収入済額の主なものは、墳墓区画29区画の
墓地永代使用料821万2,000円、
墓地公園管理費負担金171万円と
墓地公園事業基金からの繰入金130万5,000円であります。
歳出では、
支出済額1,181万4,389円で、そのうち
墓地使用料等の積立金956万8,000円が主なものであります。
次に、
芦峅寺スキー場事業特別会計について申し上げます。
立山町
芦峅寺スキー場事業特別会計の
歳入歳出決算額3,191万1,436円に対し、
歳出決算額3,185万9,899円で、
歳入歳出差し引き5万1,537円が翌年度へ繰り越されました。
歳入では、予算額3,190万7,000円に対し、調定額・
収入済額ともに3,191万1,436円で、リフト使用料614万4,400円と
一般会計からの繰入金2,430万円が主なものであります。
歳出では、
支出済額3,185万9,899円で、その主なものは、公債費の償還金及び利子の1,054万7,671円と工事請負費及び修繕料910万669円などであります。
次に、
地域開発事業特別会計について申し上げます。
立山町
地域開発事業特別会計の
歳入決算額・
歳出決算額ともに2,788万1,277円で、翌年度への繰越金はなかったものであります。
歳入では2,788万4,000円に対する予算に対して、調定額・
収入済額ともに2,788万1,277円で、これは
一般会計からの繰入金であり、歳出は
支出済額2,788万1,277円であります。
事業の内容としては、五郎丸遺跡の空中写真測量委託料871万5,840円と、発掘調査にかかる賃金1,192万3,950円及びベルトコンベアなどの使用料625万4,270円が主な支出であります。
次に、
公共用地先行取得事業特別会計について申し上げます。
立山町
公共用地先行取得事業特別会計の
歳入決算額、
歳出決算額はともに422万4,760円で、歳入は予算額422万8,000円に対し、調定額・
収入済額ともに422万4,760円で、これは土地開発基金のうち預金・貸付金の利子収入であり、歳出では422万4,760円は土地開発基金として全額積み立てたものであります。
次に、
農業集落排水事業特別会計について申し上げます。
立山町
農業集落排水事業特別会計の
歳入決算額5億3,841万5,668円に対し、
歳出決算額5億2,583万206円で、
歳入歳出差し引き1,258万5,462円が翌年度へ繰り越されました。
歳入では、予算額6億9,397万9,000円に対し、調定額6億9,411万5,668円、
収入済額5億3,841万5,668円で、
収入未済額1億5,570万円であるが、これは
繰越事業にかかる
県支出金及び起債分であります。
収入済額の主なものは、
県支出金2億807万円、
一般会計などへの繰入金4,234万4,000円、町債2億420万円、過年度事業県交付金4,630万円などであります。
歳出では、予算額6億9,397万9,000円に対し、
支出済額5億2,583万206円で執行率75.8%であるが、残額の大部分は翌年度への
繰越事業費であります。
事業の主なものは、新瀬戸地区、白岩地区の管渠等の工事費3億5,213万800円、新瀬戸地区水道管移設などの補償費6,850万2,100円、減債基金積立金4,640万3,696円などであります。
次に、
特定環境保全公共下水道事業特別会計について申し上げます。
立山町
特定環境保全公共下水道事業特別会計の
歳入決算額2,596万745円に対し、
歳出決算額2,578万4,860円で、
歳入歳出差し引き17万5,885円が翌年度へ繰り越されました。
歳入では、予算額2,596万円に対し、調定額・
収入済額ともに2,596万745円で、これは
一般会計よりの繰入金2,585万円と前年度からの繰越金であります。
歳出では、予算額2,596万円に対し、
支出済額2,578万4,860円で、事業の内容は浅生地区振興助成金1,500万円が主なものであります。
次に、
簡易水道事業特別会計について申し上げます。
立山町
簡易水道事業特別会計の
歳入決算額296万8,360円に対し、
歳出決算額272万1,505円で、
歳入歳出差し引き24万6,855円が翌年度へ繰り越されました。
歳入では、予算額296万3,000円に対し、調定額・
収入済額ともに296万8,360円で、
収入済額の主なものは、減債基金よりの繰入金211万1,400円、目桑飲料水供給施設使用料57万5,662円などであります。
歳出では、
支出済額272万1,505円で、事業の内容としては、目桑地区飲料水供給施設などの地方債償還利子211万1,400円が主なものであります。
次に、立山町
基金運用状況に関する審査について申し上げます。
審査の対象として、
一般会計分、立山町科学教育奨励基金ほか20基金並びに
特別会計分、立山町
墓地公園事業基金ほか4基金について審査しましたが、各基金の運用状況の報告書の計数は正確であり、事務の執行は適正であると認められました。
続きまして、立山町
水道事業会計に移りたいと思います。
地方公営企業法の定めるところにより、審査に付された決算書類が水道事業の財政状況及び経営成績が適正に表示されているか、また本事業の経営内容を把握するため計数の分析を行い、経済性の発揮及び公共の福祉を増進するよう運営されているかどうかを主眼として審査いたしました。
