射水市議会 > 2017-06-14 >
06月14日-02号

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  1. 射水市議会 2017-06-14
    06月14日-02号


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    平成29年  6月 定例会     平成29年6月射水市議会定例会会議録(第2日目)議事日程(第2号)               平成29年6月14日(水)午前10時開議日程第1 代表質問-----------------------------------本日の会議に付した事件日程第1議事日程に同じ-----------------------------------議長及び副議長の氏名    議長   竹内美津子    副議長  中村文隆議員の定数   22名議員の現在数  22名出席議員(22名)     1番  瀧田孝吉君      2番  島 正己君     3番  中村文隆君      4番  澤村 理君     5番  山崎晋次君      6番  石黒善隆君     7番  不後 昇君      8番  吉野省三君     9番  伊勢 司君     10番  津田信人君    11番  堀 義治君     12番  古城克實君    13番  赤江寿美雄君    14番  菊 民夫君    15番  奈田安弘君     16番  高橋久和君    17番  竹内美津子君    18番  高橋賢治君    19番  四柳 允君     20番  小島啓子君    21番  横堀大輔君     22番  津本二三男君欠席議員(なし)-----------------------------------説明のため出席した者 市長        夏野元志君   副市長       泉  洋君 教育長       長井 忍君   代表監査委員    二川 昭君 病院長       島多勝夫君   企画管理部長    明神 栄君 財務管理部長    橋詰 通君   市民生活部長    尾山伸二君 福祉保健部長    岡部宗光君   産業経済部長    杉浦 実君 都市整備部長    島崎靖夫君   上下水道部長    津田泰宏君 市民病院事務局長  笹本 清君   会計管理者     稲垣一成君 教育委員会事務局長 稲垣和成君   監査委員事務局長  大西 誠君 消防長       前川和弘君   財政課長      長谷川寛和君-----------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員 議会事務局長    倉敷博一    次長・議事調査課長 谷口正浩 議事調査課長補佐議事調査係長   議事調査係主査   清水知昭           安元啓二 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(竹内美津子君) 本日の出席議員数は、ただいまのところ22名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。----------------------------------- △代表質問 ○議長(竹内美津子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。 日程第1 代表質問を行います。 質問の通告者は自民議員会、四柳 允議員、1名であります。 それでは、質問を許します。----------------------------------- △四柳允君 ○議長(竹内美津子君) 四柳 允議員。     〔19番 四柳 允君 登壇〕 ◆19番(四柳允君) 昨日、市長選挙についての報道が地方紙に書かれていました。 私としては、代表質問で夏野市長の市長選挙に対する思いをお聞きし、その答弁が正式な考えであると捉えております。射水市議会はこれまで開かれた議会を掲げて、議会改革や情報公開などに真剣に取り組んできたところであります。 しかし、このような報道がなされるのであれば、私の個人的な思いでありますが、今後の議会活動はよほど考えてしなければならなくなったし、安心して議会活動をすることが難しい状況になったと思う次第であります。 我々は引き続き市民に対し開かれた議会を目指しますが、マスコミ対応など難しいものになったことを極めて残念に思うものであります。 それでは、平成29年6月定例会に当たって会派自民議員会を代表して、通告に従い質問をいたします。 まず初めに、来る11月12日に告示されます射水市長選挙への対応についてお伺いをいたします。 