甲府市議会 > 2020-09-09 >
令和2年経済建設委員会 本文 開催日: 2020-09-09
令和2年環境水道委員会 本文 開催日: 2020-09-09

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  1. 甲府市議会 2020-09-09
    令和2年環境水道委員会 本文 開催日: 2020-09-09


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    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年環境水道委員会 本文 2020-09-09 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 233 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯小沢(宏)委員長 選択 3 : ◯小沢(宏)委員長 選択 4 : ◯坂本環境総室長 選択 5 : ◯小沢(宏)委員長 選択 6 : ◯藤原委員 選択 7 : ◯小沢(宏)委員長 選択 8 : ◯新堀減量課長 選択 9 : ◯小沢(宏)委員長 選択 10 : ◯藤原委員 選択 11 : ◯小沢(宏)委員長 選択 12 : ◯新堀減量課長 選択 13 : ◯小沢(宏)委員長 選択 14 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 15 : ◯小沢(宏)委員長 選択 16 : ◯藤原委員 選択 17 : ◯小沢(宏)委員長 選択 18 : ◯藤原委員 選択 19 : ◯小沢(宏)委員長 選択 20 : ◯小沢(宏)委員長 選択 21 : ◯小沢(宏)委員長 選択 22 : ◯小沢(宏)委員長 選択 23 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 24 : ◯小沢(宏)委員長 選択 25 : ◯鈴木委員 選択 26 : ◯小沢(宏)委員長 選択 27 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 28 : ◯小沢(宏)委員長 選択 29 : ◯鈴木委員 選択 30 : ◯小沢(宏)委員長 選択 31 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 32 : ◯小沢(宏)委員長 選択 33 : ◯鈴木委員 選択 34 : ◯小沢(宏)委員長 選択 35 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 36 : ◯小沢(宏)委員長 選択 37 : ◯鈴木委員 選択 38 : ◯小沢(宏)委員長 選択 39 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 40 : ◯小沢(宏)委員長 選択 41 : ◯鈴木委員 選択 42 : ◯小沢(宏)委員長 選択 43 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 44 : ◯小沢(宏)委員長 選択 45 : ◯鈴木委員 選択 46 : ◯小沢(宏)委員長 選択 47 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 48 : ◯小沢(宏)委員長 選択 49 : ◯鈴木委員 選択 50 : ◯小沢(宏)委員長 選択 51 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 52 : ◯小沢(宏)委員長 選択 53 : ◯鈴木委員 選択 54 : ◯小沢(宏)委員長 選択 55 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 56 : ◯小沢(宏)委員長 選択 57 : ◯鈴木委員 選択 58 : ◯小沢(宏)委員長 選択 59 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 60 : ◯小沢(宏)委員長 選択 61 : ◯鈴木委員 選択 62 : ◯小沢(宏)委員長 選択 63 : ◯小沢(宏)委員長 選択 64 : ◯藤原委員 選択 65 : ◯小沢(宏)委員長 選択 66 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 67 : ◯小沢(宏)委員長 選択 68 : ◯藤原委員 選択 69 : ◯小沢(宏)委員長 選択 70 : ◯山田(弘)委員 選択 71 : ◯小沢(宏)委員長 選択 72 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 73 : ◯小沢(宏)委員長 選択 74 : ◯山田(弘)委員 選択 75 : ◯小沢(宏)委員長 選択 76 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 77 : ◯小沢(宏)委員長 選択 78 : ◯山田(弘)委員 選択 79 : ◯小沢(宏)委員長 選択 80 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 81 : ◯小沢(宏)委員長 選択 82 : ◯山田(弘)委員 選択 83 : ◯小沢(宏)委員長 選択 84 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 85 : ◯小沢(宏)委員長 選択 86 : ◯山田(弘)委員 選択 87 : ◯小沢(宏)委員長 選択 88 : ◯新堀減量課長 選択 89 : ◯小沢(宏)委員長 選択 90 : ◯山田(弘)委員 選択 91 : ◯小沢(宏)委員長 選択 92 : ◯石原環境保全課長 選択 93 : ◯小沢(宏)委員長 選択 94 : ◯山田(弘)委員 選択 95 : ◯小沢(宏)委員長 選択 96 : ◯堀委員 選択 97 : ◯小沢(宏)委員長 選択 98 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 99 : ◯小沢(宏)委員長 選択 100 : ◯堀委員 選択 101 : ◯小沢(宏)委員長 選択 102 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 103 : ◯小沢(宏)委員長 選択 104 : ◯堀委員 選択 105 : ◯小沢(宏)委員長 選択 106 : ◯鈴木委員 選択 107 : ◯小沢(宏)委員長 選択 108 : ◯新堀減量課長 選択 109 : ◯小沢(宏)委員長 選択 110 : ◯鈴木委員 選択 111 : ◯小沢(宏)委員長 選択 112 : ◯新堀減量課長 選択 113 : ◯小沢(宏)委員長 選択 114 : ◯鈴木委員 選択 115 : ◯小沢(宏)委員長 選択 116 : ◯新堀減量課長 選択 117 : ◯小沢(宏)委員長 選択 118 : ◯鈴木委員 選択 119 : ◯小沢(宏)委員長 選択 120 : ◯石原環境保全課長 選択 121 : ◯小沢(宏)委員長 選択 122 : ◯鈴木委員 選択 123 : ◯小沢(宏)委員長 選択 124 : ◯石原環境保全課長 選択 125 : ◯小沢(宏)委員長 選択 126 : ◯鈴木委員 選択 127 : ◯小沢(宏)委員長 選択 128 : ◯新堀減量課長 選択 129 : ◯小沢(宏)委員長 選択 130 : ◯鈴木委員 選択 131 : ◯小沢(宏)委員長 選択 132 : ◯金丸委員 選択 133 : ◯小沢(宏)委員長 選択 134 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 135 : ◯小沢(宏)委員長 選択 136 : ◯金丸委員 選択 137 : ◯小沢(宏)委員長 選択 138 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 139 : ◯小沢(宏)委員長 選択 140 : ◯金丸委員 選択 141 : ◯小沢(宏)委員長 選択 142 : ◯平岡廃棄物対策課長 選択 143 : ◯小沢(宏)委員長 選択 144 : ◯金丸委員 選択 145 : ◯小沢(宏)委員長 選択 146 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 147 : ◯小沢(宏)委員長 選択 148 : ◯金丸委員 選択 149 : ◯小沢(宏)委員長 選択 150 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 151 : ◯小沢(宏)委員長 選択 152 : ◯金丸委員 選択 153 : ◯小沢(宏)委員長 選択 154 : ◯井上廃棄物対策室長 選択 155 : ◯小沢(宏)委員長 選択 156 : ◯金丸委員 選択 157 : ◯小沢(宏)委員長 選択 158 : ◯功刀業務総室長 選択 159 : ◯小沢(宏)委員長 選択 160 : ◯鈴木委員 選択 161 : ◯小沢(宏)委員長 選択 162 : ◯功刀業務総室長 選択 163 : ◯小沢(宏)委員長 選択 164 : ◯鈴木委員 選択 165 : ◯小沢(宏)委員長 選択 166 : ◯小澤経営企画課長 選択 167 : ◯小沢(宏)委員長 選択 168 : ◯鈴木委員 選択 169 : ◯小沢(宏)委員長 選択 170 : ◯小澤経営企画課長 選択 171 : ◯小沢(宏)委員長 選択 172 : ◯鈴木委員 選択 173 : ◯小沢(宏)委員長 選択 174 : ◯功刀業務総室長 選択 175 : ◯小沢(宏)委員長 選択 176 : ◯鈴木委員 選択 177 : ◯小沢(宏)委員長 選択 178 : ◯小沢(宏)委員長 選択 179 : ◯小沢(宏)委員長 選択 180 : ◯小林工務総室長 選択 181 : ◯小沢(宏)委員長 選択 182 : ◯鈴木委員 選択 183 : ◯小沢(宏)委員長 選択 184 : ◯小林工務総室長 選択 185 : ◯小沢(宏)委員長 選択 186 : ◯鈴木委員 選択 187 : ◯小沢(宏)委員長 選択 188 : ◯小林工務総室長 選択 189 : ◯小沢(宏)委員長 選択 190 : ◯鈴木委員 選択 191 : ◯小沢(宏)委員長 選択 192 : ◯小林工務総室長 選択 193 : ◯小沢(宏)委員長 選択 194 : ◯鈴木委員 選択 195 : ◯小沢(宏)委員長 選択 196 : ◯小沢(宏)委員長 選択 197 : ◯藤原委員 選択 198 : ◯小沢(宏)委員長 選択 199 : ◯貴家下水道管理室長 選択 200 : ◯小沢(宏)委員長 選択 201 : ◯小林工務総室長 選択 202 : ◯小沢(宏)委員長 選択 203 : ◯藤原委員 選択 204 : ◯小沢(宏)委員長 選択 205 : ◯功刀業務総室長 選択 206 : ◯小沢(宏)委員長 選択 207 : ◯藤原委員 選択 208 : ◯小沢(宏)委員長 選択 209 : ◯小澤経営企画課長 選択 210 : ◯小沢(宏)委員長 選択 211 : ◯藤原委員 選択 212 : ◯小沢(宏)委員長 選択 213 : ◯石川浄水課長 選択 214 : ◯小沢(宏)委員長 選択 215 : ◯藤原委員 選択 216 : ◯小沢(宏)委員長 選択 217 : ◯金丸委員 選択 218 : ◯小沢(宏)委員長 選択 219 : ◯望月水道管理室長 選択 220 : ◯小沢(宏)委員長 選択 221 : ◯鈴木委員 選択 222 : ◯小沢(宏)委員長 選択 223 : ◯小澤経営企画課長 選択 224 : ◯小沢(宏)委員長 選択 225 : ◯鈴木委員 選択 226 : ◯小沢(宏)委員長 選択 227 : ◯深沢委員 選択 228 : ◯小沢(宏)委員長 選択 229 : ◯石原浄化センター課長 選択 230 : ◯小沢(宏)委員長 選択 231 : ◯深沢委員 選択 232 : ◯小沢(宏)委員長 選択 233 : ◯小沢(宏)委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            令和2年9月定例会 環境水道委員会記録   1 日   時   令和2年9月9日(水) 午前9時59分   2 場   所   本庁舎10階 委員会室2   3 出席委員    委員長 小沢 宏至   副委員長 深沢 健吾                 鈴木  篤        金丸 三郎                 兵道 顕司        堀 とめほ                 藤原伸一郎        山田 弘之   4 欠席委員    なし   5 当局出席者   環境部長        櫻林 英二             上下水道局業務部長   上田 和正             上下水道局工務部長   萩原 秀幸                       ほか関係室長及び課長   6 事務局     議事係主任       佐野 雄司
      7 議   題     第 1 議案第101号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中                 当委員会所管分                 第1表 歳入歳出予算補正中                  歳入 第14款2項1目中環境部分                  歳出 第4款2項2目・5目 2:                午前 9時59分 開 議 ◯小沢(宏)委員長 ただいまから環境水道委員会を開きます。  9月7日の本会議において当委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしてあります議題のとおりです。  なお、8月26日の議会運営委員会において、新型コロナウイルス感染症に配慮した委員会運営について確認されましたので、本日の常任委員会はその手順に沿って運営してまいります。御了承願います。  この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。  発言する際は、まず挙手の上「委員長」と呼び、指名されてから起立の上、発言されるようお願いいたします。  なお、当局職員におかれましては、必要最小限の人員とし、極力係長職の職員については入室を控えていただきますよう、御指示願います。  それでは、最初に、所管事項の調査について、各委員より質問内容を聴取します。  なお、環境部より、次期衛生センターについて、上下水道局より、令和元年度包括外部監査結果への措置状況について及び荒川ダムの事前放流への対応について、報告したい旨の申出がありますので、それぞれ所管事項調査の冒頭に報告していただきます。  所管事項について質問のある部等がありましたら、最初に申出をすることになっておりますので、挙手をお願いいたします。  申出の際には、所管事項の担当部及び課名、もしくは調査内容について御発言をお願いいたします。                  (質問内容を聴取) 3: ◯小沢(宏)委員長 それでは、これより審査を行います。  議案第101号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中当委員会所管分を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  坂本環境総室長。 4: ◯坂本環境総室長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  令和2年度甲府市一般会計補正予算(第8号)のうち、環境部に関わります内容について御説明いたします。  議案目録(その1)24ページ、25ページをお開きください。歳出予算について御説明いたします。  4款2項2目塵芥収集費666万円、5目資源回収費153万円、合計819万円の増額補正であります。  補正内容につきましては、市民生活や社会活動をするうえで必要不可欠な社会インフラであるごみの収集業務の安定的な事業継続を確保するため、一般廃棄物収集運搬業者等への新型コロナウイルス感染予防対策として、マスク等の個人防護具を購入する経費を、ごみ収集に携わる車両台数に応じて1台3万円を上限に補助するものであります。  対象となる事業者は、2目塵芥収集費666万円につきましては、可燃ごみ・不燃ごみの収集運搬業者及び事業系ごみやし尿・浄化槽汚泥の収集を行う一般廃棄物収集運搬許可業者、資源回収費153万円につきましては、資源物及び有価物の回収事業者であります。  