5 ◯議長(
松谷英真君) 日程第1 本定例会の
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、2番 寺西庄司君、3番 伊井勇治君、4番 成川友仁君を指名いたします。
◆◆◆ 会 期 の 決 定 ◆◆◆
6 ◯議長(
松谷英真君) 次に、日程第2 会期の決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月17日までの14日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
7 ◯議長(
松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。
◆◆◆ 議案第72号から議案第88号まで ◆◆◆
及び報告第3号、報告第4号
8 ◯議長(
松谷英真君) 次に、日程第3 議案第72号 令和2
年度上市町
一般会計補正予算(第5号)から議案第88号 令和元
年度上市町
病院事業会計決算認定の件まで及び報告第3号 令和元
年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書、報告第4号 令和元
年度上市町
継続費精算報告書の以上19件を一括して議題といたします。
提 案 理 由 の 説 明
9 ◯議長(
松谷英真君) 町長から提案理由の説明を求めます。
中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
10 ◯町長(中川行孝君) 今日から9月定例会をお願いしましたところ、全員ご出席いただきまして、本当にありがとうございます。
それでは、早速、提案理由の説明に移らせていただきます。
まず、
新型コロナウイルス感染症につきましては、7月上旬から再び首都圏や関西・中京圏を中心に感染者が急増し、県内でも
カラオケ利用による
クラスターの発生などが見られるようになりました。
そうした中、上市町
首都圏同窓会の方々が核となって作成された動画「オンライン帰省どうけ?」が好評を博し、再生回数は10万回を超えたところであり、
コロナ禍にあってもオンラインを通して家族や友人とつながることの大切さを当町から全国に発信できたことは、誠に感慨深く思っております。
なお、
新型コロナウイルス感染症はいまだ終息する気配がないことから、町民の皆様には、今後とも「密閉」「密集」「密接」の「3密」の回避、手洗いやソーシャルディスタンスの確保などの基本的な
感染防止対策を継続する「新しい生活様式」の徹底に努めていただき、ご自身の感染回避や他者に感染させない行動を切にお願い申し上げます。
それでは、本日、令和2年9月定例会が開催されるに当たり、町政運営につきまして所信の一端を申し上げるとともに、提出いたしました各議案につきまして、その概要を申し上げます。
初めに、昨年度末から計画しておりましたコミュニティ・
メディカルデザイナー養成講座について申し上げます。
この講座は、町民の皆さんに自分の住む地域の在り方を地域医療の面から「自分ごと」として考えていただき、安心して暮らし続けられる
まちづくりを町民の
皆さん自身の手によって進めていただくために企画しましたが、
新型コロナウイルス感染症の
感染状況を踏まえ、本年度は5回シリーズの講座開催を断念いたしました。
しかしながら、せめて本講座開催の趣旨を多くの方に理解していただこうと、今月12日、
北アルプス文化センターにおいて、
キックオフ講演会を開催することといたしました。
講師には、富山市内で発生した介護施設での
クラスター事案に現場で陣頭指揮をとられた
富山大学附属病院総合診療部の
山城清二教授をお願いしており、講演ではそのときのご経験もお話しいただける予定ですので、多くの町民の皆様のご聴講をお待ちしております。
なお、本年6月から立ち上げました「がんばるかみ
いち総合病院応援基金」は、多くの皆様にご賛同をいただいており、8月末時点で1,600万円余りのご寄附を温かいメッセージとともにお受けしております。
次に、令和3年度から始まります第8次上市町
総合計画及び第2期上市町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略策定の進捗状況について申し上げます。
本年5月27日に第1回審議会を開催した後、7月15日に第2回審議会を開催し、基本構想(案)についてご審議いただきました。現在、審議会での意見等を基に基本構想(案)の修正と基本計画の作成作業を進めており、今月29日開催予定の第3回審議会で再びご審議いただくこととしております。審議会は全5回の開催で意見を取りまとめ、年内に答申をいただき、来年3月までに
総合計画及び総合戦略を策定する予定となっております。
また、審議会の開催と並行し、商工会の方々からの意見聴取や
上市中学校、上市高校でのワークショップを実施しており、ここで得られたアイデアを極力計画に反映し、町民が将来に希望を持って
まちづくりに参画できるようにしていきたいと考えております。
次に、「かみ
いちビューイング事業」の追加募集について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症により冷え込んだ観光需要の喚起策として県民を対象に実施した「かみ
いちビューイング事業」につきましては、さきの6月定例会で予算化した直後にほぼ完売状況になったため、今度は利用者を町民に限定し、追加募集するものであります。町民の方々に町の魅力を全国に発信していただくとともに、改めて地元の観光資源を大切にする機運を醸成したいと考えております。