夏野市長が2期目の市長に就任されてから約3年半が経過しました。この間、国においては東京一極集中を解消し、地方の人口減少に歯どめをかけるとともに国全体の活力を取り戻すことを目的として、地方創生が進められ、一億総活躍社会の実現を目指し、全国各地方自治体は人口減少対策や、地域の活性化など難問が山積している中にあって、国を挙げての矢継ぎ早の制度改正への対応など市政のかじ取りはさぞや困難なものがあったのではないかと拝察しております。 このような状況下で、夏野市長は持ち前の行動力と生真面目さに加え、射水市の発展と市民の幸せの実現に対する人一倍の熱い思いをもって一心に取り組んで来られました。平成21年の市長就任以来、一貫して市民の声に耳を澄ませ、「みえる・わかる・わかり合える」行政運営を推進するとともに、「住みたいまち、住み続けたいまち」の実現に向け全身全霊をもって邁進して来られましたことは、誰しもが認めるところであります。 他市に先駆けての子育て支援策は言うに及ばず、射水市発足以来の懸案であった新庁舎の建設をなし遂げられたこと、大規模倉庫店の誘致や純射水産サクラマスの実現など地域活性化に向けた諸政策、さらには、小・中学校や市民病院の耐震化、市内全域を網羅する防災行政無線の整備などの安全・安心施策にも誠心誠意取り組んで来られたことを我が会派としては、高く評価するものであります。 任期満了まで余すところ約5カ月となり、市民の関心も高まっております。市町村合併による財政的な優遇措置も縮小に向かい、今後ますます厳しい市政運営が予想されますが、射水市のさらなる発展と市民が幸せを実感できるまちづくりに向け、夏野市長には引き続き射水市のトップリーダーとしての活躍を期待するものですが、射水市長選に向けどう臨まれるのか、夏野市長御自身の思いをお聞かせいただきたいと思います。 次に、射水市のスポーツ振興についてお伺いいたします。 本市では一昨年から富山マラソン富山湾岸サイクリングタモリカップが開催され、昨年はリオデジャネイロオリンピックにおいて、本市出身の田知本 遥選手の金メダル獲得で盛り上がったことは記憶に新しいところです。本年も、さきに開催された全日本実業柔道団体大会にも、田知本選手が姉の愛選手と姉妹で出場され団体2部で優勝もされました。そしてまた、多くのメダリストの出場もあり、私も観戦しましたが会場は大変なにぎわいでありました。 また、市内の企業スポーツでも、アイシン軽金属の相撲部が全日本実業団相撲選手権大会で優勝するという大活躍もされ、プレステージ・インターナショナルハンドボールチームアランマーレが、ことしから日本ハンドボールリーグに正式に参戦するなど新たな風が吹き始めています。 本市では、ひのまるキッズ北信越小学生柔道大会や、全中連ヨット大会や、パークゴルフの里と銘打って数多くの大会も行われ、子供たちからお年寄りまで数多くのスポーツイベントの開催がされるとともに、トップアスリートを有する企業スポーツに、これまでにない動きがあることから、これを好機と捉え、射水市の活力発信に大きな役割を持つであろうスポーツを通じ、この力をさまざまな施策に生かすことを検討されてはどうか考えをお伺いします。 また、それらの施策を推進するためにも、射水市スポーツ宣言都市を制定し、スポーツ振興に取り組むことを考えられてはどうか、考えをお伺いいたします。 また、田知本 遥選手を初めトップアスリートの存在は、存在そのものが子供たちに大きな影響を与えていると思いますし、本市の教育スポーツ振興にも意義あるものになると思います。そこで、射水市の仮称ではありますが、スポーツ特別大使、あるいは青少年育成大使になっていただき、射水市の子供たちのために力添えをいただければと考えますが、御所見をお伺いいたします。 次に、市民病院の運営方針と経営健全化についてお伺いいたします。 本年3月末をもって、12年間の長きにわたり勤められた射水市民病院の麻野井院長が退職されました。私も過去に何回か、議場で病院運営について質問させていただきましたが、射水市の基幹病院としての基盤づくりを進められたその功績に感謝の意を表すものですが、4月1日からその後を受け新たに病院長に就任された島多院長に、今後の市民病院の運営方針と健全経営に向けた取り組みについてお伺いいたします。 地域医療に必要な人的資源の偏在化が大きくクローズアップされており、当院においても医師、看護師、理学療法士、薬剤師などの確保が喫緊の課題であります。また、救急医療体制の充実や病院機能強化の認定も得、在宅医療の充実のため、先進的なICT遠隔医療システムの稼働や循環器診療に特色を持たせた病院機能の充実や心臓血管センターの開設、7対1看護体制の導入にも取り組まれ、さきに国の医療計画と介護計画の改定を見据え、地域完結型医療として地域包括ケア病棟の開設もされ、昨年度には経営健全化を図るため市民病院改革プランの策定も終えられたところであります。 