以上で説明を終わらせていただきます。御審査のほどよろしくお願いいたします。 5: ◯小沢(宏)委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  藤原委員。 6: ◯藤原委員 よろしくお願いいたします。  先ほど坂本環境総室長に御説明いただいた箇所についてですけれども、環境部として、新型コロナウイルス感染症対策ということでこの補正予算が編成されたんだと思います。環境部としても、新型コロナウイルス感染症は大変危ないということで、業者さんに対してこのような補助金を交付するということが決まったんだと思いますけれども、今回、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会において、全会一致でこの家庭ごみの排出方法に関して、破れている袋などの撤去・排出について、市民にしっかりと周知をして、自治会などにも有価物分別作業について、環境部として、甲府市として、周知をしながら新型コロナウイルス感染症が蔓延しないように取り組んでくださいねという提言を提案して甲府市議会の決議として可決したんです。  そうした中で、今回、業者さんに対しては、こういう形で補正予算が編成されたんだと思いますけれども、市民の皆さんに対してどのような取組や周知をしてこの新型コロナウイルス感染に備えるか、環境部としてちょっとお聞かせいただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。 7: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 8: ◯新堀減量課長 市民に対しての補助等につきましては、今まで市民の方々には有価物分別作業ということでお願いをしているところでございます。有価物回収を行っている自治会に対しましては、従前よりリサイクル活動補助金を各地区の自治会連合会へ交付しております。この補助金はごみの減量化や資源リサイクル、また集積所の清潔保持などを目的として交付しているものでございます。各自治会が有価物回収によりまして、新型コロナウイルスの感染防止のために必要なマスクや手袋などを購入する際には、この補助金を活用していただければと考えております。  以上でございます。 9: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 10: ◯藤原委員 本市議会として全会一致の中で、そういった明確に危険だよ、こういうふうにしなさいねというものが示されなければ、停止をしたほうがいいのではないかという判断も含めて明確な方針を示してほしいです。  本市として明確に示されないままに、本当にこれが安全だということで続けていいのか。こうすれば安全だとか、また、こういう措置をしたから安全にごみの回収ができるんだということを、ある程度、明確に市民に示すべきだと思うんですけれども、業者さんには補助金を交付するんですけれども、市民に対してどういう形で新型コロナウイルスの感染拡大を抑えていくかということを、自治会に加入していない方もいらっしゃいますし、有価物以外の黄色い指定ごみ袋で出す可燃ごみもあるわけですけれど。もう一度、明確にお答えいただきたいと思うんですけれども。 11: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 12: ◯新堀減量課長 市民の方々におかれましては、主に有価物回収を行う際に、密閉・密集・密接の3密を避けることや、マスクや手袋の着用、また分別の作業後には手洗いなどを行うことなど記載したチラシを本年7月の組回覧等で配布をしているところでございます。  また、甲府市ホームページや広報こうふにおきましても同じようにお伝えしまして、広く市民の方々に周知をしているところでございます。  以上でございます。 13: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 14: ◯井上廃棄物対策室長 一般の市民の方々に対する周知ということですが、環境省から事務連絡等来ております、家のごみの捨て方に基づいて、ごみ袋をしっかり縛る。マスク等については、できれば二重に、ごみを小さい袋に入れて、それを大きい袋に入れてもらう、あとごみ袋を満杯にしない、そういう周知を本市ホームページや広報誌等で周知をしている状況でございます。  以上です。 15: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 16: ◯藤原委員 本市ホームページと広報こうふで周知ということだと思いますが、本市ホームページも調べさせていただくと、見つけるのが大変なくらい、どこに書いてあるのかが分からないなということがまず1点。 17: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員に申し上げます。補正予算のことに関して質問をしてください。  藤原委員。 18: ◯藤原委員 所管事項の調査で質問したほうがいいですね。分かりました。終わります。 19: ◯小沢(宏)委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 20: ◯小沢(宏)委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 21: ◯小沢(宏)委員長 御異議なしと認めます。  よって本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告については正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 22: ◯小沢(宏)委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  次に、所管事項の調査に入ります。  環境部の所管事項の調査に入る前に、次期衛生センターについて報告したい旨の申出がありましたので、環境部より報告願います。  井上廃棄物対策室長。 23: ◯井上廃棄物対策室長 よろしくお願いいたします。  次期衛生センターにつきまして御報告をいたします。お手元にお配りしました資料を御覧ください。  写真左側が甲府市衛生センター、右側が中巨摩地区広域事務組合衛生センターでございます。  甲府市衛生センターは、し尿及び浄化槽汚泥を衛生的かつ安全に処理するため、処理能力1日100キロリットルの施設として、平成元年3月に完成、同年4月に稼働開始し、使用期限については、地元5町、下今井町、中町、東下条町、西下条町、小曲町で構成する西下条し尿処理場撤去対策委員会と2回の延長の覚書を締結し、令和7年3月31日までとなっております。  また、し尿等の搬入量は、下水道の普及などにより稼働開始時をピークに、現在は施設の処理能力の5分の1程度、1日18.6キロリットル、約20%となっており、今後、下水道の普及に伴う更なるし尿等搬入量の減少や処理効率の低下、施設の老朽化対策など、様々な課題を抱える中で、広域化・集約化による安定的かつ効率的な事業運営や経済性の向上、資源化の取組などへの対応が求められております。  こうしたことから、本市のし尿等の効率的な処理と費用負担等を軽減するため、広域化・集約化を基本とし、圏域での持続可能な事業運営を実施していくことが必要であると判断し、これまで、峡東3市及び甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合による4市の広域化や、峡北広域行政事務組合、中巨摩地区広域事務組合との広域処理について協議・検討を行ってまいりました。  このような中、本市から排出されるし尿等の受入れについて、中巨摩地区広域事務組合や構成市町、地元自治会である乙黒自治会、極楽寺自治会との協議や説明を重ねる中で、先月の中巨摩地区広域事務組合の管理者会において、令和3年度からの搬入について御了承をいただいたところでございます。  次に、中巨摩地区広域事務組合衛生センターの施設などの概要について御説明いたします。  資料の写真にあります中巨摩地区広域事務組合衛生センターは、中央市乙黒地区内に所在しており、隣接には、山梨県動物愛護センターや山梨県畜産酪農技術センターなどがあり、南側には笛吹川が流れる場所に位置しております。  構成市町は、中央市、南アルプス市、甲斐市、昭和町となっております。  処理能力は1日85キロリットル。現在の1日当たりの搬入量は45.6キロリットルとなっており、本市分の15キロリットルを加えると60.6キロリットルとなります。  続きまして、中巨摩地区広域事務組合衛生センターへの搬入に伴う負担金の負担割合について御説明申し上げます。  現在の中巨摩地区広域事務組合衛生センターの構成市町の負担割合は、人口割90%、均等割10%となっておりますが、現行の人口割合では、人口が多い本市の場合は著しく財政負担が多額になりますことから、本市の負担割合を人口割3分の1、処理量割3分の1、均等割3分の1とすることで、御了承いただいたところであります。  なお、負担割合3分の1の根拠といたしましては、本市が加入することにより他市町の減額幅の割合も同程度となること、また、本市の搬入量が、中巨摩地区広域事務組合衛生センターの搬入量の3割弱となることなどから、この負担割合としたところでございます。  資料の経費比較を御覧ください。  現行施設の運営費に対し、中巨摩地区広域事務組合衛生センターにおける本市が負担する運営費は7,605万2,000円となり、約2,000万円の減額となります。  次に、広域連携の形態につきましては、搬入当初は私法上の事務委託とし、今後、一部事務組合へ加入や地方自治法上の事務委託について協議を行っていきたいと考えております。  また、現在、甲府市の衛生センターに配置されている職員配置などにつきましては、今後、庁内関係部局と協議を進めてまいります。  最後になりますが、処理手数料について御報告させていただきます。  本市の場合は、事業系のみ浄化槽汚泥の処理手数料を許可業者に対し徴収しておりますが、中巨摩地区広域事務組合衛生センターに搬入した場合は、受益者負担と中巨摩地区広域事務組合の手数料条例に基づき、事業系に加え、新たに家庭系のし尿及び浄化槽汚泥に対し、処理手数料が発生してまいります。  今後は、中巨摩地区広域事務組合と搬入に係ります協定書を締結するとともに、市民はもとより、搬入業者等に対しまして周知をしてまいります。  以上で報告を終わります。 24: ◯小沢(宏)委員長 以上で報告は終わりました。  この件につきまして、委員の皆様から何か御質問等はございませんでしょうか。  鈴木委員。 25: ◯鈴木委員 甲府市の衛生センターの今後については、前回の当委員会でもお伺いしたところでありますけれども、いよいよ方向性が決まったということで、新たな取組ですから、幾つかお伺いをしたいと思います。  最初に、頂いた資料ですけれども、冒頭に次期衛生センターについてと標題があるんですけれども、負担割合等があると思うんですけれども、今、中巨摩地区広域事務組合衛生センターにし尿等を搬入していくということだという説明があったんですけれども、運営管理自体も合同でされるということで次期衛生センターというふうに標題がなっているんですか。それとも、説明の中では、持っていくだけで、負担割合だけで、修繕や財産などについては、1業者さんというか、1クライアントとして持っていくということなのか、どっちなのかがちょっと不明確ですよね。次期衛生センターというと、本市が当然、中巨摩地区広域事務組合に入って関わっていくとまず思うんですけれども、その辺について、はっきりしたことを教えていただきたいなと思います。 26: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 27: ◯平岡廃棄物対策課長 標題につきまして、次期衛生センターということになっておりますけれども、こちらの運営につきましては、あくまでも現時点におきましては、し尿等の処理につきまして搬入をしていき、私法上の事務委託として処理をしていくという形になります。ですので、地方自治法でいう一部事務組合、あるいは地方自治法上でいう事務の委託というわけではなくて、あくまでも処理をしていただくということになります。  以上でございます。
    28: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 29: ◯鈴木委員 それでは、この資料自体の標題はちょっと違うのではないかと思うんで、ここは訂正を求めたいと思いますけれども、いかがですか。 30: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 31: ◯平岡廃棄物対策課長 今、鈴木委員がおっしゃられましたとおり、次期衛生センターということになりますと、組合も含めた加入ということで、かなり幅が広くなりますので、この部分につきましては、改めてまた訂正をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 32: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 33: ◯鈴木委員 ぜひよろしくお願いします。  それで、詳細について幾つか聞いていきますけれども、まず来年の3月から中巨摩地区広域事務組合衛生センターに持っていくということを取り決めたという御説明でしたが、例えば今、搬入しているというか、小曲町に自前の衛生センターがありますよね。地元対策としていろいろな協議もこれまでしてきて、搬入については地元の皆さんに御同意をしていただいていると思うのですけれども、今度はこう変わるよというお話については、当然されていると思いますけれども、された内容と承諾をしている部分について説明してください。 34: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 35: ◯平岡廃棄物対策課長 こちらの経過につきましては、中巨摩地区広域事務組合の管理者会が本年8月末にございまして、御承認をいただいたところでございます。  それ以降、地域の5町に関係する西下条し尿処理場撤去対策委員会の委員さん、あるいは自治会長さん等にお話をさせていただき、御了承をいただいたところでございます。  以上でございます。 36: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 37: ◯鈴木委員 了承をいただいたということですけれども、結構、地元対策費もここは出してきたと思うんです。その辺については、今度はなくなるわけですから、それもなくなるということで了承を得ているんでしょうか。 38: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 39: ◯平岡廃棄物対策課長 こちらの部分につきまして、地域環境整備事業費ということで、地域との間で覚書を締結してございます。その中で、今後、まだ具体的にはまだですけれども、使用期限、先ほど申しましたとおり令和6年度までございますので、その中でまた改めて地域の方と精査をしていきたいと考えております。  なお、地域環境整備につきましては、当然、当初の覚書がございますので、それに基づいて対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 40: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 41: ◯鈴木委員 その辺はそこまでにしておきますけれども、協議をしていただいて、閉鎖をするということでありますから、理由のつく解決策を求めてまいりたいと思います。要望にしたいと思っています。  今度の中巨摩地区広域事務組合衛生センターの内容についてお聞きしたいんですけれども、頂いた資料で、処理能力が日量というところで85キロリットル、令和元年の搬入量は年間の数字だと思いますけれども、これは日量にするとどのくらいなんですか。  経費比較にありますから、およそ3年間ということですから、それでいくと、日量どのくらい持っていくということになるか、計算ができていると思いますけれども、もうちょっと詳しく教えてください。 42: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 43: ◯平岡廃棄物対策課長 まず、本市分の搬入量、1日当たり15キロリットルになります。  それから、先ほど説明の中でありましたとおり、現在の搬入量は全体で45.6キロリットルとなっており、それが今、中巨摩地区広域事務組合衛生センターで処理してございます3市1町分という形になります。  