次に、「
フォトロゲイニング上市まちのわ」について申し上げます。
本年で6回目を数える本大会につきましては、開催の可否について検討を重ねてきましたが、参加者を
県内在住者限定で定員を半分以下の200名に大幅縮小し、さらに
感染防止策を徹底した上で、来月11日に開催することとしました。
具体的には、
日本フォトロゲイニング協会の監修の下、
健康チェックカードの提出や
競技スタート時刻の分散化、ウェブを用いた点数集計などの対策を施し、密にならない運営とするほか、
大会中止判断基準をしっかりと設け、
新型コロナウイルスの
感染状況によっては中止も想定しております。
当町の
名物イベントとなった本大会が、
コロナ禍における
レクリエーション大会のモデルともなるよう、最大限の注意を払って開催に向けた準備を進めてまいります。
次に、
県外学生支援金の対象拡大について申し上げます。
県外の専修学校、短期大学、大学や予備校に在籍している学生に対し5万円を支給する事業については、既に受付を終了していますが、支給実績が想定人数を若干下回ったため、町民から寄せられたご意見も踏まえ、既存の予算内で県外の高校に在籍する生徒や
高等専門学校、大学院に在籍する学生にも支援金をお渡しすることにしたいと考えております。なお、詳細の案内については、9月中旬に全戸配布する予定としております。
次に、令和2年産米の作柄状況について申し上げます。
今年は、梅雨が長く7月の日照時間が短かったことや登熟期間における高温の影響もあって、胴割れ米の発生を懸念していたところでありますが、8月31日付で農林水産省が発表した米の作柄概況によりますと、富山県の作柄は例年並みとなっており、
アルプス米の初検査においても全量1等で、良品質でありました。
また、町の特産である里芋については、今までのところ天候による影響は少なく、生育は順調であると伺っております。引き続き圃場の管理を徹底することで、
例年どおり高品質な里芋が収穫できるものと期待しております。
町としましては、よりよい上市産農産物の出荷と農業経営の安定化が図られるよう、一層の支援を行ってまいりたいと考えております。
続きまして、今回提出しました予算案件について申し上げます。
令和2年度9月
補正予算案につきましては、
一般会計で2億3,336万1,000円、
特別会計で333万円、
企業会計で8,676万4,000円をそれぞれ増額するものであります。
一般会計では、さきの8月補正予算に引き続き
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止を図るため、国・県の補助金を活用し、介護・
障害福祉サービス事業所や
民間保育所等の
消毒液等感染対策用の物品購入を支援するほか、児童館、
放課後児童クラブ、図書館等の
感染防止対策を推進するものであります。
また、
コロナ禍における
子育て世帯の経済的、精神的な負担軽減を図るため、「
子育て世帯緊急支援交付金」として高校生までの子どもに1人当たり1万円を支給するほか、
新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受けている
鉄道事業者への支援、
反転攻勢期を見据え、移住・定住を推進するための
新聞広告費、
トレッキング動画作成などの
観光魅力アップ対策事業、
上市スマートインターチェンジ開通関連経費等のほか、6月議会でもその旨をお伝えしましたが、新生児等の
聴覚検査費用の全額助成などについて、費用の追加をお願いするものであります。
なお、先日、富山県から県内在住の未就学児及び小学校6年生までの児童の
インフルエンザ予防接種費用について、1回の接種につき3,000円を助成するとの発表がありました。町ではこれまで中学校3年生に対し、進学支援の観点から1回の接種につき2,000円を助成しておりましたが、今般、県の支援対象とならない中学生及び高校生に対しても、町単独で1回の接種につき3,000円を助成することにしました。医療機関の逼迫を避けるためにも、
コロナウイルス感染症と
インフルエンザとの同時流行を抑制する必要があると考えた上での提案であります。
歳入においては、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をはじめとする
国庫支出金、
県支出金等を増額するほか、有志の皆様からご厚志を賜りましたので、ご趣旨に沿って追加するものであります。
特別会計では、
国民健康保険事業特別会計において、人事異動に伴う給与費の補正を行うものであります。
企業会計では、
病院事業会計において、国事業として
医療従事者等に支給される
新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金を計上しているほか、
感染症対策用物品の増強をお願いするものであります。
報告案件では、「令和元
年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書」として、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により
監査委員の意見を付して報告するほか、「令和元
年度上市町
継続費精算報告書」として、
地方自治法施行令第145条第2項の規定により報告するものであります。
次に、その他の案件について申し上げます。
条例につきましては、制定するものとして「
上市町議会議員及び上市町長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例制定の件」の1件、改正するものとして「