一方、ハード面の整備でも、昨年度で、広く機能的な診療棟と明るく開放的な厚生棟の整備も完了したところです。これまでの精力的な取り組みを大いに評価するものでありますが、島多新院長には市民の安全・安心の医療の提供、市民にとって親しみやすく、来やすい信頼できる病院を目指し、健全経営確立に向けてどのような方針で取り組まれるのか、考えをお伺いいたします。 次に、保育園の統廃合を含めた今後の民営化についてお伺いいたします。 射水市ではこれまで公立保育園8園を民営化し、社会福祉法人に移譲してきたところであり、現在市内の保育園の数は公立保育園13園、民間保育園11園、民間認定こども園2園となっています。 昨年12月に市立保育園・幼稚園の、今後の新たな民営化方針が示されたところでありますが、市長の提案理由の説明にもありますが、旧新湊中学校跡地において、新たに民営化による認定こども園を整備するために引受法人の募集を今月下旬から行うとされています。今回、整備される認定こども園は、新湊保育園と新湊西部保育園統合認定こども園と聞いていますが、保育園の統廃合による認定こども園化については、本市において初めてのケースであり、これまでの教育・保育内容もしっかり引き継がれ、地域や保護者のニーズに応えた施設になるものと期待をしていますが、今後どのようなことに配慮しながら公立保育園の民営化を進められるのか考えをお伺いいたします。 次に、新斎場整備についてお尋ねいたします。 新斎場の整備については、今議会の市長提案理由説明の中で、プロポーザル方式にて射水市新斎場建設工事基本設計業務及び火葬炉設備の最適候補者の選定を行ったと報告があったところであります。 新斎場整備は市の重要事業と位置づけた中で、今年度は実施設計等の費用も予算計上されています。現在の斎場施設は建設から約50年が経過し、老朽化が著しいことや葬儀に対する社会情勢の変化もあり、今後、増加する火葬需要と多様化する住民ニーズに対応できる新たな施設整備が必要であることは言うまでもないと思います。 一方、現実には心情的な面から斎場を迷惑施設と捉えている方もあり、建設に当たっては地域の合意形成を得ることがなかなか難しく、周辺自治体においても建設に苦慮してきた状況があります。本市では、沖塚原自治会が一定の理解を示され、斎場の建設候補地を沖塚原地内とする基本合意書を取り交わしており、平成29年3月には射水市新斎場整備基本計画を策定し、着実に事業を進めているとの認識は持っております。 そこで、新斎場整備について、現在の進捗状況と今後のスケジュールについて改めてお伺いいたします。 次に、建設候補地の住民の方々には、これまでも住民説明会の開催等により建設に対する理解を得る努力がされていると思いますが、まだ、地域には斎場建設に反対の意思を示されておられる方もおいでになると聞いております。合併特例債の適用期限が平成32年度までであり、それまでに斎場の建設を完了しなければならないことから、地域の合意形成を図りつつ事業を進めていくため、今後、当局にはより一層理解を得られるような対応を期待するものであり、ぜひ多くの地域住民の協力を得て斎場整備を行っていただきたいと考えていますが、当局には、新斎場整備に当たって地域住民の対応を、今後どのように進めていかれるのかお伺いをいたします。 次に、帆船海王丸の今後についてお伺いいたします。 去る3月10日、横浜市が所有し、日本丸メモリアルパークに浮体展示されている初代帆船日本丸が、現在、貴重な戦前期建造の船であり、建造当時の構造、艤装をよく伝え、我が国の海運史、造船技術史等研究上に貴重であるなどの観点から国の文化審議会から答申を受け、国の重要文化財に指定される見通しとなったことが報道されました。 現在、海王丸パークにおいては、初代日本丸と同時期の1930年に建造され、平成2年より恒久係留され一般公開されている初代帆船海王丸は、いわば日本丸と姉妹船でありますが、言うまでもなく保存活用し、未来へ伝え、世界的にも歴史的価値のある貴重な帆船であると思っております。 また、「世界で最も美しい湾クラブ」の中心的役割も担っていると思います。そして、来年4月には富山新港が開港50周年を迎えることから、港のさらなる発展と一層のにぎわいづくりに向けて、射水市の港湾振興、観光振興のためのさまざまな取り組みを進めていかなければならないと思っております。 そのためにも、帆船海王丸は大変重要な位置づけであると考えており、本市においても県と連携し、国の重要文化財の指定を目指すべきだと思いますが、市の考えをお伺いいたします。 次に、いみずサクラマス養殖事業の現状と今後についてお伺いいたします。 