具体的に申し上げますと、中央市で13キロリットル、甲斐市で8.8キロリットル、南アルプス市で18.9キロリットル、昭和町で4.8キロリットルとなっております。  以上でございます。 44: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 45: ◯鈴木委員 大体、平均でいくと、日量、甲府市の分を入れても60キロリットルぐらいになるから、十二分に余裕はあるということですね。もう少し分かりやすく資料をつくっていただけたらよかったなと思います。  それで、処理方式のところについては、また別に聞きますけれども、当然、リスク管理については検討しておられていると思うんです。小曲町にある衛生センターでも、機器等が故障した場合については、修繕に日を要する場合に、日量、今15キロリットルということでありますから、例えば中巨摩地区広域事務組合衛生センター自体が故障して持っていけないという場合について、どんな相談をされているんですか。 46: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 47: ◯平岡廃棄物対策課長 今、おっしゃられたところにつきましては、大規模修繕に関わる部分ということだと思いますけれども、その部分につきましては、今、私ども負担割合、人口割3分の1、処理量割3分の1、それから均等割3分の1という形になっておりますので、その部分の負担について、現在、中巨摩地区広域事務組合と協議をしているところでございます。  今後、その部分につきましても改めて精査をして、協定書の締結ということを考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上です。 48: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 49: ◯鈴木委員 そのときの費用負担のことを質問しているのではなくて、実際に持っていけなかったときに、受入先がないわけじゃないですか。それとも、例えば中巨摩地区広域事務組合衛生センターで貯留タンクなどがあって、そこに仮に入れられるとか、そういうことだといいですけれども、当然、大規模修繕もあるし、故障もあるわけじゃないですか。  例えば、甲府・峡東クリーンセンターの場合などは、炉は3つあります。そういうような形ですから、もし故障等で搬入ができない場合については、どういう対応をしていただけるか、その辺も協議をしていただいているということですか。 50: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 51: ◯平岡廃棄物対策課長 すみません、現在の中巨摩地区広域事務組合衛生センターの維持管理の部分について、まず御説明させていただきたいと思います。  この部分につきましては、令和6年度に竣工されまして、より長く安定的に使用できるよう、3年ごとに精密機能検査を実施し、その中で施設の改善点などを洗い出しているところでございます。  しかしながら、今、おっしゃったとおり、大規模修理が必要であって、すぐ使えないというような場合が起きようかと思います。その場合につきましては、周辺にあります三郡衛生組合や峡北広域行政事務組合、あるいは山梨県の流域下水道事務所、そういったところもまた検討していかなければならないのかなと考えております。また、中巨摩地区広域事務組合でも、そういった協定等、また私どもでも働きかけてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 52: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 53: ◯鈴木委員 ぜひリスク管理については、やはり検討をして、もし故障した場合についてはどうするんだというところは決めていただきたいと思っています。  最後に、甲府市の衛生センターの今後なんですけれども、当然、衛生センターの運営も終わるということになると思いますけれども、あそこ自体は完全に閉鎖して職員がいなくなってしまうんでしょうか。 54: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 55: ◯平岡廃棄物対策課長 現時点では、処理は令和3年3月31日まで行いますので、その後の後処理が出てきます。その部分も踏まえて、職員の配置など、関係部局と協議する中で進めてまいりたいと考えております。  なお、し尿処理につきましては、廃止の手続を年度が明けましたら対応していきたいと考えております。  以上でございます。 56: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 57: ◯鈴木委員 だから、後処理も完全に終わったあとは無人になるんでしょうかということを聞いているんです。 58: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 59: ◯平岡廃棄物対策課長 そうですね、し尿処理施設はないわけですから、それに関わる業務についての職員配置ということはございません。  以上でございます。 60: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 61: ◯鈴木委員 一切なくなるということですね。お聞きしたのは、小曲町との話合いの中で、今後どうしていくのかということについても、もう完全に閉鎖してなくなってしまうということであれば、小曲町の皆さんとの話合いの中でも、その旨を話して、しっかりした対応をしてもらいたいなというふうに思ったところです。  以上で終わります。了承します。 62: ◯小沢(宏)委員長 ほかにありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 63: ◯小沢(宏)委員長 それでは、この件につきましては終了いたします。  次に、環境部の所管事項の調査に入ります。先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  藤原委員。 64: ◯藤原委員 有価物分別作業の件については、いろいろな認識の中で行っていただいているんだと思いますが、本市ホームページ、広報こうふで、しっかり周知ができているかというと、結構、曖昧な部分があると思っています。  塵芥収集については、自治会に加入されていない方も当然、利用されていると思いますし、もっとしっかりとした周知をしてほしいと思っています。これだけ予算がついて、環境部として新型コロナウイルス感染症は危ないという認識があるということは確認できましたので、ぜひ本市議会としても全会一致でお願いしている部分もありますので、再度、収集について、どのような形で市民の方々に新型コロナウイルス感染症の件を周知しているか、教えていただきたいと思います。 65: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 66: ◯井上廃棄物対策室長 引き続き、広報こうふ、本市ホームページで掲載していくとともに、自治会加入の方々につきましては、回覧文書等で対応させていただくことも検討させていただきます。  あとは、新聞にも1回載せていただいたこともありますし、またマスコミももし利用できれば、そちらで取り上げていただくということも考えてもおります。  以上です。 67: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 68: ◯藤原委員 この件については、長い期間をかけて、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会で106項目提出したうちの1つの中のたくさん意見が出た部分でございますし、危険だから、安全だからという部分をしっかりと明記していただいて、市民の皆様に分かりやすい形で周知していただければと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  以上です。 69: ◯小沢(宏)委員長 ほかにありますか。  山田(弘)委員。 70: ◯山田(弘)委員 ごみ置場のことなんですけれども、一般的なごみ置場ではないところにも不法投棄は結構あると思うんですけれども、各町内において不法投棄というか、黙って瓦礫等を置いていくという状況が多々、ここのところ新型コロナウイルス感染症の影響で家にいらっしゃってごみが出て、自分のところの地区には置けないから、よそに出すという人もいると思うんですけれども、そんな状況への対策はどう考えておりますか。  巡回はしていると思うんですけれども、各町内の集積場についてお願いします。 71: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 72: ◯井上廃棄物対策室長 コロナ禍の不法投棄ということで、集積場に出されるもの、これについては、瓦礫の日に、瓦礫に出していけないものを出されるとか、そういうものは不適切排出ということで、不法投棄ということではないんですが、集積場以外に出されたものについては、本課におきましてもパトロール等を行いながら監視等を行っている状況でございます。  以上です。 73: ◯小沢(宏)委員長 山田(弘)委員。 74: ◯山田(弘)委員 監視をしていると言うけれども、その後の処理というか、そのものが置いてあると確認しただけで終わるんでしょうか。 75: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 76: ◯井上廃棄物対策室長 不法投棄のものが放置されていますと、そこに1回ごみを置かれますと、ここにごみを置いてもいいものだということで、次から次へと置いてしまうケースもございますので、不法投棄のものについては、すぐ回収するようにいたしております。  以上です。 77: ◯小沢(宏)委員長 山田(弘)委員。 78: ◯山田(弘)委員 ここのところ、そういう状況が増えていますが、その巡回は毎日ですか。 79: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 80: ◯井上廃棄物対策室長 パトロールにつきましては、主に不法投棄の多発地域について、これは山間部や中央自動車道の側道など、そういうところを集中して行っておるのですが、町内においても職員が回っておりますので、年間100日ぐらいは回っておりますので、そのときにそういうものを見つければ回収してくるということでございます。  以上です。 81: ◯小沢(宏)委員長 山田(弘)委員。 82: ◯山田(弘)委員 ここのところ、そういう状況の中で多いので、パトロールの回数を増やしていただいて、危険なものも置いてあるので、その辺もチェックをしながら回収をしていただきたいと思います。最近、いろいろなものが出ているところがすごく多いんですよ。これは要望としてお願いいたします。  それから、一般ごみ収集の委託業者へ、新型コロナウイルス感染症対策で行うということですけれども、それはその業者へ補助金を出すんですけれども、集めている方にしっかりどういう内容で、どういう装備をということが行き渡るようにしてもらわないと、会社で買うものなど、そういう指導をしていこうと思っていますか。 83: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 84: ◯井上廃棄物対策室長 対象の業者、これは不燃・可燃など生活系の廃棄物の収集回収業者。あとは資源物の回収業者、有価物回収の事業者、これが対象となっておりますが、これらの業者に対しましては、大体、対象者は分かっておりますので、こちらから周知をしていくということで、あと対象となる防護具につきましては、フェースシールド、マスク、収集手袋、消毒用のアルコール等が対象となっておりますので、この辺については業者に周知してまいりたいと考えております。  以上です。 85: ◯小沢(宏)委員長 山田(弘)委員。 86: ◯山田(弘)委員 分かりました。その辺のチェックもしていただきたいと思います、要望です。  それから、先ほども出ましたけれども、各自治会の有価物分別作業ですけれども、本市ホームページ等に、そういう掲載がありましたけれども、なかなか中心市街地のところの状況というと、お年寄りが多いんですよ。そうすると、本市ホームページも見られないし、回覧板も見ないというところもあるとは思うんですけれども、先日、ちょっと見たら、軍手をはめて、マスクだけという状況だったので、かなりそこまでは行き渡っていないなと思いました。  先ほどもお聞きしていましたけれども、自治会連合会に補助金等も出しているという状況ですけれども、そういう各自治会にしっかり周知が行き渡っているかどうか、その辺をちょっとお聞きしたいと思うんですけれども。 87: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 88: ◯新堀減量課長 甲府市リサイクル活動補助金については、各地区自治会連合会へ交付をしているところでございます。その交付された補助金につきましては、各地区自治会連合会の中で御判断をしていただいているところでございますけれども、各自治会に補助金が振り分けられているところもあることは承知しております。
     すべてがすべてというところではないかもしれませんが、各地区自治会連合会で判断していただけるというところでございます。  以上です。 89: ◯小沢(宏)委員長 山田(弘)委員。 90: ◯山田(弘)委員 その辺も、やはり各自治会連合会に任せるという状況ではなく、もう一度、徹底をしていただきたいなと思います。私の住んでいるところの状況でいくと、知れ渡っていないという状況があるので、その辺をもう一度、各地区自治会連合会に周知徹底をお願いしたいと思います。以上です。  それから、今まで本市の対策として、地球温暖化対策をしたと思うんですけれども、現在の状況はどうなっているんでしょうか。 91: ◯小沢(宏)委員長 石原環境保全課長。 92: ◯石原環境保全課長 現在の地球温暖化に対する取組につきましては、平成28年3月に甲府市地球温暖化対策実行計画を策定いたしまして、現在この計画の中で、地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出を抑制する対策といたしまして、6つのアクションプランを提示しました。また、地球温暖化の影響による健康被害や自然災害に備える適応策も合わせて計画の中で対策を取っていくという形で折り込んでおります。  現在、まず6つのアクションプランに基づきまして、関係部局で各取組をしていただいておりまして、環境教育ですとか、あるいは太陽光発電システムや木質ペレットストーブ等の再生可能エネルギーの普及促進、また計画的な森林整備ですとか、緑のカーテン事業、またLED照明の普及や分別回収によるごみの減量化・再資源化という形で、関係する部局がそれぞれの部署で対応しているというところになっております。  また、適応策につきましては、健康被害の予防ですとか、自然災害、また水環境・水資源、食料、自然生態系という面から、熱中症対策や防災意識の啓発というような面から、やはりこちらも各関係部局において取り組んできているような状況になっております。  引き続き、こういった取組をしていくところではありますが、こちらの計画は、先ほども申しましたとおり、現計画が平成28年3月に策定をしておりまして、おおむね5年をめどに見直しをするという形になっております。今年度がその見直しの年度になっておりまして、そういったことから、現在、取組の実施状況等を精査する中で計画を見直しまして、また新たな計画に基づきまして、引き続き温暖化対策に取り組んでいくという状況になっております。  また、今、説明させていただいたのは、計画に基づく温暖化対策ということになりますが、その他、今年度、山梨県におきまして、山梨県知事や各市町村長、県内企業、各種団体の長を構成員としました仮称ストップ温暖化やまなし会議というものを年内に発足を予定しております。いろいろな行政担当、あるいは県内企業ということで、行政と民間がパートナーシップを取れるような形で会議を発足いたしまして、二酸化炭素排出ゼロを着実に進めていきたいという内容の会議を発足する予定でありますので、こちらにも参画をする中で、本市もゼロカーボン、二酸化炭素排出ゼロの取組を併せて推進していきたいと考えております。  取組としては、以上のような形となっております。 93: ◯小沢(宏)委員長 山田(弘)委員。 94: ◯山田(弘)委員 分かりました。