上市町営バス及びスクールバスの設置及び管理に関する条例一部改正の件」など3件を提案しております。
また、「令和元
年度上市町
一般会計歳入歳出決算認定の件」など決算10件につきまして、
監査委員の意見を付して提出しておりますので、認定いただきますようお願い申し上げます。
以上をもちまして、今回提出しました諸案件等の説明といたします。
何とぞ慎重審議の上、適切な議決をいただきますようお願い申し上げます。
11 ◯議長(
松谷英真君) 以上をもって、提案理由の説明を終わります。
◆◆◆ 監 査 委 員 の 決 算 審 査 報 告 ◆◆◆
12 ◯議長(
松谷英真君) 次に、議案第79号 令和元
年度上市町
一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第88号 令和元
年度上市町
病院事業会計決算認定の件までの決算認定及び報告第3号 令和元
年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率報告書について、
監査委員から
決算審査の報告を求めます。
酒井監査委員。
〔
監査委員 酒井一政君 登壇〕
13
◯監査委員(酒井一政君)
決算審査報告。
地方自治法第233条第2項の規定に基づいて審査に付された令和元
年度上市町
一般会計及び各
特別会計の決算、
地方公営企業法第30条第2項の規定に基づいて審査に付された令和元
年度上市町
水道事業会計及び
病院事業会計の決算並びに
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づいて審査に付された令和元
年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率について、慎重に審査を行った結果の概要を報告します。
一般会計及び各
特別会計の
決算審査については、去る7月27日から8月7日までの12日間にわたり実施しました。審査に当たっては、令和元
年度上市町
歳入歳出決算書及び
決算附属資料について、関係諸帳簿、証拠書類との照合及び関係職員の聴取などを行い審査した結果、決算に関する計数は関係諸帳簿などに符合し誤りはなく、執行状況は適正であることを認めました。
決算の概要について、まず、
一般会計においては、
歳入決算額は97億9,102万円、
歳出決算額は95億2,300万円となり、
歳入歳出差引額は2億6,802万円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源1,556万円を控除した
実質収支額は2億5,246万円の
黒字決算であります。
歳入面では、主に町債と県支出金が大きく減少したことから、収入済額は前年度より3億4,946万円減少しております。
歳出面では、土木費及び衛生費で増となった一方、商工費及び
農林水産業費が減となったこと等により、前年度より3億109万円減少しております。
過去5年間の推移において、人件費は減少傾向にあったが微増し、扶助費は増加傾向にあったが減少傾向に転じており、公債費は償還進捗に伴う償還利子の減等により減少しております。
特別会計においては、全体の
歳入決算額は32億9,005万円、
歳出決算額は32億2,407万円、
歳入歳出差引額は6,598万円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源596万円を控除した
実質収支額は6,002万円の
黒字決算であります。
令和元年度末現在、財産の状況は
財政調整基金が12億円以上の残高があります。また、
町債管理基金も7億円以上の残高を維持し、基金全体で約30億円の残高を維持していることから、不測の事態への蓄えや将来的な投資への原資が一定額確保されていると考えられます。
町債の当年度末残高は、
一般会計83億2,121万円、
特別会計27億3,209万円で合計110億5,330万円となり、前年度に比して
一般会計で2億9,335万円、
特別会計で1億2,977万円それぞれ減となり、合計で4億2,312万円減少しておりますが、引き続き適切な公債管理に努めるよう要望します。
財政の状況については、後ほど申し上げます
健全化判断比率等が示すように、数値に見える形で改善が進展し、一定の健全性が確保されていると考えられます。
今後の見通しについて、歳入面では、
新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響により町税などの自主財源は減少となることが予測され、
地方交付税、国・県支出金、町債等に財源を依存することは避けられないものと考えられます。
一方、歳出面では、
少子高齢化に伴う福祉、介護及び医療に係る扶助費等の
義務的経費の増加が見込まれることから、依然として厳しい財政状況が続くものと考えられます。
また、今後、公共施設や道路などの
インフラ施設等の改修などが必要になるものと見込まれており、平成28年度に策定された公共施設の管理計画を踏まえ、中・
長期的観点に立って適切に対応するよう望まれます。
これらの状況を踏まえ、今後の町の財政運営については、確実な歳入の確保や最少の経費で最大の効果を上げるよう事務事業の最適化を図り、自立した
まちづくりに向けた
行財政運営の指針である第7次上市町
総合計画や上市町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に掲げる数値目標の実現に向け、町の発展及び町民福祉の充実に引き続き努力されるよう要望いたします。