射水産サクラマス、朝日米、クマ笹を使ったます寿しづくりを出発点として、平成27年度からは地方創生交付金を活用して、安全・安心な純射水産サクラマス養殖事業を実施してこられました。この間、施設の整備を初め、首都圏でのイベントにおけるPR、クマ笹自生地の整備、小学校におけるサクラマス飼育リレー等、射水産サクラマスの市場化、養殖サクラマスを中心にした、クマ笹、朝日米等地域の農林水産の連携強化と学校教育活動にも取り組んで来られたところであります。また、安全・安心の消費者ニーズに応えるために採卵・ふ化から成魚育成までに係る技術の習得や調査研究などを進め、品質向上にも努めてきておられるものと思っております。 これまでの取り組みの成果として、本年、純射水産サクラマスの初出荷を迎え、4月には、市とJR西日本とがサクラマスの陸上養殖における連携に関する協定を締結し、JR西日本により首都圏を中心にサクラマスの養殖販売マーケティング、ブランディング・プロモーションなどを展開されると聞いております。 これらのことから、高付加価値サクラマスを新たな地域産品に育て、サクラマスの陸上養殖の促進と、射水ブランドの確立により地域の活性化につながるものと考えておりますが、入善町の取り組みも聞こえてまいります。これまでのサクラマス養殖事業の現状と、今後についてお伺いをいたします。 次に、射水市における土地利用方針についてお伺いいたします。 昨年度は、富山高岡広域都市計画区域において区域・区分の見直しにより、市街化区域の拡大がなされ、射水市の土地利用に関し、大きく前進したものと思っております。また、公共施設等総合管理計画が策定されるなど公共施設の適正な維持管理や再配置を初め、企業団地適地調査を行うなど、土地利用を伴う各種施策が長期的な視点で計画的に行われるものと期待をしているところであります。 さらには、新湊庁舎跡地では民間活力と連携した跡地の有効活用を検討していただき、今議会にその方向性が示されております。このように、各部署それぞれ射水市の将来や全体を見据えて方針、方向性をもって土地利用が進められていると考えますが、一見すると、その時々によって担当部署の考え方で計画を進めているようにも思えるときがあります。 そこで、お尋ねしますが、各種事業の計画または検討に当たっては、各部署の施策を網羅した射水市全体での土地利用計画を持ち、それに基づくことで方向性を明確にし、より横断的な連携と事業の計画を確保するために市全体の土地利用計画が必要と思いますが、当局の見解をお聞かせください。 以上、1回目の質問といたします。 ○議長(竹内美津子君) 当局の答弁を求めます。 夏野市長。     〔市長 夏野元志君 登壇〕 ◎市長(夏野元志君) 自民議員会を代表して質問されました四柳議員からの質問にお答えをいたします。 私からは、射水市長選挙についてのお尋ねにお答えをいたします。 今ほどは、私のこれまでの市政運営に対し、深い御理解と過分な評価をいただき、心から感謝申し上げます。 平成25年11月に2期目の市長職に就かせていただきまして、早いもので3年7カ月が過ぎたところであります。この間、全国的に地方創生が叫ばれる中、地域間競争がますます激しさを増すといった時代認識のもと、射水市が選ばれるまちとなるよう精いっぱい取り組んできたつもりであります。 改めて、市長としての2期目を振り返りますと、天皇皇后両陛下をお迎えした第35回全国豊かな海づくり大会を初め、富山マラソンタモリカップなど全国的なイベントが本市を中心に相次いで開かれ、県内外から多くのお客様にお越しをいただいたところであります。また、内川の情景が余すところなく盛り込まれました石橋 冠監督の映画「人生の約束」や、坂本欣弘監督の「真白の恋」が上映されるなど、射水市の魅力が全国に発信されたと考えております。 市政運営におきましては、統合庁舎が開庁し、市民の皆様の利便性の向上や事務効率の改善が図られただけでなく、災害発生時の拠点施設としての備えが整ったところであります。さらに、かねてからの懸案でありました市民病院や小・中学校の耐震化も完了し、市民の皆様の安全・安心を確保したところであります。 教育の面におきましても学び応援塾やイングリッシュキャンプの実施など、児童・生徒の学力向上に向けた特色ある事業を実施してまいってきたところであります。また、「子育てするなら射水市で」の合い言葉を実現する場として、ことし4月に、子ども子育て総合支援施設キッズポートいみずを開設し、安心して産み育てていただける体制も充実したところであります。 また、株式会社プレステージインターナショナルやコストコ、大型物流施設の誘致に成功するとともに、純射水産サクラマスなどに代表される6次産業化を推進し、地域活力の向上や働く場の提供による定住人口の増加にも努めてきたところであります。 