見直しということなので、またその見直しの内容をお知らせいただければありがたいと思います。私自身も甲府市環境審議会の委員をしておりますので、またそのときでも構いませんので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 95: ◯小沢(宏)委員長 堀委員。 96: ◯堀委員 先ほどの山田(弘)委員の質問にもちょっと関連をしてきますけれども、今、ごみの集積場にカラス対策用の防護ネット、甲府市としても補助金が出ておりますけれども、市民の方から、やはりカラス対策用の防護ネットでもカラスに荒らされたり、また猫に荒らされてしまって、かなり散らばってしまうという地域もあるということで、できれば回収箱ですね、折り畳み式のものがありますけれども、そういうものだとかなり被害が少ないのではないかということで、そういうところを検討している地域もあるそうなんですが、先日、環境部でお聞きしたら、甲府市としても許可を出している回収箱があるということで、カラス対策用の防護ネットと同じように補助の対象にしていただければという要望なんですが、そこのところはいかがでしょうか。 97: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 98: ◯井上廃棄物対策室長 今、カラスのネットと同様に、集積小屋につきましては補助対象としております。これはかかった費用の2分の1、上限が10万円ということで補助対象としております。  ただ、これは一応、集積小屋の詳細、その構造の詳細が決められていまして、広さや間口が幾つ以上などと決められていますが、その条件に合えば、その補助の適用となると思われます。  以上です。 99: ◯小沢(宏)委員長 堀委員。 100: ◯堀委員 その集積の設備のことも承知しているのですが、なかなか一度建てて、それを撤去するということはできないので、場所が確保できないというところも多くございます。  ただ、その折り畳み式の回収箱であると、ふだんは折り畳んで、ごみの回収のときだけそこに組み立てて置けば回収ができるというところで、そういうものをほかの県でも利用しているところが多いんですけれども、要はこの目的は、環境美化ということにつながっていくと思うんですけれども、もともとカラス対策用の防護ネットにしても、環境美化を目的として考えられたというところで、このごみの回収箱についても、環境美化のためにはすごく役立つと思いますし、またカラス対策用の防護ネットと同じ効果があるものだと思います。  カラス対策用の防護ネットの場合は、2年間経過しないと次の申請ができないということで、金額的には2,000円補助ということで、2,000円以上だとその半額で、上限が5,000円以内ということでありますので、回収箱であればネットよりも強さがあると思いますので、2年ではなくて、3年、4年という間隔で、5,000円とか、その金額は予算とも関係すると思いますので、検討していただいて、ぜひ今後、今、実際に希望されている地域もございますので、かといってそんなに多くの地域ではないと思います。カラス対策用の防護ネットで十分しっかり対応できているところもございますので、そういった少人数の声かもしれませんけれども、またそういうところも甲府市としてしっかり対応していただきますようにお願いしたいと思います。 101: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 102: ◯井上廃棄物対策室長 今の御提案ですが、環境美化という点では非常にいい御提案だと思います。  先ほども申しましたとおり、収集の委託業者が大体1社、1日100か所ぐらい集めているのですが、その収集のときの効率がなるべくいいように、本市でも小屋など、そういう思いついた状況をつけさせていただいているということもあります。  あと、集積場の管理は基本的に自治会になりますので、その折り畳み式のものをつくっていただく、また回収後にそれを畳んでいただくということが自治会で確かに行っていただけるということであれば、またその辺についても検討の余地があると思いますので、また考えていきたいと思います。  以上です。 103: ◯小沢(宏)委員長 堀委員。 104: ◯堀委員 ぜひまた検討していただいて、実施していただければ大変うれしく思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。  以上です。 105: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 106: ◯鈴木委員 3点のうちの、まず年度別のごみの搬入量推移についてですけれども、前回の当委員会で内容をお話しして、新堀減量課長からかなり細かく調べてもらって報告をいただいて、拝見をしました。まずお礼を申し上げます。  その中で、総体的な話をすると、甲府市環境センターのときには、年間のごみの量が総体で7万1,000トンから7万3,000トンぐらいですよね。甲府・峡東クリーンセンターになると、平成29年度、平成30年度の総量を教えていただいたんですけれども、それからいくと、7万1,000トンから7万3,000トンくらいあったのが、両年度とも、6,000トンぐらいずつ減っていますよね。それがどうしてなのかなということがお聞きした1つのきっかけであります。  それに対して、分析をしてもらった資料を頂いたんですけれども、総体的に言えば、やはり事業系がすごく減っていると思っているんです。当然、甲府市環境センターに搬入したときのごみの可燃ごみ・不燃ごみの処理と、新しくできた甲府・峡東クリーンセンターでの可燃ごみ・不燃ごみの位置づけも違っているというところから、詳細をいただいて、例えば家庭系のごみでも、粗大ごみというか、プラスチックごみは年間50トンぐらい増量しているということで、今後、増えていくだろうと。そこで減っているとか、事業系でいけば、事業系の持込みで、今までは不燃ごみで扱っていた家具やタンス等についても、今度は可燃ごみに回せるからということで、その辺の体系が変わっていることはよく分かったんですけれども、ただ、総体的にいくと、なぜ甲府・峡東クリーンセンターになって6,000トンぐらいずつ毎年減っているのかが、まだ少し分からないところもあるんですけれども、ぜひ今後とも調査をしていただきたいのと、恐らく新堀減量課長のあくまでも私見だという話をされていましたけれども、消費税が8%から10%になって、景気の低迷でごみも減っているのかもしれないという、そういうことも考えられるというお話をされていたので、できれば、今度、甲府・峡東クリーンセンターということですから、峡東3市とは、当然、協議もできるということですから、全体的な、例えば山梨市がどういう推計になっているか、その辺まで範囲を少し、詳細ではないにしても、広げていただいて、例えば山梨市、甲州市、笛吹市も甲府・峡東クリーンセンターになって、やはり同じような比率でごみの搬入量が減っているということだと、ある程度、そこで理解ができるのかなと思うので、引き続いて調査をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 107: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 108: ◯新堀減量課長 今、鈴木委員がおっしゃったように、平成29年度に甲府・峡東クリーンセンターができてから、ごみの量がかなり変わっております。また、消費税等の事由もございますし、あと景気の動向ということも注視する事柄かと思います。  鈴木委員がおっしゃいましたように、甲府・峡東クリーンセンターに搬入している市につきましては、搬入量等々、情報が提供されているような状況もございますので、今後、どの市ではどういう活動をして、どういう減量をしているかということも参考にさせていただきながら、甲府市の減量について進めていきたいと考えております。  以上です。 109: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 110: ◯鈴木委員 よろしくお願いします。プラスチックごみについては啓発活動もあるということで、ある程度、定着をしてきて、量も増えているということで感謝申し上げます。  その中で、一方でミックスペーパーについては非常に減少しているということですから、ここである程度、環境部として対策を取って、ミックスペーパーについても啓発をしていったほうが私はいいのではないかなと思っているところであります。ミックスペーパーについての現状については、どのように判断をしておられるのでしょうか。 111: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 112: ◯新堀減量課長 ミックスペーパーの回収量につきましては、年々、減少しておるという状況で把握をしております。この減少している状況につきましては、やはり個人情報なのでなかなか出しにくいですとか、あと紙をついつい可燃ごみに入れてしまうということで、ちょっと分かりづらい、分別しづらいということも伺っております。  実際に分かりづらいというところもございますし、また先ほどの個人情報ということもございますので、今後、回収量を増やしていくためには周知が必要ということもございます。あと、いろいろな方法を使いまして、分別・排出の発信をしていきたいと考えております。  今、コロナ禍ということで、なかなかごみへらし隊なども活動できない状況ではございますので、インターネットを使った情報発信ということもちょっと考えていきながら、回収量を少しでも増やしていければと考えております。  以上です。 113: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 114: ◯鈴木委員 ぜひお願いをします。  先ほど峡東3市のごみの量という話をされましたけれども、もしミックスペーパーについても増えているようなところがあれば、また参考にしていただいて、3Rということですから、啓発をしていただきたいと思っています。  次に、環境教育副読本、先ほど新しいものを頂いたんですけれども、環境教育副読本自体は、そもそも指定ごみ袋の差益について、そういうものを環境教育や地域住民に還元するためにも、そういうものに活用していくということを当局は言われていたんですけれども、現状、指定ごみ袋の差益が出ますよね。それってどれぐらいあるのか。また、それが環境教育副読本に対して活用されているのか、お伺いいたします。 115: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 116: ◯新堀減量課長 差益につきましては、収入から支出を引いたものでございますと、6,000万円程度ございます。これにつきまして、差益還元事業ということで、生ごみ処理機の購入補助金であったり、あとはしんぶんコンポストであったり、その他ごみ減量の啓発事業に使っているところでございます。  先ほどのこの環境教育副読本につきましては、ここの内容には含まれていないのですけれども、実際には今のような事業で差益還元策を行っているということでございます。  以上です。 117: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 118: ◯鈴木委員 差益が年間6,000万円ほどあるということですよね。その中でいったら、やはり予算の支出の方向とすれば、やはりその差益を市民の人たちに還元するということでは、これは学校教育にとても大切なものであったりするので、今後、予算要望していくと思うんですけれども、こういうものはやはり含んでいったほうが正しいのではないかなと私は思うんです。  環境教育副読本自体は、毎年、更新しているんですよね。そういうことであれば、なおいいのかなと思いますし、これは小学校4年生、小学校5年生に教えるというところで、学校にお渡しして児童に配っていただいているんですよね。その辺について御説明をお願いいたします。 119: ◯小沢(宏)委員長 石原環境保全課長。 120: ◯石原環境保全課長 環境教育副読本につきましては、今、御質問いただきましたとおり、毎年度更新をしておりまして、主に小学校4年生を対象に配付をしております。  今年度、配付をしたのが28校で約2,000冊ほど学校に配付をしたところです。  また、それ以外に、本市の施設等におきまして、自由に取れるような形で700冊ぐらい配置をして周知を図っています。 121: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 122: ◯鈴木委員 これは予算はどのくらいかかるんですか。 123: ◯小沢(宏)委員長 石原環境保全課長。 124: ◯石原環境保全課長 今回、作成した環境教育副読本につきましては、実際には平成31年度の予算執行額になりますが、こちらが72万6,000円になっております。 125: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 126: ◯鈴木委員 ぜひ活用していただいて、環境教育はとても大切ですし、中を見ると、前に私が頂いたのと大分変わっていて、当然、ごみの種類があったり、ごみはどういうふうに処理をしていくんだとか、食品ロスなど、私たちにできることがありますので、ぜひ今後とも続けていただきたいと思いますし、できれば先ほど言った差益については、地域に戻しますという約束で指定ごみ袋自体が有料化したわけですから、そういう位置づけのものは有効に使っていただきたいと思います。  これは以上です。  あと1点、甲府市リサイクルプラザの環境啓発の掲示板についてですけれども、昨年からお願いをしていまして、いつ頃できるのかなという話も環境部にお伺いして聞いたところ、今年度は予算がついているということですけれども、その内容についてなかなか定まらないということもお伺いしていますが、そうはいっても、年度ももう折り返しに来ているということですから、そろそろその方針は決めていただきたいと思いますし、啓発ということについては必要だという認識は私どもと同じだということですから、そろそろそれについての方向性を見いだしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 127: ◯小沢(宏)委員長 新堀減量課長。 128: ◯新堀減量課長 甲府市リサイクルプラザの施設内に、環境啓発掲示板ということで「捨てないで空き缶」という看板がございます。  リサイクル推進の意味でつくった看板でございます。鈴木委員がおっしゃったように、今、予算化をしておりますので、甲府市リサイクルプラザは環境総合教育施設や、また健康増進施設ということの位置づけもございますので、そこを踏まえながら、今後よりよい方法につきまして検討していきたいと考えております。  以上です。 129: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 130: ◯鈴木委員 「捨てないで空き缶」という大きな掲示板ですよね。当時、環境部の職員さんがいろいろな缶をつなぎ合わせて、背景と字ができるようにしてつくってくれたと思っているんです。  令和元年9月定例会の当委員会で質問したときには、それが本当にさびてしまって、芸術の森公園に置いておけば芸術作品になるような真っ茶色のものになってしまったので、そろそろ何とかしてもらえないかというお願いをしたところでありますから、だけれども予算も取ってもらったんで、それについて実現を今年度中にしていただきたいという要望をして私からの質問を終わりにします。よろしくお願いします。 131: ◯小沢(宏)委員長 それでは、金丸委員。 132: ◯金丸委員 実は私、この環境水道委員になるのが本当に十数年なくて、なぜ委員にならなかったかという理由は至って簡単で、本当にこの2つの部局は直接、市民の皆さんと接して、本当に御苦労いただいているところなので、私などが委員になっていろいろ御教示いただくのは申し訳ないと思ったというのはうそでして、皆さん、御存じのように、私は薬剤師であると同時に、環境計量の資格等もありまして、なるべく皆さんの、言うなれば環境保全等について意見を申し述べるのは申し訳ないという気持ちがありましたから避けていたんですが、昨年1年間、甲府市議会の役職をさせていただいて、これはどうしてもやはり皆さんとしっかり議論しなければいけない、質問しなければいけないという事項ができまして、今回、ぜひ環境水道委員会に入れていただきたいと会派の皆さんにお願いをして委員になったわけです。  