が2,000万円に減額されたのは評価するところでございます。しかし、その他については不確実、不明確であり、現実的な将来に向けた構想、
計画設計並びに事業に係る経費、
予算計画が全く示されていないのであります。市民の声と同様に、我々も疑問と疑念が募るばかりでございます。
今回示されました180万円の当面の
整備概要の費用につきましても、現状の軽微な一部
内装修繕であって、その他の費用については取得してから検討するとのことで、取得後の事業にかかわる経費、費用は全く示されず、「議会が修繕等に係る必要な経費を示せと言うから示したんだ」というふうに開き直られても、納得できるものではないというふうに思っております。
我々が知りたいのは、現状の修繕はもちろんのことでありますが、
利活用計画にある事業の実施にあたってのそれぞれの積み上げた全体の費用がどれだけなのか。そしてまた、それらの事業がいつから、誰が、どのようにされるのか。また、将来、一体
公共施設として何をしたいのか。そして、それに基づいた費用、予算がどれだけなのかお示しいただきたいのであります。そして、納得いく説明をいただきたいのであります。
次に、今回臨時会までして4たび上程される理由に、相手から早く結論を出してほしいというふうに言われているということでございます。そしてまた、3
月定例会では、
滑川蒲鉾跡地取得に時間を費やすのは避けて、新
年度予算案に集中したいんだという説明がございました。それらにつきましてはそちらの一方的な都合であって、なぜ議会が相手のために結論を急がなければならないのか。また、このような2年半にもわたる課題、重要な案件であればこそ、時間を費やしてでも議論をしなければならないのではないでしょうか。これは本当に議会をばかにしているとしか思えてならないのであります。
また、当局からは、将来的にどのような施設が活用になるかわからないが、浜の
活力再生プランの中の位置づけとして、将来に備えて
先行取得をさせていただきたいというふうに言われますが、私たちには、浜の
活力再生プランの中身、内容については、資料提供もなければ説明も全くない状況で、浜の
活力再生プランの中の位置づけと言われても全く見当がつかないのであります。そんな中で判断せよと言われても、無理な話であって、ふざけた話ではないでしょうか。
とにかく、この案件は、ここ2年半以上も経過しているにもかかわらず進展がないのは、
計画自体が不明確であって現実性、実現性に欠け、具体性がないこと、いわゆる計画の不備、あわせて事業実施にあたっての費用、経費、予算が余りにも不透明であることから、これもまた資金、
予算計画の不備、そして何よりも、誰もが納得するような丁寧な説明がないことから
説明不足であるということであります。また、行政や民間を含めたさまざまな
取得方法もあるかというふうに思われますが、その検討、議論がないところに問題があるのではないかというふうに思っております。
そこで、一般、ビジネスとしての、例え話で恐縮ではございますが、一人の起業家が浜の一角に土地つきの
老朽施設の物件が2,000万円で売りに出されているのを見て、いい条件の物件であることから将来のために買っておこうと決めました。さりとて
購入資金がありませんので、銀行さんに融資をお願いに行ったところ、銀行の担当者から、担当者もなかなかいい物件ですねという話はありましたが、ところで、当面の利用はもちろんのこと、将来の
利用計画の設計書はありますかと。あるいはまた、当面の資金はもちろんでありますが、将来の計画に基づいた資金・
運用計画はありますか、提出いただきたいと尋ねられたところ、その起業家は、とりあえずいい物件だから、購入してから
利活用計画あるいは
資金計画も後から考えますというふうに答えました。とりあえず
先行取得させてください、融資をお願いしますと懇願されたところであります。そこで銀行の担当者は、下手をすると背信行為で責任問題ともなるような、このような曖昧な案件に果たして、ああ、そうですか、はい、わかりました、喜んで融資いたしましょうと返事をするでしょうか。もし私がその担当者であれば、低頭にお断りをいたしたいと思っております。
そこで、市民の貴重な税金の使い道を監視する役割である我々議員、議会においても、将来に向けての具体的な利活計画も定かでない、将来に向けての