任期も余すところ5カ月となったところであります。今後の厳しい財政運営を見据え、さらなる行財政改革を進めるとともに、若者や子育て世代の定着など地方創生を強力に進める必要があると考えているところであります。こうした課題への思いに加えまして、これまで積み重ねてきた取り組みの中で、市勢の伸展と市民の幸せの実現に対する私自身の使命感は日増しに強くなっているところであります。 議員各位並びに市民の皆様の御支持をいただけるならば、次の4年間においても引き続き、「住みたいまち住み続けたいまち」の実現に向けて全力を尽くしてまいりたいと考えております。 議員各位の一層の御指導、御協力、市民の皆様のさらなる御理解とお力添えをお願い申し上げさせていただく次第であります。 私からは、以上であります。 ○議長(竹内美津子君) 長井教育長。     〔教育長 長井 忍君 登壇〕 ◎教育長(長井忍君) 私からは、議員御質問の2点目のうち、まず、スポーツが持つエネルギーの市施策への活用についてお答えいたします。 本市では、平成26年度に射水市スポーツ推進計画を策定し、「スポーツで創る 笑顔 感動 きららか射水」を基本理念に、スポーツ関係諸団体が互いに連携し、例えば、株式会社プレステージインターナショナルハンドボールチームアランマーレが教えるハンドボール教室こすぎスポーツクラブきらりが主催して行うなど、特色あるスポーツ環境づくりの推進に努めているところでございます。 近年、議員御発言の中にもありますように、本市では田知本 遥選手のオリンピック金メダルの獲得、富山マラソンなどの市民参加型スポーツイベントの開催、アイシン軽金属株式会社相撲部の2年連続3回目の全国優勝、アランマーレ日本ハンドボールリーグへの正式参戦、そのほか全国レベルの大会が本市で次々に開催されるなどにより、市民のスポーツに対する関心や機運はこれまでになく高まってきていると考えております。 このような動きを生かすべく、現在、トップスポーツの試合観戦や、アスリートから直接、指導助言を受ける機会など、より多くの市民に企画し提供するスポーツ推進コーディネーターを、国の地域おこし協力隊の制度を活用して5月下旬から募集しているところでございます。 また、市民参加型のスポーツイベントの開催につきましては、県外や市外からの参加者との交流の中で、射水市民がふるさとのよさを再認識する貴重な機会ともなっておりまして、引き続き、スポーツを通した本市の魅力の発信に努めてまいりたいと考えているところでございます。 また、全国または国際レベルの大会や合宿の誘致につきましては、とやま呉西圏域の連携事業として、他市と連携しながら積極的に進めてまいりたいと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、笑顔と感動を創造するスポーツの力を、市勢の伸展に好循環を生み出すエネルギーとして生かせるよう、スポーツ関係諸団体との連携をさらに強めながら取り組みを進めてまいりたいと考えておるところでございます。 続いて、スポーツ宣言都市制定についてお答えいたします。 本市では、現在、スポーツを「する・みる・支える」人々が、世代や性別を超えて主体的に交流を図る環境づくりに努めているところでございます。中でも、スポーツ施策の推進に当たっては、市民に親しまれ、わかりやすいキャッチフレーズを生かした情報発信は極めて効果的であると考えております。 議員御提案のスポーツ都市宣言につきましては、スポーツに対する市民の意識の醸成や市民の合意形成を図るなど、自治体としてスポーツを活用したまちづくりの決意や方針を市内外に広く表明するものであり、機を見て関係部局とも相談しながら検討してまいりたいと考えておるところでございます。 続いて、仮称スポーツ特別大使の選任についてお答えいたします。 昨年のリオデジャネイロオリンピックにおける田知本 遥選手の活躍は、我々、射水市民誰にも勇気と感動を与えてくれるものでございました。特に子供たちに与えた夢や希望は、子供たちのこれからの生き方に大きな意味を持ってくるものと受けとめております。 田知本 遥選手に限らず、本市出身または本市にゆかりのあるトップアスリートに、本市の教育またはスポーツ振興にお力添えをいただき、かかわっていただけるためには、議員御提案のスポーツ特別大使などの名称に合ったさまざまなかかわり方があろうかと思いますけれども、まず、本人はもとより、所属企業や団体の意向も踏まえた調整や検討が、今後必要になってくるものと考えております。 いずれにいたしましても、田知本 遥選手を初め、本市にゆかりのあるトップアスリートの方々に対しては、今後、何らかの形で射水市とのかかわりを深めていただけるよう、機会を捉えて働きかけてまいりたいと考えているところでございます。 私からは、以上でございます。 ○議長(竹内美津子君) 島多病院長。     〔病院長 島多勝夫君 登壇〕 ◎病院長(島多勝夫君) 四柳議員の御質問の3点目、市民病院の運営方針と経営健全化についてお答えいたします。 我が国における医療情勢は、団塊の世代の皆さんが支え手から給付を受ける側となる2025年に向け、国民一人一人が状態に応じた適切な医療や介護を住みなれた地域の中で受けられるよう、医療と介護の提供体制をしっかりと構築していく必要があります。 市民病院においては、平成26年3月から実施していた診療棟耐震化整備事業が完了し、ハード面での整備は整ったところであり、ソフト面でもICTを活用した遠隔医療や心臓血管リハビリテーションの推進など、当院がこれまで積み上げてきた医療の質を堅持しつつ、こうした医療情勢に的確に対応するための新たな取り組みを進める必要があると考えております。 この4月から新たな体制となり、救急医療と質の高い専門的医療の提供を目指し、これからも地域医療を担う中核病院としての使命感を強く心に刻んでいるところであります。 一方では、これまでの病院完結型の医療から、地域包括ケアを強くイメージした在宅・介護との連携が確実に行なえる地域完結型医療への転換も意識し、先月から地域包括ケア病棟を1病棟ふやし、急性期病棟2棟100床、地域包括ケア病棟2棟99床に変更することにより、入院患者のリハビリによる在宅復帰への支援を強化したところであり、この両面から市民に対し安全・安心な医療の提供を行っていきたいと考えております。 次に、経営の健全化については、県の地域医療構想を踏まえながら、昨年度策定した射水市民病院改革プランに基づき経営の効率化に取り組んでまいります。 本年4月より、減少した医師数の確保はもとより、救急搬送の受け入れ体制を強化するとともに、市内開業医や富山大学附属病院・高岡医療圏の近隣病院との連携を強化することで地域包括ケア病棟への入院患者を確保し、病床稼働率を高め、病床の効率的な運用を図っていきます。さらに、健診の受診者数の拡大を図るとともに、経費の削減に努めてまいりたいと考えております。 一方、院内の人的環境の整備の面からは、射水市民病院職員として就職したいと思える魅力ある職場環境づくりに尽力するとともに、市民から信頼され親しみやすく訪れやすい、いわゆる人にやさしい病院づくりを目指すことが、ひいては、経営の安定化につながるものと考えており、職員一丸となって取り組んでいかなければならないと考えているところであります。 私からは、以上です。 ○議長(竹内美津子君) 尾山市民生活部長。     〔市民生活部長 尾山伸二君 登壇〕 ◎市民生活部長(尾山伸二君) 御質問の5点目、新斎場整備についてお答えをいたします。 新斎場整備基本計画の策定以降、施設の設計者を選定するため、本年5月に新斎場建設工事基本設計業務を公募型プロポーザルとして、また、火葬炉設備の設計・施工については、指名型プロポーザルを実施したところでございます。 選定に当たっては、学識経験者、市民団体、関係行政機関等で構成する射水市新斎場建設基本設計等業務受託者検討委員会により、施設に対する基本的な考え方、技術力、経験等について審議を行い、最適候補者を決定したところでございます。 今後は、検討委員会が最適候補者に選定した者を受託者として契約を締結し、年内に基本設計を完了させたいと考えております。また、引き続き実施設計に取りかかる予定としておるところでございます。また、並行して都市計画決定に向けた手続等を進めていきたいというふうに考えております。 次に、地域住民への今後の対応についてでございますが、新斎場は、周囲の景観と調和した施設として、多くの地域住民に納得いただける施設とすることとあわせ、とりわけ地権者の方々に対しては、これまで以上に理解が得られるよう努めていかなければならないと考えているところでございます。 そのためには、基本設計を進める中で、施設の規模や設備の内容等について具体化し、できる限り地域住民の意見も取り入れながら、施設整備に対して理解を求めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(竹内美津子君) 岡部福祉保健部長。     〔福祉保健部長 岡部宗光君 登壇〕 ◎福祉保健部長(岡部宗光君) 私からは、御質問の4点目、保育園の統廃合を含めた今後の民営化についてお答えいたします。 本市における保育園の民営化につきましては、これまで子育て家庭を支援するという観点から、多様な保育サービスの充実とより質の高い保育の提供を図ることに最大限配慮いたしまして、統廃合の伴わない民営化に取り組んでまいりました。 また、昨年12月には、このような配慮を基本としながら、あわせて射水市公共施設等総合管理計画に示しております基本的な方向性を踏まえまして、新たな民営化方針を策定したところであります。