今日、質問することは、先ほど申しましたように、言うなれば我が市内の一般的な土地に埋立てをしたごみが40年ほど前からあるということで、ちょうど今まさに、これは応援演説ではないと思いますが、この甲府市役所の周りを、政治結社というか、団体が動いていて、昨日の総務委員会でもこのことについて何か質問が出たそうでして、危機管理室の方が答えたそうでございますけれども、今年の6月22日からこれは始まったそうですけれども、これだけ連続してやはり言っているということは、恐らく何らかの当然意図があるからだろうと私は思っているわけです。  そこで、彼らが今まさに街宣車で訴えているようなことが、市民の皆さんからすると、一体これは何なんだと。本当に彼らが言っているとおりなのかという疑問が出てくると私は思っています。ですので、この問題についてやはりしっかりと甲府市議会として、分かりやすい言葉を使うと区切りをつけたほうがいいという思いから、今日質問をさせていただきたいと思っています。  そして、その質問に入る前に、実はこの問題は、私の手元に届いている資料によると、これは皆さんのところで作ってくれたんですが、平成25年に業者が埋立ごみの内容、埋まっている深さ、補助金の有無の確認のため甲府市環境センターに来られた。平成25年の9月11日から始まっている資料なんですけれども、これに先立つこと37年前の昭和51年に、上今井町769番地の私有地に甲府市が埋め立てたというところから記載があるんですけれども、これについて、今からお答えをいただく管理職の皆さんも、あるいは私も、この当時のことは全く分かる由もないと。そうした中で、今日幾つか、現在の管理職の皆さんに、私も本市議会の立場として確認をしたいことが幾つかありますので、まず順を追って質問をしていきたいと思っています。  質問する前に、これだけは確認しておきたい。この問題については、過去にこの甲府市議会においては、平成28年9月定例会の決算審査特別委員会である委員がお1人、それから、すぐ後の平成28年12月定例会の本会議で議員が質問をお1人、さらに当時の環境水道委員会で質問があり、翌年3月定例会の環境水道委員会でも質問者があったという経過も私、環境部さんから教えていただいたわけです。  こうした中にあって、今、街宣車等が、私としては非常にあれは腹立たしいんですけれども、我が市の市長の名前を呼び捨てにして、ここにいる皆さんも聞いていると思うし、今も行っていると思うので、呼び捨てにして、あたかも今の市長が意図的にそういったことをした。またその責任もあるんだというようなことを言っているのですが、私はこの問題を考えたときに、時系列で出してもらった資料によれば、樋口市長の就任前の話であって、この問題の発端は。樋口市長が就任前、正しく言えば、その埋めた昭和51年ぐらいから始まるとすれば、もう既に5代ぐらいの市長さんがこれに関わってきたと思うんですよ、名前は言いませんけれども。  そこで、私はこの件に、何で今、彼らがこんなことをしているのか。意図はどこにあるのか、当局の捉え方はどういう思いでいらっしゃるのか、まずそこからスタートしていきたいと思っています。 133: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 134: ◯井上廃棄物対策室長 この件につきましては、我々、環境部も、この団体に何回か対応してきた経過がございますが、我々が対応している段階では、その意図というものが、ちょっと今、我々では判断できていないという状況でございます。 135: ◯小沢(宏)委員長 金丸委員。 136: ◯金丸委員 本当に私も何の意図があるのか、正直言って、よく理解ができない。彼らが出した抗議糾弾書のようなものを読ませていただいたけれども、我が市がこの処理のためにお金を出したことは、これは事実ですよね。それが1億円。  彼らが言うのは、その1億円は、言うなれば無駄な費用であって、市民に大変な損害を与えているんだという言い方をするんだけれども、翻ってみて、我が市の環境行政、特にこの埋立てに対する対応については、しっかりした甲府市民有地の埋立ごみに係る支援実施要綱があった。それに基づいて支払ったと私は思っていますから、これについては、要綱に基づいて支払ったということであれば全く問題ないと思っていますけれども、その辺については、当局は担当者としてどうですか。いつものように立場で質問するから、立場で答弁してください。 137: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。 138: ◯平岡廃棄物対策課長 今、金丸委員がおっしゃいましたとおり、1億円の支出につきましては、当時、甲府市民有地の埋立ごみに係る支援実施要綱がございました。運搬処分等の上限の2分の1または5,000万円を限度額として支援をし、産業廃棄物と特別管理産業廃棄物の2本立てで1億円を支払いしているところです。  なお、これにつきましては、本要綱に基づき申請書類等を精査するとともに、現場を確認する中で適正に事務処理を行ったところでございます。  以上でございます。 139: ◯小沢(宏)委員長 金丸委員。 140: ◯金丸委員 私もそのとおりだと思います。  だけれども、ここでもう1回、聞きたいんだけれども、その甲府市民有地の埋立ごみに係る支援実施要綱に関してなんですが、普通の産業廃棄物に対する要綱と、それから、当時は分からなかったんだけれども、医療系の感染性廃棄物、特別管理産業廃棄物と言うんだそうですけれども、本来、どっちも今の話からいくと5,000万円が上限で出すということなんだけれども、当時は医療系の感染性廃棄物に対する要綱はなかったのではないですか。最初からあったんでしょうか、この辺について。お答えいただきたいと思います。 141: ◯小沢(宏)委員長 平岡廃棄物対策課長。
    142: ◯平岡廃棄物対策課長 平成18年度に甲府市民有地の埋立ごみに係る支援実施要綱を策定しまして、それ以降、平成26年度に感染性廃棄物が、今おっしゃられている当該地から出てきたということになりまして、支援要綱に追加の改正をしたところでございます。  以上でございます。 143: ◯小沢(宏)委員長 金丸委員。 144: ◯金丸委員 今のお答えだと、要は平成18年度には一般の産業廃棄物に関して要綱をつくられたと。  だけれども、感染性廃棄物に関しては、平成26年11月に追加したということでしたね。それは恐らくこの現場に関しての、先ほど私が最初に言った平成25年に建物の建設を予定している業者が平成25年9月に御相談に上がっているということで、皆さんは慌てて、分かったところで一般の普通産業廃棄物ではなくて、感染性廃棄物があるということは、どこで、どういう形で分かって、なおかつ、そのために追加しようとしたのか、当時のことは分かりますか。平成26年度のことですね。資料等がなければ、感染性廃棄物が埋められているなんてことも分からないし、今度は感染性廃棄物に何でまたそこで5,000万円を追加したのかという議論があったのか。  つまり、要綱だから議会に別に諮る必要もないわけですよね。あくまでも部局内でやればいい。その辺についてお答えができますか。 145: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 146: ◯井上廃棄物対策室長 その医療系の感染性廃棄物が実際に出た日は、ちょっと把握は今できないんですが、工事担当者が試掘をしている段階で、そういうものが出てきたという、そういう報告を受けまして、医療系の感染性廃棄物についての要綱を改正するということを検討しました。  もともとこの事業というものが、当時、甲府市が埋めたごみに対する道義的な立場ということで、この要綱をつくっておりますので、医療系の感染性廃棄物が出てきたということであれば、それに対してもまた補助をしていこうという、そういう当時の判断で要綱に付け足したと考えております。  また、これにつきましては、議会の承認などはなかったのですが、補正予算でこの5,000万円を追加しましたので、議会の御承認もいただいているという理解でございます。  以上です。 147: ◯小沢(宏)委員長 金丸委員。 148: ◯金丸委員 今の答弁については、当時、答えている人たちがいるわけではないし、確かに当時の常任委員会及び本会議では恐らく補正予算として、これが通ったということも私も分かります。  問題はですね、今から話しますけれども、40年近くもたって医療系の感染性廃棄物が出てきたからといって、感染性廃棄物に対して、一般の産業廃棄物と同じように5,000万円の上限を決めて、そしてそれが平成26年11月1日に当局が決めて、そして同じ週の11月6日から処分業者が処分を開始したと。そして、翌年の1月13日にその処理が完了したという報告もあったと。  改正を決めて、1週間もたたないうちに委託された業者が処分を始めて、そして翌年、平成27年1月13日に終了したという資料を当局からいただいていますが、そして、ここからが問題なんですよ。その土地の所有者が、その処理業者に委任した日が、何と処理の完了した日の翌日なんです。平成27年1月13日に埋立処理完了、1月14日に所有者が業者に委任。そして、なおかつ支援申請書を本市へ持って来て受け付けたのも全く同じ日の1月14日というふうに、環境部で出してくれた資料を見ていても、これはあまりにも拙速というか、あまりにも急いでいたというか、何が理由なんだろうかと。僅か本当に1か月ぐらいの間にいろいろなことがばたばたと決まってしまった。  なおかつ、支援をすることを決定した日は本市が書類を受け取った2週間後の1月28日。要綱に基づいてやれば、別に問題はないですよ。だけど、今、私が説明したとおり、ここにやはり不自然さを感じるのは、私1人ではないと思います。  ですから、この件に関して、皆さんも当時いないと思うし、私も甲府市議会にはいたけれども、この問題について分からなかった。だから、今回、過去の計4回の質問をもう1回読まさせてもらって、皆さんから資料を頂いて質問しているんだけれども、こうなると、やはり明らかに我が市が誤解を受けるというか、何らかの意図を持ってこういうことをしたとしか考えられない。だから、ああいった政治結社の皆さんがおかしいのではないかと言っているところに私はつながってくると思っている。  そこで、もう1回言うと、平成27年1月13日に埋立ごみの処理が完了したといって、逆だろうと思うんだけれども、所有者が1月14日に処理業者に処理委任して、申請書類も同じ日に甲府市環境センターに来て受け取ったと。そして、2週間後の1月28日に支援をすることを本市が決定したと。僅か本当に1か月もないうちに、正しく言えば医療系廃棄物、つまり感染性廃棄物に対しての要綱を改正したのが平成26年11月1日だから、11月1日から1月28日までの3か月で完結して、合計1億円が支出されている。  こういうことから考えたときに、これは過去の本会議で、あるいは常任委員会でやはり質問していた議員さんたちも、私の想像では恐らく同じようなことを言ったのではないのかなと思います。  そこで、もう1回、皆さんに考えてもらうために言いますけれども、ちょうど今、彼らは我が市長を呼び捨てで攻撃していますけれども、樋口市長が就任したのは実は、平成27年の1月が選挙だった。就任したのは2月2日。いいですか、もう1回言いますよ。樋口市長が就任したのは平成27年2月2日。先ほど来、私が述べてきたように、支援することを決定した日は1月28日、言うなれば、市長が替わるどさくさ紛れに、僅か1月28日から2月2日と、やはりこの6日間のどさくさの中でこういうことが行われてしまったのではないのかなと。だから、今の樋口市長に訴えたところで、知る由もないし、そして市政の継続からいったら、現市政は何て答えるかといったら、これはもう解決済の問題だと答えるしかないんですよ。  だから、私はそういうことを堂々とこの人たちに話をする必要はないのかもしれないけれども、理解させて、皆さんは現市政を追求するようだけれども、これはこういう時系列で、こうなった日ですよという説明をしてあげることが私は必要だと思っています。  そこで、今度は本市議会として、今、私が言ったようなことを考えると、当時の環境部長が議員の質問に答えて、飯田正俊さんという方だそうですが、飯田環境部長が、これはしっかり我が市の要綱にのっとってやったんだと。だから、分かりやすく言えば、この問題は適正に事務処理を行っておりますと、こういう答えを平成28年12月定例会で答えている。  だけど、私に言わせれば、確かに要綱に従って適正にやったと言っても、先ほど来ずっと言ってきたように、何だ、このためだけに、仕事が終わってから申請書類を出して、それを本市が受け取って、さらにどさくさ紛れに2週間後にはもう支援を決定している人が交代になっちゃったということを考えれば、当時の週刊誌が何か全国版で書かれたそうだけれども、甲府市は何か変ではないのかということになってしまうわけですよ。  その飯田環境部長が面白いことを言っていますね。この要綱には支援の取消し及び返還の条件は設けてありまして、支援決定申請者、あるいは支援の支給をしたものが要綱の規定に違反した場合、申請書及び計画書に虚偽の記載をした場合などに該当すると認められるときは支援の決定を取り消す、あるいは支給をした支援措置費の返還を命ずることができるという規定がありますが、この規定は合っていますか。お聞かせください。 149: ◯小沢(宏)委員長 井上廃棄物対策室長。 150: ◯井上廃棄物対策室長 当時の要綱ですが、その第13条に支援の取消及び返還という項目がございまして、そこにそのようなことが記載しております。 151: ◯小沢(宏)委員長 金丸委員。 152: ◯金丸委員 飯田環境部長が言っていることは正しいと。取消の要綱もしっかりあるということでありますから、私はこの先、この要綱の中には時効、つまりどのくらいまで有効かということは書いてないはずだから、ましてや支出してからは、まだ5年ぐらいですね。ですから、時効の期限がないのであれば、この環境水道委員会としてしっかりとこの問題を再度、調査する。もしくは、そういうことが環境水道委員会で不可能であれば、地方自治法に基づいて特別委員会を設置して、つまり百条委員会を設置して、しっかりとこの問題について精査しなければいけない状況ではないかと思っています。  ですから、もう1回言うと、今、政治結社の皆さんが市長を呼び捨てにして、盛んに責任があるんだと言っているけれども、今の市長の就任前の話ですよ。しかも、先ほど来、言ったように、当時の飯田環境部長さん等の答えから見れば、私に言わせればどこが適正にやったんだと、あとからみんなつけたようなことをして。  もう1回言いますよ。先に埋立ごみの処分をしておいて、完了してから翌日に所有者が仕事をお願いしますと処理業者に委任をしたと。そして、なおかつ本市は支援申請書を同じ日に受け取って、2週間後にはもう支援をしますよと決定しているわけですよ。  当時の定例会の答弁を見ていると、領収証は3枚ありましたと。言うなれば、それだけだと当時答えています。だから、明らかに、やはり今、私は決してこういうことがいいのかどうか分からないけれども、政治結社が街宣車で言っていることが、あながち的を外れているとは、最近、思えなくなってきた。  ですから、この問題について、私は今、この環境水道委員会で発言していますけれども、こういったことを地方自治法における百条委員会等を設置して、しっかりとやはり精査していくことが必要だと思っています。  去年やればよかったのではないかと言われてしまうと、本当に申し訳ないんですけれども、この場でないとこの意見が言えませんから、あえて今日、この問題を取り上げさせていただいたわけです。  ですから、もう1回言うと、私も立場で質問するし、皆さんも立場で答えているから、だけど、今、話したことは、この時系列は皆さんが環境部でつくってくれた時系列。それから、あとは会議録、過去計4人の方の質問をした4つの会議録、これを見ていると、今、私が言っているようなことは、これは本来やはりおかしいことだと。返還をさせることもできると当時の飯田環境部長は言っているわけだから、この問題について、これから私はこの環境水道委員会で、どうなるか分かりませんけれども、いろいろ皆さんと議論をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 153: ◯小沢(宏)委員長 今のことについて、井上廃棄物対策室長から何かございますか。  先ほど金丸委員に出された資料等に間違いないのか、もう一度、確認をしていただいたり、我々に対して説明をするような資料を作っていただけるのか。今後、先ほどおっしゃられたように、当委員会で検討するべきなのか、その辺のお考えがありましたら。  井上廃棄物対策室長。 154: ◯井上廃棄物対策室長 今、金丸委員がおっしゃったことにつきましては、平成28年度の環境水道委員会の中で質問を受けまして、それについて、そのような時系列がおかしいのではないかという質問を受けております。その辺については我々も把握をしております。  