資金計画も定かでない、ましてや市民に対してしっかりとした説明もできない、このような不明確で不確実な事案に対し、市民の負託を受けた議員の一人として無責任な
意思決定はできないものと考え、反対するものであります。
議員各位には、この趣旨にご理解、賛同を賜り、決して感情的な主観にとらわれることなく、客観的に現実を踏まえて適切な判断、
意思決定を賜りますようお願いを申し上げまして、反対討論といたします。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(原 明君) 3番
脇坂章夫君。
〔3番
脇坂章夫君登壇〕
○3番(
脇坂章夫君) それでは、賛成の立場から、討論の機会を得ましたので説明させていただきます。
何分にも、この場で話をするのは初めてでありますので、途中ちょっとかむかと思いますが、ひとつよろしくお願いします。
議案第1号令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)で、
滑川蒲鉾跡地の取得2,000万円について、賛成の立場から討論をいたします。
まず、さきの1月17日に
滑川蒲鉾跡地の建屋内外を初めて視察することができました。ああ、まだまだしっかりしているところがあるなということの状態を認識しておりました。
滑川蒲鉾跡地は、
滑川漁港周辺においても
漁業関係者の施設の中心に立地しており、今後の
漁業振興にとって活用価値の大変高い土地であることや、また、観光方面から見ても非常に重要な拠点であるということを強く感じております。
滑川蒲鉾跡地は、先ほど
浦田議員も言われましたが、2017年6月、そして9月の定例会で
海洋深層水の研究、実証のために使用したいんだよということから、4,800万円の予算案が提案されましたが、
深層水研究内容が不明だよ、また、所得金額が、きゃ、なんちゅ高いがよなどの理由から、当時の
市議会議員に反対され、
全額削除、ゼロ円で修正されております。
しかし、2019年12
月定例会では、新たに今度は
漁業振興と漁業者の所得向上を目指すと、そういう立場から、浜の
活力再生プランが市と
漁業関係者で委員会をつくり、現在策定中でございます。
この策定にあわせて、今度は取得費も4,800万円から大幅に減額され、2,000万円で
滑川蒲鉾跡地の取得3回目が改めて提案されましたが、2,000万円の
全額削除でゼロ円と修正され、3回目もペケでありました。
先ほど
浦田議員も言いましたが、市民の声もいろいろと、「何でああいうもん買うがや」「ああいうもん買うて何すんがよ」と、こういうことは、私も同じ、東加積ですから、東加積の山の人に聞いたら大体同じことを言われております。
しかし、同じことを聞いたからといって、それで「おらもそう思とる」ではなくて、私としては、なぜ買うかということを丁寧に説明し、わからんことは当局のほうに一旦持ち帰って、あら、どいがやったかなということを確認してから再度そちらへ行って話をしたところ、「おうおう、わかったよ」と、こういう声もありました。
議員もしっかりと話を聞いて、そしてそこへ行って再度説明して理解を求めるのも私
たち議員の仕事ではないでしょうか。
そしてまた、
市議会議員の質問に対して当局からは、
漁業振興などについての答弁、説明では、漁具倉庫としての活用や、海鮮食堂などの魚食の推進に活用するほか、冷凍しているホタルイカ、今現在、山のほうと言えばよいか、野町にあるあの建物をここへ持ってきて、移動し、そして活用するということも聞いております。
観光振興では、水産加工や
海洋資源関連グッズの販売に活用を考えているとのことでありますが、ただこれだけでは確かによくわかりません。しかし、今言えるのは、とにかく確保してからの話であって、ああもします、こうもしますと絵に描いたことをどれだけ言うとっても、これはらちが明きません。
そういうことで、この後しっかりと採決をしていただきまして、採決されてから大いにここをしっかりと
滑川市民のためになることにお使いいただきたいなと、そういうふうに思っております。
また、2階ですけども、あの事務所の2階に上がってみたところ、富山湾が一望できる休憩室やカフェなどとして活用したいと、そういうふうにも伺っております。