今後はこの方針に基づき保育園及び幼稚園の統廃合を含めた民営化に取り組んでいくことといたしております。 具体的な進め方につきましては、集団保育が困難となる場合や、施設の老朽化などに伴い保育環境の改善が必要となる保育園及び幼稚園については、当該地区の保護者会の代表者や地域の代表者、教育・保育に関する専門分野の代表者などで構成する地域部会をその都度立ち上げまして、統廃合や民営化を前提に、今後のあり方について協議を行っていく予定であります。 また、この地域部会において、保育環境の改善を図ることを目的に、その方向性が合意に至った場合には、上部組織に当たる子ども・子育て会議において、整備計画の基本方針を取りまとめていくこととしております。 議会に対しましても、この整備計画を速やかに報告いたしまして、その後、引受法人の募集を行うこととしております。なお引受法人としては、市内に事務所を置く社会福祉法人や学校法人、または本市に隣接する市に事務所を置く社会福祉法人や学校法人を対象に募集いたしまして、次回以降の議会において、引受法人の選考結果を報告できるよう努めてまいります。 また、引受法人の選考につきましては、事業者から提案を求めることにしております。1つには、法人の基本理念や応募の動機、経営状況に関すること。2つには、特別保育事業の実施について。例えば、病児保育事業や延長保育事業、休日保育事業に関すること。3つには、地域との連携やかかわりなどに関することなどがあります。これらの提案内容に基づき、学識経験者や福祉関係者、地域関係者で構成する市立保育園引受法人選考委員会により審査を行い、これまで以上に教育・保育環境が充実し、安心して園の運営を任せられる法人を選考いたしたいと考えています。 議員御発言のとおり、本市において、このたびの新湊保育園と新湊西部保育園の統廃合を伴う、民営化による保育園と幼稚園の両方のよさをあわせ持った認定こども園を整備することにつきましては、初めてのケースであり、今後のモデルケースになるものと考えております。 引き続き地域部会や、子ども・子育て会議における御意見などを踏まえ、丁寧に合意形成を図りながら教育・保育環境のさらなる充実に取り組んでまいります。 私からは、以上でございます。 ○議長(竹内美津子君) 杉浦産業経済部長。     〔産業経済部長 杉浦 実君 登壇〕
    ◎産業経済部長(杉浦実君) 私からは、議員御質問の6点目、帆船海王丸の今後についてお答えいたします。 海の貴婦人と呼ばれる帆船海王丸は、平成2年に富山新港に係留されて以来、富山県の観光シンボルとして、港の発展とにぎわいづくりに大きく貢献してきたところであります。 御存じのとおり、帆船海王丸は昭和5年2月14日に進水して以来、59年余りの間に106万海里、地球で約50周を航海し、1万1,190名もの海の若人を育てるなど、我が国の海運を支える人材の育成に大きく貢献しており、日本の海運史を象徴する船舶であります。 したがって、姉妹船、帆船日本丸が国の重要文化財の指定を受ける見通しとなったことを踏まえるなら、議員御提案のとおり、帆船海王丸についても歴史的価値のある貴重な文化財であると言っても過言ではないと認識しているものの、両船では、保存状況や活用方法などに違いもあることから、まずは、重要文化財指定の可能性について、県及び関係機関と連携し、調査・研究してまいります。 加えて、帆船海王丸はとりわけ観光資源としてのイメージが強いが、今後は、貴重な文化財、日本の宝としてPRしていくことも重要であると認識を新たにしたところであります。 来年4月21日には、富山新港が開港50周年という節目を迎えることから、富山新港が環日本海貿易の拠点としてさらに発展し、射水ベイエリアが、人・物の交流拠点となるよう、引き続き、帆船海王丸を中心とした港のにぎわいづくりに取り組み、その存在価値を高めてまいります。 次に、いみずサクラマス事業の現状と今後についてお答えいたします。 いみずサクラマスの養殖事業は、6次産業化事業を目的として始まった事業であります。 平成27年度からは、地方創生交付金を活用して純射水産サクラマスの育成及び加工品、ます寿しで使用するクマ笹や専用米についても新たに射水産として生産するなど、関係者と連携して研究・開発に取り組んでいるところであります。 養殖施設の整備においては、旧大門サイクリングセンターを改修し、サクラマスセンターとして再利用し、稚魚の増産を進めてきたところであります。 また、PR活動については、首都圏で行われたアグリビジネスフェアやシーフードショーなど、ビジネスマッチングを目的としたイベントに出展し、いみずサクラマス(生食)の付加価値について、全国に向け発信してきたところであります。