これについては、当時の担当室長が答えておりますが、これは参考ですけれども、今この団体は、この件については言ってきていないというところでございます。  今、言ってきているのは、産業廃棄物、当時の感染性廃棄物を、1回掘ったものを違うところに埋めたとか、あとは運搬するときに廃棄物と砂を一緒に混ぜて運搬したとか、量を増やしたとか、そういうことを言ってきていますので、この件につきましては、我々もその辺は確認しておりませんということでお答えしておりますので、今の時系列の件につきましては、また環境水道委員会の中でそういう議論をしていただくことは、我々も対応していきたいと考えております。  以上でございます。 155: ◯小沢(宏)委員長 金丸委員。 156: ◯金丸委員 今の井上廃棄物対策室長の答弁で了としますから、だけど、今、すごいことを言っているなと思ったのは、今、話してくれたようなことが、もし証拠でも出てきて事実だとすれば、こんなもの即、返還請求をしなければいけないなと。だから、今はまだ一応、言われているということだから、もしそれが事実だとすれば、これはもう大変な問題になってくると私は思っていますので、そこでぜひ環境部がつくって私に本年8月31日付で渡してくれた資料がありますので、これをぜひ小沢(宏)環境水道委員長の御判断で、委員の皆さんに配付することを私はお願いいたして終わります。  以上です。 157: ◯小沢(宏)委員長 資料の配付等について、今後、正副委員長で相談して、また求めることもあるかと思いますが、そのときはよろしくお願いいたします。  以上で、環境部の所管事項について調査を終了いたします。  環境部の方々にはお引取りを願います。  次に、上下水道局の所管事項の調査に入る前に、令和元年度包括外部監査結果への措置状況について報告したい旨の申出があります。  上下水道局より報告願います。  功刀上下水道局業務総室長。 158: ◯功刀業務総室長 それでは、令和元年度包括外部監査結果への措置状況について御報告させていただきます。  令和元年度に下水道事業について行われました包括外部監査の結果への措置状況について、8月末に監査委員に提出しましたので、その概要について、御報告させていただきます。  A4判で両面印刷の資料を御用意させていただきましたので、お手元の資料の様式2、令和元年度包括外部監査結果への措置状況を御覧ください。  監査テーマは、下水道事業に係る財務事務の執行及び事業の管理についてで、平成30年度事業を対象に、包括外部監査人と補助者4名により実施されました。  監査結果につきましては、事務が合規性に反している場合等で、何らかの措置が必要と認められる事項の指摘と、改善を要望するもので、何らかの対応を行うことを期待する事項の意見に区分して報告され、指摘事項は15件、意見は19件でありました。  指摘事項は、主に財産、物品管理と会計処理についてでありました。  その監査結果への措置状況としましては、令和2年8月21日時点で、措置済み19件、取組中4件、検討中10件、現状維持1件となっております。  抜粋して、納付消費税の計算誤りについて御報告させていただきます。  裏面の様式1を御覧ください。  監査委員に提出した措置状況の報告になります。表の中ほどの指摘内容を御覧ください。  指摘内容は、平成30年度の消費税額が少なくとも2,900万円過納付となっていた。これにより、会計上の雑支出及び未払金も同額過大となっている。また、平成26年度から平成29年度の消費税計算においても同様の誤りがあり、その影響額は、合計1億円を超えると見込まれる。平成26年度から平成30年度の消費税について、速やかに正しい消費税額を算定し、更正の請求を行い、消費税の還付を受ける必要があるという指摘でありました。  それに対します措置状況は、令和2年度において、専門家である公認会計士の関与の下、平成26年度から平成30年度の消費税の再計算を行い、消費税額の再算定を行っています。  なお、平成26年度分の消費税については、令和2年6月に甲府税務署に対し消費税及び地方消費税の更正の請求書の提出を行い、更正に関する決定を待っています。今後、平成27年度分以降の4か年についても、消費税額再算定の結果を踏まえ、速やかに更正の請求を行うこととなっております。  これが本年8月21日の時点ですので、先日、8月26日に、平成26年度分につきましては、甲府税務署より消費税の更正通知書、2,800万円余の消費税が還付される旨の通知書が届きましたので、今後、還付入金の手続を進めてまいります。  また、平成27年度から平成30年度の4年分につきましては、これも同じ日になるのですけれども、8月26日に甲府税務署に更正の請求書を提出したところであります。  説明は以上になりますが、監査結果の措置済み及び現状維持以外の取組中及び検討中につきましては、早い時期での措置済みとなるよう、対応してまいりたいと考えております。  以上、雑駁ではありますが、令和元年度包括外部監査結果への措置状況の御報告とさせていただきます。  以上です。 159: ◯小沢(宏)委員長 以上で報告は終わりました。この件につきまして、委員の皆様から何か御質問等はございませんか。  鈴木委員。 160: ◯鈴木委員 所管事項の調査でお聞きしようと思ったところなので、前回の環境水道委員会でも、包括外部監査を受けて、指摘事項、また意見等があったものについても、どう対応していくのですかということはお伺いしましたね。  特にその中で、甲府税務署に対しての消費税の過払いについては、本年6月の時点では調整中ということで、その辺はちょっと遅いのではないかと。また返答を待っているということで、返答を聞いてもらわないとということで、調整してもらいながら、その報告ということで、今日、結果をいただきましたので、感謝申し上げますし、また平成27年度から4年度分についても一括して請求ができるということですか。今回、入ってくるのは平成26年度分について更正請求したものですよね。平成26年度と平成27年度からの4年度分と、なぜそこで分けなければならないのか。次は平成27年度分からしているという御説明ですから、一括して返還されると考えているのか、その辺、もう少し詳しく説明してください。 161: ◯小沢(宏)委員長 功刀業務総室長。 162: ◯功刀業務総室長 なぜ平成26年度の更正請求が先だったかは、時効を迎えるときだったので、平成26年度だけ単年、先に更正請求しまして、平成27年度からの4年度分は一括して更正請求させていただきましたので、一括して返還される予定でおります。 163: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 164: ◯鈴木委員 そういう手続でいったら、例えば平成27年度以降分については、今年度中に返還がいただけるということなんですか。それとも、平成27年度以降分については、来年度になってしまうのですか。その辺はどのように考えていますか。 165: ◯小沢(宏)委員長 小澤経営企画課長。 166: ◯小澤経営企画課長 返還につきましては、甲府税務署からの決定を受けるまでは確定はできないのですけれども、おおむね3か月から6か月以内には返還される予定でございますので、年度内にはいただけると考えております。  以上です。 167: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 168: ◯鈴木委員 せっかく包括外部監査でいい指摘をしていただいたというところですから、いいというか、当たり前のことなのかもしれませんけれども、見過ごしてしまったら、その1億円余自体について、そのままスルーしてしまうということですから、ぜひとも返還していただけるということでしたら、手続はなるべく早いほうがいいということですから、その旨、御説明のとおりお願いをしたいと思っています。  包括外部監査結果の一覧表を頂きまして、意見はともかく、意見はそれについての判断もあろうかと思っています。その中で、指摘事項の中で、まだ検討中が2つありますよね。この表でいくと、財産・物品管理の5番と6番、これについてはまだ検討中ということですよね。ほかの指摘事項については、措置済みとなっているんですけれども、そのうち6番の公営企業会計移行時の資産計上処理は、企業会計になったときに、ある財産について適切に減価償却しておきなさいということだと思っているんですけれども、それについては、当然その手続について、ある程度時間を要するのは理解できます。  ただ、5番の未稼働施設の減損処理は指摘事項の中では、たしかコンポスト事業の廃止に関わる施設のことだと思っています。ここはもう稼働はしないし、国には廃止の届けをしているということですから、ここの取扱いについては、もう既に決定をしていることでありますから、5番と6番を比べたら、5番については、ある程度、処理がしやすいのではないかなと思っているんです。ですから、できれば今年度中に、それについて検討しているということであれば、措置済みの方向に持っていくべきだと私は考えていますけれども、何か困難なことがあるんでしょうか。 169: ◯小沢(宏)委員長 小澤経営企画課長。 170: ◯小澤経営企画課長 こちらにつきましては、今、鈴木委員からの御指摘のとおりで、コンポスト事業の廃止に関わる施設の未稼働処理ということになっているんですけれども、まずこちらについて、今行っているものといたしましては、実際に使える施設、使えない施設等の現況確認に時間を要しておりまして、その後、減損処理をするに当たっては、実際に建物を取壊しする費用などが必要になります。そのためには予算措置等も必要になってきます。また、多額の費用が見込まれる場合には、年次的な減損処理という形で考えておりますので、若干時間をいただいているというような現状でございます。  以上でございます。 171: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 172: ◯鈴木委員 帳簿上の残存価額は結構あるんですよね。そこで、それと見合って取り壊すには幾らかということだと思っているんです。  ただ、帳簿上の財産自体がそこにあるということになると、やはりそれに対して説明ができなければならないので、実際のところ、現状のままであっても、取り壊すにはこのぐらいかかるからというような状況説明ができるようにはしていただかないと。これについてはそこまででもいいと思うんですけれども、そのままではないと思うんで、その辺を見合ってしていただければありがたいと思うんですけれども、いかがでしょう。 173: ◯小沢(宏)委員長 功刀業務総室長。 174: ◯功刀業務総室長 帳簿価額については、指摘事項の中では1億7,000万円とありますし、あと、今度それを会計上で言うと、取り壊わさなければ駄目だというふうに言われてしまっているんです。では、取り壊すのに幾らかということも把握しなければならないですし、ですから、そこを全部合わせて、使えるもの、使えないもの、用途を移行するもの等を精査していかなければならないので、今後の予算措置等もありますので、どこまで調べられるかですけれども、形はつけていきたいとは思っていますので、今年度中に御報告できるかわかりませんけれども、しっかりしていきたいとは思います。 175: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 176: ◯鈴木委員 ぜひその旨、実際のところについては、状況についても分かっておりますけれども、ただ、このまま指摘もされて、これだけについての財産的な価値があること自体はいただけないので、実際そうなんだけれども、これを取り壊すにはこのぐらいになってマイナスになりますということがある程度、それについては状況報告というか、そこまでの調査がしてあればいいかなと思っていますので、ぜひ今年度中でよろしくお願いします。  以上です。 177: ◯小沢(宏)委員長 ほかにありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 178: ◯小沢(宏)委員長 それでは、この件につきましては終了いたします。  ここで暫時休憩をいたします。  再開は午後1時といたしますので、よろしくお願いいたします。
                   午前11時56分 休 憩    ──────────────────・──────────────────                午後 零時59分 再開議 179: ◯小沢(宏)委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  荒川ダムの事前放流への対応について報告したい旨の申出がありますので、報告願います。  小林上下水道局工務総室長。 180: ◯小林工務総室長 それでは、荒川ダムの事前放流への対応について、報告をさせていただきます。  本日の報告につきましては、既に報道等で御存じのことと存じますが、今年の出水期から全国で統一的に行うことになりました既存ダムの事前放流に関しまして、本年9月2日に荒川ダム管理事務所から、事前放流に備えた試験放流を行う旨の連絡がございました。平常時とは異なる操作による初めての放流となりますので、河川水質が変化する可能性が高く、その対応が求められますので、事前に当委員会へ報告をさせていただくものでございます。  それでは、御用意させていただきました資料の1を御覧ください。  初めに、既存ダムの事前放流の概要について、簡単に御説明いたします。  政府は、近年の相次ぐ豪雨による河川洪水災害を受けまして、昨年12月に既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針を決定いたしました。  この基本方針では、緊急時において利水ダムを含めたすべての既存ダムの有効貯水容量を洪水調節に最大限活用するため、一級河川水系ごとに、河川管理者である国土交通省と全てのダム管理者及び関係利水者との間において、令和2年5月までに事前放流の実施方針を定めた治水協定を締結し、統一的な運用を令和2年の出水期、洪水が起きやすい時期から開始することとしたものです。  次に、荒川ダムにおける事前放流の実施内容について御説明いたします。  まず、1の荒川ダムの緒元について確認させていただきます。  荒川ダムの総有効容量は860万立方メートルとなります。御存じのとおり、荒川ダムは多目的ダムであり、治水機能と利水機能を備えておりまして、治水容量が530万立方メートル、利水容量が330万立方メートルとなっております。例年、洪水期に当たる7月から9月にかけましては、治水分の530万立方メートルを放流し、夏季制限水位まで水位を下げており、貯水量は利水分の330万立方メートルとなっております。  今回の事前放流は、この利水容量に対しての放流となります。  続いて、2の事前放流の実施内容について御説明いたします。  事前放流の実施判断は、降雨が予想される3日前から行い、国土交通省が提示する予測降雨量が、荒川ダムの基準降雨量350ミリメートル以上となる場合に事前放流を実施することとしております。  そして、治水協定におきまして、荒川ダムの洪水調整可能容量、最大放流量は259万立方メートルと位置づけられており、事前放流はこの範囲において実施するものとしており、実際の目標とする放流量は、荒川ダム管理者が定める実施要領におきまして、最大132万立方メートルとしております。  次に、今回の試験放流の実施について報告をいたします。  当初、日時につきましては、記載にございますとおり令和2年9月10日木曜日の午前8時30分から午後5時までという内容で山梨県から連絡を受けておりましたが、昨日、試験放流を延期する旨の連絡がございました。実施日は今のところ未定となっております。  実施の内容として、放流開始時間は午後1時となります。放流時間は、下流治水基準点であります金石橋に放流水が到達後30分経過するまでの時間としております。また、放流量は毎秒10立方メートルで行われます。  最後に、今回の試験放流による水道事業への影響と対策について報告いたします。  事前放流は、通常の放流ゲートとは異なる最下段のゲートから放流を行うため、濁りや臭いなど、下流域の水質に影響が生じる可能性がございます。  このため、試験放流当日は、平瀬浄水場において河川水質の状況を随時把握しながら、適切に取水制御を行うとともに、水質管理の強化を図りながら最適な浄水作業を行ってまいりたいと考えております。  資料2を御覧ください。  こちらの図を使いまして補足して御説明いたします。  こちらの図は、山梨県から提供されました荒川ダムの放流設備の概略図になります。シリンダーゲートというものがございますが、平常時はこのシリンダーゲートの上段部が水位に追随して上下をしてゲート上部から放流しております。しかし、事前放流につきましては、シリンダーゲートの最下段から放流することになります。  