その他として、観光客や年間約3,000人にも及ぶダイバーなどのトイレや、そしてシャワーがないがやと。ああいうところへ行っても何もないところやと、こういうことを先ほどからよく言われておりますが、つくる場所がないのであって、今ここを確保することによって、そこにつくることによって、その方々に大いに利用されると思っております。市当局もそのための設備を設置する計画も示されております。
さらに、健好の塩の製造、袋詰め等の作業、体験場所としての活用も示されております。これは当然だと私は思っております。大いに利用するべきだと私も思っています。
そして、付近の
漁業施設の更新や集約などのときや、将来の計画で代替地や作業場としての活用ができるのではないかということも示されております。
また、施設についても、約60%が平成の建物であり耐用年数もある、残り40%が昭和の建物であるが、再三再四、
一級建築士から耐震診断してもらったが、問題がないという説明もされております。
そのほかの建築物について、最近までは
滑川蒲鉾の製造の施設として使われており、メンテナンスも十分に行われていたということも説明を受けております。買収後の使用にあたっては、できるだけ現状の状態で有効活用するとしたいというのが市当局の考えで示されておりますが、これも、今言いましたように、取得しなければ単なる絵に描いた餅になってしまいます。
昨年の12月の
産業厚生建設委員会においても、買収価格2,000万円の算出根拠について示された内容について、ここで少し述べたいと思います。
まず土地については、これはご承知のとおり、
登記簿面積で算定されております。金額は約2,300万円との報告を受けております。
次に建物については、昭和46年以前の部分については取得額はゼロとし、解体費を計上されております。この金額については、解体費約1,150万円となっております。
平成元年以降の建物の評価額については3分の1と査定され、この金額も850万円と提示されております。
そして、あそこの中にある備品等々につきましては、これはゼロ円であります。
ゆえに、2,300万円引くところの1,150万円、そしてプラス850万円イコール約2,000万円と、これが提出された算定の根拠であります。
このことも私は質問された方に丁寧に説明をし理解を得ております。ただ漠然としていたら、あい高いもの何で買うがよ、また買うがかよということになるものですから、ここはしっかりと我々も話をするのが仕事だと私は思っています。
そして、そのことの説明から、特に委員の方から高いなという感じがなかったように私は思っています。むしろ、私個人としては安いんじゃないかなと感じてきたところでございます。
そして、さらに当局から、
滑川漁港周辺(
滑川蒲鉾跡地)の活用計画案の
補足説明もありました。建屋内の部屋ごとの使用計画、それに係る当面の
整備概要、維持管理費など、これについて詳細に説明があったところであります。
ちなみに、ここも議員の中から、
滑川蒲鉾跡地のあの土地については、我々もよい場所であるということが統一した見解だということを言っておられる議員もおられましたことをここで報告しておきます。
次に、土地、不動産の取得は、私はそれぞれタイミングがあると思っております。いつまでもだらだらだらだらしていたら、当然、当事者の方は、やる気あるがかなと、そういう思いも持たれますし、この議会の状況も十分に私は見ておられるんじゃないかなと、そういうふうに思っております。
そういうことで2,000万円という低価格が表示されたことで、当局は漁業関係以外に渡ることを懸念されており、そういった事態を避けるためにも努力されてきているところであります。私もそんなことがないように大変心配しているところであります。
さきに申しましたが、今年度、浜の
活力再生プランが作成中、来年度から5カ年の計画について、いろんなことをお金で整備しようという計画が、この計画をつくることで国の補助が優先採択を受けられる。そして、5年が終わっても継続するということであり、継続してずっと浜の
活力再生プランの計画をつくっていくことができるようになるのではないかと思っています。