審査に付された決算諸表は、水道事業の財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。
経営成績について見ますと、
収益的収支において総収益4億9,948万578円、総費用4億6,212万4,839円となり、差し引き当年度純利益として3,735万5,739円が計上されているのであります。
資本的収支においては、収入額1億6,730万3,852円に対し、支出額3億859万8,684円で、差し引き1億4,129万4,832円の不足となり、この補てん財源として、今年度までの損益勘定留保資金並びに当年度消費税及び
資本的収支調整額で補てんされております。
水道事業の基本である給水状況及び有効率については表2、表3に表示しておりますが、上水道における本年度給水戸数は6,952戸で、前年度に比べると176戸増加し、総配水量は300万6,327立方メートルと、前年度より6,447立方メートルとわずかながら減少しました。
簡易水道における給水戸数は283戸で、総配水量は14万4,363立方メートルで、前年度より給水戸数で1戸増加し、総配水量で7,818立方メートル減少しました。
上水道の有効率、有収率ともに前年度より若干改善されたが、施設の改良などにより、今後もさらに有効率、有収率は改善の余地があるものと認められます。
収益力の推移について見ますと、近年の生活様式の変化によって増加する水道水の需要に対し、安全で衛生的な生活用水を安定的に廉価で供給することを目標に健全運営に努め、また建設改良事業として、配水管の新規布設並びに老朽石綿管の布設替えが引き続き実施されております。
収益力の推移をあらわすため、表4、表5、表6にそれぞれ内容を表示しております。
収益について見ますと、表7に表示しておりますが、総収益は予算額5億3,374万1,000円に対し、収入決算額5億1,543万7,700円となり、前年度収入決算額に対し10.9%も減少しました。
収入の大きな割合を占めるのは給水収益で3億5,480万9,040円、構成比では71.03%で、前年度決算額に対し0.2%の微増となりました。
総収益のうち、受託工事で1億4,068万6,295円は構成比で28.17%となり、前年度決算額に対し32.91%も大きく減少したものであります。
なお、受託工事収益の前年度比較をその表に記載しております。
次、6ページにまいりまして、費用については7ページの表8に内訳を表示しておりますが、支出予算額の執行率は88.2%、
支出済額4億7,083万3,766円で、前年度に比べ12.2%減少しております。
費用の主なものは、受託工事費1億3,010万5,748円、減価償却費1億367万3,939円、人件費7,261万7,962円、支払利息5,793万6,121円、動力費・薬品費・修繕費など4,710万6,611円などであります。
前年度に比べると、受託工事の減少により、受託工事費で6,928万7,814円と大きく減少しました。
営業収益に対する人件費の比率は、表8のとおり14.6%で前年度より増加したが、これは受託工事費の減少による相対的な現象であるが、水道事業としてはコストの低減を図るために、今後とも人件費・物件費については引き続き合理化に努められたいと思います。
財政状態、建設改良工事事業及び経営成績については、8ページの7、8、9にそれぞれ記載しております。
以上、審査を通じて種々述べてきましたが、最後に若干意見を申し上げたいと思います。
1番として、水源池、配水池及び上水道管理センターなど水道施設については、町民の衛生管理の面からも引き続き一般保守管理及び環境整備に努められたいと思います。
2番目として、安定供給のためにも、老朽化施設、設備等、特に老朽管の布設替の改良事業は地震、災害などを考慮し、年次計画のもとに推進を図られたいと思います。
3番目として、上水道の有効水量、有収率は表3で示しておりますが、さらに一層有収率の改善に努め、収益の向上を図られたいと思います。
以上、
決算審査意見書の要点について申し上げましたが、詳細については意見書をご高覧いただければ幸いに存じます。
終わりに、
決算審査の期間中ご協力いただきました町当局に対しまして、この席をかりて御礼申し上げます。
以上で私の報告を終わります。
13 ◯議長(
古川喜與兵君)
監査委員の審査の報告が終わりました。
これをもって、本日の日程は全部終了いたしました。
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次 会 日 程 の 報 告
14 ◯議長(
古川喜與兵君) 次の日程を申し上げます。
明11日及び12日、13日、14日、15日は休会とし、16日午前9時より本会議を開催し、一般質問、質疑を行います。
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散 会 の 宣 告
15 ◯議長(
古川喜與兵君) 本日はこれをもって散会いたします。
午前 9時49分 散会
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