お分かりのとおり、ダムの底からの放流になりますので、ダム底の土砂等を巻き上げて放流される可能性がございます。したがいまして、河川下流域での水質の悪化が懸念されるという状況でございますので、平瀬浄水場を中心に万全を期して対応してまいりたいと考えております。  以上、荒川ダムの事前放流への対応についての御報告とさせていただきます。 181: ◯小沢(宏)委員長 以上で報告は終わりました。この件につきまして、委員の皆様から何か御質問等はございませんか。  鈴木委員。 182: ◯鈴木委員 今、御説明を伺いました。まず、総合的なお話をすると、昨年の台風等で全国のダムの中には限界水位に達しており、その間、その河川では氾濫、洪水もしているんだけれども、ダムの維持管理のために緊急放水をしなければならないというような事例があって、その後、国土交通省で台風等による降雨量を勘案して、その場合の下限の水位自体についても、かなり下げるという話もお伺いしましたし、昨年の令和元年東日本台風(台風19号)でも、荒川ダムについても、もしかすれば緊急放流をするかもしれないというような話もあったのは記憶にあるところでありますし、そのためには、事前に減水をして備えるということについてやぶさかではないと私は考えています。  ただし、今回、その試験放流をするのに、かなり下から出水をするということになると、今、小林工務総室長から懸念があると言われたことはもっともだと思うんです。特にダムの泥や砂自体については、雨畑ダムのように、あれは利水用のダムかもしれませんけれども、しゅんせつすれば、いずれにしても産業廃棄物扱いということですから、そこまでのものを全部流すことは非常に心配だなと思っています。  その中で、全国的に有名になった報道であれば、黒部川のダムの維持管理のために、下から排砂して砂を放出するということがずっと続きまして、2つのダムがあって、これは連続して開放して、当時の報道でも川一面に濁流が流れて、それが海まで続いて、海が真っ茶色になったと。御存じの方もこの中にいらっしゃると思うんですけれども、その後、裁判になって、漁業補償をもらったり、和解になった例があるということなんです。  ただし、それ自体が全く間違っているということではなくて、その後、毎年、放流をしているんですけれども、やはり人間、知恵があるということで、その後、下から放流するということに対して、どういう形でそれが軽減できるかということで黒部川出し平ダム宇奈月ダム連続排砂のガイドライン(案)をつくって、下から当然、泥自体も排出するんだけれども、それと同時に、また上からも出水して、ある程度、川には泥が堆積しないようにというようにしているようなんです。そういうものがなくて、今、急に下から出しますよということは、やはりいかがなものかなと思っているところなんですよ。  当然、環境水道委員会ですから、水道局への影響もありますけれども、本来であれば環境部さんにも来ていただきたいというくらいの案件だと思っています。環境部でも水質調査を月2回継続的に行っているわけですから、それについての影響もあるのかもしれない。調査もしてもらいたいというところもありますし、それ以外にも、例えば観光に対するかなりの、水道局で取水口から中の汚泥が入ってしまったら、当然、濁り水のダクトばかりではなくて、有機物が腐敗したものが入ってくるということじゃないですか。言い換えれば、有機物の腐敗したものというと、浄化センターの汚泥のようなイメージをどうしてもするんですけれども、そういうものが入ってきたら困るということを言っているわけですから、観光や漁協などに対する影響もかなり多いのではないかなと思うんです。  ただ、駄目ではなくて、私とすれば中の泥をサンプルで取ってもらって、それがまずどういうものかと。放流した場合に、それが何%ぐらい混じってくるんだと。そういうことについての、先ほど黒部川のガイドラインのようなものを説明したんですけれども、そういうものをあらかじめつくって、安心して放流することがまず第一条件だと思うんですけれども、そういうものは全く示されていないということでしょうか。 183: ◯小沢(宏)委員長 小林工務総室長。 184: ◯小林工務総室長 荒川ダム管理事務所からは、本年5月の段階で、基になる協定書の締結をということでお話をいただいた段階では、それ以降、その後に関連する実施容量ですとか、運営マニュアルのようなものを山梨県がつくって、その説明を受けた中では、水道事業者とすれば、その利水分、水道に使う水の部分が放流されてしまうわけですので、1つは量と、あとは水質ですね、この部分についてやはり確認をしなければならないということで、荒川ダム管理事務所にも話を伺ったんですが、量に関しては、先ほど説明しましたとおり、放流されたあと残る量については、その後、水道事業にリスクが及ばないような配慮がされているもので理解はしたんですけれども、水質についてとか、今の鈴木委員からありました、どういう形で放流という細かい説明、もちろん事前にマニュアルがあって、これで行っていきますというようなものは一切説明というものはございませんでした。  実際に、本年9月2日の約1週間後に試験放流をするということを我々としても聞いた段階で、山梨県からその辺の詳しい状況、水質の状況も知らされていないものですから、独自に採水をして調べて、この数日間で、そこを山梨県とそれ以上、協議する時間自体がありませんでしたので、安全な水道水を確保するためにできる最善の策をこの数日間取ってきたというような状況です。特に山梨県にはマニュアルなどはございません。 185: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 186: ◯鈴木委員 やはりそういうものを要望していくのが、水道事業管理者として、また甲府市として正式に要望していく。それに対してお互いに検討していくと。  例えば、本当に満水になってしまってダムが崩壊してしまうという場合については生命や財産の危険ということですから、そのための準備、事前に試験放流をしたりということであれば、ある程度、その辺の、何回も言うけれども、黒部川の場合には、かなりそこは裁判にもなる中で、ガイドラインをつくって、富山県黒部市の黒部川なんですけれども、水道はどうなっているんだろうなと思ってちょっと調べてみたら、水道はそこから取水してないんですよ。全部地下水なんです。ですから、やはりそれからすると、荒川ダムの場合には、もう直下に平瀬浄水場があるわけですから、ある程度、その辺についての十分な協議をして、当然、荒川ダム管理事務所にも御理解をいただかなければならないというふうには思うんです。  影響はかなり広範囲になってまいりますし、少し前の話をさせていただきますけれども、東日本大震災の福島第一原発事故のときに、風評被害になったらいけないということで、私もその点については、実は触れてはいなかったんですけれども、実際のところ、当時甲府の水道水からも基準値をずっと下回った微量な数値でありますけれども、放射性物質が検出され、またそれが毎日、新聞や甲府市水道局ホームページに出ていましたよね。  どうなんだろうということで、当時、水道局でいろいろなお話をして、荒川ダムの数値が出ているけれども、昭和の水源は出てないけれども大丈夫なのという話からお伺いしたら、そもそも昭和町は地下水を汲み上げているから、土壌自体がフィルターになっているから検出はされないと。荒川ダムは、当時、東日本大震災の福島第一原発事故で飛散して、金峰山が多かったという報道があったんですけれども、沢の水がだんだん流れてきて、それを使っている、川の水を使っているから平瀬浄水場は放射性物質が出る可能性があるという話をされたんですよ。  今、特に富士山もそうですけれども、今だって山のキノコ自体が食べられないじゃないですか。そうなってくると、当時もダムにはどのくらいたまっているんだろうと実は思ったんです。  当然、セシウムについては非常に比重が重いから、下にたまってくると。半減期は100年。その後、注目をしていきましたら、いろいろ調べてみるとたくさん出てくるんですよ。国の研究機関で国立環境研究所が2015年にダム湖における放射性セシウムの挙動というような形で調査をしています。福島第一原発から恐らく50キロメートルぐらいにあるところのダムだと思いますけれども、そこにはやはりかなり堆積をしているんだけれども、比重が重いからダムの底にとどまってしまって、その後、上に堆積をしていくから、水質にも影響がなく、安定的に蓄積をされてブロックしていると。半減期は100年だけれども、ダムの寿命も100年だから、そこで封じ込めができるのでいいのではないかと、そういう例もある。  環境省についても、放射性物質で降下、着低したセシウムの環境中への移行ということで、ダムの中にたまりますよと、こう書いてあるわけです。  甲府市では、先ほどもお話をしたとおり、水道水にも微量に入っていましたし、大津町の終末処理場でも、当時、焼却汚泥の中に放射性物質が入っているということで、その灰自体もまだ保管をしているでしょう。保管をしていて濃度が高いから、今ある焼却灰についてはないから、混ぜて基準値を下げて排出をしているとお伺いしているんですけれども、そういうことも懸念されるのであれば、堆積汚泥も放出するということで、その辺も含めて、そういうものがなければ、要は安全なマニュアルや運営基準をつくってもらうためには、いろいろそういうような心配をされているところを払拭していかなければならないと思うんです。  幾つかそういった問題がありますから、そういうものを調査しながら、また影響がこういうことであって、試験放流の場合でも出ないという確認をぜひしてから試験放流をしていただきたいと私は考えているんですけれども、そういう要望を、できれば水道局を通じて山梨県に要望をしていただければありがたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 187: ◯小沢(宏)委員長 小林工務総室長。 188: ◯小林工務総室長 今回、放流地点のゲートあたりの水を採水しまして調べたところ、通常の浄水工程では基準に値するような水質が確保できないということは確認されました。  今回、急な試験放流に対しても、そうなると取水を一定時間止めなければならないという事態も想定をされます。それに対して、通常の水運用を変更するような措置も必要になるということが分かりました。そうした事実を踏まえて、幸いにも明日の試験放流が延期となりましたので、今後、山梨県に対して、その事実を伝えつつ、放流自体に我々としても反対するものではございませんので、要は水道水の安全を確保する面から、放流の方法、手法を何とか影響が出ないような方法に見直してもらえるように山梨県に要望をしていきたいと考えております。  以上です。 189: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 190: ◯鈴木委員 ぜひ懸念されているところについては、このままいきなり放流をしてしまうと、そういう不安が先に出てしまうと思うんです。それを払拭していったりするのが、先人の方たちがやったような黒部川のガイドライン、今はそれで毎年の放流をしているようですから、そこのところはやはり山梨県としても、またそれを水利で利用する権利を持っている甲府市水道局としても、責任を負っていかなければいけないのかなと思うんです。  今、言った話だと、令和2年9月2日に言われて、令和2年9月10日に試験放流だよという話ですけれども、恐らくその辺についての認識が山梨県もやはりなかったと思うんですけれども、その辺を分かっていただければ、安心して放流してもらえるような、市民・県民のために、安全対策のためにも行うということですから、お願いをしたいなと思っています。  ちなみに、雨畑ダムの話を若干しますと、早川町には趣味もあって年三、四回行くんですけれども、ここ数年、早川町の川自体は1年中濁っています。今までは清流で透明度があってすごくきれいだったんだけれども、ずっと濁っている。  それは大雨があったときって、放流をするのではないんだけれども、要するに泥自体が川底にかなりあるんで、巻き上げてしまって、白く濁っていたりしますから、その辺の泥も一緒に出てしまうということですから、ぜひ慎重に、安心ができるような形で試験放流をしていただけるように要望していただきたいと思っています。  9月10日は延期になったけれども、その後、どうなるか分からないということですから、早急に取り上げてもらって、そういうまず窓口をつくってやりましょうと言っていただけるのがいいのかなと思っていますけれども、その辺はいかがでしょうか。 191: ◯小沢(宏)委員長 小林工務総室長。 192: ◯小林工務総室長 現時点で、今回、試験放流が延期になった理由自体が、山梨県の荒川ダム管理事務所の説明ですと、川底のゲートの故障、不具合というような話も聞いているんですけれども、故障であれば、修繕という話も含めて、改修によってもし今回のような状況が回避できるような改善ができるのであれば、そこも含めて早急に、荒川ダム管理事務所に連絡を取って、協議をしましょうということで一報を入れていきたいと考えております。 193: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 194: ◯鈴木委員 決して私も反対をしているわけではないわけですから、お願いしたいと思いますし、今御説明では、逆にゲートが壊れてしまったという説明であれば、これから台風シーズンがあって、大雨があってダムが満水になったときでも、なかなか放流できないということなんでしょう。それはそれでまた問題もあると思うし、漏斗型の取水口だと思いますけれども、故障箇所によっては、全部水を抜かなければ駄目ということもあるのかもしれませんよね。内部側からできるのか、外部側からできるのかも分からないというようなことですから、それはそれでまた問題になってきますけれども、取りあえずそれは別に置いて、今は流れた水の影響ということですから、影響に対する管理マニュアルをつくっていただきたいという要望をしていただけるということですから、ぜひともよろしくお願いを申し上げます。  以上です。 195: ◯小沢(宏)委員長 ほかにありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 196: ◯小沢(宏)委員長 それでは、この件につきましては終了いたします。  次に、上下水道局の所管事項の調査に入ります。先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  藤原委員。 197: ◯藤原委員 お願いします。  まず、1つ目ですけれども、今定例会本会議でも質問させていただいた土地に関することでお願いします。  まず、下水道の布設工事の進捗状況を1度、確認をさせていただきたいと思います。  その上で、リニア駅周辺の市街化調整区域の中で、下水道工事をするために市街化区域の方々からもらった都市計画税が7割ぐらい入っていると思うんですけれども、下水道を広げるために、都市計画税を支払っている住民と、払っていないところに対しての負担割合が釣り合わないと思うんですけれども、それについてお伺いしたいと思います。 198: ◯小沢(宏)委員長 貴家下水道管理室長。 199: ◯貴家下水道管理室長 まず、現在の下水道の整備の進捗状況ということになりますけれども、計画的な整備としましては、平成30年度までに東部地域の市街化調整区域の整備を完了しまして、現在につきましては、北部地域の積翠寺処理分区、下積翠寺町、並びに古府中町の整備を随時行っております。  また、中道地区においても計画的な整備を進めているところでございます。  以上です。 200: ◯小沢(宏)委員長 小林工務総室長。 201: ◯小林工務総室長 市街化調整区域におきます下水道の整備に関しましては、今、藤原委員さんからございました市街化調整区域との都市計画税の違いというものがあることは当然承知はしておりますけれども、下水道事業としましては、その辺については、東部地域の整備に入ったときもそうだったんですけれども、その辺も当然考慮しつつ、当然、下水道を整備するに当たっては、受益者に負担を求めるということになりますので、我々としてはそういうところで都市計画税も含めて、今後、また新たな市街化調整区域の中に入るときには検討をする必要はあると考えております。  以上です。 202: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 203: ◯藤原委員 考慮をしていくということで、もともとこの都市計画税が7割ぐらい入れながらずっと整備をしていたと思うんですけれども、これから、今定例会本会議での答弁でもあったように、市街化調整区域の高室町も下水道を通すんだと。高室町も3分の1くらい下水道が通っていると思います。  