こうした取り組みが実を結び、本年4月に西日本旅客鉄道株式会社と連携協定を締結し、市場化に向けた大きな一歩を踏み出したところであります。 今後は、これまで以上に生産量を増強し、大型市場化を図るため、新湊漁業協同組合、堀岡養殖漁業協同組合、大門漁業協同組合、富山県水産研究所など、関係機関と連携を密にし、海面蓄養(養殖)を試験的に実施することとしております。 あわせて陸上養殖施設については、近隣施設との連携を視野に入れた機能増強に取り組むとともに、首都圏で開催される展示会への出展や市内外のイベントに参加するなどで、販路及び市場の拡大を図り、射水ブランドの確立と地域活性化に努めてまいります。 私からは、以上です。 ○議長(竹内美津子君) 島崎都市整備部長。     〔都市整備部長 島崎靖夫君 登壇〕 ◎都市整備部長(島崎靖夫君) 私からは、御質問の8点目、土地利用方針についてお答えいたします。 本市におきましては、土地利用に限定した単体での計画、そういったものは有してはおりませんが、市総合計画におきまして、市全体の土地利用の方向性を示しており、それに基づき各種の計画を策定しているところでございます。 土地利用を伴う各種計画といたしまして、主に開発や建築に係る土地利用につきましては都市計画マスタープラン、また、農用地などに係る土地利用につきましては農業振興地域整備計画などがございますが、それぞれ、従来から関係部署間におきまして、横断的な協議・調整を図り、総合計画に即した内容で計画を策定しているところでございます。 このことから、議員御発言の市全体の土地利用計画につきましては、総合計画において位置づけされているものと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 なお、近年の少子高齢化、人口減少などの進展や、北陸新幹線開業などの広域交通体系の充実など、本市を取り巻く社会経済情勢が大きく変化して来ており、開発や建築に係る土地利用につきましても、的確に対応していく必要があると考えております。 こうしたことから、本市が持続的に発展していくため、平成21年度に策定いたしました現在の都市計画マスタープランを見直すことにいたしました。今年度から、現状把握及び課題整理の事前調査に着手し、平成31年度改定を目途に作業を始めたところでございます。 この改定に当たりましては、公共施設を初め、商工業などの事業系の土地利用はもとより、農林水産業との調整や、教育、福祉、医療などの各種施策との連携を図りながら継続性の高い計画となるよう努めてまいります。 私からは、以上でございます。 ○議長(竹内美津子君) 四柳 允議員。     〔19番 四柳 允君 登壇〕 ◆19番(四柳允君) 質問いたしましたことを初め、市が抱えております課題については、担当課、市長を中心にしっかりと、当局には大胆に、しかも細心の注意を払って事業の推進を進めてまいりたいと思います。 そこで、私の考えを少し述べさせていただきます。私たちの会派自民議員会13名は、今後も夏野市長当局とは是々非々の立場をとりながらも、連携、協力して射水市の振興、発展、そして、市民の幸せのために課題解決に向け何をなすべきか、何をしなければいけないのかを真剣に考えて取り組んでまいります。 そして、政策や事業の実現を果たすべく、責任を持って取り組んでまいることをお約束いたしたいと思います。このことに関して、当局の考えがあればお聞かせをいただいて、私の代表質問を終わります。 ○議長(竹内美津子君) 当局の答弁を求めます。 夏野市長。 ◎市長(夏野元志君) 今ほどは、四柳議員から議会、今後の考え方といいますか、市政に対してしっかりと取り組んでいくという、そうした思いをお聞かせいただいたところであります。 議員の皆様には、市勢の伸展のため、さまざまな課題に向き合っていただき、また、先進的な議会運営を率先して取り組んでおられるというふうに認識をしております。こういった活動に対しまして、改めて深甚なる敬意を表したいと思う次第でございます。 これからも、当局としましては、市議会と真摯な議論をしっかりと重ねさせていただきながら、よりよい射水市の実現に向けまして頑張ってまいりたいと考えておるところであります。 どうか、議員各位、それぞれの皆様方の御指導、御理解賜りますよう、心から、私からもお願い申し上げるものであります。 ○議長(竹内美津子君) 以上で代表質問を終結いたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(竹内美津子君) 次の本会議はあす15日に開き、市政一般に対する質問を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 △散会 午前10時58分...