続いて、
水道事業会計の
決算審査については、去る7月31日に審査を行い、公営企業の目的に即応して管理運営されているかどうかに重点を置き、慎重に審査を行った結果、決算に関する計数は正確であり、非違の経理はなく正当なものと認められ、財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。
決算の概要については、総収益は3億6,882万円、総費用は3億3,725万円で、当年度純利益は3,157万円で、前年度より1,247万円(65.3%)増加し、
黒字決算となっております。
当年度は、30年連続で純利益を計上しており、経営分析による指標も近年安定した数値を示し、県及び類似団体の平均と比べても問題はなく妥当であることから、財務状況は一定の健全性を保っていると考えられます。
資産の流動性も十分に確保されていると考えられますが、企業債の残高が17億1,907万円残っていることから、利用料金の値上げも含めて収益を確保し、効率性の高い経営を維持していく必要があり、今後とも財務構造の健全化に配慮するよう申し上げます。
水道施設の整備については、
災害対応等も考慮しながら長期的な水需要を踏まえて、財政面とのバランスを取りながら適切、着実に実施するよう望まれます。
今後の水需要は、長期的な観点からは、人口減少や
節水型社会への移行などにより、その伸びは大きくは期待できないものと予測されます。
他方、近年の大規模な災害の発生から、災害時における
ライフライン機能を確保することの重要性が改めて認識されており、施設の耐震性の強化や
老朽化対策などについては、着実な整備を図ることが必要となっております。
こうした状況を踏まえ、安全で良質な水道水の安定供給のため、第7次上市町
総合計画、上市町水道事業(第6次拡張)変更計画及び上市町
水道ビジョンで定められた目標の達成に向け、中・
長期的視点に立った経営改善に取り組むよう要望します。
次に、
病院事業会計の
決算審査については、去る7月30日に審査を行い、公営企業としての病院事業の健全経営を主眼に、慎重に審査を行った結果、決算に関する計数は正確であり、非違の経理はなく正当なものと認められ、財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。
決算の概要については、総収益は37億4,940万円、総費用は39億6,297万円で、当年度純損失は前年度より赤字幅が4,357万円拡大し、差引き2億1,358万円の当年度純損失が生じ、赤字決算が16年連続となる大変厳しい経営状況であります。この純損失額に前年度
繰越欠損金を加えた当年度未
処理欠損金は31億5,141万円となっております。
主な要因として、入院収益は減少したが、外来収益が増加したことなどから、前年度より医業収益が959万円増加している一方、医業費用は、給与費が大幅に増加したほか、材料費、経費も増加したことなどにより、前年度に比して1億4,173万円増加しています。
現状は、
医業収支比率が下がり収支が悪化していることに加えて、流動比率・当座比率がさらに低下しています。数年来実施してきた医療器械や
医療情報システムの整備に伴い、保守点検などの委託費や
減価償却費等の負担も過重になっています。
多額の純損失が発生している経営状況については、診療科別の実態把握に努めることなどにより、収支を改善する方策を検討するとともに、地域住民などに対して適切に説明するよう努めることが望まれます。
病床利用率は71.5%と、前年度より1.5ポイント減少したことから、今後も引き続き利用率の向上に向けた対策を講じることが望まれます。
医師の確保については、依然として充足不足が続いています。常勤医師に関しては、今年度に外科へ1名配置されているが、依然として病院経営を揺るがす深刻な医師不足が続いており、特に外科や泌尿器科では常勤医師の確保が十分にできていない状況です。
大学医局への依頼に加え、民間の
医師紹介会社を活用するなど
医師不足解消に向けて鋭意取り組んでいるが、充足するまでには至っておらず、入院の受入れや安定的な経営基盤を構築する上でも、外科の常勤医師のさらなる確保は喫緊の課題となっています。引き続き医師の確保について、関係機関に働きかけるなどの対応を講じる必要があります。
給与費は職員の時間外手当等が増加しています。いろいろと課題はありますが、
給与費増加分を吸収するため、収益増や適正な人員配置と効率化を図り、働き方改革に関しても対策を講じることが望まれます。
こうした状況を踏まえ、今後とも、安心して信頼される
地域医療機関として、さらなる医療の質の向上と健全な経営基盤の強化に努めるよう要望します。
最後に、令和元
年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率については、去る8月7日に慎重に審査した結果、関係法令に準拠して算定されており、計数も決算書等と符合し、いずれも適正であると認められました。
実質公債費比率は15.7%で前年度より0.1ポイント増加したものの、将来負担比率は100.8%で前年度より9.6ポイント減少しており、いずれも早期健全化基準を下回り、適正な水準の範囲内にあるものと考えられます。引き続き、比率の低減に向けた計画的な財政運営に取り組むよう要望します。
以上、
決算審査報告を申し上げましたが、細部については、各会計等の意見書に記載してありますので省略します。
簡単ですが、これをもちまして
決算審査報告といたします。