これから、またリニア中央新幹線が通るところも市街化調整区域ですし、よりしっかりした説明が求められると思っています。  特にこの下水道整備に当たって、今後、まだ都市計画税を7割ぐらい使っていくのか、違う税金で対応するのか、都市計画税を見える形にしていかないといけないから、こういうふうになっているんだと思うんですけれども、市街化調整区域の方々が納付した税金を市街化調整区域で使うんだという、ここの明確なところをもう一度、説明をいただければと思います。 204: ◯小沢(宏)委員長 功刀業務総室長。 205: ◯功刀業務総室長 大変申し訳ないんですけれども、都市計画税の何割かということは、上下水道局の所管ではないというか、上下水道事業ではなくて、企画部の財政課で決めて何割ということになりますので、上下水道局では答弁しかねることですので御了承いただきたいと思います。 206: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 207: ◯藤原委員 分かりました。しかしながら、いただいていることは事実ですよね、はっきり言って。そこがなかなか明確にできず、入ってきたから使っているとなると、なおさらどうして使っているんだという話になりますので、それはまた財政課とも話をしてみますけれども、いずれにせよ、払っている人たちにとっては、何でほかの地域のために高い税金を払って、市街化調整区域のところに税金を払わなければならないということは出てくると思いますので、ある程度、説明ができるような状態にしておいていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 208: ◯小沢(宏)委員長 小澤経営企画課長。 209: ◯小澤経営企画課長 下水道事業といたしましては、一般会計からの繰入金という形で繰り入れております。令和元年度決算といたしましては、35億円ほど繰り入れているんですが、そのうち市街化調整区域分は、公共下水道分について、約28億円を繰り入れているということになっております。  以上でございます。 210: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 211: ◯藤原委員 分かりました。このくらいにしたいと思いますけれども、いずれにせよ、都市計画税が使われているということを認識しながら行っていただきたいし、特に払っていただいている方にはしっかり説明していただけるようにしてほしいと思いますので、よろしくお願いします。  もう1点、私たちの会派で今年の7月末なんですけれども、上下水道局に視察させていただいたときに頂いた資料が、水質基準項目71項目というところで、何か質問できないかと思っていろいろ調べていったところ、アルミニウムの濃度について、今回ちょっとお伺いしたいと思います。  アルミニウムを使いながら、汚い水をきれいにして、飲めるような水にしていきますという話を聞きました。しかし、そのアルミニウムを、人間が多く蓄積することによって、アルツハイマー病になってしまうような事例が結構書かれておりまして、特にヨーロッパでは、いろいろな地域でそういったものが、特にノルウェー王国やフランス共和国、またイギリスなどでも、基準値の何倍ものものが出て、健康上の影響などが懸念されるのではないかということが出ています。  まず、本市が使っているアルミニウム、水質基準を1リットル当たり0.2マイクログラムのアルミニウム以下にしなければならないというところですけれども、どのくらいの割合で検査をして、入ってくる水、出てくる水で、どのくらいこのアルミニウムの濃度が違うかや、どのくらいのアルミニウムの影響があるか。基本的にはこれはきれいにするために使っているものだと思うんですけれども、それが、悪影響というか、人間に対する害があることも知っていて使っているのか、そういった研究はしているのかということもお伺いしたいです。 212: ◯小沢(宏)委員長 石川浄水課長。
    213: ◯石川浄水課長 まず、検査についてですが、月1回の検査を原水、それから処理工程の水、それと給水5箇所で行っております。  ほかに自主的に週1回、場内の水をサンプリングして検査をしております。  1リットル当たり0.2ミリグラムという基準値があるんですが、どこの水を見ましても、0.02ミリグラム以下、あるいは0.01ミリグラム未満、最低基準値と言うのですが、それ未満の値という状況になっております。  以上です。 214: ◯小沢(宏)委員長 藤原委員。 215: ◯藤原委員 まず、甲府市は今までのとおり飲んでもらっても大丈夫な基準で行っているということの理解でよろしいですね。  私もいろいろ論文などを見させていただいて、本当にこんなことがあるんだなと思った部分と、あとは公益社団法人日本水道協会ですとか、いろいろな水質データを取っているけれども、あまり明確なデータが示されていないので、根拠としては、アルミニウムを取り過ぎることによってアルツハイマー病が起こるんだという事例に関しては、いろいろ研究も出ていましたんで、ちょっとその辺が気になって見てみました。  例えば、これ、1リットル当たり0.1ミリグラムが0.2ミリグラムになることによって、相対危険度がやはり2倍になってしまうというような危険事例が出てきたり、ただ簡易水道であったり、また普通の水で、またちょっと法律が違うものがあったり、少し心配な要素がありました。  あと、これは滋賀県の琵琶湖の事例ですけれども、夏になると特に皆さんに飲んでもらう飲み水のアルミニウム濃度が高くなってしまうという事例が出ていました。入ってくるほうの取水量はほとんど変わらないんだけれども、夏にプランクトンの発生であったり、アルミニウムの融解度の関係で、夏に増えてしまう。特にまた甲府市は猛暑地でもあるので、そういったところも注視しながら見ていただいて、本当にこのアルミニウムがあまり検出されていないということであれば安全なんですけれども、ほかにもいろいろ危険物質等、水質調査項目がありますので、また私も注視していきながら見ていきたいと思いますし、ぜひ鋭意、取り組んでいただければと思いまして、質問させていただきました。  以上です。終わります。 216: ◯小沢(宏)委員長 ほかにありますか。  金丸委員。 217: ◯金丸委員 上下水道局に1つ要望をしたいと思います。  先ほど荒川ダムについての山梨県との問題も議論されておりましたけれども、荒川ダムは山梨県の管理下にありますから、私どもの甲府市の行政として言うことはできないと思います。しかし地元の人たちを中心とする団体から、昨年度、市長と当時の議長宛てに、甲府市民の「命の水ガメ・荒川ダムを守る」ための陳情書が出されておりますので、やはり市民要望だから、できる範囲のお応えをしていただければありがたいと強く要望いたしますが、何か御意見があれば、お答えいただきたいと思います。  以上です。 218: ◯小沢(宏)委員長 望月水道管理室長。 219: ◯望月水道管理室長 上下水道局といたしましては、荒川ダム周辺は水源保全地域ということになっておりますので、そういう観点で、最近、環境水道委員会の皆様方にはクリーン作戦等の御案内をさせていただきましたけれども、そういうところの美化活動等を積極的に進めて、今後もその水源地域の環境保全に努めていくということに徹していきたいと思っております。  以上でございます。 220: ◯小沢(宏)委員長 ほかにありますか。  鈴木委員。 221: ◯鈴木委員 1点だけ。実は甲府市議会で、市民と議会の交流会を開催した中で、水に対する要望がかなりありまして、当然、甲府市の水道水、名水百選にも入っているということで、いい管理をしているなと思っているんですが、子どもたちにも教えているというふうに思っていますし、水辺をきれいにとか、その辺は上下水道局ばかりではなくて、環境部さんにもお願いをするところなんですけれども、先ほど環境部で環境教育副読本を作って、どんな啓発をしているんですかという質問をしましたよね。恐らくお聞きになっていると思うんですけれども、特に小学校4年生に配付して、この環境教育副読本を活用して環境教育に寄与しているというお話をされて、結構立派なものなんですけれども、その予算額自体についても金額的には72万円ぐらいというお話をされていました。  そこで、ぜひ上下水道局でも、啓発はしていると思うんですけれども、環境教育副読本とか、市民要望でそういう啓発もあったということですから、こういうものをぜひ御用意いただいて活用するのがいいのかなと。  特にイベントとすれば、今年は中止になってしまいましたけれども、水源林植樹の集いとクリーン作戦等がありますから、そういうところにも来ていただくように通じると思います。  甲府市上下水道局のホームページを見ますと、すいてき君というキャラクターがいて、そんなに大したものではないけれども、水道水はこうなるんだよと。工業用水はこうなんだよということもあるんですけれども、ぜひこういうものについても参考にして、やはり学校教育に役立つようなものを作って配布していただきたいと思うんです。  また、これについては検討していただければいいと思っていますし、せっかく次の12月定例会に質問を予定していますから、そのときに聞こうかなとも思ってはいるんですけれども、いい話だと私は思うんですけれども、検討の余地はあるんでしょうか。 222: ◯小沢(宏)委員長 小澤経営企画課長。 223: ◯小澤経営企画課長 今、鈴木委員からも御意見いただきましたとおり、甲府市上下水道局では、水源から最終的に処理して流れるところまでの甲府の水道・下水道というパンフレットをA4判で作っております。また、紹介がありましたとおり、甲府市上下水道局のホームページ上でもすいてきくんを使った子ども向けのキッズページという形で作っております。  今のところ副読本という形でお配りしているようなものはございませんので、今後につきましては、副読本の作成について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 224: ◯小沢(宏)委員長 鈴木委員。 225: ◯鈴木委員 また環境部にもお聞きをする中で、まず水源林を守ると。自分たちが自ら、すいてきくんのキッズページにあるように、汚さないとか、そういうところ自体についてはとてもいい取組だと思いますし、せっかくそういう市民からの要望もあって、それが反映できるのであればいいなと思いますから、今から来年度の予算が恐らく検討されると思うので、ぜひ頭に入れていただけるとありがたいと思います。よろしくお願いします。  終わりです。 226: ◯小沢(宏)委員長 深沢委員。 227: ◯深沢委員 お願いします。  甲府市浄化センターの関係で、新型コロナウイルスの下水の調査について伺います。  なかなか新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中で、下水の調査によって予兆をつかむ、また対策に備える研究が全国で行われていると思います。  そうした中、山梨大学と北海道大学の共同チームが本年6月に山梨県内で採取された下水から新型コロナウイルスの検出に成功して、今後の市中感染の広がりの予測などに期待ができるという報道がありました。  そこでお伺いしますが、本市としてこの研究へどのような関わりをしているのか。そして、また本市として、独自の新型コロナウイルスに関する下水調査のような研究を行っているのか、2点お伺いします。 228: ◯小沢(宏)委員長 石原浄化センター課長。 229: ◯石原浄化センター課長 新型コロナウイルスにつきましては、有症状・無症状にかかわらず、感染者の便から排出されるということは海外からも報告されておりまして、下水中の新型コロナウイルスを調査して、定期的にモニタリングしていくということは、その地域の安全状況を把握するという、今おっしゃったとおり、そんな研究がされております。  山梨大学の原本英司教授は、公益社団法人日本水環境学会の中でこういった研究をしていくというタスクフォースの構成員にもなっておりまして、山梨大学から甲府市浄化センターに依頼がありまして、そういった研究をするために、週に1回、甲府市浄化センターに流れてくる下水の流入水、それから二次処理水、放流水について資料提供の依頼がございました。  このたび、本年6月に新聞報道がありましたけれども、山梨大学と北海道大学の共同によりまして、12種類の測定法によりまして試みたところ、甲府市浄化センターの二次処理水は反応槽の活性汚泥の中で微生物処理した後の汚泥と水に分かれた、それを消毒して笛吹川に放流する水のことですけれども、その部分で新型コロナウイルスのRNAを検出したということがございました。  二次汚水から出たことは初めてのことで、その前には富山県立大学と金沢大学の研究では流入水から出たというような報告もございましたけれども、流水から出たということは初めてでございます。  この結果で報道発表や論文ということをするということがありましたけれども、報道発表するに当たって、市民にも不安や誤解を与えないようにということで申入れをしたところでございます。  公開された論文の中では、検出された新型コロナウイルスのRNAが感染力を有しているかどうかは不明であることや河川には塩素消毒をしてから放流しているなど、記載がされたところであります。  そして、この研究は測定法が、先ほど言いました12種類の中でやっと検出ができるという研究段階のものですので、まだ甲府市浄化センターで水質の担当がこれを顕微鏡で見てはかるという段階ではございませんので、こういった研究への協力ということで、今後、続けて資料提供をしていく中で、そういった研究が科学的根拠に基づいて正確な測定や検出方法ができたときには、市民にも情報発信がしていける次第になるのではないかなと考えておりますので、今後も協力をしていきたいと思っております。  以上です。 230: ◯小沢(宏)委員長 深沢委員。 231: ◯深沢委員 今、本市としては、資料提供しながら、山梨大学、山梨県も関わりながら行っているということも聞いておりますが、ちょっと調べましたら、6月20日に山梨県と共同チームが発表した研究内容の中で、2か月半が経過しているわけですけれども、当時は大変大きなニュースで、今後、大変期待ができるということだったんですが、その後、あまり聞かなくなったという中で、検体もなかなか出てこないということ、研究がなかなか進んでいないという今のお話の中で、今後、取組状況とすれば、研究に協力をしているので、もちろん研究内容に含め、資料を頂きながら、、安全に情報が得られれば、市民・県民に公表をしてもらうということはもちろん間違いないというお話でよろしいですよね。  そんな中で、やはり全国でも、今もありましたように富山県立大学と金沢大学でも行っているようですが、おっしゃるようになかなか研究が前に進んでいないのが現状ですけれども、まだまだこれから新型コロナウイルス感染症がどんな展開になるか分かりませんし、また秋に備え研究がぜひ市民の安全につながるように御協力いただきながら、取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 232: ◯小沢(宏)委員長 以上で、上下水道局の所管事項について調査を終了いたします。  上下水道局の方々にはお引取りをお願いいたします。御苦労さまでした。  次に、当委員会の閉会中の審査申出事項については、お手元に配付しました内容でよろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 233: ◯小沢(宏)委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  御協議願う事項は以上でございます。  最後になりますが、私から1点報告させていただきます。  6月定例会におきまして、正副委員長に御一任いただきました行政視察の件でございますが、7月31日に開かれました正副委員長会議の際、甲府市議会として足並みをそろえるため、その実施の可否について正副議長に一任したところ「これまでと同様な公共交通機関を利用する県外への行政視察については、今年度、見合せとする。ただし、県内において日帰りでの行政視察については可能とする。なお、オンラインによる行政視察については、庁舎内の整備が整い次第、可能とする。」との回答がございました。  当委員会としても、これに従った対応とし、例年10月に実施しております県外視察につきましては中止とさせていただきます。  なお、県内視察やオンライン視察につきまして、今後、正副委員長で検討してまいりますので、御了承願います。  それでは、以上をもちまして環境水道委員会を散会いたします。                午後 1時56分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...